JPH089252A - 映像信号切換回路 - Google Patents

映像信号切換回路

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JPH089252A
JPH089252A JP14027594A JP14027594A JPH089252A JP H089252 A JPH089252 A JP H089252A JP 14027594 A JP14027594 A JP 14027594A JP 14027594 A JP14027594 A JP 14027594A JP H089252 A JPH089252 A JP H089252A
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JP
Japan
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video signal
circuit
signal processing
circuits
video
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JP14027594A
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English (en)
Inventor
Hiroki Kinugawa
宏樹 衣川
Masahiko Sasada
昌彦 笹田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数系統の異なる映像信号処理回路に電圧を
供給する回路及び配線を共通にしても、電圧供給配線が
他の信号処理回路上に配線されてもクロストークのない
映像信号切換回路を提供する。 【構成】 複数の入力端子1,2より入力された複数系
統の映像信号をクランプ回路3,4によりクランプし、
このクランプされた各映像信号と基準電圧源をスイッチ
回路13,14により選択して、これを制御回路7,8によ
り制御される映像信号処理回路5,6により信号処理す
るに際し、選択された所望の系統の映像信号のみが、前
記映像信号処理回路に導かれ、その他の映像信号処理回
路には前記基準電圧源が導かれるようにしたことによ
り、複数系統の映像信号間のクロストークを防止するた
めの配線上の制約、配慮を必要とせず、クロストークの
ない映像信号切換回路を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV,VTR等の信号
源より、複数系統の映像信号を伝送し、その信号処理を
行った後、これら複数系統の映像信号から、所望の映像
信号系統を選択するための切り換えを行う映像信号切換
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の映像信号切換回路を示すも
のである。図3において、1,2はそれぞれ別系統の映
像信号の入力端子、3,4は映像信号をクランプするク
ランプ回路、5,6は映像信号処理回路で、後述の信号
処理が行われる。7は映像信号処理回路5,6にバイア
スを与えるバイアス回路、8は映像信号処理回路5,6
に制御電圧を与える制御回路、9は入力端子1或いは入
力端子2から入力される別系統の映像信号を切り換える
スイッチ回路、10は切り換え選別された映像信号の出力
端子である。
【0003】次に、この従来例の動作について説明す
る。まず別系統の映像信号が端子1,2に入力される
と、この各入力信号に対して、以下に述べるように基本
的には同一の信号処理が行われることになる。即ち、ク
ランプ回路3,4でペデスタルクランプ,シンクチップ
クランプなど周知の映像信号クランプが行われて直流成
分が与えられ、この直流成分が与えられた映像信号は映
像信号処理回路5,6に加えられて、例えば、バイアス
回路7よりのバイアス制御電圧に基づくバイアス可変及
び制御回路8よりの利得制御電圧に基づく利得可変等の
信号処理が行われ、スイッチ回路9で切り換えられて、
所望系統の映像信号が出力端子10に出力されるものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、別系統の映像信号間のクロストークの問題が内在
しており、次のような2つの問題点を包含している。
【0005】第1の問題点としては次のようなものがあ
る。即ち、複数の映像信号処理回路5,6は、別系統の
(異なる)映像信号に対して基本的には同じ信号処理をす
るので、各映像信号処理回路5,6に与えるバイアス制
御電圧を作るバイアス回路7及び利得制御電圧等を作る
制御回路8及びこれらのバイアス回路7及び制御回路8
から各映像信号処理回路5,6へ各制御電圧を供給する
ための配線は共用されることが多い。このように、各制
御電圧供給の回路が共用された場合の問題点を図2を用
いて説明する。図2の5,6は前記の映像信号処理回
路、15はバイアス制御電圧等の電圧供給回路であり(図
3のバイアス回路7または制御回路8に相当)、供給電
圧VBと出力インピーダンスrで表される。なお、16は
電圧供給配線である。ここで、 Vina ……映像信号処理回路5の入力信号 Vouta ……映像信号処理回路5の出力信号 Vinb ……映像信号処理回路6の入力信号 Voutb ……映像信号処理回路6の出力信号 A ……映像信号処理回路5,6の入力から出力ま
での利得 B ……Vinbが電圧供給配線16へ伝わる伝達関数 D ……電圧供給配線16からVoutaへ伝わる伝達
関数 R2 ……Vinbが電圧供給配線16へ伝わるときの出
力インピーダンスとし、VinbがVoutaへクロストー
クする場合について考えると(数1)のようになる。
【0006】
【数1】
【0007】この(数1)の右辺の第2項がVinbから
