JPH0892597A - 粉末漂白剤組成物 - Google Patents
粉末漂白剤組成物Info
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- JPH0892597A JPH0892597A JP22797494A JP22797494A JPH0892597A JP H0892597 A JPH0892597 A JP H0892597A JP 22797494 A JP22797494 A JP 22797494A JP 22797494 A JP22797494 A JP 22797494A JP H0892597 A JPH0892597 A JP H0892597A
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Abstract
漂白剤前駆体、(b) 一般式(II)で表わされるベタイン
及び/又は一般式(III)で表わされるアミンオキシド及
び(c) 過炭酸ナトリウムをそれぞれ特定割合で含有する
粉末漂白剤組成物。 【化1】 〔式中、 R1:置換基もしくは連絡基を有していてもよい炭素数5
〜21のアルキル基等 X :−SO3M又は−COOMを示す。〕 【化2】 〔式中、 R2,R3,R4:少なくとも一つは連結基を有していてもよ
い炭素数6〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、
その他の基は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシ
アルキル基を示す。 R5:ヒドロキシル基で置換していてもよい、炭素数1〜
6のアルキレン基を示す。 Y- :-SO3 - 又は-COO- を示す。〕 【化3】 〔式中、R2,R3,R4:前記の意味を示す。〕 【効果】 食品汚れ等の親油性汚れに対して極めて優れ
た漂白力を示す。
Description
(peroxo)酸漂白剤前駆体と無機過酸化物を含有する粉
末漂白剤組成物に関するものであり、特に親油性汚れに
高い漂白力を有する粉末漂白剤組成物を提供する。
は塩素系漂白剤と酸素系漂白剤に分けられるが、塩素系
漂白剤は使用できる繊維に制限があり、色、柄物には使
用できず、また独特な臭いを有していることから、これ
らの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及してい
る。この酸素系漂白剤のうち、過炭酸ナトリウム、過硼
酸ナトリウムが粉末漂白剤として使用されており、また
過酸化水素は液体漂白剤として使用されている。
系漂白剤に比べて漂白力が弱く、各種ペルオキソ酸漂白
剤前駆体が併用されている。これらペルオキソ酸漂白剤
前駆体としては、例えばグルコースペンタアセテートな
どに代表されるO−アセチル化物、テトラアセチルエチ
レンジアミンに代表されるN−アシル化物、無水マレイ
ン酸に代表される酸無水物などが挙げられる。これらの
ペルオキソ酸漂白剤前駆体は洗浄浴中で過酢酸を生成さ
せることにより漂白力を高めるものである。しかしなが
ら過酢酸は親水性であることから紅茶、ワインなどの親
水性の汚れには高い漂白力を有するが、皮脂汚れ、油汚
れなどの親油性汚れには効果が低いという欠点がある。
駆体として本発明者らは特開昭63−233969号公報、特開
昭63−31566 号公報、特開昭64−68347 号公報、特開平
1−190654号公報として開示した様に、過酸化水素と反
応して、第4級アンモニウム基を有する有機過酸を生成
する化合物がペルオキソ酸漂白剤前駆体として優れてい
ることを見出した。また親油基を分子内に導入した陰イ
オン基を有するペルオキソ酸漂白剤前駆体の例が特公昭
63−12520 号公報に開示されている。しかしながら、こ
れらのペルオキソ酸漂白剤前駆体は親油性汚れにある程
度の効果を示すが未だ満足のできるものではない。
キル基またはアルケニル基をペルオキソ酸漂白剤前駆体
に導入することは効果的である。しかしながらその様な
ペルオキソ酸漂白剤前駆体はそれ自身界面活性剤として
の性質を有することから、水溶液中でそのもの自身のミ
セルを形成するかあるいは他の活性剤と混合ミセルを形
成し、このため過酸化水素との反応が阻害され有機過酸
が生成しないという問題が生じる。
親油性汚れに高い漂白力を有する有機過酸を水溶液中で
も効率良く生成することができる粉末漂白洗浄剤組成物
を提供することである。
を解決するために鋭意検討した結果、特定のペルオキソ
酸漂白剤前駆体と、ベタイン型界面活性剤又はアミンオ
キサイド型界面活性剤を組み合わせて粉末漂白剤組成物
を得ることにより、上記目的を達成し得ることを見出し
本発明を完成するに至った。
び (c)成分を含有することを特徴とする粉末漂白剤組成
物。
オキソ酸漂白剤前駆体 0.1〜20重量%
は-COO-、-OCO-、-NHCO-、-CONH-、-O- から選択される
連絡基を有していてもよい、直鎖もしくは分岐鎖の炭素
数5〜21のアルキル基もしくはアルケニル基を示すか、
