JPH0886806A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH0886806A
JPH0886806A JP22186194A JP22186194A JPH0886806A JP H0886806 A JPH0886806 A JP H0886806A JP 22186194 A JP22186194 A JP 22186194A JP 22186194 A JP22186194 A JP 22186194A JP H0886806 A JPH0886806 A JP H0886806A
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JP
Japan
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circuit
substrate
sensing element
insulating substrate
conductor portion
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JP22186194A
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Kenji Hori
憲治 堀
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工の後工程で、多層基板に設けた凹部中
に収める回路部の、精度良い位置決めを容易にする。 【構成】 絶縁性基板の一方の面には、検知素子と、
検知素子を覆う検知素子カバーが取付けられ、また他方
の面には密閉空間を形成する多層基板が取り付けられ
る。密閉空間内の絶縁性基板には回路部が設けられ、多
層基板には回路部を収容する凹部が設けられる。回路部
および多層基板は、検知素子と電気的に接続する。凹部
の側面は、開口部に向かって広がるごとく傾斜してお
り、絶縁性基板に位置精度良く接続した回路部を傾斜面
を案内に落とし込むと回路部は傾斜面上の所定位置に精
度良く係止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動物体の加速度や、物
体が衝突した際の衝撃を検出する加速度センサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】加速度センサは、例えば車両の加速度を
検出して発進時や減速時のサスペンション機構のバネ定
数を調整して車両走行の安定を保つ制御や、車が衝突し
た際に加速度を検知してエアバックを膨らませる車載用
エアバックセンサなどに用いられる。その加速度センサ
の一例として靜電容量変化を利用したものが知られてい
る。
【0003】本願の発明者は、特願平6−201378
号の明細書において、図3乃至図5に示す第一の靜電容
量式加速度センサおよび図6に示す第二の静電容量式加
速度センサを提案した。
【0004】まず、第一の靜電容量式加速度センサは、
絶縁性基板1と、検知素子2と、検知素子カバー3と、
回路部4と、多層基板5とから構成されている。
【0005】絶縁性基板1は、ガラス、シリコン、セラ
ミック等の材料によって形成された四角状の板である。
絶縁性基板1の表面中央部には長方形状の開口を持つ深
さ10μm程度の凹部6が形成されている。
【0006】検知素子2は、低抵抗の半導体にエッチン
グを施して形成された可動部7と、固定部8とから構成
されている。
【0007】可動部7は、重り9と、可動電極板10
A、10Bと、梁11A、11Bと、可動支持部12
A、12Bと、接続板13A、13Bとから形成されて
いる。重り9は直方体形状をなし、重り9の長辺両側面
には垂直かつ等間隔に長さの等しい板状の短い可動電極
板10A、10Bが櫛歯状に一体に設けられている。な
お、可動電極板10A、10Bは加速度が加わっても変
形しない程度の厚みを有する。また重り9の短辺両側面
には薄板状の長い梁11A、11Bが設けられ、梁11
A、11Bの中央部で、梁11A、11Bの長辺方向と
重り9の長辺方向とが直角となるように一体に形成され
ている。長方体形状の可動支持部12A、12Bは、絶
縁性基板1に設けた凹部6の短辺側の開口縁に近接し
て、絶縁性基板1に固着されている。梁11A、11B
と対向する可動支持部12A、12Bの側面の両端は薄
い接続板13A、13Bによって、梁11A、11Bと
