JPH1152340A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH1152340A JPH1152340A JP20508397A JP20508397A JPH1152340A JP H1152340 A JPH1152340 A JP H1152340A JP 20508397 A JP20508397 A JP 20508397A JP 20508397 A JP20508397 A JP 20508397A JP H1152340 A JPH1152340 A JP H1152340A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 狭額縁化が可能で電磁障害を低減した液晶表
示装置を提供する。 【解決手段】 信号線駆動回路12、アドレス線駆動回
路11、対向電極駆動回路22への信号を入出力するタ
ーミナル(11t,12t,13t,14t,22t,
23t)の少なくとも一部を液晶層106をアレイ基板
10の周辺領域10a、対向基板20の周辺領域20a
に配置するとともに、アレイ基板10と対向基板20と
を異方性導電膜41をシール材として接合する。異方性
導電膜41内の導電材料により、それぞれのターミナル
を電気的に接続することができる。
示装置を提供する。 【解決手段】 信号線駆動回路12、アドレス線駆動回
路11、対向電極駆動回路22への信号を入出力するタ
ーミナル(11t,12t,13t,14t,22t,
23t)の少なくとも一部を液晶層106をアレイ基板
10の周辺領域10a、対向基板20の周辺領域20a
に配置するとともに、アレイ基板10と対向基板20と
を異方性導電膜41をシール材として接合する。異方性
導電膜41内の導電材料により、それぞれのターミナル
を電気的に接続することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関
し、特に液晶層を挟持する基板間の電気的接続構造に関
する。
し、特に液晶層を挟持する基板間の電気的接続構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ、ワードプロセ
ッサ、EWS等の表示装置、電卓、電子ブック、電子手
帳用の表示装置、携帯テレビ、携帯電話、携帯FAX等
の表示装置は、携帯性が重視されており、バッテリー駆
動する必要があるので、消費電力が低いことが望まし
い。薄型の表示装置としては、液晶表示装置(LC
D)、プラズマディスプレイ、フラットCRT等が知ら
れている。このうち、低消費電力の要求に対しては液晶
表示装置が最も適しており、実用化が進んでいる。
ッサ、EWS等の表示装置、電卓、電子ブック、電子手
帳用の表示装置、携帯テレビ、携帯電話、携帯FAX等
の表示装置は、携帯性が重視されており、バッテリー駆
動する必要があるので、消費電力が低いことが望まし
い。薄型の表示装置としては、液晶表示装置(LC
D)、プラズマディスプレイ、フラットCRT等が知ら
れている。このうち、低消費電力の要求に対しては液晶
表示装置が最も適しており、実用化が進んでいる。
【0003】携帯用情報機器の表示装置に液晶表示装置
を適用する場合、消費電力の点からも周囲の光を利用す
ることによりバックライトを不要にした反射型液晶表示
装置が好適である。一方、マルチメディア化対応の表示
装置ということになると、テレビ画像などカラー表示の
必要性と、大画面化及び高精細化への需要が高いため、
配線容量の増加や、駆動周波数の上昇などによって、消
費電力が高くなってくる。さらに、高周波成分に起因す
る電磁ノイズ(EMI)も問題となっている。また、特
に液晶材料の駆動においては直流成分が液晶層に印加さ
れると液晶層の劣化を招来するので、直流成分が印加さ
れないように極性反転した反転駆動を行うことが通常と
なっている。
を適用する場合、消費電力の点からも周囲の光を利用す
ることによりバックライトを不要にした反射型液晶表示
装置が好適である。一方、マルチメディア化対応の表示
装置ということになると、テレビ画像などカラー表示の
必要性と、大画面化及び高精細化への需要が高いため、
配線容量の増加や、駆動周波数の上昇などによって、消
費電力が高くなってくる。さらに、高周波成分に起因す
る電磁ノイズ(EMI)も問題となっている。また、特
に液晶材料の駆動においては直流成分が液晶層に印加さ
れると液晶層の劣化を招来するので、直流成分が印加さ
れないように極性反転した反転駆動を行うことが通常と
なっている。
【0004】その一方で、狭額縁化への要求が高まって
おり、パネルサイズおよびプロセスを削減する方法とし
て、信号線駆動回路、アドレス線駆動回路などを多結晶
シリコンからなる半導体膜を備えた薄膜トランジスタに
より、表示領域と周辺領域とに一体的に形成する形成す
る技術が開発されている。
おり、パネルサイズおよびプロセスを削減する方法とし
て、信号線駆動回路、アドレス線駆動回路などを多結晶
シリコンからなる半導体膜を備えた薄膜トランジスタに
より、表示領域と周辺領域とに一体的に形成する形成す
る技術が開発されている。
【0005】しかしながら従来の液晶表示装置では、ア
レイ基板に配設されたアドレス線駆動回路、信号線駆動
回路への接続と、対向基板に配設された対向電極駆動回
路への接続とを別々に行っていたため、TAB配線など
のために額縁が大きくなり、液晶表示装置の小形化を阻
害する原因の一つとなっているという問題がある。また
接続に要するコストが液晶表示装置の生産性を低下させ
ているという問題がある。 また近年では駆動回路の駆
動周波数は高周波数化する傾向にあり、駆動回路から放
射される電磁波により電磁障害が問題なっている。
レイ基板に配設されたアドレス線駆動回路、信号線駆動
回路への接続と、対向基板に配設された対向電極駆動回
路への接続とを別々に行っていたため、TAB配線など
のために額縁が大きくなり、液晶表示装置の小形化を阻
害する原因の一つとなっているという問題がある。また
接続に要するコストが液晶表示装置の生産性を低下させ
ているという問題がある。 また近年では駆動回路の駆
動周波数は高周波数化する傾向にあり、駆動回路から放
射される電磁波により電磁障害が問題なっている。
【0006】半導体素子等の高集積化、高機能化に伴っ
て、液晶表示装置の動作周波数も年々高速化しており、
液晶表示装置の内部から発生する電磁障害(EMI:El
ectromagnetic Interference)が問題となっている。ま
た、表示サイズ、解像度も向上し、VGAからSVG
A、XGA、SXGAと多画素化が進んでおり、その駆
動周波数は急激に高速化しており、やはり電磁障害が問
題となっている。
て、液晶表示装置の動作周波数も年々高速化しており、
液晶表示装置の内部から発生する電磁障害(EMI:El
ectromagnetic Interference)が問題となっている。ま
た、表示サイズ、解像度も向上し、VGAからSVG
A、XGA、SXGAと多画素化が進んでおり、その駆
動周波数は急激に高速化しており、やはり電磁障害が問
題となっている。
【0007】このような電磁障害に対処するため、通常
は液晶表示装置から電磁波を外部に出さないようにシー
ルドするという対策が行われている。しかしながら、こ
のようなシールドによる遮蔽は液晶パネル以外の部分で
はある程度行うことができるが、液晶パネル内でのEM
Iによる動作不良等の問題を解決することは困難であ
る。上述のように近年では、poly−Si(多結晶シ
リコン)などをチャネル半導体膜に用いた薄膜トランジ
スタなどにより、表示画面の画素をスイッチングする薄
膜トランジスタアレイと、表示画面の周囲に配設される
アドレス線ドライバ、信号線ドライバなどの駆動回路等
を1つの基板上に一体的に作り込んだ液晶表示装置も現
れている。このように表示画素と駆動部とを一体化する
だけではなく、例えばCPUやDSPなどさらに他の回
路を一体化して形成するシステムオングラス(SOG)
技術が進展すると、様々な回路が情報処理装置や、液晶
表示装置の内部に高密度実装されることになるため、E
MIの問題がさらに深刻化するとう問題がある。
は液晶表示装置から電磁波を外部に出さないようにシー
ルドするという対策が行われている。しかしながら、こ
のようなシールドによる遮蔽は液晶パネル以外の部分で
はある程度行うことができるが、液晶パネル内でのEM
Iによる動作不良等の問題を解決することは困難であ
る。上述のように近年では、poly−Si(多結晶シ
リコン)などをチャネル半導体膜に用いた薄膜トランジ
スタなどにより、表示画面の画素をスイッチングする薄
膜トランジスタアレイと、表示画面の周囲に配設される
アドレス線ドライバ、信号線ドライバなどの駆動回路等
を1つの基板上に一体的に作り込んだ液晶表示装置も現
れている。このように表示画素と駆動部とを一体化する
だけではなく、例えばCPUやDSPなどさらに他の回
路を一体化して形成するシステムオングラス(SOG)
技術が進展すると、様々な回路が情報処理装置や、液晶
表示装置の内部に高密度実装されることになるため、E
MIの問題がさらに深刻化するとう問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決することを目的としてなされたものである。
