JPH088988A - クロック発生回路 - Google Patents

クロック発生回路

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JPH088988A
JPH088988A JP6135528A JP13552894A JPH088988A JP H088988 A JPH088988 A JP H088988A JP 6135528 A JP6135528 A JP 6135528A JP 13552894 A JP13552894 A JP 13552894A JP H088988 A JPH088988 A JP H088988A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 クロック信号の位相を位相差分信号の位相に
高速に引込み、引込んだ後のクロック信号を安定化させ
る。 【構成】 受信信号6が所定位置の検出軸をクロスした
タイミングを検出する検出軸の値が異なっている複数の
検出軸交差検出手段701、702と、検出タイミング
に基づいて受信信号6の変化軌跡を判別分類し分類結果
に応じたタイミング調整信号を出力する軌跡分類手段7
10と、タイミング調整信号により補正してクロック再
生用信号とするタイミング制御手段707とを備えたク
ロック再生用信号発生回路71Aと、内部クロック信号
の位相が受信信号6のクロック位相と逆位相のときは送
受信周波数のずれの最大値で決まるクロック再生用信号
のジッタの2倍又はそれ以上とする位相角で位相修正を
行うDPLL72とにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、π/4シフトQPSK
信号の遅延検波回路内に設けられているクロック発生回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル移動通信用デジタル変調方式と
しては、各種のものが提案されているが、ここでは、一
例として、1シンボル期間毎に位相軸をπ/4だけシフ
トさせながら変調を行なうπ/4シフトQPSK方式が
採用されている(文献1)。また、復調構成の小型化や
低消費電力化を実現できるπ/4シフトQPSK方式の
遅延検波回路も提案されている(例えば文献2)。
【0003】文献1『赤岩芳彦、永田善紀共著、「ディ
ジタル移動通信用線形変調方式の提案」、昭和60年電
子通信学会総合全国大会、No.2384』 文献2『信田仁、須田勉、占部健三共著、「ディジタル
コードレス電話用π/4シフトQPSK遅延検波回
路」、1992年電子情報通信学会春季大会、No.B
−344』 図7において、入力端子1には、π/4シフトQPSK
で変調された搬送波(変調波)が入力される。そして、
この変調波は、瞬時位相検出回路3に与えられる。例え
ば、この変調波周波数として、1.2MHz等の受信機
中間周波が用いられる。発振器2は、キャリアを発生し
て瞬時位相検出回路3に与える。ここで、キャリアは、
入力端子1に入力された変調波の周波数にほぼ等しい周
波数を有している。
【0004】例えば、瞬時位相検出回路3は、イクスク
ルーシブオア回路やD型フリップフロップ回路等の位相
検出回路とアナログローパスフィルタとアナログ/デジ
タル変換器とを有している(文献2参照)。そして、瞬
時位相検出回路3は変調波と発振器2のキャリアとの瞬
時位相差を計算し、デジタルデータ(瞬時位相信号)4
を位相差計算回路5に与える。ここで、アナログローパ
スフィルタ及びアナログ/デジタル変換器の代わりに、
特公平1−38244号公報に開示された移動平均検出
装置を用いた瞬時位相検出回路3も存在する。
【0005】位相差分計算回路5は、ベースバンド遅延
検波を行なうものであり、入力された瞬時位相信号4
と、1シンボル時間だけ遅延された瞬時位相信号4とを
減算してデジタルデータ(位相差分信号)6を得る。
【0006】クロック再生回路7は、位相差分信号6に
基づいて、タイミングクロック信号を再生する。データ
再生回路8は、クロック信号に同期して位相差分信号6
を処理してデータを判定するものである。再生されたク
ロック信号及びデータはそれぞれ出力端子9及び10を
介して次段の回路に与えられる。
【0007】図8(A)は、位相差分信号6をデジタル
/アナログ変換した後、オシロスコープに表したアイパ
タンを示すものである。
【0008】クロック再生回路7は、図9に示すよう
に、クロック再生用信号発生回路71及びデジタルフェ
ーズロックトループ(以下、DPLLと略称する)72
から構成されている。そして、クロック再生回路7は、
アイパタンの目の開いたタイミングTnにおいてタイミ
ングクロック信号を再生する。再生されたタイミングク
ロック信号は、データ再生回路8がデータ判定を行うた
めに用いられる。
【0009】クロック再生用信号発生回路71は、マグ
ニチュードコンパレータ711及びレベル設定回路71
2から構成されている。レベル設定回路712は検出レ
ベル(検出軸)、例えば位相差分0に対応したレベル1
(図8(A)参照)を設定している。マグニチュードコ
ンパレータ711は、位相差分信号6がこの検出レベル
を横切った瞬間にパルス(図8(B)参照)を発生す
る。それにより、クロック再生用信号発生回路71は、
位相差分信号6からクロック再生用信号を抽出する。D
PLL72は、クロック再生用信号発生回路71より与
えられたクロック再生用信号とクロック信号の位相を合
