JPH0886281A - 空圧回路を備えた真空ポンプ - Google Patents

空圧回路を備えた真空ポンプ

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JPH0886281A
JPH0886281A JP24856894A JP24856894A JPH0886281A JP H0886281 A JPH0886281 A JP H0886281A JP 24856894 A JP24856894 A JP 24856894A JP 24856894 A JP24856894 A JP 24856894A JP H0886281 A JPH0886281 A JP H0886281A
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JP
Japan
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vacuum pump
piston rod
vacuum
cylinder
piston
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JP24856894A
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English (en)
Inventor
Akira Sasaki
旭 笹木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンロッドの往復運動を有効に利用する
空圧シリンダー型の真空ポンプを提供する。 【構成】 空圧シリンダー3の二つのポート4、5の各
々に二つのチェックバルブCVを並列、且つ空気の流れ
方向が逆になるように設け、それぞれを吸気側と排気側
の二つに分けるような空圧回路を組む。状態Aではピス
トンロッド1が矢印X1方向に動くと、シリンダー3内
の空間C1が正圧、C2が負圧になり、チェックバルブC
2とCV3を介して空気流が吸気ポートP1に真空(負
圧)が発生する方向に形成される。また、状態Bではピ
ストンロッド1が矢印X2方向に動くと、シリンダー3
内の空間C1が負圧、C2が正圧になり、チェックバルブ
CV1とCV4を通り、やはり吸気ポートP1に真空(負
圧)が発生する方向に空気流が生じる。ピストンロッド
1が往復運動する毎に吸気ポートP1に真空(負圧)を
発生させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は簡易真空ポンプに関し、
特に空圧シリンダーを応用した簡易真空ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ロボット組立システムまたは加工機等に
おいて、真空による吸着ハンドリング装置が多用されて
いる。前記吸着ハンドリング装置は真空ポンプにより、
吸着力が発生する機構を備えたものであるが、従来の真
空ポンプにおいては、ごく少量のバキュームが必要なと
きでもバキューム源として、例えばソレノイドとスプリ
ング構造を有するような大掛かりな真空ポンプおよびコ
ンバムなどが一般的に多く使用されるが、いずれも騒音
・振動の問題があり、特にポンプに関しては、その設置
スペースの確保が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ピストン型真空ポンプ
は比較的簡単な機構からなる真空ポンプである。従来の
ピストン型真空ポンプは図5に示すように、シリンダー
22内にソレノイド28とスプリング29を配置して、
ソレノイド28の電磁力を用いてピストンロッド23を
シリンダー22内の長手方向に摺動させ、ピストン24
とシリンダー22内壁で囲まれる空間の吸気と排気をそ
れぞれチェックバルブ30、31を備えた吸気ポートと
排気ポートで行うものである。そして、ピストン型真空
ポンプはピストンロッド23のシリンダー22内での往
復運動による吸気と排気作業により真空ポンプ(図示せ
ず)の吸気ポート側に真空を発生させるものであるが、
ピストンロッド23の往側移動時に吸気作業を行い、復
側移動時に排気作業を行う機構であり、ピストンロッド
23の一回の往復運動毎に真空発生が行われるため、そ
の真空発生効率は良くなかった。
【0004】本発明の目的は簡単な機構の真空ポンプ用
の空圧回路を提供することである。また、本発明の目的
は簡単な機構の真空ポンプを提供することである。さら
に、本発明の目的はピストンロッドの往復運動を有効に
利用する空圧シリンダー型の真空ポンプを提供すること
である。また、本発明の目的は前記真空ポンプを有する
吸着装置である。さらに、本発明の目的は前記真空ポン
プのピストンロッドを往復運動機構に接続した真空ポン
プユニットを提供することである。また、本発明の目的
は前記真空ポンプユニットを有する吸着装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成により達成される。すなわち、シリンダー内の長手
