JPH089104A - 原稿搬送装置 - Google Patents
原稿搬送装置Info
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- JPH089104A JPH089104A JP6159632A JP15963294A JPH089104A JP H089104 A JPH089104 A JP H089104A JP 6159632 A JP6159632 A JP 6159632A JP 15963294 A JP15963294 A JP 15963294A JP H089104 A JPH089104 A JP H089104A
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- stepping motor
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- revolutions
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ステッピングモ−タが回転を開始したり、回転
数を可変するときに生じる整定時間を極力短縮して、原
稿読取の高速化や間欠読取動作時の読取時間の短縮を図
る。 【構成】原稿搬送系3を駆動するステッピングモ−タ1
2の回転数を回転数検出部15で検知する。検知してい
る回転数とあらかじめ駆動パタ−ンで定められた設定回
転数とを回転数比較部17で比較する。検知したステッ
ピングモ−タ12の回転数が設定回転数に達してから設
定回転数を超えたときに、制動発生部7は原稿搬送系3
に制動を加え、原稿搬送系3の速度を迅速に所定速度に
する。
数を可変するときに生じる整定時間を極力短縮して、原
稿読取の高速化や間欠読取動作時の読取時間の短縮を図
る。 【構成】原稿搬送系3を駆動するステッピングモ−タ1
2の回転数を回転数検出部15で検知する。検知してい
る回転数とあらかじめ駆動パタ−ンで定められた設定回
転数とを回転数比較部17で比較する。検知したステッ
ピングモ−タ12の回転数が設定回転数に達してから設
定回転数を超えたときに、制動発生部7は原稿搬送系3
に制動を加え、原稿搬送系3の速度を迅速に所定速度に
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ装置,
プリンタ装置等の原稿搬送装置、特に原稿搬送速度の早
期安定化に関するものである。
プリンタ装置等の原稿搬送装置、特に原稿搬送速度の早
期安定化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の原稿搬送装置では
原稿搬送系を駆動するためにステッピングモ−タを使用
している。そしてあらかじめ定められた1又は複数の駆
動パタ−ンでステッピングモ−タを回転して原稿搬送系
を駆動し原稿を搬送している。すなわち符号化速度と伝
送速度とに整合のために間欠可変速で原稿を搬送した
り、送受信の副走査を1ペ−ジを単位として一定速度で
行なったりしている。
原稿搬送系を駆動するためにステッピングモ−タを使用
している。そしてあらかじめ定められた1又は複数の駆
動パタ−ンでステッピングモ−タを回転して原稿搬送系
を駆動し原稿を搬送している。すなわち符号化速度と伝
送速度とに整合のために間欠可変速で原稿を搬送した
り、送受信の副走査を1ペ−ジを単位として一定速度で
行なったりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら原稿搬送
系は機械的負荷に対してステッピングモ−タを回転する
駆動パタ−ンを最適なものに設定してあっても、ステッ
ピングモ−タの回転を開始したり、加速運転から定速運
転に移行するときに、ステッピングモ−タの回転子にオ
−バシュ−トやアンダシュ−トを生じ固有の減衰振動を
する。このように回転子にオ−バシュ−トやアンダシュ
−トが生じると、回転子の回転が設定した駆動パタ−ン
に同期せず、見掛け上高いパルスレ−トと低いパルスレ
−トとを交互に与えて駆動したときのように回転子の回
転が安定しなくなる。このためステッピングモ−タが所
定の駆動パタ−ンに同期して回転するまでにある程度の
整定時間が必要になる。この整定時間の間は安定した一
定速度で原稿が搬送されず、この期間に原稿の読取を行
なうと読取画情報の品質に悪影響を与える可能性があ
る。
系は機械的負荷に対してステッピングモ−タを回転する
駆動パタ−ンを最適なものに設定してあっても、ステッ
ピングモ−タの回転を開始したり、加速運転から定速運