わせる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クロック再生回路7では、クロック信号を良好に再生で
きない場合も生じていた。
【0011】図10は、バースト的に送信されてくる伝
送信号の構成例を示すものである。伝送信号の頭の部分
には、例えばパタン「1001」が繰返されたクロック
信号の再生用のプレアンブルと呼ばれるビットパタンが
挿入されており、次に、データの頭を示す特定パタンで
なるUWが挿入されており、その後にデータ本体が挿入
されている。従って、当然に、プレアンブル期間でクロ
ック信号の位相を位相差分信号6の位相に引込み、安定
化させておくことが求められる。プレアンブル期間で
は、位相差分信号6は、図8(A)に太線で示す軌跡を
たどり、位相差分信号6がレベル1の検出レベルを横切
ると、クロック再生用信号発生回路71から図8(B)
に示すようなクロック再生用信号が出力される。
【0012】しかし、クロック再生用信号は、図8
(B)に示すように、ジッタ±δを伴っており、DPL
L72によって再生されたクロック信号が位相差分信号
の位相と180°だけ異なっている場合にはいわゆるデ
ッドロックの状態になって良好に再生できないという問
題が生じる。
【0013】デッドロック状態の問題については、特開
平4−332231号公報に詳述されており、また、こ
の特開平4−332231号公報は、このデッドロック
状態の問題を解決できるクロック再生方式も開示してい
る。すなわち、クロック再生用信号とDPLL72によ
って再生されたクロック信号との位相差が所定位相角よ
り大きいときには、ジッタδの2倍の値2δを位相検出
1回に対する位相制御量にすることで、デッドロック状
態の問題を解決できることを開示している。
【0014】しかしながら、クロック再生用信号発生回
路71から出力されたクロック再生用信号が有するジッ
タδの値は40°近くに達しており、この2倍の値2δ
(約80°)は位相制御量としては大きすぎて特開平4
−332231号公報に開示のクロック再生方式を常に
適用することができない。言い換えると、従来のクロッ
ク再生用信号発生回路71から出力されたクロック再生
用信号をDPLL72に与えてクロック再生した場合に
は、デッドロック状態となる恐れが残っている。
【0015】ところで、クロック再生用信号の形成を次
のように行なうことも考えられている。すなわち、プレ
アンブル期間では、検出レベルを、位相差分π/4に対
応する図8(A)に示すレベル2に設定してクロック再
生用信号を発生させる。このようにすれば、マグニチュ
ードコンパレータ711から、ジッタδがほぼ0のクロ
ック再生用信号が得られ、DPLL72を動作させるの
に好都合となる。
【0016】しかしながら、プレアンブル期間が終了し
た後もレベル設定をレベル2(π/4)にしておくと、
ジッタδがほぼ0のクロック再生用信号(パルス)の発
生確率が低くなってクロック信号の位相制御を良好に行
なうことができなくなる。図8(A)に示すように、ジ
ッタδがほぼ0のとなる軌跡は、全16通りのうちの2
通りしかなく、レベル2のレベル設定が不適当というこ
とができる。
【0017】そこで、プレアンブル期間が終了したら図
8(A)のレベル1に設定した方が良く、このようにす
ればジッタδがほぼ0となる軌跡は16通り中の4通り
となり、クロック信号の再生をより良好にできる。
【0018】しかしながら、この方法では、今受信して
いるデータがプレアンブルか他のUWやデータ本体なの
かを判別する必要がある(図10参照)。実際上、デー
タ種別を判別することはかなり難しく、外部のマイクロ
プロセッサ等のインテリジェントな回路の助けが必要と
なり、単純な回路構成では実現することが不可能であ
る。外部のマイクロプロセッサは、他の処理機能を実現
することに忙しく、実際上、データ種別の区別処理を行
なうことが困難であり、その結果、上述したデータ種別
に応じて設定レベルを切り替える方法を適用することは
困難になっているという問題点があった。
【0019】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、DPLLがクロック信号を引込み時及び引込
み後においても良好に再生できるようなクロック再生用
信号を発生するクロック再生用信号発生回路を提供しよ
うとしたものである。
【0020】更に、送信機と受信機との間でお互いに周
波数のずれが生じることによりクロック再生用信号にジ
ッタが生じた場合にも、支障なく動作ができるクロック
再生回路を提供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック再生回
路は、ディジタルデータで変調された受信信号からクロ
ック再生用の位相信号を発生して出力するクロック再生
用信号発生回路において、受信信号が所定位置の検出軸
をクロスしたタイミングを検出する検出軸の値が異なっ
ている複数の検出軸交差検出手段と、各検出軸交差検出
手段による検出タイミングに基づいて受信信号の変化軌
跡を判別分類しこの分類結果に応じたタイミング調整信
号を出力する軌跡分類手段と、タイミング調整信号が指
示するいずれかの上記検出軸交差検出手段による検出タ
イミングをタイミング調整信号が指示する時間だけ補正
してクロック再生用の位相信号とするタイミング制御手
段とを備えたことを特徴とするクロック再生用信号発生
回路と、内部クロック信号の位相が受信信号のクロック
位相と逆位相になっていることが検出タイミング判定時
間内に判明したときは1回の位相修正として送受信周波
