JPH0887002A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0887002A
JPH0887002A JP22137294A JP22137294A JPH0887002A JP H0887002 A JPH0887002 A JP H0887002A JP 22137294 A JP22137294 A JP 22137294A JP 22137294 A JP22137294 A JP 22137294A JP H0887002 A JPH0887002 A JP H0887002A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
drive circuit
display
gradation
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JP22137294A
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English (en)
Inventor
Masumi Sasuga
眞澄 流石
Yoshiharu Owaku
芳治 大和久
Toshio Futami
利男 二見
Yukihiro Sato
幸宏 佐藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】使用者の必要に応じて表示可能な色数を使用者
側で選択出来る液晶表示装置を提供する。 【構成】液晶表示モジュール1のインターフェースコネ
クタ7へ表示色設定端子を設ける。表示色設定端子はコ
ントロールIC6へつながり、この端子の設定電位によ
りコントロールIC6は、表示色数を切り替え垂直走査
回路Vや上側映像信号駆動回路He及び下側映像信号駆
動回路Hoをコントロールする。これにより液晶表示パ
ネルPNLは様々な仕様の色表示を行なうことが出来
る。 【効果】使用者は外部機器の液晶表示モジュールに対す
るインターフェースを全く変更することなく表示可能な
色数の仕様を変更することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係り、
特に、薄膜トランジスタ等を使用したアクティブ・マト
リクス方式の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブ・マトリクス方式の液晶表示
装置は、マトリクス状に配列された複数の画素電極のそ
れぞれに対応して非線形素子(スイッチング素子)を設
けたものである。各画素における液晶は理論的には常時
駆動(デューティ比 1.0)されているので、時分割駆動
方式を採用している、いわゆる単純マトリクス方式と比
べてアクティブ方式はコントラストが良く、特にパーソ
ナルコンピュータ用途のカラー液晶表示装置では欠かせ
ない技術となりつつある。スイッチング素子として代表
的なものとしては薄膜トランジスタ(TFT)がある。
【0003】液晶表示部(液晶表示パネル)は、液晶層
を基準として下部透明ガラス基板上に薄膜トランジス
タ、透明画素電極、薄膜トランジスタの保護膜、液晶分
子の向きを設定するための下部配向膜が順次設けられた
下部基板と、上部透明ガラス基板上にブラックマトリク
ス、カラーフィルタ、カラーフィルタの保護膜、共通透
明画素電極、上部配向膜が順次設けられた上部基板とを
互いの配向膜が向き合うように重ね合わせ、基板の縁周
囲に配置したシール材によって両基板を接着すると共に
両基板間に液晶を封止する。なお、下部基板側にはバッ
クライトが配置される。
【0004】なお、薄膜トランジスタを使用したアクテ
ィブ・マトリクス方式の液晶表示装置は、例えば特開昭
63−309921号公報や、「冗長構成を採用した1
2.5型アクティブ・マトリクス方式カラー液晶ディスプ
レイ」、日経エレクトロニクス、頁193〜210、1986年12
月15日、日経マグロウヒル社発行、で知られている。
【0005】これまでの液晶表示装置は、表示可能な色
数がその液晶表示装置固有の特長となっており、従って
表示可能な色数は液晶表示装置毎に固定していた。
【0006】この背景には、パーソナルコンピュータ用
途を主用途として、高精細化と表示可能な色数の増加に
