JPH088672A - 共振器 - Google Patents

共振器

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Publication number
JPH088672A
JPH088672A JP6134473A JP13447394A JPH088672A JP H088672 A JPH088672 A JP H088672A JP 6134473 A JP6134473 A JP 6134473A JP 13447394 A JP13447394 A JP 13447394A JP H088672 A JPH088672 A JP H088672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
coil
resonator
electrodes
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6134473A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Tonegawa
謙 利根川
Harufumi Bandai
治文 萬代
Teruhisa Tsuru
輝久 鶴
Mitsuhide Katou
充英 加藤
Kouji Furuya
孝治 降谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6134473A priority Critical patent/JPH088672A/ja
Publication of JPH088672A publication Critical patent/JPH088672A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波において高精度を実現できる共振器を
提供する。 【構成】 共振器1は、セラミックシート2を複数枚積
層してなる基板3を備えてなるものである。また、基板
3は、上面に表面電極7を配置し、内部に対向電極8と
内部電極9を対向配置してコンデンサCを形成し、渦巻
状をなす電極10からコイルLを形成し、これらコンデ
ンサCとコイルLを並列接続するとともに、グランド電
極Gを形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並列共振回路を備える
共振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の共振器として、特開平03−25
4512号を例にとり、その構成を図5を用いて説明す
る。図5において、21は共振器であり、表面に電極を
印刷したセラミックシート(図示せず)を複数枚積層し
てなる基板22を焼成してなるものである。ここで、基
板22の上層部22a、および下層部22bには、それ
ぞれシールド電極23、24が形成される。また、中間
部22cには、一枚のセラミックシートの表面に直線を
なして電極を印刷し、コイル25が形成される。また、
上層部22aのシールド電極23に対向する状態で、対
向電極26、27が配置され、シールド電極23と対向
電極26、27に挟まれた部分にコンデンサ28が形成
されるものである。さらに、基板22の対向する一対の
端面には、外部電極29、30が形成され、コイル25
の両端部が外部電極29、30に接続されるものであ
る。また、シールド電極23、24の各一端は、それぞ
れ一方の外部電極29に接続され、対向電極26、27
は、他方の外部電極30に接続される。このように構成
された共振器21においては、シールド電極23、24
により、外部からの電磁気的な影響が抑制されるもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の共振
器21においては、コイル25は、直線をなす電極から
構成されるため、インダクタンス成分が過大になり、イ
ンダクタンス成分と容量成分のバランスがとれず、所望
の共振周波数が得られないことがあった。また、シール
ド電極23、24は接地されないために、外部からの電
磁気的な影響を完全に遮断することはできなかった。し
たがって、特性が安定せず、とくに高周波において高精
度を実現することは困難であった。そこで、本発明にお
いては、高周波において高精度を実現できる共振器を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、表面に電極を形成したセラミッ
クシートを複数枚積層して基板を形成し、該基板に、並
列接続されたコンデンサとコイルを内蔵してなる共振器
において、前記コイルを、単数または複数枚のセラミッ
クシートの表面に、電極を渦巻状に印刷して形成したこ
とを特徴とする。また、前記基板にグランド電極を形成
したことを特徴とする。さらに、前記コンデンサを形成
する電極の一部を、前記基板の上面に配置したことを特
徴とする。
【0005】
【作用】本発明にかかる共振器によれば、コイルの形状
が渦巻状であるため誘導性が低く、これにより、インダ
クタンス成分が過大になることはない。また、グランド
電極を備えるため、外部からの電磁気的な影響がほぼ完
全に遮断される。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例にかかる共振器の構成を、
図1乃至図4を用いて説明する。図1、図2において、
1は共振器であり、表面に電極が形成されたセラミック
シート2を複数枚積層することにより形成された基板3
の、一方の対向する端面に外部電極4、5を、他方の対
向する端面に外部電極6を付し、これを焼成してなるも
のである。そして、基板3は、内部にコンデンサC、コ
イルL、およびグランド電極Gを備えてなるものであ
る。
【0007】ここで、コンデンサCは、基板3の上面に
形成された表面電極7と、表面電極7に対向して、基板
3の厚み方向の中間部に形成された対向電極8、および
表面電極7と対向電極8の間に形成された複数枚の内部
電極9から構成される。そして、表面電極7と対向電極
8は、各両端をそれぞれ外部電極4、5に接続し、内部
電極9は、各一端を外部電極4または5に接続した状態
で配置される。
【0008】また、コイルLは、コンデンサCの下方に
複数枚の電極10が配置され、形成されるものである。
そして、コイルLの最上層の電極10aの一端は、外部
電極5に接続され、最下層の電極10bの一端は外部電
極4に接続される。ここで、図3に示すように、電極1
0は、複数枚のセラミックシート2の表面に鉤状をなし
て印刷され、ビアホール配線11を介して互いに接続さ
れることにより、コイルLを渦巻状に形成するものであ
る。
【0009】さらに、グランド電極Gは、コイルLの下
方に配置され、両端を外部電極6に接続され、外部電極
6を介して接地されるものである。
【0010】ここで、共振器1の等価回路は、図4に示
すように、コンデンサCとコイルLからなる並列共振回
路と、グランド電極Gからなるグランド回路を有するも
のとなる。
【0011】このように構成される共振器1において
は、コイルLの形状が渦巻状であるため誘導性が低く、
それにより、インダクタンス成分が過大になることはな
く、インダクタンス成分と容量成分のバランスがとれ、
所望の共振周波数が得られるものである。また、グラン
ド電極Gを備えることにより、高いシールド効果が得ら
れ、外部から電磁気的な影響を受けることは、ほぼ完全
になくなる。したがって、特性が安定し、高周波におい
ても高精度を実現できるものである。さらに、リュー
タ、サンドブラスタ、レーザ等を用いて表面電極7をト
リミングしたり、逆に表面電極7の面積を増加させたり