数のずれの最大値で決まるクロック再生用信号のジッタ
の2倍又はそれ以上とする位相角で位相修正を行うDP
LLとにより構成される。
【0022】
【作用】本発明のクロック再生用信号発生回路におい
て、複数の検出軸交差検出手段はそれぞれ、入力された
位相差分信号が自己に設定されている所定値の検出軸を
クロスしたタイミングを検出し、検出タイミングを軌跡
分類手段に通知する。軌跡分類手段は、各検出軸交差検
出手段による検出タイミングに基づいて、位相差分信号
の変化軌跡を判別分類し、この分類結果に応じたタイミ
ング調整信号をタイミング制御手段に出力する。タイミ
ング制御手段は、タイミング調整信号が指示するいずれ
かの検出軸交差検出手段による検出タイミングを、タイ
ミング調整信号が指示する時間だけ補正して、クロック
再生用の位相信号としてDPLLに与える。
【0023】更に、再生されたクロック信号の位相とク
ロック再生用の位相信号の位相との誤差が一定値以下と
なったことを検出する位相差判定手段を設け、軌跡分類
手段が、位相差判定手段が検出動作したときに、いずれ
か1個の上記検出軸交差検出手段による検出タイミング
だけを用いて処理するようにすれば、クロック信号の位
相を位相差分信号の位相に高速に引込むことができると
共に、引込んだ後のクロック信号の一段の安定化を実現
することができるようになる。
【0024】
【実施例】以下、本発明のクロック発生回路の第1の実
施例を図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の
実施例の詳細構成を示すブロック図である。
【0025】第1の実施例のクロック発生回路7Aは、
クロック再生用信号発生回路71Aと、DPLL72
と、制御回路73とにより構成されている。
【0026】初めに、クロック再生用信号発生回路71
Aについて説明する。クロック再生用信号発生回路71
Aは、マグニチュードコンパレータ701、703と、
レベル設定回路702、704と、軌跡分類回路710
と、タイミング制御回路707とにより構成されてい
る。軌跡分類回路710は、タイマ回路705と、判定
回路706とにより構成されている。ここで、マグニチ
ュードコンパレータ701はレベル設定回路702と対
応して設けられ、マグニチュードコンパレータ703は
レベル設定回路704と対応して設けられている(図3
(A)参照)。
【0027】レベル設定回路702、704には、検出
レベル(検出値)があらかじめ設定されている。ここ
で、レベル設定回路702には位相差分0に対応したレ
ベル1が検出レベルとして設定され、レベル設定回路7
04には位相差分π/2に対応したレベル0が検出レベ
ルとして設定されている。
【0028】マグニチュードコンパレータ701は、位
相差分信号6とレベル1を与えられる。そして、マグニ
チュードコンパレータ701は、与えられた位相差分信
号6が与えられたレベル1を横切ったときに瞬時的なパ
ルスを発生する(以下、マグニチュードコンパレータ7
01が発生するパルスをレベル1クロスパルスと略称す
る)。同様に、マグニチュードコンパレータ703は、
位相差分信号6とレベル0を与えられる。そして、マグ
ニチュードコンパレータ703は、与えられた位相差分
信号6が与えられたレベル0を横切ったときに瞬時的な
パルスを発生する(以下、マグニチュードコンパレータ
703が発生するパルスをレベル0クロスパルスと略称
する)。
【0029】そして、マグニチュードコンパレータ70
1、703は、各々発生したパルスを軌跡分類回路71
0及びタイミング制御回路707に与える。
【0030】タイマ回路705と判定回路706とによ
り構成される軌跡分類回路710は、タイミング制御回
路707に与えるタイミング調整信号を形成する。タイ
マ回路705は、レベル1クロスパルス及びレベル0ク
ロスパルスを与えられる。そして、タイマ回路705
は、各パルスの与えられた時からカウントの開始又はリ
セットを行う。そして、タイマ回路705は、カウント
値を判定回路706に与える。判定回路706は、与え
られたカウント値に基づいて位相差分信号の変化軌跡を
推定し、タイミング制御回路707に与えるタイミング
調整信号を形成する。
【0031】タイミング制御回路707は、タイミング
調整信号とレベル1クロスパルス及びレベル0クロスパ
ルスを与えられる。そして、タイミング制御回路707
は、与えられたタイミング調整信号に従ってクロック再
生用信号となるパルス(位相信号)を発生する。ここ
で、クロック再生用信号となるパルスは、レベル1クロ
スパルス又はレベル0クロスパルスが与えられた時から
所定時間経過した後に発生される。
【0032】次に、第1の実施例のクロック再生用信号
発生回路71Aの動作を説明すると共に、この動作説明
を通じて、タイマ回路705、判定回路706及びタイ
ミング制御回路707の機能を明らかにする。
【0033】バースト信号は、上述した図10に示すよ
うに、頭の部分に「1001」を繰返したプレアンブル
パタンが位置し、次に、データの先頭を示す「UW」が
位置し、その後にデータ本体が位置する。クロック再生
回路7Aは、プレアンブルパタンが送られてきている期
間に、クロック信号の位相を入力信号の位相に合わせる
必要がある。
【0034】クロック再生用信号発生回路71Aは、レ
ベル0及びレベル1の2個の検出レベルを設定してい
る。そして、クロック再生用信号発生回路71Aは、位
相差分信号6がこの検出レベルをクロスした検出タイミ
ングから位相差分信号6(従って、遅延検波回路への入
