JPH0890303A - Nc自動旋盤 - Google Patents

Nc自動旋盤

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JPH0890303A
JPH0890303A JP22542394A JP22542394A JPH0890303A JP H0890303 A JPH0890303 A JP H0890303A JP 22542394 A JP22542394 A JP 22542394A JP 22542394 A JP22542394 A JP 22542394A JP H0890303 A JPH0890303 A JP H0890303A
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JP
Japan
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tool
holder
tool holder
automatic lathe
tools
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JP22542394A
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English (en)
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Haruhiko Uekusa
晴彦 植草
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Seiko Seiki KK
Original Assignee
Seiko Seiki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を停止させることなく工具を交換するこ
とができ、取付け工具が制約されないNC自動旋盤を提
供する。 【構成】 棒材54を切削加工するための複数の工具6
0、61、62、63、64、65が取り付けられた工
具ホルダ68は、刃物台70に内蔵されたクランパの保
持動作によって刃物台70に対して着脱可能に取付けら
れている。この刃物台70の工具ホルダ68は、Y軸サ
ーボモータ80によるY軸テーブル78の水平移動や、
X軸サーボモータ74によるY軸テーブル78上の刃物
台70の上下動、クランパの保持、開放動作による工具
ホルダ68の着脱、及びホルダ保持フレーム96の回転
(矢印P)等が、NC装置の制御に基づいて所定の順序
で行われることで、ストッカ部58の工具ホルダ68と
自動交換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主軸移動型のNC自動
旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】細長い棒状の被加工物の端面や外周面を
切削加工する場合、被加工物を回転させる主軸が切削用
工具に対して軸方向に移動する主軸移動型のNC(数値
制御)自動旋盤が用いられることがある。
【0003】図7は、従来の主軸移動型のNC自動旋盤
を表したものである。NC自動旋盤10では、被加工物
としての棒材12が主軸14によって回転されると共
に、主軸台16によってZ軸方向に移動されるようにな
っている。ガイドブッシュ18から突出した棒材12の
周囲には、切削加工用の複数の工具20、21、22、
23、24が放射状に設けられている。これら工具2
0、21、22、23、24は、刃物台サーボモータ2
6、27等によってそれぞれ進退動作を行うことで、主
軸14によって回転された棒材12を切削加工する。
【0004】図8は、従来の主軸移動型のNC自動旋盤
の他の例を表したものである。このNC自動旋盤30で
は、被加工物である棒材32の上方において、3つの工
具34、35、36が、刃物台33に対し櫛状に並んで
取り付けられている。また、棒材32の左右には、2つ
の工具38、39が配設されている。工具34、35、
36は、X軸サーボモータ40によるX軸方向への刃物
台33の移動で一体的に上下動され、棒材32は、その
直上方に位置する工具の上下動によって切削加工され
る。刃物台33は、Y軸サーボモータ42によってY軸
方向へも移動されるようになっており、このY軸方向へ
の移動で棒材32の加工を行う工具34、35、36が
順次選択されるようになっている。
【0005】以上のNC自動旋盤10、30では、工具
が、破損やその他の機械的トラブルによって使用不能と
なると、装置を一旦停止させて工具を交換する。すなわ
ち、作業者が、古くなった工具を刃物台から1つ1つ取
