JPH088641Y2 - 釦 - Google Patents

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JPH088641Y2
JPH088641Y2 JP1989113445U JP11344589U JPH088641Y2 JP H088641 Y2 JPH088641 Y2 JP H088641Y2 JP 1989113445 U JP1989113445 U JP 1989113445U JP 11344589 U JP11344589 U JP 11344589U JP H088641 Y2 JPH088641 Y2 JP H088641Y2
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JP
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button
molded body
core
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center hole
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JP1989113445U
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JPH0353105U (ja
Inventor
皓喜 杉原
Original Assignee
スコービル・ジャパン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は衣服用の釦に関し、特に取付具の柱状取付脚
の先端を釦の内部に設けた金属敷金(アンビル)に押圧
して膨出又は屈曲させて釦を取付ける形式の釦に関す
る。
(従来技術) 各種の被服用釦のうち、金属又はプラスチック製の柱
状取付具の先端を衣服の生地に挿通させ、ついで釦内の
敷金に打ち付けるとか押し付けることにより屈曲又は膨
出させて釦を固定する形式の釦は広く使用されている。
この形式の釦には第4図や第8図に示した形式の静止型
釦(タック釦)及び第1図に示された首振り型釦があ
る。
第8図を参照して従来技術の釦を説明するに、釦1′
は、直径の大きな頭部2′と、その底面から下方に延び
る脚部4′とからなり、頭部2′は化粧板を兼ねる表面
板3′とその内部に挿入されて取付部材の先端を打ち付
けるための敷金6′とからなり、又脚部4′は頭部裏面
から垂下する円筒状部4′と下端で内曲して取付部材の
柱状部を受け入れる中心孔を形成する管状部7′と上端
の支持端9′とからなる。
この釦は第7図に示した上端が尖った柱状部8′とそ
の支持フランジ10′とからなる取付部材11′を使用し
て、衣服地へ取り付けられる。すなわち、第8図のよう
に、取付部材の柱状部8′の先端を衣服地に挿通させ、
ついで釦1′の中心孔を介して敷金6′に強く打ち付け
る。これにより、柱状部8′の先端は膨出又は屈曲して
支持端9′に対して曲げ付けられ、釦は衣服地に固定さ
れる。なお、首振り式釦でも同様である。
(解決すべき問題点) 上記形式の釦は機械で衣服地に簡単に取り付けら得る
ので作業性が良く、又取付力も充分であるが、取付作業
に当たっては金型で釦の頭部を支持するため、取付圧力
が直接釦の化粧面(第8図で上端面)にかかるためこの
面に傷がつき易い問題がある。従って、釦の頭部は金属
に限られ、プラスチック製または木製等の低強度の釦に
は使用出来ない問題があった。しかし、最近のように釦
の意匠が多様化してくるとプラスチックを使用して最大
の意匠効果を得ることが重要な課題となっている。
(考案の目的) 従って、本考案の目的は低強度の材料を使用して意匠
効果を高めたタック釦又は首振り釦を提供することにあ
る。
(考案の構成と作用効果の概要) 本考案の釦は、尖端柱状部材を具備した取付部材と関
連して使用する型の釦であって、頭部と、前記頭部裏面
に取付けられ且つかしめ用柱状部材を受け入れるための
中心孔を有する脚部とからなる釦において、前記頭部
は、前記中心孔に整列し且つ外端が露出し内端が前記中
心孔に向けて露出した面となっている金属製芯と、その
周りを取囲むプラスチック、木等の低強度の成形体と、
前記成形体の周縁と前記脚部の頂部拡大部の周縁とを抱
き込んで固定する金属製締着環とからなることを特徴と
する。
この型の釦にはタック釦や首振り釦等がある。
本考案によれば、取付圧力は金属製心により支持され
るから、心の周りに配置されたプラスチック等の成形体
には取付圧力に起因する傷や割れが生じるおそれがな
く、又外面に自由な形状模様を旋すことが出来、優れた
意匠効果を発揮することが出来る。
(考案の具体的な説明) 以下に図面を参照して本考案を実施例に関連して詳し
く説明する。
実施例1 第1図ないし第3図は本考案を首振り釦に適用した第
1実施例による釦を示す。第1図は立断面図、第2図は
同平面図、及び第3図は同底面図である。
首振り釦1は大径の頭部2とその下部に取付けられた
脚部3とからなる。頭部2は、その中心軸線に沿って延
びる芯部、頭部2の外方に露出する該芯部よりも大径の
外端及び頭部2の内方に露出する該芯部よりも大径で中
央部が凹入した内端とからなる金属製芯4と、その周り
に形成されたほぼ円板状のプラスチック成形体5と、そ
の周縁を押える金属締着環6からなる。金属製芯4の内
端15は敷金として役立ち、以下に述べる脚部3の中心孔
13に向けて露出し、取付部材の柱状部尖端の屈曲又は膨
出に都合の良い中央部が凹入した案内面となるような曲
面となっている。金属製芯の外端(第1図で上端)はプ
ラスチック成形体5の外面より少し外方へ突出してお
り、又図のように成形体5を抱き込む様にする。プラス
チック成形体5の周辺部は薄肉に形成される。
次に脚部3は頭部2の裏面に固定された第1部材7と
この部材の中央孔に遊嵌された第2部材10とからなる。
第1部材7は上端部が拡大した波形のフランジ8となっ