力信号)がどのような軌跡をたどったかを推定する。そ
して、クロック再生用信号発生回路71Aは軌跡の推定
により、DPLL72でクロック再生が容易かつ良好に
行なえるタイミングでパルスを出力する。どのような軌
跡であったかを推定できても、過去に遡ったタイミング
で、パルスを出力することはできないので、この第1実
施例では、軌跡分類回路710が過去の軌跡を推定して
分類し、その分類によってクロック再生用のパルスを出
力するまでの時間を選択し、この選択に従ってタイミン
グ制御回路707がクロック再生用のパルスを出力する
という方法を採用している。
【0035】以下、図2及び図3を用いて第1実施例の
軌跡推定及びクロック再生用パルスの出力タイミング調
整を説明する。ここで、図2及び図3において、時間T
は1シンボル時間(360°相当)であり、時間Tdは
例えば150°に相当する時間、時間t0 は例えば60
°に相当する時間であるとする。
【0036】図2の検出番号1は、軌跡分類回路710
にレベル0クロスパルスが与えられた後、所定時間Td
以内に、軌跡分類回路710にレベル1クロスパルスが
与えられた場合を示す。この場合、軌跡分類回路710
(判定回路706)は、タイミング制御回路707に対
して、レベル0クロスパルスが与えられた時点から、時
間t0 +T/2が経過した時点でクロック再生用パルス
を出力するように制御する。
【0037】検出番号2は、軌跡分類回路710にレベ
ル1クロスパルスが与えられた後、所定時間Td以内
に、軌跡分類回路710にレベル0クロスパルスが与え
られた場合を示す。この場合にも、軌跡分類回路710
(判定回路706)は、タイミング制御回路707に対
して、レベル1クロスパルスが与えられた時点から、時
間t0 +T/2が経過した時点でクロック再生用パルス
を出力するように制御する。
【0038】検出番号3は、軌跡分類回路710にレベ
ル1クロスパルスが与えられた後、所定時間Td以内
に、軌跡分類回路710にレベル0クロスパルスが与え
られなかった場合を示す。この場合、軌跡分類回路71
0(判定回路706)は、タイミング制御回路707に
対して、レベル1クロスパルスが与えられた時点から、
時間T/2が経過した時点でクロック再生用パルスを出
力するように制御する。なお、軌跡分類回路710は、
レベル0クロスパルスが与えられた後に与えられた最初
のパルスがレベル0クロスパルスである場合、及び、レ
ベル1クロスパルスが与えられた後に与えられた最初の
パルスがレベル1クロスパルスである場合には、後者の
パルスによってタイマ705をリセットし、計時を最初
からやり直すようになされている。
【0039】図3(A)に太線で示した軌跡は、図8
(A)に示したものと同様に「10011001…」の
プレアンブル期間での軌跡である。なお、π/4シフト
QPSK信号の場合、位相差分信号6の位相差分値がそ
のままデータ値を表しているものではなく位相差分信号
6の軌跡がデータ値を表している。
【0040】図3(A)において、レベル0クロスパル
ス(時点ア)が軌跡分類回路710に与えられた後、所
定時間Td以内にレベル1クロスパルス(時点イ)が軌
跡分類回路710に与えられている。従って、軌跡分類
回路710は、検出番号1に従うタイミング調整信号を
タイミング制御回路707に与える。よって、タイミン
グ制御回路707は、図3(B)に示すように、時点ア
から時間t0 +T/2が経過した時点ウでクロック再生
用パルスを発生する。
【0041】ここで、軌跡分類回路710にレベル1ク
ロスパルス(時点イ)が与えられた後に、最初に与えら
れたパルスが同一のレベル1クロスパルス(時点エ)で
あるので、このときには、タイマ705はリセットさ
れ、タイミング制御回路707に対してなんらの制御も
実行しない。
【0042】さらに、レベル1クロスパルス(時点エ)
が軌跡分類回路710に与えられた後、所定時間Td以
内にレベル0クロスパルス(時点オ)が軌跡分類回路7
10に与えられている。従って、軌跡分類回路710
は、検出番号2に従うタイミング調整信号をタイミング
制御回路707に与える。よって、タイミング制御回路
707は、図3(B)に示すように、時点エから時間t
0 +T/2が経過した時点カでクロック再生用パルスを
発生する。
【0043】以下、同様にして、プレアンブル期間で
は、軌跡分類回路710が検出番号1及び検出番号2の
タイミング調整を適用し、タイミング制御回路707か
らは、図3(B)に示すように、アイパタンが最も目を
開いたタイミングでクロック再生用のパルスが出力され
る。その結果、DPLL72からは、図3(C)に示す
ように、このパルスに同期した正しい位相のクロック信
号が発生される。
【0044】なお、図3(B)及び図8(B)の比較か
ら明らかなように、ジッタδを0とすると、プレアンブ
ル期間において、DPLL72に与えられるクロック再
生用信号(パルス)の位相は180°異なっているが、
DPLL72内の位相判定を180°変更することによ
ってDPLL72はこのような相違に容易に対応でき
る。
【0045】プレアンブル期間が終了して、UWやデー
タ本体の期間に進むと、ビットパタンが固定ではないの
で、クロック再生用発生回路71Aには、16通りの全
ての軌跡のいずれかをとる位相差分信号6が入力され
る。上述した検出番号1及び検出番号2は、特に、プレ
アンブル期間での軌跡を考慮したものであるが、UWや
データ本体の期間でもこれら検出番号1及び検出番号2
に係る軌跡をとることが生じる。検出番号3に係る軌跡