り外して、新しい工具を取付け、更に、心出し等の調整
作業を行う必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のNC自動旋盤1
0、30では、工具の交換時に装置を停止させなければ
ならないので、装置の連続運転時間が制約され、運転効
率を悪くする。また、図7や図8に示したNC自動旋盤
を数十台設置し、一人の作業者が複数のNC自動旋盤の
操作を担当する場合、1つのNC自動旋盤の工具交換の
ために、他のNC自動旋盤に対する操作を行うことがで
きず、生産効率を著しく低下させる。
【0007】さらに、工具を刃物台に直接取付ける構造
となっているので、取付け可能な工具の種類や形状、数
等が限定されてしまい、そのため、加工の種類も制約を
受けることとなる。そこで、本発明は、装置を停止させ
ることなく工具を交換することができるNC自動旋盤を
提供することを第1の目的とする。
【0008】また、本発明は、取付け工具が制約されな
いNC自動旋盤を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、棒状の被加工物を回転させると共に前記被加工物の
回転軸方向に移動させて切削加工を行うNC自動旋盤
に、加工部材を着脱自在に保持する保持機構が設けられ
た刃物台と、この刃物台を前記回転軸方向に垂直な所定
平面内で互いに直角な2方向にそれぞれ移動させる移動
手段と、この移動手段によって前記加工部材を前記被加
工物に対し進退させることで前記切削加工を行う加工制
御手段と、前記加工部材を前記所定平面内で格納するス
トッカと、前記移動手段による前記加工部材の前記スト
ッカへの移動と前記刃物台の前記保持機構による前記加
工部材の着脱とを制御する交換制御手段とを具備させて
前記第1の目的を達成する。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
NC自動旋盤において、前記ストッカが、前記加工部材
が格納される複数の格納部と、これら複数の格納部を移
動させて少なくとも1つの前記格納部を前記保持機構に
保持された前記加工部材の移動範囲内に順次位置させる
格納部駆動手段とを備えたことで前記第1の目的を達成
する。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
NC自動旋盤において、前記加工部材が、複数の工具
と、この複数の工具が櫛状に並んで取付けられる工具ホ
ルダとを備えたことで前記第1及び第2の目的を達成す
る。
【0012】
【作用】請求項1記載のNC自動旋盤では、回転すると
共にその回転軸方向に移動する棒状の被加工物に対し、
加工制御手段が、移動手段によって加工部材を進退させ
ることで前記被加工物の切削加工を行う。交換制御手段
の制御により、移動手段が加工部材をストッカに移動さ
せ、保持機構は加工部材を刃物台に対し着脱させる。こ
れにより、刃物台の保持機構に保持された加工部材が、
ストッカに予め格納された加工部材と交換される。
【0013】請求項2記載のNC自動旋盤では、複数の
格納部が、格納部駆動手段によって移動されることで、
少なくとも1つの格納部が、保持機構に保持された加工
部材の移動範囲内に順次位置する。前記交換制御手段
は、前記移動範囲内に位置した格納部に、前記移動手段
によって加工部材を移動させることで、加工部材の交換
を行う。
【0014】請求項3記載のNC自動旋盤では、刃物台
の保持機構が工具ホルダを保持し、複数の工具は、工具
ホルダを介して刃物台に取付けられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のNC自動旋盤における一実施
例を図1ないし図6を参照して詳細に説明する。図1及
び図2は、本実施例によるNC自動旋盤50を、それぞ
れ、正面から見た場合と、側面から見た場合の機械構成
を表したものである。
【0016】NC自動旋盤50は、切削加工が行われる
加工部52と、被加工物としての棒材54を回転させる
と共にその軸方向に往復動させるための主軸部56と、
交換用の工具を格納するストッカ部58とを備えてい
る。図1の加工部52において示されるように、本実施
例では、種類の異なる6つの工具60、61、62、6
3、64、65が、櫛状に並んで工具ホルダ68に取り
付けている。この工具ホルダ68は、その上部に、刃物
台70に収容されたジョイント部68aを有しており、
図2に示すように、その本体の中間部分における側面に
は、テーパ部68bが形成されている。
【0017】刃物台70には、図2において点線で示す
ように、例えば、油圧駆動のクランパ72が内蔵されて