すなわち、本発明の液晶表示装置は、額縁が狭く、小形
化が可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
また配線容量、配線抵抗の小さい、電磁障害を低減した
液晶表示装置を提供することを目的とする。
題点を解決することを目的としてなされたものである。
すなわち、本発明の液晶表示装置は、額縁が狭く、小形
化が可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
また配線容量、配線抵抗の小さい、電磁障害を低減した
液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0009】また本発明は液晶表示装置内部で生じる電
磁障害、液晶表示装置の外部への電磁障害を低減した液
晶表示装置を提供することを目的とする。
磁障害、液晶表示装置の外部への電磁障害を低減した液
晶表示装置を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、水平方向に配列された画
素について同極性で極性反転を行う液晶表示装置におい
て、極性反転の周期を下げてもフリッカもしくは妨害縞
の生じない液晶表示装置を提供することを目的とする。
素について同極性で極性反転を行う液晶表示装置におい
て、極性反転の周期を下げてもフリッカもしくは妨害縞
の生じない液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明の液晶表示装置は異かのような構成を備え
たものである。
るため本発明の液晶表示装置は異かのような構成を備え
たものである。
【0012】請求項1に記載の本発明の液晶表示装置
は、間隙に液晶層を挟持するように対向配置された、表
示領域と、前記表示領域を取り囲む周辺領域を有する第
1の基板および第2の基板と、前記第1の基板の前記周
辺領域に配設された、第1の信号が入力される第1のタ
ーミナルおよび第2の信号が入力される第2のターミナ
ルと、前記第2の基板の前記周辺領域に配設され、前記
第2の信号が入力される第3のターミナルと、前記第1
の基板と前記第2の基板の前記周辺領域で前記間隙を封
止するように配設された封止部材と、前記封止部材の内
部に配設され、前記第2のターミナルと前記第3のター
ミナルとを電気的に接続するように配設された接続手段
とを具備したことを特徴とする。例えば、間隙に液晶層
を挟持するように対向配置された、表示領域と、前記表
示領域を取り囲む周辺領域を有する第1の基板および第
2の基板と、前記第1の基板の前記表示領域に配設され
た画素電極と、前記第1の基板の前記周辺領域に配設さ
れ、前記画素電極を駆動する第1の駆動回路と、前記第
1の基板の前記周辺領域に前記第1の駆動回路と接続し
て配設され、前記第1の駆動回路を駆動する第1の駆動
信号が入力される第1のターミナルと、前記第2の基板
の前記表示領域に配設された第2の電極と、前記第2の
基板の前記周辺領域に配設され、前記第2の電極を駆動
する第2の駆動回路と、前記第2の基板の前記周辺領域
に前記第2の駆動回路と接続して配設され、前記第2の
駆動回路を駆動する第2の駆動信号が入力される第3の
ターミナルと、前記第1の基板の前記周辺領域に配設さ
れ、前記第2の駆動回路を駆動する第2の駆動信号が入
力される第2のターミナルと、前記第1の基板と前記第
2の基板の前記周辺領域で前記間隙を封止するように配
設された封止部材と、前記封止部材の内部に前記第2の
ターミナルと前記第3のターミナルとを電気的に接続す
るように配設された接続手段とを具備するようにしても
よい。例えば第2のターミナルと第3のターミナルとを
対向するように配設し、異方性導電膜(ACF:Ani
sotropic Conductive Film)
などにより電気的な接続を行うようにすればよい。封止
部材(シール材)として異方性導電膜を用いるようにし
てもよいし、接続部分の封止部材のみを異方性導電膜で
形成するようにしてもよい。さらに、異方性導電膜と通
常の絶縁性のシール材を組み合わせて用いるようにして
もよい。
は、間隙に液晶層を挟持するように対向配置された、表
示領域と、前記表示領域を取り囲む周辺領域を有する第
1の基板および第2の基板と、前記第1の基板の前記周
辺領域に配設された、第1の信号が入力される第1のタ
ーミナルおよび第2の信号が入力される第2のターミナ
ルと、前記第2の基板の前記周辺領域に配設され、前記
第2の信号が入力される第3のターミナルと、前記第1
の基板と前記第2の基板の前記周辺領域で前記間隙を封
止するように配設された封止部材と、前記封止部材の内
部に配設され、前記第2のターミナルと前記第3のター
ミナルとを電気的に接続するように配設された接続手段
とを具備したことを特徴とする。例えば、間隙に液晶層
を挟持するように対向配置された、表示領域と、前記表
示領域を取り囲む周辺領域を有する第1の基板および第
2の基板と、前記第1の基板の前記表示領域に配設され
た画素電極と、前記第1の基板の前記周辺領域に配設さ
れ、前記画素電極を駆動する第1の駆動回路と、前記第
1の基板の前記周辺領域に前記第1の駆動回路と接続し
て配設され、前記第1の駆動回路を駆動する第1の駆動
信号が入力される第1のターミナルと、前記第2の基板
の前記表示領域に配設された第2の電極と、前記第2の
基板の前記周辺領域に配設され、前記第2の電極を駆動
する第2の駆動回路と、前記第2の基板の前記周辺領域
に前記第2の駆動回路と接続して配設され、前記第2の
駆動回路を駆動する第2の駆動信号が入力される第3の
ターミナルと、前記第1の基板の前記周辺領域に配設さ
れ、前記第2の駆動回路を駆動する第2の駆動信号が入
力される第2のターミナルと、前記第1の基板と前記第
2の基板の前記周辺領域で前記間隙を封止するように配
設された封止部材と、前記封止部材の内部に前記第2の
ターミナルと前記第3のターミナルとを電気的に接続す
るように配設された接続手段とを具備するようにしても
よい。例えば第2のターミナルと第3のターミナルとを
対向するように配設し、異方性導電膜(ACF:Ani
sotropic Conductive Film)
などにより電気的な接続を行うようにすればよい。封止
部材(シール材)として異方性導電膜を用いるようにし
てもよいし、接続部分の封止部材のみを異方性導電膜で
形成するようにしてもよい。さらに、異方性導電膜と通
常の絶縁性のシール材を組み合わせて用いるようにして
もよい。
【0013】また例えば、表示領域内においてマトリク
ス状に配列した複数の画素と、前記画素に備わっている
スイッチング素子と、前記画素へ画像信号を供給する信
号線と、前記信号線に画像信号を供給する信号線駆動回
路と、前記スイッチング素子の動作を制御するアドレス
線と、複数の前記アドレス線に走査信号を供給するアド
レス線駆動回路と、液晶材料を狭持して画素電極に対向
して配置された透明電極と、前記透明電極を駆動する対
向電極駆動回路と、前記各駆動回路に関わる周辺回路
と、を具備する液晶表示装置において、前記信号線駆動
回路、前記アドレス線駆動回路、前記対向電極駆動回路
への信号を入出力するターミナルの少なくとも一部が液
晶を封止するためのシール領域内に配置され、前記シー
ル内に導電材料を含有することで、それぞれのターミナ
ルが電気的に接続するようにしてもよい。
ス状に配列した複数の画素と、前記画素に備わっている
スイッチング素子と、前記画素へ画像信号を供給する信
号線と、前記信号線に画像信号を供給する信号線駆動回
路と、前記スイッチング素子の動作を制御するアドレス
線と、複数の前記アドレス線に走査信号を供給するアド
レス線駆動回路と、液晶材料を狭持して画素電極に対向
して配置された透明電極と、前記透明電極を駆動する対
向電極駆動回路と、前記各駆動回路に関わる周辺回路
と、を具備する液晶表示装置において、前記信号線駆動
回路、前記アドレス線駆動回路、前記対向電極駆動回路
への信号を入出力するターミナルの少なくとも一部が液
晶を封止するためのシール領域内に配置され、前記シー
ル内に導電材料を含有することで、それぞれのターミナ
ルが電気的に接続するようにしてもよい。
【0014】また例えば、液晶材料を狭持する透明絶縁
性基板と、絶縁性基板と、前記透明絶縁性基板に備わっ
ている透明電極と、前記絶縁性基板にマトリクス状に配
列された反射面を有する画素電極と、前記画素電極ヘの
書き込み動作を制御するスイッチング手段と、前記スイ
ッチング素子を、駆動するためのアドレス線と、前記ア
ドレス線に走査信号を供給するアドレス線駆動回路と、
画像信号を印加する信号線と、前記信号線に画像信号を
供給する信号線駆動回路と、を具備する液晶セルを少な
くとも1回交互に繰り返して順次積層されてなる反射型
液晶表示装置において、前記信号線駆動回路、前記アド
レス線駆動回路、前記対向電極駆動回路への信号を入出
力するターミナルの少なくとも一部がシール領域内に配
置され、前記シール内に導電材料を含有することで、そ
れぞれのコンタクト間で電気的に接続するようにしても
よい。
性基板と、絶縁性基板と、前記透明絶縁性基板に備わっ
ている透明電極と、前記絶縁性基板にマトリクス状に配
列された反射面を有する画素電極と、前記画素電極ヘの
書き込み動作を制御するスイッチング手段と、前記スイ