は、UWやデータ本体の期間に対応したものであり、こ
の検出番号3によるタイミング調整が実行される軌跡は
後述するように8通りある。
【0046】図4は、全16通りの軌跡と、クロック再
生用パルスの出力タイミング調整との関係を説明するも
のである。以下、この図4を参照して、位相差分信号6
の軌跡とタイミング調整との関係を説明する。
【0047】図4(A)に太線で示す2種類の軌跡パタ
ンは、プレアンブル期間で主に生じる上述した検出番号
1及び検出番号2に係る軌跡パタンであり、プレアンブ
ル期間について説明したと同様に、軌跡分類回路710
によるタイミング調整を受けて、タイミング制御回路7
07は、アイパタンが目を最も開いたタイミングでクロ
ック再生用のパルスを発生する。
【0048】図4(B)に太線で示す6種類の軌跡パタ
ンは、レベル0及びレベル1のいずれの検出レベルとも
クロスしない軌跡パタンである。この場合は、上述した
検出番号1〜3のいずれの検出条件にも該当しないの
で、軌跡分類回路710によるタイミング調整は実行さ
れず、タイミング制御回路707はクロック再生用のパ
ルスを発生しない。
【0049】図4(C)に太線で示す2種類の軌跡パタ
ンは、レベル0とクロスしたが、そのクロス時点から所
定時間Td以内にレベル1とクロスすることがない軌跡
パタンである。この場合も、上述した検出番号1〜3の
いずれの検出条件にも該当しないので、軌跡分類回路7
10によるタイミング調整は実行されず、タイミング制
御回路707はクロック再生用のパルスを発生しない。
【0050】図4(D)に太線で示す4種類の軌跡パタ
ンは、レベル1とクロスしたが、そのクロス時点から所
定時間Td以内にレベル0とクロスすることがない軌跡
パタンであり、この軌跡パタンは、上述した検出番号3
の検出条件に該当する軌跡パタンである。従って、軌跡
分類回路710によるタイミング調整を受けて、タイミ
ング制御回路707は、クロス時点から所定時間T/2
だけ経過したタイミングでクロック再生用のパルスを発
生する。
【0051】ここで、タイミング制御回路707は、図
4(D)に示した4通りの軌跡パタンのうち傾斜が緩い
2通りの軌跡パタンに対しては、アイパタンが目を最も
開いたタイミングでクロック再生用のパルスを発生し、
傾斜が急な他の2通りの軌跡パタンに対しては、最も望
ましいアイパタンが目を最も開いたタイミングより所定
量(ジッタ±δ1 )だけずれているクロック再生用のパ
ルスを発生する。
【0052】図4(E)に太線で示す2種類の軌跡パタ
ンは、プレアンブル期間ではないが、上述した検出番号
1及び検出番号2に係る軌跡パタンである。従って、タ
イミング制御回路707は、軌跡分類回路710による
タイミング調整を受けて、検出番号1又は検出番号2に
規定するタイミングでクロック再生用のパルスを発生す
る。しかし、これらの軌跡パタンは、図4(A)に示し
たプレアンブル期間に主に生じる軌跡パタンより、後側
のクロスが速く生じたり遅く生じたりしているものであ
る。そのため、クロック再生用パルスの発生タイミング
は、最も望ましいアイパタンが目を最も開いたタイミン
グより所定量(ジッタ±δ2 )だけずれている。
【0053】以上のように、第1実施例のクロック再生
用信号発生回路71Aにおいては、プレアンブルパタン
を受信しているときには、ジッタがないクロック再生用
のパルスを100%取り出してDPLL72に与えるこ
とができ、DPLL72から出力されるクロック信号の
位相を正しい位相角に迅速に引き込むことができると共
に、その正しい位相角を安定に維持することができる。
【0054】また、プレアンブルパタンが過ぎても、第
1実施例のクロック再生用信号発生回路71Aにおいて
は、半分(8通り/16通り)の確率でクロック再生用
のパルスを取り出してDPLL72に与えることがで
き、DPLL72から出力されるクロック信号の位相制
御に利用させることができる。このように取り出したク
ロック再生用パルスには、1/2(4通り/8通り)の
確率でをジッタを有するものが含まれるが、このような
ジッタを有するクロック再生用パルスをDPLL72が
利用しても、プレアンブル期間で、再生されたクロック
信号と入力信号との位相誤差を充分に小さくしているの
で、入力信号に再生クロック信号を追従させるには充分
に機能する。
【0055】従って、上記第1実施例によれば、位相差
分信号6における位相を、複数の検出レベル(検出軸)
に対するクロス位相を利用して検出してジッタがないク
ロック再生用のパルスを発生するようにしたので、プレ
アンブル期間においてクロック信号を入力信号の位相に
迅速に正しく同期させることができる。ジッタがないク
ロック再生用のパルスを発生させているので、いわゆる
デッドロック状態の発生を未然に防止できる。
【0056】以上、送信機と受信機との間で周波数のず
れが生じていない場合を説明したが、実際には、送信機
と受信機との間で周波数のずれが生じる場合がある。こ
こで、図11を用いて、送受信機間で周波数のずれが生
じた場合を説明する。図11(A)は、プレアンブル時
の軌跡を示す図であり、1シンボル時間を360°に割
り当てている。図中、横軸をθ、縦軸をXとする。符号
パタン「1001」の繰り返しのアイパタンは、送信側
の帯域制限フィルタや受信側の雑音除去フィルタ等で、
様々の影響を受ける。そのため、符号パタン「100
1」の軌跡は一概に決定できないが、ここではサイン波
形に従った変化をするものと仮定して説明する。
【0057】π/4シフトQPSKを適用するディジタ
