JP2512938Y2 - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
- Publication number
- JP2512938Y2 JP2512938Y2 JP8060891U JP8060891U JP2512938Y2 JP 2512938 Y2 JP2512938 Y2 JP 2512938Y2 JP 8060891 U JP8060891 U JP 8060891U JP 8060891 U JP8060891 U JP 8060891U JP 2512938 Y2 JP2512938 Y2 JP 2512938Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- heating chamber
- food
- temperature
- cooking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Electric Stoves And Ranges (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はたとえば魚などの被加熱
物を裏返す機構を備えた電気オーブンなどの加熱調理器
に関するものである。
物を裏返す機構を備えた電気オーブンなどの加熱調理器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気オーブンなどの加熱調理器で魚など
の食品を加熱中に裏返すことなくよく焼けるようにする
ために、種々の工夫が行われてきた。一般的には加熱室
の天井面および底面に強力なヒータを設置したものが多
かったが、中には、食品を天井部ヒータに近接させて設
置した上、加熱室内底部のシーズヒータを移動させて食
品下面に接近させ、加熱の効率を高めたもの、加熱室内
に熱風を循環させ、ヒータの放射熱の到達しにくい部分
を含めて食品の表裏が均一に焼けるようにしたものなど
が用いられてきた。また、上に述べた両機能を備えて表
裏両面の加熱性能を高めるよう工夫したものも用いられ
てきた。
の食品を加熱中に裏返すことなくよく焼けるようにする
ために、種々の工夫が行われてきた。一般的には加熱室
の天井面および底面に強力なヒータを設置したものが多
かったが、中には、食品を天井部ヒータに近接させて設
置した上、加熱室内底部のシーズヒータを移動させて食
品下面に接近させ、加熱の効率を高めたもの、加熱室内
に熱風を循環させ、ヒータの放射熱の到達しにくい部分
を含めて食品の表裏が均一に焼けるようにしたものなど
が用いられてきた。また、上に述べた両機能を備えて表
裏両面の加熱性能を高めるよう工夫したものも用いられ
てきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の加熱の仕方では、食品を裏返すことなく表裏を全く同
じように焼くのはなかなか難しかった上に、焼け方に加
熱方式の違いの影響が大きくあらわれた。たとえば食品
の下部にヒータを配置する構造のものでは、加熱に要す
る時間を短縮するのには効果が上がったが、食品の大き
さや形状を問わず常に均一に表裏を焼くことは困難であ
った。また、下部のヒータのために煙の発生が激しくな
ってしまうということがあった。
の加熱の仕方では、食品を裏返すことなく表裏を全く同
じように焼くのはなかなか難しかった上に、焼け方に加
熱方式の違いの影響が大きくあらわれた。たとえば食品
の下部にヒータを配置する構造のものでは、加熱に要す
る時間を短縮するのには効果が上がったが、食品の大き
さや形状を問わず常に均一に表裏を焼くことは困難であ
った。また、下部のヒータのために煙の発生が激しくな
ってしまうということがあった。
【0004】他方熱風を利用するものでは、表裏の焼け
方が割と均一になる効果はあるが、いわゆる強火の放射
熱による焼き上がりの効果が望めない上、加熱に多大の
時間がかかってしまうなどという問題があった。
方が割と均一になる効果はあるが、いわゆる強火の放射
熱による焼き上がりの効果が望めない上、加熱に多大の
時間がかかってしまうなどという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、加熱室内に取
り付けられる焼網に、平常時概ね水平姿勢を保つ部分と
概ね垂直姿勢を保つ部分とを有して回転する機構を組み
込む。食品はその回転機構の水平姿勢部分の上方に設置
