JPH0887133A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
静電荷像現像用トナーInfo
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- JPH0887133A JPH0887133A JP6246740A JP24674094A JPH0887133A JP H0887133 A JPH0887133 A JP H0887133A JP 6246740 A JP6246740 A JP 6246740A JP 24674094 A JP24674094 A JP 24674094A JP H0887133 A JPH0887133 A JP H0887133A
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Abstract
トナーを提供することにある。 【構成】 下記一般式で表される化合物を含有すること
を特徴とする静電荷像現像用トナー 【化1】 例えば、 【化2】 【化3】 のような化合物を含有することを特徴とする静電荷像現
像用トナー。
Description
る電子写真用トナーに関するものである。
は、セレン、セレン合金、硫化カドミウム、アモルファ
スシリコン等の無機感光体や、電荷発生剤と電荷輸送剤
を用いた有機感光体に静電潜像を形成し、これをトナー
により現像、紙やプラスチックフィルムに転写、定着し
て可視画像を得る。
帯電性が有り、露光により印字部を静電潜像として残す
場合は逆符号帯電性トナーにより現像し、一方、印字部
を除電して反転現像を行なう場合は同符号帯電性トナー
により現像する。トナーはバインダー樹脂と着色剤及び
その他添加剤により構成されるが、望ましい摩擦帯電特
性(帯電速度、帯電レベル、帯電安定性等)や経時安定
性、環境安定性を付与するため、一般に電荷制御剤が使
用される。この電荷制御剤によりトナーの特性は大きく
影響を受ける。
ーで現像する場合、及び正帯電性感光体を用いて反転現
像する場合には正帯電性トナーが使用され、この場合に
は正帯電性電荷制御剤が使用されている。
に影響を与えない淡色、望ましくは無色の電荷制御剤が
必要である。これら淡色、あるいは無色の電荷制御剤と
しては、例えば、特開昭57−119364号公報、特
開昭58−9154号公報、特開昭58−98742号
公報等に記載された第四級アンモニウム塩化合物があ
る。
ーが現像剤調製初期に高い帯電量を持っていても、保管
条件により指数関数的に減衰し、特に温度が高く湿度が
高いと減衰は著しく大きいという欠点があり、又、特開
昭58−186752号公報に記載されたパラハロフェ
ニルカルボン酸は、熱安定性が悪いという欠点がある。
又、上記記載の電荷制御剤は、帯電付与効果が低い逆帯
電トナーが多い、あるいは、分散性や化合物の安定性に
乏しい等の欠点があり、帯電制御剤として満足する性能
を有するものはなかった。
ての安定性が高く、バインダー樹脂に対する分散性が良
好であり、トナー製造時の劣化がなく、さまざまな環境
条件下でも、摩擦による帯電特性が良好で、高画質の画
像を常に安定して与えるトナーを提供するものである。
の懸念されるクロム等の金属を含有せず、バインダー樹
脂との分散性が良好で、トナーに良好な帯電特性を付与
する事ができる無色の安定な化合物を見出し、これを電
荷制御剤として使用する事により優れたトナーを発明す
るに到った。
は各々独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、シ
クロアルキル基、アルコキシ基、アリール基、アラルキ
ル基、又は、ヒドロキシル基を表す。又、R1,R2で環
を形成しても良い。)、あるいは、下記一般式(3)
表す。)、あるいは、下記一般式(4)
表す。)を表し、Yは、炭素数2〜8のアルキレン基
で、各々の炭素原子は、アルキル基、ハロゲン置換アル
キル基、アリール基、ハロゲン置換アリール基で置換さ
れても良い。〕で表される化合物を含有する事を特徴と
する静電荷像現像用トナーに関する。
剤及び本発明にかかる一般式(1)に示す化合物とによ
り構成されるが、本発明のトナーを製造する方法として
は、これらの混合物を加熱混合装置によりバインダー樹
脂の溶融下、混練し、冷却後、粗粉砕、微粉砕、分級し
て得る方法、これらの混合物を溶媒に溶解し、噴霧によ
り微粒化、乾燥し、分級して得る方法や懸濁させたモノ
マー粒子中に着色剤や一般式(1)に示す化合物を分散
させ、重合法により得る方法等がある。本発明の電荷制
御剤のトナー中における含有量は、一般的には0.1〜7重
量%、好ましくは0.3〜5重量%である。
スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−
プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、
アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体、オレフ
ィン樹脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、ポリビニルブチラール等を単独又は、混合して使
用する事が出来る。
般的にカーボンブラックが使用されており、カラートナ
ー用には次のような着色剤が使用できる。イエロー着色
剤としては、CIピグメントイエロー1、CIピグメン
トイエロー5、CIピグメントイエロー12、CIピグ
メントイエロー17等のアゾ系有機顔料や黄土のような
無機顔料又はCIソルベントイエロー2、CIソルベン
トイエロー6、CIソルベントイエロー14、CIソル
ベントイエロー19等の油溶性染料等、
レッド57、CIピグメントレッド57:1等のアゾ顔
料、CIピグメントバイオレット1、CIピグメントレ
ッド81等のキサンテン顔料、CIピグメントレッド8
7、CIバットレッド1、CIピグメントバイオレット
38等のチオインジゴ顔料又はCIソルベントレッド1
9、CIソルベントレッド49、CIソルベントレッド
52等の油溶性染料等、
ルー1等のトリフェニルメタン顔料、CIピグメントブ
ルー15、CIピグメントブルー17等のフタロシアニ
ン顔料又はCIソルベントブルー25、CIソルベント
ブルー40、CIソルベントブルー70等の油溶性染料
等それぞれ公知の着色剤を使用する事ができる。
る化合物の電子吸引性基としては、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメチル基のよ
うなハロゲン置換アルキル基、ハロゲン置換アリール
基、シアノ基、ホルミル基、カルボキシル基、カルバモ
イル基、N−置換カルバモイル基、アルコキシカルボニ
ル基、アシロキシ基、アシル基、アリールカルボニル
基、ニトロ基、スルホン酸基、アルキルスルホニル基、
置換スルホニル基、スルファモイル基、N−置換スルフ
ァモイル基、置換スルフィニル基等である。
容易に製造することができる。電荷制御剤として使用で
きる本発明にかかる化合物の具体的な例としては次のよ
うなものが挙げられる。
キャリアーの保護、トナーの流動性向上、熱特性・電気
特性・物理特性の調整、抵抗調整、軟化点調整、定着性
向上等を目的として、疎水性シリカ、金属石ケン、フッ
素系界面活性剤、フタル酸ジオクチル、ワックス、酸化
スズ、導電性酸化亜鉛等が必要により使用される。
合、キャリアとしては、微小なガラスビーズ、鉄粉、フ
ェライト粉、磁性粒子を分散した樹脂粒子のバインダ型
