JPH0887787A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH0887787A
JPH0887787A JP6220633A JP22063394A JPH0887787A JP H0887787 A JPH0887787 A JP H0887787A JP 6220633 A JP6220633 A JP 6220633A JP 22063394 A JP22063394 A JP 22063394A JP H0887787 A JPH0887787 A JP H0887787A
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recording
circuit
drum
photodetector
reproducing
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JP6220633A
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English (en)
Inventor
Taiji Higashiyama
泰司 東山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低消費電力化、実効記録エリア角の精度向
上、LED列の発光量の調整容易化、組み立て時間の短
縮、実装効率向上が可能な磁気記録再生装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 磁気ヘッドR1,R2,P1,P2の位置に
対し、ずれた角度位置に回転ドラム搭載回路を制御する
フォトディテクタ5,6を設け、そしてこのずれた位置
角度分、固定ドラム4側のLED列7,8を固定ドラム
4の実効記録エリアに対してずれた位置に設けたこと
と、フォトディテクタ基板27と記録再生基板26の2
枚の基板を接着し、接着した2枚の基板間で、信号及び
電源を相互伝送するため、各々の基板にコネクタ端子
と、そのコネクタ端子にスルーホールを設けた磁気記録
再生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気テープを使用す
る情報信号の磁気記録再生装置、特に回転ドラム搭載回
路の制御方式を持つ磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高精細VTR及び現行テレビジョン方式
ディジタルVTR(以下これらを総称して広帯域・高伝
送レートVTRと呼ぶ)等の広帯域、高伝送レートVT
Rが開発され、実用化されている。これらのVTRで
は、広帯域、高伝送レートを実現するため、回転ドラム
と固定ドラムで構成されているスキャナの回転ドラム内
に多チャンネルの磁気ヘッドと磁気ヘッドの数に対応し
た数の記録回路、再生回路を搭載することが望まれる。
さらに多チャンネルの磁気ヘッドに対応した回転トラン
スをスキャナに搭載する必要があるため、スキャナメカ
ニズムが大きく、かつ複雑になる。このため、回転トラ
ンスのチャンネル数を減らして、スキャナメカニズムを
小形化することが要求されている。
【0003】この要求に対し、本発明者らはスキャナ
(回転ドラムと固定ドラムの総称)の固定側に複数個の
LEDを実効記録エリア角分並べ設けるとともに(以下
LED列あるいは線発光素子と呼ぶ)、これと対向する
回転ドラム側の位置に、上記LED列の光を受光する受
光素子(以下フォトディテクタと呼ぶ)を磁気ヘッドの
チャンネル数分配置し、回転ドラムに搭載している複数
の記録或いは再生回路を1チャンネルの回転トランスで
共用し、それらの回路をフォトディテクタにより検出し
た回転ドラムの回転位置によって、180度回転毎にそ
れぞれ順次、能動状態、非能動状態に切替えて回転トラ
ンスのチャンネル数を削減する方式を、特願平1−12
7911、特願平1−127906および特願平4−2
83544において提案した(以下、これらの方式を1
80度切替え方式と呼ぶ)。このような回転ドラム搭載
回路の能動状態/非能動状態の切替え方式により、回転
トランスのチャンネル数を削減でき、スキャナのメカニ
ズムが簡単になり、信頼性が増し、小形、軽量化とコス
トダウンを図ることができる。この方式は回転ドラムに
再生用磁気ヘッド16個、記録用磁気ヘッド16個を搭
載した19mm高精細ディジタルカセットVTR[参考
資料: “1992 NAB HDTV WORLD
CONFERENCE PROCEEDINGS” N
ationalAssociation of Bro
adcasters,LAS VEGAS, NEVA
DA,P127−P134]には特に有効である。従来
の方式では、このVTRの回転トランスは32チャンネ
ル必要になるが、この方式の採用により、半分の16チ
ャンネルで信号伝送が可能になり、さらに従来、回転ト
ランス分の数が必要な回転トランスドライバ回路と回転
トランスレシーバ回路も、回転トランスが半分に削減さ
れたことにより、半減できる。
【0004】さらに、従来は回転ドラム等搭載回路の制
御を行うために、制御情報を伝送するための回転トラン
スと、各回路の制御情報を生成、分配する制御回路が必
要だったが、この回路規模が大なる制御回路を、記録再
生回路を搭載しているため実装エリアの少ない回転ドラ
ムに搭載しなければならないという大きな問題があっ
た。すなわち、従来の制御方式の制御回路は、制御情報
を回転トランスを介して伝送したことによりDC分が失
われ、アナログ信号になっているため、まずディジタル
信号に変換する回路と、各回路に各回路の制御情報を生
成し、分配伝送する回路が必要で、このため回路が大に
なり、実装エリアが大になるという大きな問題があっ
た。
【0005】しかし、固定ドラムに実効記録エリア分だ
け並べ設けた発光素子と、対向する回転ドラムに回転ド
ラム搭載回路の制御を行うフォトディテクタを設け、回
転ドラムに搭載している記録回路あるいは再生回路を順
次選択的に切替える制御方式により、複雑かつ大なる回
路規模を持つ従来の制御回路を回転ドラムに搭載する必
要がなくなったため、回転ドラム搭載回路の実装が容易
に、かつ構造が簡単になった。
【0006】図14(a)(b)を参照して、この18
0度切替え方式を簡単に説明する。図14(a)はドラ
ム系の断面図、(b)は模式的な平面図である。1はス
キャナ、3は回転ドラム、4は固定ドラムである。この
例では、回転ドラム3側に記録回路及び再生回路の制御
を行うフォトディテクタ5a、5b、6a、6bを示す
ようにそれぞれ磁気ヘッドR1、R2、磁気ヘッドP
1、P2と同じ位置に搭載する。固定ドラム4側には実
効記録エリアが180度の場合、記録LED列と再生L
ED列をフォトディテクタ5、6と対向させて、それぞ
れ実効記録エリア分複数個並べて配置する。
【0007】記録回路(図示していない)の制御は固定
ドラム側の記録LED列7で、再生回路(図示していな
い)の制御は再生LED列8で行い、記録LED列7と
再生LED列8の制御は記録再生制御回路9で行う。記
録LED列7と再生LED列8の制御光を受けて、回転
ドラム側のフォトディテクタ5は記録回路、再生回路を
制御する。
【0008】すなわち、回転ドラムは矢印の方向に回転
しているので、記録回路R1はフォトディテクタ5aに
よって制御され、記録LED列7のある記録エリアを通
過している間は能動状態にある。逆に記録LED列7の
ないところを通過している間は非能動状態になる。以下
同様にR2の記録回路はフォトディテクタ5bによって
制御される。再生回路P1はフォトディテクタ6aによ
り制御され、再生LED列8のある記録エリアを通過し