ッチング素子を、駆動するためのアドレス線と、前記ア
ドレス線に走査信号を供給するアドレス線駆動回路と、
画像信号を印加する信号線と、前記信号線に画像信号を
供給する信号線駆動回路と、を具備する液晶セルを少な
くとも1回交互に繰り返して順次積層されてなる反射型
液晶表示装置において、前記信号線駆動回路、前記アド
レス線駆動回路、前記対向電極駆動回路への信号を入出
力するターミナルの少なくとも一部がシール領域内に配
置され、前記シール内に導電材料を含有することで、そ
れぞれのコンタクト間で電気的に接続するようにしても
よい。
【0015】さらに、前記n(nは整数)層に積層され
た液晶セルの各層における同一行目の画素電極列に対
し、前記画素電極列が接続されているn本のアドレス線
のうち少なくとも1本が異なるアドレス線駆動回路の出
力端に接続し、少なくとも2本以上の複数本が同一の出
力端に接続されている液晶表示装置において、前記出力
端に備わっているアドレス線に接続された画素について
は同極性で書込みを行うようにしてもよい。
た液晶セルの各層における同一行目の画素電極列に対
し、前記画素電極列が接続されているn本のアドレス線
のうち少なくとも1本が異なるアドレス線駆動回路の出
力端に接続し、少なくとも2本以上の複数本が同一の出
力端に接続されている液晶表示装置において、前記出力
端に備わっているアドレス線に接続された画素について
は同極性で書込みを行うようにしてもよい。
【0016】また前記信号線駆動回路、前記アドレス線
駆動回路、前記対向電極駆動回路、前記スイッチング素
子及び前記絶縁性基板上に形成する周辺回路とを多結晶
シリコン、単結晶シリコンまたはそれに準ずる組成によ
って形成する液晶表示装置において、前記スイッチング
素子をONすることで画素電極への電圧供給を行う書込
み期間と前記スイッチング素子のOFF及び前記各駆動
回路の電源停止を行う保持期間を有するようにしてもよ
い。すなわち本発明の液晶表示装置は、ガラス等の絶縁
性基板上にマトリクス状に配列した複数の画素と、スイ
ッチング素子と、信号線駆動回路と、アドレス線駆動回
路と、対向電極駆動回路と、各周辺回路、より具体的に
は、各駆動回路の電源回路、カウンター回路などに相当
する駆動回路を有する液晶表示装置において、前記各駆
動回路への信号を入出力するターミナルを液晶を封止す
るためのシール領域内に配置し、前記シール内に導電材
料による信号伝送線路を形成することにより、それぞれ
のターミナル間を電気的に接続するようにしたものであ
る。
駆動回路、前記対向電極駆動回路、前記スイッチング素
子及び前記絶縁性基板上に形成する周辺回路とを多結晶
シリコン、単結晶シリコンまたはそれに準ずる組成によ
って形成する液晶表示装置において、前記スイッチング
素子をONすることで画素電極への電圧供給を行う書込
み期間と前記スイッチング素子のOFF及び前記各駆動
回路の電源停止を行う保持期間を有するようにしてもよ
い。すなわち本発明の液晶表示装置は、ガラス等の絶縁
性基板上にマトリクス状に配列した複数の画素と、スイ
ッチング素子と、信号線駆動回路と、アドレス線駆動回
路と、対向電極駆動回路と、各周辺回路、より具体的に
は、各駆動回路の電源回路、カウンター回路などに相当
する駆動回路を有する液晶表示装置において、前記各駆
動回路への信号を入出力するターミナルを液晶を封止す
るためのシール領域内に配置し、前記シール内に導電材
料による信号伝送線路を形成することにより、それぞれ
のターミナル間を電気的に接続するようにしたものであ
る。
【0017】また本発明の液晶表示装置は、前記画素電
極を反射面を有する反射画素電極とし、前記反射画素電
極と、前記スイッチング素子と、前記各駆動回路によっ
て構成される液晶セルを少なくとも1回交互に繰り返し
て順次積層し、前記各駆動回路への信号を入出力するタ
ーミナルの少なくとも一部が液晶を封止するためのシー
ル領域内に配置し、前記シール内に導電材料による信号
伝送線路を形成することにより、それぞれのターミナル
間を電気的に接続するようにしたものである。また本発
明の液晶表示装置は、前記各駆動回路及び配線の少なく
とも一部が導電体、もしくは液晶を封止するためのシー
ル領域内に含有された導電材料によってシールドするこ
とにより、外部への電磁ノイズ、外部からの電磁ノイズ
を低減したものである。
極を反射面を有する反射画素電極とし、前記反射画素電
極と、前記スイッチング素子と、前記各駆動回路によっ
て構成される液晶セルを少なくとも1回交互に繰り返し
て順次積層し、前記各駆動回路への信号を入出力するタ
ーミナルの少なくとも一部が液晶を封止するためのシー
ル領域内に配置し、前記シール内に導電材料による信号
伝送線路を形成することにより、それぞれのターミナル
間を電気的に接続するようにしたものである。また本発
明の液晶表示装置は、前記各駆動回路及び配線の少なく
とも一部が導電体、もしくは液晶を封止するためのシー
ル領域内に含有された導電材料によってシールドするこ
とにより、外部への電磁ノイズ、外部からの電磁ノイズ
を低減したものである。
【0018】請求項2に記載の本発明の液晶表示装置
は、間隙に液晶層を挟持するように対向配置された、表
示領域と、前記表示領域を取り囲む周辺領域を有する第
1の基板および第2の基板と、前記第1の基板の前記表
示領域に配設され、前記液晶層に表示信号を印加する画
素電極と、前記第1の基板の前記周辺領域に配設され、
前記画素電極に前記表示信号を供給する駆動回路と、前
記第1の基板の前記周辺領域に前記駆動回路を覆うよう
に配設された絶縁性膜と、前記第1の基板と前記第2の
基板の前記周辺領域で前記間隙を封止するとともに、前
記駆動回路に対応したシールド領域が導電性を有するよ
うに配設された封止部材と、前記封止部材の前記シール
ド領域の電位を制御する手段とを具備したことを特徴と
する。封止部材は、駆動回路が配設された領域とそれ以
外の領域とで分離して配設するようにしてもよい。すな
わち、駆動回路部分を封止する領域に選択的に導電性を
有する封止部材を用いるようにしてもよい。
は、間隙に液晶層を挟持するように対向配置された、表
示領域と、前記表示領域を取り囲む周辺領域を有する第
1の基板および第2の基板と、前記第1の基板の前記表
示領域に配設され、前記液晶層に表示信号を印加する画
素電極と、前記第1の基板の前記周辺領域に配設され、
前記画素電極に前記表示信号を供給する駆動回路と、前
記第1の基板の前記周辺領域に前記駆動回路を覆うよう
に配設された絶縁性膜と、前記第1の基板と前記第2の
基板の前記周辺領域で前記間隙を封止するとともに、前
記駆動回路に対応したシールド領域が導電性を有するよ
うに配設された封止部材と、前記封止部材の前記シール
ド領域の電位を制御する手段とを具備したことを特徴と
する。封止部材は、駆動回路が配設された領域とそれ以
外の領域とで分離して配設するようにしてもよい。すな
わち、駆動回路部分を封止する領域に選択的に導電性を
有する封止部材を用いるようにしてもよい。
【0019】また、前記絶縁性基板上に配置された前記
信号線駆動回路、前記アドレス線駆動回路、前記対向電
極駆動回路、前記各駆動回路に各信号を送信するための
各配線を有する液晶表示装置において、前記各駆動回路
及び配線の少なくとも一部上に絶縁体を積層し、前記絶
縁体上には外部電源に接続された導電体、もしくは液晶
を封止するためのシール領域内に含有された導電材料に
よって、前記各駆動回路、前記各配線を電磁気的にシー
ルドするようにしてもよい。
信号線駆動回路、前記アドレス線駆動回路、前記対向電
極駆動回路、前記各駆動回路に各信号を送信するための
各配線を有する液晶表示装置において、前記各駆動回路
及び配線の少なくとも一部上に絶縁体を積層し、前記絶
縁体上には外部電源に接続された導電体、もしくは液晶
を封止するためのシール領域内に含有された導電材料に
よって、前記各駆動回路、前記各配線を電磁気的にシー
ルドするようにしてもよい。
【0020】本発明に係る液晶表示装置にあっては、前
記信号線駆動回路、前記アドレス線駆動回路、前記対向
電極駆動回路への信号を入出力するターミナルの少なく
とも一部が液晶を封止するためのシール領域内に配置さ
れ、前記シール内に導電材料を含有することで、それぞ
れのターミナルが電気的に接続する。ここで導電材料を
含有するシール材は、液晶を封止時に使用できるものと
し、例えば異方性導電膜と同じく、圧力がかけられた方
向に導電性を有する。これにより液晶を狭持するそれぞ
れのガラス基板周辺にターミナルを有し、前記ターミナ
ル上に液晶を封止するための前記シール材を塗布した
後、両ガラス基板を貼り合わせることで、液晶セルの作
製及び各ターミナルの電気的接続が行える。
記信号線駆動回路、前記アドレス線駆動回路、前記対向
電極駆動回路への信号を入出力するターミナルの少なく
とも一部が液晶を封止するためのシール領域内に配置さ
れ、前記シール内に導電材料を含有することで、それぞ
れのターミナルが電気的に接続する。ここで導電材料を
含有するシール材は、液晶を封止時に使用できるものと
し、例えば異方性導電膜と同じく、圧力がかけられた方
向に導電性を有する。これにより液晶を狭持するそれぞ
れのガラス基板周辺にターミナルを有し、前記ターミナ
ル上に液晶を封止するための前記シール材を塗布した
