JPH088790B2 - リニアステツプモ−タの停止制御方法 - Google Patents

リニアステツプモ−タの停止制御方法

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JPH088790B2
JPH088790B2 JP61044809A JP4480986A JPH088790B2 JP H088790 B2 JPH088790 B2 JP H088790B2 JP 61044809 A JP61044809 A JP 61044809A JP 4480986 A JP4480986 A JP 4480986A JP H088790 B2 JPH088790 B2 JP H088790B2
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JP
Japan
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mover
step motor
linear step
control method
phase
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JP61044809A
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JPS62203583A (ja
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俊郎 樋口
幸雄 茶山
潤 西山
眞 植平
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリニアステップモータの可動子を所定位置に
停止させる制御方法に関し、更に詳述すれば迅速に、ま
た低加速度で停止せしめ得る制御方法を提案するもので
ある。
〔従来技術〕
リニアステップモータを用いた搬送システムが特公昭
60−51354号にて公知である。
このシステムは複数のステーションを軌道で結び、ス
テーション部にリニアステップモータの固定子を配し、
また軌道上を走行し得る台車に同可動子を配し、ステー
ションにてリニアステップモータの固定子を励磁してそ
の可動子又は台車に駆動力を付与し、ステーション間を
惰力にて移動させるようにしたものである。そして搬送
に用いるには台車又は可動子をステーションの所定位置
に正しく停止させる必要がある。リニアステップモータ
では停止位置は固定子の励磁位相によって所望どおりに
定めることができるか、惰力の存在により励磁位相にて
定まる位置を中心に前後進の振動を反復した後停止す
る。
従って完全停止までに長時間を要する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような振動を抑制する方法として、台車位置と停
止位置との距離(又はステップ数)を検知し、これに応
じた励磁相を決定して減速を行う方法が知られている。
しかしこの方法でも振動が0になることはない。またこ
の方法、或いは前述の方法のいずれにおいても停止制御
時の加速度が大きく、加速度を要求される半導体ウェハ
ーの搬送装置にこの搬送システムを適用することはでき
なかった。
本発明は斯かる問題点を解決するためになされたもの
であり、可動子に上述の振動を生ぜしめることなく迅速
に停止させ得、また極めて低加速度で停止させ得るリニ
アステップモータの停止制御方法を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るリニアステップモータの停止制御方法
は、固定子の複数相の磁極を順次的に励磁して可動子を
駆動するリニアステップモータの可動子を所定位置に停
止させる制御方法において、可動子を減速すべくその移
動方向と反対の方向への駆動力を与える順次的励磁を行
う過程と、可動子の移動速度を検出し、これが所定値以
下となった場合に前記順次的励磁を停止する過程と、前
記所定位置からの距離が所定値になった後、可動子の移
動方向へミニステップ駆動をする過程とを含むことを特
徴とする。
〔作用〕
可動子は先ず後方への駆動力を与えられて減速する。
そして移動速度が所定値以下の低速になった後、所要停
止位置までの所定距離をミニステップ駆動される。ミニ
ステップ駆動はきわめて僅かな駆動力を与えるだけであ
るので、実質的に可動子の惰力は0であり振動なしに所
要位置に停止する。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本発明に係る搬送システムを示す模式図であ
り、ステーションA,B,C…に亘って敷設した軌道1上に
は台車2が載置され、車輪21(第2図参照)が軌道1上
を転動するようになっている。ステーションにはリニア
ステップモータ3の固定子31が軌道1と平行的にに敷設
してあり、台車2の下面に設けた可動子32(第2図参
照)がこれに対面している。
第2図は軌道1,台車2及びリニアステップモータ3の
正面図、第3図は台車2の部分破断平面図である。台車
2の底面の一方の軌道1側には軌道1の両側面に転接す
る側輪22,22が設けられており、車輪21の軌道からの脱
輪を防いでいる。
固定子31は床面に固定されたヨーク311上に左右対を
なす磁極歯312,312をその長手方向に多数設けたもので
ある。
可動子32は上記磁極歯312,312と対面するように設け
た磁極歯321,321の対を固定子31の延設方向に多数形成
したものであり、磁極歯312,312と磁極歯321,321とのピ
ッチは少し異なっている。磁極歯312,312にはコイル31
3,313が巻回してあり、これに選択的に通電すると、至
近する可動子32の磁極歯321,321を磁着する方向に可動
子32に駆動力を与える。
各ステーションA,B,Cの軌道延設方向の略中央位置に
はフォトセンサからなる速度センサ4及び位置センサ5
が設けられている。台車2底面には適宜ピッチでスリッ
トを開設した遮光板24が台車2の略全長に亘って設けら
れており、遮光板24が速度センサ4の発受広素子間を通
過する。従って所定時間当たりの速度センサ4の出力パ
ルスは台車2の移動速度を示すことになる。
台車2の底面には同様にスリットを開設したもう1つ
の遮光板25が設けられており、これが位置センサ5の発
受光素子間を通過する。位置センサ5は複数(この例で
は4つ)のフォトセンサを軌道延設方向に並設してなる
ものであり、その並設ピッチ及び遮光板25のスリットの
ピッチはリニアステップモータ3の固定子31及び可動子
32の各磁極歯ピッチに関連づけて定められている。実施
例のリニアステップモータ3は4相のものであり、ある
相の励磁状態と、この相及びこれに続く相との複合励磁
状態との間の移動ピッチ(以下単位ピッチという)を位
置センサ5のフォトセンサ並設ピッチとしてある。従っ
