JPH0890635A - スクリーンチェンジャ - Google Patents

スクリーンチェンジャ

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Publication number
JPH0890635A
JPH0890635A JP6225238A JP22523894A JPH0890635A JP H0890635 A JPH0890635 A JP H0890635A JP 6225238 A JP6225238 A JP 6225238A JP 22523894 A JP22523894 A JP 22523894A JP H0890635 A JPH0890635 A JP H0890635A
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JP
Japan
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housing
slide bar
air
screen
channel
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Pending
Application number
JP6225238A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Ishida
康彦 石田
Tomomi Katou
友巳 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Japan Steel Works Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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Priority to EP95114710A priority patent/EP0703056A3/en
Priority to US08/531,080 priority patent/US5603828A/en
Publication of JPH0890635A publication Critical patent/JPH0890635A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/50Details of extruders
    • B29C48/69Filters or screens for the moulding material
    • B29C48/691Arrangements for replacing filters, e.g. with two parallel filters for alternate use
    • B29C48/6912Arrangements for replacing filters, e.g. with two parallel filters for alternate use the filters being fitted on a single rectilinearly reciprocating slide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/04Particle-shaped

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、樹脂材料用押出機のスクリーンの
交換時において、低粘度の溶融材料についても残留空気
を完全に排出可能なスクリーンチェンジャを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 本発明によるスクリーンチェンジャは、スラ
イドバー(3,4)の軸直角方向に貫通して設けられた濾過
部がハウジング(2)の貫通孔(23,24)に密封遮断される中
間位置で、従来の材料注入流路(33,43)及び第1空気抜
流路(34,44)に加えて、下流室(32,42)の最上部から外部
へ連通する第2空気抜流路(36,46)をスライドバー(3,4)
を貫通後その外面に沿って及び下流室(32,42)の出口端
から外部へ連通する材料抜流路(37,47)をハウジング(2)