おり、このクランパ72が工具ホルダ68上部のジョイ
ント部68aを保持することで、工具ホルダ68が刃物
台70に固定されている。刃物台70は、X軸サーボモ
ータ74及びボールネジ(図示せず)によって、ガイド
レール76に案内されてY軸テーブル78に対して鉛直
方向、すなわち矢印X方向に移動されるようになってい
る。また、Y軸テーブル78は、Y軸サーボモータ80
(図1)及びボールネジ82によって、ガイドレール8
4に案内されて、水平方向、すなわち図1に示す矢印Y
方向に移動されるようになっている。
【0018】以上のY軸テーブル78や刃物台70等を
ガイドレール84、84等を介して支えるベース部10
0には、棒材54が挿通される孔が設けられたガイドブ
ッシュ102が取り付けられている。このガイドブッシ
ュ102の孔の直径は、棒材54の直径と略同径であ
り、挿通される棒材54を摺動及び回転自在に支持する
ようになっている。
【0019】図2に示すように、棒材54は、スピンド
ル駆動モータ87によって回転駆動される主軸86に固
定されている。この主軸86は、Z軸サーボモータやボ
ールネジ(図示せず)等によって、ガイドレール88に
案内されてX及びY軸方向(図1)に垂直なZ軸方向に
移動されるようになっている。すなわち、本実施例のN
C自動旋盤50は、主軸移動型のNC自動旋盤である。
ベース部100には、点線で示すように凹所100aが
形成されており、主軸86の前端(図2において左端)
部分が、この凹所100a内に収容される位置まで、主
軸86が前方(図2において左方)に移動可能となって
いる。
【0020】一方、図1に示すように、ストッカ部58
においては、モータ92を備えた支持フレーム90が床
上に配置されており、この支持フレーム90上には、モ
ータ92によって矢印Pで示すように回転する円柱形状
の軸部材94が取り付けられている。軸部材94の上端
には、工具ホルダ68を保持するホルダ保持フレーム9
6が一体的に固定されている。
【0021】図3は、図1において上方から見た場合の
ホルダ保持フレーム96を、図4は、ホルダ保持フレー
ム96の、図3におけるQ−Q線断面を表したものであ
る。図3に示すように、ホルダ保持フレーム96には、
工具ホルダ68と略同寸の矩形状の2つの保持孔97を
有しており、これらの保持孔97には、工具ホルダ68
が挿通されたとき、テーパ部68bと嵌合するテーパ9
7aがそれぞれ形成されている。図4に示すように、こ
のテーパ97aによって、工具ホルダ68は下方への移
動を規制され、図示する位置で保持される。図4の矢印
で示すように、工具ホルダ68は、上方に引き抜かれる
ことで容易にホルダ保持フレーム96から取り外され、
上方から保持孔97に挿通させることで、ホルダ保持フ
レーム96に設置されるようになっている。なお、図に
おいてホルダ保持フレーム96に設置されている工具ホ
ルダ68は、交換前の新しい工具ホルダ68である。
【0022】ストッカ部58のモータ92、加工部52
のX軸サーボモータ74やY軸サーボモータ80(図
1)及び刃物台70におけるクランパ72(図2)の駆
動装置、主軸部56のスピンドル駆動モータ87(図
2)及び主軸86移動用のZ軸サーボモータ(図示せ
ず)等の駆動は、加工制御手段及び交換制御手段として
のNC(数値制御)装置(図示せず)によって制御さ
れ、Y軸テーブル78や刃物台70、あるいは主軸86
等が所定の順序で動作するようになっている。
【0023】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。なお、以下の各動作は、図示しない
NC装置の制御によって自動的に行われる。先ず、NC
自動旋盤50による切削加工について説明する。図2に
示すように棒材54が取り付けられた主軸86が、スピ
ンドル駆動モータ87によって駆動され、棒材54が所
定の速度で回転される。そして、Z軸サーボモータ(図
示せず)によって主軸86が所定の位置に移動され、棒
材54の切削したい部分が、工具ホルダ68の直下に移
動される。
【0024】次に、図1のY軸サーボモータ80の駆動
によりY軸テーブル78がY軸方向に移動され、最初に
切削加工を行う工具が、ガイドブッシュ102から突出
した棒材54の直上方に位置する。そして、X軸サーボ
モータ74の駆動により刃物台70が棒材54に対して
所定量降下され、同時に主軸86の移動により棒材54
がZ軸方向に所定距離移動される。これにより、例え
ば、工具60が棒材54を所望の形に切削する。
【0025】1つの工具による切削加工が終了したら、
X軸サーボモータ74によって刃物台70が上昇すると
共に、Y軸サーボモータ80によってY軸方向に移動