対する使用者からの要求が強いため、高精細で多色表示
の液晶表示装置を次々と開発していかねばならないとい
う事実があった。しかし現在は、エンジニアリングワー
クステーション(EWS)などの高い表示機能が要求さ
れる特定機器に対してはさらなる高精細化と多色化(例
えば、4096色表示)が必要なものの、ポータブルパ
ソコンのような小型で低コストを重視する機器の表示で
は画面サイズはおおむね8.4形から10.4形、表示
色数は512色程度でも満足出来ることが分かってき
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置で
は、表示色数は固定であった。
【0008】本発明の一つの目的は、使用者の必要に応
じて、表示可能な色数を使用者側で選択出来る液晶表示
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】表示可能な色数を選択す
ることの出来るスイッチを液晶表示装置の液晶表示モジ
ュール内あるいは、液晶表示モジュール外部の機器(以
下外部機器)に設ける。
【0010】
【作用】使用者は、液晶表示装置の液晶表示モジュール
内部あるいは外部機器側で、電気的または機械的にスイ
ッチを操作することで任意に表示可能な色数を選択出来
る。
【0011】
【実施例】本発明、本発明の更に他の目的及び本発明の
更に他の特徴は図面を参照した以下の説明から明らかと
なるであろう。
【0012】《発明の概要》図1は本発明による液晶表
示装置の概略を示す図である。
【0013】図1の実施例では液晶表示装置の液晶表示
モジュール1のインターフェースコネクタへ表示可能な
色数を選択出来る端子を設ける。この端子は液晶表示モ
ジュールの内部でコントロールICに接続している。本
実施例では、TTLロジックまたはCMOSロジック等
で外部機器から端子を高電位(例えば5Vや3V)か低
電位(例えば接地電位)に設定すると、コントロールI
Cはそれぞれに対応した色数を表示する。また表示色設
定端子は単数に限るものでなく、複数であってもよい。
一方、この端子に対応する外部機器の端子には、高電位
または低電位、或いは高電位か低電位を選択出来るスイ
ッチを予め接続しておき、使用者が自由に設定出来るよ
うにしておく。しかし、色数設定は外部から出来るもの
に限るものでなく、例えば相当の機能を有するスイッチ
が液晶表示モジュール内部にあってもよい。
【0014】図2は図1に示す実施例による液晶表示モ
ジュール1の電気的な流れを示すブロック図である。コ
ントロールIC6は、表示色設定端子の設定電位によ
り、データ端子から入力された様々な仕様のデータをそ
の仕様に合ったデータに変換し(例えばホストコンピュ
ータより送られて来る表示データを512色表示用のデ
ータあるいは4096色表示用のデータに変換す
る。)、液晶表示パネルに所望の文字や図形を表示する
為に垂直走査回路V、上側映像信号駆動回路He及び下
側映像信号駆動回路Hoをコントロールする。そして、
上側映像信号駆動回路He及び下側映像信号駆動回路H
oは液晶表示パネルPNLを駆動して各仕様に合った表
示を行う。
【0015】また本実施例では図2に示す構成を取るた
め、コントロールIC6の表示色設定端子の設定電位を
選ぶことにより、意図的に異なる仕様のデータに変換し
て表示することが可能になる。
【0016】さらに本実施例では、コントロールIC6
の表示色設定端子の設定電位を選ぶことにより入力され
るデータの仕様を切り替えることが出来るので、外部機
器のバージョンアップ(例えば512色表示仕様の機器
から4096色表示仕様の機器に変更する。)にも簡単
に対応することが出来る。
【0017】《表示階調を切り替えるための手段》液晶
による階調表示技術の1つとして、FRC(Frame Rat
e Control)がある。この技術は、フレーム間で表示のデ
ータをコントロールして液晶駆動電圧の実効値を変える
ことによって階調表示を行うようにするものである。こ
のFRCに関しては、例えば1991年発行、『フラッ
トパネル・ディスプレイ’91』頁173〜頁180日
経エレクトロニクス、日経マイクロデバイス編がある。
【0018】FRCの概要を簡単に説明すれば、下記の
通りである。すなわち、N+1階調電圧を形成しておい
