JPH0885988A - 排水用配管部材 - Google Patents

排水用配管部材

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JPH0885988A
JPH0885988A JP22364594A JP22364594A JPH0885988A JP H0885988 A JPH0885988 A JP H0885988A JP 22364594 A JP22364594 A JP 22364594A JP 22364594 A JP22364594 A JP 22364594A JP H0885988 A JPH0885988 A JP H0885988A
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swirling
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JP22364594A
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Masao Nakaishi
正雄 仲石
Noriyuki Toyama
敬之 外山
Yoshitaka Abe
嘉孝 安部
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回力を低下させることなく、テーパ室内に
おいて固形物の十分なる通路を確保することができる排
水用配管部材を提供する。 【構成】 上部に排水立管2の上接合口部6を有し且つ
側面部に横枝管8の横接合口部10を有した膨径室3
と、該膨径室の下部で下しぼみ状に設けられ下部に排水
立管2の下接合口部7を有したテーパ室4とから成る排
水用配管部材である。前記テーパ室4の内周面には排水
流に旋回流を起こさせるべく傾斜した複数枚の旋回整流
板23〜25が突設されており、これら旋回整流板はそ
の突出量が異なるように形成されている。特に、膨径室
3から流下する排水流の偏流に対応する旋回整流板23
はその突出量を大きく形成し、他の旋回整流板24、2
5はその突出量を小さく形成するのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層建築物等におい
て、上下方向に配管する排水立管と水平方向に配管する
横枝管とを接合する部分へ用いる排水用配管部材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の排水用配管部材50を示す
ものであって、この配管部材50は、上部に排水立管2
の上接合口部51を有し且つ側面部に横枝管8の横接合
口部52を有した膨径室53と、該膨径室53の下部で
下しぼみ状に設けられ、下部に排水立管2の下接合口部
54を有したテーパ室55とから成る。
【0003】膨径室53の内部には、上接合口部51よ
りも一回り径小となる半円筒状をした垂下壁56が設け
られ、該垂下壁56の内周面に、その上縁部から下縁部
にわたって傾斜する状態で偏流板57が設けられてい
る。またテーパ室55の内部には、偏流板57により偏
流された排水の流れを受ける位置に、同一螺旋方向に沿
った傾斜を有する1枚の旋回整流板58が設けられてい
る。
【0004】従って上接合口部51から流下する排水流
は、この偏流板57に当たって斜め下方を指向すると共
に、旋回整流板58に導かれて膨径室53の内周面乃至
テーパ室55の内周面に沿った旋回流が誘発されるよう
になるので、これによって下方の排水立管2側で空気コ
アが形成され、流下障害が生じないようになっている。
【0005】ところが、旋回整流板58が1枚しか設け
られていない場合、排水流を旋回する作用が小さく、十
分な旋回流を起こさせることができないため、空気コア
が形成され難い場合があった。このため、特公平5−6
1414号公報に開示されているように、テーパ室の内
周面に複数枚の旋回整流板を等配状に具備させた配管部
材も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示のもの
では、複数枚の旋回整流板を備えているため比較的良好
な旋回力を付与することができる。しかしながら、テー
パ室内に複数枚の旋回整流板を設けると、固形物の通過
に有効な内径がそれらの突端部相互間によって規制され
て狭いものとなり、排水流に含まれる固形物がテーパ室
内を通過しようとする場合、旋回整流板の突端部に引っ
掛かり、著しい場合には詰まりが生じるという問題があ
る。近年、固形物の円滑な通過を確保するため、管に試
験球を投入することも行われているが、かかる試験球の
通りが困難な状況にある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、旋回力を低下させることなく、テーパ室内に
おいて固形物の十分なる通路を確保することができる排
水用配管部材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の排水用配管部材
は、上部に排水立管の上接合口部を有し且つ側面部に横
枝管の横接合口部を有した膨径室と、該膨径室の下部で
下しぼみ状に設けられ下部に排水立管の下接合口部を有
したテーパ室とから成る排水用配管部材において、前記
テーパ室の内周面には排水流に旋回流を起こさせるべく
傾斜した複数枚の旋回整流板が突設されており、これら
旋回整流板はその突出量が異なるように形成されてい
る。この際、膨径室から流下する排水流の偏流に対応す
る旋回整流板はその突出量を大きく形成し、他の旋回整
流板はその突出量を小さく形成するのがよい。
【0009】
【作用】テーパ室の内周面には複数枚の旋回整流板が設
けられているので、排水流に十分な旋回力を付与するこ
とができる。また、旋回整流板はその突出量が異なるた
め、排水の本流が当たる旋回整流板を大きくし、他の旋
回整流板の突出量を小さくすることにより、旋回力を減
少させることなく、各旋回整流板の突端部相互間に形成
される有効内径を大きくすることができる。
【0010】特に、膨径室に流下する排水を予め偏流さ
せるための偏流板を設ける場合、この偏流板により偏流
された排水の流れを受ける旋回整流板を大きくすること
により、排水に強力な旋回力を付与することができ、他
の旋回整流板により横枝管から膨径室に流入する排水も
効率よく旋回させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。本発明に係る配管部材1の実施例を示す図1から明
らかなように、この配管部材1についても、基本的には
排水立管2より径大な膨径室3と、該膨径室3の下部で
下しぼみ状に設けられたテーパ室4とを具備したもので
ある。また、膨径室3の上部には上接合口部6が、テー
パ室4の下部には下接合口部7がそれぞれ設けられ、排
水立管2を互いに同軸で差し込み保持できるようになっ
ていると共に、膨径室3の側面部には横枝管8の接合を
可能にする横接合口部10(図面では三方に設けられた
ものを示した)が設けられている。
【0012】上記膨径室3には、横接合口部10の設け
られていない側面部分の内側壁部12に偏流板14が突
設されている。この偏流板14は、図2に示すように膨
径室3を挟んで相反する位置付けとなる2つの横接合口
部10の相互間で、その一方寄りを上端部、他方寄りを
下端部とするように傾斜して設けられている。内側壁部
12における偏流板14の上端寄り上部及び下端寄り上
部には、それぞれ側面形状が三角形を呈した指向制限片
18,19が設けられており、排水流が偏流板14に衝
突してその水平方向周辺へ飛散し、横接合口部10内へ
流入するのを阻止している。
【0013】このような膨径室3に対し、その下部に設
けられたテーパ室7の内周面には、上記偏流板14と同
一螺旋方向に沿って傾斜する(図1参照)複数枚(図面
では3枚)の旋回整流板23〜25が等配状に突設され
ている。これら旋回整流板23〜25は、その周方向の
位置付けに応じ、膨径室3から流下する排水流の偏流を
受けるもの(以下、「偏流用旋回整流板」と言う)と、
横接合口部10から流下する排水流の支流に主として対
応するもの(以下、「支流用旋回整流板」と言う)と
に、その作用上から分類される。偏流用旋回整流板の形
成位置は、偏流板14に対する高さ方向位置や膨径室3
の内径等によって異なるものであるが、要するに旋回し
ながら膨径室3内を流下する偏流を受ける位置に設けれ
ばよい。いま仮に、偏流板14の真下部に位置付けられ
ている旋回整流板23を偏流用のものとし、他の旋回整
流板24,25を支流用のものとして説明する。
【0014】偏流用旋回整流板23は、図3及び図4に
示すようにテーパ室4の内周面からの突出量Eが、支流
用旋回整流板24,25における突出量eよりも約2倍
程度、大きくなるように形成されている。偏流用旋回整
流板23は、標準となる大きさを拡大したものであり、
支流用旋回整流板24,25は、偏流用旋回整流板23
の拡大化に相応して、標準となる大きさを縮小化したも
のである。従って、テーパ室4の内径を実質的に大型化
することなく、各旋回整流板23〜25の突端部相互間
を所定径以上(直径90mmの試験球Tが容易に通過す
る程度)に保持させるようになっている。本実施例で
は、支流用旋回整流板24,25に対する偏流用旋回整
流板23の翼面積比が丁度2倍となるように、各突出量
E及びeを決定してある。
【0015】このようにして成る本発明の配管部材1に
おいて、上接合口部6から膨径室3内へ流下する排水流
は、偏流板14に衝突して斜め下方を指向した後、主と
して偏流用旋回整流板23に導かれ、膨径室3の内周面
乃至テーパ室4の内周面に沿った旋回流を起こすように
なる。一方、横接合口部10から膨径室3内へ流入する
排水流の支流は、主として支流用旋回整流板24,25
に導かれ、膨径室3の内周面乃至テーパ室4の内周面に
沿った旋回流を起こすようになる。このようにそれぞれ
の排水流は、迅速且つ確実に、しかも強力な旋回流とさ
れる。
【0016】本発明において、旋回整流板23〜25に
おける周方向の位置付け、即ち、作用上の分類は、前記
したように偏流板14に対する高さ方向位置付けや膨径
室3の内径等によって適宜設定されるものである。前記
実施例においては、旋回整流板の枚数を3枚としたが、
これに限らず、旋回整流板の枚数は2枚、あるいは4枚
以上とすることも可能である。また、その翼形状等は何
ら限定されるものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明の排水用管部材によれば、複数枚
の旋回整流板を設けられ、しかも各旋回整流板はその突
出量を異なるように形成してあるので、排水流の本流や
偏流を受ける旋回整流板を大きく、他の旋回整流板を小
さく形成することにより、旋回力を可及的に減少させる
ことなく、各旋回整流板の突出部相互間に大径の固形物
通過開口面積を確保することができ、固形物の通過障害
を生じさせることなく、十分な旋回流を形成することが
でき、流下障害が生じるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管部材を示す透明図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】(a)は図3のC−C線断面図、(b)は図3
のD−D線断面図である。
【図5】従来の配管部材を示す透明図である。
【符号の説明】
1 配管部材 2 排水立管 3 膨径室 4 テーパ室 6 上接合口部 7 下接合口部 8 横枝管 10 横接合口部 23 旋回整流板(排水流の偏流に対応するもの) 24 旋回整流板(排水流の支流に対応するもの) 25 旋回整流板(排水流の支流に対応するもの)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に排水立管(2)の上接合口部
    (6)を有し且つ側面部に横枝管(8)の横接合口部
    (10)を有した膨径室(3)と、該膨径室(3)の下
    部で下しぼみ状に設けられ下部に排水立管(2)の下接
    合口部(7)を有したテーパ室(4)とから成る排水用
    配管部材において、 前記テーパ室(4)の内周面には排水流に旋回流を起こ
    させるべく傾斜した複数枚の旋回整流板(23〜25)
    が突設されており、これら旋回整流板(23〜25)は
    その突出量が異なるように形成されていることを特徴と
    する排水用配管部材。
  2. 【請求項2】 膨径室(3)から流下する排水流の偏流
    に対応する旋回整流板(23)はその突出量が大きく形
    成され、他の旋回整流板(24,25)はその突出量が
    小さく形成されている請求項1に記載した排水用配管部
    材。
JP22364594A 1994-09-19 1994-09-19 排水用配管部材 Expired - Lifetime JP2912827B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001227019A (ja) * 2000-02-15 2001-08-24 Kubota Corp 排水用配管部材
JP2006037371A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Kubota Corp 排水集合管

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JP2001227019A (ja) * 2000-02-15 2001-08-24 Kubota Corp 排水用配管部材
JP2006037371A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Kubota Corp 排水集合管

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