JPH0886449A - 調理用加熱装置 - Google Patents
調理用加熱装置Info
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- JPH0886449A JPH0886449A JP25129394A JP25129394A JPH0886449A JP H0886449 A JPH0886449 A JP H0886449A JP 25129394 A JP25129394 A JP 25129394A JP 25129394 A JP25129394 A JP 25129394A JP H0886449 A JPH0886449 A JP H0886449A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooking
- turntable
- heating
- heating device
- cooking table
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 別体の付属品を使用することなく、調理物の
載置高さを自由に変えることのできる調理用加熱装置を
提供する。 【構成】 調理用加熱器(1)のオーブンキャビティ
(2)内の底部には、ターンテーブル(10)が、回転
駆動モータ(22)の出力軸である回転軸(20)の上
端に回転可能に支承されている。ターンテーブル10、
回転駆動モータ22及び回転軸20を含む全体は、ガイ
ドレール及び上下駆動モータを組み合わせた機構によ
り、上下に移動可能であり、ターンテーブル10の調理
物載置高さが変えられる。
載置高さを自由に変えることのできる調理用加熱装置を
提供する。 【構成】 調理用加熱器(1)のオーブンキャビティ
(2)内の底部には、ターンテーブル(10)が、回転
駆動モータ(22)の出力軸である回転軸(20)の上
端に回転可能に支承されている。ターンテーブル10、
回転駆動モータ22及び回転軸20を含む全体は、ガイ
ドレール及び上下駆動モータを組み合わせた機構によ
り、上下に移動可能であり、ターンテーブル10の調理
物載置高さが変えられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オーブンキャビティ
内に回転可能な調理物載置台、いわゆるターンテーブル
を備えた調理用加熱装置に関するものである。
内に回転可能な調理物載置台、いわゆるターンテーブル
を備えた調理用加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子レンジ、オーブントースター等の閉
鎖キャビティを有する調理用加熱装置として、加熱の均
一性を高めるために、載置された調理物を加熱中に回転
させるターンテーブルを備えたものがある。このターン
テーブルは、オーブンキャビティの底部の一定レベルで
回転するようになっているため、調理物の種類や体積、
加熱の目的によっては、調理物の載置位置が熱源やマイ
クロ波供給源から離れすぎ、調理物の体積に見合わない
過度の電力を消費するという無駄や、適度の焦げ目がつ
くまでに調理物の水分が不当に奪われてしまうという不
都合が生じる。そのため、ターンテーブル上に高さ調節
用の別体の付属品を載置して、その上に調理物を載置す
ることによって、調理物の載置位置を熱源やマイクロ波
供給源に近づけることが行われている。
鎖キャビティを有する調理用加熱装置として、加熱の均
一性を高めるために、載置された調理物を加熱中に回転
させるターンテーブルを備えたものがある。このターン
テーブルは、オーブンキャビティの底部の一定レベルで
回転するようになっているため、調理物の種類や体積、
加熱の目的によっては、調理物の載置位置が熱源やマイ
クロ波供給源から離れすぎ、調理物の体積に見合わない
過度の電力を消費するという無駄や、適度の焦げ目がつ
くまでに調理物の水分が不当に奪われてしまうという不
都合が生じる。そのため、ターンテーブル上に高さ調節
用の別体の付属品を載置して、その上に調理物を載置す
ることによって、調理物の載置位置を熱源やマイクロ波
供給源に近づけることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、別体の
付属品は、その設置、取り外し、保管等に手間がかか