て、上記N+1階調電圧のうちのN階調を用いてN階調
表示行うことも、上記N+1階調電圧を用いて隣接する
2つの階調電圧をフレーム単位で交互に出力させるFR
Cによりその中間階調を含めて2N階調表示表示もでき
るようにする。
【0019】上記した手段によれば、階調電圧に対応し
た階調表示と、FRCにおいては近接した階調電圧を用
いることができるのでフリッカーを抑圧し、リニアリテ
ィのよい中間階調表示を含む多階調表示とを共に2進の
表示データに対応させることができる。
【0020】図3には、この発明に係る、上側映像信号
駆動回路He及び下側映像信号駆動回路Hoの中にあ
る、ドレインドライバCHIの一実施例のブロック図が
示されている。この実施例では、電源回路8においてN
+1階調電圧が形成される。ここで、Nは2のべき乗に
対応した2、4、8・・・・等のような数である。
【0021】入力データは、2進のディジタル信号によ
り構成される。この入力データは、クロックパルスに同
期してシリアルに入力されてデータラッチ回路に取り込
まれる。データラッチにシリアルに取り込まれた入力デ
ータは、1ライン分の表示データの取り込みが行われる
と、パラレルにラインデータラッチ回路に取り込まれ
る。
【0022】ラインデータラッチ回路に取り込まれたデ
ータは、デコーダ回路によりデコードされて、階調電圧
回路によりN又はN+1階調電圧の中から1つの階調電
圧を選んでTFT表示パネルのデータ線に出力する。後
述するようにTFT表示パネルは、一定のタイミングで
順次に走査線の選択動作が行われているので、上記パラ
レルに出力される階調電圧は、選択された走査線に結合
されている画素電極に書き込まれる。
【0023】この実施例の表示駆動回路は、N+1階調
電圧の中からN階調電圧を用いてN階調表示を行う動作
と、N+1階調電圧の中からN階調と、フレーム毎に隣
接する階調電圧を交互に出力させてその中間階調表示を
行わせるFRC表示動作とを行うようにされる。
【0024】図4には、この発明に係るドレインドライ
バにおける動作の一例を説明するための動作説明図が示
されている。同図(A)には、9階調電圧により、その
うちの8階調電圧を用いて8階調表示と9階調電圧を用
いてFRCによる16階調表示を行う例が示され、
(B)には他の実施例の意味で8階調ドライバを用いた
表示例が示されている。
【0025】図4(B)により中間階調を形成するとき
には、常に隣接する2つの階調電圧が選ばれる。すなわ
ち、階調0と階調1とをFRCにより交互に出力させて
等価的に0.5階調を作る。以下、同様に階調1と階調
2ないし階調7と階調8までの各組み合わせにより、
1.5〜7.5のように7通りの中間階調を得る。これ
により、全体で0から0.5階調刻みで17通りの階調
表示が可能になる。もっとも、4ビットの表示データに
より階調表示が行われるので、階調8又は7.5のどち
らかは用いられなく、0から0.5階調刻みで7.5階
調まで、あるいは0から7階調までと8階調の16通り
の階調表示が行われる。
【0026】従って、カラーの表示装置においてはR,
G,Bそれぞれの表示色についてFRCを行うことによ
り、4ビットの表示データにより4096色(16
3色)のカラー表示を行うことが出来る。
【0027】また、FRCを行なわない場合は、3ビッ
トの表示データによりR,G,B各色8階調表示が行わ
れ、512色(83色)のカラー表示を行うことが出来
る。
【0028】このように隣接する2つの階調を組み合わ
せて、FRCによりその中間階調を得るものであるの
で、2つの階調差が最小に抑えられる。この結果、フリ
ッカーが最小に抑えられるとともに、リニアリティのよ
い中間階調表示を得ることができるものである。
【0029】また、リニアリティのよい中間調表示を得
るために、FRCを行う場合、部分的に隣接していない
2つの階調電圧を選ぶこともできる。
【0030】また、図4(B)のように8階調ドライバ
の例では、FRCにより0から0.5階調刻みで7まで
の15通りの階調表示しかできない。この場合は、例え
ば、4ビットの表示データにより表示動作を行わせる場
合、0000と00001とを階調0に対応させるか、
1111と1110を階調7に対応させるようにデータ