一体に接続されている。可動部7がこのように構成され
ることにより、重り9、可動電極板10A、10B、梁
11A、11Bは接続板13A、13Bに支持されて、
絶縁性基板1に設けた凹部6の上に浮いた状態に配置さ
れている。
【0008】固定部8は、直方体状の固定支持部14
A、14Bと、固定電極板15A、15Bとから一体に
形成されている。直方体形状の固定支持部14A、14
Bは、その長辺方向が凹部6の長辺両側縁と平行になる
ように、絶縁性基板1の凹部6の長辺両側の開口縁に沿
って絶縁性基板1の表面に固着されている。重り9と対
向する固定支持部14A、14Bの長辺側面には重り9
の方向に延びかつ固定支持部14A、14Bに対して垂
直かつ等間隔に長さのそろった板状の短い固定電極板1
5A、15Bが櫛歯状に一体に配設されており、この固
定電極板15A、15Bは可動電極板10A、10Bと
微少間隔を形成して互いに対向するように配設されてい
る。固定電極板15A、15Bは、加速度が加わっても
変形しない程度の厚みを有する。
【0009】検知素子2は、上述のような構造に形成さ
れることにより、加速度が重り9の長辺方向に加わった
際は、薄く形成された梁11A、11Bが容易に変形す
る結果、可動電極板10A、10Bと固定電極板15
A、15Bとの間隔が変わることにより靜電容量が変化
し、加速度が検知される。
【0010】絶縁性基板1の検知素子2と反対側の面1
Aの周縁部には四角枠状の第一の枠導体部16が形成さ
れている。また、絶縁性基板1には、固定支持部14
A、14Bの位置に貫通孔17A、17Bが開けられ、
貫通孔17A、17Bの内部には導体部(図示せず)を
設け、絶縁性基板1の表裏面を導通するスルーホールが
形成されている。また、可動支持部12A、12Bの少
なくとも一方にも、固定支持部14A、14Bと同様
に、スルーホールが形成されている(図示せず)。絶縁
性基板1の裏面のスルーホールの周縁部には、スルーホ
ールと電気的に接続する第一の導体部18が形成され、
その内側には第二の導体部19が形成されている。第一
の導体部18と第二の導体部19は、絶縁性基板1の第
一の面1Aに形成された所定パターンを成すリード部
(図示せず)によって接続されており、検知素子2によ
って得られる靜電容量変化の信号が回路部4に入力され
る。第一の枠導体部16、第一の導体部18、第二の導
体部19、リード部は、焼き付け、スパッタリング等の
方法を用いて形成されている。また、貫通孔17A、1
7Bの内部の導体部は、スパッタリングあるいは導電ペ
ーストを注入する等の方法で形成されている。
【0011】検知素子カバー3は、例えばシリコン等に
よって形成され、四角板20と、四角板20の各周縁部
に形成した立設部21とから一体に形成されている。検
知素子カバー3は、検知素子2を覆うように被せられ、
絶縁性基板1の第二の面1Bに固着されている。この結
果、検知素子2は、絶縁性基板1と検知素子カバー3と
によって完全に密閉されている。
【0012】回路部4は、例えばCMOS(compl
ementary metal−oxide semi
conductor)等の回路チップであり、内部には
検知素子2によって得られる靜電容量変化を電気的に処
理するための、例えば発振回路、増幅回路等が形成され
ている。回路部4の表面に設けた複数の回路接続用端子
22は、絶縁性基板1の裏面に設けられた第二の導体部
19に、高融点半田23を用いて接続されている。この
結果、回路部4は、スルーホール、第一の導体部18、
リード部、第二の導体部19、高融点半田23、回路接
続用端子22とからなる第一の接続部によって検知素子
2と電気的に接続される。
【0013】多層基板5は、ガラスエポキシ材料または
セラミック材料等によって形成された、絶縁性基板1と
同じ大きさの四角状の基板である。多層基板5の絶縁性
基板1側の第一の面5Aの中央部には回路部4を収容す
るための垂直に形成された四角柱状の凹部24が設けら
れている。多層基板5の第一の面5Aの周縁部には、第
一の枠導体部16と対向して、四角枠状の第二の枠導体
部25が形成されている。第一の枠導体部16と第二の
枠導体部25とは、高融点半田23によって固着されて
いる。この結果、第一の枠導体部16と第二の枠導体部
25とは密着し、両者の間には密閉空間が形成されてい
る。なお、第一の枠導体部16と第二の枠導体部25
は、密着するために使用するだけでなく、アース接続用
に使用しても良い。多層基板5の第一の面5Aには、絶