する。食品の加熱調理を開始し、その後温度センサーを
通じて得られる加熱室内温度の立上り等の加熱室内温度
情報に基づいてて制御回路は食品表裏の加熱調理に要す
る総加熱調理時間を演算するとともに、その総加熱調理
時間を食品の裏返し加熱に好敵な前半の第1の時間と後
半の第2の時間に配分し、第1の時間が経過した時点で
調理器本体側に取り付けられた駆動装置を作動させ、回
転機構を回転させる。それによって食品を持ち上げなが
ら垂直面内に180度回転させて裏返す。そして、後半
の第2の時間が経過した時点でブザー等の報知器を作動
させて加熱の終了を報知するとともにヒータの作動を停
止させて加熱調理を終了させる。
り付けられる焼網に、平常時概ね水平姿勢を保つ部分と
概ね垂直姿勢を保つ部分とを有して回転する機構を組み
込む。食品はその回転機構の水平姿勢部分の上方に設置
する。食品の加熱調理を開始し、その後温度センサーを
通じて得られる加熱室内温度の立上り等の加熱室内温度
情報に基づいてて制御回路は食品表裏の加熱調理に要す
る総加熱調理時間を演算するとともに、その総加熱調理
時間を食品の裏返し加熱に好敵な前半の第1の時間と後
半の第2の時間に配分し、第1の時間が経過した時点で
調理器本体側に取り付けられた駆動装置を作動させ、回
転機構を回転させる。それによって食品を持ち上げなが
ら垂直面内に180度回転させて裏返す。そして、後半
の第2の時間が経過した時点でブザー等の報知器を作動
させて加熱の終了を報知するとともにヒータの作動を停
止させて加熱調理を終了させる。
【0006】
【作用】加熱調理を開始すると、加熱室内温度は収納さ
れた食品の量、温度、組成等の物性に応じた速度で上昇
する。制御回路は温度センサーを通じて加熱室内温度が
例えば200℃から250℃のように所定の温度上昇を
するのに要する時間を計測し、その計測値に基づいて総
加熱調理時間を算出する。制御回路は更に、総加熱調理
時間を食品の裏返しに好都合な所定の比例えば6:4の
比で前半の第1の時間と後半の第2の時間に配分する。
その第1の時間の間、食品は天井部に設けられたヒータ
により上面の加熱が行われる。その第1の時間が経過す
ると、駆動装置は制御回路により作動を指示され、回転
機構を駆動する。それによって食品は持ち上げられなが
ら垂直面内に180度回転して裏返される。そして、引
き続き第2の時間が経過する間、新たに上面になった面
がヒータによって加熱される。制御回路はその第2の時
間が経過すると、必要に応じてブザー等の報知器を所定
時間作動させるとともにヒータの作動を停止させる。こ
れにより、加熱調理が終了する。
れた食品の量、温度、組成等の物性に応じた速度で上昇
する。制御回路は温度センサーを通じて加熱室内温度が
例えば200℃から250℃のように所定の温度上昇を
するのに要する時間を計測し、その計測値に基づいて総
加熱調理時間を算出する。制御回路は更に、総加熱調理
時間を食品の裏返しに好都合な所定の比例えば6:4の
比で前半の第1の時間と後半の第2の時間に配分する。
その第1の時間の間、食品は天井部に設けられたヒータ
により上面の加熱が行われる。その第1の時間が経過す
ると、駆動装置は制御回路により作動を指示され、回転
機構を駆動する。それによって食品は持ち上げられなが
ら垂直面内に180度回転して裏返される。そして、引
き続き第2の時間が経過する間、新たに上面になった面
がヒータによって加熱される。制御回路はその第2の時
間が経過すると、必要に応じてブザー等の報知器を所定
時間作動させるとともにヒータの作動を停止させる。こ
れにより、加熱調理が終了する。
【0007】
【実施例】以下実施例を図面を用いて説明する。
【0008】図1は電気オーブンを横方向から見た断面
を一部省略して示したものである。この図1において、
1は電気オーブンの加熱室で、2はこの加熱室1をオー
ブン本体内に形成する加熱室ケース、3はこの加熱室1
の入口開口を開閉するドアである。4、5は加熱室天井
に設けられたヒータで、6は焼網、7は魚裏返しメカニ
ズムを駆動する駆動装置、8はこの駆動装置の原動モー
タ、9はこれらヒータ4、5、駆動装置7および原動モ
ータ8を制御する制御回路である。
を一部省略して示したものである。この図1において、
1は電気オーブンの加熱室で、2はこの加熱室1をオー
ブン本体内に形成する加熱室ケース、3はこの加熱室1
の入口開口を開閉するドアである。4、5は加熱室天井
に設けられたヒータで、6は焼網、7は魚裏返しメカニ
ズムを駆動する駆動装置、8はこの駆動装置の原動モー
