JPH0683111A - 電子写真用トナ− - Google Patents
電子写真用トナ−Info
- Publication number
- JPH0683111A JPH0683111A JP4257661A JP25766192A JPH0683111A JP H0683111 A JPH0683111 A JP H0683111A JP 4257661 A JP4257661 A JP 4257661A JP 25766192 A JP25766192 A JP 25766192A JP H0683111 A JPH0683111 A JP H0683111A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groups
- group
- toner
- compound
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 クロムなどの金属を含有しない電子写真用ト
ナーを提供する。 【構成】 下記一般式で表される化合物を含有する。 一般式 例えば
ナーを提供する。 【構成】 下記一般式で表される化合物を含有する。 一般式 例えば
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の化合物を含有す
る電子写真用トナーに関するものである。
る電子写真用トナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による画像形成プロセスで
は、セレン、セレン合金、硫化カドミウム、アモルファ
スシリコン等の無機感光体や、電荷発生剤と電荷輸送剤
を用いた有機感光体に静電潜像を形成し、これをトナー
により現像、紙やプラスチックフィルムに転写、定着し
て可視画像を得る。
は、セレン、セレン合金、硫化カドミウム、アモルファ
スシリコン等の無機感光体や、電荷発生剤と電荷輸送剤
を用いた有機感光体に静電潜像を形成し、これをトナー
により現像、紙やプラスチックフィルムに転写、定着し
て可視画像を得る。
【0003】感光体には、その構成により正帯電性と負
帯電性が有り、露光により印字部を静電潜像として残す
場合は逆符号帯電性トナーにより現像し、一方、印字部
を除電して反転現像を行なう場合は同符号帯電性トナー
により現像する。トナーはバインダー樹脂と着色剤及び
その他添加剤により構成されるが、望ましい摩擦帯電特
性(帯電速度、帯電レベル、帯電安定性等)や経時安定
性、環境安定性を付与するため、一般に電荷制御剤が使
用される。この電荷制御剤によりトナーの特性は大きく
影響を受ける。
帯電性が有り、露光により印字部を静電潜像として残す
場合は逆符号帯電性トナーにより現像し、一方、印字部
を除電して反転現像を行なう場合は同符号帯電性トナー
により現像する。トナーはバインダー樹脂と着色剤及び
その他添加剤により構成されるが、望ましい摩擦帯電特
性(帯電速度、帯電レベル、帯電安定性等)や経時安定
性、環境安定性を付与するため、一般に電荷制御剤が使
用される。この電荷制御剤によりトナーの特性は大きく
影響を受ける。
【0004】又、カラートナーの場合においては、色相
に影響を与えない淡色、望ましくは無色の電荷制御剤が
必要である。これら淡色、あるいは無色の電荷制御剤と
しては、例えば、負帯電性トナ−用には特公昭55−4
2752、特開昭61−69073、特開昭61−22
1756号公報等に記載されたヒドロキシ安息香酸誘導
体の金属錯塩化合物、特開昭57−111541号公報
等に記載された芳香族ジカルボン酸金属塩化合物、特開
昭61−141453、特開昭62−94856号公報
等に記載されたアントラニル酸誘導体の金属錯塩化合
物、USP−4767688、特開平1−306861
号公報等に記載された有機ホウ素化合物、及び特開昭6
1−3149号公報に記載されたビフェノール化合物等
がある。また、正帯電性トナ−用には、特開昭57−1
19364号公報、特開昭58−9154号公報、特開
昭58−98742号公報等に記載された第四級アンモ
ニウム塩化合物がある。
に影響を与えない淡色、望ましくは無色の電荷制御剤が
必要である。これら淡色、あるいは無色の電荷制御剤と
しては、例えば、負帯電性トナ−用には特公昭55−4
2752、特開昭61−69073、特開昭61−22
1756号公報等に記載されたヒドロキシ安息香酸誘導
体の金属錯塩化合物、特開昭57−111541号公報
等に記載された芳香族ジカルボン酸金属塩化合物、特開
昭61−141453、特開昭62−94856号公報
等に記載されたアントラニル酸誘導体の金属錯塩化合
物、USP−4767688、特開平1−306861
号公報等に記載された有機ホウ素化合物、及び特開昭6
1−3149号公報に記載されたビフェノール化合物等
がある。また、正帯電性トナ−用には、特開昭57−1
19364号公報、特開昭58−9154号公報、特開