の加工を行うことにより対応出来る。しかしこの例で
は、階調表示が白側か黒側で圧縮されてしまうために、
上記階調表示により多色カラー表示を行うようにすると
きには、9階調ドライバに比べ、色の再現性は悪くな
る。
【0031】《アクティブ・マトリクス液晶表示装置》
以下、アクティブ・マトリクス方式のカラー液晶表示装
置にこの発明を適用した実施例を説明する。なお、以下
説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0032】《マトリクス部の概要》図5はこの発明が
適用されるアクティブ・マトリクス方式カラー液晶表示
装置の一画素とその周辺を示す平面図、図6は図5の2
−2切断線における断面を示す図、図7は図5の3−3
切断線における断面図である。また、図8には図5に示
す画素を複数配置したときの平面図を示す。
【0033】図5に示すように、各画素は隣接する2本
の走査信号線(ゲート信号線または水平信号線)GL
と、隣接する2本の映像信号線(ドレイン信号線または
垂直信号線)DLとの交差領域内(4本の信号線で囲ま
れた領域内)に配置されている。各画素は薄膜トランジ
スタTFT、透明画素電極ITO1および保持容量素子
Caddを含む。走査信号線GLは列方向に延在し、行方
向に複数本配置されている。映像信号線DLは行方向に
延在し、列方向に複数本配置されている。
【0034】図6に示すように、液晶LCを基準に下部
透明ガラス基板SUB1側には薄膜トランジスタTFT
および透明画素電極ITO1が形成され、上部透明ガラ
ス基板SUB2側にはカラーフィルタFIL、遮光用ブ
ラックマトリクスパターンBMが形成されている。下部
透明ガラス基板SUB1はたとえば1.1mm程度の厚さ
で構成されている。また、透明ガラス基板SUB1、S
UB2の両面にはディップ処理等によって形成された酸
化シリコン膜SIOが設けられている。このため、透明
ガラス基板SUB1、SUB2の表面に鋭い傷があった
としても、鋭い傷を酸化シリコン膜SIOで覆うことが
出来るので、その上にデポジットされる走査信号線G
L、遮光膜BM等の膜質を均質に保つことが出来る。
【0035】上部透明ガラス基板SUB2の内側(液晶
LC側)の表面には、遮光膜BM、カラーフィルタFI
L、保護膜PSV2、共通透明画素電極ITO2(CO
M)および上部配向膜ORI2が順次積層して設けられ
ている。本実施例ではカラーフィルタの配列は図8に示
す通りであり、添字G、BおよびRがそれぞれ緑、青お
よび赤画素に対応している。
【0036】《液晶表示モジュール全体等価回路》表示
マトリクス部の等価回路とその周辺回路の結線図を図9
に示す。同図は回路図ではあるが、実際の幾何学的配置
に対応して描かれている。ARは複数の画素を二次元状
に配列したマトリクス・アレイであり図2のPNLに相
当する。
【0037】図中、Xは映像信号線DLを意味し、添字
G、BおよびRがそれぞれ緑、青および赤画素に対応し
て付加されている。Yは走査信号線GLを意味し、添字
1,2,3,…,endは走査タイミングの順序に従って
付加されている。
【0038】映像信号線X(添字省略)は交互に上側
(または奇数)映像信号駆動回路He、下側(または偶
数)映像信号駆動回路Hoに接続されている。
【0039】走査信号線Y(添字省略)は垂直走査回路
Vに接続されている。
【0040】SUPは1つの電圧源から複数の分圧した
安定化された電圧源を得るための電源回路8やホスト
(上位演算処理装置)からのCRT(陰極線管)用の情
報をTFT液晶表示装置用の情報に交換するコントロー
ルIC6を含む回路である。この実施例ではSUP内に
図2のコントロールIC6、電源回路8、インターフェ
ースコネクタ7がある。しかし、本発明はこの実施例に
限定されるものでなく、例えばHe、Ho、SUPは一
体の基板からなりその中にコントロールIC6、電源回
路8、インターフェースコネクタ7があってもよい。ま
た、コントロールIC6やインターフェースコネクタ7
はSUPに限らずHe、Ho、Vにあってもよい。
【0041】《液晶表示モジュールの全体構成》図10
は、液晶表示モジュール1の分解斜視図である。
【0042】SHDは金属板から成るシールドケース
(=メタルフレーム)、LCWは液晶表示窓、PNLは