タ、9はこれらヒータ4、5、駆動装置7および原動モ
ータ8を制御する制御回路である。
【0009】10は食品(サンマ)(符号省略)を回転
させる回転裏返し棚で、回転軸11により支持され、平
常時には矢印Aを附した実線で示したように、焼網6の
上面から寸法Dだけ下方に距離をおいた位置に水平状態
に保たれ、前述駆動装置7によって駆動されることによ
り矢印Bを附した点線で示したように略垂直状態の位置
に回転するものである。
させる回転裏返し棚で、回転軸11により支持され、平
常時には矢印Aを附した実線で示したように、焼網6の
上面から寸法Dだけ下方に距離をおいた位置に水平状態
に保たれ、前述駆動装置7によって駆動されることによ
り矢印Bを附した点線で示したように略垂直状態の位置
に回転するものである。
【0010】この回転裏返し棚10の回転軸11には、
符号13で示したように回転裏返し棚の一部をなすとと
もに平常時に垂直方向に起立し、裏返し回転時に食品の
下部を支えながら回転して食品の確実な裏返し回転を促
す裏返し促進部が設けられている。さらに、回転軸11
には、後述する駆動装置7により伝達される運動を回転
軸11の回転運動に変換するクランク14が取り付けら
れている。
符号13で示したように回転裏返し棚の一部をなすとと
もに平常時に垂直方向に起立し、裏返し回転時に食品の
下部を支えながら回転して食品の確実な裏返し回転を促
す裏返し促進部が設けられている。さらに、回転軸11
には、後述する駆動装置7により伝達される運動を回転
軸11の回転運動に変換するクランク14が取り付けら
れている。
【0011】15は駆動装置7を構成するスライド板
で、前述支持板12に支持され、図の左右方向にスライ
ド移動可能になっているものである。このスライド板1
5にはクランク接続孔16が穿たれていて、前述クラン
ク14の端部が接続している。つまり、図1について言
えば、スライド板15の右方向への移動にともない、回
転裏返し棚10が矢印Aで実線表示された水平位置から
矢印Bで点線表示された略垂直位置へ回転駆動されるよ
うになっている。
で、前述支持板12に支持され、図の左右方向にスライ
ド移動可能になっているものである。このスライド板1
5にはクランク接続孔16が穿たれていて、前述クラン
ク14の端部が接続している。つまり、図1について言
えば、スライド板15の右方向への移動にともない、回
転裏返し棚10が矢印Aで実線表示された水平位置から
矢印Bで点線表示された略垂直位置へ回転駆動されるよ
うになっている。
【0012】17は加熱室ケース2に取り付けられると
ともに原動モータ8に接続して水平方向に移動し、前述
スライド板15に対して公知の構造によって着脱自在に
連結してそれを引張り駆動する引張装置で、18は原動
モータ8の回転運動を直線運動に変換する連接棒であ
る。
ともに原動モータ8に接続して水平方向に移動し、前述
スライド板15に対して公知の構造によって着脱自在に
連結してそれを引張り駆動する引張装置で、18は原動
モータ8の回転運動を直線運動に変換する連接棒であ
る。
【0013】19および20はそれぞれ回転裏返し棚1
0に対してスナップアクションを発生させるためのスナ
ップアクションレバーおよびスナップアクションスプリ
ングで、スナップアクションレバー19は図示したよう
に回転軸11に取り付けられ、スナップアクションスプ
リング20は図示したようにスナップアクションレバー
19の端部と支持板12の一部に張り渡されて引張力を
発生している。それにより、クランク14がスライド板
15に駆動されて回転裏返し棚10を回転させる中、そ
の回転角度が所定の例えば50度ないし60度を越えた
時点以降はスライド板15が発生する回転駆動力に勝る
回転駆動力を急激に発生させ、回転裏返し棚の回転速度
を増速させるのである。
0に対してスナップアクションを発生させるためのスナ
ップアクションレバーおよびスナップアクションスプリ
ングで、スナップアクションレバー19は図示したよう
に回転軸11に取り付けられ、スナップアクションスプ
リング20は図示したようにスナップアクションレバー
19の端部と支持板12の一部に張り渡されて引張力を
発生している。それにより、クランク14がスライド板
15に駆動されて回転裏返し棚10を回転させる中、そ
の回転角度が所定の例えば50度ないし60度を越えた
時点以降はスライド板15が発生する回転駆動力に勝る
回転駆動力を急激に発生させ、回転裏返し棚の回転速度
を増速させるのである。
