JPH089205Y2 - 放熱板及び広スペース温化装置 - Google Patents

放熱板及び広スペース温化装置

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JPH089205Y2
JPH089205Y2 JP1991085386U JP8538691U JPH089205Y2 JP H089205 Y2 JPH089205 Y2 JP H089205Y2 JP 1991085386 U JP1991085386 U JP 1991085386U JP 8538691 U JP8538691 U JP 8538691U JP H089205 Y2 JPH089205 Y2 JP H089205Y2
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JP
Japan
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heat
pipes
wide space
warming device
pipe
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JP1991085386U
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JPH0530207U (ja
Inventor
瑞雄 栗山
Original Assignee
有限会社東北水源工業
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱源よりの熱を効率よ
く伝導する放熱板に関する。本考案は主として、積雪・
凍結地での除雪除氷あるいはハウス栽培、路地栽培等の
圃場の温化など、広スペース温化装置として用いられ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の広スペース温化装置としては、例
えば大型建築物、施設のフロアヒーティング装置があっ
た。
【0003】これは、床下に長尺配管をするもので、温
水を循環させる配管を蛇行状に設置しておき、ここに温
水を供給し、温水の熱を配管を通してフロアに供給放出
するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、かかる暖房
装置を例えば積雪地の駐車場、道路、建物の屋根等、除
雪除氷が必要な場所に設置し、除雪除氷を行なおうとす
ると次のような問題があった。
【0005】すなわち、かかる装置は熱源が蛇行状に設
置された配管であるため、配管の直上部分の雪しか溶け
ず、配管と配管との間の雪が畝状に溶けないで残ってし
まうのであった。
【0006】しかも溶けた雪が水となり流れだすとこの
畝で遮られるため、場外等に流出せず畝と畝の間に滞っ
て夜間に凍結する。こうなると、もはや除雪除氷するこ
とが困難となるのであた。
【0007】また、かかる装置をハウス栽培、路地栽培
等の圃場の温化装置に用いると、圃土への熱伝導にバラ
付きを生じ、均一な温化が困難となるため、栽培効果が
思わしくないという欠点があった。
【0008】上記の諸欠点を回避するには、配管を密に
敷設すればよいのであるが、そのようにすると、施行、
管理、運用等の費用が増大し、現実的でない。
【0009】本考案は、上記欠点を解消し、積雪・凍結
地での除雪除氷、あるいはハウス栽培、路地栽培等の圃
場の温化などが効率よくかつ安価に行なわれる放熱板及
びこれを用いた広スペース温化装置を供することを目的
とする。
【0010】
【問題点を解決するための手段】上記目的達成のため、
本考案は、基端部が対向する先端部より長大に形成され
た面状体であって、基端部は適宜に敷設された熱源に連
結され、一方先端部は自由端とされ、面部には適宜に貫
通孔が配設されたことを特徴とする放熱板並びにこの放
熱板が温水を循環させる配管に多数連結されたものであ
って、その連結は配管の敷設方向に沿って両側に交互
に、かつ隣接する配管に対し同ピッチでなされたことを
特徴とする広スペース温化装置及び放熱板が温水を循環
させる配管に多数連結されたものであって、その連結は
配管の敷設方向に沿って片側一方向に、かつ隣接する配
管に対し同ピッチでなされたことを特徴とする広スペー
ス温化装置を供する。
【0011】本考案にかかる放熱板は、上記面状体が略
三角形状乃至略台形状に形成された点点をも特徴とし、
また本考案にかかる広スペース温化装置は、上記配管に
代え電熱線を熱源とした点をも特徴とする。
【0012】
【作用】放熱板は、基端部が対向する先端部より長大に