方向に摺動可能に設けられたピストンと該ピストン摺動
用のピストンロッドと、該ピストンで二つに仕切られた
シリンダー内部空間の各々の空間に通じたシリンダー壁
面に設けられるポートと、各ポートにそれぞれ二つのチ
ェックバルブを並列で、かつ空気流の方向が互いに逆向
きになるように規制するように設けた二又状の空気配管
と、各空気配管の同一方向に空気流を規制するチェック
バルブ出口側を吸気ポートへ、各空気配管の前記方向と
は逆向きに空気流を規制するチェックバルブ出口側を排
気ポートへ接続した空圧回路、または、前記空圧回路を
備えた真空ポンプ、または、前記真空ポンプを有する吸
着装置である。また、本発明の上記目的は次の構成によ
り達成される。すなわち、前記真空ポンプのピストンロ
ッドを往復運動機構に接続した真空ポンプユニット、前
記真空ポンプユニットを有する吸着装置である。
【0006】
【作用】本発明の空圧回路について説明する。まず、一
般的なシリンダーの一般的な動きを図6により説明す
る。吸排気ポート25から矢印で示す方向に圧縮空気
を入れると、シリンダー22内のピストンロッド23の
ピストン24部分が押され、ピストンロッド23は矢印
の方向に移動する。この時、シリンダー22内のピス
トン24とピストンロッド23間にある空気は吸排気ポ
ート26より矢印の方向に排出される。ピストンロッ
ド23を矢印の方向と逆に動かすには吸排気ポート2
6より圧縮空気を入れ吸排気ポート25より排気する動
作を行う。以上のようなシリンダー22の動きが一般的
であるが、本発明では圧縮空気によるピストン24、ピ
ストンロッド23を動かすような使い方をするのではな
く、図2に示すように、ピストンロッド1を動かすこと
で、空気の流れを作りシリンダー3に以下のような空圧
回路を組むことで吸気ポート4に真空を発生させるもの
である。
【0007】図2(a)に示す状態Aではピストンロッ
ド1が矢印X1方向に動くと、シリンダー3内の空間C1
が正圧、C2が負圧になり、チェックバルブCV2とCV
3を介して空気流が吸気ポートP1に真空(負圧)が発生
する方向に形成される。また、図2(b)に示す状態B
ではピストンロッド1が矢印X2方向に動くと、シリン
ダー3内の空間C1が負圧、C2が正圧になり、チェック
バルブCV1とCV4を通り、やはり吸気ポートP1に真
空(負圧)が発生する方向に空気流が生じる。このよう
に、ピストンロッド1が往復運動する毎に、すなわち図
2(a)と図2(b)のいずれの状態A、Bでも吸気ポ
ートP1に真空(負圧)を発生させることができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面とともに説明する。
図1には、本実施例の空圧シリンダー型の真空ポンプの
要部の概念図を示す。ピストンロッド1の先端に設けら
れるピストン2で仕切られる二つの空間C1、C2がシリ
ンダー3内に形成されるが、該二つの空間C1、C2には
それぞれポート4、5を設け、両ポート4、5は真空発
生部(図示せず)の吸気ポートP1と排気ポートP2にそ
れぞれ二又状の空気配管7、8で接続されている。この
二又状の空気配管7、8にはそれぞれ二つのチェックバ
ルブCV1〜CV4が並列で、かつ空気流の方向が互いに
逆向きになるように規制するように設けられている。シ
リンダー3の各ポート4、5と真空発生部の吸気ポート
との間の空気配管7、8中のチェックバルブは真空発生
部の吸気ポートP1の吸気側にのみ空気の流通を許す一
方向性のチェックバルブCV1、CV3であり、また、シ
リンダー3の各ポート4、5と真空発生部の排気ポート
2との間の空気配管中のチェックバルブは真空発生部
の排気ポートP2の排気側の方向のみに空気の流通を許
す一方向性のチェックバルブCV2、CV4である。
【0009】図2(a)と図2(b)には、本実施例の
真空ポンプのシリンダー3内でのピストンロッド1の動
きにより形成されるそれぞれ状態Aと状態Bについて説
明したもので、前記説明のとおりである。このように、
ピストンロッド(PR)1が往復運動する毎に、すなわ
ち図2(a)と図2(b)のいずれの状態A、Bでも吸
気ポートP1に真空(負圧)を発生させることができ
る。以上の図2(a)、図2(b)の状態A、Bをタイ
ミングチャートで示すと図3のようになる。
【0010】図4には本実施例の簡易真空ポンプのピス
トンロッド(PR)1の往復運動を効率的に行う例を示
す。プッシュアーム13は常時上下方向に往復可動して
いるユニットである。それと同期するように本実施例の
真空ポンプ用のシリンダー3内を摺動するピストンロッ
ド(図示せず)を接続する。シリンダー3からは、前記
図1で説明した通りの空圧回路(図示ぜす)が設けてあ
り、その吸気ポートから電磁弁を通ってスカラーロボッ
トの吸着ヘッドに配管されている。プッシュアーム13
は常時上下動しているため、真空ポンプは常に真空が発
生している。つまり、電磁弁のON/OFF動作で、い
つまでもスカラーロボット14の吸着ヘッド15には真
