JPH0891309A - ピロ包装装置の噛み込み検知装置 - Google Patents

ピロ包装装置の噛み込み検知装置

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JPH0891309A
JPH0891309A JP6258739A JP25873994A JPH0891309A JP H0891309 A JPH0891309 A JP H0891309A JP 6258739 A JP6258739 A JP 6258739A JP 25873994 A JP25873994 A JP 25873994A JP H0891309 A JPH0891309 A JP H0891309A
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JP
Japan
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heat
packaged
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Application number
JP6258739A
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English (en)
Inventor
Yusuke Suda
祐介 須田
Ryosuke Watanabe
良祐 渡辺
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】筒状包装紙13は、内部に被包装物が所定間隔
を隔てて挿入されている。上側溶着板4と下側溶着板5
とで上下方向から筒状包装紙13を挟み込み、熱溶着
し、熱溶着部で切断してピロ包装体17を製造する。接
触式変位センサ6,7を上側溶着板4の前方及び後方に
上側溶着板4と一体に変位するように固定する。接触式
変位センサ6,7の接触部が筒状包装紙13に当接した
ときにの変位信号をコトロールユニット8へ入力する。
コトロールユニットは、熱溶着部に被包装物を噛み込む
虞があるか否かを判定する噛み込み判定手段を備えてい
る。 【効果】熱溶着する直前に、被包装物の噛み込みが発生
するか否かを判断することができ、被包装物を破壊する
ことがない。噛み込みによる被包装物のロスを軽減する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピロ包装体の熱溶着部
に被包装物が噛み込むのを検知するピロ包装装置の噛み
込み検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ピロ包装装置は、内部に被包装
物が所定間隔を隔てて挿入されてなる連続した筒状包装
紙を搬送する流入側コンベヤおよび流出側コンベヤと、
該各コンベヤの間に設けられ、上側溶着板と下側溶着板
とで上下方向から前記筒状包装紙を挟み込むことにより
熱溶着して封緘すると共に、該筒状包装紙を熱溶着部で
切断することによりピロ包装体を製造するヒートシール
機構とから構成されている。
【0003】ここで、ピロ包装装置の流入側コンベヤ上
の筒状包装紙内には、被包装物として例えば複数個の錠
剤及びカプセル等をストリップ包装した板状のストリッ
プ包装物が4,5枚程度重ねたものが所定間隔を離間し
て挿入されている。そして、筒状包装紙を流入側コンベ
ヤでヒートシール機構に向けて移動させ、筒状包装紙を
上下方向から各被包装物の間を熱溶着して封緘すると共
に、該筒状包装紙を熱溶着部で切断し、それぞれの内部
に被包装物を収容したピロ包装体を製造する。
【0004】上述のようなピロ包装装置は、時として被
包装物を噛み込んだ状態で熱溶着することがある。かか
る噛み込みを検知するため、従来ヒートシール機構に非
接触式センサとして透過型変位センサを設け、ピロ包装
体の熱溶着部の厚さ寸法を検出していた。しかしなが
ら、この方法では、ヒートシール機構に設けた透過型変
位センサの検出能が低いために、例えば被包装物として
ストリップ包装物を包装する場合に、重ねたストリップ
包装物が筒状包装紙の中で微妙にずれて、ストリップ包
装物を1枚だけ筒状包装紙と共に熱溶着したときには、
噛み込みを正確に検出することができないという問題点
がある。
【0005】上記問題点を解消したピロ包装装置の噛み
込み検知装置としては、実開平5−612号公報に開示
された図6に示すような噛み込み検知装置が知られてい
る。この装置は、ヒートシール機構3に、該ヒートシー
ル機構の上側溶着板4と一体に変位する押動部材21
と、該押動部材が変位するとき該押動部材に当接して、
ピロ包装体の熱溶着部の厚さを測定する接触式変位セン
サ22と、該接触式変位センサから出力される検出信号
により、前記ピロ包装体の熱溶着部の厚さを所定値と比
較し、被包装物の噛み込みがあるか否かを判定する噛み
込み判定手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】しかしながら、上記噛み込み検知装置は、
噛み込み不良が発生した場合にこれを検知するものであ
り、熱溶着前にストリップ包装等の挿入位置が所定通り
か否かを判断するものではない。したがって、所定位置
とずれて挿入された被包装物は噛み込み状態で溶着切断
され、然る後噛み込みが検知されることになる。このた
め、噛み込みが発生したピロ包装体は、不良品として除
去されるが、噛み込みが発生したピロ包装体中の被包装