又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数5〜21のアルキル基で
置換していてもよいアリール基を示す。ここで Mは無機
性又は有機性の陽イオンを示す。
前記の意味を示す。〕 (b) 成分:一般式(II)で表わされるベタイン及び/又
は一般式(III)で表わされるアミンオキシド 0.01〜10
重量%
テル結合、アミド結合又はエーテル結合で中断されてい
てもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数6〜22のアルキル基
又はアルケニル基を示し、その他の基は炭素数1〜3の
アルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。
い、炭素数1〜6のアルキレン基を示す。
酸漂白剤前駆体として、前記一般式(I)で表わされる
化合物が使用される。具体的には例えば次の化合物が例
示される。尚、一般式(I)において、 Mは無機性又は
有機性の陽イオンを示すが、例えばアルカリ金属イオン
(Na+ 、 K+ 等)、アンモニウムイオン、又は炭素数1
〜18のアルキル基を有する第4級アンモニウムイオン等
が例示される。
して前記一般式(II)で表わされるベタイン及び/又は
前記一般式(III)で表わされるアミンオキシドが使用さ
れる。ベタイン(II)とアミンオキシド(III)の混合比
率は重量比にて 100/0〜0/100 である。ここでベタ
イン(II)を例示すれば次の通りである。
のとおりである。
れるベタインが好ましく、ベタイン(II)においてR2が
直鎖又は分岐鎖の炭素数6〜22のアルキル基であり、R3
とR4が共にメチル基であり、 Y- が-SO3 - であるベタイ
ンがさらに好ましい。
末」なる概念は、「粒状」の場合をも含む。平均粒径で
言えば 100〜300 μm 、好ましくは 350〜1000μm の程
度のものが使用される。
しくは1〜10重量%使用される。(a) 成分の配合量が、
20重量%を超える場合、 0.1〜20重量%配合する場合と
比較して、漂白性能が格段向上するわけではなく、経済
的観点より不利であり、一方(a) 成分の配合量が 0.1重
量%未満の場合、本発明が所望する水準の漂白性能が得
られない。
%、好ましくは 0.1〜5重量%であり、0.01〜10重量%
以外の範囲では、本発明が所望する水準の漂白性能が得
られない。
%、好ましくは10〜80重量%であり、1〜95重量%以外
の範囲では、本発明が所望する水準の漂白性能が得られ
ない。
及び (c)成分を必須成分として含有する。 (b)成分を使
用すれば、極めて良好な漂白性能が得られる。この理由
については必ずしも明確ではないが次のように推測され
る。
成するので (a)成分の分子同士が密に接近した状態とな
り、その為、次の反応が起き易いと考えられる。
消費され、過酸化ジアシルが生成する。この場合におい
て、 (b)成分が存在する場合、 (a)成分を構成する分子
と (b)成分を構成する分子とが電気的な相互作用によ
り、複合体を成形することによって (a)成分の分子同士
の接近を防げ、結果として、上記の反応を抑制する為、
ペルオキソ酸が繊維に対し漂白剤として作用し、良好な
漂白性能が得られるものと推測される。
及び (c)成分は例えば次に例示されるいずれの形態でも
使用し得る。 (イ) (a)成分の粉末、 (b)成分の粉末及び (c)成分の
粉末の混合物 (ロ) (a)成分の造粒物、 (b)成分の造粒物及び (c)成
分の造粒物の混合物 (ハ) (a)成分と (b)成分の混合物の造粒物及び (c)成
分の造粒物の混合物 (ニ) (a)成分の造粒物、及び (b)成分と (c)成分の混
合物の造粒物の混合物 この場合において (a)成分の造粒物、 (b)成分の造粒
物、 (c)成分の造粒物又は (a)成分と (b)成分の混合物
の造粒物を得る場合、水溶性有機バインダーが使用され
る。ここで使用される水溶性有機バインダーとしては、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
非イオン界面活性剤等が挙げられる。ポリエチレングリ
コールは分子量が 400〜20000 好ましくは 600〜10000
の範囲のものが適している。非イオン界面活性剤とてし
は、ポリオキシエチレン(酸化エチレン付加モル数3〜
300) アルキル (C8〜C22)エーテル、ポリオキシエチレ
ン(酸化エチレン付加モル数10〜300)アルキル (C8〜C
14)フェノールエーテル、またはプルロニック、テトロ
ニック(アデカ(株)製)の商品名で市販されている非
イオン界面活性剤、炭素数8〜20の脂肪酸グリセライト
等が挙げられる。これらの水溶性有機バインダーの中
で、融点20〜80℃のポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール及び非イオン界面活性剤がより好まし
い。これらは、20℃未満の温度では融解せず、20℃以上
