JPH08921Y2 - 小児用ベッド - Google Patents

小児用ベッド

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JPH08921Y2
JPH08921Y2 JP1992031136U JP3113692U JPH08921Y2 JP H08921 Y2 JPH08921 Y2 JP H08921Y2 JP 1992031136 U JP1992031136 U JP 1992031136U JP 3113692 U JP3113692 U JP 3113692U JP H08921 Y2 JPH08921 Y2 JP H08921Y2
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JP
Japan
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elevating
peripheral frame
frame
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JP1992031136U
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JPH0580353U (ja
Inventor
利生 鈴木
Original Assignee
マスセット株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は幼稚園等で使用され、
小児の出し入れを容易にするための昇降周枠を有する小
児用ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より図8で示すような小児用ベッド
が知られている。これは寝台部1の上方を取り囲む固定
周枠2と昇降周枠3とを有し、支柱4に沿って取り付け
られた案内軸5に案内されて昇降周枠3が昇降するもの
である。この従来例の案内軸5は支柱4の下方より支柱
4に沿ってストレートに立ち上がり、途中から上方へ行
くに従い外方へ拡がっていき、頂部で下方へ折り曲げら
れるとともに上端部8を支柱4へ直交して取り付けられ
たものであり、また昇降周枠3の両端上下へリング6、
6、7、7が取り付けられ、しかも上方の各リング6は
回動自在に設けられたものである。
【0003】よって昇降周枠3を持ち上げれば、各リン
グ6、7が案内軸5に案内されて上昇し、しかも上方の
リング6、6は案内軸5の傾斜形状、折り曲げ形状に伴
って向きを変えながら上昇し、最後に案内軸5の上端部
8へ引っかかって停止するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来例の案内軸5はそ
の上方において支柱4から大きく離間して外方へ突出す
るため、支柱との隙間へ手を挟んだり、衣服の一部(例
えばエプロンの紐等)をからませたりする事故が生じて
おり、また案内軸5の前記突出部分へ衝突するおそれが
あり、危険である。さらに幼稚園等で多数のベッドを並
ベて設置する場合、前記案内軸5の突出部分のためにベ
ッドを接近させることができず、広いスペースを必要と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、寝台部を取
り囲む固定周枠と昇降周枠とを有し、支柱に沿って取り
付けられた案内軸に案内されて前記昇降周枠が昇降する
小児用ベッドにおいて、前記案内軸が前記支柱と平行に
近接され、前記案内軸に外挿して昇降する被案内部材が
前記昇降周梓の両端に取り付けられ、前記昇降周枠の水
平下枠がパイプで形成され、水平下枠の各端部へ挿通孔
を有する埋込栓が埋設され、前記水平下枠へ下向開口路
が形成され、前記水平下枠へ下向きのボックスが固定さ
れて前記下向開口路が塞がれ、前記ボックスへ左右1対
の細長案内孔が接近して形成され、また前記水平下枠の
両端よりそれぞれ出没自在に設けられた左右1対のピン
がそれぞれ1本の軸を折り曲げられてなる水平部と垂下
部と外向きに突出された操作部とを有し、各垂下部が前
記下向開口路を経て前記水平下枠の下方より突出され、
各操作部が前記細長案内孔より前記ボックスの外部へ突
出され、さらに一端が前記水平下枠の一部へ係止され、
しかも他端が垂下部へ係止された引張コイルばねにより
前記各水平部の外向端が前記昇降周枠の上昇時に前記埋
込栓の挿通孔より前記案内軸の孔へ挿入されるとともに
前記各操作部が前記細長案内孔の外向端へ係止されるこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】昇降周枠が上昇して寝台部を取り囲んでいる状
態において、各ピンの操作部をばね圧に抗して移動すれ
ば、各ピンが案内軸の孔より外れる。ここに昇降周枠を
押し下げれば、被案内部材が案内軸に案内され、昇降周