後、両ガラス基板を貼り合わせることで、液晶セルの作
製及び各ターミナルの電気的接続が行える。
【0021】また、本発明に係る液晶表示装置は、反射
面を有する画素電極を用いる反射型液晶表示装置におい
て、各駆動回路の一部を反射面の背面に形成し、その他
の各駆動回路を絶縁性基板上に形成することを基本的構
成とし、前記各駆動回路の電気的接続をシール領域に含
有された導電材料を介して行う。
面を有する画素電極を用いる反射型液晶表示装置におい
て、各駆動回路の一部を反射面の背面に形成し、その他
の各駆動回路を絶縁性基板上に形成することを基本的構
成とし、前記各駆動回路の電気的接続をシール領域に含
有された導電材料を介して行う。
【0022】また、本発明に係る液晶表示装置は、前記
各駆動回路及び配線の少なくとも一部を絶縁材料によつ
て覆った後、更に前記絶縁材料上に導電体、もしくは液
晶を封止するためのシール領域内に含有された導電材料
によって覆う。シール材の場合はこれにより液晶が封止
されるようにしてもよい。また、前記導電体及び導電材
料は一定電源、例えばGNDやVCC、もしくは対向基
板電極など、と接続することによって、各駆動回路及び
配線をシールドする。
各駆動回路及び配線の少なくとも一部を絶縁材料によつ
て覆った後、更に前記絶縁材料上に導電体、もしくは液
晶を封止するためのシール領域内に含有された導電材料
によって覆う。シール材の場合はこれにより液晶が封止
されるようにしてもよい。また、前記導電体及び導電材
料は一定電源、例えばGNDやVCC、もしくは対向基
板電極など、と接続することによって、各駆動回路及び
配線をシールドする。
【0023】また、本発明に係る液晶表示装置は、n層
に積層された液晶セルの各層における同一行目の画素列
に対し、前記画素列が接続されているn本のアドレス線
のうち少なくとも1本が異なるアドレス線駆動回路の出
力端に接続し、少なくとも2本以上の複数本が同一の出
力端に接続する構成とし、基本的に同一の前記出力端に
接続されたアドレス線に備わっている画素については同
極性で駆動する水平方向極性反転方式を用いる。この場
合双方向の画素の極性については全画素が同極性になら
ないようにし、また、極性間での輝度差によって生じる
横縞妨害が視覚の時空間周波数特性の視認される領域と
ならないように極性反転周期を低速化する。
に積層された液晶セルの各層における同一行目の画素列
に対し、前記画素列が接続されているn本のアドレス線
のうち少なくとも1本が異なるアドレス線駆動回路の出
力端に接続し、少なくとも2本以上の複数本が同一の出
力端に接続する構成とし、基本的に同一の前記出力端に
接続されたアドレス線に備わっている画素については同
極性で駆動する水平方向極性反転方式を用いる。この場
合双方向の画素の極性については全画素が同極性になら
ないようにし、また、極性間での輝度差によって生じる
横縞妨害が視覚の時空間周波数特性の視認される領域と
ならないように極性反転周期を低速化する。
【0024】また、本発明に係る液晶表示装置は、絶縁
性基板上の素子及び回路を多結晶シリコン、単結晶シリ
コンまたはそれに準ずる組成によって形成する液晶表示
装置において、高速書込みによって画素への電圧供給時
間を短縮するとともに、非書込み期間となる保持期間中
は各回路の電源を切ることで消費電力を低減する。
性基板上の素子及び回路を多結晶シリコン、単結晶シリ
コンまたはそれに準ずる組成によって形成する液晶表示
装置において、高速書込みによって画素への電圧供給時
間を短縮するとともに、非書込み期間となる保持期間中
は各回路の電源を切ることで消費電力を低減する。
【0025】本発明液晶表示装置によれば、アドレス線
駆動回路、信号線駆動回路、対向電極駆動回路等の各駆
動回路の電気的接続をガラス絶縁性基板上で行うことが
できるため、配線の引き回しまたは信号線駆動回路から
のTAB配線などによる額縁の増加が無くなる。したが
って、アレイ基板のうちの非表示領域の面積を低減し、
狭額縁化を図ることができる。各駆動回路間を最短距離
で結線されるように設計できるため、外部からのノイズ
を受け難く、また、外部へ電磁ノイズを生じることもな
い。更に、配線容量及び配線抵抗を小さくできるため、
消費電力も削減できる。よって時定数が短くできるた
め、特に周波数の高いクロックについては有効となる。
駆動回路、信号線駆動回路、対向電極駆動回路等の各駆
動回路の電気的接続をガラス絶縁性基板上で行うことが
できるため、配線の引き回しまたは信号線駆動回路から
のTAB配線などによる額縁の増加が無くなる。したが
って、アレイ基板のうちの非表示領域の面積を低減し、
狭額縁化を図ることができる。各駆動回路間を最短距離
で結線されるように設計できるため、外部からのノイズ
を受け難く、また、外部へ電磁ノイズを生じることもな
い。更に、配線容量及び配線抵抗を小さくできるため、
消費電力も削減できる。よって時定数が短くできるた
め、特に周波数の高いクロックについては有効となる。
【0026】また、本発明の液晶表示装置によれば、反
射型積層液晶表示装置において、反射面の背面に各駆動
回路を形成し、また各絶縁性基板の表示面以外の周辺部
にその他の駆動回路を形成する場合に、シール内の導電
材料で電気的に接続できるため、狭額縁化及び液晶の封
止を行うことができる。また、各駆動回路間を最短距離
で結線されるように設計できるため、外部からのノイズ
を受け難く、また、外部へ電磁ノイズを生じることもな
い。更に、配線容量及び配線抵抗を小さくできるため、
消費電力も削減できる。よって時定数が短くできるた
め、特に周波数の高いクロックについては有効となる。
射型積層液晶表示装置において、反射面の背面に各駆動
回路を形成し、また各絶縁性基板の表示面以外の周辺部
にその他の駆動回路を形成する場合に、シール内の導電
材料で電気的に接続できるため、狭額縁化及び液晶の封
止を行うことができる。また、各駆動回路間を最短距離
で結線されるように設計できるため、外部からのノイズ
を受け難く、また、外部へ電磁ノイズを生じることもな
い。更に、配線容量及び配線抵抗を小さくできるため、
消費電力も削減できる。よって時定数が短くできるた
め、特に周波数の高いクロックについては有効となる。
【0027】また、本発明の液晶表示装置によれば、前
記各駆動回路及び配線の少なくとも一部がシールドされ
ているため、外部への電磁ノイズを低減できる、また、
外部からの電磁ノイズを受け難くできる。また、各駆動
回路間においても配線からのノイズを受け難くすること
ができる。
記各駆動回路及び配線の少なくとも一部がシールドされ
ているため、外部への電磁ノイズを低減できる、また、
外部からの電磁ノイズを受け難くできる。また、各駆動
回路間においても配線からのノイズを受け難くすること
ができる。
【0028】また、本発明の液晶表示装置によれば、水
平方向極性反転を行った場合に、極性間の輝度差に伴う
フリッカ量を低減できるため、視覚の時空間周波数特性
で視認されない領域まで極性反転周期を低速化でき、消
費電力を低減できる。
平方向極性反転を行った場合に、極性間の輝度差に伴う
フリッカ量を低減できるため、視覚の時空間周波数特性
で視認されない領域まで極性反転周期を低速化でき、消
費電力を低減できる。
【0029】また、本発明の第5の視点によれば、画素
への電圧供給を行う必要がない場合に、各駆動回路の電
源停止を行うことができるので、直流分に相当する消費
電力を大幅に低減することができる。
への電圧供給を行う必要がない場合に、各駆動回路の電
源停止を行うことができるので、直流分に相当する消費
電力を大幅に低減することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶表示装置につ
いてさらに詳細に説明する。
いてさらに詳細に説明する。
【0031】(実施形態1)図1は本発明の液晶表示装
置の構成の例を概略的に示す図である。この液晶表示装
置はアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層10
6を挟持したものであり、図1(a)にアレイ基板10
の構成を、図1(c)に対向基板20の構成を、図1
(b)に本発明の液晶表示装置の断面構造をそれぞれ概
略的に示す図である。
置の構成の例を概略的に示す図である。この液晶表示装
置はアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層10
6を挟持したものであり、図1(a)にアレイ基板10
の構成を、図1(c)に対向基板20の構成を、図1
(b)に本発明の液晶表示装置の断面構造をそれぞれ概
略的に示す図である。
【0032】図2は図1に例示した本発明の液晶表示装
置のアレイ基板10の回路構成の例を示す図である。
置のアレイ基板10の回路構成の例を示す図である。
【0033】アレイ基板10は、少なくとも表面が絶縁
性を呈する例えばガラス、樹脂等からなり、その表示領
域10aに画素電極101と画素電極101にソース・
ドレインが接続した薄膜トランジスタ102がマトリク
ス状に配設されている。表示領域10aの周囲を取り囲
む周辺領域10bには図示しない外部回路から供給され
る表示信号と、クロック信号、同期信号などの制御信号
により画素電極101に表示信号を選択的に供給するた