を貫通してそれぞれ設けたことにより空気を外部へ完全
に排出するようにした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂材料用押出機にお
いて、溶融状態の樹脂材料からゴミ等の混入物を除去す
るための濾過装置に関し、特に、濾過装置に用いられる
スクリーンの交換装置(スクリーンチェンジャ)に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、押出機により溶融・混練・押出
しされる樹脂材料には、多くの場合、ゴミ等の溶融しな
い固形物が不必要に混入している。この混入物を除去す
るため、押出機には濾過装置が設けられている。濾過装
置は、押出機の溶融材料の流路にスクリーンを設け、固
形混入物を濾過して除去し、清浄な溶融材料をダイス等
の後続する機器へ供給している。しかるに、スクリーン
には濾過時間の経過と共に濾過された混入物(濾過物)
がその上流側表面に堆積し、混入物の堆積により濾過面
積が減少して溶融材料の流動抵抗が増加し、押出機の運
転効率が低下する。それゆえ、スクリーンは定期的ある
いは必要に応じて堆積した混入物を除去する清掃あるい
は新品との交換が行われる。従来用いられているスクリ
ーンの交換装置であるスクリーンチェンジャの代表的な
ものとして、図4〜図11に示される構成を挙げること
ができる。図4において、符号1で示されるものはスク
リーンチェンジャであり、軸直角断面が円形の平行な2
本の貫通孔23,24を形成されたハウジング2と、前
記貫通孔23,24それぞれに液密状態かつ往復動可能
に挿入された円柱形状の2本のスライドバー3,4と、
複数のタイバー8,ナット8a及び取付け板7を介して
前記ハウジング2に固定されると共に前記スライドバー
3,4それぞれにピストンロッド5a,6aを接続され
た油圧シリンダ5,6とで構成されている。図5におい
て、前記ハウジング2には、前記貫通孔23,24に直
交する方向に貫通流路11が形成され、該貫通流路11
は流入流路11aの途中から二方向に分岐してそれぞれ
2本の前記貫通孔23,24と交差し、交差後の流出流
路11bは途中で合流している。
【0003】また、前記各スライドバー3,4には、そ
れぞれ前記貫通流路11に連通して軸直角方向に貫通す
る流路部及び濾過部が形成され、該流路部及び濾過部は
上流室31,41、スクリーン9、ブレーカプレート1
0及び下流室32,42で構成されている。前記上流室
31,41は、濾過面積すなわち前記スクリーン9の平
面積を大きくするために大きな開口断面を有する形状に
形成され、前記下流室32,42は、前記ブレーカプレ
ート10後の大きな開口断面から前記流出流路11bの
小さな開口断面に合わせるように開口断面が下流方向に
滑らかに小さくなるように形成されている。また、前記
ハウジング2は、前記スライドバー3,4が往復動する
場合に、前記スライドバー3,4の流路部を密封するに
充分な長さの前記貫通孔23,24が形成されている。
【0004】図4,5において、第1スライドバー3は
濾過可能状態すなわちハウジング2の貫通流路11と第
1スライドバー3の濾過部とが連通された状態、第2ス
ライドバー4はスクリーン9の清掃あるいは交換可能状
態すなわち第2スライドバー4の濾過部がハウジング2
の外部に露出された状態をそれぞれ示されている。押出
機に設置されたスクリーンチェンジャ1は、押出機の運
転に際し、先ず、2本のスライドバー3,4を図4の第
1スライドバー3の位置すなわち濾過可能状態に位置さ
れ、溶融材料を濾過する。
【0005】すなわち、押出機から吐出される溶融材料
は、ハウジング2の流入流路11aから分岐して2本の
スライドバー3,4それぞれに設けられた濾過部で濾過
され、その後流出流路11bで合流して一緒になり吐出
される。押出機が連続運転されるとスクリーン9の上流
室31,41側表面上に濾過物が堆積し、流動抵抗が増
加して押出機の運転効率が低下するようになり、スクリ
ーン9を清掃あるいは新品と交換することにより流動抵
抗を低減させる必要がある。このような場合、押出機の
運転を停止しないでスクリーン9を交換するため、一時
的に一方のみで濾過を行い、他方のスクリーン9を清掃
あるいは交換し、次いで交替して一方のスクリーン9を
清掃あるいは交換することが行われる。
【0006】図4に示されるように、スクリーン9を清