転に移行するときに、ステッピングモ−タの回転子にオ
−バシュ−トやアンダシュ−トを生じ固有の減衰振動を
する。このように回転子にオ−バシュ−トやアンダシュ
−トが生じると、回転子の回転が設定した駆動パタ−ン
に同期せず、見掛け上高いパルスレ−トと低いパルスレ
−トとを交互に与えて駆動したときのように回転子の回
転が安定しなくなる。このためステッピングモ−タが所
定の駆動パタ−ンに同期して回転するまでにある程度の
整定時間が必要になる。この整定時間の間は安定した一
定速度で原稿が搬送されず、この期間に原稿の読取を行
なうと読取画情報の品質に悪影響を与える可能性があ
る。
【0004】また、定速運転から減速して停止する場合
も、ステッピングモ−タの回転子は瞬時に停止すること
ができず、上記と同様に減衰振動をしてから停止する。
このため次ぎの回転に移行する場合にも整定時間による
待ち時間が生じる。
も、ステッピングモ−タの回転子は瞬時に停止すること
ができず、上記と同様に減衰振動をしてから停止する。
このため次ぎの回転に移行する場合にも整定時間による
待ち時間が生じる。
【0005】このようにステッピングモ−タが回転を開
始したり、回転数を可変したりあるいは停止させるとき
に必要になる整定時間は原稿読取の高速化や間欠読取動
作時の読取時間の短縮に障害になる。
始したり、回転数を可変したりあるいは停止させるとき
に必要になる整定時間は原稿読取の高速化や間欠読取動
作時の読取時間の短縮に障害になる。
【0006】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、ステッピングモ−タが回転を開始し
たり、回転数を可変するときに生じる整定時間を極力短
縮して、原稿読取の高速化や間欠読取動作時の読取時間
の短縮を図ることができる原稿搬送装置を得ることを目
的とするものである。
されたものであり、ステッピングモ−タが回転を開始し
たり、回転数を可変するときに生じる整定時間を極力短
縮して、原稿読取の高速化や間欠読取動作時の読取時間
の短縮を図ることができる原稿搬送装置を得ることを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る原稿搬送
装置は、駆動源のステッピングモ−タにより原稿搬送系
を駆動して原稿を搬送する原稿搬送装置において、回転
数検出部と回転数比較部と制動発生部とを有し、回転数
検出部はステッピングモ−タの回転数を検知し、回転数
比較部は回転数検出部で検知しているステッピングモ−
タの回転数とあらかじめ定められた設定回転数とを比較
し、検知したステッピングモ−タの回転数が設定回転数
を超えたか否を確認し、制動発生部は検知しているステ
ッピングモ−タの回転数が設定回転数を超えたときに原
稿搬送系に制動を加えることを特徴とする。
装置は、駆動源のステッピングモ−タにより原稿搬送系
を駆動して原稿を搬送する原稿搬送装置において、回転
数検出部と回転数比較部と制動発生部とを有し、回転数
検出部はステッピングモ−タの回転数を検知し、回転数
比較部は回転数検出部で検知しているステッピングモ−
タの回転数とあらかじめ定められた設定回転数とを比較
し、検知したステッピングモ−タの回転数が設定回転数
を超えたか否を確認し、制動発生部は検知しているステ
ッピングモ−タの回転数が設定回転数を超えたときに原
稿搬送系に制動を加えることを特徴とする。
【0008】上記制動発生部は磁気的吸引力により原稿
搬送系に摩擦制動を加えるものであり、検知しているス
テッピングモ−タの回転数が設定回転数からずれた程度
に応じて磁気的吸引力を可変すると良い。
搬送系に摩擦制動を加えるものであり、検知しているス
テッピングモ−タの回転数が設定回転数からずれた程度
に応じて磁気的吸引力を可変すると良い。
【0009】
【作用】この発明においては、原稿搬送系を駆動するス
テッピングモ−タの回転数を検知し、検知している回転
数とあらかじめ駆動パタ−ンで定められた設定回転数と
を回転数比較部で比較する。この比較した結果、検知し
たステッピングモ−タの回転数が設定回転数に達してか
ら設定回転数を超えたときに、制動発生部は原稿搬送系
に制動を加え、原稿搬送系の速度を迅速に所定速度にす
る。
テッピングモ−タの回転数を検知し、検知している回転
数とあらかじめ駆動パタ−ンで定められた設定回転数と
を回転数比較部で比較する。この比較した結果、検知し
たステッピングモ−タの回転数が設定回転数に達してか
ら設定回転数を超えたときに、制動発生部は原稿搬送系
に制動を加え、原稿搬送系の速度を迅速に所定速度にす
