JPH0886267A - プラグキャップ一体式点火コイル - Google Patents

プラグキャップ一体式点火コイル

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JPH0886267A
JPH0886267A JP6247339A JP24733994A JPH0886267A JP H0886267 A JPH0886267 A JP H0886267A JP 6247339 A JP6247339 A JP 6247339A JP 24733994 A JP24733994 A JP 24733994A JP H0886267 A JPH0886267 A JP H0886267A
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bobbin
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誠 酒巻
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    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアと樹脂部の熱収縮差によるクラックの発
生を防止する。 【構成】 プラグキャップ一体式点火コイルは、ケース
10内に挿入した1次コイル20及び2次コイル30を
備える。略有底筒状の1次コイル用ボビン22にクッシ
ョン部材80、マグネット82、コア40をこの順に入
れ、ケース10内へポッティング樹脂70を充填する。
コア40の一端42とポッティング樹脂70の間に1次
コイル用ボビン22の底壁部が介在するため、コア40
と1次コイル用ボビン22及びポッティング樹脂70の
間で熱収縮差によるストレスが生じても、そのストレス
は1次コイル用ボビン22の弾性によって吸収され、ポ
ッティング樹脂70にクラックが発生しにくくなる。ま
た、コアが熱収縮してもマグネット82は破壊されにく
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明はプラグキャップ一体式
の点火コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなプラグキャップ一体式点火コ
イルの一例として、特開平4−143461号がある。
図4はこの要部を概略的に表示したものであって、
(A)は軸方向断面、(B)はそのB−B線断面を示
す。このプラグキャップ一体式点火コイルは、一端が開
放され他端が端子穴を有する底壁部をなす略有底筒状の
ケース1と、このケース1内へ収容された1次コイル3
及び2次コイル4と、これらのコイルの軸心部に挿入さ
れたコア5と、コイルの長手方向へ突出して端子穴を通
り、プラグキャップ2内へ入って突出端部が点火プラグ
のプラグ端子へ当接する2次出力端子6と、ケース1の
開放端側に設けられたカプラー7と、コア5の両端部に
設けられたマグネット8とを備え、ケース1内へ樹脂9
をポッティングしたものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金属のコア
5とポッティング樹脂9が直接接触しているため、両者
の熱収縮差に伴うストレスによって、ポッティング樹脂
9などの樹脂中にクラックが発生することがある。特
に、コア5の長手方向においては、ポッティング樹脂9
等の樹脂部材に大きなストレスが発生し易いので、コア
5の端部角部分から外方へ向かってクラックa、bが発
生し易くなる。また、(B)のcに示すようにコイルボ
ビンにまで入るようなクラックが発生する場合もある。
このようなクラックが発生するとコア5と2次コイル4
の間で電流がリークし易くなるため、耐電圧性能が低下
する。さらに、コア5の熱収縮によってマグネット8が
破壊されないようにする必要もある。そこで、本発明は
係る課題点の解決を主たる目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るプラグキャップ一体式点火コイルは、
一端が開放され他端が端子穴を有する底壁部をなす略有
底筒状のケースと、この底壁部側へ取付けられたプラグ
キャップと、ケース内へ収容された1次コイル及び2次
コイルと、これらのコイルの軸心部に挿入されたコア
と、コイルの長手方向へ突出してケース底壁部の端子穴
を通り突出端部がプラグキャップ内へ入る2次出力端子
と、ケースの開放端側に設けられたカプラーと備え、ケ
ース内へ樹脂をポッティングしたプラグキャップ一体式
点火コイルにおいて、1次コイルの1次コイル用ボビン
を可撓性材料を用いて略有底筒状に形成し、1次コイル
用ボビンの空間内に開口端側からマグネットとコアをこ
の順に入れることにより、マグネットとポッティング樹
脂の間に1次コイル用ボビンの底壁部を介在させたこと
を特徴とする。
【0005】この場合、マグネットと1次コイル用ボビ
ンの底壁部との間にクッション部材を介装することもで
きる。
【0006】さらに、1次コイル用ボビンの開口端部に
ケースの軸方向外方へ突出する周壁部を一体に設け、こ