掃あるいは交換されるスライドバー3,4は、第1スラ
イドバー3の状態から第2スライドバー4の状態へ油圧
シリンダ5,6により押出され、スクリーン9が清掃あ
るいは交換され、その後元の第1スライドバー3の状態
に引戻され、この動作が2本のスライドバー3,4につ
いて1本ずつ順次実施される。
【0007】このスクリーン9の清掃あるいは交換に際
し、スライドバー3,4が押出される場合は一気に押出
されるが、引戻される場合には、図6〜11に示される
ように途中で一度停止し、スライドバー3,4の流路部
及び濾過部に溶融材料を充満させて空気を抜き、その後
元の濾過可能状態に引戻される。これは、濾過部がハウ
ジング2の外部に露出されてスクリーン9が清掃あるい
は交換される際に、スライドバー3,4の流路部及び濾
過部に充満していた溶融材料の一部あるいは全量が除去
されて空になり、この空の状態で一気に濾過可能状態に
引戻されると、空の部分に存在する空気が濾過される溶
融材料に混入して吐出され、空気の混入している溶融材
料がその後ダイスからストランド状に吐出される際に、
空気が急激に膨張してストランド切れ現象を起こすこと
を防止するものである。スライドバー3,4の流路部及
び濾過部に溶融材料を充満するために、スライドバー
3,4には更に工夫が施されている。
【0008】すなわち、図6,7に示されるように、第
2スライドバー4が濾過状態と清掃あるいは交換状態と
の中間位置で前記第2スライドバー4の流路部及び濾過
部がハウジング2の貫通孔24内に密封遮断される位置
に引戻された状態において、前記濾過部の上流室41か
ら前記ハウジング2の流入流路11aへ連通する材料注
入流路43、前記濾過部の上流室41入口端の最上部か
ら前記ハウジング2の外部へ連通する第1空気抜流路4
4及び前記濾過部の下流室42出口端の最上部から前記
ハウジング2の外部へ連通する第3空気抜流路45がそ
れぞれ前記第2スライドバー4の外面に沿って軸方向に
設けられている。第1スライドバー3についても同様
に、材料注入流路33、第1空気抜流路34及び第3空
気抜流路35が設けられている。
【0009】なお、前記材料注入流路33,43、第1
空気抜流路34,44及び第3空気抜流路35,45の
各先端は、図4の前記第1スライドバー3に示されるよ
うに、濾過状態においては前記ハウジング2の貫通孔2
3,24内に密封されている。図6,7に示される第2
スライドバー4の中間位置において、第2スライドバー
4の流路部及び濾過部に存在する空気の排出及び溶融材
料の充満は以下のように行われる。
【0010】すなわち、図8〜図11において、図8は
第2スライドバー4が中間位置に引戻されるまでの流路
部及び濾過部の状態を示す。上流室41は空であり空気
a1が充満しており、下流室42には下部に溶融材料m
2が残留し(場合によっては全量清掃除去されてい
る)、上部に空気a2部分が存在している。図9では、
図面手前部分に設けられた材料注入流路43(図示され
ず)を経て流入流路11aから上流室41へ溶融材料m
1が徐々に流入し、上流室41を充満しながら空気a1
を第1空気抜流路44を経てハウジング2の外部へ押出
し排出する。さらに、溶融材料m1はスクリーン9及び
ブレーカプレート10を経て下流室42に流入し、下流
室42を充満しながら空気a2を第3空気抜流路45を
経てハウジング2の外部へ押出し排出する。
【0011】図10では、上流室41が完全に溶融材料
m1で充満され、下流室42では図9で示されるように
最上部の角部に残った空気a2についても、溶融材料m
1、m2の粘性により溶融材料m1、m2に押出され、
完全に溶融材料m1、m2で充満される。上流室41及
び下流室42が溶融材料m1,m2で充満された状態
は、第1空気抜流路44及び第3空気抜流路45がハウ
ジング2の外部に連通したそれぞれの先端部から溶融材
料m1,m2が吐出されることにより確認される。図1
1では、上流室41及び下流室42が溶融材料m1,m
2で充満され、すなわち第2スライドバー4の流路部及
び濾過部が溶融材料で完全に充満され、濾過部がハウジ
ング2の流入流路11a及び流出流路11bに連通され
た濾過状態に第2スライドバー4が引戻された状態を示
す。以上の操作により、溶融材料に空気が混入されるこ
となくスクリーン9の清掃あるいは交換が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクリーンチェ
ンジャは以上のように構成されていたため、次のような
課題が存在していた。すなわち、溶融材料の粘度が30
00ポイズ以下の場合、図9に示される下流室の最上部
の角部に残った空気は溶融材料の押出しによる排出が行
われ難く、そのまま残留してしまうことが多い。このよ
うにして残った空気は、溶融材料の流動条件のわずかな
変化時に不意に溶融材料中に混入して吐出される。ま
た、溶融材料の粘度が1000ポイズ以下になると、溶
融材料が材料注入流路から上流室へ流入する際に上流室
の空間に流出して空気を巻き込み、空気が小さな気泡と
なって溶融材料中に分散混入することがある。従って、
スライドバーの流路部及び濾過部が溶融材料で充満され
たことすなわち空気が排出されたことを確認し、スライ
ドバーが濾過状態に引戻された後に、残留した空気が溶
融材料中に混入して吐出される。空気の混入した溶融材
料がダイスの吐出口からストランド状に吐出されると、
装置内の高圧状態から急激に低圧の雰囲気中に吐出され
ることにより、溶融材料中の高温高圧の空気が急激に膨
張して破裂し、ストランドがちぎれてしまう。ダイスか
ら吐出された連続した細紐状のストランドは造粒装置に
引取られて造粒されるが、ストランドが途中で切れると
その後の部分は造粒装置との継がりが無くなり引取られ
なくなる。切れたストランドの後の部分は引取られなく
なるばかりでなく、ダイスから絶え間なく吐出され、行
く先を失ったストランドがどんどん貯まり、装置の正常
な運転状態を阻害する。このようにストランド切れが発
生した場合は、現象を素早く発見し、直ちに対応処置を
実施する必要があるが、現象発見及び対応処置を機械的
あるいは自動的に実施することは非常に困難であり、多
くの労力が必要とされている。また、溶融材料は空気と
接触することにより酸化され、いわゆる焼けが発生し、
造粒された製品の品質を低下させる。このような不具合
をもたらす溶融材料への空気の混入は、スクリーンチェ
ンジャのスクリーンを交換する度に発生する可能性があ
り、装置の運転効率及び製品の生産効率を低下させる原
因の1つとなっている。
【0013】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであり、特に、スクリーンの清掃あるい
は交換に際して、スライドバーの流路部及び濾過部に空
気が残留しない構成のスクリーンチェンジャを提供する
ことを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によるスクリーン
チェンジャは、貫通流路及び該貫通流路に交差する貫通
孔を有するハウジングと、前記貫通流路に連通可能な濾
過部が設けられ前記ハウジングの貫通孔に液密状態かつ
往復動可能に挿入された柱状のスライドバーと、によ
り、溶融材料が前記ハウジングの貫通流路の流入流路か
ら前記スライドバーの濾過部を通過して前記ハウジング
の貫通流路の流出流路へ流動するように構成されると共
に、前記スライドバーが移動してその濾過部が前記ハウ
ジングの貫通孔内に密封遮断される位置で、前記濾過部
の上流室から前記流入流路へ連通する材料注入流路と、
前記濾過部の上流室の最上部から前記ハウジングの外部
へ連通する第1空気抜流路と、を前記スライドバーの外
面に沿って設けられたスクリーンチェンジャにおいて、
前記スライドバーの濾過部が前記ハウジングの貫通孔内
に密封遮断される位置で、前記濾過部の下流室の最上部
からスライドバーの外面へ貫通し、スライドバーの外面
に沿って前記ハウジングの外部へ連通する第2空気抜流
路が設けられた構成である。
【0015】さらに詳細には、前記スライドバーの濾過
部が前記ハウジングの貫通孔内に密封遮断される位置
で、前記濾過部の下流室から前記ハウジングの外部へ連
通する材料抜流路が前記ハウジングを貫通して設けられ
た構成である。
【0016】
【作用】本発明によるスクリーンチェンジャにおいて
は、スクリーンの清掃あるいは交換後流路部及び濾過部
の空間部分を空気で占有された状態のスライドバーがそ
の濾過部をハウジングの貫通孔内に密封遮断される位置
(中間位置)に引戻されると、ハウジングの貫通流路の
流入流路から材料注入流路を経て上流室へ溶融材料が流
入し、スライドバーの流路部及び濾過部の空間部分を徐
々に充満すると共に、空間部分を占有している空気を第