空が発生する。
【0011】また、上記のような常時往復可動する機械
のすべての部分に本実施例の真空ポンプを図4に示すよ
うに設置し、真空タンクを設け、すべての吸気ポートを
それに接続し、真空を貯めて使用することもできる。も
ちろん、上記のように往復運動を常時しているユニット
に接続して使うのではなく、シリンダー(ピストン)部
分を大型化し、カムなどを使用してピストンロッドを高
速に往復可動する機構を設け、ポンプユニットとして作
製すれば通常の真空ポンプとしても応用可能である。本
実施例によれば、市販の空圧回路及びチェックバルブで
簡単に真空源が得られ、また、市販の真空ポンプ程の大
掛かりでは無く小型であり、しかも低騒音の真空ポンプ
が得られる。また、シリンダー内でのピストンロッドの
往復運動の際、吸・排気を同時に行っているので、つま
り往側でも復側でも真空が発生する。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、簡単で小型の低騒音の
真空ポンプが得られる。また、シリンダー内でのピスト
ンロッドの往復運動の際、吸・排気を同時に行っている
ので、往側でも復側でも真空が発生するメリットがあ
る。また、本発明の真空ポンプは工場真空源、別置ポン
プなど大掛かりな設備を必要としない簡易真空発生手段
であり、付帯設備の投資削減効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空圧シリンダー型の真空ポ
ンプの要部の概念図である。
【図2】図1の空圧シリンダー型の真空ポンプの動作説
明図である。
【図3】図2の状態A、Bをタイミングチャートで示す
図である。
【図4】本発明の一実施例の常時往復可動する機械に真
空ポンプを設置しした真空ユニットを示す図である。
【図5】従来のピストン型真空ポンプの概念図である。
【図6】従来のピストン型真空ポンプの動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ピストンロッド、 2 ピストン、 3 シリンダー、 4 ポート、 5 ポート、 7 空気配管、 8 空気配管、 13 プッシュアーム、 14 スカラーロボット、 15 吸着ヘッド、 C1 空間、 C2 空間、 P1 吸気ポート、 P2 排気ポート、 CV1 チェックバルブ、 CV2 チェックバルブ、 CV3 チェックバルブ、 CV4 チェックバルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー内の長手方向に摺動可能に設
    けられたピストンと該ピストン摺動用のピストンロッド
    と、該ピストンで二つに仕切られたシリンダー内部空間
    の各々の空間に通じたシリンダー壁面に設けられるポー
    トと、各ポートにそれぞれ二つのチェックバルブを並列
    で、かつ空気流の方向が互いに逆向きになるように規制
    するように設けた二又状の空気配管と、各空気配管の同
    一方向に空気流を規制するチェックバルブ出口側を吸気
    ポートへ、各空気配管の前記方向とは逆向きに空気流を
    規制するチェックバルブ出口側を排気ポートへ接続した
    ことを特徴とする空圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空圧回路を備えたことを
    特徴とする真空ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の真空ポンプを有すること
    を特徴とする吸着装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の真空ポンプのピストンロ
    ッドを往復運動機構に接続したことを特徴とする真空ポ
    ンプユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の真空ポンプユニットを有
    することを特徴とする吸着装置。
JP24856894A 1994-09-16 1994-09-16 空圧回路を備えた真空ポンプ Pending JPH0886281A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003029653A1 (fr) * 2001-09-28 2003-04-10 Koganei Corporation Generateur de pression
CN106256732A (zh) * 2015-06-22 2016-12-28 平野公司 负压装置
JP2018204543A (ja) * 2017-06-05 2018-12-27 Smc株式会社 シリンダ装置及び吸着装置付きシリンダ装置
CN116715028A (zh) * 2023-08-09 2023-09-08 绵阳沃思测控技术有限公司 一种气力输送的吸料斗

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