JPH089226A - カメラの遠隔操作制御装置 - Google Patents

カメラの遠隔操作制御装置

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JPH089226A
JPH089226A JP6158084A JP15808494A JPH089226A JP H089226 A JPH089226 A JP H089226A JP 6158084 A JP6158084 A JP 6158084A JP 15808494 A JP15808494 A JP 15808494A JP H089226 A JPH089226 A JP H089226A
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JP
Japan
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rotary encoder
pulses
pulse
control
camera
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Application number
JP6158084A
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English (en)
Inventor
Tadayoshi Cho
忠義 長
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP6158084A priority Critical patent/JPH089226A/ja
Publication of JPH089226A publication Critical patent/JPH089226A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価な分解能の低いロータリーエンコーダを
用いて、応答性及び操作性が良好でかつ緻密な制御が実
行できるようにする。 【構成】 操作ツマミ10の回転量に応じたパルス信号
を出力するロータリーエンコーダ12を用い、上記パル
ス信号によってフォーカスレンズ、ズームレンズの動作
量を制御するカメラの遠隔操作制御装置で、上記操作ツ
マミ10の操作速度を所定判定時間内の入力パルス数で
検出し、この操作速度が大きくなるのに対応して、ロー
タリーエンコーダ12の出力パルス数を、例えば3段階
の乗数(1,10,20)で増倍させる(2次関数的な
連続的に変化する乗数でもよい)。これによれば、操作
ツマミ10の操作速度に応じて、フォーカス制御等の分
解能に適合した大きな数のパルスが形成され、応答性及
び操作性のよい制御が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラ等のフォ
ーカスレンズ、ズームレンズを遠隔操作する制御装置の
制御内容に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラ等では、雲台にカメラを取
り付けて遠隔操作することが行われており、カメラ本体
が雲台によりパン、チルトへ駆動されると共に、カメラ
のフォーカスレンズ、ズームレンズも焦点合せ、ズーム
調整のために遠隔地から駆動制御される。この種のフォ
ーカス制御、ズーム制御では、操作部にロータリーエン
コーダが用いられており、このロータリーエンコーダか
ら出力されるパルス信号によって、フォーカスレンズ等
の移動量が駆動・制御される。例えば、上記ロータリー
エンコーダの軸に操作ツマミが連結されており、この操
作ツマミの回転量に応じたパルス信号がロータリーエン
コーダから出力され、このパルスの数に対応した移動量
だけフォーカスレンズ等は駆動される。
【0003】図4には、従来の制御装置におけるロータ
リーエンコーダの出力パルス数とフォーカスレンズの移
動量との関係が示されており、例えばロータリーエンコ
ーダの出力が50パルスのとき、フォーカスレンズはd
(mm)だけ移動し、100パルスのとき2dだけ移動す
る。従って、図示のように、ロータリーエンコーダの出
力パルスとフォーカスレンズの移動量は比例した関係と
なり、レンズ駆動制御は直線的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラの遠隔操作制御装置では、操作性及び応答性が十
分ではなく、また操作性及び応答性を向上させるために
は1回転当たりのパルス数が大きいロータリーエンコー
ダを用いなければならず、コスト高となるという問題が
あった。即ち、上記カメラの遠隔操作制御装置におい
て、フォーカスレンズを至近距離端から遠距離(∞)端
まで動かすのに必要な操作ツマミの回転数rは、フォー
カスの至近距離端から遠距離端までの制御信号の分解能
をRf、ロータリーエンコーダの1回転当たりのパルス
数をPrとすると、
【0005】
【数式1】r=Rf/Pr で求めることができる。
【0006】ここで、上記分解能Rfはデジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A変換器の分解能として捉
えることができ、緻密な操作を可能とするために、通常
12bit(=4096)程度の分解能を持つものが用
いられる。これに対し、ロータリーエンコーダの1回転
当たりのパルス数Prは各種のものがあるが、上記の4
096程度の高い分解能に対応するために、従来ではパ
ルス数Prが500パルス又は1000パルスのロータ
リーエンコーダが多く使用されている。そして、この場
合の上記回転数rは、500パルス型の場合で約8回
転、1000パルス型の場合で約4回転となる。
【0007】従って、至近距離から遠距離まで緻密な操