し、次に切削を行う工具、例えば、工具61が棒材54
の直上方に位置する。そして、再び刃物台70が所定量
降下されることで、工具61による切削加工が同様に行
われる。
【0026】以上のような切削加工を、その他の各工
具、例えば、工具62〜65を用いて順次同様に行うこ
とで、1つの棒材54に対する一連の加工が終了する。
1つの棒材54に対する1連の加工が終了したら、棒材
54を未加工の新たな棒材に取り替えて同様に工具6
0、61、62、63、64、65を用いた一連の加工
を行う。
【0027】次に、工具ホルダ68の交換動作について
説明する。本実施例のNC自動旋盤50は、各工具6
0、61、62、63、64、65の劣化状態に応じ
て、刃物台70の工具ホルダ68をストッカ部58の工
具ホルダ68と自動的に交換する。例えば、被加工物と
しての棒材を所定数加工する毎に工具ホルダ68の交換
を行したり、あるいは、各工具60、61、62、6
3、64、65の劣化を検出する装置を設けおき、劣化
が検出されたときに工具ホルダ68の交換を行う。
【0028】具体的な交換動作は、以下のようにして行
われる。まず、Y軸テーブル78を図1において左方に
移動させ、工具ホルダ68が設置されていないホルダ保
持フレーム96の右側における保持孔97の直上方に、
刃物台70を位置させる。そして、刃物台70を降下さ
せて、工具ホルダ68を保持孔97に挿通することで、
ホルダ保持フレーム96に工具ホルダ68を設置する。
続いて、刃物台70内のクランパ72がジョイント部6
8aをアンクランプし、刃物台70を上昇させる。これ
により、刃物台70と使用後の工具ホルダ68が分離さ
れる。
【0029】次に、モータ92によってホルダ保持フレ
ーム96は、180°回転し、刃物台70から取り外さ
れた古い工具ホルダ68は、図1において左方に移動さ
れ、交換前の新しい工具ホルダ68は右方に、すなわ
ち、刃物台70の直下に移動される。
【0030】新しい工具ホルダ68が刃物台70の直下
に移動したら、刃物台70を再び降下させ、クランパ7
2で新しい工具ホルダ68のジョイント部68aをクラ
ンプする。そして、刃物台70を上昇させることで、ホ
ルダ保持フレーム96から新しい工具ホルダ68を抜き
出し、更に、Y軸テーブル78が図1において右方に移
動することで、略図1に示す位置に戻る。
【0031】以上の各動作により工具ホルダ68の交換
作業が終了し、新たな工具ホルダ68を用いて前述した
ような切削加工を行う。なお、NC自動旋盤50に交換
作業が終了する毎に点灯する交換ランプを設けて、スト
ッカ部58に設置された工具ホルダ68が交換後の古い
工具ホルダ68であることを作業者に知らせるようにし
てもよい。この交換ランプの点灯によって作業者は、加
工部52で切削加工が行われている間に、ストッカ部5
8に設置された工具ホルダ68を新しい工具ホルダ68
に取り替えることができるので、NC自動旋盤50の自
動運転をより円滑に継続することができる。
【0032】以上説明したように、本実施例では、工具
60、61、62、63、64、65が工具ホルダ68
を介して刃物台70に取り付けられるので、工具ホルダ
68の形状や大きさを変更することで、種々の工具を取
付けることができ、工具の形状や数が制約されない。従
って、あらゆる種類の加工に対応することができる。ま
た、工具ホルダ68は、工具60、61、62、63、
64、65の長手方向が鉛直方向になるように、刃物台
70に対して取り付けられるので、切削加工時に生じる
切り粉のはけが良い。
【0033】上記実施例では、ストッカ部58のホルダ
保持フレーム96は、刃物台70に取り付けられた工具
ホルダ68が移動可能なXY平面内に設置され、かつ、
図4に示すようにX軸方向への差し込み動作によって工
具ホルダ68を着脱自在に保持する構造になっている。
従って、切削加工を行うためのX軸サーボモータ74や
Y軸サーボモータ80及びY軸テーブル78等を用い
て、工具ホルダ68の交換を行うことができ、交換アー
ム等の装置を特に設ける必要がないので、装置の製造コ
ストを小さくすることができる。
【0034】上記実施例では、ホルダ保持フレーム96
がモータ92によって180°回転することで、一方の
保持孔97が、刃物台70に取り付けられた工具ホルダ
68の移動範囲内に位置するようになっている。従っ
て、交換時における刃物台70の移動量を小さくするこ
とができる。例えば、図1で示す位置にホルダ保持フレ
ーム96が固定されている場合と比べて、交換時の刃物
台70の移動量を小さくでき、Y軸テーブル78等を小
さくすることができる。
【0035】また、上記実施例では、装置を停止させる
ことなく、工具60、61、62、63、64、65の