ている間は能動状態にある。逆に、再生LED列8のな
いところを通過している間は非能動状態になる。再生回
路P2はフォトディテクタ6bにより制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式のド
ラム搭載回路制御方式では、プラスチックパッケージに
封止されたフォトディテクタを使用すると、実装面積が
大なため、ベアチップを使用しなくてはならない。通常
の電子部品は自動実装機にかけて自動実装するのに対
し、ベアチップは、通常の電子部品の自動実装機では、
自動実装が不可能である。逆に、ベアチップ専用自動実
装機では、通常の電子部品の自動実装はできない。この
ように、1枚の基板に通常電子部品とベアチップ部品が
混在すると、部品実装、組み立てに時間が掛かるという
問題が生じる。
【0010】さらに従来は、接着した2枚の基板間で信
号及び電源を相互伝送するため、リード線を使用し、両
方の基板ハンダ付けすることにより、電気的な接続を行
っていたが、回転ドラム搭載回路のチャンネル数が多い
場合、これらの回路を制御するフォトディテクタも同じ
チャンネル数が必要になり、従って、ハンダ付けするリ
ード線の本数も多く成り、製作に時間が掛かり、製作費
用が高くなるという問題があった。
【0011】また、電気的な特性を良好にするために磁
気ヘッドと記録あるいは再生回路は極力近接させて実装
するが、回転ドラム搭載回路の制御回路は記録系、再生
系に比べると、電気的な特性があまり問題にならない。
従って、基板の設計時、記録あるいは再生回路の実装位
置を第1に優先して配置されるため、実装エリアの狭い
基板に優先順位の低い回転ドラム搭載回路の制御回路の
実装設計は困難を極め、さらにフォトディテクタの電気
的な特性はあまり問題にならないが、重要なことは磁気
ヘッドと相対的な位置に実装を要求されることと最も重
要なことは切替え精度を上げるためにはフォトディテク
タを極力回転ドラムの外周部へ実装しなければならない
ことである。
【0012】また、固定ドラムに実効記録エリア分だけ
並べ設けたLED列による回転ドラム搭載回路の制御方
式は、複数個のLEDを直列あるいは並列接続している
ため、消費電力が大になるという欠点がある。LED列
の消費電力を低減するには、LED列とフォトディテク
タを近接させ、効率良く光を伝送する必要がある。しか
し、回転ドラム側の記録回路、再生回路基板には実装を
第一に優先する記録回路或いは再生回路があるため、こ
れらの回路の実装部品との接触を避けて、半円環状のL
ED列を形成することは非常に困難である。また、半円
環状のLED列はフォトディテクタに正確に実効記録エ
リア角の情報を伝送する必要がある。さらにLED列の
構造を複雑にしてしまっては、構造が簡単、調整が簡単
というこの制御方式の大きな利点を失ってしまう。
【0013】このため、LEDと対向するフォトディテ
クタの方を他の記録回路の実装部品を避けて実装可能な
位置にしなければならないという問題が発生する。
【0014】上述した従来技術は、回転ドラムに受光素
子を設け、回転ドラムに対向する固定ドラムに発光素子
を実効記録エリア分だけ並べ設け、回転ドラム位置によ
り、前記別基板に実装した、前記記録回路及び再生回路
の少なくとも一方の機能を持つ回路を能動状態あるいは
非能動状態に制御する方式について説明したが、(1)
固定ドラムに実効記録エリアの先頭と終端に発光素子を
設け、対向する回転ドラム側に前記発光素子の光を検出
するフォトディテクタを設ける方式、(2)固定ドラム
に実効記録エリア分だけ光学的反射物を設け、対向する
回転ドラム側にその反射物を検出する反射型フォトセン
サを設ける方式についても、同様の問題が発生する。
【0015】そこで、本発明は上記のような問題点に鑑
みてなされたもので、フォトディテクタを実装する基板
と、記録回路及び再生回路の少なくとも一方の機能を持
つ2枚の基板を接着して回転ドラムに搭載し、さらに接
着した2枚の基板間で、信号及び電源を相互伝送するた
め、各々の基板にコネクタ端子と、そのコネクタ端子に
スルーホールを設け、またさらに記録或いは再生ヘッド
の位置に対し、ずれた角度位置にフォトディテクタを設
け、そしてこのずれた位置角度分、固定ドラム側のLE
D列を固定ドラムの実効記録エリアに対してずれた位置
に設けたもので、この結果、低消費電力化、実効記録エ
リア角の精度向上、LED列の発光量の調整容易化、組
み立て時間の短縮、人件費の低減、実装効率向上が可能
な磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明によると、周面
に実効記録エリア以上に磁気テープを巻付け、フォトデ
ィテクタによって制御される記録回路及び再生回路の少
なくとも1つ及び磁気ヘッドを搭載した回転ドラムと、
前記回転ドラムに対向して設けられ、前記実効記録エリ
ア分だけ配列された発光素子を有する固定ドラムとを具
備し、前記固定ドラム側の発光素子の光を検出するため
前記回転ドラムに実装した前記フォトディテクタと前記
固定ドラム側に配列された前記発光素子とを実際の実効
記録エリアに対して前記ドラムの円周方向に所定角ずれ
た位置に設け、前記フォトディテクタによって前記記録
回路あるいは再生回路を順次選択的に切替えて能動状態
に制御して、情報信号の記録再生を行う磁気記録再生装
置と提供する。
【0017】また、この発明によると、周面に実効記録
エリア以上に磁気テープを巻付け、反射型フォトセンサ
によって制御される記録回路及び再生回路の少なくとも
1つ及び磁気ヘッドを搭載した回転ドラムと、前記回転
ドラムに対向して設けられ、前記実効記録エリア分だけ
設けられた光学的反射物を有する固定ドラムとを具備
し、前記固定ドラム側の前記光学的反射物を検出するた
め前記回転ドラムに実装した前記反射型フォトセンサと
前記固定ドラムに設けた光学的反射物とを実際の実効記
録エリアに対して前記ドラムの円周方向に所定角ずれた
位置に設け、前記フォトセンサによって前記記録回路あ
るいは再生回路を順次選択的に切替えて能動状態に制御
して、情報信号の記録再生を行う磁気記録再生装置を提
供する。
【0018】またさらに、この発明によると、周面に実
効記録エリア以上に磁気テープを巻付け、フォトディテ
クタによって制御される記録回路及び再生回路の少なく
とも1つ及び磁気ヘッドを搭載した回転ドラムと、前記
回転ドラムに対向して設けられ、前記実効記録エリア分
の先頭あるいは先頭と終端に設けられる発光素子を有す
る固定ドラムとを具備し、前記固定ドラム側の前記発光
素子の光を検出するため前記回転ドラムに実装した前記
フォトディテクタと前記固定ドラム側の実効記録エリア
の先頭あるいは先頭と終端に設けた前記発光素子とを前
記実効記録エリヤに対して前記ドラムの円周方向に所定
角ずれた位置に設け、前記フォトディテクタによって前
記記録回路あるいは再生回路を順次選択的に切替えて能
動状態に制御して、情報信号の記録再生を行う磁気記録
再生装置を提供する。
【0019】上述した発明においては、情報信号の記録
を行う前記記録回路及び前記磁気ヘッドからの再生信号
を増幅する前記再生回路の少なくとも一方を制御する制
御素子あるいは制御回路を実装した第1回路基板と、前
記記録回路及び前記再生回路の少なくとも一方を実装し
た第2回路基板とを接着し、接着した前記第1及び第2
回路基板を前記回転ドラムに搭載し、前記第1回路基板
と前記第2回路基板との間に信号伝送するためのコネク
タ端子を設け、前記コネクタ端子に両方の基板をハンダ
付けし、電気的に接続するためのスルーホールを設け
た。
【0020】また、前記スルーホールは、接着した前記
第1及び第2回路基板のどちらか一方のコネクタ端子に
スルーホールを設け、このスルーホールの径は、φ0.
