JPH0886077A - 段差解消用傾斜台座 - Google Patents

段差解消用傾斜台座

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JPH0886077A
JPH0886077A JP22481094A JP22481094A JPH0886077A JP H0886077 A JPH0886077 A JP H0886077A JP 22481094 A JP22481094 A JP 22481094A JP 22481094 A JP22481094 A JP 22481094A JP H0886077 A JPH0886077 A JP H0886077A
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JP
Japan
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pedestal
stepped section
inclined pedestal
height
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP22481094A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ikenotani
真司 池ノ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、家の中にある敷居等の小さな段差に
押し当てることで段差を解消することができる台座で、
しかも、この段差の高さに応じて簡単に調節することが
でき、かつ、一層のすべり止め加工を施した段差解消用
の傾斜台座を提供することを目的とする。 【構成】段差解消用傾斜台座(10)が、前記傾斜面の
表面に幅方向に沿って適宜の数の鋸刃状の横溝(12)
を設け、この横溝底部(12a)から傾斜台座の少なく
とも片側の断面(16)に、床面(13)方向に向かっ
て垂直に切断溝(11)を設けて、この切断溝(11)
に沿って適宜な箇所の傾斜台座を切断し分断すること
で、垂直面を段差の高さに調整することを可能とし、前
記傾斜台座の床面(13)及び傾斜面(15)に弾性部
材(d,d)を貼着したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば家の中にある敷
居等の小さな段差を簡単に解消することができ、しか
も、すべり止め加工を施して、老人や子供達の家の中で
のつまずきの防止、或いは車椅子、掃除機の車輪通過の
ための段差解消用傾斜台座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅における各部屋の造作は、老
人から子供達までが使い易いように和洋折衷方式の間取
りが主流を占めるようになってきた。このために和室の
敷居とと廊下、或いは和室と洋間の境界には各間取りの
美観を向上させる、或いは各部屋の特徴を明確にする等
を含め、敷居を挟んで段差を付けて区別するような傾向
がある。この段差は一般的に5〜30cm程度の範囲に
なっている。この段差によって、例えば老人や子供達が
よくつまずき、なかには怪我をするなどの事故が発生し
ている。これらの事故を防止するため、段差を簡単に解
消する用具が数多く提案されている。
【0003】例えば、実開昭56−31182号公報に
よれば、断面略三角形状とした合成樹脂の中空体製とな
っており、このため弾性があって、つまずき防止ばかり
でなく、車椅子や掃除機等の移動も容易にできるように
した敷居のつまずき防止装置が提案されている。また、
実開昭61−20837号公報によれば、断面が楔形状
の細長い板で、その傾斜面にすべり止めの溝を入れて敷
居等の段差に当てて、その両端に設けた取り付け孔を利
用して螺子等で固定するか、裏面に両面粘着テープを貼
り固定する段差補正傾斜板が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た敷居つまずき防止装置や段差補正傾斜板は、いずれも
最初から敷居等の段差に合わせて特別に作られたもの
で、多種多様の家の中の段差に対応することができず
に、その場所専用の段差解消用の用具になっていた。ま
た、段差の高さの調整ができないために、他の所で必要
な場合には新たに製作することになり製作費用も高いも
のになっていた。
【0005】そこで本発明は、家の中にある敷居等の小
さな段差に押し当てることで段差を解消することができ
る台座で、しかも、この段差の高さに応じて簡単に調節
することができ、かつ、一層のすべり止め加工を施した
段差解消用の傾斜台座を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、合成樹脂材又は木質材料からなる基材
を、段面直角三角形に加工して楔形状に形成し、この断
面直角三角形の直角を挟んだ下辺を床面(13)とし、
また、直角を挟んだ他方の面を垂直面(14)として、
さらに断面直角三角形における斜辺を傾斜面(15)と
して、家の中のの段差箇所に載置される段差解消用の傾
斜台座(10)において、前記傾斜面の表面に幅方向に
沿って適宜の数の鋸刃状の横溝(12)を設け、この横
溝底部(12a)から傾斜台座の少なくとも片側の断面
(16)に、床面(13)方向に向かって垂直に切断溝
(11)を設けて、この切断溝(11)に沿って適宜な
箇所の傾斜台座を切断し分断することで、垂直面を段差
の高さに調整することを可能とした段差解消用の傾斜台
座であって、前記傾斜台座の床面(13)及び傾斜面
(15)に弾性部材(d,d)を貼着したことを特徴と
する段差解消用傾斜台座である。
【0007】
【作用】以上の構成により本発明の段差解消傾斜台座
(10)は、家の中の段差を解消するためのもので、敷
居と廊下等の段差のある箇所に前記傾斜台座を取り付け
る際に、段差の高さに応じて所定の位置の横溝底部(1
2a)から切断溝(11)に沿って切断し台座を分断す
ることで、台座の垂直面(14)の元の高さ(H)を任
意の高さ(H1)に自由に調整することができるので、
職人さんに頼まなくとも段差の高さに合わせることが可
能となる。しかも、貼着した弾性部材(d)は分断され
た台座の傾斜面(15)及び床面(13)にも残るので
すべり止め効果は低下しない。
【0008】
【実施例】以下、図に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の実施例における段差解消用傾斜台
座の一例を示す断面説明図(a)と拡大部分説明図
(b)である。
【0009】図1に示すように、本発明の段差解消用傾
斜台座(10)は、基材として合成樹脂又は木質材料を
直角三角形に加工して楔型形状に形成されており、家の
中の例えば敷居(S)を挟んで廊下の床面と和室との段
差のある箇所に取り付けるようにして傾斜面を形成し、
老人や子供達のつまずき防止、或いは車椅子、掃除機等
が滑らかに移動できるようにしたものである。上記傾斜
台座(10)は、図1(a)に示すように、断面直角三
角形の直角を挟んだ下辺を床面(13)として、直角を
挟んだ他方の面を垂直面(14)としたもので、さらに
段面直角三角形における斜辺を傾斜面(15)としたも
のである。また、限定をするものではないが、床面(1
3)と傾斜面(15)の接する角度(α)を10度〜1
5度程度とし、垂直面(14)の高さ(H)を50〜1
00mm程度の直角三角形の楔型にすることが好まし
い。この幅寸法については、廊下等の幅に合わせて適当
な幅寸法でよいが、車椅子等の通過用であれば複数個の
幅狭の台座にして、車輪間隔に合わせて取り付けること
もできる。
【0010】この断面直角三角形の斜辺である傾斜面
(15)の表面には幅方向に沿って、適宜な数の鋸刃状
の横溝(12)を設けて滑り止めとしたものである。な
お、この横溝(12)の形状については、図示した形状
に限定するものではなく、凹溝状、凸状等でもよい。ま
た、少なくとも片側の断面(16)に、前記横溝底部
(12a)より床面(13)方向に向かって切断溝(1
1)を設けたもので、この切断溝(11)は、垂直面
(14)の高さ(H)を調整するために傾斜台座(1
0)を分段する際の切断目安線の役割をするものであ
る。
【0011】すなわち、図2に示すように、本発明の傾
斜台座(10)は、例えば家の中の敷居(S)等の段差
の高さを計り、この寸法と台座の横溝底部(12a)か
ら床面(13)迄の同じ寸法の箇所を決めて、所定位置
の横溝底部(12a)から断面(16)に設けた切断溝
(11)に沿って鋸等で切断することで、元の垂直面
(14)の高さ(H)を予め測定した敷居との段差の高
さ(H1)に調整することができる。また幅方向も取り
付け箇所に合わせて切断することも可能であり、したが
って、この切断は素人にも簡単に任意の高さにすること
が可能となる。
【0012】さらにこの傾斜台座(10)の床面(1
3)と傾斜面(15)の表面には、合成ゴムやポリウレ
タン樹脂等の弾性部材(d,d)を貼着するか、塗工す
ることで傾斜面及び床面の一層の滑り止め効果が生ず
る。この滑り止めは、台座を螺子等で固定しなくとも移
動しにくく、しかも廊下等の床面を傷付けることが無く
なる。さらに高さを調整するために傾斜台座を所定の箇
所で分断して小さくしても、この弾性部材は残り滑り止
めの効果は低下することがない。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示すような効果がある。まず、これからの高齢化社会に
向け段差解消は大きな課題であり、設計段階での段差解
消は勿論、現在住んでいる住宅や簡単なリフォーム時で
の既存の段差解消のために有効な技術になる。すなわ
ち、本発明の傾斜台座の基材は、樹脂の押出し成形或い
は木質材料の場合はルーターカット等既存の技術の利用
により安価に製作することができ、しかもこの傾斜台座
は現場合わせで簡単に高さの調整ができるので、素人で
あっても段差を解消することができる等の優れた効果が
生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における段差解消用傾斜台座の
一例を示す断面説明図(a)と拡大部分説明図(b)で
ある。
【図2】本発明の段差解消用傾斜台座の設置例の一例を
示す説明図である。
【符号の説明】
10……傾斜台座 11……切断溝 12……横溝 12a…横溝底部 13……床面 14……垂直面 15……傾斜面 16……段面 d ……弾性部材 α ……角度 H,H1 ……高さ S ……敷居