物はもはや製品として使用することはできないという問
題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みなされたもので、本発明の目的は、
筒状包装紙中に被包装物が所定通り挿入されているか否
かを検出し、被包装物を噛み込んだ状態で溶着封緘する
ことを未然に防止し得るピロ包装装置の噛み込み検知装
置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、内部に
被包装物が所定間隔を隔てて挿入されてなる連続した筒
状包装紙を搬送する流入側コンベヤおよび流出側コンベ
ヤと、該各コンベヤの間に設けられ、上側溶着板と下側
溶着板とで上下方向から前記筒状包装紙を挟み込むこと
により熱溶着して封緘すると共に、該筒状包装紙を熱溶
着部で切断することによりピロ包装体を製造するヒート
シール機構とからなるピロ包装装置において、前記上側
溶着板の前方及び後方に該上側溶着板と一体に変位する
ように固定された接触式変位センサと、該接触式変位セ
ンサの接触部が前記筒状包装紙に当接変位したときに出
力される検出信号を入力し、前記ピロ包装体が被包装物
を噛み込む虞があるか否かを判定する噛み込み判定手段
とを備えたことを特徴とするピロ包装装置の噛み込み検
知装置によって達成される。
【0009】
【作用】上記構成により、ヒートシール機構における上
側溶着板が熱溶着のために降下してきた際に、該上側溶
着板と一体に変位する接触式変位センサが、ヒートシー
ル機構の前後に位置する筒状包装紙の上面に当接し、該
接触式変位センサの変位量に対応する出力により、熱溶
着時に被包装物を噛み込む虞があるか否かを判定し検知
することができる。噛み込みの発生の可能性を検知した
場合は、ヒートシール機構は直ちに停止し、被包装物を
噛み込んだ状態で熱溶着することが未然に防止される。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図5に基づき
説明する。
【0011】図1は、本発明の噛み込み検知装置が適用
されるピロ包装装置の一実施例を示す全体構成図であ
る。図において、1は流入側コンベヤ、2は流出側コン
ベヤを示し、該各コンベヤ1,2は複数のローラー1
A,2Aにより矢印A方向にベルト1B,2Bを一定の
搬送速度で移動させるようになっている。
【0012】前記各コンベヤ1,2の間には、それぞれ
対向するように上下に配設されている上側溶着板4と下
側溶着板5とからなるヒートシール機構3が設けられ、
該上側溶着板4と該下側溶着板5との各先端部には、各
熱シール部4A,5Aが具備され、各溶着板4,5は図
示しないアクチュエータによって矢印B,C方向に往復
動され、上側溶着板4が矢印B方向に移動するときに
は、下側溶着板5は矢印C方向に移動し、また逆に上側
溶着板4が矢印C方向に移動するときには、下側溶着板
5は矢印B方向に移動する。そして、各溶着板4,5が
それぞれ当接する位置は、上側溶着板4の最低点、下側
溶着板5の最高点となり、後述する筒状包装紙13を各
熱シール部4A,5Aで上下から挟み込んで熱溶着する
ことにより、被包装体14を挿入した該筒状包装紙13
を封緘すると共に、該筒状包装紙13を切断してピロ包
装体15が製造される。
【0013】該上側溶着板4の前方と後方とにはそれぞ
れ接触式変位センサ6,7がセンサ保持部材6D,7D
により該上側溶着板4と一体に変位するよう固定され装
着されており、該上側溶着板4の往復動に伴って接触式
変位センサ6,7も矢印B,C方向に往復動する。該接
触式変位センサ6,7は、筒状のセンサ本体6A,7A
と、先端が該センサ本体から突出し、基端側がセンサ本
体6A,7A内に挿入された接触部6B,7Bと、前記
センサ本体内に設けられ、該接触部6B,7Bの基端側
に配設され、該接触部6B,7Bの変位を電圧に変換し
て出力する検出素子(図示せず)と、該検出素子と後述
するコントロールユニット8とを電気的に接続するリー
ド線6C,7Cとから構成され、該接触式変位センサは
10μmの寸法変位が測定可能となっている。また、該
上側溶着板4の前方側面には、溶着切断後のピロ包装体
15が上方に跳ね上がるのを防止するための押さえ板1
9を突設している。
【0014】上記接触式変位センサ6,7の取り付け位
置としては、例えば前記上側溶着板4から5mm程度離
れた位置で、センサの接触部6B,7Bの先端が該上側
溶着板4の熱シール部4Aより数mm高い位置を挙げる
ことができるが、本発明における接触式変位センサの取
り付け位置はこれに限定されるものでなく、前記上側溶
着板からの間隔や接触部の先端の高さは包装される被包
装物の大きさや厚さあるいは形状等に応じ適宜選択し調
整すればよい。
【0015】コントロールユニット8は、マイクロコン
ピュータ等により構成され、図2に示すように入出力制
御回路9、記憶回路10および処理回路11等から構成
され、該入出力制御回路9の入力側には接触式変位サン
サ6,7等が接続され、出力側には検知ランプ12およ
び上側溶着板4を往復動させるアクチュエータの駆動制
御回路に接続されている。また、記憶回路10内には、
噛み込みの可能性を判断する処理プログラム等の他、接
触式変位センサ6,7の所定変位量Xoが格納されてい
る。
【0016】ベルト1によって搬送される筒状包装紙1
3内には、例えば図3に示す如く、被包装体であるスト
リップ包装物14が、5段積みが一塊となって所定間隔
を隔てて挿入されている。ストリップ包装物14には、