液晶表示パネル、SPBは光拡散板、MFRは中間フレ
ーム、BLはバックライト、BLSはバックライト支持
体、LCAは下側ケースであり、図に示すような上下の
配置関係で各部材が積み重ねられてモジュールMDLが
組み立てられる。
【0043】モジュールMDLは、下側ケースLCA、
中間フレームMFR、シールドケースSHDの3種の保
持部材を有する。これらの3部材はそれぞれ略箱状を成
し、上記記載順に重箱式に積み重ねられ、シールドケー
スSHDによって各部品を搭載した他の2部材を保持す
る構成になっている。表示パネルPNLと光拡散板SP
Bは一旦中間フレームMFR上に置くことができ、4本
のバックライト(冷陰極螢光管)BLを支持するバック
ライト支持体BLSは下側ケースLCA上に一旦置くこ
とが出来る。従って、下側ケースLCAと中間フレーム
MFRの2部材にそれぞれ必要な部品を実装しながらこ
の2部材をひっくり返すことなく積み重ねて製造するこ
とが出来るので、製造を容易に行うことができ、組立性
が良く、信頼性の高い装置を提供出来る利点がある。
【0044】《表示パネルPNLと駆動回路基板PCB
1》図11は表示パネルPNLに駆動回路を実装した状
態を示す上面図である。
【0045】CHIは表示パネルPNLを駆動させるド
ライバICチップ(下側の3個は垂直走査回路Vのゲー
トドライバICチップ、左右の6個ずつは映像信号駆動
回路Ho、HeのドレインドライバICチップ)であ
る。TCPはドライバICチップCHIがテープ オー
トメイティド ボンディング法(TAB)により実装さ
れたテープキャリアパッケージ、PCB1はそれぞれT
CPやコンデンサCDS等が実装されたPCB(プリン
テッド サーキット ボード)から成る駆動回路基板で、
垂直走査回路V、上側映像信号駆動回路He及び下側映
像信号駆動回路Hoの3つに分割されている。FGPは
フレームグランドパッドであり、この部分が図10のシ
ールドケースSHDと電気的に接続される。FCは垂直
走査回路Vと上側映像信号駆動回路He、及び垂直走査
回路Vと下側映像信号駆動回路Hoとを電気的に接続す
るフラットケーブルである。フラットケーブルFCとし
ては図に示すように、複数のリード線(りん青銅の素材
にSn鍍金を施したもの)をストライプ状のポリエチレ
ン層とポリビニルアルコール層とでサンドイッチして支
持したものを使用する。
【0046】《駆動回路基板PCB1》駆動回路基板P
CB1は、図11に示すように、3個に分割され、表示
パネルPNLの回りに「コ」字状に配置され、2個のフ
ラットケーブルFCによってそれぞれ電気的、機械的に
接続されている。駆動回路基板PCB1は分割されてい
るので、表示パネルPNLと駆動回路基板PCB1との
熱膨張率の差により駆動回路基板PCB1の長軸方向に
生じる応力(ストレス)がフラットケーブルFCの箇所
で吸収され、接続強度が弱いテープキャリアパッケージ
TCPテープの出力リードと表示パネルの外部接続端子
の剥がれが防止でき、熱に対するモジュールの信頼性を
向上出来る。このような基板の分割方式は、更に、1枚
の「コ」の字状基板に比べて、それぞれが矩形上の単純
な形状であるので1枚の基板材料から多数枚の基板PC
B1が取得できプリント基板材料の利用率が高くなり、
部品・材料費が低減出来る(本実施例の場合は約50%
に低減)効果が有る。なお、駆動回路基板PCB1は、
PCBの代わりに柔軟なFPC(フレキシブル プリン
ティド サーキット)を使用すると、FPCはたわむの
でリード剥がれ防止効果をいっそう高めることが出来
る。また、分割しない一体型の「コ」の字状のPCBを
用いることもでき、その場合は工数の低減、部品点数削
減による製造工程管理の単純化、PCB間接続ケーブル
の廃止による信頼性向上に効果が有る。
【0047】3個に分割された各駆動回路基板PCB1
の各グランドラインに接続されたフレームグランドパッ
ドFGPは、図11に示すように、各基板毎に2個ずつ
合計6個設けてある。駆動回路基板PCB1が複数に分
割されている場合、直流的には駆動回路基板のうち少な
くとも1ヶ所がフレームグランドに接続されていれば、
電気的な問題は起きないが、高周波領域ではその箇所が
少ないと、各駆動回路基板の特性インピーダンスの違い
等により電気信号の反射、グランドラインの電位が振ら