枠は下降する。なお前記下降の際に操作部から手を離す
ことにより、各ピンはばね圧により突出方向へ付勢する
が、ピンの突出端は案内軸に当接しつつ昇降周枠ととも
に下降する。
【0007】また逆に昇降周枠を持ち上げれば、各ピン
が案内軸の孔と出会い、各ピンはばね圧により自動的に
前記孔へ挿入され、昇降周枠は寝台部を取り囲むもので
ある。
【0008】
【実施例】図3で示すように1対のコ字状鉄パイプをも
ってそれぞれ支柱4、4および水平上枠9を形成し、支
柱4、4を鉄パイプ製の水平下枠10で連結するととも
に水平上枠9および水平下枠10を鉄パイプ製の縦杆1
1、11、11・・・で連結し、これら支柱4、4の中
間から上方部分、水平上枠9、水平下枠10および縦杆
11、11、11・・・をもって固定周枠2を形成す
る。
【0009】また支柱4、4、4、4へ寝台部1を固着
し、各支柱4の下端へキャスター12を取り付け、各支
柱4へ鉄製の角パイプよりなる案内軸5を近接かつ平行
に固定し、図4で示すように各案内軸5へピン挿入用の
孔13を穿つ。なお孔13の高さ位置は寝台部1の位置
の近傍であり、また本実施例では支柱4と案内軸5との
隙間dが5mmである。図中、符号21は支柱4と案内
軸5とを連結するストッパー、22は案内軸5の上端を
塞ぐ盲ぶた、43は支柱4と案内軸5の上端とを連結す
るスペーサーである。
【0010】図2で示すように鉄製の丸パイプをもって
それぞれ水平上枠14、水平下枠15および縦杆16、
16、16、16・・・を形成し、水平上枠14と水平
下枠15とを縦杆16、16、16、16・・・で連結
し、水平上枠14と水平下枠15の両端を鉄製の細長薄
板17、17で連結して昇降周枠3を形成し、各細長薄
板17に沿って鉄製の角パイプよりなる被案内部材18
を固着し、図4で示すように各被案内部材18の下方
で、かつ水平下枠15端との対向面へピン挿入用の孔1
9を穿つ。なおこの実施例では被案内部材18、18を
昇降周枠3の両端全縁に沿って取り付けたが、各被案内
部材18は図2で示すa範囲、b範囲、c範囲等に分け
て複数個、取り付けるものでも、或いは上方のa範囲の
み取り付けるものであってもよく、少なくとも上方の位
置に取り付けられていればよい。なおこの実施例では昇
降周枠3を前後1対設けるが、1個とし、他の周枠を固
定周枠としてもよい。
【0011】図4で示すように各水平下枠15の各端部
へは挿通孔42を有する埋込栓20を埋設し、各水平下
枠15の中央下側を、図4で示すように正面から見て台
形状で、しかも図7で示すように断面形状が略ハート状
になるように押し曲げ、かつ傾斜部25へ切開口24を
形成して下向開口路23および凹溝34を形成し、前記
切開口24を介して水平下枠15の内部空間26と下向
開口路23、凹溝34を連通し、各水平下枠15の中央
へ鉄製のボックス27を下向きに固着して下向開口路2
3を塞ぎ、ボックス27の正面へ左右1対の細長案内孔
28、28を接近して形成する。
【0012】1本の鉄製の軸を折り曲げて水平部29、
垂下部30、外向きに突出する操作部31を有するピン
32を形成し、このピン32を各水平下枠15につき左
右1対づつ配する。具体的には各水平部29を内部空間
26へ入れるとともに各水平部29の外向端33を埋込
栓20の挿通孔42へ貫通し、垂下部30を傾斜部25
の切開口24より下向開口路23を経て水平下枠15の
下方のボックス27内へ突出する。また各操作部31を
細長案内孔28よりボックス27の外部へ突出し、各操
作部31の先端へ摘み41を固着する。さらに下向開口
路23の両端近傍へおねじ38を螺着するとともに軸端
39を水平部29へ当接し、引張コイルばね40の一端
をおねじ38へ係止するとともに他端を垂下部30へ係
止して常時は各ピン32を外方へ付勢する。
【0013】そして各被案内部材18を各案内軸5へ外
挿し、各ピン32の外向端33を孔19および孔13へ
挿入して各昇降周枠3を寝台部1を囲むべく取り付け
る。このとき各ピン32の操作部31は図4で示すよう
に細長案内孔28の外向端に係止する。
【0014】次に実施例の使用法及び作用を説明する。
今、昇降周枠3が寝台部1を囲んで取り付けられている
状態において、左右の摘み41、41を互いに引き寄せ
る。このとき左右の細長案内孔28、28は接近して設
けられているので、一方の摘み41を親指で、他方の摘
み41を人差し指で引っ掛けて引き寄せればよく、片手
で操作できる。摘み41、41の引き寄せにより、図4
で示すように各ピン32は引張コイルばね40に抗して
2点鎖線位置へ移動し、各操作部31は各細長案内孔2
8の内向端に係り、ピン32の外向端33は孔13、1
9から没する。よって図1の実線から鎖線で示すように
昇降周枠3を下げれば、各被案内部材18が各案内軸5
に案内されて下降し、昇降周枠3はストッパー21上で
停止する。なお昇降周枠3の下降の際、引き寄せた摘み