縁性基板1の第一の面1Aの第一の導体部18と対向す
る位置に絶縁性基板接続部26が設けられ、高融点半田
23を用いて、第一の導体部18と接続されている。こ
の結果、多層基板5は、スルーホールと、第一の導体部
18と、高融点半田23と、絶縁性基板接続部26とか
らなる第二の接続部によって検知素子2と電気的に接続
される。多層基板5の内部にはコンデンサあるいは抵抗
等が形成されており、さらに多層基板5の第一の面5A
の対向面には印刷方法によって抵抗27が形成されるだ
けでなく、複数の外部端子28が配設され、第一の加速
度センサによって得られる出力信号が外部に取り出され
る。
【0014】次に第二の靜電容量式加速度センサの構造
を図6を用いて説明する。
【0015】第二の加速度センサは、絶縁性基板29
と、検知素子2と、回路部4と、多層基板30とから構
成されている。検知素子2の構造および絶縁基板29に
固着する方法は、第一の加速度センサと同じなため、同
じ番号を用いて説明を省略する。また、回路部の構造
は、第一の加速度センサと同じなため、同じ番号を用い
て説明を省略する。
【0016】絶縁性基板29は、ガラス、シリコン、セ
ラミック等の材料によって形成された四角状の板であ
る。絶縁性基板29の面29Aの中央部には長方形状の
開口を持つ深さ10μm程度の凹部31が形成されてい
る。絶縁性基板29の面29Aの周縁部には、検知素子
2と同じ厚みを有する四角枠状の枠32が固着されてい
る。枠32の全面と、検知素子2の固定支持部14A、
14Bの所定位置と、可動支持部12A、12Bの少な
くとも一方の所定位置にはそれぞれ第一の枠導体部3
3、固定支持側導体部34、可動支持側導体部(図示せ
ず)が形成されている。第一の枠導体部33、固定支持
側導体部34、可動支持側導体部は、焼き付け、スパッ
タリング等の方法を用いて形成されている。
【0017】多層基板30は、ガラスエポキシ材料また
はセラミック材料等によって形成された、絶縁性基板2
9と同じ大きさの四角状の基板である。多層基板30の
面30Aの中央部には回路部4を収容するための、垂直
に形成された四角柱状の凹部35が設けられている。多
層基板30の面30Aの周縁部には、第一の枠導体部3
3と対向して、四角枠状の第二の枠導体部36が形成さ
れている。第一の枠導体部33と第二の枠導体部36と
は、高融点半田23によって固着されている。この結
果、第一の枠導体部33と第二の枠導体部36とは密着
し、両者の間には密閉空間が形成されている。なお、第
一の枠導体部33と第二の枠導体部36は、密着するた
めに使用するだけでなく、アース接続用に使用しても良
い。多層基板30の第一の面30Aには、固定支持側導
体部34および可動支持側導体部にそれぞれ対向して多
層基板側導体部37が設けられ、高融点半田23を用い
て、固定支持側導体部34および可動支持側導体部と接
続されている。この結果、多層基板30は、高融点半田
23と、多層基板側導体部37と、固定支持側導体部3
4あるいは可動支持側導体部とからなる第一の接続部に
よって検知素子2と電気的に接続される。また、凹部3
5の底部には回路部4に設けた複数の回路接続用端子2
2と接続するための回路用導体部38が形成され、両者
は高融点半田23を用いて接続されている。この結果、
回路部4は、回路接続用端子22、高融点半田23、回
路用導体部38からなる第二の接続部によって多層基板
30と電気的に接続される。多層基板30の内部にはコ
ンデンサあるいは抵抗等が形成されており、多層基板3
0の第一の面30Aの反対面には印刷方法によって抵抗
39が形成されているだけでなく、複数の外部端子40
が配設され、第二の加速度センサによって得られる出力
信号が外部に取り出される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同一発
明者によって提案された上述の第一の靜電容量式加速度
センサおよび第二の靜電容量式加速度センサは、回路部
4を収用する凹部24、35が多層基板5、30の表面
に対して垂直に形成されているため、凹部24、35の
開口部が回路部4の形状より少し大きい場合には、回路
部4の位置決めは容易にできるが、はめ込む際の作業性
を良くするための改良点があった。また、凹部24、3
5の開口部が回路部4の形状より大きくすると、作業性
は良いが、位置決めが困難であり、専用の治具が必要で
あった。さらに、これら凹部24、35の開口部が形状