outaへのクロストークである。この第2項を“0”
にすれば、クロストークは“0”となる訳であり、これ
には次の3つの方法が考えられる。
【0008】(1) 電圧供給回路15の出力インピーダンス
rを“0”とする。
【0009】(2) Vinbから電圧供給配線16へ伝わる信
号伝達関数Bを“0”とする。
【0010】(3) 電圧供給配線16からVoutaへ伝わる
信号伝達関数Dを“0”とする。
【0011】まず、(1)については、周知のように出力
インピーダンスを小さくする方法は色々あるが、r=0
とするのは不可能である。また、出力インピーダンスを
小さくする場合には回路に大電流を流すことになり、消
費電流が増加してしまう結果となる。次に(2)について
は、通常回路規模が大きくなり、電圧供給配線16の数が
増加してくると、回路上及び半導体集積回路としてチッ
プ上に回路を構成する場合、容量結合が生じ、B=0と
するには多大な配線上の配慮が必要となる。(3)につい
ては、供給する電圧が制御電圧の場合、Dはある利得を
持つ必要があり、“0”とするのは不可能である。以上
のように、電圧供給回路15が共用された場合、映像信号
処理回路5,6間でクロストークが生じることは避けら
れない。
【0012】第2の問題点としては次のようなものがあ
る。即ち、異なる映像信号を処理する回路数が増え、さ
らにバイアスや制御電圧を供給する数が増加してくる
と、バイアスや制御電圧を与える電圧供給配線が他の映
像信号を処理する回路ブロック上に配線されることにな
る。この場合について図2を用い、前述の記号と次の記
号を用いて説明する。
【0013】C ……Vinbと電圧供給配線16との
結合容量 E ……Vinbと配線間の結合容量が生じるまでの
利得 VinbがVoutaへクロストークする場合について考え
ると(数2)のようになる。
【0014】
【数2】
【0015】(数2)の右辺の第2項がクロストーク分で
あり、この項を“0”にするには、r=0またはC=0
であり、rについては上述した通り“0”にするのは困
難である。信号処理をする映像信号の数が増加したり、
映像信号処理回路の規模が大きくなってくると、電圧供
給配線の数も増え、他の信号を処理する回路の上を電圧
供給配線が通ることを避けることは不可能となってく
る。このため、結合容量Cが必ず発生し、プリント配線
基板のレイアウトでも同様なことが起こる。
【0016】このように従来の構成では、複数系統の異
なる映像信号を処理する映像信号処理回路へ電圧を供給
する回路及び配線を通して、異なる系統の映像信号処理
回路間で信号がクロストークしてしまう問題があった。
【0017】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、系統の異なる映像信号処理回路に制御
電圧を供給する回路及び配線を共通にしても、また、電
圧供給配線が他の信号処理回路上に配線されてもクロス
トークのない映像信号切換回路を提供することを目的と
するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、複数系統の映像信号を入力する複数の
入力端子と、前記入力された各映像信号をクランプする
クランプ回路と、このクランプ回路を通った各映像信号
と基準電圧源を切り換え接続する複数系統のスイッチ回
路と、前記各映像信号を処理する映像信号処理回路と、
前記各系統の映像信号処理回路に共用され、前記映像信
号処理に必要な制御信号を供給する信号制御回路とを具
備し、映像信号系統の選択時、所望の系統に挿入された
前記スイッチ回路のみが、前記クランプ回路を通った映
像信号系統と接続され、その他の系統に挿入された前記
スイッチ回路は前記基準電圧源と接続されるようにした
ものである。
【0019】
【作用】本発明によれば、異なる映像信号が各信号処理
回路に入る前にスイッチ回路を入れ、出力で不用な信号
を入力しないことにより、必要な信号のみが処理される
こととなる。したがって、前述の(数1),(数2)の第2
項は“0”となり、クロストークの生じない映像信号切
換回路を簡単に構成することが可能となる。
【0020】なお、出力で不用な信号系統には、他への
影響の少ない、例えば映像信号の黒レベルの電圧(基準
電圧)を加え、他の系統へのクロストークの影響を更に
軽減している。
【0021】
【実施例】図1は本発明の映像信号切換回路の一実施例
を示すものである。なお、図において、前述の図2、図
3に示したものは同一符号を用いるものとする。この映
像信号切換回路は映像信号入力端子1,2、クランプ回
路3,4、映像信号処理回路5,6、バイアス回路7、
制御回路8、スイッチ回路9,13,14、出力端子10、基
準電圧源11,12より構成されている。前述したように、
1〜10は図3に示した従来の映像信号切換回路と同様に
動作する。即ち、入力端子1より入力された映像信号
は、クランプ回路3でペデスタルクランプ、シンクチッ
プクランプなど周知の映像信号クランプが行われて直流
成分が与えられ、スイッチ回路13を通り、映像信号処理
回路5を通って、例えば、バイアス回路7、制御回路8
よりの制御電圧に基づきバイアス可変及び利得可変等の
信号処理が行われ、スイッチ回路9の一方の入力に加わ
る。入力端子2より入力された映像信号は、同様にクラ
ンプ回路4,スイッチ回路14(オンとなっていれば),映
像信号処理回路6を通って、スイッチ回路9の他方の入
力に加わる。
【0022】次に、これらスイッチ回路9,13,14を切
り換える組合せについて説明する。
【0023】スイッチ回路9が、映像信号処理回路5か
らの信号を出力端子10に出力する場合、スイッチ回路13
は入力端子1から入力された映像信号を映像信号処理回
路5へ伝え、一方のスイッチ回路14は基準電圧源12の電