【0014】21は加熱室内温度を検出する温度センサ
ーであり、前述の制御回路9に対して加熱室内温度情報
を提供する。制御回路9はその温度情報を取り入れて加
熱室内温度の立上り勾配を演算し、食品の物性を特定す
るとともに総加熱調理時間及びその時間内での表裏加熱
時間配分を決定するほか、その配分に合わせて前述裏返
しメカニズム駆動装置の動作を制御するようになってい
る。
ーであり、前述の制御回路9に対して加熱室内温度情報
を提供する。制御回路9はその温度情報を取り入れて加
熱室内温度の立上り勾配を演算し、食品の物性を特定す
るとともに総加熱調理時間及びその時間内での表裏加熱
時間配分を決定するほか、その配分に合わせて前述裏返
しメカニズム駆動装置の動作を制御するようになってい
る。
【0015】そして22は加熱調理の終了等を報知する
ブザーである。
ブザーである。
【0016】本考案の一実施例は以上のように構成さ
れ、調理の開始に際して、まず加熱室内温度を魚焼調理
のための所定温度例えば200℃まで予熱する。温度セ
ンサー21がその温度を検知すると、制御回路9により
ブザー22を鳴動させ、調理従事者に対して加熱室内へ
の食品の収納設定を指示する。食品(サンマ)は図1の
ように回転裏返し棚10の上部位置に設置され、加熱室
ドア3が閉じられて加熱が再開されることとなる。この
時、サンマと回転裏返し棚10とは距離Dをおいて接触
焼き付きが起きないように保たれている。
れ、調理の開始に際して、まず加熱室内温度を魚焼調理
のための所定温度例えば200℃まで予熱する。温度セ
ンサー21がその温度を検知すると、制御回路9により
ブザー22を鳴動させ、調理従事者に対して加熱室内へ
の食品の収納設定を指示する。食品(サンマ)は図1の
ように回転裏返し棚10の上部位置に設置され、加熱室
ドア3が閉じられて加熱が再開されることとなる。この
時、サンマと回転裏返し棚10とは距離Dをおいて接触
焼き付きが起きないように保たれている。
【0017】ヒータ4、5の発生する熱によりサンマの
上側表面が焼き上げられるに従い、加熱室内温度が上昇
する中、制御回路9は温度センサー21を通じて加熱室
内温度が200℃から250℃に達するのに要する時間
を計測し、その計測値に基づいて総加熱調理時間を算出
する。制御回路は更に、総加熱調理時間を所定の比例え
ば6:4の比で第1の時間と第2の時間に配分する。総
加熱調理時間が25分と計算された場合には、15分を
第1の時間とし、残りの10分を第2の時間とする。
上側表面が焼き上げられるに従い、加熱室内温度が上昇
する中、制御回路9は温度センサー21を通じて加熱室
内温度が200℃から250℃に達するのに要する時間
を計測し、その計測値に基づいて総加熱調理時間を算出
する。制御回路は更に、総加熱調理時間を所定の比例え
ば6:4の比で第1の時間と第2の時間に配分する。総
加熱調理時間が25分と計算された場合には、15分を
第1の時間とし、残りの10分を第2の時間とする。
【0018】その第1の時間の15分間、食品は天井部
に設けられたヒータにより主として上面の加熱が行われ
る。その第1の時間が経過すると、駆動装置7は制御回
路9により作動を指示され、回転裏返し棚10を回転駆
動する。それによって食品は持ち上げられながら垂直面
内に180度回転して裏返される。そして、引き続き第
2の時間10分が経過する間、新たに上面になった面が
ヒータ4、5によって加熱される。制御回路9はその第
2の時間が経過すると、ブザー22を所定時間作動させ
るとともにヒータ4、5の作動を停止させる。これによ
り、食品の表裏は均等に焼かれて加熱調理が終了する。
に設けられたヒータにより主として上面の加熱が行われ
る。その第1の時間が経過すると、駆動装置7は制御回
路9により作動を指示され、回転裏返し棚10を回転駆
動する。それによって食品は持ち上げられながら垂直面
内に180度回転して裏返される。そして、引き続き第
2の時間10分が経過する間、新たに上面になった面が
ヒータ4、5によって加熱される。制御回路9はその第
2の時間が経過すると、ブザー22を所定時間作動させ
るとともにヒータ4、5の作動を停止させる。これによ
り、食品の表裏は均等に焼かれて加熱調理が終了する。
【0019】なお、この実施例にあっては、第1の時間
15分が経過して原動モータ8が動作すると、スライド
板15が引張装置17に引張られて図の右方向へ移動
し、その移動動作がスライド板15のクランク接続孔1
6およびクランク14を通じて回転軸11に伝達され、