めのアドレス線駆動回路11および信号線駆動回路12
とが配設されている。なおこの例では、表示領域10a
の薄膜トランジスタ102も、アドレス線駆動回路11
および信号線駆動回路12を構成する薄膜トランジスタ
も、どちらもpoly−Si、μc−Siなどの多結晶
質シリコンからなる半導体膜をチャネル半導体膜に用い
た薄膜トランジスタによりアレイ基板10上に一体的に
構成している。薄膜トランジスタ102のゲート電極に
接続したアドレス線103には、アドレス線駆動回路か
ら走査信号が供給される。また薄膜トランジスタのドレ
イン電極と接続した信号線104には信号線駆動回路1
2より表示信号が供給される。すなわち、走査信号によ
り画素選択用のスイッチング素子である薄膜トランジス
タ102がオン状態になったとき、信号線104に供給
される表示信号がサンプリングされて画素電極101に
印加される。
性を呈する例えばガラス、樹脂等からなり、その表示領
域10aに画素電極101と画素電極101にソース・
ドレインが接続した薄膜トランジスタ102がマトリク
ス状に配設されている。表示領域10aの周囲を取り囲
む周辺領域10bには図示しない外部回路から供給され
る表示信号と、クロック信号、同期信号などの制御信号
により画素電極101に表示信号を選択的に供給するた
めのアドレス線駆動回路11および信号線駆動回路12
とが配設されている。なおこの例では、表示領域10a
の薄膜トランジスタ102も、アドレス線駆動回路11
および信号線駆動回路12を構成する薄膜トランジスタ
も、どちらもpoly−Si、μc−Siなどの多結晶
質シリコンからなる半導体膜をチャネル半導体膜に用い
た薄膜トランジスタによりアレイ基板10上に一体的に
構成している。薄膜トランジスタ102のゲート電極に
接続したアドレス線103には、アドレス線駆動回路か
ら走査信号が供給される。また薄膜トランジスタのドレ
イン電極と接続した信号線104には信号線駆動回路1
2より表示信号が供給される。すなわち、走査信号によ
り画素選択用のスイッチング素子である薄膜トランジス
タ102がオン状態になったとき、信号線104に供給
される表示信号がサンプリングされて画素電極101に
印加される。
【0034】またアレイ基板10の周辺領域10bに
は、図示しない外部回路からアドレス線駆動回路11へ
の信号入力端子であるターミナル11tと、図示しない
外部回路から信号線駆動回路12への信号入力端子であ
るターミナル12tとが配設されている。ターミナル1
2tには、信号線駆動回路12に入力する画像信号とク
ロック及びイネーブル信号が入力され、ターミナル11
tには、アドレス線駆動回路に入力する画像信号とクロ
ック及びイネーブル信号が入力される。
は、図示しない外部回路からアドレス線駆動回路11へ
の信号入力端子であるターミナル11tと、図示しない
外部回路から信号線駆動回路12への信号入力端子であ
るターミナル12tとが配設されている。ターミナル1
2tには、信号線駆動回路12に入力する画像信号とク
ロック及びイネーブル信号が入力され、ターミナル11
tには、アドレス線駆動回路に入力する画像信号とクロ
ック及びイネーブル信号が入力される。
【0035】対向基板20には、対向電極21が配設さ
れている。対向電極21は、アレイ基板10の表示領域
10a対応した表示領域20aに配設されている。対向
基板20の周辺領域20bには、対向電極21に所定の
駆動電圧を供給する対向電極駆動回路22と、対向電極
駆動回路22への信号入力端子であるターミナル22t
とが配設されている。
れている。対向電極21は、アレイ基板10の表示領域
10a対応した表示領域20aに配設されている。対向
基板20の周辺領域20bには、対向電極21に所定の
駆動電圧を供給する対向電極駆動回路22と、対向電極
駆動回路22への信号入力端子であるターミナル22t
とが配設されている。
【0036】アレイ基板10の画素電極101配設面
と、対向基板20の対向電極21配設面との間には液晶
層106が挟持されており、画素電極101と対向電極
21との間に形成される電界により液晶層106を応答
させて、画素への入射光強度を変調することにより画像
の表示を行う。液晶層106は、対向配置されたアレイ
基板10と対向基板20との周辺領域10b、周辺領域
20bとを封止するように配設された樹脂等のシール材
により液密に封止されている。この例ではシール材とし
ては樹脂からなる基材に導電性微粒子を分散させた異方
性導電膜41を用いている。違法性導電性膜41は、液
晶層106を封止時することができ、かつ圧力がかけら
れた方向に導電性を有する。
と、対向基板20の対向電極21配設面との間には液晶
層106が挟持されており、画素電極101と対向電極
21との間に形成される電界により液晶層106を応答
させて、画素への入射光強度を変調することにより画像
の表示を行う。液晶層106は、対向配置されたアレイ
基板10と対向基板20との周辺領域10b、周辺領域
20bとを封止するように配設された樹脂等のシール材
により液密に封止されている。この例ではシール材とし
ては樹脂からなる基材に導電性微粒子を分散させた異方
性導電膜41を用いている。違法性導電性膜41は、液
晶層106を封止時することができ、かつ圧力がかけら
れた方向に導電性を有する。
【0037】そして、アレイ基板10の周辺領域10a
には、外部回路から対向電極駆動回路22への信号入力
端子であるターミナル23tとが配設されている。そし
て、ターミナル22tとターミナル23tとは例えば異
方性導電膜41により接続されている。すなわち、対向
電極駆動回路22へは、外部回路からターミナル23
t、異方性導電膜41、ターミナル22tを介して対向
電極駆動回路22へ入力される。
には、外部回路から対向電極駆動回路22への信号入力
端子であるターミナル23tとが配設されている。そし
て、ターミナル22tとターミナル23tとは例えば異
方性導電膜41により接続されている。すなわち、対向
電極駆動回路22へは、外部回路からターミナル23
t、異方性導電膜41、ターミナル22tを介して対向
電極駆動回路22へ入力される。
【0038】なお、本発明の液晶表示装置では基板間接
続を行うターミナル間(例えばターミナル22tと23
tとの間)を電気的に接続することができればよい。し
たがって、シール材の基板間接続を行う部分のみを異方
性導電膜により構成し、その他の部分は絶縁性樹脂材料
から構成するようにしてもよい。
続を行うターミナル間(例えばターミナル22tと23
tとの間)を電気的に接続することができればよい。し
たがって、シール材の基板間接続を行う部分のみを異方
性導電膜により構成し、その他の部分は絶縁性樹脂材料
から構成するようにしてもよい。
【0039】またシール材は、異方性導電膜に限らず、
液晶層106を液密に封止することができると同時に、
基板間の電気的接続を行うことができるものであれば用
いることができる。また、異方性導電膜によって接続
後、シール材によって接着及び硬化をすることによって
電気的に接続を行うようにしてもよい。
液晶層106を液密に封止することができると同時に、
基板間の電気的接続を行うことができるものであれば用
いることができる。また、異方性導電膜によって接続
後、シール材によって接着及び硬化をすることによって
電気的に接続を行うようにしてもよい。
【0040】このような構成を採用することにより本発
明の液晶表示装置においては、対向電極駆動回路22へ
の接続を、アレイ基板に設けられたターミナル23t
と、対向基板に設けられたターミナル22tと、両者を
電気的に接続する違法性導電膜41とにより行うことが
できる。したがって、TAB接続にようする額縁面積を
低減し、液晶表示装置をコンパクトにすることができ
る。また本発明液晶表示装置によれば、アドレス線駆動
回路、信号線駆動回路、対向電極駆動回路等の各駆動回
路の電気的接続をアレイ基板、対向基板上で行うことが
できる。したがって、配線の引き回しまたは信号線駆動
回路からのTAB配線などによる額縁の増加が無くな
る。したがって、アレイ基板、対向基板のうちの非表示
領域の面積を低減し、狭額縁化を図ることができる。さ
らに各駆動回路間を最短距離で結線されるように設計で
きるため、外部からのノイズを受け難く、また外部へ電
磁ノイズを低減することもできる。また、配線容量及び
配線抵抗を小さくできるため、消費電力も削減すること
ができる。
明の液晶表示装置においては、対向電極駆動回路22へ
の接続を、アレイ基板に設けられたターミナル23t
と、対向基板に設けられたターミナル22tと、両者を
電気的に接続する違法性導電膜41とにより行うことが
できる。したがって、TAB接続にようする額縁面積を
低減し、液晶表示装置をコンパクトにすることができ
る。また本発明液晶表示装置によれば、アドレス線駆動
回路、信号線駆動回路、対向電極駆動回路等の各駆動回
路の電気的接続をアレイ基板、対向基板上で行うことが
できる。したがって、配線の引き回しまたは信号線駆動
回路からのTAB配線などによる額縁の増加が無くな
る。したがって、アレイ基板、対向基板のうちの非表示
領域の面積を低減し、狭額縁化を図ることができる。さ
らに各駆動回路間を最短距離で結線されるように設計で
きるため、外部からのノイズを受け難く、また外部へ電