り、取扱いが面倒であった。そこで本発明は、別体の付
属品を使用することなく、調理物の載置高さを自由に変
えることのできる調理用加熱装置を提供することを目的
とする。
付属品は、その設置、取り外し、保管等に手間がかか
り、取扱いが面倒であった。そこで本発明は、別体の付
属品を使用することなく、調理物の載置高さを自由に変
えることのできる調理用加熱装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による調理用加熱装置は、開閉ドアによって
閉止されるオーブンキャビティ内に、調理物載置台が、
上下方向の可変位置で水平回転運動可能に支承されてい
ることを特徴とする。
に、本発明による調理用加熱装置は、開閉ドアによって
閉止されるオーブンキャビティ内に、調理物載置台が、
上下方向の可変位置で水平回転運動可能に支承されてい
ることを特徴とする。
【0005】本発明の望ましい実施態様では、調理物載
置台の上下移動は、調理物載置台を回転可能に支承する
回転軸の上下動又は伸縮によって行われる。更に好まし
くは、調理物載置台の上下移動は、加熱中、連続的に反
復され、その反復周期は、好ましくは、回転周期と非同
期であるか、或いは、回転周期よりも充分に大きいか小
さいものとする。調理物載置台の上下移動は、好ましく
は、その上限及び下限を自由に選択できるものとし、更
に好ましくは、加熱中、調理物の体積の変化に応じて、
その上限及び/又は下限が変更される。更に好ましく
は、加熱処理が終了する毎に、或いは、開閉ドアの開放
動作に連動して、調理物載置台は下降位置、好ましくは
最下降位置に戻され、停止する。
置台の上下移動は、調理物載置台を回転可能に支承する
回転軸の上下動又は伸縮によって行われる。更に好まし
くは、調理物載置台の上下移動は、加熱中、連続的に反
復され、その反復周期は、好ましくは、回転周期と非同
期であるか、或いは、回転周期よりも充分に大きいか小
さいものとする。調理物載置台の上下移動は、好ましく
は、その上限及び下限を自由に選択できるものとし、更
に好ましくは、加熱中、調理物の体積の変化に応じて、
その上限及び/又は下限が変更される。更に好ましく
は、加熱処理が終了する毎に、或いは、開閉ドアの開放
動作に連動して、調理物載置台は下降位置、好ましくは
最下降位置に戻され、停止する。
【0006】
【作用】調理物載置台が上下移動して、調理物と熱源等
との距離を調節すると共に、オーブンキャビティ内の加
熱空間を実質的に縮小、拡大する。本発明の望ましい実
施態様では、調理物載置台の加熱中の反復上下移動によ
って、熱風やマイクロ波が調理物全体に均一に当てら
れ、又、調理物の体積の変化に応じた上下移動範囲の変
更により、調理物と熱源等との距離の一層適切な調節が
行われる。更に、加熱処理の終了時或いは開閉ドアの開
放動作時に調理物載置台を下降位置に戻して停止させる
ことにより、調理物の取り出し及び次の調理物の載置の
ための充分な作業空間がキャビティ内に確保される。
との距離を調節すると共に、オーブンキャビティ内の加
熱空間を実質的に縮小、拡大する。本発明の望ましい実
施態様では、調理物載置台の加熱中の反復上下移動によ
って、熱風やマイクロ波が調理物全体に均一に当てら
れ、又、調理物の体積の変化に応じた上下移動範囲の変
更により、調理物と熱源等との距離の一層適切な調節が
行われる。更に、加熱処理の終了時或いは開閉ドアの開
放動作時に調理物載置台を下降位置に戻して停止させる
ことにより、調理物の取り出し及び次の調理物の載置の
ための充分な作業空間がキャビティ内に確保される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の実施例による調理用加熱器1を
示し、オーブンキャビティ2内の底部には、ターンテー
ブル10が回転軸20によって回転可能に支承されてい
る。オーブンキャビティ2は、図示しない開閉ドアによ
って開閉可能である。符号3は、操作パネルを示す。回
転軸20は、図2の略線図で示すように、回転駆動モー
タ22の出力軸であり、その上端にターンテーブル10
を支承している。ターンテーブル10の高さは、実線で
示す位置から仮想線で示す位置までの範囲で可変であ
る。
する。図1は、本発明の実施例による調理用加熱器1を
示し、オーブンキャビティ2内の底部には、ターンテー