昭58−98742号公報等に記載された第四級アンモ
ニウム塩化合物がある。
【0005】しかしながら、これらの電荷制御剤は環境
問題の懸念されるクロム化合物であったり、完全に無色
になり得ない物であったり、又は、帯電付与効果が低
い、逆帯電トナーが多い、あるいは分散性や化合物の安
定性に乏しい等の欠点があり、帯電制御剤として満足す
る性能を有すものはなかった。
問題の懸念されるクロム化合物であったり、完全に無色
になり得ない物であったり、又は、帯電付与効果が低
い、逆帯電トナーが多い、あるいは分散性や化合物の安
定性に乏しい等の欠点があり、帯電制御剤として満足す
る性能を有すものはなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、化合物の安
定性が良く、バインダー樹脂に対する分散性が良好であ
り、トナー製造時の劣化がなく、さまざまな環境条件下
でも、摩擦による帯電特性が良好で、高画質の画像を常
に安定して与えるトナーを提供するものである。
定性が良く、バインダー樹脂に対する分散性が良好であ
り、トナー製造時の劣化がなく、さまざまな環境条件下
でも、摩擦による帯電特性が良好で、高画質の画像を常
に安定して与えるトナーを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、バインダ
ー樹脂との分散性が良好で、トナーに良好な帯電特性を
付与することができる無色の安定な化合物を見出し、こ
れを電荷制御剤として使用する事により優れたトナーを
発明するに到った。
ー樹脂との分散性が良好で、トナーに良好な帯電特性を
付与することができる無色の安定な化合物を見出し、こ
れを電荷制御剤として使用する事により優れたトナーを
発明するに到った。
【0008】すなわち、本発明は下記一般式(1)
【0009】
【化4】
【0010】〔式中X、及びYは各々独立に水素原子、
【0011】
【化5】
【0012】{式中、D1及びD2は各々独立に水素原
子または電子供与性基を表し、但し、同時に水素ではな
く、R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、
アラルキル基、アリール基、ハロゲン原子、アシル基、
ニトロ基、シアノ基、またはR2SO2 −(式中、R2
はヒドロキシル基、アミノ基、アルキル置換アミノ基、
アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ−
ル基またはアルコキシ基を表わす。)を表す。}また
は、
子または電子供与性基を表し、但し、同時に水素ではな
く、R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、
アラルキル基、アリール基、ハロゲン原子、アシル基、
ニトロ基、シアノ基、またはR2SO2 −(式中、R2
はヒドロキシル基、アミノ基、アルキル置換アミノ基、
アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ−
ル基またはアルコキシ基を表わす。)を表す。}また
は、
【0013】
【化6】
【0014】(式中、D1は前記と同じ意味を表す。R
3、R4はR1と同じ意味を表す。)を表し、但し、X
とYは同時に水素ではなく、Zは水素原子またはアリ−
ル基を表す。〕で表される化合物を含有する事を特徴と
する電子写真用トナーである。
3、R4はR1と同じ意味を表す。)を表し、但し、X
とYは同時に水素ではなく、Zは水素原子またはアリ−
ル基を表す。〕で表される化合物を含有する事を特徴と
する電子写真用トナーである。
【0015】本発明は、基本的にバインダー樹脂と着色
剤及び本発明にかかる一般式(1)に示す化合物とによ
り構成されるが、本発明のトナーを製造する方法として
は、これらの混合物を加熱混合装置によりバインダー樹
脂の溶融下、混練し、冷却後、粗粉砕、微粉砕、分級し
て得る方法、これらの混合物を溶媒に溶解し、噴霧によ
り微粒化、乾燥し、分級して得る方法や懸濁させたモノ
マー粒子中に着色剤や一般式(1)に示す化合物を分散
させ、重合法により得る方法等がある。
剤及び本発明にかかる一般式(1)に示す化合物とによ
り構成されるが、本発明のトナーを製造する方法として
は、これらの混合物を加熱混合装置によりバインダー樹
脂の溶融下、混練し、冷却後、粗粉砕、微粉砕、分級し
て得る方法、これらの混合物を溶媒に溶解し、噴霧によ
り微粒化、乾燥し、分級して得る方法や懸濁させたモノ
マー粒子中に着色剤や一般式(1)に示す化合物を分散
させ、重合法により得る方法等がある。
【0016】バインダー樹脂としては、ポリスチレン、
スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−
プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、
アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体、オレフ
ィン樹脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、ポリビニルブチラール等を単独又は、混合して使
用する事が出来る。
スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−
プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、
アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体、オレフ
ィン樹脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、ポリビニルブチラール等を単独又は、混合して使
用する事が出来る。
【0017】又、着色剤としては、黒色トナー用には一
般的にカーボンブラックが使用されており、カラートナ
ー用には次のような着色剤が使用できる。イエロー着色
剤としては、CIピグメントイエロー1、CIピグメン
トイエロー5、CIピグメントイエロー12、CIピグ
メントイエロー17等のアゾ系有機顔料や黄土のような
無機顔料又はCIソルベントイエロー2、CIソルベン
トイエロー6、CIソルベントイエロー14、CIソル
ベントイエロー19等の油溶性染料等、
般的にカーボンブラックが使用されており、カラートナ
ー用には次のような着色剤が使用できる。イエロー着色
剤としては、CIピグメントイエロー1、CIピグメン
トイエロー5、CIピグメントイエロー12、CIピグ
メントイエロー17等のアゾ系有機顔料や黄土のような
無機顔料又はCIソルベントイエロー2、CIソルベン
トイエロー6、CIソルベントイエロー14、CIソル
ベントイエロー19等の油溶性染料等、
【0018】マゼンタ着色剤としては、CIピグメント
レッド57、CIピグメントレッド57:1等のアゾ顔
料、CIピグメントバイオレット1、CIピグメントレ
ッド81等のキサンテン顔料、CIピグメントレッド8
7、CIバットレッド1、CIピグメントバイオレット
38等のチオインジゴ顔料又はCIソルベントレッド1
9、CIソルベントレッド49、CIソルベントレッド
52等の油溶性染料等、
レッド57、CIピグメントレッド57:1等のアゾ顔
料、CIピグメントバイオレット1、CIピグメントレ
ッド81等のキサンテン顔料、CIピグメントレッド8
7、CIバットレッド1、CIピグメントバイオレット
38等のチオインジゴ顔料又はCIソルベントレッド1
9、CIソルベントレッド49、CIソルベントレッド
52等の油溶性染料等、
【0019】シアン着色剤としては、CIピグメントブ
ルー1等のトリフェニルメタン顔料、CIピグメントブ
ルー15、CIピグメントブルー17等のフタロシアニ
ン顔料又はCIソルベントブルー25、CIソルベント
ブルー40、CIソルベントブルー70等の油溶性染料
等、それぞれ公知の着色剤を使用する事ができる。
ルー1等のトリフェニルメタン顔料、CIピグメントブ
ルー15、CIピグメントブルー17等のフタロシアニ
ン顔料又はCIソルベントブルー25、CIソルベント
ブルー40、CIソルベントブルー70等の油溶性染料
等、それぞれ公知の着色剤を使用する事ができる。
【0020】電荷制御剤として使用できる本発明にかか
る化合物の電子供与性基としては、アルキル基、シクロ
アルキル基、アラルキル基、ヒドロキシル基、アルコキ
シ基、アミノ基、ジアルキルアミノ基、ジアラルキルア
ミノ基、ジアリ−ルアミノ基等である。
る化合物の電子供与性基としては、アルキル基、シクロ
アルキル基、アラルキル基、ヒドロキシル基、アルコキ
シ基、アミノ基、ジアルキルアミノ基、ジアラルキルア
ミノ基、ジアリ−ルアミノ基等である。
【0021】電荷制御剤として使用できる本発明にかか
る化合物の具体的な例としては次のようなものが挙げら
れる。
る化合物の具体的な例としては次のようなものが挙げら
れる。
【0022】化合物No(1)
【化7】
【0023】化合物No(2)
【化8】
【0024】化合物No(3)
【化9】
【0025】化合物No(4)
【化10】
【0026】化合物No(5)
【化11】
【0027】化合物No(6)
【化12】
【0028】化合物No(7)
【化13】
【0029】化合物No(8)
【化14】
【0030】化合物No(9)
【化15】
【0031】化合物No(10)
【化16】
【0032】化合物No(11)
【化17】
【0033】化合物No(12)
【化18】
【0034】化合物No(13)
【化19】
【0035】化合物No(14)
【化20】
【0036】化合物No(15)
【化21】
【0037】化合物No(16)
【化22】
【0038】化合物No(17)
【化23】