キャリアや表面をポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、
アクリル系樹脂、シリコン系樹脂等で被覆した樹脂コー
トキャリア等が用いられる。又、本発明のトナーは一成
分トナーとして用いても優れた性能を示す。
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。なお、実施例中の部は重量部を表わす。
ン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部を加
熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで粗粉
砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して10〜
12μmの黒色トナーを得た。このトナーを鉄粉キャリ
アと4対100の重量比で混合し、振盪したところトナ
ーは正に帯電し、ブローオフ粉体帯電量測定装置で測定
したところ帯電量は+30μc/gであった。本トナー
を使用し、改造市販複写機で画像を出したところ、初期
及び一万枚コピー後でも鮮明な画質の像を得る事ができ
た。
ン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部を加
熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで粗粉
砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して10〜
12μmの黒色トナーを得た。このトナーを鉄粉キャリ
アと4対100の重量比で混合し、振盪したところトナ
ーは正に帯電し、ブローオフ粉体帯電量測定装置で測定
したところ帯電量は+25μc/gであった。本トナー
を使用し、改造市販複写機で画像を出したところ、初期
及び1万枚コピー後でも鮮明な画質の像を得る事ができ
た。
であるSpilonBlue 2BNH(保土谷化学工
業株式会社製品)5部、スチレン−ブチルメタクリレー
ト共重合体94部を加熱混合装置により、混練し、冷却
後、ハンマーミルで粗粉砕した。ジェットミルで微粉砕
したのちに分級して10〜12μmの青色トナーを得
た。このトナーを鉄粉キャリアと4対100の重量比で
混合し、振盪したところトナーは正に帯電し、ブローオ
フ粉体帯電量測定装置で測定したところ帯電量は+23
μc/gであった。本トナーを使用し、改造市販複写機
で画像を出したところ、初期及び1万枚コピー後でも鮮
明な画質の像を得る事ができた。
ン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部を加
熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで粗粉
砕した。ジェットミルで微粉砕したのち、分級して10
〜12μmの黒色トナーを得た。このトナーをシリコン
コーティングキャリアと4対100の重量比で混合し、
振盪したところ、トナーは正に帯電し、ブローオフ粉体
帯電量測定装置で測定したところ帯電量は、+19μc
/gであった。本トナーを使用し、改造市販複写機で画
像を出したところ、初期及び1万枚コピー後でも鮮明な
画質の像を得る事ができた。
チルヘキシルメタクリレート共重合体59部を加熱混合
装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで粗粉砕し
た。ジェットミルで微粉砕した後、分級して10〜12
μmの黒色トナーを得た。このトナーをフェライトキャ
リアと振盪したところトナーは正に帯電した。このトナ
ーを改造複写機の一成分トナー用現像機に入れ画像を出
したところ鮮明な画質の像を得る事ができた。
物を用いた他は、実施例1と同様に行なって表1に示す
結果を得た。
するトナーは、良好な耐環境性、経時安定性を有してい
る。その結果、コピー汚れ等の発生しない高品質の静電
荷像現像用トナーである。また、電荷制御剤自身白色あ
るいは実質的に無色であり、着色剤の彩色に影響しない
ことから、カラートナーに要求される色相に合わせて任
意の着色剤を選定することが可能であり、染料、顔料が
有する本来の色相をなんら阻害する事が無いことも特徴
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式 【化1】 ・・・(1) 〔式中Xは、下記一般式(2) 【化2】 ・・・(2) (式中Aは電子吸引性基を表し、R1,R2は各々独立に
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル
基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、又は、
ヒドロキシル基を表す。又、R1,R2で環を形成しても
良い。)、あるいは、下記一般式(3) 【化3】 ・・・(3) (式中A及びR1,R2は前記と同じ意味を表す。)、あ
るいは、下記一般式(4) 【化4】 ・・・(4) (式中A及びR1,R2は前記と同じ意味を表す。)を表
し、Yは、炭素数2〜8のアルキレン基で、各々の炭素
原子は、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、アリー
ル基、ハロゲン置換アリール基で置換されても良い。〕
で表される化合物を含有する事を特徴とする静電荷像現
像用トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24674094A JP3461046B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 静電荷像現像用正帯電性トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24674094A JP3461046B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 静電荷像現像用正帯電性トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0887133A true JPH0887133A (ja) | 1996-04-02 |
JP3461046B2 JP3461046B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=17152951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24674094A Expired - Fee Related JP3461046B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 静電荷像現像用正帯電性トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3461046B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP24674094A patent/JP3461046B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3461046B2 (ja) | 2003-10-27 |
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