複数個のポケット16にカプセル17が一個づつ収容さ
れているものである。
【0017】ピロ包装体15は図3に示す如く、前記筒
状包装紙13を熱溶着して切断されることにより製造さ
れたもので、両端側は熱溶着部18となり、内部にはス
トリップ包装物14が5段積みになって収容されてい
る。
【0018】本実施例にかかるピロ包装装置は上述の如
き構成を有するもので、その基本的動作については従来
技術によるものと格別差異はない。
【0019】次に、コントロールユニット8による噛み
込み検出処理について図4及び図5を参照しつつ説明す
る。
【0020】図4は、被包装体14が所定の位置に挿入
されている場合において熱溶着する時の筒状包装紙13
と接触式変位センサ6,7の接触部6B,7Bとの関係
を示す要部説明図である。図において接触式変位センサ
6,7は上側溶着板4が降下している間は、その接触部
6Bは筒状包装紙13の上部表面に接触しないか又は軽
く触れることになり、接触部6B,7Bの変位は所定量
(Xo)以下である。
【0021】これに対し図5は被包装体14が所定の位
置よりも進行方向に向かって後方(矢印D)にずれた位
置に挿入され、噛み込み現象を発生する可能性のある場
合における筒状包装紙13と接触式変位センサ6の接触
部6Bとの関係の一例を示す要部説明図である。図は上
側溶着板4の降下途中の状態を示し、被包装体14が上
側溶着板4に近過ぎるため、被包装体14が所定の位置
に挿入されている場合には筒状包装紙13とまだ接触し
ないはずの位置において接触部6Bが筒状包装紙13の
上部表面と当接することになる。このため変位センサ6
は接触したことを示す信号(Xi)を出力し、該信号は
コントロールユニット8に入力される。入力された信号
は、変位の所定量(Xo)と比較され、XiがXoより
も大きい場合に噛み込みの虞があると判断し、直ちに上
側溶着板4の下降を停止させる。なお、正常な状態に復
元させるための作業をやり易くするため、引き続き上側
溶着板4を上昇させるのが一般的である。
【0022】
【発明の効果】本発明の検知装置によれば、従来、被包
装物を噛み込んだ後行っていた噛み込み検知を、筒状包
装紙を熱溶着する直前において被包装物の噛み込みが発
生するか否かを判断できるため、被包装物を破壊するこ
とがない。したがって、本発明の検知装置を装着したピ
ロ包装装置によれば、噛み込みによる被包装物のロスを
軽減することができると共に、噛み込み発生時における
復旧作業を、従来より早く且つ容易に行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の噛み込み検知装置が適用されるピロー
包装装置の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】コントロールユニット内の構成を示すブロック
図である。
【図3】ピロ包装体の一部破断の斜視図である。
【図4】被包装物が筒状包装紙に正常な状態で挿入され
た場合の熱溶着時の状態の一例を示す要部説明図であ
る。
【図5】被包装物が筒状包装紙に異常な状態で挿入され
た場合の熱溶着直前の状態の一例を示す要部説明図であ
る。
【図6】従来公知の噛み込み検知装置の一例を示す全体
構成図である。
【符号の説明】
1 流入側コンベヤ 2 流出側コンベヤ 3 ヒートシール機構 4 上側溶着板 5 下側溶着板 6,7 接触式変位センサ 8 コントロールユニット 12 検知ランプ 13 筒状包装紙 14 ストリップ包装物(被包装物) 15 ピロ包装体 16 ポケット 17 カプセル 18 熱溶着部 19 押さえ板 20 センサ保持部材 21 押動部材 22 接触式変位センサ 23 除去装置 23A 除去装置本体 23B 除去板 23C リード線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に被包装物が所定間隔を隔てて挿入
    されてなる連続した筒状包装紙を搬送する流入側コンベ
    ヤおよび流出側コンベヤと、該各コンベヤの間に設けら
    れ、上側溶着板と下側溶着板とで上下方向から前記筒状
    包装紙を挟み込むことにより熱溶着して封緘すると共
    に、該筒状包装紙を熱溶着部で切断することによりピロ
    包装体を製造するヒートシール機構とからなるピロ包装
    装置において、前記上側溶着板の前方及び後方に該上側
    溶着板と一体に変位するように固定された接触式変位セ
    ンサと、該接触式変位センサの接触部が前記筒状包装紙
    に当接し変位したときに出力される検出信号を入力し、
    前記ピロ包装体が被包装物を噛み込む虞があるか否かを
    判定する噛み込み判定手段とを備えたことを特徴とする
    ピロ包装装置の噛み込み検知装置。
JP6258739A 1994-09-27 1994-09-27 ピロ包装装置の噛み込み検知装置 Pending JPH0891309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282267A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Ishida Engineering:Kk 連続小袋の切断装置
KR20180056011A (ko) * 2016-11-18 2018-05-28 화진산업 주식회사 포장대의 절단홈 형성장치

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