3以上に設定される。
【0021】さらに、前記第1及び第2回路基板はそれ
ぞれ位置決め用の穴を有し、接着治具に取り付けた位置
決め用のピンを前記位置決め用の穴に通すことによって
前記第1及び第2回路基板を位置決めし、両者を互いに
接着している。
【0022】本発明では、記録側、再生側の各々の回路
の実装状態によって、記録或いは再生ヘッドの位置に対
し、ずれた角度位置にフォトディテクタを設け、そして
このずれた位置角度分だけ固定ドラム側のLED列を固
定ドラムの実装記録エリアに対してずれた位置に設けた
磁気記録再生装置を提供する。
【0023】また、回転ドラムに搭載するフォトディテ
クタを実装する基板と、記録回路を或いは再生回路或い
はその両方の機能を持つ2枚の基板を接着し、2枚の基
板間で、信号及び電源を相互伝送するため、各々の基板
にコネクタ端子と、そのコネクタ端子にφ0.3mm以
上のスルホールを設け、接続線を使用すること無くハン
ダ付けのみで接続可能とした磁気記録再生装置を提供す
る。
【0024】
【作用】本発明によれば、回転ドラム搭載回路の制御を
行うベアップであるフォトディテクタを実装する基板
と、通常の電子部品で構成されている記録回路を或いは
再生回路或いはその両方の機能を持つ基板を別基板と
し、実装する部品を別々に自動実装することにより、効
率良く組み立てが可能になり、組み立て時間の短縮化が
図れ、人件費の低域が図れる。さらに、フォトディテク
タを実装する基板と、記録回路を或いは再生回路或いは
その両方の機能を持つ基板を接着したことにより、フォ
トディテクタの高さを記録回路を或いは再生回路或いは
その両方の機能を持つ基板の部品面より高くすることが
で、この結果、回転ドラム側のフォトディテクタと固定
ドラム側のLED列を近接させることが可能になり、L
EDの光量を下げることができ、LEDの低消費電力化
が図れる。
【0025】また、フォトディテクタとLED列を近接
させたことができたことにより、LEDの光量バラツキ
により実装記録エリア角のバラツキを低減でき、実効記
録エリア角の精度が向上する。この結果、LED列の発
光量の調整がさらに容易になる。
【0026】フォトディテクタを実装する基板と、記録
回路及び再生回路の少なくとも一方の機能を持つ基板の
各々に信号及び電源を相互伝送するために設けたコネク
タ端子と、そのコネクタ端子にスルーホールを設けたこ
とにより、接続線を使用すること無くハンダ付けのみ
で、接続可能となった。この結果、組み立て時間の短縮
化が図れ、人件費の低減が図れる。
【0027】記録側、再生側各々の回路の実装状態によ
って、記録或いは再生ヘッドの位置に対し、ずれた角度
位置にフォトディテクタを設け、そしてこのずれた位置
角度分だけ固定ドラム側のLED列を固定ドラムの実装
記録エリアに対してずれた位置に設けたことにより、フ
ォトディテクタの実装位置に自由度が広がり、実装位置
の制約が低減された結果、フォトディテクタを回転ドラ
ムの外周部へ実装することが可能となり、切替え精度を
上げられ、これに伴い、実装効率が向上する。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0029】図1は、本発明の回転ドラム内回路制御素
子を、180度切替え回路に適用した場合の一実施例の
基本構成を示す概略図である。図1の(a)はドラム系
の断面図、(b)は模式的な平面図である。この実施例
では、磁気テープ2の実効記録エリア角を180度とし
て通常記録再生の場合について説明する。なお、回転ド
ラム搭載回路の制御方式としては、固定ドラムに発光素
子を実効記録エリア分だけ並べ設け、回転ドラム側のフ
ォトディテクタで、回転ドラムの回転位置により回転ド
ラム搭載回路を順次選択的に切替えて能動状態に制御す
る方式について述べる。
【0030】スキャナ1には、磁気テープ2が回転ドラ
ム周面に情報信号の実効記録エリアが180度になるよ
うに巻き付けられている。回転ドラム3には磁気ヘッド
として、図1の(b)に示されるように記録ヘッドR
1,R2及び再生ヘッドP1,P2が設けられている。
また、回転ドラム3に対して同軸的に固定ドラム4が設
けられている。
【0031】さらに、この実施例では、回転ドラム3側
に、記録ヘッドR1,R2及び再生ヘッドP1,P2の
位置から、回転方向とは逆方向にそれぞれ45°ずらし
て、記録フォトディテクタ5及び再生フォトディテクタ
6が搭載されている。一方、固定ドラム4側には、回転
ドラム3の回転に伴ってフォトディテクタ5,6と対向
し得る位置に、回転ドラム3の回転方向に沿って記録L
ED列7及び再生LED列8が実効記録エリア分、この
場合は180度の角度範囲にわたって、半円環状に配置
されている。これらのLED列7,8は、それぞれ、複
数のLEDベアチップを半円環状に配列して構成されて
いる。このLED列7、8もフォトディテクタと同様に
回転方向とは逆方向にそれぞれ45°ずらして配置され
ている。
【0032】図2に示されるように回転ドラム3に搭載
された記録回路21a,21bの制御は後述するように
固定ドラム側の記録LED列7とこの記録LED列の光
を受ける、回転ドラム側のフォトディテクタ5a,5b
とにより行ない、再生回路22a,22bの制御は後述
するように再生LED列8とこの再生LED列の光を受
ける、回転ドラム3のフォトディテクタ6a,6bとに
より行い、記録LED列7と再生LED列8の制御は記
録再生制御回路9により行う。記録LED列7と再生L
ED列8の光を効率良く集光し、実効記録エリア分だけ
線発光させるための溝が固定ドラム4に設けられ、これ
らの溝の底部に複数のLEDベアチップが並べて挿入さ
れることにより記録LED列7と再生LED列8が固体
ドラム4に設けられる。
【0033】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0034】回転ドラム3は矢印の方向に回転してお
り、記録ヘッドR1の記録回路21aはフォトディテク
タ5aによって制御され、記録LED列7が存在する記
録エリアをフォトディテクタ5aが通過している間は能
動状態にある。逆に、記録LED列7のないところをフ
ォトディテクタ5aが通過している間は非能動状態にな
る。以下、同様に記録ヘッドR2の記録回路21bはフ
ォトディテクタ5bによって制御される。再生ヘッドP
1の再生回路22aはフォトディテクタ6aにより制御
され、再生LED列8が存在する記録エリアをフォトデ
ィテクタ6aが通過している間は能動状態にある。逆
に、再生LED列8のないところをフォトディテクタ6
aが通過している間は非能動状態になる。再生ヘッドP
2の再生回路22bはフォトディテクタ6bにより制御
される。この実施例では、フォトディテクタ5a,5b
と6a,6bにより記録あるいは再生回路に直接入力可
能な180度切替え信号が生成できる。
【0035】図1の(b)に示されるようにLED列
7、8と記録再生制御回路9をスキャナに搭載した磁気
記録再生装置において、図2に示すように磁気テープ2
の実効記録エリア角を180度としての通常記録再生の