る。
【0010】この原稿搬送系に制動を加える制動発生部
を磁気的吸引力により摩擦制動を加える構成とし、磁気
吸引力を検知しているステッピングモ−タの回転数が設
定回転数からずれた程度に応じて可変して、原稿搬送系
の速度の制御の応答性を向上させる。
を磁気的吸引力により摩擦制動を加える構成とし、磁気
吸引力を検知しているステッピングモ−タの回転数が設
定回転数からずれた程度に応じて可変して、原稿搬送系
の速度の制御の応答性を向上させる。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図に示すように、原稿搬送装置1は原稿2を搬送す
る原稿搬送系3と、原稿搬送系3を駆動する駆動系4と
を有する。原稿搬送系3は駆動系4に連結された原稿搬
送ロ−ラ5と原稿搬送ロ−ラ5に接する対向ロ−ラ6と
を有する。原稿搬送ロ−ラ5は原稿搬送に必要な搬送力
を確保できる例えばゴム製の材料で形成され、原稿搬送
ロ−ラ5の回転により原稿2を矢印A方向に搬送する。
この原稿搬送ロ−ラ5の一方の面に対向して制動発生部
7が配置されている。制動発生部7は摩擦係数の大きい
例えばゴム等で形成され、原稿搬送路又は原稿搬送ロ−
ラ5の回転軸と同軸に保持され、原稿搬送ロ−ラ5の外
周面と一致する接触面を有する制動部材8と、制動部材
8に弾性部材9を介して連結された磁性体又は磁石10
と、磁石10に対向して設けられた電磁石11を有す
る。
る。図に示すように、原稿搬送装置1は原稿2を搬送す
る原稿搬送系3と、原稿搬送系3を駆動する駆動系4と
を有する。原稿搬送系3は駆動系4に連結された原稿搬
送ロ−ラ5と原稿搬送ロ−ラ5に接する対向ロ−ラ6と
を有する。原稿搬送ロ−ラ5は原稿搬送に必要な搬送力
を確保できる例えばゴム製の材料で形成され、原稿搬送
ロ−ラ5の回転により原稿2を矢印A方向に搬送する。
この原稿搬送ロ−ラ5の一方の面に対向して制動発生部
7が配置されている。制動発生部7は摩擦係数の大きい
例えばゴム等で形成され、原稿搬送路又は原稿搬送ロ−
ラ5の回転軸と同軸に保持され、原稿搬送ロ−ラ5の外
周面と一致する接触面を有する制動部材8と、制動部材
8に弾性部材9を介して連結された磁性体又は磁石10
と、磁石10に対向して設けられた電磁石11を有す
る。
【0012】駆動系4はステッピングモ−タ12と、原
稿搬送ロ−ラ5に連結されたギヤ−群13と、ステッピ
ングモ−タ12とギヤ−群13に巻回されたタイミング
ベルト14とを有する。ステッピングモ−タ12にはス
テッピングモ−タ12の回転数を検出し電圧に変換する
例えば回転軸に回転を与えることによって起電力を発生
する小型の発電機からなる回転数検出部15がタイミン
グベルト16を介したり直結して連結されている。この
回転数検出部15は回転数比較部17に連結されてい
る。
稿搬送ロ−ラ5に連結されたギヤ−群13と、ステッピ
ングモ−タ12とギヤ−群13に巻回されたタイミング
ベルト14とを有する。ステッピングモ−タ12にはス
テッピングモ−タ12の回転数を検出し電圧に変換する
例えば回転軸に回転を与えることによって起電力を発生
する小型の発電機からなる回転数検出部15がタイミン
グベルト16を介したり直結して連結されている。この
回転数検出部15は回転数比較部17に連結されてい
る。
【0013】上記のように構成された原稿搬送系3と駆
動系4の制御部の構成を図2のブロック図に示す。制御
信号入力部18はあらかじめ定められた原稿搬送装置1
の駆動パタ−ンの原稿送り速度に応じてステッピングモ
−タ12の設定回転数を駆動制御部19に入力する。駆
動制御部19は入力された設定回転数によりPWM制御
等により回転数を制御しながらステッピングモ−タ12
を回転させる。このステッピングモ−タ12が回転して
いるとき回転数検出部15は常時ステッピングモ−タ1
2の回転数を検出し電圧Vdに変換して回転数比較部1
7に送る。
動系4の制御部の構成を図2のブロック図に示す。制御
信号入力部18はあらかじめ定められた原稿搬送装置1
の駆動パタ−ンの原稿送り速度に応じてステッピングモ
−タ12の設定回転数を駆動制御部19に入力する。駆
動制御部19は入力された設定回転数によりPWM制御
等により回転数を制御しながらステッピングモ−タ12
を回転させる。このステッピングモ−タ12が回転して
いるとき回転数検出部15は常時ステッピングモ−タ1
2の回転数を検出し電圧Vdに変換して回転数比較部1
7に送る。
【0014】回転数比較部17は駆動制御部19に入力
している設定回転数に応じた電圧Vsを逐次入力し、回