作をする場合、特に500パルス型やそれ以下のロータ
リーエンコーダでは回転数rが8回以上と大きくなって
しまい、応答性、操作性が悪くなる。一方、この応答性
及び操作性を良好にするためには、1000パルス型等
のパルス数Prの高いもの(分解能の高いもの)を用い
ればよいが、パルス数Prが大きい程、値段が高く、コ
スト高となる。もちろん、上記分解能Rfを下げれば応
答性を良好にすることはできるが、フォーカスの緻密な
操作ができないという不都合がある。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、安価な分解能の低いロータリーエ
ンコーダを用いて、応答性及び操作性が良好でかつ緻密
な制御が可能となるカメラの遠隔操作制御装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、操作部材の操作量に応じたパルス信号を
出力するロータリーエンコーダを用い、このパルス信号
によってカメラ部材の動作量を制御するカメラの遠隔操
作制御装置において、上記操作部材の操作速度を検出
し、この操作速度が大きくなるのに対応して上記ロータ
リーエンコーダから出力された単位時間当たりの信号パ
ルス数を疑似的に増加させるように制御したことを特徴
とする。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、例えばCPUによって所
定時間(単位時間)内におけるロータリーエンコーダか
らの出力パルス数がカウントされて、操作部材の操作速
度が判定・検出される。そして、例えば操作速度が所定
の速度よりも高くなった場合は、その速度に対応した異
なる乗数がロータリーエンコーダの出力パルス数に乗算
され、この乗算パルス数に基づいてフォーカスレンズ等
を駆動する制御信号が形成される。従って、操作部材の
操作速度に応じて、フォーカス制御等の分解能に適合し
た大きな数のパルスが形成されることになり、応答性及
び操作性のよい制御が行われる。なお、上記乗算におい
ては、段階的に所定の乗数を用いてもよいし、2次関数
により連続的に変化する乗数を用いてもよい。
【0011】
【実施例】図1には、実施例に係るカメラの遠隔操作制
御装置の構成が示されており、図示の操作ツマミ10を
有するロータリーエンコーダ12は操作部のフォーカス
操作、ズーム操作用として別個に配置される。このロー
タリーエンコーダ12は、実施例では1回転で100パ
ルスを出力する100パルス型(100パルス/回転)
で、最大応答周波数が500Hzのものを使用してい
る。このロータリーエンコーダ12には、統轄的な制御
をするCPU(中央処理装置)14が接続されており、
このCPU14によって上記ロータリーエンコーダ12
の操作速度が判定検出される。即ち、実施例では、50
msec毎にロータリーエンコーダ12からの入力パル
スを計数しているため、最大応答周波数500Hzの上
記ロータリーエンコーダ12から出力されるパルスは、
50msecを判定単位とすると、1個から最大25個
[(500/(1000/50)]、計数できることに
なる。従って、判定時間毎にカウントされるパルス数
で、ロータリーエンコーダ12の操作速度を検出するよ
うになっている。
【0012】上記CPU14には、12ビットのD/A
変換器16が接続され、このD/A変換器16にアンプ
18を介してテレビカメラ20が接続されており、CP
U14からの制御信号に基づいてこのテレビカメラ20
のフォーカスレンズ、ズームレンズが遠隔地から駆動さ
れる。また、この駆動の制御信号の分解能は実質的に上
記D/A変換器16によって決定されることになり、実
施例では12ビットのものを使用しているため、最大4
096の区切りでフォーカス制御であれば至近距離端か
ら遠距離(∞)端までの領域を制御することになる。
【0013】図2には、上記CPU14で形成されるパ
ルス数とフォーカスレンズの移動量の関係が示されてい
る。このCPU14では、上記ロータリーエンコーダ1
2の出力パルスを上記操作速度に対応させて増倍してお
り、実施例では単位時間(50msec)当りに1〜9
のパルス数が計数された場合は同数のパルス信号、10
〜14のパルス数が計数された場合はその数を10倍し
たパルス信号、15以上のパルス数が計数された場合は
その数を20倍したパルス信号を出力する。そして、こ
のパルス信号から制御データが形成され、この制御デー
タ信号によってフォーカスレンズが駆動されることにな
る。
【0014】図3には、上記CPU14の制御動作が示
されており、次にこの図を参照しながら実施例の作用を
説明する。図1のロータリーエンコーダ12では、例え
ばフォーカス操作のために操作ツマミ10が回転操作さ
れるが、この操作ツマミ10の回転量に応じたパルスが
CPU14へ供給される。このCPU14では、図3に
示されるように、ステップ101で現在のパルスカウン
トをクリアした後に、ステップ102で50msecの
タイマがスタートする。次のステップ103では、ロー
タリーエンコーダ12からパルス入力があるか否かが判
定され、Y(YES )のときはステップ104へ移行し、
ここでロータリーエンコーダ12の回転方向が正転であ
るか否かが判定される。即ち、ロータリーエンコーダ1
2からは2方向のパルス信号が出力されており、これら
のパルス信号から回転方向が検出される。そして、正転
であるとき(Y)はステップ105にて正転カウントが
インクリメントされ、逆転であるとき[N(NO)]はス
テップ106にて逆転カウントがインクリメントされ
る。
【0015】次に、ステップ107では、ステップ10
2でスタートした50msecのタイマが終了したか否
かが判定されており、Yのときはステップ108にてカ
ウント数が10よりも小さい(パルス数<10)か否か
が判定される。ここで、カウント数が9以下であるとき