場合について説明する。
【0036】スキャナ1には、磁気テープ2が回転ドラ
ム周面に情報信号の実効記録エリアが180度になるよ
うに巻き付けられている。記録回路21aは、回転トラ
ンスからの情報信号を増幅して磁気ヘッドR1を駆動す
る。磁気ヘッドR1に対して180度対向して磁気ヘッ
ドR2は配置され、その駆動は、記録回路21aとその
入力を共通の回転トランス25aとした記録回路21b
で行う。情報信号は磁気テープから磁気ヘッドP1で再
生し、再生回路22aで増幅され、その出力に接続され
ている回転トランスにより回転ドラム外部へ伝送され
る。磁気ヘッドP1に180度対向して磁気ヘッドP2
は配置され、再生回路22aと回転トランス25bを共
通とした再生回路22bで情報信号を増幅する。
【0037】図3は、図2の実施例の磁気記録再生装置
の基本構成の具体的な回路を示している。磁気テープに
記録される情報信号(以下RF信号という)は回転トラ
ンスドライブ回路23で増幅され、回転トランス25a
で回転ドラム内部に伝送される。尚、回転トランスドラ
イブ回路23に入力されるRF信号は磁気ヘッドR1と
R2によって記録される情報信号を両方含んでいる。回
転トランス25a,25bは、先願の特願平1−217
906号で提案した回転トランスを使用している。すな
わち記録系は、固定ドラム側の回転トランスの1つの巻
線溝に1回路の巻線25a−3を入れて回転トランスド
ライブ回路23で回転ドラム内部に伝送する。他方の回
転ドラム側の回転トランスには1つの巻線溝に2回路の
巻線25a−1,25a−2を入れて、180度対向し
た2つの記録回路21a,21bにそれぞれ接続し、受
信する。
【0038】記録回路21a,21bは、図4の記録回
路、再生回路の切替え動作の一連のタイムシーケンスを
示す(a)R1切替え信号と(b)R2切替え信号で1
80度毎にそれぞれ順次、能動状態、非能動状態に切替
えられ、入力される(c)RF信号を各能動状態の時に
磁気ヘッドR1あるいはR2を駆動して磁気テープに
(d)R1記録電流及び(e)R2記録電流に対応する
RF信号を記録する。
【0039】次に磁気テープからのRF信号の再生につ
いて説明する。
【0040】磁気ヘッドP1,P2により磁気テープか
ら再生されたRF信号は、再生回路22a,22bで増
幅され、前述の回転トランス25bを介して、再生回路
22a,22bの再生RF信号出力として回転ドラム外
へ伝送される。再生系の回転トランス25bは、回転ド
ラム側の回転トランスの1つの巻線溝に2回路の巻線2
5b−1,25b−2を入れて、180度対向した2つ
の再生回路22a,22bに、その2回路の巻線をそれ
ぞれ接続し、他方の固定ドラム側の回転トランスは1つ
の巻線溝に1回路の巻線25b−3を入れて回転トラン
スレシーバ24で、磁気ヘッドP1,P2の再生RF信
号を受けるようにする。
【0041】再生回路22a,22bは、図4に示す
(f)P1切替え信号と(g)P2切替え信号で180
度毎にそれぞれ順次、能動状態、非能動状態に切替えら
れ、能動状態の時には、磁気ヘッドP1あるいはP2に
より再生される(h)P1再生信号あるいは(i)P2
再生信号からなる(j)再生RF信号が回転トランス2
5bから回転ドラム外へ伝送される。回転トランス25
bから伝送された再生RF信号は回転トランスレシーブ
回路24で受信され、後段の回路に伝送される。この切
替え動作によって回転トランスレシーブ回路24から出
力される再生RF信号は磁気ヘッドP1とP2から再生
されるRF信号を両方含んでいる。
【0042】回転ドラム搭載回路の切替え信号である
(a)R1切替え信号と(b)R2切替え信号、(f)
P1切替え信号と(g)P2切替え信号は前述のフォト
ディテクタ5,6で、記録LED列7と再生LED列8
の制御光を受けて生成される。
【0043】次に、図5と図6を参照し、磁気ヘッドに
対して45°ずらして回転ドラム搭載基板に実装したフ
ォトディテクタと記録再生回路の具体的な実装例を説明
する。
【0044】回転ドラムに搭載している記録再生回路を
制御しているフォトディテクタ5a,5b,6a,6b
は、図5、図6のフォトディテクタ基板27に実装され
ている。
【0045】この基板27は、マザー基板となる記録再
生回路基板26に接着されて1枚の実装基板を構成して
いる。以下、2枚の基板を接着して1枚となったこの基
板を回転ドラム基板28と呼ぶ。図6はこの2枚の基板
の実装、接着、製造工程とその構造を模式的に示したも
ので、基板平面図である図5にて回路の実装状態と信号
の流れを説明した後、詳細に説明する。
【0046】記録回路系について記録ヘッドR1,記録
回路21aの側を例に説明する。回転ドラム外部の回路
から伝送されてくる記録する情報信号は、図3の回転ト
ランスドライバ回路23と回転トランス25aにより、
回転ドラム内部に伝送される。回転トランスドライバ回
路23は記録する情報信号を増幅し、回転トランス25
aのステータ側巻線(図3の回路の巻線25a−3)に
接続され、駆動する。情報信号は回転トランス25aの
ステータ側巻線(図3の回路の巻線25a−3)から回
転トランス25bのロータ側巻線(図3の回路の巻線2
5a−1)に伝送される。ロータ側巻線25a−1−1
と25a−1−2(図3の回路の巻線25a−1)は回
転トランス端子29a,29bとハンダ付けで接続され
ており、さらに基板の銅箔パターン30a,30bで、
記録回路IC21aの入力に、接続されている。この経
路により情報信号は記録回路IC21aの入力ピンに入
力され、記録回路21aは回転トランス25bから伝送
されてきた情報信号を記録磁気ヘッドR1を駆動できる
ように増幅する。増幅された情報信号は、記録磁気ヘッ
ドR1に情報信号を伝送するため、記録回路21aと記
録再生基板27の銅箔パターン31a,31bで接続さ
れている記録ヘッド端子32a,32bに送られ、さら
に記録ヘッド端子32a,32bからハンダ付けされた
銅線33a,33bを介して、磁気ヘッドベース(図示
せず)上の磁気ヘッド基板の端子34a,34bに送ら
れる。銅線33の代わりにフレキシブル基板を使用すれ
ば、作業性は良くなる。端子34a,34bには記録磁
気ヘッドR1の巻線がハンダ付けされており、以上述べ
た信号経路により、記録磁気ヘッドR1は記録回路21
aにより、回転ドラム外部から伝送されてきた情報信号
に応じた記録電流を流され、駆動される。
【0047】図3の回路図に示すように、記録回路21
aと記録回路21bは記録ヘッドR1と磁気ヘッドR2
で記録するための情報信号を、回転トランスのチャンネ
ル数削減のため、1チャンネルの回転トランスで回転ド
ラム内部へ、交互に信号伝送する必要がある。
【0048】次に、この記録回路の切り替え制御を行う
ための信号経路と配線、実装について記録回路IC21
aとフォトディテクタ5aを例に説明する。
【0049】記録回路IC21aはフォトディテクタ5
aにより、能動、非能動状態に制御される。フォトディ
テクタ基板27上に後述する製作方法により実装された
フォトディテクタ5aの制御出力は、フォトディテクタ