回転裏返し棚10を左回りに駆動するようになってい
る。すると、やや進角したところで回転裏返し棚10は
サンマに当接し、サンマを持ち上げながら、引き続き回
転角度を増してゆく。その途中、サンマは自重で下方の
裏返し促進部13に接し、それ以上下方へ移動すること
なく保持されながら更に進角する。
15分が経過して原動モータ8が動作すると、スライド
板15が引張装置17に引張られて図の右方向へ移動
し、その移動動作がスライド板15のクランク接続孔1
6およびクランク14を通じて回転軸11に伝達され、
回転裏返し棚10を左回りに駆動するようになってい
る。すると、やや進角したところで回転裏返し棚10は
サンマに当接し、サンマを持ち上げながら、引き続き回
転角度を増してゆく。その途中、サンマは自重で下方の
裏返し促進部13に接し、それ以上下方へ移動すること
なく保持されながら更に進角する。
【0020】回転角度が概ね50〜60度に達すると、
スナップアクションスプリング20に引張られながら進
角したスナップアクションレバー10のスプリング引掛
け点がデッドポイントを通過し、それ以降スライド板1
5が発生する回転駆動力に勝る回転駆動力が急激に発生
し、回転裏返し棚の回転速度を増速させる。そしてそれ
により、食品はそれ自体の回転運動が効果的に促進さ
れ、裏返しが実行され完了する。その際、食品自体に付
与されかつ増進された回転運動が食品の回転に寄与しな
い運動に勝り、確実な回転が実現し、食品はそれまでと
は別の位置に裏返されて置き直される。そして上述した
ように、引き続き新たに上面になった面がヒータ4、5
によって加熱される。回転裏返し棚10は、約100度
回転した状態で停止し、そのままの姿勢を調理終了まで
維持する。
スナップアクションスプリング20に引張られながら進
角したスナップアクションレバー10のスプリング引掛
け点がデッドポイントを通過し、それ以降スライド板1
5が発生する回転駆動力に勝る回転駆動力が急激に発生
し、回転裏返し棚の回転速度を増速させる。そしてそれ
により、食品はそれ自体の回転運動が効果的に促進さ
れ、裏返しが実行され完了する。その際、食品自体に付
与されかつ増進された回転運動が食品の回転に寄与しな
い運動に勝り、確実な回転が実現し、食品はそれまでと
は別の位置に裏返されて置き直される。そして上述した
ように、引き続き新たに上面になった面がヒータ4、5
によって加熱される。回転裏返し棚10は、約100度
回転した状態で停止し、そのままの姿勢を調理終了まで
維持する。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、加熱室内
に食品が設置されたあとの室内温度の立上り勾配を計測
して総加熱調理時間を演算し、その演算値を食品の裏返
しに好敵な比に従って前半の第1の時間と後半の第2の
時間に配分し、第1の時間が経過した時点で自動的に食
品を回転させて裏返すようにしたので、魚焼きのような
裏返し作業の必要な加熱調理の自動化および省力化を実
現することできる。また、ドアを開けることなく作業を
進めることができるので、加熱室内の高温雰囲気が逃げ
出すこともなく、省エネルギーを実現できる。さらに、
被加熱物はヒータの下部に置かれるので、加熱時の煙の
発生を最小限に抑える効果もある。
に食品が設置されたあとの室内温度の立上り勾配を計測
して総加熱調理時間を演算し、その演算値を食品の裏返
しに好敵な比に従って前半の第1の時間と後半の第2の
時間に配分し、第1の時間が経過した時点で自動的に食
品を回転させて裏返すようにしたので、魚焼きのような
裏返し作業の必要な加熱調理の自動化および省力化を実
現することできる。また、ドアを開けることなく作業を
進めることができるので、加熱室内の高温雰囲気が逃げ
出すこともなく、省エネルギーを実現できる。さらに、
被加熱物はヒータの下部に置かれるので、加熱時の煙の
発生を最小限に抑える効果もある。
【図1】本考案一実施例の要部の断面図である。