てプラスチック成形体5の周縁に延び、締着環6を曲げ
付けることにより成形体5の周縁と一緒に固定されてい
る。締着環6は金属板から製作されているので第1部材
と成形体の結合は十分となる。締着時に加わる曲げ応力
は環に集中し、成形体には過大な応力は生じない。第1
部材の下方部分は内方に屈曲してほぼ水平な縁部12を有
する開口部に終端している。水平な縁部12は第2部材10
と係合するストッパの役目をし、頭部2の上下動及び首
振りを可能にしている。第2部材10は衣服地14に接触す
る座部11を下端に有し、上端は取付け部材の尖端柱状部
を挿通するための中心孔13を形成し且つ第1部材7の開
口に遊嵌して両者の相対移動を可能にする円筒体となっ
ており、更に上端は半径方向外方へ曲げられて第1部材
の縁部9に係合するほぼ水平な縁部12を形成している。
以上の構成であるから、第7図に示したと同様な取付
け部材17の尖端柱状部18を衣服地14の所定部分に挿通
し、中心孔13を介して頭部2の裏面に露出している金属
製心4の内端面15に押圧又は打付ける。このとき、釦は
第1図の位置から倒立した位置にあり金型により金属製
心4の外面を支持させてある。従って、柱状部材18の尖
端は第1図の様に第2部材の頂部の縁部12に曲げ付けら
れる。なお、この取付作業中第2部材は第1部材の中へ
充分に侵入して第2部材の縁部12と心4の内端面は充分
接近しているから上記の様に柱状部材18の尖端は縁部12
へ充分に加締め又は曲げ付けられる。
この取付作業の間に釦に加わる押圧力は全て心4の内
面に担われるから、プラスチック成形体5には応力が加
わることがないので、成形体の割れ、傷等は生じるおそ
れがない。従って、プラスチック成形体の素材、色、表
面模様、表面形状等自由に設計出来る利益が得られる。
実施例2 第4図ないし第6図は本考案をタック釦に適用した第
2実施例による釦を示す。第4図は立断面図、第5図は
同平面図、及び第6図は同底面図である。図中実施例1
のものと同様な部材は同一の番号を使用してある。
タック釦11は大径の頭部2とその下部に取付けられた
脚部3とからなる。頭部2は、その中心軸線に沿って延
びる芯部、頭部2の外方に露出する該芯部よりも大径の
外端及び頭部2の内方に露出する該芯部よりも大径で中
央部が凹入した内端とからなる金属製芯4と、その周り
に形成されたほぼ円板状のプラスチック成形体5と、そ
の周縁を押える金属締着環6からなる。金属製芯4の内
端15は敷金として役立ち、以下に述べる脚部3の中心孔
13に向けて露出し、取付部材の柱状部尖端の屈曲又は膨
出に都合の良い中央部が凹入した案内面となるような曲
面となっている。金属製芯の外端(第4図で上端)はプ
ラスチック成形体5の外面より少し外方へ突出してお
り、又図のように成形体5を抱き込む様にする。プラス
チック成形体5の周辺部は薄肉に形成される。
次に脚部3は頭部2の裏面に固定されている。脚部3
は上端部が拡大した波形のフランジ8となってプラスチ
ック成形体5の周縁に延び、締着環6を曲げ付けること
により成形体5の周縁と一緒に固定されている。脚部は
更にフランジ8の内端から下方に延びる外円筒19と、そ
の下端から内方に曲り衣服地に対する取付面となるほぼ
水平な座部11と、そこから更に上方に曲って取付け部材
の尖端柱状部を挿通するための中心孔13を形成する内円
筒とから構成され、更に内円筒の上端は取付部材の柱状
部尖端が膨出又は曲げ付けられたときにこれを支持固定
するための玉縁状の縁部12を形成している。
以上の構成であるから、第7図に示したと同様な取付
け部材17の尖端柱状部18を衣服地14の所定部分に挿通
し、中心孔13を介して頭部2の裏面に露出している金属
製心4の内端面15に押圧又は打付ける。このとき、釦は
第1図の位置から倒立した位置にあり金型により金属製
心4の外面を支持させてある。従って、柱状部材18の尖
端は第4図の様に縁部12に曲げ付けられる。
この取付作業の間に釦に加わる押圧力は全て心4の内
端面に担われるから、プラスチック成形体5には応力が
加わることがないので、成形体の割れ、傷等は生じるお
それがない。従って、プラスチック成形体の素材、色、
表面模様、表面形状等自由に設計出来る利益が得られ
る。
(作用効果のまとめ) 以上の様に本考案によれば、金属心に取付圧力を支持
させることが出来るから、従来のタック釦等の機能を完
全に保持しながらプラスチック等の低強度の成形体を利
用してこの型の釦では実現出来なかった多様な意匠効果
を有する釦の設計が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を首振り釦に適用した第1実施例による
釦の立断面図、第2図は同平面図、第3図は同底面図、
第4図は本考案をタック釦に適用した第2実施例による
釦の立断面図、第5図は同平面図、第6図は同底面図、
第7図は取付部材の正面図、及び第8図は従来のタック
釦の立断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部と、前記頭部裏面に取付けられ且つか
    しめ用柱状部材を受け入れるための中心孔を有する脚部
    とからなる釦において、前記頭部は、前記中心孔に整列
    した芯部と該芯部よりも大径で下記成形体よりも外方に
    露出した外端と前記中心孔に向けて露出した該芯部より
    も大径で凹入した中心部を有する内端とからなる金属製
    芯と、該金属製芯の周りを取囲み且つ前記内端及び外端
    により挟まれた低強度の成形体と、前記成形体の周縁と
    前記脚部の頂部拡大部の周縁とを抱き込んで固定した金
    属製締着環とからなることを特徴とする釦。
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JPH0353105U JPH0353105U (ja) 1991-05-23
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