ブル10が回転軸20によって回転可能に支承されてい
る。オーブンキャビティ2は、図示しない開閉ドアによ
って開閉可能である。符号3は、操作パネルを示す。回
転軸20は、図2の略線図で示すように、回転駆動モー
タ22の出力軸であり、その上端にターンテーブル10
を支承している。ターンテーブル10の高さは、実線で
示す位置から仮想線で示す位置までの範囲で可変であ
る。
【0008】ターンテーブル10の高さの変更、即ち、
ターンテーブル10の上下移動のための構成としては、
種々のものを利用できるが、例えば、ターンテーブル1
0、回転駆動モータ22及び回転軸20を含む全体を、
図示しないガイドレール及び上下駆動モータにより上下
させるものを採用できる。
ターンテーブル10の上下移動のための構成としては、
種々のものを利用できるが、例えば、ターンテーブル1
0、回転駆動モータ22及び回転軸20を含む全体を、
図示しないガイドレール及び上下駆動モータにより上下
させるものを採用できる。
【0009】ターンテーブル10の上下移動のための他
の構成例として、図3に示す機構を利用することもでき
る。即ち、ターンテーブル10の裏面には、図3に示す
ように、下方に突出する連結軸12が一体に、或いは別
体に形成されて取り付けられている。該連結軸12は、
下方に開口する中空体で、内周面にネジ溝が形成されて
いる。該連結軸12内には、外周面にネジ溝が形成され
たボルト30が、上記連結軸12のネジ溝との螺合によ
り連結軸12に対して進退可能に挿入されている。
の構成例として、図3に示す機構を利用することもでき
る。即ち、ターンテーブル10の裏面には、図3に示す
ように、下方に突出する連結軸12が一体に、或いは別
体に形成されて取り付けられている。該連結軸12は、
下方に開口する中空体で、内周面にネジ溝が形成されて
いる。該連結軸12内には、外周面にネジ溝が形成され
たボルト30が、上記連結軸12のネジ溝との螺合によ
り連結軸12に対して進退可能に挿入されている。
【0010】ボルト30は、連結軸12の外部に位置す
る先端に、傘歯車32が一体に設けられ、可逆モータ3
4の出力軸の先端に設けられた傘歯車36と噛み合って
いる。連結軸12は、軸方向には相対移動可能に、回転
方向には相対移動しないように、回転軸20内に挿入さ
れている。
る先端に、傘歯車32が一体に設けられ、可逆モータ3
4の出力軸の先端に設けられた傘歯車36と噛み合って
いる。連結軸12は、軸方向には相対移動可能に、回転
方向には相対移動しないように、回転軸20内に挿入さ
れている。
【0011】以上により、可逆モータ34が一方の方向
に駆動されると、その出力軸の先端の傘歯車36とボル
ト30の傘歯車32とを介して、可逆モータ34の回転
がボルト30を一方の方向に回転させ、ボルト30の回
転により、これと螺合する連結軸12が、例えば回転軸
20内に深く侵入する方向に移動し、ターンテーブル1
0を下降させる。又、可逆モータ34が逆方向に駆動さ
れると、ボルト30が逆方向に回転し、連結軸12が例
えば回転軸20から上方に長く突出する方向に移動し
て、ターンテーブル10を上昇させる。
に駆動されると、その出力軸の先端の傘歯車36とボル
ト30の傘歯車32とを介して、可逆モータ34の回転
がボルト30を一方の方向に回転させ、ボルト30の回
転により、これと螺合する連結軸12が、例えば回転軸
20内に深く侵入する方向に移動し、ターンテーブル1
0を下降させる。又、可逆モータ34が逆方向に駆動さ
れると、ボルト30が逆方向に回転し、連結軸12が例
えば回転軸20から上方に長く突出する方向に移動し
て、ターンテーブル10を上昇させる。
【0012】ターンテーブル10の上下移動のための構
成としては、以上の構成例の他にも、図示は省略する
が、回転軸20を数本の筒体をテレスコープ式に連結す
ることによって形成し、油圧によって、或いは、筒体に
挿通したワイヤを巻出し、巻取りすることによって、回
転軸20を伸縮させ、もってターンテーブル10を上下
移動させる構成も考えられる。
成としては、以上の構成例の他にも、図示は省略する
が、回転軸20を数本の筒体をテレスコープ式に連結す
ることによって形成し、油圧によって、或いは、筒体に
挿通したワイヤを巻出し、巻取りすることによって、回
転軸20を伸縮させ、もってターンテーブル10を上下
移動させる構成も考えられる。