に起因した接続不良などの発生率が高く、改善が必要で
あった。
【0019】そこで、本発明は、回路部4の位置決めが
容易で、電気的信頼性の高い加速度センサを提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の、加速度センサ
は、上記目的を達成するために次のような構成が用いら
れる。すなわち、第一の特徴は、絶縁性基板と、該絶縁
性基板の一方の面に取付けた検知素子と、該検知素子を
覆うように前記絶縁性基板に固着した検知素子カバー
と、前記絶縁性基板の他方の面に固着して密閉空間を形
成するとともに、第二の接続部を介して前記検知素子に
接続する多層基板と、該多層基板の前記絶縁性基板と対
向する面に設けた凹部と、該凹部中に収容され、第一の
接続部を介して前記検知素子に接続する回路部とからな
る加速度センサにおいて、前記凹部の側面は開口部に向
かって広がるごとく傾斜して前記回路部の位置を傾斜面
あるいは前記凹部の底面で規制するものであり、第二の
特徴は、絶縁性基板と、該絶縁性基板に取付けた検知素
子と、前記絶縁性基板に固着して密閉空間を形成すると
ともに、第一の接続部を介して前記検知素子に接続する
多層基板と、該多層基板の前記検知素子と対向する面に
設けた凹部と、該凹部中に収容され、第二の接続部を介
して前記多層基板に接続する回路部とからなる加速度セ
ンサにおいて、前記凹部の側面は開口部に向かって広が
るごとく傾斜して前記回路部を前記凹部の傾斜面上に係
止するものである。
【0021】
【作用】第一の特徴の場合は、絶縁性基板に位置精度良
く接続した回路部を、多層基板に設けた凹部の開口部に
向かって広がる傾斜面を案内にして落とし込むと、回路
部は傾斜面の途中位置に係止され、或いは凹部の底面に
固定され、回路部の位置が規制されつつ位置決めされ
る。絶縁性基板と、多層基板を接続する絶縁性基板の第
一の枠導体部と第一の導体部はそれぞれ多層基板の第二
の枠導体部と絶縁性基板接続部と対向する位置に精度良
く配置され、高融点半田を用いて半田付けされる。
【0022】第二の特徴の場合は、回路部を、多層基板
に設けた凹部の開口部に向かって広がる傾斜面を案内に
して落とし込むと、回路部は傾斜面の所定位置に係止さ
れ、回路部と多層基板を接続するための導体部どうしが
精度良く向い合い、高融点半田を用いて半田付けされ
る。
【0023】
【実施例】図1を用いて、本発明に係る第一の靜電容量
式加速度センサの実施例を説明する。凹部の形状以外
は、図3乃至図5に示す従来の第一の靜電容量式加速度
センサと同じなため、同じ番号を用いて説明は省略す
る。
【0024】凹部41の側面は、凹部41の底部から開
口部に向かって広がるごとく傾斜しており、多層基板5
の第一の面5Aに対して一定の傾斜角を有する。
【0025】絶縁性基板1には回路部4を位置精度良く
固定し、かつ回路接続している。回路部4を凹部41の
中に傾斜面を案内に落とし込むと、回路部4が凹部41
の傾斜面と線接触しながら滑っていく。凹部41の4方
向の傾斜面のうち、少なくとも対向する2方向の傾斜面
間の途中寸法が、回路部4の挿入端子寸法と同じになる
と回路部4は傾斜面の途中位置に止まる。なお、凹部4
1の深さは、回路部4を落とし込んだ際、回路接続用端
子22が多層基板5の第一の面5Aとほぼ同一面となる
ように設定する。なお、凹部41の深さ、および傾斜角
との設定によって、回路部4を傾斜面上に係止せずに、
凹部41の底面に固定しても良い。この結果、第一の導
体部18と絶縁性基板接続部26および第一の枠導体部
16と第二の枠導体部25は、対向する位置に精度良く
配置される。つまり、絶縁性基板1と多層基板5が正確
に位置決めされる。第一の導体部18と絶縁性基板接続
部26および第一の枠導体部16と第二の枠導体部25
は、高融点半田23によって確実に接続される。
【0026】図2を用いて、本発明に係る第二の靜電容
量式加速度センサの実施例を説明する。凹部以外は図6
に示す従来の第一の靜電容量式加速度センサと同じなた
め、同じ番号を用いて説明は省略する。
【0027】凹部42の側面は、凹部42の底部から開
口部に向かって広がるごとく傾斜しており、多層基板3
0の第一の面30Aに対して一定の傾斜角を有する。
【0028】回路部4を凹部42の中に傾斜面を案内に
落とし込むと、回路部4は凹部42の傾斜面と線接触し
ながら滑っていく。凹部42の4方向の傾斜面の内、少
なくとも対向する2方向の傾斜面間の途中寸法が、回路