41、41を手離せば、図4で示すようにピン32は引
張コイルばね40に引張られ、ピン32の外向端33は
案内軸5に弾接しつつ下降する。ここに小児の出し入れ
をする。
【0015】次に昇降周枠3を引き上げれば、各ピン3
2の外向端33が案内軸5に弾接しつつ上昇し、かつ被
案内部材18が案内軸5に案内されつつ上昇し、各ピン
32が孔13へ出会ったとき、つまり昇降周枠3が寝台
部1を囲んだとき、各ピン32がばね圧により自動的に
孔13へ挿入され、昇降周枠3は取り付けられる。
【0016】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、案内軸が支柱
と平行に近接され、案内軸へ被案内部材が外挿されるの
で、支柱との隙間がほとんどなくなり、手を挟んだり、
衣服の一部をからませたり、衝突したりする事故を防ぐ
ことができ、安全であり、しかも複数台のベッドを並設
しても広いスペースを必要としない。また被案内部材が
案内軸に外挿されるとともに昇降周枠の上昇時にピンが
ばね圧により突出して案内軸の孔へ挿入されるので、昇
降周枠は安定性が良く、確実に取り付けられ、しかも昇
降周枠の昇降操作以外はピンの移動操作だけで足り、取
り扱いが極めて容易であり、さらにピンの操作部が、水
平下枠へ下向きに固定されたボックスの細長案内孔より
ボックスの外部へ突出されているので、昇降周枠内へピ
ンの操作部が臨むことがなく、保護枠としての安全効果
が大きく、また構造が簡単で安価に提供することができ
る。
【0017】請求項2の考案によれば、強度が増大する
とともに昇降周枠の上昇時に案内軸との隙間が両端全縁
に渡ってほとんどなくなり、危険防止の効果がさらに大
きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の閉枠状態を示す斜視図であ
る。
【図2】この考案の開枠状態の正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】要部の一部を切欠いた拡大正面図である。
【図5】操作部の拡大底面図である。
【図6】一部の部材を省略したA−A拡大断面図であ
る。
【図7】一部の部材を省略したB−B断面図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 寝台部 2 固定周枠 3 昇降周枠 4 支柱 5 案内軸 13 孔 15 水平下枠 18 被案内部材 20 埋込栓 23 下向開口路 27 ボックス 28 細長案内孔 29 水平部 30 垂下部 31 操作部 32 ピン 40 引張コイルばね 42 挿通孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝台部を取り囲む固定周枠と昇降周枠と
    を有し、支柱に沿って取り付けられた案内軸に案内され
    て前記昇降周枠が昇降する小児用ベッドにおいて、前記
    案内軸が前記支柱と平行に近接され、前記案内軸に外挿
    して昇降する被案内部材が前記昇降周枠の両端に取り付
    けられ、前記昇降周枠の水平下枠がパイプで形成され、
    水平下枠の各端部へ挿通孔を有する埋込栓が埋設され、
    前記水平下枠へ下向開口路が形成され、前記水平下枠へ
    下向きのボックスが固定されて前記下向開口路が塞が
    れ、前記ボックスへ左右1対の細長案内孔が接近して形
    成され、また前記水平下梓の両端よりそれぞれ出没自在
    に設けられた左右1対のピンがそれぞれ1本の軸を折り
    曲げられてなる水平部と垂下部と外向きに突出された操
    作部とを有し、各垂下部が前記下向開口路を経て前記水
    平下枠の下方より突出され、各操作部が前記細長案内孔
    より前記ボックスの外部へ突出され、さらに一端が前記
    水平下枠の一部へ係止され、しかも他端が垂下部へ係止
    された引張コイルばねにより前記各水平部の外向端が前
    記昇降周枠の上昇時に前記埋込栓の挿通孔より前記案内
    軸の孔へ挿入されるとともに前記各操作部が前記細長案
    内孔の外向端へ係止されることを特徴とする小児用ベッ
    ド。
  2. 【請求項2】 各被案内部材が1本のパイプで形成さ
    れ、各被案内部材が昇降周枠の両端全縁に沿って取り付
    けられることを特徴とする請求項1の小児用ベッド。
JP1992031136U 1992-03-27 1992-03-27 小児用ベッド Expired - Lifetime JPH08921Y2 (ja)

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JPH0580353U JPH0580353U (ja) 1993-11-02
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