1空気抜流路及び第2空気抜流路を経てハウジングの外
部へ押出して排出する。第1空気抜流路及び第2空気抜
流路はそれぞれ上流室及び下流室の最上部に連通して設
けられているので、流路部及び濾過部を占有している空
気は、充満する溶融材料の上側に溜まり、全量が完全に
押出される。流路部及び濾過部に充満した溶融材料は、
第1空気抜流路及び第2空気抜流路を経て漏れ出し、こ
の溶融材料の漏れにより流路部及び濾過部から空気が完
全に排出されたことを確認される。また、上記と同様に
スライドバーが中間位置に引戻された状態で、上流室に
流入した溶融材料に空気が小さな気泡となって混入した
場合、第1空気抜流路及び第2空気抜流路により空間部
を占有している空気が完全に押出されると共に、気泡の
混入した溶融材料が材料抜流路を経てハウジングの外部
へ流出する。材料抜流路は下流室の流出端に連接して設
けられているので、流路部及び濾過部の溶融材料は全量
が流出する。材料抜流路から流出する溶融材料中に気泡
が発見されなくなることで、気泡を含む溶融材料が完全
に流出したことを確認される。
【0017】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるスクリーンチ
ェンジャの好適な実施例について詳細に説明する。な
お、従来例と同一または同等部分には、同一符号を付し
て説明する。図1は本発明によるスクリーンチェンジャ
の要部構成を示す正面断面図、図2は図1の平面断面
図、図3は図1のIII−III断面図である。なお、本発明
によるスクリーンチェンジャの概略構成は、図4に示さ
れる従来例と同一であるため、図4を本発明にも適用す
る。すなわち、スクリーンチェンジャ1は、軸直角断面
が円形の平行な2本の貫通孔23,24を形成されたハ
ウジング2と、前記貫通孔23,24それぞれに液密状
態かつ往復動可能に挿入された円柱形状の2本のスライ
ドバー3,4と、複数のタイバー8,ナット8a及び取
付け板7を介して前記ハウジング2に固定されると共に
前記スライドバー3,4それぞれにピストンロッド5
a,6aを接続された油圧シリンダ5,6とで構成され
ている。なお、前記ハウジング2の貫通孔23,24及
びスライドバー3,4の軸直角断面は、円形に限定され
るものではなく、楕円形あるいは矩形を含む多角形等の
形状でも良い。
【0018】前記ハウジング2には、前記貫通孔23,
24に直交する方向に貫通流路11が形成され、該貫通
流路11は流入流路11aの途中から二方向に分岐して
それぞれ2本の前記貫通孔23,24と交差し、交差後
の流出流路11bは途中で合流している。前記各スライ
ドバー3,4には、それぞれ前記貫通流路11に連通し
て軸直角方向に貫通する流路部及び濾過部が形成され、
前記流路部は上流室31,41及び下流室32,42か
らなり、前記濾過部はスクリーン9及びブレーカプレー
ト10で構成されている。
【0019】前記上流室31,41は、濾過面積すなわ
ち前記スクリーン9の平面積を大きくするために大きな
開口断面を有する形状に形成され、前記下流室32,4
2は、前記ブレーカプレート10後の大きな開口断面か
ら前記流出流路11bの小さな開口断面に合わせるよう
に開口断面が下流方向に滑らかに小さくなるように形成
されている。また、前記ハウジング2は、前記スライド
バー3,4が往復動する場合に、前記スライドバー3,
4の流路部及び濾過部を密封遮断するに充分な長さの前
記貫通孔23,24が形成されている。すなわち、前記
ハウジング2の貫通流路11から側面までの厚みは、ス
ライドバー3,4の流路の開口巾よりも大きい。
【0020】前記スライドバー3,4は前記油圧シリン
ダ5,6により、前記ハウジング2の貫通孔23,24
内を図4において第1スライドバー3で示されるハウジ
ング2の貫通流路11と第1スライドバー3の流路部と
が連通した濾過状態と、第2スライドバー4で示される
第2スライドバー4の流路部がハウジング2の外部へ完
全に露出したスクリーン9の清掃あるいは交換状態との
間で往復動し、図6に示される中間位置において、スラ
イドバー3,4の流路部がハウジング2の貫通孔23,
24内に密封遮断される。
【0021】図1〜図3に示されるように、スライドバ
ー3,4の流路部が貫通孔23,24内に密封遮断され
る中間位置において、スライドバー3,4には、上流室