【0013】本実施例では、加熱動作に先だってターン
テーブル10を所望の高さ位置へ移動させた後、加熱中
は、その一定の高さで回転させるモードと、加熱動作中
も、上下移動を連続的に反復継続できるモードの何れか
を選択できるようなっている。又、加熱動作中に反復し
て上下移動させるモードでは、上下移動の速度を適宜選
択することができ、その上下移動の上限及び下限を、図
2に示した稼動範囲内で、任意に設定できる。反復上下
移動モードにおける上下移動の速度や上下移動範囲の上
限、下限の設定は、ユーザがその都度、個別に設定する
こともでき、ユーザが所定のメニューを選択した場合
は、マイコンが自動的に設定する。
テーブル10を所望の高さ位置へ移動させた後、加熱中
は、その一定の高さで回転させるモードと、加熱動作中
も、上下移動を連続的に反復継続できるモードの何れか
を選択できるようなっている。又、加熱動作中に反復し
て上下移動させるモードでは、上下移動の速度を適宜選
択することができ、その上下移動の上限及び下限を、図
2に示した稼動範囲内で、任意に設定できる。反復上下
移動モードにおける上下移動の速度や上下移動範囲の上
限、下限の設定は、ユーザがその都度、個別に設定する
こともでき、ユーザが所定のメニューを選択した場合
は、マイコンが自動的に設定する。
【0014】更に、本実施例では、調理物の体積を検出
する、例えば光センサ等の図示しないセンサが設けられ
る。光センサは、上記反復上下移動モードで加熱中、調
理物の体積の変化を検出すると、検出信号を発生する。
マイコンは、この出力に応答して、ターンテーブル10
の上下移動範囲の上限、下限を自動的に変更する。尚、
上限、下限が一致したときは、上下移動は停止すること
になる。
する、例えば光センサ等の図示しないセンサが設けられ
る。光センサは、上記反復上下移動モードで加熱中、調
理物の体積の変化を検出すると、検出信号を発生する。
マイコンは、この出力に応答して、ターンテーブル10
の上下移動範囲の上限、下限を自動的に変更する。尚、
上限、下限が一致したときは、上下移動は停止すること
になる。
【0015】更に、本実施例では、加熱動作が終了する
と、回転軸20が自動的に縮小又は下降し、ターンテー
ブル10が最下位置に戻され、その位置で停止する。
と、回転軸20が自動的に縮小又は下降し、ターンテー
ブル10が最下位置に戻され、その位置で停止する。
【0016】ターンテーブル10の反復上下移動モード
における上下移動、即ち回転軸20の伸縮又は上下動
は、回転軸20及びターンテーブル10の回転運動とは
非同期に反復される。上下移動の周期は、回転運動の周
期に対して、ターンテーブル10が例えば上限位置に達
したときに所定の位相に現れるターンテーブル10の部
位が、極力、周方向にその都度異なる部位であるように
設定される。
における上下移動、即ち回転軸20の伸縮又は上下動
は、回転軸20及びターンテーブル10の回転運動とは
非同期に反復される。上下移動の周期は、回転運動の周
期に対して、ターンテーブル10が例えば上限位置に達
したときに所定の位相に現れるターンテーブル10の部
位が、極力、周方向にその都度異なる部位であるように
設定される。
【0017】次に、以上の構成を有する調理用加熱装置
の動作及び効果を併せて説明する。先ず、加熱に先だっ
て調理物をターンテーブル10上に載置する。このと
き、ターンテーブル10は最下位置にあるので、載置作
業がやりやすい。次に、調理物の種類、体積、加熱目的
等に応じて、ターンテーブル10の高さを設定する。例
えば、調理物の体積が小さい場合は高い位置、大きい場
合は低い位置に設定し、又、例えば冷凍食品の解凍、ト
ースト、単なる焦げ目づけの際には、比較的高い位置に
設定する。この設定は、ユーザが個別に行ってもよく、
用意された調理メニューを選択して、マイコンによる自
動制御を利用してもよい。
の動作及び効果を併せて説明する。先ず、加熱に先だっ
て調理物をターンテーブル10上に載置する。このと
き、ターンテーブル10は最下位置にあるので、載置作
業がやりやすい。次に、調理物の種類、体積、加熱目的
等に応じて、ターンテーブル10の高さを設定する。例
えば、調理物の体積が小さい場合は高い位置、大きい場
合は低い位置に設定し、又、例えば冷凍食品の解凍、ト
ースト、単なる焦げ目づけの際には、比較的高い位置に