磁ノイズを低減することもできる。また、配線容量及び
配線抵抗を小さくできるため、消費電力も削減すること
ができる。
【0041】(実施形態2)図3は本発明の液晶表示装
置の構成の別の例を概略的に示す図であり、図4は図3
に例示した本発明の液晶表示装置の液晶挟持面(A面、
B面、C面、D面、E面、F面)の構成を概略的に示す
図である。この液晶表示装置は、液晶層を3層積層して
構成した反射型液晶表示装置であり、例えばシアン、マ
ゼンダ、イエロー色を示す色素材料を液晶材料中に混入
させたゲストホスト型液晶(以下、GΗ−LCDと呼
ぶ)を液晶層106として用いたものである。
置の構成の別の例を概略的に示す図であり、図4は図3
に例示した本発明の液晶表示装置の液晶挟持面(A面、
B面、C面、D面、E面、F面)の構成を概略的に示す
図である。この液晶表示装置は、液晶層を3層積層して
構成した反射型液晶表示装置であり、例えばシアン、マ
ゼンダ、イエロー色を示す色素材料を液晶材料中に混入
させたゲストホスト型液晶(以下、GΗ−LCDと呼
ぶ)を液晶層106として用いたものである。
【0042】アレイ基板10には、画素電極101及び
薄膜トランジスタ102などのスイッチング素子がマト
リクス状に配設されており、薄膜トランジスタ102を
介して画素電極101に表示信号を選択的に駆動するア
ドレス線駆動回路11、信号線駆動回路12、信号線駆
動回路に入力する画像信号とクロック及びイネーブル信
号が入力されるターミナル12tと、アドレス線駆動回
路11に入力する画像信号とクロック及びイネーブル信
号が入力されるターミナル11tとが配設されている。
また対向基板20には、対向電極21と、対向電極駆動
回路22と、対向電極駆動回路22を制御する制御信号
が入力されるターミナル22tとが形成されている。こ
れらの基板が交互に積層されて3層積層の液晶表示装置
が構成されている。また各基板の間隙に挟持される液晶
層106は、シール材により液密に封止されている。
薄膜トランジスタ102などのスイッチング素子がマト
リクス状に配設されており、薄膜トランジスタ102を
介して画素電極101に表示信号を選択的に駆動するア
ドレス線駆動回路11、信号線駆動回路12、信号線駆
動回路に入力する画像信号とクロック及びイネーブル信
号が入力されるターミナル12tと、アドレス線駆動回
路11に入力する画像信号とクロック及びイネーブル信
号が入力されるターミナル11tとが配設されている。
また対向基板20には、対向電極21と、対向電極駆動
回路22と、対向電極駆動回路22を制御する制御信号
が入力されるターミナル22tとが形成されている。こ
れらの基板が交互に積層されて3層積層の液晶表示装置
が構成されている。また各基板の間隙に挟持される液晶
層106は、シール材により液密に封止されている。
【0043】また、ターミナル11tとターミナル13
t、ターミナル12tとターミナル14tとの間、ター
ミナル22tとターミナル23tとの間はアレイ基板1
0、対向基板20の絶縁性基材中に設けたコンタクトホ
ール43を介して電気的に接続されている。また実施形
態1と同様に、ターミナル22tとターミナル23tと
の間はシール材である異方性導電膜41により層間接続
されている。
t、ターミナル12tとターミナル14tとの間、ター
ミナル22tとターミナル23tとの間はアレイ基板1
0、対向基板20の絶縁性基材中に設けたコンタクトホ
ール43を介して電気的に接続されている。また実施形
態1と同様に、ターミナル22tとターミナル23tと
の間はシール材である異方性導電膜41により層間接続
されている。
【0044】また、例えば画像を処理するゲートアレ
イ、階調信号発生部などの各駆動回路11、12、22
に信号を供給する周辺回路44は、最下層のアレイ基板
の裏面に形成するようにしてもよい。A面からF面は各
絶縁性基板のアレイ形成面を示している。前記シール内
には導電材料を含有することで、それぞれのターミナル
が電気的に接続されている。
イ、階調信号発生部などの各駆動回路11、12、22
に信号を供給する周辺回路44は、最下層のアレイ基板
の裏面に形成するようにしてもよい。A面からF面は各
絶縁性基板のアレイ形成面を示している。前記シール内
には導電材料を含有することで、それぞれのターミナル
が電気的に接続されている。
【0045】このような構成を採用することにより、液
晶パネルの内部で、複数層の基板上に配設された駆動回
路への接続を行うことができる。したがって、TAB接
続にようする額縁面積を低減し、液晶表示装置をコンパ
クトにすることができる。また本発明液晶表示装置によ
れば、アドレス線駆動回路、信号線駆動回路、対向電極
駆動回路等の各駆動回路の電気的接続をアレイ基板、対
向基板上で行うことができる。したがって、配線の引き
回しまたは信号線駆動回路からのTAB配線などによる
額縁の増加が無くなる。したがって、アレイ基板、対向
基板のうちの非表示領域の面積を低減し、狭額縁化を図
ることができる。さらに各駆動回路間を最短距離で結線
されるように設計できるため、外部からのノイズを受け
難く、また外部へ電磁ノイズを低減することもできる。
また、配線容量及び配線抵抗を小さくできるため、消費
電力も削減することができる。
晶パネルの内部で、複数層の基板上に配設された駆動回
路への接続を行うことができる。したがって、TAB接
続にようする額縁面積を低減し、液晶表示装置をコンパ
クトにすることができる。また本発明液晶表示装置によ
れば、アドレス線駆動回路、信号線駆動回路、対向電極
駆動回路等の各駆動回路の電気的接続をアレイ基板、対
向基板上で行うことができる。したがって、配線の引き
回しまたは信号線駆動回路からのTAB配線などによる
額縁の増加が無くなる。したがって、アレイ基板、対向
基板のうちの非表示領域の面積を低減し、狭額縁化を図
ることができる。さらに各駆動回路間を最短距離で結線
されるように設計できるため、外部からのノイズを受け
難く、また外部へ電磁ノイズを低減することもできる。
また、配線容量及び配線抵抗を小さくできるため、消費
電力も削減することができる。
【0046】図5は図3に例示した本発明の液晶表示装
置の変形例を示す図である。
置の変形例を示す図である。
【0047】このように層間接続するターミナルは対向
電極駆動回路22のターミナルだけでなく、アドレス線
駆動回路11、信号線駆動回路12への信号入力を行う
ターミナルについても行うようにしてもよい。
電極駆動回路22のターミナルだけでなく、アドレス線
駆動回路11、信号線駆動回路12への信号入力を行う
ターミナルについても行うようにしてもよい。
【0048】(実施形態3)図6は本発明の液晶表示装
置の構成の別の例を概略的に示す図である。この液晶表
示装置では、周辺領域10bに配設されている信号線駆
動回路12とターミナル12tと信号線駆動回路12と
を接続する配線12wとが、絶縁層61により被覆され
ている。ここでは信号線駆動回路12を被覆した例を示
しているが、その他の駆動回路も同様に被覆されてい
る。各駆動回路及び駆動回路とターミナルとの間を接続
する配線も同様に被覆されている。
置の構成の別の例を概略的に示す図である。この液晶表
示装置では、周辺領域10bに配設されている信号線駆
動回路12とターミナル12tと信号線駆動回路12と
を接続する配線12wとが、絶縁層61により被覆され
ている。ここでは信号線駆動回路12を被覆した例を示
しているが、その他の駆動回路も同様に被覆されてい
る。各駆動回路及び駆動回路とターミナルとの間を接続
する配線も同様に被覆されている。
【0049】そして、アレイ基板10の周辺領域10a
と対向基板20の周辺領域20aとの間に配設され、液
晶層106を封止するシール材では異方性導電膜41に
より構成されている。この異方性導電膜41は、接続時
の圧力により内部が導通状態になっている。ここで、シ
ール材である異方性導電膜の電位は、一定電源、例えば
GNDやVCC、もしくは対向電極21などと接続する
ようにしてもよい。このような構成により各駆動回路及
び配線をシールドすることができる。またこの例では、
対向電極電位と一致させるために、対向電極21と異方
性導電膜とを電気的に接続するように形成している。
と対向基板20の周辺領域20aとの間に配設され、液
晶層106を封止するシール材では異方性導電膜41に
より構成されている。この異方性導電膜41は、接続時
の圧力により内部が導通状態になっている。ここで、シ
ール材である異方性導電膜の電位は、一定電源、例えば
GNDやVCC、もしくは対向電極21などと接続する
ようにしてもよい。このような構成により各駆動回路及
び配線をシールドすることができる。またこの例では、
対向電極電位と一致させるために、対向電極21と異方
性導電膜とを電気的に接続するように形成している。
【0050】また異方性導電膜の電位は接地電位にする
ようにしてもよい。
ようにしてもよい。
【0051】このような構成により、外部からの擾乱、
駆動回路から生じる電磁障害を防止することができる。
したがって、表示ノイズも減少し、表示品質が向上す
る。
駆動回路から生じる電磁障害を防止することができる。
したがって、表示ノイズも減少し、表示品質が向上す
る。
【0052】以上、各実施形態で説明したの液晶表示装