5aのベアチップ上の制御出力パッド(図示せず)から
ボンディングワイヤ35aにより接続されているフォト
ディテクタ基板27上の制御出力パッド36aに出力さ
れる。制御出力パッド36aは基板のパターンにより制
御出力端子37aに接続されている。制御出力端子37
aには、この制御出力端子37aの下に位置し、記録再
生基板26に設けられる制御入力端子と結線するための
スルーホールが空けられており、制御出力端子37aに
ハンダを流すことにより、スルーホールにハンダが流れ
込み、制御出力端子37aと同じ位置にある制御入力端
子とが接続される。さらに制御入力端子は基板のパター
ンにより記録回路IC21aの制御入力ピンに結線され
ている。従って、フォトディテクタ5aの制御出力は、
このように結線された経路を通り、記録回路IC21a
の制御入力端子に入力される。この結果、フォトディテ
クタ5aは、図1に示すLED7からの光を受光した時
に、記録回路IC21aを能動状態にし、受光していな
い時には非能動状態に制御する。
【0050】フォトディテクタ5aに対しての電源及び
GNDについては、フォトディテクタ基板27の下にあ
る記録再生基板26上の端子から、即ち、電源は電源端
子37cから、GNDはGND端子37bからそれぞれ
供給され、それぞれ基板のパターンで、電源は電源パッ
ド36cとGNDパッド36bに送られ、それぞれのパ
ッドからボンディングワイヤ35cと35bにより、フ
ォトディテクタ5aのベアチップ上の入力パッド(図示
せず)に接続される。電源端子37cとGND端子37
bには、制御出力端子37aと同様にスルーホールが空
けられており、それぞれの端子にハンダを流すことによ
り、基板27の下にある記録再生基板26上の端子と接
続され、さらに記録再生基板26上の端子は、記録再生
基板26の内層になっている電源、GNDレイヤとスル
ーホールで接続されている。電源、GNDレイヤへは回
転ドラム外部から、例えばスリップリングとブラシによ
りそれぞれ供給される。あるいは電源供給用回転トラン
スを使用して供給してもよい。
【0051】一方、再生回路系は記録回路系の信号の流
れとは反対であり、再生磁気ヘッドP1の巻線は、一旦
磁気ヘッドベース(図示せず)上の磁気ヘッド基板の端
子38a,38bにハンダ付けされ、さらに端子38
a,38bと銅線39a,39bを介して記録再生基板
26上の再生ヘッド端子40a,40bにハンダ付けさ
れ、それにより記録再生基板26に入力される。再生ヘ
ッド端子40a,40bは基板の銅箔パターン41a,
41bで再生回路IC22aの入力と接続される。再生
回路IC22aは再生磁気ヘッドからの再生信号を増幅
し、回転トランス25bを介して回転ドラム外部に伝送
するため、再生回路IC22aの出力は、基板の銅箔パ
ターン42a,42bで、回転トランス25bのロータ
側巻線25b−1−1,25bー1ー2(図3の回路の
巻線25b−1)がハンダ付けされている回転トランス
端子43a,43bと接続されている。
【0052】再生磁気ヘッドにより再生された再生信号
はこのような経路で信号増幅した後、回転トランス25
bのロータ側巻線25b−1からステータ側巻線(図3
の回路の巻線25b−3)へ再生信号を伝送される。伝
送された再生信号は前述したように回転ドラム外部の回
転トランスレシーバ回路24で受信され、回転ドラムレ
シーバ回路24は再生信号を後段の回路に伝送する。こ
の場合、図3の回路図に示すように、再生回路22aと
再生回路22bはP1再生磁気ヘッドとP2磁気ヘッド
で再生された再生信号を、回転トランスのチャンネル数
削減のため、1チャンネルの回転トランスで回転ドラム
外部へ、交互に信号伝送する必要がある。
【0053】次に、この再生回路の切り替え制御を行う
ための信号経路と配線、実装について再生回路IC22
aとフォトディテクタ6aを例に説明する。
【0054】再生回路IC22aはフォトディテクタ6
aにより、能動、非能動状態に制御される。フォトディ
テクタ基板27上に後述する製作方法により実装された
フォトディテクタ6aの制御出力は、フォトディテクタ
6aのベアチップ上の制御出力パッド(図示せず)から
ボンディングワイヤ44aにより接続されているフォト
ディテクタ基板27上の制御出力パッド45aに出力さ
れる。制御出力パッド45aには記録再生基板26の制
御出力端子46aに接続されている。制御出力端子46
aには、この制御出力端子46aの下に位置する、記録
再生基板26の制御入力端子と結線するためのスルーホ
ールが空けられており、制御出力端子46aにハンダを
流すことにより、スルーホールにハンダが流れ込み、制
御出力端子46aと同じ位置にある制御入力端子と接続
される。さらに制御入力端子は基板のパターンにより再
生回路IC22aの制御入力ピンに結線されている。従
って、フォトディテクタ6aの制御出力は、このように
結線された経路を通り、再生回路IC22aの制御入力
端子に入力される。この結果、フォトディテクタ6a
は、図1に示すLED8からの光を受光した時に、再生
回路IC22aを能動状態にし、受光していない時には
非能動状態に制御する。フォトディテクタ6aへの電源
及びGND供給は、記録回路系と同様なので説明は省略
する。
【0055】尚、コンデンサC1〜C8は図3の回路図
に記載していないが、各回路に付属する電源のデカップ
リングコンデンサである。また、図5では、デカップリ
ングコンデンサC1〜C8は本発明の本質と無関係であ
るため、その配線を図示していない。
【0056】次に、本発明の記録再生回路基板とフォト
ディテクタ基板の2枚の基板を実装、接着の製造工程と
その構造を図6を参照して説明する。尚、説明を簡単に
するため記録回路系を例に説明する。
【0057】最初に、図6(a)に示すように、記録再
生回路基板26の上に記録回路IC21、コンデンサ
(図示せず)などの受動素子のチップ部品を自動実装
し、コネクタ端子32、50にハンダ54a,54bに
より接続する。
【0058】一方、これと並行して(b)に示すよう
に、フォトディテクタ基板27上にフォトディテクタベ
アチップ5をダイボンディングエポキシ(図示せず)で
取り付ける。そしてフォトディテクタベアチップ5の電
源、グランド、信号出力等のボンディングパッドからボ
ンディングイヤ47により基板パターン48に配線し、
動作チェックの後、(c)に示すようにフォトディテク
タベアチップ5を透明樹脂49で封止する。もし、フォ
トディテクタの動作チェックで動作不良が発見された場
合は透明樹脂49で封止する前にフォトディテクタ5を
交換する。フォトディテクタ基板27には、記録再生回
路基板26との間で、信号及び電源、グランドを相互伝
送するため、前述の基板パターン48と接続されている
コネクタ端子49aと、さらに記録再生回路基板26側
にコネクタ端子49bを設け、その2つの端子をスルー
ホール51で電気的に接続しておく。
【0059】一方の記録再生回路基板26には、(a)
に示すようにフォトディテクタ基板27のスルーホール
51と同じ位置にコネクタ端子50を設けておく。そし