れる等が原因で、EMI(エレクトロ マグネティック
インタフィアレンス)を引き起こす不要な輻射電波の発
生ポテンシャルが高くなる。特に、薄膜トランジスタを
用いたモジュールMDLでは、高速のクロックを用いる
ので、EMI対策が難しい。これを防止するために、複
数に分割された各駆動回路基板PCB1毎に少なくとも
1ヶ所、本実施例では2ヶ所でグランド配線(交流接地
電位)をインピーダンスが十分に低い共通のフレーム
(すなわち、シールドケースSHD)に接続する。これ
により、高周波領域におけるグランドラインが強化され
るので、全体で1ヶ所だけシールドケースSHDに接続
した場合と比較すると、本実施例の6ヶ所の場合は輻射
の電界強度で5dB以上の改善が見られた。
【0048】シールドケースSHDのフレームグランド
FGは、金属の細長い突起部で構成され、折り曲げるこ
とにより容易に表示パネルPNLのフレームグランドパ
ッドFGPに接続でき、接続用の特別のワイヤ(リード
線)が不要である。また、フレームグランドFGを介し
てシールドケースSHDと駆動回路基板PCB1とを機
械的にも接続出来るので、駆動回路基板PCB1の機械
的強度も向上出来る。
【0049】《駆動回路基板PCB2》図12は、駆動
回路基板PCB2の下面図である。中間フレームMFR
に保持・収納される液晶表示部LCDの駆動回路基板P
CB2は、図12に示すように、L字形をしており、I
C、コンデンサ、抵抗等の電子部品が搭載されている。
この駆動回路基板PCB2には、1つの電圧源から複数
の分圧した安定化された電圧源を得るための電源回路8
や、ホスト(上位演算処理装置で、本実施例では外部機
器)からの表示情報をTFT液晶表示装置用の情報に変
換するコントロールIC6を含む回路が搭載されてい
る。7は外部と接続される図示しないコネクタが接続さ
れるインターフェースコネクタである。ホストからの表
示色設定の信号はこのインターフェースコネクタ7から
コントロールIC6に送られコントロールIC6の表示
色モードが切り替わる。表示色設定の信号はホスト内の
スイッチにより切り替えられる。また、上記スイッチは
ホスト内でソフトウエアー的に切り替えてもよく、そう
することにより表示色仕様の異なる様々なソフトウエア
ーに対応出来る。なお、駆動回路基板PCB2と駆動回
路基板PCB1とは、図13に示すように、フラットケ
ーブルFCにより電気的に接続される(詳細後述)。ま
た、駆動回路基板PCB2とインバータ回路基板IPC
Bとは、駆動回路基板PCB2のバックライト接続部B
C2およびインバータ回路基板IPCBのバックライト
接続部BCIに接続される図示しないバックライトコネ
クタおよびバックライトケーブルにより、中間フレーム
MFRに設けたコネクタ穴を介して電気的に接続され
る。
【0050】《駆動回路基板PCB1と駆動回路基板P
CB2との電気的接続》図13は、液晶表示部LCDの
駆動回路基板PCB1(上面が見える)と中間フレーム
MFRの駆動回路基板PCB2(下面が見える)との接
続状態を示す上面図である。
【0051】液晶表示部LCDと駆動回路基板PCB2
とは折り曲げ可能なフラットケーブルFCにより電気的
に接続されている。この状態で動作チェックを行うこと
が出来る。駆動回路基板PCB2は、フラットケーブル
FCを180°折り曲げることにより、液晶表示部LCD
の下面側に重ねて配置され、中間フレームMFRの所定
の凹部に嵌合され、ナイロンリベット等の止め具等によ
り固定され、その上に液晶表示部LCDと一体になった
駆動回路基板PCB1が載置・保持される。
【0052】またPCB1とPCB2の配置はこれに限
るものではなく、PCB2を長方形にして液晶表示パネ
ルPNLのPCB1と接続されていない辺に配置し、P
CB1とPCB2で液晶表示パネルPNLを取り囲むよ
うにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、使用者は外部機器の液
晶表示モジュールに対するインターフェースを全く変更
することなく表示可能な色数を切り替えることが出来
る。ここでインターフェースとは外部機器との電気的な
入出力関係あるいは、外部機器との接続を取るための取
り付け部の寸法、配置などの機械的な接続関係をいう。
