JPH089156B2 - スリッターの使用方法 - Google Patents

スリッターの使用方法

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JPH089156B2
JPH089156B2 JP2065985A JP6598590A JPH089156B2 JP H089156 B2 JPH089156 B2 JP H089156B2 JP 2065985 A JP2065985 A JP 2065985A JP 6598590 A JP6598590 A JP 6598590A JP H089156 B2 JPH089156 B2 JP H089156B2
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JP
Japan
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blade
shaped
disc
slitter
shaft
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JP2065985A
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JPH03264289A (ja
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雅人 田中
博 高橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば粘着テープのように、幅広のシート
状基体上に少なくとも一層の膜層が形成されたものから
複数の製品を得るようにしたシート状体の製造工程にお
いて、その膜層の一部を剥離すべく該膜層にスリットを
形成するためのスリッターの使用方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のスリッターとしては、例えば第5図に示すよう
なものが知られている。これによると、表面に膜層が形
成された幅広のシート状体Aを巻回した刃受ロールBの
近傍に、円板状刃物Cを回転自在に軸支し、刃受ロール
Bに離接自在(矢印e方向)に保持した刃物ホルダーD
を刃受ロールBの長さ方向に沿って複数個設け、前記膜
層の膜厚に相当する切込深さに前記各刃物Cの刃先を切
込ませてスリットを形成するようにしている。従って、
各刃物Cについて同一の切込深さの精度を得るために
は、各刃物Cの刃先位置の調整を個々別々に行なう必要
がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来技術の構成によると、各円板
状刃物Cの刃振れや偏心を一定の精度に保ち、各刃物C
の刃先位置を各別に調整する必要があるので、作業能率
が極めて悪い。殊に、同一の刃受ロールを用いて他の仕
様の製品を次々と作ろうとする場合には、その作業能率
の悪さは顕著なものとなる。
本発明は、上記従来技術の課題を解決すべくなされた
ものであり、能率良く一定の精度で刃先位置の調整がで
きるスリッターの使用方法を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成すべく、本発明は、少くと
も1層の膜層が形成されたシート状体を刃受けロールに
巻回し、複数枚の円板状刃物を用いて複数のスリットを
前記膜層に形成するようにしたスリッターの使用方法に
おいて、前記複数枚の円板状刃物の刃物径を予め夫々測
定しておき、次いで、該測定された刃物径に準じて配列
されるように、各円板状刃物を刃物軸に順次取付けるこ
とを特徴とする。
[作用] 本発明の構成では、例えば複数枚の円板状刃物の刃物
径にバラツキがあったり、スリットを形成すべき膜層の
硬度等との関係により各円板状刃物に対する反力が相違
したり、あるいは長尺の刃物軸に撓みが生じたりする場
合等、各円板状刃物の刃物径を実質的に変更する必要が
あるときには、用意された各円板状刃物の刃物径を夫々
予め測定しておくことにより、前記各条件に応じて夫々
各円板状刃物を配列すれば、各刃物の刃物径を変更する
ことなく、同一の精度で複数のスリットを形成すること
ができる。
[実施例] 第3図は、本発明使用方法に用いられるスリッターを
粘着テープの製造装置に適用した場合の一実施例を示す
ものである。繰出ロール1には、幅広の粘着テープ原反
2が巻装されており、該原反2はガイドロール3を介し
て刃受ロール4に巻回されている。そして、この刃受ロ
ール4の近傍には円板状刃物5を取付けた回転可能な刃
物軸6が設けられており、前記刃物5と前記刃受ロール
4との間を通過してスリットが形成された粘着テープ原
反2はガイドロール7に巻回された後、カッター受けロ
ール8に巻回される。
該カッター受けロール8の近傍には、前記粘着テープ
原反2を製品の所定幅に切るためのシャーカッター9及
び前記スリットの形成により不要となる剥離部を引き出
すための剥離ロール10が設けられている。該剥離ロール
10と前記カッター受けロール8との間を通過した半製品
たる粘着テープ2aは、ガイドロール11に巻回された後、
最終ガイドロール12に巻回され、最終ガイドロール12か
らの前記粘着テープ2aは、製品装着ロール15の外周部に
複数個取付けられた巻取ロール13に向かって走行し、該
各巻取ロール13夫々取付けられた紙芯に順次巻装され
る。なお、粘着テープ2aのうち、前記剥離ロール10によ
り引き出された剥離すべき粘着剤層2b(第4図参照)は
不要部巻取ロール14に巻装される。
第1図は、本発明使用方法に用いられるスリッターを
構成する前記円板状刃物5及び刃物軸6の関係の詳細を
示すものである。該刃物軸6の一端部にはフランジ6aが