置においてシール材及び異方性導電膜から液晶への不純
物混入は問題にならなかった。
置においてシール材及び異方性導電膜から液晶への不純
物混入は問題にならなかった。
【0053】(実施形態4)図7は、本発明の液晶表示
装置の構成を模式的に示す図である。この液晶表示装置
では、アレイ基板10の周辺領域10bのうち、アドレ
ス線駆動回路11、信号線駆動回路12およびそれらに
外部回路から信号を供給するターミナルが配設された領
域10b1のみに、異方性導電膜41からなるシール材
が配設されており、その他の領域10b2には絶縁性樹
脂からなるシール材が配設されている。
装置の構成を模式的に示す図である。この液晶表示装置
では、アレイ基板10の周辺領域10bのうち、アドレ
ス線駆動回路11、信号線駆動回路12およびそれらに
外部回路から信号を供給するターミナルが配設された領
域10b1のみに、異方性導電膜41からなるシール材
が配設されており、その他の領域10b2には絶縁性樹
脂からなるシール材が配設されている。
【0054】なお、領域10b1では、実施形態3で説
明したようにアドレス線駆動回路11、信号線駆動回路
12およびそれらに外部回路から信号を供給するターミ
ナル、配線は絶縁層61により覆われており、また異方
性導電膜は導通状態にあり電位が制御できるようになっ
ている。
明したようにアドレス線駆動回路11、信号線駆動回路
12およびそれらに外部回路から信号を供給するターミ
ナル、配線は絶縁層61により覆われており、また異方
性導電膜は導通状態にあり電位が制御できるようになっ
ている。
【0055】このような構成により、外部からの擾乱、
駆動回路から生じる電磁障害を防止することができる。
したがって、表示ノイズも減少し、表示品質が向上する
ことができる。
駆動回路から生じる電磁障害を防止することができる。
したがって、表示ノイズも減少し、表示品質が向上する
ことができる。
【0056】(実施形態5)図8は本発明の液晶表示装
置の別の例を示す図である。また図9、図10、図11
はマトリクス配置した各画素の極性分布を説明するため
の図である。
置の別の例を示す図である。また図9、図10、図11
はマトリクス配置した各画素の極性分布を説明するため
の図である。
【0057】図8に示すように、3層に積層された液晶
セルの各層における同一行目の画素列に対し、前記画素
列が接続されている3本L11、L22、L33のアド
レス線が同一のアドレス線駆動回路11の出力端に接続
されている。各アドレス線は層方向に対して重なってお
らず、列方向に隣接して配列している。ここで水平方向
極性反転を行う場合に、同一アドレス線に接続された行
方向の画素については同極性で駆動すると、図9のよう
に極性が分布することになる。同層の隣接する行間では
極性反転を行っている。また、図10は各アドレス線は
層方向に対して重なっている場合についての極性分布で
ある。このような構成により平均化されたフリッカをか
なり低減することができる。
セルの各層における同一行目の画素列に対し、前記画素
列が接続されている3本L11、L22、L33のアド
レス線が同一のアドレス線駆動回路11の出力端に接続
されている。各アドレス線は層方向に対して重なってお
らず、列方向に隣接して配列している。ここで水平方向
極性反転を行う場合に、同一アドレス線に接続された行
方向の画素については同極性で駆動すると、図9のよう
に極性が分布することになる。同層の隣接する行間では
極性反転を行っている。また、図10は各アドレス線は
層方向に対して重なっている場合についての極性分布で
ある。このような構成により平均化されたフリッカをか
なり低減することができる。
【0058】図11は隣接する2行を同極性で駆動した
場合の水平方向極性反転においての極性分布を示す図で
ある。この場合、例えば3行目、4行目は(−)よりに
輝度変化をする行が隣接して生じることになるが、図1
0に比べフリッカ量はかなり低減することができる。そ
のため、隣接して同極性となることで輝度差に伴なう妨
害縞を視覚の空間周波数特性において視認されないレベ
ルにまで低減することができる。またこのようにするこ
とで極性の反転周期を半分に減速することができる。し
たがって消費電力を低減することができる。また電磁障
害も低減することができる。また、本発明の液晶表示装
置によれば、水平方向極性反転を行った場合に、極性間
の輝度差に伴うフリッカ量を低減できるため、視覚の時
空間周波数特性で視認されない領域まで極性反転周期を
低速化でき、消費電力を低減することができる。
場合の水平方向極性反転においての極性分布を示す図で
ある。この場合、例えば3行目、4行目は(−)よりに
輝度変化をする行が隣接して生じることになるが、図1
0に比べフリッカ量はかなり低減することができる。そ
のため、隣接して同極性となることで輝度差に伴なう妨
害縞を視覚の空間周波数特性において視認されないレベ
ルにまで低減することができる。またこのようにするこ
とで極性の反転周期を半分に減速することができる。し
たがって消費電力を低減することができる。また電磁障
害も低減することができる。また、本発明の液晶表示装
置によれば、水平方向極性反転を行った場合に、極性間
の輝度差に伴うフリッカ量を低減できるため、視覚の時
空間周波数特性で視認されない領域まで極性反転周期を
低速化でき、消費電力を低減することができる。
【0059】(実施形態6)絶縁性基板上の素子及び回
路を多結晶シリコン、単結晶シリコンまたはそれに準ず
る組成によって形成する液晶表示装置において、高速書
込みによって画素への電圧供給時間を短縮するととも
に、非書込み期間となる保持期間中は各回路の電源を切
ることで消費電力を低減する。
路を多結晶シリコン、単結晶シリコンまたはそれに準ず
る組成によって形成する液晶表示装置において、高速書
込みによって画素への電圧供給時間を短縮するととも
に、非書込み期間となる保持期間中は各回路の電源を切
ることで消費電力を低減する。
【0060】図12は薄膜トランジスタ102へ印加す
るアドレス信号の波形の例を示す図である。図12
(b)は書込みを通常の1/3の書込み期間で行うこと
で、非書込み期間中に電源をOFFする駆動シーケンス
を用いた場合のアドレス信号波形図である(本発明)。
図12(a)は従来の方式である。本発明では従来に比
べ書込み期間を1/3とし、全体の書込み期間を前半の
1/3フィールドで行い、残りの2/3フィールドは保
持期間として各駆動回路及び電源回路をOFFする。
るアドレス信号の波形の例を示す図である。図12
(b)は書込みを通常の1/3の書込み期間で行うこと
で、非書込み期間中に電源をOFFする駆動シーケンス
を用いた場合のアドレス信号波形図である(本発明)。
図12(a)は従来の方式である。本発明では従来に比
べ書込み期間を1/3とし、全体の書込み期間を前半の
1/3フィールドで行い、残りの2/3フィールドは保
持期間として各駆動回路及び電源回路をOFFする。
【0061】このように、本発明によれば、画素への電
圧供給を行う必要がない場合に、各駆動回路の電源停止
を行うことができるので、直流分に相当する消費電力を
大幅に低減することができる。
圧供給を行う必要がない場合に、各駆動回路の電源停止
を行うことができるので、直流分に相当する消費電力を
大幅に低減することができる。
【0062】以上、本発明を説明したが、本発明は各実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することができる。
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することができる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、各駆動回路の電気的接
続をガラス絶縁性基板上で行うことができるため、配線
の引き回しまたは信号線駆動回路からのタブ配線などに
よる額縁の増加が無くなり、液晶表示装置をコンパクト
にすることができる。また、各駆動回路間を最短距離で
結線されるように設計できるため、外部からのノイズを
受け難くすることができ、また、外部へ電磁ノイズを低
減することもできる。さらに、配線容量及び配線抵抗を
小さくできるため、消費電力を削減することができる。
したがって時定数が短くできるため、特に周波数の高い
クロックについては有効となる。
続をガラス絶縁性基板上で行うことができるため、配線
の引き回しまたは信号線駆動回路からのタブ配線などに
よる額縁の増加が無くなり、液晶表示装置をコンパクト
にすることができる。また、各駆動回路間を最短距離で
結線されるように設計できるため、外部からのノイズを
受け難くすることができ、また、外部へ電磁ノイズを低
減することもできる。さらに、配線容量及び配線抵抗を
小さくできるため、消費電力を削減することができる。
したがって時定数が短くできるため、特に周波数の高い
クロックについては有効となる。
【0064】また、各駆動回路及び配線の少なくとも一
部がシールドされているため、外部への電磁ノイズを低
減できる、また、外部からの電磁ノイズの影響を低減す
ることができる。また、各駆動回路間においても配線か
らのノイズの影響を低減することができる。
部がシールドされているため、外部への電磁ノイズを低
減できる、また、外部からの電磁ノイズの影響を低減す