部4の挿入端子寸法と同じになると回路部4は傾斜面の
途中位置に止まる。なお、凹部42の深さは、回路部4
を落とし込んだ際、回路部4の回路接続用端子22と対
向する面が多層基板30の第一の面30Aとほぼ同一面
となるように設定する。この結果、回路接続用端子22
と回路用導体部38は、対向する位置に精度良く配置さ
れる。両者は高融点半田23によって確実に回路接続さ
れる。回路部4の固定後、絶縁性基板29を多層基板3
0に対し、検知素子2が内側になるように精密に重ね
る。これにより第一の枠導体部33と第二の枠導体部3
6および固定支持側導体部34と多層基板側導体部37
は、対向する位置に精度良く配置される。第一の枠導体
部33と第二の枠導体部36および固定支持側導体部3
4と多層基板側導体部37は、高融点半田23によって
確実に接続される。
【0029】
【発明の効果】回路部が多層基板の凹部の側面の傾斜に
よって案内されるため、凹部の所定位置に精度良くかつ
容易に配置され、回路部をはめ込む際の作業性が良くな
る。また、高融点半田を用いて接続する部分が精度が良
く対向位置に配置されるため、両者の接続が確実にで
き、電気的信頼性が高くなる。さらに、第一の靜電容量
式加速度センサの場合、検知素子と外部端子の位置関係
が正確なため、外部端子を基板等に実装する際に検知素
子の検知方向を正確かつ容易に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施例を示す図である。
【図2】本発明に係る第二の実施例を示す図である。
【図3】従来の第一の加速度センサの分解斜視図であ
る。
【図4】図3に示す従来の第一の加速度センサの、A−
A´における断面図である。
【図5】検知素子の上面図である。
【図6】従来の第二の加速度センサの断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2 検知素子 3 検知素子カバー 4 回路部 7 可動部 8 固定部 17A、17B 貫通孔 24、35 空孔 41、42 空孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、該絶縁性基板の一方の
    面に取付けた検知素子と、該検知素子を覆うように前記
    絶縁性基板に固着した検知素子カバーと、前記絶縁性基
    板の他方の面に固着して密閉空間を形成するとともに、
    第二の接続部を介して前記検知素子に接続する多層基板
    と、該多層基板の前記絶縁性基板と対向する面に設けた
    凹部と、該凹部中に収容され、第一の接続部を介して前
    記検知素子に接続する回路部とからなる加速度センサに
    おいて、前記凹部の側面は開口部に向かって広がるごと
    く傾斜して前記回路部の位置を傾斜面あるいは前記凹部
    の底面で規制する構成を特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板と、該絶縁性基板に取付け
    た検知素子と、前記絶縁性基板に固着して密閉空間を形
    成するとともに、第一の接続部を介して前記検知素子に
    接続する多層基板と、該多層基板の前記検知素子と対向
    する面に設けた凹部と、該凹部中に収容され、第二の接
    続部を介して前記多層基板に接続する回路部とからなる
    加速度センサにおいて、前記凹部の側面は開口部に向か
    って広がるごとく傾斜して前記回路部を前記凹部の傾斜
    面上に係止する構成を特徴とする加速度センサ。
JP22186194A 1994-09-16 1994-09-16 加速度センサ Pending JPH0886806A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7268435B2 (en) 2003-03-07 2007-09-11 Denso Corporation Capacitive semiconductor sensor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7268435B2 (en) 2003-03-07 2007-09-11 Denso Corporation Capacitive semiconductor sensor

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