【0039】又、トナーには、添加剤として、感光体・
キャリアーの保護、トナーの流動性向上、熱特性・電気
特性・物理特性の調整、抵抗調整、軟化点調整、定着性
向上等を目的として、疎水性シリカ、金属石ケン、フッ
素系界面活性剤、フタル酸ジオクチル、ワックス、酸化
スズ、導電性酸化亜鉛等が必要により使用される。
キャリアーの保護、トナーの流動性向上、熱特性・電気
特性・物理特性の調整、抵抗調整、軟化点調整、定着性
向上等を目的として、疎水性シリカ、金属石ケン、フッ
素系界面活性剤、フタル酸ジオクチル、ワックス、酸化
スズ、導電性酸化亜鉛等が必要により使用される。
【0040】二成分現像剤に本発明のトナーを用いた場
合、キャリアとしては、微小なガラスビーズ、鉄粉、フ
ェライト粉、磁性粒子を分散した樹脂粒子のバインダ型
キャリアや表面をポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、
アクリル系樹脂、シリコン系樹脂等で被覆した樹脂コー
トキャリア等が用いられる。又、本発明のトナーは一成
分トナーとして用いても優れた性能を示す。
合、キャリアとしては、微小なガラスビーズ、鉄粉、フ
ェライト粉、磁性粒子を分散した樹脂粒子のバインダ型
キャリアや表面をポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、
アクリル系樹脂、シリコン系樹脂等で被覆した樹脂コー
トキャリア等が用いられる。又、本発明のトナーは一成
分トナーとして用いても優れた性能を示す。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。実施例中の部は重量部を表わす。
る。実施例中の部は重量部を表わす。
【0042】実施例1 (化合物No(1))1部、カーボンブラック5部、ス
チレン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部
を加熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで
粗粉砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して1
0〜12μmの黒色トナーを得た。このトナーを鉄粉キ
ャリアと4対100の重量比で混合し、振盪したところ
トナーは負に帯電し、ブローオフ粉体帯電量測定装置で
測定したところ帯電量は−25μc/gであった。本ト
ナーを使用し、改造市販複写機で画像を出したところ、
初期及び1万枚コピー後でも鮮明な画質の像を得る事が
できた。
チレン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部
を加熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで
粗粉砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して1
0〜12μmの黒色トナーを得た。このトナーを鉄粉キ
ャリアと4対100の重量比で混合し、振盪したところ
トナーは負に帯電し、ブローオフ粉体帯電量測定装置で
測定したところ帯電量は−25μc/gであった。本ト
ナーを使用し、改造市販複写機で画像を出したところ、
初期及び1万枚コピー後でも鮮明な画質の像を得る事が
できた。
【0043】実施例2 (化合物No(7))1部、カーボンブラック5部、ス
チレン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部
を加熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで
粗粉砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して1
0〜12μmの黒色トナーを得た。このトナーを鉄粉キ
ャリアと4対100の重量比で混合し、振盪したところ
トナーは負に帯電し、ブローオフ粉体帯電量測定装置で
測定したところ帯電量は−22μc/gであった。本ト
ナーを使用し、改造市販複写機で画像を出したところ、
初期及び1万枚コピー後でも鮮明な画質の像を得る事が
できた。
チレン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部
を加熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで
粗粉砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して1
0〜12μmの黒色トナーを得た。このトナーを鉄粉キ
ャリアと4対100の重量比で混合し、振盪したところ
トナーは負に帯電し、ブローオフ粉体帯電量測定装置で
測定したところ帯電量は−22μc/gであった。本ト
ナーを使用し、改造市販複写機で画像を出したところ、