て、(d)に示すように(c)のフォトディテクタ基板
27を、所謂マザー基板となる(a)の記録再生回路基
板26上にエポキシ接着剤52で固定することにより、
(e)に示す記録再生回路基板27とフォトディテクタ
基板27が一体化された回転ドラム基板28が得られ
る。最後に、フォトディテクタ基板27側のスルーホー
ル51にハンダ53を流し込むことにより、ハンダが記
録再生回路基板26側に流れ込み、記録再生回路基板2
6の端子50とハンダ付けされ、この結果、2枚の基板
が電気的に接続される。端子50は基板のパターンで記
録回路IC21と接続されるが、記録回路IC21は事
前に(a)の自動実装工程でこの基板のパターンとハン
ダ付け54a,54bで接続されている。
【0060】図15には、従来の製作方式(従来の基板
間配線方法)が示されており、図6で述べた本発明と相
対応する部分に同一符号を付している。図6の本発明と
図15の従来方式と異なる点は接着した2枚の基板間で
信号及び電源を相互伝送するため、リード線65をハン
ダ付けして、電気的な接続を行っていることである。特
に、回転ドラム搭載回路のチャンネル数が多い場合、フ
ォトディテクタのチャンネル数も同様に多チャンネルに
なり、この結果、ハンダ付けするリード線65の本数も
多くなり、製作に時間が掛かり、製作費用が高くなると
いう問題があった。しかしながら本発明によれば、リー
ド線のハンダ付けは不要になり、前述のようにスルーホ
ール51にハンダ53を流し込むだけで、電気的に接続
される。
【0061】尚、最後に記録再生回路基板26とフォト
ディテクタ基板27の電気的な接続を行うためのスルー
ホール51の径はφ0.3mm以上とすることが望まし
い。径が大きい方がハンダの熱が伝わり易くなり、ハン
ダ付けが容易になるからである。
【0062】また、図5の55a,55bは記録再生回
路基板26とフォトディテクタ基板27を接着するとき
に使用される位置決め用の穴であり、接着治具に位置決
めピンを所定の位置に設け、この位置決めピンに記録再
生回路基板26とフォトディテクタ基板27のそれぞれ
同じ位置に空けられている位置決め用の穴に通し、位置
決めした後、接着する。
【0063】尚、フォトディテクタベアチップをモノリ
シックICの製造工程と同様にベアチップ専用自動実装
機により自動実装し、その後、ボンディングを行うこと
は製造をより容易にし、製作時間を短縮する。
【0064】また、透明樹脂49によるフォトディテク
タベアチップ5の封止はフォトディテクタ基板27を記
録再生回路基板26上に固定して行っても良い。
【0065】また、接着剤には通常のガラスエポキシ基
板を製作する時にも使用されるエポキシ系の接着剤が有
効であるが、紫外線硬化樹脂を使用しても良い。紫外線
硬化樹脂は紫外線を当てると硬化を開始するので、マザ
ーである記録再生回路基板26に、接着剤を塗ったフォ
トディテクタ基板27を載せ、位置決めを行った後、紫
外線を当てて硬化させることができ、製作が簡単になる
利点がある。
【0066】尚、記録再生基板の実装エリアに充分余裕
があり、LEDとフォトディテクタを充分に近接できる
場合は、フォトディテクタを直接、記録再生回路基板上
に実装しても良い。この場合の実施例が図7に示されて
いる。これによると、図5のようにフォトディテクタ基
板を用いずに、フォトディテクタベアチップ5,6を直
接、記録再生回路基板26上に実装している。図7は、
図5と相対応する部分に同一符号を付してある。この場
合、実装順序は最初にフォトディテクタベアチップを、
前述の図6同様に実装し、その後、IC等の部品も図6
同様に実装する。最初にフォトディテクタベアチップを
実装するのは、フォトディテクタベアチップのボンディ
ング時に基板の温度を上げるからである。
【0067】これまでドラム搭載回路の制御方式とし
て、上述の実施例ではLED列とフォトディテクタを磁
気ヘッドの位置に対して45°ずらした方式について説
明したが、本発明はこのLED列とフォトディテクタを
用いる方式に限定するものではない。例えば、回転ドラ
ムに搭載した記録回路あるいは再生回路の制御を行う制
御素子あるいは制御回路にフォトディテクタを使用し、
固定ドラムに前記実効記録エリアの先頭のみ、あるいは
先頭と終端に発光素子を設け、対向する回転ドラム側に
前記発光素子の光を検出するフォトディテクタを設け、
回転ドラムの回転位置により回転ドラム搭載回路を順次
選択的に切替えて能動状態に制御方式にも適用可能であ
る。この例では固定ドラム側の発光素子の光を検出する
回転ドラム側に実装した前記フォトディテクタを磁気ヘ
ッドの位置に対してずらして実装し、さらに固定ドラム
側の実効記録エリアの先頭のみ、あるいは先頭と終端に
設ける発光素子を、実際の回転ドラムの実効記録エリア
に対してずれた位置に設ける。
【0068】図8〜図10を参照して、本発明の第二の
実施例を説明する。尚、記録回路と再生回路のどちらも
制御方法は同じであるので、この実施例では理解を容易
にするために記録回路のみについて説明する。図8の
(a)はドラム断面図、(b)は模式的な平面図であ
り、他の図と相対応する部分に同一符号を付して説明す
る。スキャナ1、回転ドラム3、固定ドラム4は第一の
実施例のもと対応する。図示しない記録回路の制御は、
固定ドラム側の記録LED56と回転ドラム側のフォト
ディテクタ5a、5bとで行い、記録LED56の制御
は、制御回路9で行う。記録LED56の制御光を受け
て、記録回路を制御する回転ドラム側のフォトディテク
タ5a、5bは図8の(b)に示すように記録ヘッドR
1,R2の位置からそれぞれ45°ずらして搭載され
る。磁気ヘッドR1の記録回路を制御するフォトディテ
クタ5aは磁気ヘッドR1から45°回転方向に対して
後方にずらして搭載され、磁気ヘッドR1と180度で
対向している磁気ヘッドR2の記録回路を制御するフォ
トディテクタ5bは磁気ヘッドR2から45°回転方向
に対して後方にずらして搭載される。一方、固定ドラム
側の記録LED56の位置も同様に、実行記録エリア角
の先頭である記録開始点(この例では図中のR1の位
置)から45°ずらして登載する。
【0069】図8の(a)(b)と図9の切替え制御回
路を参照して180度切替え回路の動作を説明する。記
録LED56は説明を簡単にするために制御回路10で
ON(発光)しているとする。回転ドラム3は矢印の方
向に回転しており、今フォトディテクタ5aと記録LE
D56の位置が一致しているので、フォトディテクタ5
aはHi信号から出力される。従って、フォトディテク
タ5aの出力はセットリセットフリップフロップ57の
セット入力に接続されているので、セットリセットフリ
ップフロップ57aのQ出力はHi信号を出力する。次
に、回転ドラムが矢印の方向に回転すると、フォトディ
テクタ5aの出力はLoになり、回転ドラムが180度
回転すると、セットリセットフリップフロップ57aの
リセット入力に接続されているフォトディテクタ5bの
出力はHiになる。従って、セットリセットフリップフ
ロップ57のQ出力はLoになる。以下、セットリセッ