の温度で粘着性または皮膜形成性を有する。造粒時の品
温は、ペルオキソ酸前駆体の熱分解の点から80℃を超え
ると好ましくないため、水溶性有機バインダーは融点が
20〜80℃の物質が好ましく、より好ましくは30〜70℃の
融点を有する物質が使用される。
にて、〔水溶性有機バインダー〕/〔[(a)成分、 (b)成
分もしくは (c)成分] 又は[(a)成分と (b)成分の合計]
〕が、好ましくは 0.005〜0.2 、より好ましくは0.05
〜0.1 である。
ては、得られた造粒物が溶液中で崩壊または溶解し易い
造粒法により造粒する。造粒法としては、流動造粒法、
転動造粒法、攪拌転動造粒法、押し出し造粒法等が用い
られる。尚、転動造粒法においてはペルオキソ酸漂白剤
前駆体と相互作用を起こさない適当な該粒子を用いるこ
ともできる。該粒子としては、芒硝が最も優れている。
オン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び陽イオン界面
活性剤からなる群より選ばれる界面活性剤を添加しても
よい。これらの例としては、アルキルベンゼンスルホン
酸塩類、アルキルまたはアルケニルエーテル硫酸塩類、
アルキルまたはアルケニル硫酸塩類、オレフィンスルホ
ン酸塩類、アルキルまたはアルケニルエーテルカルボン
酸塩類、α−スルホ脂肪酸塩類、またはα−スルホ脂肪
酸エステル類などの陰イオン界面活性剤、ポリオキシエ
チレンまたはポリオキシプロピレンあるいはこれらのコ
ポリマー、ポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニ
ルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル類、高級脂肪酸アルカノールアミド類、またはそ
のアルキレンオキシド付加物、蔗糖脂肪酸エステル類、
アルキルグルコシド類などの非イオン界面活性剤、ある
いは第4級アンモニウム塩類などの陽イオン界面活性剤
等があげられる。
ベンゼンスルホン酸塩類、炭素数10〜20のアルキルまた
はアルケニル硫酸塩類、炭素数10〜20のアルキルまたは
アルケニルエーテル硫酸塩類、炭素数10〜20でオキシエ
チレン付加モル数4〜30のポリオキシエチレンアルキル
またはアルケニルエーテル類が好ましい。
量%、好ましくは0〜5重量%が良い。配合量が10重量
%を超えると (b)成分の効果を阻害することになる。
イオン封鎖剤を配合することができる。金属イオン封鎖
剤としては、 1) フィチン酸等のリン酸系化合物またはアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアル
カノールアミン塩 2) エタン−1,1 −ジホスホン酸、エタン−1,1,2−ト
リホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1 −ジホスホ
ン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミ
ンテトラメチレンホスホン酸ジエチレントリアミンペン
タメチレンホスホン酸などのホスホン酸、またはこれら
のアルカリ金属塩アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
もしくはアルカノールアミン塩 3) アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、アコニット
酸、メタクリル酸、フマル酸、2−ヒドロキシアクリル
酸、シトラコン酸等のポリマー、あるいは2種以上のコ
ポリマーであり、平均分子量が 500〜100000でこれらの
カルボキシル基の一部または全てがアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩アンモニウム塩、アルカノールアミン
塩になっても良いポリカルボン酸 4) 2−ホスホノブタン−1,2 −ジカルボン酸、1−ホ
スホノブタン−2,3,4 −トリカルボン酸、α−メチルホ
スホノコハク酸などのホスホノカルボン酸、またはこれ
らのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウ
ム塩もしくはアルカノールアミン塩 5) アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミ
ノ酸、またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩 6) ニトリロ三酢酸、イミノジ酢酸、エチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエー
テルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、
トリエチレンテトラミン六酢酸、ジェンコール酸などの
アミノポリ酢酸、またはこれらのアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノール
アミン塩 7) コハク酸、ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カ
ルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石
酸、シュウ酸、リンゴ酸、グルコン酸、カルボキシメチ
ルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等の有機酸または
これらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩もしくはアルカノールアミン塩 8) ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸塩のアル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もし
くはアルカノールアミン塩 などが挙げられる。
選ばれる少なくとも1種が好ましい。この様な金属イオ
ン封鎖剤の量は漂白剤組成物に対し0〜30重量%、好ま
しくは 0.1〜20重量%が望ましい。 (d)成分及び (e)成
分の添加法としては種々考えられる。これらを組成物中
にそのまま添加することもできるし、又これらが液状の
場合は (a)成分、 (b)成分及び (c)成分と混合し造粒物
として配合することも可能である。しかし、いかなる場
合も組成物の粉末物性を損なうことがあってはならな
い。
に添加される公知の成分を添加することもできる。例え
ば炭酸ナトリウムなどのアルカリ剤、漂白繊維に対する
漂白効果を増すために蛍光増白剤としてチノパールCB
C、チノパールSWN(チバ・ガイギー社製)、カラー
インデックス蛍光増白剤28、48、61、71のような蛍光増
白剤や、漂白性能を向上させるために従来公知の酵素
(セルラーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ)
を必要に応じて配合することもできる。
料、シリコーン類、殺菌剤、紫外線吸収剤などの種々の
微量添加物を適量配合することができる。
た漂白力を有する漂白剤組成物を提供することができ
る。
はこれらの実施例に限定されるものではない。
(b)成分として下記(b−1)〜(b−3)を使用し、
(d)成分として下記(d−1)〜(d−2)を使用し、
(e)成分として表1に示す金属封鎖剤を使用し、表1に
示す粉末漂白剤組成物を調製した。又比較例において
(a)成分以外のペルオキソ酸前駆体(h−1)〜(h−
2)も使用した。
組成物は全て以下の方法で調製した。ペルオキソ酸前駆
体( (a)成分又は (h)成分)、 (b)成分、 (d)成分、及
び (e)成分(コハク酸又はクエン酸)を表1に示す割合
で使用し、下記の方法にてペルオキソ酸前駆体造粒物を
調製し、これと表1に示す割合の過炭酸ナトリウム、E
DTA、炭酸ナトリウム、プロテアーゼを混合して漂白
剤組成物を調製した。
オキソ酸前駆体( (a)成分又は (h)成分)、 (b)成分、
(d)成分、及び (e)成分(コハク酸又はクエン酸)を表
1に示す割合で混合機(深江工業(株)製:ハイスピー
ドミキサーFS−GC−10型)に仕込み、ジャケット温度を
80℃、主軸回転数を200rpm、粉砕羽根の回転数を 1500r
pmとして混合、昇温し、粉体の温度が70℃になった時点
で混合物を抜き出した。
(不二パウダル(株)製:ペレッターダブル EXD−100
型)によって、孔径 800μm のスクリーンを通して押し
出し圧密形成を行った。
ウダル(株)製:バイブロ・フロードライアー VDF−60
00型)にて冷却した後、整粒機(不二パウダル(株)
製:ナイフカッターFL−200 型)にて粉砕した。得られ
た解砕物を分級機(徳寿製作所(株):寿円形振動ふる
い)により分級し、粒子径 350〜1200μm のものを使用
した。このようにペルオキソ酸前駆体造粒物を調製し
た。
ペルオキソ酸生成率を下記の方法にて測定した。その結
果を表1 に示した。
漂白剤組成物を10g添加し、下記の様に調製した親油性
汚れの代表であるカレー汚染布を5枚ずつ15分間浸漬し
た。その後水道水で濯ぎ、乾燥させて次式によって漂白
率を算出した。
P で 460nmフィルターを使用して測定した。
「ボンカレー」を80℃/30分加熱後ザルでろ過し、固形
分を除去した液に木綿金布#2003 を浸し、15分間加熱し
た。そのまま2時間ほど放置後、液より布を取り出し余
分な液を取り除いて自然乾燥した。プレス後10cm×10cm
の試験片として実験に供した。
く溶解し、10分攪拌した後、 0.3%カタラーゼ溶液10ml
加え、1分間攪拌する。この溶液に10%ヨウ化カリウム
溶液10mlと20%硫酸溶液20mlを添加し0.01N チオ硫酸ナ
トリウム溶液で滴定を行い、下式によってペルオキソ酸
生成率を算出した。
い程、高い漂白性能を得る為に好ましい。また、表中、
比較例1及び比較例6は、ペルオキソ酸前駆体h−1
(テトラアセチルエチレンジアミン)は過酢酸が2分子
遊離するので、前記過酸生成率計算式の値に1/2を掛