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂材又は木質材料からなる基材を、
    段面直角三角形に加工して楔形状に形成し、この断面直
    角三角形の直角を挟んだ下辺を床面(13)とし、ま
    た、直角を挟んだ他方の面を垂直面(14)として、さ
    らに断面直角三角形における斜辺を傾斜面(15)とし
    て、家の中の段差箇所に載置される段差解消用の傾斜台
    座(10)において、前記傾斜面の表面に幅方向に沿っ
    て適宜の数の鋸刃状の横溝(12)を設け、この横溝底
    部(12a)から傾斜台座の少なくとも片側の断面(1
    6)に、床面(13)方向に向かって垂直に切断溝(1
    1)を設けて、この切断溝(11)に沿って適宜な箇所
    の傾斜台座を切断し分断することで、垂直面を段差の高
    さに調整することを可能とした段差解消用の傾斜台座で
    あって、前記傾斜台座の床面(13)及び傾斜面(1
    5)に弾性部材(d,d)を貼着したことを特徴とする
    段差解消用傾斜台座。
JP22481094A 1994-09-20 1994-09-20 段差解消用傾斜台座 Pending JPH0886077A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003020781A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Echigo Kogyo Kk 敷居段差用補助具
JP2010180543A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Aron Kasei Co Ltd スロープ材
CN105569325A (zh) * 2016-02-04 2016-05-11 浙江亚厦装饰股份有限公司 一种找平装置、墙面总成以及安装方法
CN107088530A (zh) * 2017-05-10 2017-08-25 安徽捷迅光电技术有限公司 自适应柔性夹指
JP2018003416A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 東リ株式会社 仕切り部材、及び床面仕切り構造

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