初期及び1万枚コピー後でも鮮明な画質の像を得る事が
できた。
【0044】実施例3 (化合物No(1))1部、銅フタロシアニン系油溶性
染料であるSpilon Blue 2BNH(保土谷
化学工業株式会社製品)5部、スチレン−ブチルメタク
リレート共重合体94部を加熱混合装置により混練し、
冷却後、ハンマーミルで粗粉砕した。ジェットミルで微
粉砕したのちに分級して10〜12μmの青色トナーを
得た。このトナーを鉄粉キャリアと4対100の重量比
で混合し、振盪したところトナーは負に帯電し、ブロー
オフ粉体帯電量測定装置で測定したところ帯電量は−2
7μc/gであった。本トナーを使用し、改造市販複写
機で画像を出したところ、初期及び1万枚コピー後でも
鮮明な画質の像を得る事ができた。
染料であるSpilon Blue 2BNH(保土谷
化学工業株式会社製品)5部、スチレン−ブチルメタク
リレート共重合体94部を加熱混合装置により混練し、
冷却後、ハンマーミルで粗粉砕した。ジェットミルで微
粉砕したのちに分級して10〜12μmの青色トナーを
得た。このトナーを鉄粉キャリアと4対100の重量比
で混合し、振盪したところトナーは負に帯電し、ブロー
オフ粉体帯電量測定装置で測定したところ帯電量は−2
7μc/gであった。本トナーを使用し、改造市販複写
機で画像を出したところ、初期及び1万枚コピー後でも
鮮明な画質の像を得る事ができた。
【0045】実施例4 (化合物No(7))1部、カーボンブラック5部、ス
チレン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部
を加熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで
粗粉砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して1
0〜12μmの黒色トナーを得た。このトナーをシリコ
ンコーティングキャリアと4対100の重量比で混合
し、振盪したところトナーは負に帯電し、ブローオフ粉
体帯電量測定装置で測定したところ帯電量は−15μc
/gであった。本トナーを使用し、改造市販複写機で画
像を出したところ、初期及び1万枚コピー後でも鮮明な
画質の像を得る事ができた。
チレン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部
を加熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで
粗粉砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して1
0〜12μmの黒色トナーを得た。このトナーをシリコ
ンコーティングキャリアと4対100の重量比で混合
し、振盪したところトナーは負に帯電し、ブローオフ粉
体帯電量測定装置で測定したところ帯電量は−15μc
/gであった。本トナーを使用し、改造市販複写機で画
像を出したところ、初期及び1万枚コピー後でも鮮明な
画質の像を得る事ができた。
【0046】実施例5 (化合物No(7))1部、カーボンブラック5部、ス
チレン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部
を加熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで
粗粉砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して1
0〜12μmの黒色トナーを得た。このトナーをアクリ
ルコーティングキャリアと4対100の重量比で混合
し、振盪したところトナーは負に帯電し、ブローオフ粉
体帯電量測定装置で測定したところ帯電量は−18μc
/gであった。本トナーを使用し、改造市販複写機で画
像を出したところ、初期及び1万枚コピー後でも鮮明な
画質の像を得る事ができた。
チレン−エチルヘキシルメタクリレート共重合体94部
を加熱混合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで
粗粉砕した。ジェットミルで微粉砕したのち分級して1
0〜12μmの黒色トナーを得た。このトナーをアクリ
ルコーティングキャリアと4対100の重量比で混合
し、振盪したところトナーは負に帯電し、ブローオフ粉
体帯電量測定装置で測定したところ帯電量は−18μc
/gであった。本トナーを使用し、改造市販複写機で画
像を出したところ、初期及び1万枚コピー後でも鮮明な
画質の像を得る事ができた。
【0047】(化合物No(11))1部、磁性鉄粉6
0部、スチレン−アクリル系共重合体100部を加熱混
合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで粗粉砕し
た。ジェットミルで微粉砕したのち分級して10〜12
μmの黒色トナーを得た。本一成分系トナーを使用し、