1 加熱室 2 加熱室ケース 4、5ヒータ 6 焼網 7 駆動装置 8 原動モータ 9 制御回路 10 回転裏返し棚 11 回転軸 12 支持板 13 裏返し促進部 14 クランク 15 スライド板 16 クランク接続孔 17 引張装置 19 スナップアクションレバー 20 スナップアクションスプリング 21 温度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 000213297 中部電力株式会社 愛知県名古屋市東区東新町1番地 (73)実用新案権者 000242644 北陸電力株式会社 富山県富山市牛島町15番1号 (73)実用新案権者 000156938 関西電力株式会社 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 (73)実用新案権者 000211307 中国電力株式会社 広島県広島市中区小町4番33号 (73)実用新案権者 000180368 四国電力株式会社 香川県高松市丸の内2番5号 (73)実用新案権者 000164438 九州電力株式会社 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82 号 (72)考案者 阿部 輝男 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社 日立ホームテック内 (72)考案者 荒井 達志 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社 日立ホームテック内 (72)考案者 鈴木 共之 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社 日立ホームテック内 (72)考案者 青山 光宏 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社 日立ホームテック内
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱室ケース(2)により形成された加熱
室(1)と、この加熱室の天井部に設けられたヒータ
(4、5)と、この加熱室内に設けられた焼網(6)と、こ
の焼網に回転自在に取り付けられた回転軸(11)と、食品
の下方において平常時に概ね水平姿勢を保ちながら位置
決めされる部分のほか概ね垂直姿勢を保つ部分の両部分
とが前記回転軸に取り付けられた回転裏返し棚(10)と、
前記回転軸をこの回転裏返し棚ともども回転駆動するた
めの駆動装置(7)と、加熱室内温度を検出する温度セン
サー(21)と、この温度センサーを通じて得られる加熱室
内温度の立上り勾配に基づいて総加熱調理時間を算出す
るとともにその算出値を前半の第1の時間と後半の第2
の時間に配分し前半の第1の時間が経過した時点で前記
駆動装置を動作させるほか後半の第2の時間が経過した
時点で前記ヒータの動作を停止させる制御回路(9)とで
構成したことを特徴とする加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8060891U JP2512938Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8060891U JP2512938Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585326U JPH0585326U (ja) | 1993-11-19 |
JP2512938Y2 true JP2512938Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=13723047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8060891U Expired - Lifetime JP2512938Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512938Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006015127A (ja) * | 2004-06-04 | 2006-01-19 | Food Gate Kk | 調理装置 |
JP6893437B2 (ja) * | 2017-04-10 | 2021-06-23 | 株式会社ハーマン | 加熱調理器 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP8060891U patent/JP2512938Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585326U (ja) | 1993-11-19 |
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