ルコードレス電話システムでは、384kbps(19
2kシンボル/秒)で、1900MHzで送受信が行わ
れる。そして、送信・受信において、それぞれ、±3P
PMの周波数偏差が許容されている。送信・受信の各周
波数偏差は、最大値の(2)1/2倍をとることが多
い。ここで、最大値として、3×(2)1/2=4.2
(PPM)の場合を考えると、周波数のずれは、 1900×106×4.2×10−6=7980(Hz) となる。これは、1シンボル(1/192×103秒)
間で、 {7980×(1/192×103)}×360°=15(度) =15π/180(rad) の位相変化となる。そのため、図11(A)のサイン波
形は、最大15π/180だけ上方又は下方にずれる。
そして、送信側の周波数が高い方にずれ、受信側の周波
数が低い方にずれた場合、サイン波形は上方にずれる。
ここでは、サイン波形が固定され、検出レベル(検出
軸)が移動すると考える。すると、検出レベル1は15
π/180だけ下方に移動し、−15π/180となる
(レベル1’)。したがって、サイン波形と検出レベル
1’とがクロスするθは、 −15π/180=π/4+π{sin(θ/2)}/2 θ=−1.44(rad) =−82.5(度) となる。そして、 −82.5°+60°+180°=157.5° のθにおいて、クロック再生用信号が出力される(図1
1(c)に記載)。この場合のクロック再生用信号は、
送受信機間で周波数のずれがない場合(図11(b)に
記載)よりも、22.5°進んでいる。同様に次のシン
ボルの場合、クロック再生用信号は22.5°遅れて出
力される。そのため、ジッタδは±22.5°となる。
【0058】逆に、送信側の周波数が低い方にずれ、受
信側の周波数が高い方にずれた場合、検出レベル1は1
5π/180だけ上方にずれる。この場合においても、
ジッタδは±22.5°となる。
【0059】そのため、送信機と受信機との間でお互い
に周波数のずれが生じることによりクロック再生用信号
にジッタが生じた場合にも、支障なく動作ができるため
に、クロック再生回路に制御回路73を設ける。ここ
で、制御回路73は、タイミング調整信号とクロック信
号を与えられる。そして、制御回路73は、後述する検
出番号1及び検出番号2の区間に内部クロック信号の立
ち上がりがある場合、DPLL72に情報を与える。
【0060】次に、送信機と受信機との間に周波数のず
れがない場合の第1の実施例のクロック発生回路7Aの
動作を説明する。そして、この動作説明を通じて、タイ
マ回路705、判定回路706、タイミング制御回路7
07の機能を明らかにする。次に、送信機と受信機との
間に周波数のずれが生じた場合における、第1の実施例
のクロック発生回路7Aの動作を説明する。そして、こ
の動作説明を通じて、制御回路73の機能を明らかにす
る。
【0061】制御回路73は、再生されたクロック信号
(内部のクロック信号)の立ち上がりが検出番号1又は
検出番号2の区間(以下、検出タイミング判定時間と略
称する)内にあるか否かを判断する。即ち、再生された
クロックが正しいクロック位相に対して逆位相になって
いないかどうかを判断する。図3(c)は正しい再生ク
ロックで、図3(D)は逆位相となってしまった再生ク
ロックである。もし再生したクロック信号の立ち上がり
が検出タイミング判定時間内にあるならば、再生したク
ロックは逆位相となっていると判断して制御回路73は
DPLL72に対し1回当りの位相修正のための位相角
γを与える。この場合、与える位相角γは、送受信機間
における周波数のずれの最大値から決定されるジッタδ
の2倍である。例えば、ジッタδが±22.5°である
場合のγは、22.5°×2=45°である。また、ク
ロック信号の立ち上がりが検出タイミング判定時間内に
ないならば、DPLL72に位相修正γの情報を与えな
い。
【0062】このような制御回路73を設けることによ
り、図10に示すバースト信号がクロック再生回路7A
に入力され、送受信機間に周波数のずれが生じている場
合でも、支障なく位相修正が行われる。そのため、クロ
ック信号は、正しいクロック位相に収束される。
【0063】この場合は、図3(C)が正しい再生クロ
ック位相であると仮定した場合であって、設計の都合
上、図3(C)の逆位相が正しい位相であると仮定した
場合には、クロック信号の立ち下がりが判定時間内か否
かを判定することになる。また、設計によっては、その
他の判定条件が存在する。
【0064】以上、第1の実施例によれば、プレアンブ
ル期間が終了しても高い確率でクロック再生用パルスを
発生し、クロック位相追従を継続でき、同期外れの恐れ
を従来より格段に小さくすることができる。また、送受
信機間で周波数のずれが生じた場合でも、確実に正しい
クロック信号が再生できる。
【0065】さらに、第1の実施例によれば、遅延検波
回路への入力信号がプレアンブルか他のUWやデータ本
体かを区別する必要がない。そのため、クロック再生用
発生回路の大型化を最小限に止めることができると共
に、外部のマイクロプロセッサに負担を掛けることもな
い。
【0066】次に、本発明のクロック発生回路の第2の
実施例を図面を用いて説明する。図5は、本発明の第2
の実施例の詳細構成を示すブロック図である。ここで、
図1との同一、対応部分には、同一符号を示している。
また、図6は、この第2実施例の軌跡推定及びクロック
再生用パルスの出力タイミング調整の一例を説明するた
めの図である。
【0067】ここで、第2の実施例のクロック発生回路
7Bには、クロック発生用信号発生回路71Bに位相差