形成され、その他端部には抑え用のナット6bが螺合され
る。そして、該刃物軸6には環状スペーサ7、及び該ス
ペーサ7に挟持された刃物5が順次嵌合される。
ここで、前記円板状刃物5は、第2図に示すように、
その中心部の軸孔5aが刃物軸6の軸径と所定のはめ合い
公差に設定され、その外径も所定の精度に設定される。
また、例えば第4図に示すような幅Q(例えば8mm)の
1層の粘着剤層2mを有する粘着テープ2aを製造する場
合、前記環状スペーサ7は、テープ基体2f上の粘着剤層
2mに隣接する耳部2nの幅P(例えば6mm)から刃物5の
厚み(例えば1mm)を差引いた厚み幅のものを選定す
る。
本発明使用方法に用いられるスリッターは上記のよう
に構成されているので、製品の仕様に応じて選定された
刃物5及びスペーサ7をフランジ6a側から刃物軸6に順
次嵌合し、ナット6bを締めて刃物5を固定し、該刃物軸
6を所定の部位に軸支させる。
後に、異なる仕様の製品を製造する場合には、上記の
ような手順でその仕様に合った刃物5等を取り付けた刃
物軸6を予じめ用意しておき、その刃物軸を従前のもの
と交換する。これにより、製品の仕様が変わっても、刃
物軸の交換により容易に他の仕様の製品を順次円滑に作
ることができ、生産性の向上を図れる。
刃物5は刃物軸6に所定の公差で嵌挿され、スペーサ
7により堅固に固定されるので、その取付けに際しては
従来のような面倒な調整を必要とせず、刃物5の偏心や
刃振れを高い精度範囲内に収めることができる。
上記実施例の説明ではシート基体上に1層のみ形成さ
れている場合の剥離を行なう場合につき説明したが、2
層以上形成されたものの1層の剥離を行なう場合にも本
発明が適用されることは勿論である。なお、前記刃物軸
6は回転可能なものとして説明したが、例えば膜層の形
成状態等によっては、回転させないでもスリットの形成
は可能である。
次に、例えば製造誤差等により複数枚の円板状刃物5
の刃物径間にバラツキがある場合、そのまま単に刃物5
を取付けると、刃受ロール4の外周面は高精度の平坦面
に形成されているから、各刃物5の刃先の切込み深さが
異なり、テープ基体2fを損傷させたり、粘着剤層2bの剥
離を十分に行えなかったりする。かかる場合には、用意
された各円板状刃物5の刃物径を夫々予め精度良く測定
しておき、各刃物5をその刃物径の大きさ順に刃物軸6
の一端側から取付ける。そして、かかる刃物5の取付け
状態で、刃物軸6を前記刃物5の配列により生じた刃物
径変化の割合に応じた分だけ刃物軸6の軸線を所定方向
に振らせる。こうすれば、刃受けロール4上のテープ原
反2の外表面と各刃物5の刃先位置とは同一のクリアラ
ンスに設定でき、各刃物は同時にシート状体に接触し得
るようになり、刃物径に多少のバラツキがあっても、同
一精度で複数のスリットを同時に形成できる。
また、スリットを形成すべき膜層の硬度等との関係に
より、円板状刃物に対する反力が刃物軸の軸線方向の中
央部程小さく、端部側程大きくなる傾向がある。かかる
場合にも、単に刃物5を刃物軸6に取付けると、前述の
ように、剥離部以外の損傷や剥離難の問題が生じる。か
かる場合にも、前記刃物径の精度良い測定を予めしてお
き、刃物軸6の中央部程大きな刃物径を有する刃物5
を、端部側程小さな刃物径を有する刃物5を夫々刃物軸
6に取付ける。これにより、前記反力による影響を解消
した複数スリットの精度良い形成が行える。
さらに、刃物軸6が長尺で撓みが生じたりする場合に
も前記問題が生じるので、この場合にも、刃物径の精度
良い測定をしておき、刃物軸6の中央部程小さな刃物径
を有する刃物5を、端部側程大きな刃物径を有する刃物
5を夫々刃物軸6に取付ける。これにより、前記撓みに
よる影響を解消した複数スリットの形成を精度良く行え
る。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、少くとも1層の膜層
が形成されたシート状体を刃受けロールに巻回し、複数
枚の円板状刃物を用いて複数のスリットを前記膜層に形
成するようにしたスリッターの使用方法において、前記
複数枚の円板状刃物の刃物径を予め夫々測定しておき、
次いで、該測定された刃物径に準じて配列されるよう
に、各円板状刃物を刃物軸に順次取付けることを特徴と
するので円板状刃物の寸法精度のバラツキ、刃物軸の状
態等如何に関わらず、同一の精度で複数のスリットを同
一の精度で同時に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明使用方法に用いられるスリッターの一例
を示す正面図、第2図は円板状刃物の一例を示す平面
図、第3図は本発明使用方法に用いられるスリッターが
適用される粘着テープの製造装置の一例を示す側面図、
第4図は粘着テープの製造例を示す断面図、第5図は従
来のスリッターを示す側面図である。 (符号の説明) 2…粘着テープ原反、2m、2b…粘着剤層(膜層)、5…
円板状刃物、6…刃物軸、7…スペーサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1層の膜層が形成されたシート
    状体を刃受けロールに巻回し、複数枚の円板状刃物を用
    いて複数のスリットを前記膜層に形成するようにしたス
    リッターの使用方法において、 前記複数枚の円板状刃物の刃物径を予め夫々測定してお
    き、次いで、該測定された刃物径に準じて配列されるよ
    うに、各円板状刃物を刃物軸に順次取付けることを特徴
    とするスリッターの使用方法。
JP2065985A 1990-03-15 1990-03-15 スリッターの使用方法 Expired - Lifetime JPH089156B2 (ja)

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