改造市販複写機で画像を出したところ、初期及び1万枚
コピー後でも鮮明な画質の像を得る事ができた。
0部、スチレン−アクリル系共重合体100部を加熱混
合装置により混練し、冷却後、ハンマーミルで粗粉砕し
た。ジェットミルで微粉砕したのち分級して10〜12
μmの黒色トナーを得た。本一成分系トナーを使用し、
改造市販複写機で画像を出したところ、初期及び1万枚
コピー後でも鮮明な画質の像を得る事ができた。
【0048】実施例7〜12 実施例1の化合物No(1)の代わりに表1に示した化
合物を用いた他は、実施例1と同様に行なって表1に示
す結果を得た。
合物を用いた他は、実施例1と同様に行なって表1に示
す結果を得た。
【0049】
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 安西 光利 茨城県つくば市御幸ケ丘45番地 保土谷化 学工業 株式会社
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式 【化1】 〔式中X、及びYは各々独立に水素原子、 【化2】 {式中、D1及びD2は各々独立に水素原子または電子
供与性基を表し、但し、同時に水素ではなく、R1は水
素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル
基、アリール基、ハロゲン原子、アシル基、ニトロ基、
シアノ基、またはR2SO2−(式中、R2はヒドロキ
シル基、アミノ基、アルキル置換アミノ基、アルキル
基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ−ル基また
はアルコキシ基を表わす。)を表す。}または、 【化3】 (式中、D1は前記と同じ意味を表す。R3、R4はR
1と同じ意味を表す。)を表し、但し、XとYは同時に
水素ではなく、Zは水素原子またはアリ−ル基を表
す。〕で表される化合物を含有する事を特徴とする電子
写真用トナー。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257661A JPH0683111A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 電子写真用トナ− |
US08/010,574 US5378573A (en) | 1992-04-22 | 1993-01-28 | Electrophotographic toner |
EP93102253A EP0566835B1 (en) | 1992-04-22 | 1993-02-12 | Electrophotographic toner |
DE69310610T DE69310610T2 (de) | 1992-04-22 | 1993-02-12 | Elektrophotographischer Toner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257661A JPH0683111A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 電子写真用トナ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683111A true JPH0683111A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=17309352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4257661A Pending JPH0683111A (ja) | 1992-04-22 | 1992-09-02 | 電子写真用トナ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683111A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006038606A1 (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Shionogi & Co., Ltd. | ビアリール誘導体 |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP4257661A patent/JPH0683111A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006038606A1 (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Shionogi & Co., Ltd. | ビアリール誘導体 |
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