設定する。この設定は、ユーザが個別に行ってもよく、
用意された調理メニューを選択して、マイコンによる自
動制御を利用してもよい。
【0018】この設定に応じて、回転駆動モータ22が
駆動され、回転軸20の伸長又は上昇によって、ターン
テーブル10が設定された高さに持ち上げられる。尚、
回転駆動モータ22は、オーブンキャビティ2の開閉ド
アが開放されている間は駆動されないように設定するこ
とができる。ここで、加熱中にもターンテーブル10を
連続的に上下移動させる反復上下移動モードが選択され
た場合、上下移動の上限及び下限の設定及びその速度の
設定については、ユーザが任意の値を入力することもで
き、ユーザが単に調理メニューを選択した場合は、自動
的に設定する。
駆動され、回転軸20の伸長又は上昇によって、ターン
テーブル10が設定された高さに持ち上げられる。尚、
回転駆動モータ22は、オーブンキャビティ2の開閉ド
アが開放されている間は駆動されないように設定するこ
とができる。ここで、加熱中にもターンテーブル10を
連続的に上下移動させる反復上下移動モードが選択され
た場合、上下移動の上限及び下限の設定及びその速度の
設定については、ユーザが任意の値を入力することもで
き、ユーザが単に調理メニューを選択した場合は、自動
的に設定する。
【0019】次いで、加熱開始スイッチのオン動作に応
じて、設定されたモードで加熱動作が開始される。即
ち、所定の固定された高さでターンテーブル10を回転
させるモードでは、その一定の高さでターンテーブル1
0が回転して、調理物がその大きさ等に最も適した高さ
位置で加熱される。尚、必要であれば、このモードで
も、調理物のセンサによるターンテーブル10の高さ調
節機能を働かせ、加熱中に、例えば調理物の体積が増し
たときには、ターンテーブル10を下降させるようにし
てもよい。
じて、設定されたモードで加熱動作が開始される。即
ち、所定の固定された高さでターンテーブル10を回転
させるモードでは、その一定の高さでターンテーブル1
0が回転して、調理物がその大きさ等に最も適した高さ
位置で加熱される。尚、必要であれば、このモードで
も、調理物のセンサによるターンテーブル10の高さ調
節機能を働かせ、加熱中に、例えば調理物の体積が増し
たときには、ターンテーブル10を下降させるようにし
てもよい。
【0020】ターンテーブル10を連続的に反復上下移
動させるモードでは、ターンテーブル10が、設定され
た上限、下限位置間を、設定された速度で上下移動しな
がら回転運動をする。このとき、回転動作と上下移動と
は非同期で行われるため、ターンテーブル10が上限位
置に達したときに一定の位相に現れる調理物の部位がそ
の都度異なるので、熱分布やマイクロ波分布がオーブン
キャビティ2内で水平方向に均一でない場合でも、時間
の経過と共に、調理物の全ての部位が均等に加熱される
ことになる。
動させるモードでは、ターンテーブル10が、設定され
た上限、下限位置間を、設定された速度で上下移動しな
がら回転運動をする。このとき、回転動作と上下移動と
は非同期で行われるため、ターンテーブル10が上限位
置に達したときに一定の位相に現れる調理物の部位がそ
の都度異なるので、熱分布やマイクロ波分布がオーブン
キャビティ2内で水平方向に均一でない場合でも、時間
の経過と共に、調理物の全ての部位が均等に加熱される
ことになる。
【0021】加熱動作中、調理物が例えば膨らんで、そ
の体積に変化があると、光センサがその変化を検出し
て、マイコンに信号を送出する。マイコンはその信号に
応答して、始めに設定されていた上限及び下限位置を自
動的に変更して、例えば、元の設定範囲よりも小さい範
囲で、或いは低い位置で、ターンテーブル10を上下移
動させる。従って、調理物の熱源への過度の接近、それ
による過度の焦げ付きが防止される。
の体積に変化があると、光センサがその変化を検出し
て、マイコンに信号を送出する。マイコンはその信号に
応答して、始めに設定されていた上限及び下限位置を自
動的に変更して、例えば、元の設定範囲よりも小さい範
囲で、或いは低い位置で、ターンテーブル10を上下移
動させる。従って、調理物の熱源への過度の接近、それ
による過度の焦げ付きが防止される。
【0022】以上の加熱動作により、調理物は、熱源に
対して、その体積、性質、加熱目的に応じた最適距離で
保持され、過大な電力を消費することなく、水分が不当