は、操作ツマミ10がゆっくり操作された場合であり、
ステップ109へ移行して、そのままのパルス数により
制御データを生成する(ステップ113)。一方、カウ
ント数が10以上であるときはステップ110へ移行
し、ここで更にカウント数が15よりも小さい(パルス
数<15)か否かが判定される。ここで、Yのときはカ
ウント数が10から14の間にあるとき、即ち操作ツマ
ミ10がやや速く操作された場合であり、このときはス
テップ111にてパルス数が10倍される。Nのとき
は、カウント数が15以上のとき、即ち即ち操作ツマミ
10が最も速く操作された場合であり、このときはステ
ップ112にてパルス数が20倍され、その後にステッ
プ113へ移行する。
【0016】そして、このステップ113ではそれぞれ
算出されたパルス数に基づき、このパルス数に対応した
制御データが生成される。即ち、算出されたパルス数を
偏差量として現在のフォーカス制御データF(0≦F≦
4095)に対して加減算が行われ、この値が制御デー
タとなる。この制御データ信号は、D/A変換器16へ
出力され(ステップ114)、この信号によってフォー
カスレンズの移動量が制御される。この結果、図2に示
されるように、実施例によれば、単位時間当りのパルス
数で判定された操作速度、即ち3段階の速度に応じ、異
なる比率の移動量でフォーカスレンズが駆動されること
になる。従って、ロータリーエンコーダ12が100パ
ルス型のように分解能が低いものであっても、操作速度
に応じて大きなパルス数を形成することができ、フォー
カス制御の操作において良好な応答性及び操作性を得る
ことが可能となる。
【0017】上記実施例では、3段階の速度に応じて異
なる制御比率となるようにしたが、図2に示される2次
曲線Bに基づいて上記増倍の乗数を選定し、制御比率を
連続的に変化させるようにすることもできる。また、上
記実施例ではフォーカスレンズについて説明したが、ズ
ームレンズにおいても同様の制御を行うことが可能であ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロータリーエンコーダにおける操作部材の操作速度を検
出し、この操作速度が大きくなるのに対応してロータリ
ーエンコーダから出力された単位時間当たりのパルス数
を増加させるように制御したので、分解能の低いロータ
リーエンコーダを用いた場合であっても、フォーカス駆
動、ズーム駆動における制御信号の分解能に対応したパ
ルス数を形成することができ、応答性及び操作性のよい
緻密なカメラ動作を実現することが可能となる。しか
も、安価なロータリーエンコーダを用いることができる
ので、コストの低減を図ることができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカメラの遠隔操作制御装
置の構成を示す図である。
【図2】実施例におけるロータリーエンコーダの出力パ
ルス数とフォーカスレンズの移動量との関係を示す図で
ある。
【図3】実施例のCPUの動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】従来におけるロータリーエンコーダの出力パル
ス数とフォーカスレンズの移動量との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 … 操作ツマミ、 12 … ロータリーエンコーダ、 14 … CPU、 16 … D/A変換器、 20 … テレビカメラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部材の操作量に応じたパルス信号を
    出力するロータリーエンコーダを用い、このパルス信号
    によってカメラ部材の動作量を制御するカメラの遠隔操
    作制御装置において、上記操作部材の操作速度を検出
    し、この操作速度が大きくなるのに対応して上記ロータ
    リーエンコーダから出力された単位時間当たりの信号パ
    ルス数を疑似的に増加させるように制御したことを特徴
    とするカメラの遠隔操作制御装置。
JP6158084A 1994-06-15 1994-06-15 カメラの遠隔操作制御装置 Pending JPH089226A (ja)

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JP6158084A JPH089226A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 カメラの遠隔操作制御装置

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JPH089226A true JPH089226A (ja) 1996-01-12

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JP (1) JPH089226A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10449249B2 (en) 2009-12-11 2019-10-22 Nutrileads B.V. Polysaccharide suitable to modulate immune response

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10449249B2 (en) 2009-12-11 2019-10-22 Nutrileads B.V. Polysaccharide suitable to modulate immune response

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