【0054】また本発明によれば、液晶表示装置の仕様
の共通化が図れるので、大量生産により生産コストが下
げられる効果がある。
【0055】また本発明によれば、液晶表示装置を使用
する機器の仕様変更にも柔軟に対応出来る液晶表示装置
を提供する効果がある。例えばホストの計算機が512
色仕様の小型機から4096色仕様のEWSへと変わっ
ても液晶表示装置を替える必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による液晶表示装置の概略を示す
図である。
【図2】図2は本発明による液晶表示装置の液晶表示モ
ジュール部の電気的な流れを示すブロック図である。
【図3】この発明に係るドレインドライバ回路の一実施
例を示すブロック図である。
【図4】この発明に係るドレインドライバの動作の一例
を説明するための動作説明図である。
【図5】この発明を適用したアクティブ・マトリックス
方式のカラー液晶表示装置の液晶表示部の一画素とその
周辺を示す要部平面図である。
【図6】図5の2−2切断線における1画素とその周辺
を示す断面図である。
【図7】図5の3−3切断線における付加容量Caddの
断面図である。
【図8】図5に示す画素を複数配置した液晶表示部の要
部平面図である。
【図9】アクティブ・マトリックス方式のカラー液晶表
示装置の液晶表示モジュール部を示す等価回路図であ
る。
【図10】液晶表示モジュールの分解斜視図である。
【図11】液晶表示パネルに周辺の駆動回路を実装した
状態を示す上面図である。
【図12】中間フレームに搭載される駆動回路基板の下
面図である。
【図13】液晶表示部の駆動回路基板(上面が見える)
と中間フレームの駆動回路基板(下面が見える)との接
続状態を示す上面図である。
【符号の説明】
1…液晶表示モジュール、2…インターフェースケーブ
ル、3…外部機器、4…表示色設定端子に対応する外部
機器の端子配線、5…選択スイッチ、6…コントロール
IC、7…インターフェースコネクタ、8…電源回路
部、V…垂直走査回路、He…上側映像信号駆動回路、
Ho…下側映像信号駆動回路、CHI…ドライバIC、
SUB…透明ガラス基板、GL…走査信号線、DL…映
像信号線、GI…絶縁膜、GT…ゲート電極、AS…i
型半導体層、SD…ソース電極またはドレイン電極、P
SV…保護膜、BM…遮光膜、LC…液晶、TFT…薄
膜トランジスタ、ITO…透明画素電極、g、d…導電
膜、Cadd…保持容量素子、AOF…陽極酸化膜、GT
M…ゲート端子、DTM…ドレイン端子、SHD…シー
ルドケース、PNL…液晶表示パネル、SPB…光拡散
板、MFR…中間フレーム、BL…バックライト、BL
S…バックライト支持体、LCA…下側ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二見 利男 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 佐藤 幸宏 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示データにより複数の表示色を設定する
    機能を持つコントロールICと、液晶表示素子と、該液
    晶表示素子を駆動する駆動回路とよりなる液晶表示モジ
    ュールを有し、上記コントロールICの表示色設定端子
    に入力する電圧により上記液晶表示モジュールの表示可
    能な色数を選択することを特徴とする液晶表示装置。
JP22137294A 1994-09-16 1994-09-16 液晶表示装置 Pending JPH0887002A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100393670B1 (ko) * 1996-08-13 2003-10-17 삼성전자주식회사 대형 화면용 액정 표시 장치를 위한 인터페이스장치
JP2005292555A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Sum Electronics:Kk 電光表示装置およびその駆動方法
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