圧を映像信号処理回路6へ伝える。
【0024】即ち、入力端子2から入力された映像信号
は、映像信号処理回路6には伝わらない。このため、前
述した(数1),(数2)の各式において、クロストーク量
を表していた第2項の入力信号成分がなくなるので、ク
ロストーク量がなくなる。
【0025】なお、この基準電圧源12の電圧としては、
例えば映像信号の黒レベルの電圧 (基準電圧)を加え、
この電圧が他の系統へ多少クロストークしても、その影
響がないようにしてある。
【0026】同様に、出力端子10に入力端子2の信号を
出力する場合は、前述の説明の逆となり、スイッチ回路
14は入力端子2から入力された映像信号を映像信号処理
回路6へ伝え、一方のスイッチ回路13は基準電圧源11の
電圧を映像信号処理回路5へ伝える。即ち、入力端子1
から入力された映像信号は映像信号処理回路5には伝わ
らず、前述した(数1),(数2)の各式において、クロス
トーク量を表していた第2項の入力信号成分がなくな
り、同様にクロストーク量のない切換回路となる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、系統の異なる映像信号を処理
する各映像信号処理回路の前に、各スイッチ回路を付加
することにより、必要な系統の映像信号のみを各映像信
号処理回路へ伝えるため、バイアス電圧もしくは制御電
圧を伝える配線を全系統共通にしても、また実際に半導
体集積回路として構成する場合、配線が他系統の映像信
号処理回路の上を通り、容量結合が発生しても、クロス
トークを発生することがないので、これに対する注意を
する必要がなく、クロストーク量のない映像信号切換回
路を安価に構成することができる。なお、出力で不用な
信号系統には、他への影響の少ない、例えば映像信号の
黒レベルの電圧(基準電圧)を加え、他の系統へのクロス
トークの影響を更に軽減している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号切換回路の一実施例を示す回
路図である。
【図2】従来の映像信号切換回路における2つの映像信
号処理回路間のクロストークの発生を説明するための回
路図である。
【図3】従来の映像信号切換回路の回路図である。
【符号の説明】
1,2…入力端子、 3,4…クランプ回路、 5,6
…映像信号処理回路、7…バイアス回路、 8…制御回
路、 9,13,14…スイッチ回路、 10…出力端子、
11,12…基準電圧源、 15…電圧供給配線、 16…電圧
供給回路、 r…出力インピーダンス、 VB…供給電
圧。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数系統の映像信号を入力する複数の入
    力端子と、前記入力された各映像信号をクランプするク
    ランプ回路と、このクランプ回路を通った各映像信号と
    基準電圧源を切り換え接続する複数系統のスイッチ回路
    と、前記各映像信号を処理する映像信号処理回路と、前
    記各系統の映像信号処理回路に共用され、前記映像信号
    処理に必要な制御信号を供給する信号制御回路とを具備
    し、映像信号系統の選択時、所望の系統に挿入された前
    記スイッチ回路のみが、前記クランプ回路を通った映像
    信号系統と接続され、その他の系統に挿入された前記ス
    イッチ回路は前記基準電圧源と接続されるようにしたこ
    とを特徴とする映像信号切換回路。
JP14027594A 1994-06-22 1994-06-22 映像信号切換回路 Pending JPH089252A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14027594A JPH089252A (ja) 1994-06-22 1994-06-22 映像信号切換回路

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JP14027594A JPH089252A (ja) 1994-06-22 1994-06-22 映像信号切換回路

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JPH089252A true JPH089252A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15264993

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JP14027594A Pending JPH089252A (ja) 1994-06-22 1994-06-22 映像信号切換回路

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JP (1) JPH089252A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100288966B1 (ko) * 1998-06-26 2001-05-02 윤종용 크로스토크제거방법
US6486460B1 (en) 1998-09-11 2002-11-26 Nec Corporation Solid-state image sensing device and method of driving the same

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KR100288966B1 (ko) * 1998-06-26 2001-05-02 윤종용 크로스토크제거방법
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