して、コンデンサCの容量を変化させ、共振周波数を調
整することが可能であり、高精度の共振器を提供するも
のである。
【0012】なお、本実施例においては、コンデンサC
を構成する表面電極7を基板の上面に形成する場合につ
いて説明したが、表面電極7を、単数または複数枚のセ
ラミックシート2の下に配置しても、同様の効果が得ら
れるものである。すなわち、セラミックシート2の上か
ら表面電極7をトリミングしたり、セラミックシート2
を破った状態で表面電極7の面積を増加させたりして、
共振周波数を調整するものである。
【0013】また、本実施例においては、表面電極7と
対向電極8を、端面電極4、5を介して、互いに両端を
接続した状態で設ける場合について説明したが、表面電
極7と対向電極8を、互いに一端を接続した状態で設け
た共振器にも、本発明を適用できるものである。
【0014】さらに、本実施例においては、複数枚のセ
ラミックシート2に、それぞれ鉤状に印刷された電極1
0からコイルLが形成される場合について説明したが、
複数枚のセラミックシート2に、それぞれ渦巻状に電極
10を印刷してコイルLを形成する場合、また、一枚の
セラミックシート2に、鉤状または渦巻状に電極10を
印刷してコイルLを形成する場合にも、同様の効果が得
られるものである。
【0015】加えて、本実施例においては、コンデンサ
CとコイルLを、外部電極4、5を介して接続する場合
について説明したが、これらをビアホール配線やスルー
ホール配線を介して接続する場合にも、同様の効果が得
られるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明にかかる共振器によれば、コイル
の形状が渦巻状であるため誘導性が低く、それにより、
インダクタンス成分が過大になることはなく、インダク
タンス成分と容量成分のバランスがとれ、所望の共振周
波数が得られるものである。また、共振器にグランド電
極を備えることにより、高いシールド効果が得られ、外
部から電磁気的な影響を受けることは、ほぼ完全になく
なる。したがって、特性が安定し、高周波においても高
精度を実現できるものである。さらに、コンデンサの容
量を変化させ、共振周波数を調整することが可能であ
り、高精度の共振器を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる共振器の斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例にかかる共振器の断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例にかかる共振器の組立分解図
である。
【図4】本発明の一実施例にかかる共振器の回路図であ
る。
【図5】従来の共振器の断面図である。
【符号の説明】
1 共振器 2 セラミックシート 3 基板 7 表面電極 10 電極 C コンデンサ L コイル G グランド電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 充英 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 降谷 孝治 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に電極を形成したセラミックシート
    を複数枚積層してなる基板を備え、該基板に、並列接続
    されたコンデンサとコイルを内蔵してなる共振器におい
    て、前記コイルを、単数または複数枚のセラミックシー
    トの表面に電極を渦巻状に印刷して形成したことを特徴
    とする共振器。
  2. 【請求項2】 前記基板にグランド電極を形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の共振器。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサを構成する電極の一部
    を、前記基板の上面に配置したことを特徴とする請求項
    1または2に記載の共振器。
JP6134473A 1994-06-16 1994-06-16 共振器 Pending JPH088672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6134473A JPH088672A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 共振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6134473A JPH088672A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 共振器

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JPH088672A true JPH088672A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15129147

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JP6134473A Pending JPH088672A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 共振器

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JP (1) JPH088672A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6380619B2 (en) * 1998-03-31 2002-04-30 Tdk Corporation Chip-type electronic component having external electrodes that are spaced at predetermined distances from side surfaces of a ceramic substrate
WO2003100971A1 (fr) * 2002-05-29 2003-12-04 Ajinomoto Co.,Inc. Circuit resonnant lc parallele, carte multicouches incorporant un circuit resonnant parallele lc, et leur procedes de production
CN100454758C (zh) * 2004-12-15 2009-01-21 Tdk株式会社 电涌吸收电路和层叠电涌吸收部件
JPWO2018235527A1 (ja) * 2017-06-19 2019-12-26 株式会社村田製作所 Lcフィルタ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003100971A1 (fr) * 2002-05-29 2003-12-04 Ajinomoto Co.,Inc. Circuit resonnant lc parallele, carte multicouches incorporant un circuit resonnant parallele lc, et leur procedes de production
CN100454758C (zh) * 2004-12-15 2009-01-21 Tdk株式会社 电涌吸收电路和层叠电涌吸收部件
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