転数検出部15から送られている測定回転数に応じた電
圧Vdと比較し、測定回転数に応じた電圧Vdが設定回
転数に応じた電圧Vsに達してから設定回転数に応じた
電圧Vsを超えたときに制動発生部7に制動信号を出力
する。この回転数比較部17は、例えば図3の構成図に
示すように2系統の差動増幅器20,21と出力部22
を有する。差動増幅器20は原稿搬送装置1が加速運転
から定速運転に移行するときのステッピングモ−タ12
の回転子のオ−バシュ−トを検出するものであり、入力
端子のマイナス側に設定回転数に応じた電圧Vsが入力
され、プラス側に測定回転数に応じた電圧Vdが入力さ
れている。また、差動増幅器21は原稿搬送装置1が減
速運転から停止に移行するときのステッピングモ−タ1
2の回転子のアンダシュ−トを検出するものであり、入
力端子のマイナス側に測定回転数に応じた電圧Vdが入
力され、プラス側にはグランド電位が入力されている。
出力部22は例えばリレ−を有し、差動増幅器20,2
1の出力ΔVがプラスのときに制動信号を制動発生部7
の電磁石11に送る。
している設定回転数に応じた電圧Vsを逐次入力し、回
転数検出部15から送られている測定回転数に応じた電
圧Vdと比較し、測定回転数に応じた電圧Vdが設定回
転数に応じた電圧Vsに達してから設定回転数に応じた
電圧Vsを超えたときに制動発生部7に制動信号を出力
する。この回転数比較部17は、例えば図3の構成図に
示すように2系統の差動増幅器20,21と出力部22
を有する。差動増幅器20は原稿搬送装置1が加速運転
から定速運転に移行するときのステッピングモ−タ12
の回転子のオ−バシュ−トを検出するものであり、入力
端子のマイナス側に設定回転数に応じた電圧Vsが入力
され、プラス側に測定回転数に応じた電圧Vdが入力さ
れている。また、差動増幅器21は原稿搬送装置1が減
速運転から停止に移行するときのステッピングモ−タ1
2の回転子のアンダシュ−トを検出するものであり、入
力端子のマイナス側に測定回転数に応じた電圧Vdが入
力され、プラス側にはグランド電位が入力されている。
出力部22は例えばリレ−を有し、差動増幅器20,2
1の出力ΔVがプラスのときに制動信号を制動発生部7
の電磁石11に送る。
【0015】上記のように構成された原稿搬送装置1の
動作を図4のフロ−チャ−トを参照して説明する。
動作を図4のフロ−チャ−トを参照して説明する。
【0016】制御信号入力部18から駆動パタ−ンの原
稿送り速度に応じた設定回転数が駆動制御部19に送ら
れステッピングモ−タ12が起動すると(ステップS
1,S2)、回転数検出部15はステッピングモ−タ1
2の回転数を逐次検出して回転数比較部17に送る(ス
テップS3)。回転数比較部17は回転数検出部15か
ら送られた測定回転数に応じた電圧Vdと設定回転数に
応じた電圧Vsを比較する。そしてステッピングモ−タ
12が加速し測定回転数に応じた電圧Vdが設定回転数
に応じた電圧Vsに達した後に、測定回転数に応じた電
圧Vdが設定回転数に応じた電圧Vsを超えたか否を確
認する(ステップS4,S5)。この確認の結果、測定
回転数に応じた電圧Vdが設定回転数に応じた電圧Vs
に達してから設定回転数に応じた電圧Vsを超えてステ
ッピングモ−タ12の回転子がオ−バシュ−トしたこと
を検知すると、制動発生部7の電磁石11に制動信号を
送り電磁石11を励磁する。電磁石11が励磁されると
制動部材8に連結された磁性体又は磁石10が吸引さ
れ、制動部材8を原稿搬送ロ−ラ5の表面に押圧して制
動を加える(ステップS6)。その後、回転数比較部1
7は測定回転数に応じた電圧Vdが設定回転数に応じた
電圧Vsと一致したら制動信号の出力を停止し、制動発
生部7の制動動作を停止させ、原稿2の搬送動作に入る
(ステップS7,S8)。
稿送り速度に応じた設定回転数が駆動制御部19に送ら
れステッピングモ−タ12が起動すると(ステップS
1,S2)、回転数検出部15はステッピングモ−タ1
2の回転数を逐次検出して回転数比較部17に送る(ス
テップS3)。回転数比較部17は回転数検出部15か
ら送られた測定回転数に応じた電圧Vdと設定回転数に
応じた電圧Vsを比較する。そしてステッピングモ−タ
12が加速し測定回転数に応じた電圧Vdが設定回転数
に応じた電圧Vsに達した後に、測定回転数に応じた電
圧Vdが設定回転数に応じた電圧Vsを超えたか否を確
認する(ステップS4,S5)。この確認の結果、測定
回転数に応じた電圧Vdが設定回転数に応じた電圧Vs
に達してから設定回転数に応じた電圧Vsを超えてステ
ッピングモ−タ12の回転子がオ−バシュ−トしたこと