トフリップフロップ57aの出力は回転ドラムの回転に
従って180度毎に順次、Hi、Loを繰り返し、その
Q出力はR1記録回路をHiの時に能動状態、Loの時
に非能動状態に制御し、そのQ出力はR2記録回路をH
iの時に能動状態、Loの時に非能動状態に制御する。
図10に、この切替え方式の一連のタイムシーケンスを
示す。
【0070】尚、記録LED56はVTRのモードによ
りON、OFFする。すなわち、記録モードの時には記
録LED56のみがONし、再生モードの時には再生L
ED(図示していない)のみがONし、記録時の同時再
生モードの時には記録LED56と再生LEDが両方O
Nする。
【0071】次に、図11〜図12を参照して、本発明
の第三の実施例を説明する。尚、記録回路と再生回路の
どちらも制御方法は同じなので、第二の実施例と同様に
記録回路のみについて説明する。図11の(a)はスキ
ャナ断面図、(b)は模式的な平明図であり、他の図と
相対応する部分に同一符号を付して説明する。この実施
例においても、スキャナ1、回転ドラム3、固定ドラム
4が図示するように配置される。この実施例では、回転
ドラム3側に、図示しない記録回路の制御は、回転ドラ
ム側の反射型フォトセンサ58a、58bで行われる。
反射型フォトセンサ58a、58bは図11の(b)に
示すように記録ヘッドR1,R2の位置からそれぞれ4
5°ずらして搭載される。磁気ヘッドR1の記録回路を
制御する反射型フォトセンサ58aは磁気ヘッドR1か
ら45°回転方向に対して後方にずらして搭載され、磁
気ヘッドR1と180度対向している磁気ヘッドR2の
記録回路を制御する反射型フォトセンサ58bは磁気ヘ
ッドR2から45°回転方向に対して後方にずらして搭
載される。一方、固定ドラム4側は実効記録エリアが1
80度の場合、回転ドラム3に対向した面の180度分
(記録エリア側)を反射物、例えばミラー等を配置して
反射面とし、残り180度分(無記録エリア側)を反射
型フォトセンサ58a、58bで検知不可能な無反射物
とする。但し、このとき、実行記録エリア角の先頭部
(この例ではR1の位置)から45°後方にずれた位置
に反射面と無反射面を図11の(b)に示すように配置
する。
【0072】尚、反射型フォトセンサ58a、58b
は、図12に示すようにLED59とフォトディテクタ
60(フォトダイオードまたはフォトトランジスタ)が
一体になったものであり、例えば対向面に反射物のある
場合にはHiレベルを出力し、反射物のない場合にはL
oレベルを出力する。
【0073】この実施例の動作を簡単に説明すると、回
転ドラム3は矢印の方向に回転しており、記録ヘッドR
1の記録回路は反射型フォトセンサ58aによって制御
され、反射面のある記録エリア側を通過している間は能
動状態にある。逆に無反射面では非能動状態になる。以
下同様に記録ヘッドR2の記録回路は反射型フォトセン
サ58bによって制御される。この実施例では、反射型
フォトセンサ58a、58bにより記録回路に直接入力
可能な切替え信号が生成できる。この実施例のタイムシ
ーケンスは、図10に示す第二の実施例と同様になる。
【0074】尚、この実施例では、記録と再生の切替え
は、例えばスリップリング等を介して行われる。この実
施例の方式により、回転ドラム側の回路は非常に簡単
で、かつ消費電力を少なくすることができ、さらに固定
ドラム側は実効記録エリア分のみ反射面を持つガラスマ
スクを配置すればよく、スキャナ系のメカニズムが簡単
になる。
【0075】ところで、業務用のVTRでは、同時再生
が可能なことを要求されるため、この同時再生を容易に
実現するために記録回路の搭載部と再生回路の搭載部を
分離することは同時再生を容易にする効果がある。図1
3に記録回路と再生回路を分離し、回転ドラムの上下に
搭載した実施例を示す。この場合、記録LED基板59
に実装された記録LED列7は上固定ドラム4aに搭載
し、再生LED基板60に実装された再生LED列8は
下固定ドラム4bに搭載する、記録基板61と記録フォ
トディテクタ基板62、再生基板63と記録フォトディ
テクタ基板64の接着方法、部品実装方法、組み立て方
法は図6と同様である。
【0076】上述の実施例では磁気ヘッドとフォトディ
テクタ基板を45°ずらした例について説明したが、本
発明は上述した実施例に限定されるものではなく、回路
の実装状態に合わせ、何度ずらしても良い。
【0077】上述の実施例では、ドラム搭載回路の制御
方法として、LED列を用いる方式について説明した
が、回転ドラムに搭載した記録回路、再生回路、さらに
は消去回路を共通の制御方式に限定するものではない。
上述した回転ドラム搭載回路制御方式である3方式を各
々の回路により、異なる制御方式を採用しても良い。例
えば、記録回路と消去回路はLED列による制御方式、
再生回路は反射型フォトセンサを使用する方式というよ
うにしても良い。
【0078】例えば、上述の実施例では、回転ドラムタ
イプのVTRの場合について説明したが、ディスクタイ
プ或いは中ドラムタイプ等の他の磁気ヘッド搭載方式を
採用したVTRに本発明を適用することが可能である。
【0079】また、上述の実施例では、1チャンネルの
回転トランスと2チャンネルの記録回路、1チャンネル
の回転トランスと2チャンネルの再生回路を切替える場
合について説明したが、さらに多チャンネルの記録回路
及び再生回路の少なくとも一方の回路を切り替える場合
についても、同様に本発明を実施できる。
【0080】本発明では図5に示すようにフォトディテ
クタ基板にフォトディテクタのみを搭載実装したが、記
録、再生或いは消去回路の一部部品を搭載しても良い。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、回転ドラム搭載回路の
制御を行うフォトディテクタを実装する基板と、記録回
路を或いは再生回路或いはその両方の機能を持つ2枚の
基板を接着して回転ドラムに搭載し、さらに記録側、再
生側各々の回路の実装状態によって、記録或いは再生ヘ
ッドの位置に対し、ずれた角度位置にフォトディテクタ
を設け、そしてこのずれた位置角度分、固定ドラム側の
LED列を固定ドラムの実効記録エリアに対してずれた
位置に設けたことにより、記録回路を或いは再生回路或
いはその両方の機能を持つ基板の回路部品の実装は自動
実装機で行い、フォトディテクタの基板はベアチップで
あるフォトディテクタを、ICの製造工程と同様にベア
チップ専用自動実装機で自動実装し、その後自動ボンダ
ーによりボンディングを行うことは容易に、かつ効率良
く製造が可能になり、この結果、製作時間が短縮でき、
人手をあまり掛けないで製造できるので、人件費の低減
が図れる。
【0082】また、フォトディテクタ基板のフォトディ
テクタベアチップを封止する透明樹脂は硬化するのに時
間が掛かるので、フォトディテクタ基板と記録再生基板
を別々に製作することは、製造時間の短縮化に非常に効
果的である。
【0083】さらに、フォトディテクタを実装する基板
と、記録回路及び再生回路の少なくとも1つのの機能を
持つ基板を接着したことにより、フォトディテクタの高