けた。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記 (a)成分、 (b)成分及び (c)成分を
含有することを特徴とする粉末漂白剤組成物。 (a) 成分:一般式(I)で表わされるペルオキソ酸漂白
剤前駆体 0.1〜20重量% 【化1】 〔式中、 R1:-SO3M 、-OH 、-COOM から選択される置換基もしく
は-COO-、-OCO-、-NHCO-、-CONH-、-O- から選択される
連絡基を有していてもよい、直鎖もしくは分岐鎖の炭素
数5〜21のアルキル基もしくはアルケニル基を示すか、
又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数5〜21のアルキル基で
置換していてもよいアリール基を示す。ここで Mは無機
性又は有機性の陽イオンを示す。 X :−SO3M又は−COOMを示す。ここで Mは前記の意味を
示す。〕 (b) 成分:一般式(II)で表わされるベタイン及び/又
は一般式(III)で表わされるアミンオキシド 0.01〜10
重量% 【化2】 〔式中、 R2,R3,R4:R2,R3,R4のうち少なくとも一つは、エス
テル結合、アミド結合又はエーテル結合で中断されてい
てもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数6〜22のアルキル基
又はアルケニル基を示し、その他の基は炭素数1〜3の
アルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R5:ヒドロキシル基で置換していてもよい、炭素数1〜
6のアルキレン基を示す。 Y- :-SO3 - 又は-COO- を示す。〕 【化3】 〔式中、 R2,R3,R4:前記の意味を示す。〕 (c) 成分:過炭酸ナトリウム1〜95重量% - 【請求項2】 一般式(II)で表わされるベタインにお
いてR2が直鎖又は分岐鎖の炭素数6〜22のアルキル基で
あり、R3とR4が共にメチル基であり、 Y- が-SO3 - であ
る請求項1記載の粉末漂白剤組成物。 - 【請求項3】 一般式(I)で表わされるペルオキソ酸
漂白剤前駆体においてR1が直鎖又は分岐鎖の炭素数9〜
19のアルキル基又はアルケニル基であり、Xが -SO3M
〔但し、M は前記の意味を示す。〕である化合物であ
る、請求項1又は2記載の粉末漂白剤組成物。 - 【請求項4】 さらに (d)成分として、陰イオン界面活
性剤、非イオン界面活性剤及び陽イオン界面活性剤から
なる群より選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を含有
する請求項1〜3のいずれかの項記載の粉末漂白剤組成
物。 - 【請求項5】 さらに (e)成分として金属イオン封鎖剤
を含有する請求項1〜4のいずれかの項記載の粉末漂白
剤組成物。
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---|---|---|---|
JP22797494A JP3422854B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 粉末漂白剤組成物 |
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JPH0892597A true JPH0892597A (ja) | 1996-04-09 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0971019A1 (de) * | 1998-05-30 | 2000-01-12 | HENKEL-ECOLAB GmbH & CO. OHG | Verfahren zur Reinigung von Geschirr |
JP2009148683A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Lion Corp | 殺菌・除菌用酸化触媒、および該触媒を含有する殺菌・除菌用酸化触媒粒子 |
JP2009148682A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Lion Corp | 殺菌・除菌用酸化触媒、および該触媒を含有する殺菌・除菌用酸化触媒粒子 |
JP2014139315A (ja) * | 2009-06-30 | 2014-07-31 | Procter & Gamble Co | 香料送達システムを含む漂白組成物 |
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-
1994
- 1994-09-22 JP JP22797494A patent/JP3422854B2/ja not_active Expired - Fee Related
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