交換が自動的に行われるので、生産効率が良い。また、
作業者が手作業で交換していた従来のNC自動旋盤のよ
うに、工具で作業者が手を怪我するようなことはなく、
安全性が良い。
【0036】なお、上記実施例では、ストッカ部58に
おいて2つの工具ホルダ68のみが、設置されるように
なっていたが、ホルダ保持フレーム96の代わりに、例
えば、図5に示すように、保持孔97′が放射状に設け
られた円盤形状のホルダ保持フレーム120を軸部材9
4に取り付けて、より多くの工具ホルダ68(図5では
8つ)を設置できるようにしてもよい。この場合、モー
タ92は、工具ホルダ68の交換毎にホルダ保持フレー
ム120を45°づつ回転させて、各保持孔97′が交
換位置に順次位置するようにする。また、新しい工具ホ
ルダ68の残りが1つになったら、交換ランプを点灯さ
せるようにしてもよい。
【0037】また、図1に示した軸部材94とホルダ保
持フレーム96を積み上げて、多段式のストッカとする
ことで、複数の工具ホルダ68を設置できるようにして
もよい。例えば、図1のホルダ保持フレーム96の上
に、軸部材94を取付けると共に、更にその上にホルダ
保持フレーム96を固定して、2段式のストッカとした
り、更に、その上にもう一段同様に軸部材94とホルダ
保持フレーム96を取付けて3段式のストッカにしても
よい。この場合、図5のホルダ保持フレーム120に比
べて、ストッカ部58の専有面積を小さくすることがで
きる。
【0038】また、Y軸方向が鉛直方向、X軸方向が水
平方向となるようにNC自動旋盤50を90°回転させ
た状態で床上に設置し、ストッカ部58が加工部52の
ベース部100上方に位置するように構成してもよい。
この場合、ストッカ部58のホルダ保持フレーム96に
は、工具ホルダ68が横向きに設置されるので、抜け防
止のためロック機構を設ける。また、Y軸テーブル78
の下方への移動が床面によって規制されないように、例
えば、Y軸テーブル78を短くする。
【0039】上記実施例では、ストッカ部58に予め設
置された工具ホルダ68と刃物台70に取り付けられた
工具ホルダ68とで、取付けられる工具60〜65は同
じであったが、例えば、1つの棒材54に対し、12種
類の切削加工を必要とする場合には、ストッカ部58に
設置される工具ホルダ68と、刃物台70に取り付けら
れている工具ホルダ68とで取付け工具の種類を変えて
もよい。この場合、1つの棒材54に対する一連の加工
途中で、工具ホルダ68の交換作業が行われる。
【0040】また、工具ホルダ68は、クランパ72に
よって刃物台70に取付け可能であれば、他の形状のも
のでもよい。例えば、1つあるいは2つの工具のみが取
り付け可能な形状や、あるいは、幅を広くすることで、
より多くの工具(例えば、10本)が一度に取り付けら
れる形状にしてもよい。また、各工具が図1において横
に櫛状に取付けられる形状でもよい。この場合、刃物台
70のY軸方向への移動によって、棒材54の切削加工
を行う。
【0041】図6は、工具ホルダの変形例を表したもの
である。工具ホルダ68の代わりに、図6(A)に示す
ように工具122が取り付けられたコの字形状の工具ホ
ルダ130を使用してもよい。この場合、工具ホルダ1
30がジョイント部130aで刃物台70に保持される
ことで、各工具122は、棒材54をそれぞれ鉛直方向
(図1においてX軸方向)と水平方向(Y軸方向)に切
削可能に配置される。
【0042】また、図6(B)に示すように、内側の上
下に工具132がそれぞれ取り付けられたロの字形状の
工具ホルダ134を用いてもよく、図6(C)に示すよ
うに、リング形状の工具ホルダ136の内側に放射状に
工具138を取り付けたものを使用してもよい。
【0043】図6に示した工具ホルダ130、134、
136では、工具が横1列で櫛歯状に並んで取り付けら
れた工具ホルダ68よりも、加工時に工具ホルダの移動
量が少なくて済むので、工具の選択時間を短縮すること
ができる。また、工具ホルダ68に比べ小型化できるの
で、装置の省スペース化を図ることができる。
【0044】以上の実施例では、ストッカ部58におい
て、工具ホルダ68のテーパ部68bがホルダ保持フレ
ーム96のテーパ97aと嵌合することで、工具ホルダ
68を保持するようになっていたが、他の方法によって
工具ホルダ68が落下しないように固定してもよい。例
えば、工具ホルダ68の周りに突起を複数設け、保持孔
97に挿通したときに突起がホルダ保持フレーム96の
上面に当接することで、工具ホルダが固定されるように
してもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載のNC自動旋盤によれば、