を検知すると、制動発生部7の電磁石11に制動信号を
送り電磁石11を励磁する。電磁石11が励磁されると
制動部材8に連結された磁性体又は磁石10が吸引さ
れ、制動部材8を原稿搬送ロ−ラ5の表面に押圧して制
動を加える(ステップS6)。その後、回転数比較部1
7は測定回転数に応じた電圧Vdが設定回転数に応じた
電圧Vsと一致したら制動信号の出力を停止し、制動発
生部7の制動動作を停止させ、原稿2の搬送動作に入る
(ステップS7,S8)。
【0017】また、原稿2を搬送しているときに例えば
間欠読取動作を行なっているとステッピングモ−タ12
は加速運転,低速運転,減速運転を繰り返す。そこで減
速運転から停止に移行するときも、上記と同様にステッ
ピングモ−タ12の回転数を検出し、アンダシュ−トが
生じたことを検出したら回転数比較部17から制動信号
を出力し、制動発生部7で原稿搬送ロ−ラ5の回転に制
動を加える。そして全ての原稿を搬送したら処理を終了
する(ステップS9)。
間欠読取動作を行なっているとステッピングモ−タ12
は加速運転,低速運転,減速運転を繰り返す。そこで減
速運転から停止に移行するときも、上記と同様にステッ
ピングモ−タ12の回転数を検出し、アンダシュ−トが
生じたことを検出したら回転数比較部17から制動信号
を出力し、制動発生部7で原稿搬送ロ−ラ5の回転に制
動を加える。そして全ての原稿を搬送したら処理を終了
する(ステップS9)。
【0018】このように加速運転から定速運転に移行す
るときや減速運転から停止に移行するときにステッピン
グモ−タ12の回転子にオ−バシュ−トやアンダシュ−
トが生じたことを検出して直ちに原稿搬送ロ−ラ5に制
動を加えステッピングモ−タ12の回転を抑制するか
ら、ステッピングモ−タ12を迅速に定速運転にしたり
停止させることができる。
るときや減速運転から停止に移行するときにステッピン
グモ−タ12の回転子にオ−バシュ−トやアンダシュ−
トが生じたことを検出して直ちに原稿搬送ロ−ラ5に制
動を加えステッピングモ−タ12の回転を抑制するか
ら、ステッピングモ−タ12を迅速に定速運転にしたり
停止させることができる。
【0019】なお、上記実施例においては回転数比較部
17の出力部22にリレ−を有し、リレ−のオン−オフ
信号により制動信号を出力する場合について説明した
が、出力部22にパワ−トランジスタ等を有し、測定回
転数に応じた電圧Vdと設定回転数に応じた電圧Vsと
の偏差ΔVに応じた制動信号を出力して制動力を調整す
るようにしても良い。
17の出力部22にリレ−を有し、リレ−のオン−オフ
信号により制動信号を出力する場合について説明した
が、出力部22にパワ−トランジスタ等を有し、測定回
転数に応じた電圧Vdと設定回転数に応じた電圧Vsと
の偏差ΔVに応じた制動信号を出力して制動力を調整す
るようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、原稿搬
送系を駆動するステッピングモ−タの回転数を検知し、
検知している回転数とあらかじめ駆動パタ−ンで定めら
れた設定回転数とを比較し、検知したステッピングモ−
タの回転数が設定回転数に達してから設定回転数を超え
たときに、原稿搬送系に制動を加えステッピングモ−タ
の回転数を抑制するようにして、ステッピングモ−タの
回転子に生じるオ−バシュ−トやアンダシュ−トを迅速
に収斂させるようにしたから、原稿搬送系の速度を迅速
に所定速度にしたり停止させることができ、原稿読取の
高速化や間欠読取動作時の読取時間の短縮することがで
きる。
送系を駆動するステッピングモ−タの回転数を検知し、
検知している回転数とあらかじめ駆動パタ−ンで定めら
れた設定回転数とを比較し、検知したステッピングモ−
タの回転数が設定回転数に達してから設定回転数を超え
たときに、原稿搬送系に制動を加えステッピングモ−タ
の回転数を抑制するようにして、ステッピングモ−タの
回転子に生じるオ−バシュ−トやアンダシュ−トを迅速
に収斂させるようにしたから、原稿搬送系の速度を迅速
に所定速度にしたり停止させることができ、原稿読取の
高速化や間欠読取動作時の読取時間の短縮することがで
きる。
【0021】また、原稿搬送系に制動を加える制動発生
部を磁気的吸引力により摩擦制動を加える構成とし、磁
気吸引力を検知しているステッピングモ−タの回転数が
設定回転数からずれた程度に応じて可変することによ
り、簡単な構成で原稿搬送系の速度の制御の応答性を向
上させることができる。
部を磁気的吸引力により摩擦制動を加える構成とし、磁
気吸引力を検知しているステッピングモ−タの回転数が