の周壁部内側の空間をマグネット収容部としてマグネッ
トを収容するとともに、ケースの開放端側に位置するカ
プラーの一部に形成されたマグネットキャップを周壁部
に被せるようにすることもできる。
【0007】
【作用】1次コイル用ボビンを略有底筒状とし、この開
口端部からマグネットとコアをこの順に入れると、マグ
ネットは1次コイル用ボビンの底壁部内側に位置する。
そこで、ケース内へポッティング樹脂を充填すると、マ
グネットとポッティング樹脂の間に1次コイル用ボビン
の底壁部が介在することになり、コア及びマグネットの
角とポッティング樹脂が直接接触しなくなる。
【0008】このため、コアと周囲の樹脂部との間で熱
収縮差に伴うストレスが発生しても、そのストレスは1
次コイル用ボビンの弾性によって吸収され、ポッティン
グ樹脂及び1次コイル用ボビンにクラックが発生しにく
くなる。そのうえ、マグネットも破損されにくくなる。
【0009】また、マグネットと1次コイル用ボビンの
底壁部との間にクッション部材を介装すれば、このクッ
ション部材によりコアの熱収縮を吸収するので、コアの
熱収縮によってマグネットへ加えられる力が軽減される
ため、破壊されにくくなって耐久性が向上する。
【0010】さらに、カプラー側の1次コイル用ボビン
の開口端に壁部を設けると、この内側がマグネット収容
部となりマグネットを収容するとき位置決めが容易にな
る。そのうえ、マグネットを収容した状態でカプラーに
形成したマグネットキャップを被せると、ポッティング
樹脂の充填硬化時に内部応力が発生しても、マグネット
は壁部とマグネットキャップで保護されるから破壊のお
それが無くなる。しかも、マグネットの角とポッティン
グ樹脂が直接接触しないので、マグネットによるポッテ
ィング樹脂のクラック発生も無くなる。
【0011】
【実施例】図1乃至図3に基づいて一実施例を説明す
る。図1は本実施例に係るプラグキャップ一体式点火コ
イルの軸方向断面、図2はその2−2線断面、図3は3
−3線断面を示す。
【0012】図1において、このプラグキャップ一体式
点火コイルは、ケース10、1次コイル20、2次コイ
ル30、コア40、2次出力端子50、マグネットキャ
ップ60を備え、ケース10内はポッティング樹脂70
により充填されている。また、コア40の一端にはクッ
ション部材80とマグネット82が設けられ、他端側に
も別のマグネット84が設けられている。
【0013】ケース10は絶縁材料からなる略有底筒状
の部材であり、底壁部12には、軸線方向へ小径の筒状
に突出する突部14が形成され、その外周部にプラグキ
ャップ16が嵌合している。他端18は開放端となって
いる。
【0014】1次コイル20は、例えば、PBT又はP
ETにエラストマもしくはゴムを含浸させた材料等の可
撓性の絶縁材料からなる長尺の1次コイル用ボビン22
の外周部のうち、ケース10の開放端18側端部に形成
されている。1次コイル用ボビン22は略有底筒状の部
材であり、軸心方向略全長にコア40を収容するための
コア挿入穴24を備え、一端側は底壁部26で完全に閉
塞され、他端側は1次コイル20の端部からさらにケー
ス10の開放端18側へ向ってリブ状に延出する略角筒
状の周壁部28をなし(図3参照)、この周壁部28内
の空間がマグネット収容部29となっている。
【0015】2次コイル30は、1次コイル20と軸方
向に並んで2次出力端子50側へ形成されている。2次
コイルボビン32は1次コイル用ボビン22の外周部へ
嵌合している。2次コイル30は1次コイル20側の端
部で1次コイル20と接続されるとともに、図では見え
ないが2次出力端子50側の端部で2次出力端子50と
接続され、1次コイル20側から2次出力端子50側へ
向って電圧が高まるようになっている。
【0016】コア40は1次コイル用ボビン22の略全
長に等しい帯状部材を多数積層した公知の金属部材であ
り、2次出力端子50側の一端部42と1次コイル用ボ
ビン22の底壁部26との間にクッション材80及びマ
グネット82が介装されている。クッション部材80は
コア40の熱収縮に伴う変化を吸収するための部材であ
り、例えば、シリコンゴム又は合成ゴム等の弾性樹脂材
料が用いられる。
【0017】コア40の他端44はマグネット収容部2
9内へ臨み、マグネット収容部29内へ収容される別の
マグネット84と接している。2次出力端子50は1次
コイル用ボビン22の底壁部26からケース10の突部
14内へ突出し、その先端はプラグキャップ16内に嵌
合している点火プラグのプラグ電極86に当接し、2次
コイル30の2次電圧を2次出力端子50からプラグ電
極86へ印加するようになっている。
【0018】マグネットキャップ60は周壁部28を嵌
合するための凹部62を備え、かつその一部は、ケース
10外側方へ突出するカプラー64と一体になってい
る。カプラー64内の端子66は1次コイル20の入力
側端末へ接続されている。
【0019】ポッティング樹脂70は、エポキシ樹脂な
どの公知のものであり、ケース10の内面と、1次コイ
ル20、2次コイル30、2次出力端子50及びマグネ
ットキャップ60との間に充填され、防水並びに絶縁を