31,41から流入流路11aへ連通する材料注入流路
33,43及び上流室31,41の最上部である入口端
からハウジング2の側壁の外部へ連通する第1空気抜流
路34,44がスライドバー3,4の外面に沿って軸方
向に溝状に設けられ、下流室32,42の最上部すなわ
ちブレーカプレート10直後の位置から上方に貫通した
後ハウジング2の側壁の外部へ連通する第2空気抜流路
36,46がスライドバー3,4の外面に沿って軸方向
に溝状に設けられている。
【0022】さらには、同じくスライドバー3,4の中
間位置において、下流室32,42の出口端からハウジ
ング2の側壁の外部へ連通する材料抜流路37,47が
ハウジング2内を貫通して設けられている。なお、スラ
イドバー3,4の外面に沿って軸方向に設けられる溝状
の材料注入流路33,43、第1空気抜流路34,44
及び第2空気抜流路36,46は、スライドバー3,4
の外面あるいはハウジング2の貫通孔23,24の内面
のどちら側に設けても良いが、図1〜3で示されるよう
にスライドバー3,4の外面に設ける方が製作加工上容
易である。
【0023】以上のように構成されたスクリーンチェン
ジャ1において、スクリーン9の清掃あるいは交換後ピ
ストンロッド5a,6aを介して油圧シリンダ5,6に
より中間位置に引戻されたスライドバー3,4は、上流
室31,41及び下流室32,42の各開口部がハウジ
ング2の貫通流路11と側壁面との間の貫通孔23,2
4内に密封遮断されると共に、上流室31,41が材料
注入流路33,43及び第1空気抜流路34,44を介
してそれぞれ流入流路11a及び側壁の外部へ連通さ
れ、下流室32,42が第2空気抜流路36,46及び
材料抜流路37,47を介してそれぞれ側壁の外部へ連
通された状態となる。材料注入流路33,43が流入流
路11aに連通すると同時に、流入流路11aから材料
注入流路33,43を経て上流室31,41へ溶融材料
が流入する。
【0024】上流室31,41へ流入した溶融材料は、
そこに残留する空気を第1空気抜流路34,44を経て
外部へ押出しながら上流室31,41に下部から上部へ
順次充満する。第1空気抜流路34,44は上流室3
1,41の最上部にその流路端が設けられているので、
残留空気は全量が完全に押出され、その後第1空気抜流
路34,44から外部へ溶融材料が流出することによ
り、空気を押出されたことが確認される。また、上流室
31,41へ流入した溶融材料は、スクリーン9及びブ
レーカプレート10を通過して下流室32,42へ流入
する。
【0025】下流室32,42へ流入した溶融材料は、
そこに残留する空気を第2空気抜流路36,46を経て
外部へ押出しながら下流室32,42に下部から上部へ
順次充満する。第2空気抜流路36,46は下流室3
2,42の最上部にその流路端が設けられているので、
残留空気は全量が完全に押出され、その後第2空気抜流
路36,46から外部へ溶融材料が流出することによ
り、空気を押出されたことが確認される。さらには、下
流室32,42に充満した溶融材料が材料抜流路37,
47を経て外部へ流出する。
【0026】材料抜流路37,47を経て流出した溶融
材料中に気泡が混入しなくなった時点でスライドバー
3,4の流路部及び濾過部から残留空気が完全に排出さ
れたことが確認される。溶融材料の粘度が3000〜1
500ポイズの低粘度の場合には、残留空気は空間の上
部に留り、未だ、溶融材料に気泡となって混入するまで
には到らず、第1空気抜流路34,44及び第2空気抜
流路36,46を設けることで残留空気を完全に排出す
ることが可能であるが、粘度が1000ポイズ以下の低
粘度になると残留空気などが溶融材料に混入するので、
材料抜流路37,47が必要となる。 以上のようにし
て流路部及び濾過部から残留空気が排気されたスライド
バー3,4は、油圧シリンダ5,6により濾過状態に引
戻される。
【0027】
【発明の効果】本発明によるスクリーンチェンジャは以
上のように構成されているため、次のような効果を得る
ことが出来た。 (1) 濾過部の下流室の最上部からハウジングの外部へ
連通する第2空気抜流路が設けられたことにより、スラ
イドバーの流路部及び濾過部の空気を完全に排出するこ
とが可能になった。 (2) 濾過部の下流室からハウジングの外部へ連通する
材料抜流路が設けられたことにより、スライドバーの流