て位置センサ5出力は、その全受光素子が受光状態にあ
る場合には台車がステーション中央に迄達していないこ
とを示し、爾後は受光,遮光の組合せによりなる4ビッ
トの出力データが変じる都度単位ピッチの移動があった
ことを示すことになる。
第4図は本発明の方法を実施するための制御回路のブ
ロック図である。速度センサ4,位置センサ5の出力はイ
ンターフェース6を介してCPU(中央処理装置)7に入
力される。CPU7はメモリ8に収納してある制御プログラ
ムに従い、以下に説明する制御を行う。CUP7は出力用の
インターフェース9を介して励磁すべき相を指定する相
励磁信号及びこの相に通電すべき電流値を指示する電流
信号を駆動回路10へ発する。駆動回路10はこれらの入力
信号に応じてリニアステップモータ3の固定子31のコイ
ル313に通電する。
第5図はCPU7の制御内容要部を示すフローチャート、
第6図は加減速の制御のタイムチャートである。ステー
ションAからBへ移動する場合、CPU7はステーションA
にてこれをステーションB方向へ加速すべきリニアステ
ップモータ3の励磁制御を行い、ステーションAの位置
センサ5の出力により台車2がステーションAから脱し
たことを検知すると励磁を停止する。台車2はステーシ
ョンA,B間を楕走することになる。
而してCPU7はステーションBの位置センサ5出力によ
り台車2がステーションへへ進入したことを検出する。
そうするとCPU7は減速制御のサブルーチンに入る。この
サブルーチンは位置センサ5からの台車位置情報と、速
度センサ4からの台車2の移動速度情報と、別途与えら
れている所要の停止位置情報とに基づき励磁相と各相の
電流値を算出し算出結果を駆動回路10へ出力するもので
ある。この励磁相は台車2又は可動子を減速すべく、そ
の移動方向とは逆方向へ駆動力を付与する相が算出され
る。
そして台車速度が楕走速度よりも十分低いv1になった
か否かを調べ、これに達するまで減速制御のサブルーチ
ンを実行する。而して台車速度はやがてv1に達するの
で、次には減速のための励磁を停止する。台車2又は可
動子32はこれにより暫時楕走する。
次にCPU7は位置センサ5出力により現在位置と停止位
置との距離を算出し、この算出距離と所定値Sとを比較
する。現在位置が停止位置からSの範囲に入ったとき、
速ち上記算出距離がS以下となったときにミニステップ
駆動に入る。
ミニステップ駆動はこれ自体はストロークが極めて短
いリニアステップモータにて従来適用されていた駆動方
法であって、第7図に示すように例えば第1相の駆動電
流を段階状に減少する過程で第2相の駆動電流を段階状
に増していきついで第1相の駆動電流が0となった後第
2相の駆動電流を段階状に減少していき、この間第3相
の駆動電流を段階状に増加していくという過程を反復す
るものであり、パルス的に駆動位相を変えず徐々に電流
値、位相を変じることによって極めて緩やかに駆動を行
う方法である。
このようなミニステップ駆動を行なって現在位置が停
止位置になった時にその励磁相への通電電流を一定にし
て台車2の走行又は可動子32の移動を停止させる。
以上は台車の数が少ない場合の例であり、台車の移動
に応じCPU7を切替えて制御する方法で説明したが、複数
台車の場合は各ステーションに第4図に示す制御部を設
ければ、各ステーションへ同時に台車が入ってきても制
御可能なのは勿論のことである。
〔効果〕
本発明では楕走期間の開始,終了又はミニステップ駆
動への移行を速度と位置との両条件で定めている。速ち
楕走の開始条件として速度がv1以下となる必要がある。
そして現在位置と所要停止位置との差がSより小さくな
ったところでミニステップ駆動をしている。従って減速
から楕走に移る際の加速度による衝撃を所要値になすこ
とが容易である。また、ミニステップ駆動される距離は
略々一定であり、停止精度が極めて高い。また速度は楕
走開始時のv1より更に低速になっている。またミニステ
ップ駆動開始から停止までの距離が一定であることによ
り、ミニステップ駆動の際の加速度を仕様の要求に合わ
せて低い値に設計することが可能となり、半導体ウェハ
ー搬送用に好適の搬送装置が実現できる等の優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る搬送システムの全体模式図、第2
図は同じくリニアステップモータの正面図、第3図は同
じく部分破断平面図、第4図は本発明に係るリニアステ
ップモータの制御回路図、第5図はCPUの制御内容を示
すフローチャート、第6図は加減速の制御のタイムチャ
ート、第7図はミニステップの駆動の説明図である。 1……軌道、2……台車、3……リニアステップモー
タ、4……速度センサ、5……位置センサ、7……CP
U、31……固定子、32……可動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 潤 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番88号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 植平 眞 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番88号 株式会社椿本チエイン内 (56)参考文献 特開 昭54−113818(JP,A) 特開 昭59−123495(JP,A) 特開 昭57−83195(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子の複数相の磁極を順次的に励磁して
    可動子を駆動するリニアステップモータの可動子を所定
    位置に停止させる制御方法において、可動子を減速すべ
    くその移動方向と反対の方向への駆動力を与える順次的
    励磁を行う過程と、可動子の移動速度を検出し、これが
    所定値以下となった場合に前記順次的励磁を停止する過
    程と、前記所定位置からの距離が所定値になった後、可
    動子の移動方向へミニステップ駆動をする過程とを含む
    ことを特徴とするリニアステップモータの停止制御方
    法。
JP61044809A 1986-02-28 1986-02-28 リニアステツプモ−タの停止制御方法 Expired - Lifetime JPH088790B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5854590B2 (ja) * 1978-02-24 1983-12-05 日立工機株式会社 定位置停止用電動機の減速制御装置
JPH0614799B2 (ja) * 1982-12-29 1994-02-23 富士通株式会社 ステツピングモ−タ停止制御方式

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