ることができる。また、各駆動回路間においても配線か
らのノイズの影響を低減することができる。
【0065】また、画質を劣化させることなく水平方向
極性反転の周期を1/2に低速化することによって消費
電力を大幅に低減できる。
極性反転の周期を1/2に低速化することによって消費
電力を大幅に低減できる。
【0066】また、画素への電圧供給を行う必要がない
場合に、各駆動回路の電源停止を行うことができるの
で、直流分に相当する消費電力を大幅に低減することが
できる。
場合に、各駆動回路の電源停止を行うことができるの
で、直流分に相当する消費電力を大幅に低減することが
できる。
【図1】本発明の液晶表示装置の構成の例を概略的に示
す図。
す図。
【図2】図1に例示した本発明の液晶表示装置のアレイ
基板の回路構成の例を概略的に示す図。
基板の回路構成の例を概略的に示す図。
【図3】本発明の液晶表示装置の構成の別の例を概略的
に示す図。
に示す図。
【図4】図3に例示した本発明の液晶表示装置の液晶挟
持面(A面、B面、C面、D面、E面、F面)の構成を
概略的に示す図。
持面(A面、B面、C面、D面、E面、F面)の構成を
概略的に示す図。
【図5】図3に例示した本発明の液晶表示装置の変形例
を示す図。
を示す図。
【図6】本発明の液晶表示装置の構成の別の例を概略的
に示す図。
に示す図。
【図7】本発明の液晶表示装置の構成を模式的に示す
図。
図。
【図8】本発明の液晶表示装置の別の例を示す図。
【図9】マトリクス配置した各画素の極性分布を説明す
るための図。
るための図。
【図10】マトリクス配置した各画素の極性分布を説明
するための図。
するための図。
【図11】マトリクス配置した各画素の極性分布を説明
するための図。
するための図。
【図12】アドレス信号の波形の例を示す図。
10…………アレイ基板 10a………表示領域 10b………周辺領域 11…………アドレス線駆動回路 12…………信号線駆動回路 11t,12t………ターミナル 13t,14t………ターミナル 20…………対向基板 20a………表示領域 20b………周辺領域 21…………対向電極 22…………対向電極駆動回路 22t,23t………ターミナル 41…………異方性導電膜 43…………コンタクトホール 44…………周辺回路 101…………画素電極 102…………薄膜トランジスタ 103…………アドレス線 104…………信号線 106…………液晶層
Claims (2)
- 【請求項1】 間隙に液晶層を挟持するように対向配置
された、表示領域と、前記表示領域を取り囲む周辺領域
を有する第1の基板および第2の基板と、 前記第1の基板の前記周辺領域に配設された、第1の信
号が入力される第1のターミナルおよび第2の信号が入
力される第3のターミナルと、 前記第2の基板の前記周辺領域に配設され、前記第2の
信号が入力される第2のターミナルと、 前記第1の基板と前記第2の基板の前記周辺領域で前記
間隙を封止するように配設された封止部材と、 前記封止部材の内部に配設され、前記第2のターミナル
と前記第3のターミナルとを電気的に接続するように配
設された接続手段とを具備したことを特徴とする液晶表
示装置。 - 【請求項2】 間隙に液晶層を挟持するように対向配置
された、表示領域と、前記表示領域を取り囲む周辺領域
を有する第1の基板および第2の基板と、 前記第1の基板の前記表示領域に配設され、前記液晶層
に表示信号を印加する画素電極と、 前記第1の基板の前記周辺領域に配設され、前記画素電
極に前記表示信号を供給する駆動回路と、 前記第1の基板の前記周辺領域に前記駆動回路を覆うよ
うに配設された絶縁性膜と、 前記第1の基板と前記第2の基板の前記周辺領域で前記
間隙を封止するとともに、前記駆動回路に対応したシー
ルド領域が導電性を有するように配設された封止部材
と、 前記封止部材の前記シールド領域の電位を制御する手段
とを具備したことを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20508397A JPH1152340A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20508397A JPH1152340A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1152340A true JPH1152340A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16501148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20508397A Withdrawn JPH1152340A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1152340A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005327708A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-24 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置およびその作製方法、および電子機器 |
JP2006276287A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Nec Corp | 表示装置 |
JP2007011030A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Sharp Corp | 表示装置及びその製造方法 |
JP2015096981A (ja) * | 2009-10-16 | 2015-05-21 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 液晶表示装置 |
CN108011051A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-05-08 | 武汉天马微电子有限公司 | 一种有机发光显示面板及其显示装置 |
WO2020017259A1 (ja) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP20508397A patent/JPH1152340A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005327708A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-24 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置およびその作製方法、および電子機器 |
JP4656986B2 (ja) * | 2004-04-16 | 2011-03-23 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 発光装置及び電子機器 |
JP2006276287A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Nec Corp | 表示装置 |
JP2007011030A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Sharp Corp | 表示装置及びその製造方法 |
JP4740662B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2011-08-03 | シャープ株式会社 | 表示装置及びその製造方法 |
JP2015096981A (ja) * | 2009-10-16 | 2015-05-21 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 液晶表示装置 |
US10061172B2 (en) | 2009-10-16 | 2018-08-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device and electronic apparatus having the same |
US10310348B2 (en) | 2009-10-16 | 2019-06-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device and electronic apparatus having the same |
CN108011051A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-05-08 | 武汉天马微电子有限公司 | 一种有机发光显示面板及其显示装置 |
CN108011051B (zh) * | 2017-11-30 | 2019-08-13 | 武汉天马微电子有限公司 | 一种有机发光显示面板及其显示装置 |
WO2020017259A1 (ja) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |