JP3074664U - 耐久融雪盤用の伝熱細平板 - Google Patents

耐久融雪盤用の伝熱細平板

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JP3074664U JP2000004782U JP2000004782U JP3074664U JP 3074664 U JP3074664 U JP 3074664U JP 2000004782 U JP2000004782 U JP 2000004782U JP 2000004782 U JP2000004782 U JP 2000004782U JP 3074664 U JP3074664 U JP 3074664U
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清幸 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冬期間、低温度の限定された場所に設置する融
雪盤体の内部に敷設された放熱管に連結して伝熱効果の
向上をさせる伝熱細平板。 【解決手段】適幅と適合した長さの鉄製の平板より成
り、放熱管の外面と同一の円形状にして、中心よりやや
深く該円形の中心間の間隔を15cm〜20cm以内に形成
し、放熱管の上部より圧入する伝熱細平板。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、冬期間に降雪した雪や集雪を電力、ガス、灯油等を熱源および燃料 とした融雪処理装置用の耐久融雪盤内に施された放熱管の熱効率を良くするため 等間隔に配列し、固着するための伝熱用の細平板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
北国地方においては冬期間における降雪量は相当に多いため種々障害を発生す る原因となっているので、関係官庁や民間においても高額な費用を計上して除雪 対策を施行している現況である。この除雪の従来より施行されている方法として は次に記述する如きもので、その概要を記載する。
【0003】 イ.除雪車に設置されている除雪機の回転翼により積雪を舗装路の左右に盛り 上げるか、積雪をトラック等に積載して指定された排雪場所に捨てる方法。 ロ.舗装路の地下に噴射口を設けたパイプを埋め込み、該パイプに温水、また は地下水を通し、これを噴射する。又は、熱源を有する本体を箱状に囲み、上部 から雪を投入して融かす方法。 ハ.中央の繁華街などの舗装路面を「ロードヒーティング」と称し路面下地盤 に電線やパイプを配設し、これをタイル板で覆い電流や温水を通し放熱によって 融かす方法。 以上の方法が行われているのが従来の技術である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術的な方法としては上述したイ.〜ハ.などが有るが、いずれにも次 の欠点が有る。
【0005】 イ.の方法はいずれの市町村でも多く利用しているが、人件費など諸経費が多 額となり、それに比して時間的な能率が悪い。 ロ.の方法は夜間の温度が厳しく低温下する地域では、機能が活用しないのと 、水の捌け場が完全でないこと、凍結して通行に不便を生ずる。 ハ.の方法は前記した特殊な建物と人通りの多い舗道のみで、最近は一般的に も限られたところで使用される様になっているが、工事費が高額となり、且つ電 力灯油費用も高価である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の欠点に鑑み考案し、先に出願したが昭和62年実用新案登録願第540 68号に係る「廃油、及び灯油使用による融雪処理装置」であり、本件は(平成 4年実用新案広告第031305号)登録第1963652号を以て登録査定に 成ったものであります。以上の装置も用途によってその効果が前述の課題欄にて 記載したような欠点が発生する。それは重量物を積載した大型トラックが搬入、 搬出のため通る建造物の舗道とか、バス車庫の絶えず車の運行路面には耐久力の 良い耐久融雪盤を用いて効果を発揮しているか、本考案は該耐久融雪盤体Aの第 一層に配設した放熱管に連結することによって伝熱を良くし、融雪効果も優れ耐 久力も倍加する伝熱細平板を最も主要な特徴とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
パイプ2、2Aを伝導細平板に圧入することによりパイプの配列を均一にして 、タテ方向の熱伝導だけでなくパイプとパイプの間、ヨコ方向の熱伝導を向上さ せて、作業の効率も向上して低コストが実現した。
【0008】
【実施例】
実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は前述した実願62 −第054068号(実用新案広告平成4年第031305号)の斜視図であるが 、融雪盤5は伝熱装置に内設されているボイラーにより温められた温水に不凍液 が混入されているものを不凍循環ポンプによって融雪盤体の第一層におくられて くる。
【0009】 この層では図示の放熱管(入)2より入り蛇行状に敷設されている放熱管(出)2 Aを通り融雪盤5を温め、該管を経てボイラーに送るで縦貫を繰り返しているの が一般的な融雪装置であるが、前述した如く重量物を積載したトラックとか、大 型バス車庫など頻繁に往来する路面などに使用して効果を発揮する融雪盤の構成 であると共に、降雪した雪を早く融かし重量に対し耐久力があり施行面で高率化 、低コストである融雪盤でなければならないその点では、前記の出願の物では満 足でない点に鑑み考案したものである。
【0010】 その一実施例を記述すれば図2に示す如く、上面は約2cm位の厚さにセメント 仕上げした表層仕上盤1Aにして、この中央に放熱管2、2Aが蛇行状に敷設さ れているが、それぞれの配管の間隔Bは融雪を早く効果的に可能とするには15 cmから20cm以内とする。
【0011】 図4は図5をB〜B’矢の方向に断面した正面図であるが、図示の如く放熱管 2、2Aに接着する半円形にして、適応した幅と厚さに構成されている。図5は 図4のA〜A’矢の方向である底面より見た図である。図示の如く伝熱細平板1 の底面平面に当たるの幅の中心線よりやや深く成る半円状にその部分は熱伝導を 高めるために厚く構成されて圧入して、固着させるものである。この考案は前述 した融雪盤のみ限定されたものでなく、他の構造のものであっても、耐久度や融 雪度を早く路面に発生させる効果を奏するものである。
【0012】
【考案の効果】
本校案は特に低温の地域においての利用上の限定された場所に設置して効果を 発揮し、作業能率の向上と人件費の軽減となり、北国に在住する住民の安全性と 経済効果の大きい考案を提供せんとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の耐久融雪盤体の斜視図(一部断面図)で
ある。
【図2】放熱管の上に伝熱細平板を圧入連結した斜視図
である。
【図3】伝熱細平板の斜視図である。
【図4】図5のB〜B’断面図である。
【図5】図4のA〜A’矢の方向に見た図である。
【符号の説明】
A 耐久融雪盤体 B 間隔 1 伝熱細平板 1A 表層仕上盤 2 放熱間(入) 2A 放熱間(出) 5 融雪盤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の形状と厚さを有し、三層状に形成
    されている耐久融雪盤体(A)の内部に付設された融雪に
    必要な放熱管を直状、または蛇行状に敷設された該管の
    熱効率を向上するため連結するための用具において、鉄
    製にて適応した幅と厚さより成る伝熱細平板(1)は間隔
    (B)が約15cmから20cm以内とする中心線よりやや深
    く成る半円状と平面との連結状に構成され、放熱管2、
    2Aを圧入する形状に成形されている事を特徴とする耐
    久融雪盤用の伝熱細平板。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100777628B1 (ko) * 2007-08-23 2007-11-21 (주)이에스 지중열을 이용한 상습 결빙 도로의 제빙장치

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