路部内及び濾過部内の溶融材料に混入した空気を完全に
排出することが可能になった。 (3) 上記の第2空気抜流路及び材料抜流路が共に設け
られたことにより、スライドバーの流路部及び濾過部の
空気ならびに溶融材料に混入した空気を完全に排出する
ことが可能になった。 (4) スクリーンの清掃あるいは交換時にスライドバー
の流路部及び濾過部の空間となった部分を占有する空気
が中間位置において完全に排出されることにより、濾過
状態に引戻されたスクリーンは、空気を含まない清浄な
溶融材料を後続機器へ供給し、ダイスから吐出されるス
トランドは空気の破裂によりちぎれることが無くなっ
た。 (5) 溶融材料中に空気が含まれなくなったことによ
り、材料の酸化すなわち焼けが発生しなくなった。 (6) 従って、スクリーンの清掃あるいは交換の度に発
生していたトラブルが無くなり、装置の正常な連続運転
が可能となり、装置の運転効率、製品の生産効率及び製
品の品質を大巾に改善することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスクリーンチェンジャの要部構成
を示す正面断面図である。
【図2】図1の平面断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】従来のスクリーンチェンジャの構成を示す一部
断面を含む正面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】図4の相対位置を変更した部分図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図5の部分動作図である。
【図9】図5の部分動作図である。
【図10】図5の部分動作図である。
【図11】図5の部分動作図である。
【符号の説明】
2 ハウジング 3,4 スライドバー 9 スクリーン 10 ブレーカプレート 11 貫通流路 31,41 上流室 32,42 下流室 33,43 材料注入流路 34,44 第1空気抜流路 36,46 第2空気抜流路 37,47 材料抜流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通流路(11)及び該貫通流路(11)に交差
    する貫通孔(23,24)を有するハウジング(2)と、前記貫通
    流路(11)に連通可能な濾過部が設けられ前記ハウジング
    (2)の貫通孔(23,24)に液密状態かつ往復動可能に挿入さ
    れた柱状のスライドバー(3,4)と、により、溶融材料が
    前記ハウジング(2)の貫通流路(11)の流入流路(11a)から
    前記スライドバー(3,4)の濾過部を通過して前記ハウジ
    ング(2)の貫通流路(11)の流出流路(11b)へ流動するよう
    に構成されると共に、前記スライドバー(3,4)が移動し
    てその濾過部が前記ハウジング(2)の貫通孔(23,24)内に
    密封遮断される位置で、前記濾過部の上流室(31,41)か
    ら前記流入流路(11a)へ連通する材料注入流路(33,43)
    と、前記濾過部の上流室(31,41)の最上部から前記ハウ
    ジング(2)の外部へ連通する第1空気抜流路(34,44)と、
    を前記スライドバー(3,4)の外面に沿って設けられたス
    クリーンチェンジャ(1)において、 前記スライドバー(3,4)の濾過部が前記ハウジング(2)の
    貫通孔(23,24)内に密封遮断される位置で、前記濾過部
    の下流室(32,42)の最上部からスライドバー(3,4)の外面
    へ貫通し、スライドバー(3,4)の外面に沿って前記ハウ
    ジング(2)の外部へ連通する第2空気抜流路(36,46)が設
    けられたことを特徴とするスクリーンチェンジャ。
  2. 【請求項2】 前記スライドバー(3,4)の濾過部が前記
    ハウジング(2)の貫通孔(23,24)内に密封遮断される位置
    で、前記濾過部の下流室(32,42)から前記ハウジングの
    外部へ連通する材料抜流路(37,47)が前記ハウジング(2)
    を貫通して設けられたことを特徴とする請求項1記載の
    スクリーンチェンジャ。
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