判定回路721が設けられ、軌跡分類回路710Aにゲ
ート回路708が設けられている。
【0068】この第2の実施例のクロック再生用信号発
生回路71Bは、DPLL72として、位相追従を低速
で行なう低速制御モードと、位相追従を高速で行なう高
速制御モードとを、クロック再生用信号と発生されたク
ロック信号との位相差の大小に応じて切り替えるものを
適用することを前提としたものである。例えば、このよ
うなDPLL72は、特開昭61−265922号公報
に開示されている。
【0069】更に、第1の実施例と同様に、制御回路7
3は、与えられたクロック信号の立ち上がりが検出番号
1又は検出番号2の区間(以下、検出タイミング判定時
間と略称する)内にあるか否かを判断する。そして、も
しクロック信号の立ち上がりが検出タイミング判定時間
内にあるならば、制御回路73はDPLL72に対し1
回当りの位相修正のための位相角γを与える(以下、超
高速制御と略称する)。この場合、与える位相角γは、
送受信機間における周波数のずれの最大値から決定され
るジッタδの2倍である。
【0070】第2実施例のクロック再生用信号発生回路
71Bは、図5に示すように、DPLL72を構成する
一要素であるモード選択用の位相差判定回路721(D
PLL72の一要素であるが、図5ではDPLL本体と
区別して示している)も一構成要素としている。また、
第2実施例のクロック再生用信号発生回路71Bは、レ
ベル0のクロス検出用のマグニチュードコンパレータ7
03の出力段側にゲート回路708(これも軌跡分類回
路710Aの一要素である)を備えており、マグニチュ
ードコンパレータ703からの検出パルスの通過を制御
できるようになされている。
【0071】このゲート回路708には、上述した位相
差判定回路721からモード信号がゲート制御信号とし
て与えられるようになされており、ゲート回路708
は、モード信号が高速制御モードを指示するときに通過
動作し、モード信号が低速制御モードを指示するときに
非通過動作するようになされている。
【0072】軌跡分類回路710Aは、図6に示すよう
に、図示しない位相差分計算回路からの位相差分信号6
の軌跡を推定し、タイミング制御回路707からのパル
ス出力のタイミングを調整する。
【0073】図6において、検出番号1〜検出番号3の
軌跡推定動作及び出力パルスタイミング調整動作は、第
1実施例の場合と同様であり、この第2実施例の場合に
は、高速制御モードにおいて実行される。これら検出番
号1〜検出番号3の動作では、レベル1及びレベル0を
クロスしたタイミングを表すパルスが共に必要であるの
で、上述したようにゲート回路708は通過動作するよ
うになされている。
【0074】検出番号4は、低速制御モードにおいて軌
跡分類回路710Aが実行する動作を示すものであり、
軌跡分類回路710Aは、マグニチュードコンパレータ
701からレベル1クロスパルスが与えられたときに、
その時点から時間T/2だけ経過した時点でタイミング
制御回路707からクロック再生用のパルスを出力させ
るように制御する。
【0075】この第2実施例のクロック再生用信号発生
回路71Bにおいても、プレアンブル期間を受信してい
るときには、高速制御モードにおける検出番号1又は2
の動作が実行され、ジッタがないクロック再生用のパル
スを100%取り出してDPLL72に与えることがで
きる。また、送信機と受信機の間に周波数のずれが生じ
ていない場合、DPLL72から出力されるクロック信
号の位相を正しい位相角に迅速に引き込むことができ
る。
【0076】このようにしてプレアンブル期間の途中又
は終了時において、クロック信号を正しい位相角(例え
ば45°以内)に引込んでくると、位相差判定回路72
1によってモードが低速制御モードに切り替わる。
【0077】従って、軌跡分類回路710Aは、レベル
1クロスパルスだけに基づいた検出番号4の動作を実行
すると共に、DPLL72も低速制御モードに切り替わ
って、DPLL72はその安定化させた状態を維持する
ように低速でクロック信号の発生位相の制御を実行す
る。
【0078】ここで、送信機と受信機の間に周波数のず
れが生じている場合、第1の実施例と同様に、制御回路
73は、内部クロック信号の立ち上がりが検出番号1又
は検出番号2の区間(以下、検出タイミング判定時間と
略称する)内にあるか否かを判断する。そして、もしク
ロック信号の立ち上がりが検出タイミング判定時間内に
あるならば、制御回路73はDPLL72に対し1回当
りの位相修正のための位相角γを与える。この場合、与
える位相角γは、送受信機間における周波数のずれの最
大値から決定されるジッタδの2倍である。また、クロ
ック信号の立ち上がりが検出タイミング判定時間内にな
いならば、DPLL72に位相修正γの情報を与えな
い。
【0079】第2の実施例は、第1の実施例と同様に、
位相差分信号6の位相が複数の検出レベル(検出軸)を
クロスしたことを検出し、クロック再生用のパルスを発
生する。そのため、第2の実施例は、プレアンブル期間
が終了しても高い確率でクロック再生用パルスを発生で
き、追従を継続でき、同期外れの恐れを従来より格段に
小さくすることができる。また、クロック信号を入力信
号の位相に引き込んだ後は、低速で位相制御するように
したので、雑音等によってマグニチュードコンパレータ
701や703からパルスが出力されてもほぼそれを無
視した安定したクロック信号の位相を得ることができ
る。
【0080】すなわち、第2の実施例によれば、第1の