さを記録回路及び再生回路の少なくとも1つの機能を持
つ基板の部品面より高くすることができ、この結果、回
転ドラム側のフォトディテクタと固定ドラム側のLED
列を近接させることが可能になり、LEDの光量を下げ
ることができ、LEDの低消費電力化が図れる。
【0084】また、フォトディテクタとLED列を近接
させることができたことにより、LEDの光量バラツキ
による実効記録エリア角のバラツキを低減でき、実効記
録エリア角の精度が向上する。この結果、LED列の発
光量の調整がさらに容易になる。
【0085】さらに、フォトディテクタを実装する基板
と、記録回路及び再生回路の少なくとも1つの機能を持
つ2枚の基板を接着し、接着した2枚の基板間で、信号
及び電源を相互伝送するため、各々の基板にコネクタ端
子と、そのコネクタ端子にφ0.3mm以上のスルーホ
ールを設け、2枚の基板の接着後、スルーホールにハン
ダを流し込み、基板間の電気的な接続を行うことによ
り、リード線を使用すること無くハンダ付けのみで、接
続可能となる。この結果、組み立て時間の短縮化が図
れ、人件費の低減が図れる。
【0086】記録側、再生側各々の回路の実装状態によ
っては、記録或いは再生ヘッドの位置に対し、ずれた角
度位置にフォトディテクタを設け、そしてこのずれた位
置角度分だけ固定ドラム側のLED列を固定ドラムの実
効記録エリアに対してずれた位置に設けたことにより、
フォトディテクタの実装位置に自由度が広がり、実装位
置の制約が低減された結果、フォトディテクタを回転ド
ラムの外周部へ実装することが可能となり、切替え精度
が上げられ、これに伴って、実装効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置の基
本構成を示し、(a)はドラム系の断面図、(b)はド
ラムの模式的な平面図。
【図2】本発明の発光素子と発光素子制御回路をスキャ
ナに搭載した磁気記録再生装置の基本構成概略図。
【図3】図2の磁気記録再生装置の具体的な回路図。
【図4】記録回路、再生回路の切替え動作の一連のタイ
ムシーケンスを示すタイミングチャート図。
【図5】磁気ヘッドに対して45°ずらしてフォトディ
テクタと記録再生回路を実装した回転ドラム搭載基板の
平面図。
【図6】2枚の基板から成る回転ドラム搭載基板の製造
工程における基板構造(a)ないし(e)の模式的断面
図。
【図7】フォトディテクタを直接、記録再生回路基板上
に実装した回転ドラム搭載基板の平面図。
【図8】本発明の第二の実施例の磁気記録再生装置の構
成を示し、(a)はドラム断面図、(b)はドラムの平
面図。
【図9】本発明の第二の実施例の磁気記録再生装置の切
替え制御回路
【図10】本発明の第二の実施例の切替え方式のタイム
シーケンスを示すタイミングチャート図。
【図11】本発明の第二の実施例の磁気記録再生装置の
構成を示し、(a)はドラム断面図、(b)はドラムの
平面図。
【図12】反射型フォトセンサの内部構造の概略を示す
図。
【図13】記録回路と再生回路を分離し、回転ドラムの
上下に搭載した回転ドラム搭載基板の断面図。
【図14】従来例の磁気記録再生装置の構成を示し、
(a)はドラム断面図、(b)はドラムの平面図。
【図15】2枚の基板を接着した従来の回転ドラム搭載
基板の断面図。
【符号の説明】
1…スキャナ、2…磁気テープ、3…回転ドラム、4…
固定ドラム、5、6…フォトデイテクタ、7、8…LE
D列、9…記録再生制御回路、21a,21b…記録回
路、22a,22b…再生回路、R1,R2…記録ヘッ
ド、P1、P2…再生ヘッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に実効記録エリア以上に磁気テープ
    を巻付け、フォトディテクタによって制御される記録回
    路及び再生回路の少なくとも1つ及び磁気ヘッドを搭載
    した回転ドラムと、前記回転ドラムに対向して設けら
    れ、前記実効記録エリア分だけ配列された発光素子を有
    する固定ドラムとを具備し、前記固定ドラム側の発光素
    子の光を検出するため前記回転ドラムに実装した前記フ
    ォトディテクタと前記固定ドラム側に配列された前記発
    光素子とを実際の実効記録エリアに対して前記ドラムの
    円周方向に所定角ずれた位置に設け、前記フォトディテ
    クタによって前記記録回路あるいは再生回路を順次選択
    的に切替えて能動状態に制御して、情報信号の記録再生
    を行う磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 周面に実効記録エリア以上に磁気テープ
    を巻付け、反射型フォトセンサによって制御される記録
    回路及び再生回路の少なくとも1つ及び磁気ヘッドを搭
    載した回転ドラムと、前記回転ドラムに対向して設けら
    れ、前記実効記録エリア分だけ設けられた光学的反射物
    を有する固定ドラムとを具備し、前記固定ドラム側の前
    記光学的反射物を検出するため前記回転ドラムに実装し
    た前記反射型フォトセンサと前記固定ドラムに設けた光
    学的反射物とを実際の実効記録エリアに対して前記ドラ
    ムの円周方向に所定角ずれた位置に設け、前記フォトセ
    ンサによって前記記録回路あるいは再生回路を順次選択
    的に切替えて能動状態に制御して、情報信号の記録再生
    を行う磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 周面に実効記録エリア以上に磁気テープ
    を巻付け、フォトディテクタによって制御される記録回
    路及び再生回路の少なくとも1つ及び磁気ヘッドを搭載
    した回転ドラムと、前記回転ドラムに対向して設けら
    れ、前記実効記録エリア分の先頭あるいは先頭と終端に
    設けられる発光素子を有する固定ドラムとを具備し、前
    記固定ドラム側の前記発光素子の光を検出するため前記
    回転ドラムに実装した前記フォトディテクタと前記固定
    ドラム側の実効記録エリアの先頭あるいは先頭と終端に
    設けた前記発光素子とを前記実効記録エリヤに対して前
    記ドラムの円周方向に所定角ずれた位置に設け、前記フ
    ォトディテクタによって前記記録回路あるいは再生回路
    を順次選択的に切替えて能動状態に制御して、情報信号
    の記録再生を行う磁気記録再生装置。
JP6220633A 1994-09-14 1994-09-14 磁気記録再生装置 Pending JPH0887787A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7348868B2 (en) 2003-04-01 2008-03-25 Soshin Electric Co., Ltd. Passive component having stacked dielectric layers

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