形成された面状体であるため、先端部の放熱面積が基端
部の放熱面積より小である。このため、基端部から吸収
された熱が先端部に熱伝導する間に失われるロスが方形
のものに比し少なくて済むので、先端部においても効率
よく放熱することができる。
【0013】また放熱板は、コンクリートやアスファル
ト舗装の中あるいは土中などに敷設された熱源に連結さ
れるため、自らもかかる舗装材や土の中に敷設される。
しかしながら、放熱板の面部には適宜に貫通孔が設けら
れているため、この貫通孔があることにより上下の舗装
材や土の結着が損なわれないので、舗装や圃場に機能障
害を与えずに、放熱することができる。
【0014】加えて、基端部は熱源に連結されているも
のの、先端部は自由端とされているため、勾配のある施
工箇所であっても外圧を逃がすので折損せず、放熱効率
を損なうおそれがない。道路や駐車場、あるいは建物の
屋根などにおいては、排水を良好とするため、蒲鉾状に
勾配させたり反りを設けることが多い。この場合、基端
部とともに先端部も連結されていると、コンクリート施
工時などにおいて外圧が加わったとき放熱板が折損して
しまうことがあるのである。また施工上、隣接する放熱
板が重なってしまうことがあるが、かかる場合であって
も、本考案においては一端部が自由端となっているた
め、コンクリート施工時などにおいて外圧が加わって
も、放熱板が折損することがなく、したがって放熱効率
を損なうおそれがない。
【0015】よって、かかる放熱板を熱源に多数連結し
たものからなる広スペース温化装置は、配管と配管の間
のスペースにも熱を効率よく放出する。このため、除雪
除氷用として用いられる場合には、配管と配管との間の
雪をも溶かすので、排水も滞りなく行われ、夜間の凍結
も回避されるのである。またハウス栽培、路地栽培等の
圃場の温化用として用いられる場合には、圃土への熱伝
導が均一に効率よく行なわれるのである。
【0016】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基ずき本考案にか
かる放熱板及び広スペース温化装置を説明する。
【0017】放熱板1は、基端部3が対向する先端部5
より長大に形成された面状体であって、銅その他熱伝導
の良好な物質からなる。上記面状体の面部7には、熱伝
導に支障をきたさないよう、適宜に大きさ及び配置を設
計された貫通孔9が穿設される。放熱板1は、先端部5
の放熱面積が基端部3の放熱面積より小となるよう、略
三角形状乃至略台形状に形成される。基端部3の端縁に
は、熱源となる配管11の外径状に合せて半円状に湾曲
された連結部4が形成され、該配管11に嵌合・連結さ
れる。一方先端部5は自由端とされる。
【0018】配管11は、図3乃至図5に示すような適
宜の形状に蛇行して配設され、この配管11に放熱板1
が多数連結されて広スペース温化装置13が構成され
る。この連結の仕方は任意でよく、例えば、図6に示す
ような配管11の敷設方向に沿って両側に交互に、かつ
隣接する配管11a、11bに対し同ピッチの配設や、
図7に示すような配管の敷設方向に沿って片側一方向
に、かつ隣接する配管11a、11bに対し同ピッチの
配設が、放熱を効率よく行なわせる上で望ましい。な
お、配管11の屈曲部での放熱板1の取付けは、配管面
積、配管と配管との間の間隔等によって適宜に調節して
もよい。
【0019】広スペース温化装置13は、除雪除氷とし
て用いられる場合には、駐車場や道路等のコンクリート
やアスファルトといった舗装材の中に敷設され、またハ
ウス栽培、路地栽培等の圃場の温化装置として用いられ
る場合には圃場の土中に敷設される。
【0020】上記構成を基にその作用を説明する。配管
11内において、温水は矢印の方向に図示しないポンプ
により循環させられている。温水の熱は配管11から基
端部3を経て先端部5に伝導されるが、この熱伝導の際
のロスが先端部5の放熱面積が基端部3の放熱面積より
小であるため少ないので、先端部5においても効率よく
放熱することができる。また、面部7には貫通孔9が適
宜に配設されているため、貫通孔9がない場合に生ずる
おそれがある面状体による舗装材や土の上下の分断が回
避される。舗装材や土の上下の間の結着は、貫通孔9の
存在により損なわれないので、舗装や圃場に機能障害を
与えずに放熱することができる。
【0021】こうしたことに加えて、基端部3は配管1
1に連結されているものの先端部5は自由端とされてい
るため、道路や駐車場、あるいは建物の屋根などにある
勾配箇所であっても外圧を逃がすので、放熱板1が折損
せず、放熱効率を損なうおそれがない。また施工上、隣
接する放熱板1が重なってしまうことがあるが、かかる
場合であっても先端部5が自由端となっているため、コ
ンクリート施工時などにおいて外圧が加わっても、放熱
板1が折損することがなく、したがって、放熱効率を損
なうおそれがない。
【0022】よって、かかる放熱板1を配管11に多数
連結した広スペース温化装置13は、配管11と配管1
1の間のスペースにも熱を効率よく放出する。このた
め、除雪除氷用として用いられる場合には、配管11と
配管11の間の雪をも溶かすので、排水も滞りなく行な
われ、夜間の凍結も回避されるのである。
【0023】またハウス栽培、路地栽培等の圃場の温化
用として用いられる場合には、圃土への熱伝導が均一に
効率よく行なわれるのである。
【0024】本考案にかかる放熱板又はこれを用いた広
スペース温化装置は、上記実施例に限定されない。例え
ば、放熱板1の面状体の形状は図示例に限られず、また
貫通孔9の配置、貫通孔9の大きさも適宜に設定でき
る。
【0025】また熱源として配管11に代えてニクロム
線のような電熱線を用いることもできる。
【0026】なお、配管11に供給される温水は限定さ
れないが、廃湯を用いれば低コスト化に効果がある。
【0027】
【考案の効果】このように、本考案にかかる放熱板及び
これを用いた広スペース温化装置によれば、配管と配管
の間のスペースにも熱を効率よく放出するので、積雪・
凍結地での除雪除氷、ハウス栽培、路地栽培等の圃場の
温化などを効率よくかつ安価に行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる放熱板の一実施例を示すで、そ
の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本考案にかかる広スペース温化装置の一実施例
を示す図で、放熱板の連結を省略したものである。
【図4】本考案にかかる広スペース温化装置の他の実施
例を示す図で、放熱板の連結を省略したものである。
【図5】本考案にかかる広スペース温化装置のさらに他
の実施例を示す図で、放熱板の連結を省略したものであ
る。
【図6】本考案にかかる広スペース温化装置における放
熱板の取付けの一例を示す図である。
【図7】本考案にかかる広スペース温化装置における放
熱板の取付けの他の例を示す図である。
【符合の説明】
1 放熱板 3 基端部 4 連結部 5 先端部 7 面部 9 貫通孔 11 配管 13 広スペース温化装置

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部が対向する先端部より長大に形成
    された面状体であって、基端部は適宜に敷設された熱源
    に連結され、一方先端部は自由端とされ、面部には適宜
    に貫通孔が配設されたことを特徴とする放熱板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放熱板において、上記面
    状体が略三角形状乃至略台形状に形成されたことを特徴
    とする放熱板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の放熱板が温水を循
    環させる配管に多数連結されたものであって、その連結
    は配管の敷設方向に沿って両側に交互に、かつ隣接する
    配管に対し同ピッチでなされたことを特徴とする広スペ
    ース温化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の放熱板が温水を循
    環させる配管に多数連結されたものであって、その連結
    は配管の敷設方向に沿って片側一方向に、かつ隣接する
    配管に対し同ピッチでなされたことを特徴とする広スペ
    ース温化装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の広スペース温化装
    置において、配管に代え電熱線を熱源としたことを特徴
    とする広スペース温化装置。
JP1991085386U 1991-09-25 1991-09-25 放熱板及び広スペース温化装置 Expired - Lifetime JPH089205Y2 (ja)

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JPH0530207U JPH0530207U (ja) 1993-04-20
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