兼ねている。なお、ケース10の外周部で1次コイル2
0及び2次コイル30部分の全周には、磁気シールド部
材88が取付けられている。
【0020】このプラグキャップ一体式点火コイルを組
立てるには、1次コイル用ボビン22の外周に2次コイ
ル30を嵌合して一体化し、かつ1次コイル用ボビン2
2のコア挿入穴24内に、周壁部28側からクッション
部材80及びマグネット82をこの順に入れ、続いてコ
ア40を入れ、さらにマグネット収容部29内へマグネ
ット84を入れて周壁部28にマグネットキャップ60
を被せることにより小組立体を形成する。
【0021】この小組立体をケース10内へ入れ、2次
出力端子50を突部14内へ嵌合してから、開放端18
側よりケース10内へ未硬化状態のポッティング樹脂7
0を充填して硬化させると、全体が一体化した完成品が
得られる。
【0022】次に、本実施例の作用を説明する。図1に
おいて、コア40は可撓性の1次コイル用ボビン22内
へ収容され、かつその両端42、44はそれぞれ底壁部
26及びマグネットキャップ60によってポッティング
樹脂70と隔離されている。しかもコア40の端部42
及びマグネット82の角とポッティング樹脂70が直接
接触しなくなる。
【0023】したがって、金属製であるコア40と1次
コイル用ボビン22及びポッティング樹脂70等の樹脂
部間における熱収縮差が大きくても、この熱収縮に伴う
ストレスは1次コイル用ボビン22によって吸収され、
ポッティング樹脂70まで及びにくくなる。
【0024】その結果、コア40の両端部からポッティ
ング樹脂70内へ走るようなクラックの発生を防止し易
くなり、かつ1次コイル用ボビン22に入るようなクラ
ックも発生しにくくなる。そのうえ、マグネット82も
破壊されにくくなる。
【0025】さらに、コア40の端部42側において
は、マグネット82と底壁部26の間にクッション部材
80を介装したので、コア40の熱収縮は、このクッシ
ョン部材80の変形により吸収できる。ゆえに、コア4
0の熱収縮に伴うストレスにより、1次コイル用ボビン
22、特に底壁部26のコーナー部27等にクラックが
発生することを防止し易くなり、かつ、マグネット82
及びマグネット84の破損も防止できる。
【0026】そのうえ、コア40の端部44側において
は、周壁部28を設けることによりマグネット84の組
付時における位置決めが容易になるため作業性を向上で
きるとともに、周壁部28とマグネットキャップ60に
よりマグネット84を囲むため、ポッティング樹脂70
の充填硬化に伴って内部応力が発生しても、マグネット
84へ加わる内部応力を遮断できるため、マグネット8
4の破損も防止できる。
【0027】
【発明の効果】1次コイル用ボビンを略有底筒状とし、
この開口端部からマグネットとコアをこの順に入れ、ケ
ース内へポッティング樹脂を充填すると、マグネットと
ポッティング樹脂の間に1次コイル用ボビンの底壁部が
介在することになるとともに、コアの端部及びマグネッ
トの角とポッティング樹脂が直接接触しなくなる。
【0028】そこで、コアと他の樹脂部間との熱収縮差
に伴うストレスが発生しても、そのストレスを1次コイ
ル用ボビンの弾性によって吸収できるので、ポッティン
グ樹脂にクラックを発生しにくくできる。また1次コイ
ル用ボビンに入るようなクラックの発生も防止し易くな
り、マグネットも破壊されにくくなる。したがって、ク
ラック発生による電流のリークを防止でき、耐電圧性能
を向上させることができる。
【0029】また、マグネットと1次コイル用ボビンの
底壁部との間にクッション部材を介装すると、このクッ
ション部材によりコアの熱収縮を吸収できるので、コア
からマグネットに加わる力を軽減して破壊されにくくで
き、耐久性を向上できる。
【0030】さらに、カプラー側の2次コイル用ボビン
の開口端に壁部を設け、この内側をマグネット収容部に
すると、マグネットを収容するとき位置決めが容易にな
るので、組立時の作業性を向上できる。
【0031】そのうえ、マグネットを収容した状態でカ
プラーに形成したマグネットキャップを被せると、ポッ
ティング樹脂の充填硬化時に内部応力が発生しても、マ
グネットは壁部とマグネットキャップで保護されるから
破壊のおそれが無くなる。しかも、マグネットの角とポ
ッティング樹脂が直接接触しなくなるので、マグネット
によるポッティング樹脂のクラックが発生しにくくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るプラグキャップ一体式点火コイ
ルの軸方向断面図
【図2】図1における2−2線断面図
【図3】図1における3−3線断面図
【図4】従来例の概略説明図
【符号の説明】
10:ケース、16:プラグキャップ、20:1次コイ
ル0、26:底壁部6、28:周壁部、30:2次コイ
ル、40:コア、50:2次出力端子、60:マグネッ
トキャップ、70:ポッティング樹脂、80:クッショ
ン部材、82:マグネット、84:マグネット、86:
プラグ電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金属のコア
5とポッティング樹脂9が直接接触しているため、両者
の熱収縮差に伴うストレスによって、ポッティング樹脂
9などの樹脂中にクラックが発生することがある。特
に、コア5の長手方向においては、ポッティング樹脂9
等の樹脂部材に大きなストレスが発生し易いので、コア
5の端部角部分から外方へ向かってクラックa、bが発
生し易くなる。また、(B)のに示すようにコイルボ
ビンにまで入るようなクラックが発生する場合もある。
このようなクラックが発生するとコア5と2次コイル4
の間で電流がリークし易くなるため、耐電圧性能が低下
する。さらに、コア5の熱収縮によってマグネット8が
破壊されないようにする必要もある。そこで、本発明は
係る課題点の解決を主たる目的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るプラグキャップ一体式点火コイルは、
一端が開放され他端が端子穴を有する底壁部をなす略有
底筒状のケースと、この底壁部側へ取付けられたプラグ
キャップと、ケース内へ収容された1次コイル及び2次
コイルと、これらのコイルの軸心部に挿入されたコア
と、コイルの長手方向へ突出してケース底壁部の端子穴
を通り突出端部がプラグキャップ内へ入る2次出力端子
と、ケースの開放端側に設けられたカプラーと備え、
ケース内へ樹脂をポッティングしたプラグキャップ一体
式点火コイルにおいて、1次コイルの1次コイル用ボビ
ンを可撓性材料を用いて略有底筒状に形成し、1次コイ
ル用ボビンの空間内に開口端側からマグネットとコアを
この順に入れることにより、マグネットとポッティング
樹脂の間に1次コイル用ボビンの底壁部を介在させたこ
とを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】さらに、カプラー側の1次コイル用ボビン
の開口端に壁部を設けると、この内側がマグネット収容
部となりマグネットを収容するとき位置決めが容易にな
る。そのうえ、マグネットを収容した状態でカプラーに
形成したマグネットキャップを被せると、ポッティング
樹脂の充填硬化時に内部応力が発生しても、マグネット
は壁部とマグネットキャップで保護されるから破壊のお
それが無くなる。しかも、マグネットの角とポッティン
グ樹脂が直接接触しないので、コアとポッティング樹脂
の熱収縮差によるポッティング樹脂のクラック発生も無
くなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】さらに、コア40の端部42側において
は、マグネット82と底壁部26の間にクッション部材
80を介装したので、コア40の熱収縮は、このクッシ
ョン部材80の変形により吸収できる。ゆえに、コア4
0の熱収縮に伴うストレスにより、1次コイル用ボビン
22、特に底壁部26のコーナー部等にクラックが発生
することを防止し易くなり、かつ、マグネット82及び
マグネット84の破損も防止できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10:ケース、16:プラグキャップ、20:1次コイ
ル、26:底壁部、28:周壁部、30:2次コイル、
40:コア、50:2次出力端子、60:マグネットキ
ャップ、70:ポッティング樹脂、80:クッション部
材、82:マグネット、84:マグネット、86:プラ
グ電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が開放され他端が端子穴を有する底壁
    部をなす略有底筒状のケースと、この底壁部側へ取付け
    られたプラグキャップと、ケース内へ収容された1次コ
    イル及び2次コイルと、これらのコイルの軸心部に挿入
    されたコアと、コイルの長手方向へ突出してケース底壁
    部の端子穴を通り突出端部がプラグキャップ内へ入る2
    次出力端子と、ケースの開放端側に設けられたカプラー
    と備え、ケース内へ樹脂をポッティングしたプラグキャ
    ップ一体式点火コイルにおいて、1次コイルの1次コイ
    ル用ボビンを可撓性材料を用いて略有底筒状に形成し、
    1次コイル用ボビンの空間内に開口端側からマグネット
    とコアをこの順に入れることにより、マグネットとポッ
    ティング樹脂の間に1次コイル用ボビンの底壁部を介在
    させたことを特徴とするプラグキャップ一体式点火コイ
    ル。
  2. 【請求項2】マグネットと1次コイル用ボビンの底壁部
    との間にクッション部材を介装したことを特徴とする請
    求項1記載のプラグキャップ一体式点火コイル。
  3. 【請求項3】1次コイル用ボビンの開口端部にケースの
    軸方向外方へ突出する周壁部を一体に設け、この周壁部
    内側の空間をマグネット収容部としてマグネットを収容
    するとともに、ケースの開放端側に位置するカプラーの
    一部に形成されたマグネットキャップを周壁部に被せた
    ことを特徴とする請求項記載のプラグキャップ一体式点
    火コイル。
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