設定回転数からずれた程度に応じて可変することによ
り、簡単な構成で原稿搬送系の速度の制御の応答性を向
上させることができる。
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】上記実施例の制御部を示すブロック図である。
【図3】上記実施例の回転数比較部の構成図である。
【図4】上記実施例の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
る。
1 原稿搬送装置 2 原稿 3 原稿搬送系 4 駆動系 5 原稿搬送ロ−ラ 7 制動発生部 8 制動部材 10 磁石 11 電磁石 12 ステッピングモ−タ 15 回転数検出部 17 回転数比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 P
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動源のステッピングモ−タにより原稿
搬送系を駆動して原稿を搬送する原稿搬送装置におい
て、回転数検出部と回転数比較部と制動発生部とを有
し、回転数検出部はステッピングモ−タの回転数を検知
し、回転数比較部は回転数検出部で検知しているステッ
ピングモ−タの回転数とあらかじめ定められた設定回転
数とを比較し、検知したステッピングモ−タの回転数が
設定回転数を超えたか否を確認し、制動発生部は検知し
ているステッピングモ−タの回転数が設定回転数を超え
たときに原稿搬送系に制動を加えることを特徴とする原
稿搬送装置。 - 【請求項2】 制動発生部は磁気的吸引力により原稿搬
送系に摩擦制動を加えるものであり、検知しているステ
ッピングモ−タの回転数が設定回転数からずれた程度に
応じて磁気的吸引力を可変する請求項1記載の原稿搬送
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6159632A JPH089104A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 原稿搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6159632A JPH089104A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 原稿搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089104A true JPH089104A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15697962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6159632A Pending JPH089104A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 原稿搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089104A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015104303A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | シャープ株式会社 | ステッピングモータの制御装置及びそれを備えた搬送装置 |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP6159632A patent/JPH089104A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015104303A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | シャープ株式会社 | ステッピングモータの制御装置及びそれを備えた搬送装置 |
US9181057B2 (en) | 2013-11-28 | 2015-11-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Stepping motor control device and conveying device provided with the same |
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