に奪われることもなく、全体に亘ってむらなく適度に加
熱される。
対して、その体積、性質、加熱目的に応じた最適距離で
保持され、過大な電力を消費することなく、水分が不当
に奪われることもなく、全体に亘ってむらなく適度に加
熱される。
【0023】加熱動作が終了すると、上下駆動用モータ
(可逆モータ34)が改めて或いは引き続き駆動され、
ターンテーブル10を最下点まで引き下げたところで、
駆動停止される。従って、調理物をオーブンキャビティ
2から取り出す際、ターンテーブル10の上方に充分な
取りだし作業空間ができ、ユーザの手がオーブンキャビ
ティ2の天板に触れて火傷を負うなどの事故が防止され
る。
(可逆モータ34)が改めて或いは引き続き駆動され、
ターンテーブル10を最下点まで引き下げたところで、
駆動停止される。従って、調理物をオーブンキャビティ
2から取り出す際、ターンテーブル10の上方に充分な
取りだし作業空間ができ、ユーザの手がオーブンキャビ
ティ2の天板に触れて火傷を負うなどの事故が防止され
る。
【0024】以上、本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、回転軸20を伸縮又は上下動作せるための構成と
して、上述したものに代えて、カム機構を利用して、回
転軸20及びターンテーブル10の回転動作に応じて回
転軸20又はターンテーブル10を上下移動させる構成
を利用してもよい。但しこの場合は、ターンテーブル1
0の回転動作と上下移動動作との非同期性は得られな
い。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、回転軸20を伸縮又は上下動作せるための構成と
して、上述したものに代えて、カム機構を利用して、回
転軸20及びターンテーブル10の回転動作に応じて回
転軸20又はターンテーブル10を上下移動させる構成
を利用してもよい。但しこの場合は、ターンテーブル1
0の回転動作と上下移動動作との非同期性は得られな
い。
【0025】又、上記実施例では、ターンテーブル10
の回転動作と上下移動動作を非同期関係にしているが、
一方の周期が他方の周期よりも充分に大きければ、必ず
しも非同期関係になくてもよい。更に、上記実施例で
は、加熱終了時にターンテーブル10を最下位置に引き
下げるようにしているが、この動作を、オーブンキャビ
ティ2の開閉ドアの開放動作に連動させて行わせてもよ
い。
の回転動作と上下移動動作を非同期関係にしているが、
一方の周期が他方の周期よりも充分に大きければ、必ず
しも非同期関係になくてもよい。更に、上記実施例で
は、加熱終了時にターンテーブル10を最下位置に引き
下げるようにしているが、この動作を、オーブンキャビ
ティ2の開閉ドアの開放動作に連動させて行わせてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、タ
ーンテーブル自体の回転高さが可変であるので、別体の
載置高さ調節用付属品を使用することなく、調理物の体
積、性質、加熱目的等に応じて、調理物を熱源やマイク
ロ波供給源から最適な距離に載置でき、調理物から不当
に水分を蒸発させる等の不都合のない、最適な加熱が行
える調理用加熱装置を提供することができる。又、調理
物を熱源等に対してその体積等に見合った距離に保持で
きるので、過度の電力の消費が防止され、特に、ターン
テーブル自体が上昇又は下降によってオーブンキャビテ
ィの容積が実質的に縮小されるので、消費電力の低減効
果が一層増大される。
ーンテーブル自体の回転高さが可変であるので、別体の
載置高さ調節用付属品を使用することなく、調理物の体
積、性質、加熱目的等に応じて、調理物を熱源やマイク
ロ波供給源から最適な距離に載置でき、調理物から不当
に水分を蒸発させる等の不都合のない、最適な加熱が行
える調理用加熱装置を提供することができる。又、調理
物を熱源等に対してその体積等に見合った距離に保持で
きるので、過度の電力の消費が防止され、特に、ターン
テーブル自体が上昇又は下降によってオーブンキャビテ
ィの容積が実質的に縮小されるので、消費電力の低減効
果が一層増大される。
【図1】本発明の実施例による調理用加熱装置の斜視
図。
図。
【図2】本発明の実施例による調理用加熱装置における
ターンテーブルの動作を示す略線図。