実施例以上に、急速なクロック引込みと、安定なクロッ
ク再生という矛盾した要求に応じることができる。
【0081】なお、上記各実施例においては、位相差分
信号の軌跡推定用の検出レベル(検出軸)が2個のもの
を示したが、本発明はこれに限定されず、3個以上の検
出レベルを利用したものであっても良い。この場合、検
出レベルの数に応じて、軌跡の分類数(タイミング制御
回路707の制御種類)も適宜選定すれば良い。ここ
で、検出レベルが4個の場合は、2個の場合よりもより
正確に位相差分信号の軌跡推定ができる。
【0082】また、上記各実施例においては、プレアン
ブル期間のパタンが「1001」の繰返しパタンである
ことを前提としたものであるが、プレアンブルパタンが
他のものであっても良く、この場合にはそれに応じて軌
跡分類及びクロック再生用パルスの出力タイミング調整
を行なえば良い。
【0083】本発明は、π/4シフトQPSK信号の遅
延検波回路内の位相差分信号を入力するものに限定して
説明してきた。しかし、本発明はこれに限定するもので
はなく、ディジタルデータで変調された受信信号は、一
般的にアイパタンを得ることができるため、一般的に適
用することが可能である。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、位相差
分信号が所定値の検出軸をクロスしたタイミングを検出
する、検出軸の値が異なっている複数の検出軸交差検出
手段と、各検出軸交差検出手段による検出タイミングに
基づいて、位相差分信号の変化軌跡を判別分類し、この
分類結果に応じたタイミング調整信号を出力する軌跡分
類手段と、タイミング調整信号が指示するいずれかの検
出軸交差検出手段による検出タイミングを、タイミング
調整信号が指示する時間だけ補正して、クロック再生用
の位相信号とするタイミング制御手段とでクロック再生
用信号発生回路を構成し、内部クロック信号の位相が受
信信号のクロック位相と逆位相になっていることが、検
出タイミング判定時間内に判明したときは、1回の位相
修正として、送受信周波数ずれの最大値で決まるクロッ
ク再生用信号のジッタの2倍又はそれ以上とする位相角
で、位相修正を行うDPLLでクロック再生回路を構成
したので、クロック信号を引込み時及び引込み後におい
ても良好に再生できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のクロック発生回路の構成を示す
ブロック図である。
【図2】第1の実施例の位相差分信号の軌跡分類(軌跡
検出)及びクロック再生用パルスの出力タイミング調整
の説明図である。
【図3】本発明のクロック信号とアイパタンとの関係を
示す説明図である。
【図4】16通りの軌跡を示す説明図である。
【図5】第2の実施例のクロック発生回路の構成を示す
ブロック図である。
【図6】第2の実施例の位相差分信号の軌跡分類(軌跡
検出)及びクロック再生用パルスの出力タイミング調整
の説明図である。
【図7】遅延検波回路の構成を示すブロック図である。
【図8】従来のクロック再生用パルスとアイパタンとの
関係を示す説明図である。
【図9】従来のクロック再生回路の構成を示すブロック
図である。
【図10】伝送信号の構成を示す説明図である。
【図11】プレアンブル期間におけるアイパタンを示す
説明図である。
【符号の説明】
7A、7B…クロック発生回路 71A、71B…クロック再生用信号発生回路 701、703…マグニチュードコンパレータ 702、704…レベル設定回路 707…タイミング制御回路 710、710A…軌跡分類回路 721…位相差判定回路 73…制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータで変調された受信信号
    からクロック再生用の位相信号を発生して出力するクロ
    ック再生用信号発生回路において、 受信信号が所定位置の検出軸をクロスしたタイミングを
    検出する検出軸の値が異なっている複数の検出軸交差検
    出手段と、各検出軸交差検出手段による検出タイミング
    に基づいて受信信号の変化軌跡を判別分類しこの分類結
    果に応じたタイミング調整信号を出力する軌跡分類手段
    と、タイミング調整信号が指示するいずれかの上記検出
    軸交差検出手段による検出タイミングをタイミング調整
    信号が指示する時間だけ補正してクロック再生用の位相
    信号とするタイミング制御手段とを備えたことを特徴と
    するクロック再生用信号発生回路と、 内部クロック信号の位相が受信信号のクロック位相と逆
    位相になっていることが検出タイミング判定時間内に判
    明したときは1回の位相修正として送受信周波数のずれ
    の最大値で決まるクロック再生用信号のジッタの2倍又
    はそれ以上とする位相角で位相修正を行うDPLLとに
    より構成されることを特徴とするクロック再生回路。
  2. 【請求項2】 再生されたクロック信号の位相とクロッ
    ク再生用の位相信号の位相との誤差が一定値以下となっ
    たことを検出する位相差判定手段を設けると共に、 上記軌跡分類手段が、上記位相差判定手段が検出動作し
    たときに、いずれか1個の上記検出軸交差検出手段によ
    る検出タイミングだけを用いて処理を行うことを特徴と
    するクロック再生用信号発生回路を用いた請求の範囲第
    1項記載のクロック再生回路。
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