交換制御手段の制御によって、移動手段が加工部材をス
トッカに移動させ、保持機構が加工部材を刃物台に対し
着脱させるので、加工部材の自動交換を行うことができ
る。また、切削加工を行う移動手段を用いて交換を行う
ので、装置を簡略化でき、製造コストを低くすることが
できる。
【0046】請求項2記載のNC自動旋盤によれば、格
納部駆動手段によって、複数の格納部の少なくとも1つ
が加工部材の移動範囲内に順次位置するので、交換時に
おける刃物台の移動量を小さくすることができ、移動手
段の小型化を図ることができる。
【0047】請求項3記載のNC自動旋盤によれば、工
具が工具ホルダを介して刃物台に取付けられるので、工
具ホルダの形状を変えることで、種々の工具を使用する
ことができる。また、複数の工具が工具ホルダに取り付
けられるので、複数の工具を一度に交換することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNC自動旋盤の一実施例を示した正面
図である。
【図2】同NC自動旋盤の側面図である。
【図3】同NC自動旋盤のホルダ保持フレームを示した
平面図である。
【図4】図3におけるQ−Q線断面を示す側面図であ
る。
【図5】同ホルダ保持フレームの変形例を示した平面図
である。
【図6】工具ホルダの変形例を示した説明図である。
【図7】従来のNC自動旋盤を示した斜視図である。
【図8】従来の他の例のNC自動旋盤を示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
50 NC自動旋盤 52 加工部 54 棒材 56 主軸部 58 ストッカ部 60、61、62、63、64、65 工具 68、130、134、136 工具ホルダ 68a ジョイント部 68b テーパ部 70 刃物台 72 クランパ 74 X軸サーボモータ 76 ガイドレール 78 Y軸テーブル 80 Y軸サーボモータ 82 ボールネジ 84 ガイドレール 86 主軸 87 スピンドル駆動モータ 90 支持フレーム 92 モータ 94 軸部材 96 ホルダ保持フレーム 97、97′ 保持孔 97a テーパ 100 ベース部 100a 凹所 102 ガイドブッシュ 120 ホルダ保持フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の被加工物を回転させると共に、前
    記被加工物の回転軸方向に移動させて切削加工を行うN
    C自動旋盤であって、 加工部材を着脱自在に保持する保持機構が設けられた刃
    物台と、 この刃物台を前記回転軸方向に垂直な所定平面内で互い
    に直角な2方向にそれぞれ移動させる移動手段と、 この移動手段によって前記加工部材を前記被加工物に対
    し進退させることで前記切削加工を行う加工制御手段
    と、 前記加工部材を前記所定平面内で格納するストッカと、 前記移動手段による前記加工部材の前記ストッカへの移
    動と、前記刃物台の前記保持機構による前記加工部材の
    着脱とを制御する交換制御手段とを具備することを特徴
    とするNC自動旋盤。
  2. 【請求項2】 前記ストッカは、前記加工部材が格納さ
    れる複数の格納部と、これら複数の格納部を移動させ
    て、少なくとも1つの前記格納部を前記保持機構に保持
    された前記加工部材の移動範囲内に順次位置させる格納
    部駆動手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    NC自動旋盤。
  3. 【請求項3】 前記加工部材は、複数の工具と、この複
    数の工具が櫛状に並んで取付けられる工具ホルダとを備
    えたことを特徴とする請求項1記載のNC自動旋盤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008173763A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Snecma ロボット機械のための加工用エンドレスベルトを保管および送出するための装置
WO2021052911A3 (fr) * 2019-09-16 2021-05-14 Tornos Sa Peigne pour machines-outils, dispositif de positionnement d'outil, dispositif d'entrainement d'outil rotatifs ainsi qu'une machine-outil

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