ターンテーブルの動作を示す略線図。
【図3】本発明の実施例による調理用加熱装置における
ターンテーブルの上下動機構を示す断面図。
ターンテーブルの上下動機構を示す断面図。
10 ターンテーブル 12 連結軸 20 回転軸 22 回転駆動モータ 30 ボルト 34 上下駆動用可逆モータ
Claims (10)
- 【請求項1】 開閉ドアによって閉止されるオーブンキ
ャビティ内に、調理物載置台が、上下方向の可変位置で
水平回転運動可能に支承されていることを特徴とする調
理用加熱装置。 - 【請求項2】 前記調理物載置台が回転軸によって支承
され、該回転軸の上下運動によって前記調理物載置台の
上下位置が変化する、請求項1に記載した調理用加熱装
置。 - 【請求項3】 前記調理物載置台が回転軸によって支承
され、該回転軸の伸縮動作によって前記調理物載置台の
上下位置が変化する、請求項1に記載した調理用加熱装
置。 - 【請求項4】 前記調理物載置台が上下方向に連続的に
反復移動しながら回転運動することができる、請求項
1、2、3の何れかに記載した調理用加熱装置。 - 【請求項5】 前記調理物載置台の上下移動の反復周期
と回転運動の周期が、非同期関係にある、請求項4に記
載した調理用加熱装置。 - 【請求項6】 前記調理物載置台の上下反復移動と回転
運動が、一方の周期が他方の周期より充分大きくなる関
係にある、請求項4に記載した調理用加熱装置。 - 【請求項7】 前記前記調理物載置台の上下反復移動の
上限及び下限が、選択的に所望の値に設定可能である、
請求項4、5、6の何れかに記載した調理用加熱装置。 - 【請求項8】 前記調理物載置台の上下反復移動の上限
及び下限が、調理物の体積が変化するにつれて変更され
得る、請求項4乃至7の何れかに記載した調理用加熱装
置。 - 【請求項9】 加熱作業が終了する毎に、前記調理物載
置台が下降位置に戻されて停止する請求項1乃至8の何
れかに記載した調理用加熱装置。 - 【請求項10】 前記開閉ドアの開放動作に連動して、
前記調理物載置台が下降位置に戻されて停止する請求項
1乃至8の何れかに記載した調理用加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25129394A JPH0886449A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 調理用加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25129394A JPH0886449A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 調理用加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886449A true JPH0886449A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=17220659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25129394A Withdrawn JPH0886449A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 調理用加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0886449A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024009965A1 (ja) * | 2022-07-05 | 2024-01-11 | 株式会社ダイレクト・アール・エフ | 加熱調理器 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP25129394A patent/JPH0886449A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024009965A1 (ja) * | 2022-07-05 | 2024-01-11 | 株式会社ダイレクト・アール・エフ | 加熱調理器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |