JPH088540B2 - マルチキャリア制御装置 - Google Patents

マルチキャリア制御装置

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JPH088540B2
JPH088540B2 JP1208263A JP20826389A JPH088540B2 JP H088540 B2 JPH088540 B2 JP H088540B2 JP 1208263 A JP1208263 A JP 1208263A JP 20826389 A JP20826389 A JP 20826389A JP H088540 B2 JPH088540 B2 JP H088540B2
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control
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carrier
frequency conversion
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靖仁 磯江
慎一 三上
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小型で安価な衛星通信地球局(以下、単に
「小型地球局」という)において、1つの電力増幅周波
数変換装置にて、複数の変復調装置の信号伝送を行うマ
ルチキャリア制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、小型地球局では、1つの変復調装置と1つの電
力増幅周波数変換装置により1つの搬送波を送出すると
ともに、変復調装置から送出される出力電力制御信号と
電力増幅器の出力電力信号との差値を検出し、この差値
に基づいて自動電力制御を行って送信出力電力を安定す
るように構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上述した従来の小型地球局において、1つ
の電力増幅周波数変換装置に複数の変復調装置を接続し
て搬送波を送出しようとすると、送出される搬送波の数
によって電力増幅器の出力電力信号が変動し、これに伴
って自動電力制御が動作し、送出されるすべての搬送波
の送信出力電力が変動するという問題がある。
本発明の目的は、送出される搬送波の数が変化しても
搬送波の送信出力電力が変動しないように自動電力制御
の動作を行うことができるマルチキャリア制御装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のマルチキャリア制御装置は、変復調装置から
送出される複数の搬送波を等化回路、合成回路、合成器
を通して合成した上で電力増幅周波数変換装置から送出
するように構成した信号伝送装置において、前記変復調
装置から送出される複数の制御信号と制御データ信号の
重畳された搬送波を分離する分波器と、前記制御信号で
各搬送波の有無を検出する搬送波検出回路と、この搬送
波検出回路の検出結果に基づいて自動電力制御を行う搬
送波を決定しかつ自動電力制御基準レベルを設定する制
御回路と、自動電力制御信号のON、OFFを行う電力増幅
周波数変換装置制御回路と、前記変復調装置からの制御
データ信号を前記制御回路に送出し前記制御回路からの
出力電力制御信号を前記合成器に送出する通信回路とを
備えている。
そして、前記合成器は、複数の合成された搬送波に出
力電力制御信号と自動電力制御信号を重畳して前記電力
増幅周波数変換装置に送出する機能を有し、前記電力増
幅周波数変換装置制御回路は、前記制御回路から出力さ
れる自動制御を行う搬送波と現在送出されている搬送波
とを比較して自動電力制御信号のON,OFFを行うように構
成している。
また、本発明において、制御回路は、搬送波検出回路
の検出結果を一定時間の間隔ごとに計測し、各搬送波の
送信している時間を求め、計測時間と比をとることによ
って、各搬送波の送信時間率を算出し、その算出結果に
より自動電力制御を行う決められた送信時間率以上の搬
送波を一定時間ごとに決定し、かつ決定された各搬送波
のトータルパワーを算出し、この算出結果を自動電力制
御基準レベルとして設定するように構成される。
〔作用〕
この構成では、搬送波の数により電力増幅周波数変換
装置の自動電力制御基準レベルを一定時間ごとに設定
し、この設定した一定時間内に搬送波の数が変化しても
自動電力制御信号がOFFになり、電力増幅周波数変換装
置の自動電力制御が保持状態となることによって電力増
幅周波数変換装置の利得が固定され各搬送波の送信出力
電力が変動しないように自動電力制御の動作を行うこと
ができる。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明のマルチキャリア制御装置の一実施例
のブロック回路図である。この図において、変復調装置
1から送出されるN波(Nは1以上)の制御信号及び制
御データ信号の重畳された搬送波は、分波器2において
搬送波a,搬送波のON,OFFに同期した制御信号b,各変復調
装置の自動電力制御基準レベル値を示す制御データ信号
cに分けられる。そして、搬送波aは等化回路3へ、制
御信号bは搬送波検出回路4へ、制御データ信号cは通
信回路5へそれぞれ送出される。
等化回路3は、N波の送信系の振幅周波数特性を等化
して合成回路6へ送出する。
搬送波検出回路4は、N波の各制御信号bの有無を検
出して制御回路8へ検出結果を送出する。例えば10MHz
信号の有無によって検出する。
通信回路5は、変復調装置1からの出力電力制御信号
cを制御回路8に送出し、制御回路8からの出力電力制
御信号dを電力増幅周波数変換装置10に送出する。
合成回路6は、等化回路3にて等化されたN波の搬送
波を合成し合成器7へ送出する。
合成器7は、N波の合成された搬送波に出力電力制御
信号dと自動電力制御信号eを重畳し、電力増幅周波数
変換装置10に送出する。
制御回路8は、搬送波検出回路4の検出結果を一定時
間の間隔ごとに計測し、各搬送波の送信している時間を
求め、計測時間と比をとることによって、各搬送波の送
信時間率を算出する。その算出結果により自動電力制御
を行う決められた送信時間率以上の搬送波を一定時間ご
とに決定し、かつ決定された各搬送波のトータルパワー
を算出する。この算出結果と自動電力制御基準レベルと
し通信回路5へ送出する。
電力増幅周波数変換装置制御回路9は、制御回路8で
決定された自動電力制御を行う搬送波と、現在送出され
ている各搬送波を比較し、同じ搬送波が送出されている
時は、自動電力制御信号eをONにし、異なる時には自動
電力制御信号eをOFFにする。
したがって、この制御装置では、制御回路8において
搬送波の数により電力増幅周波数変換装置10の自動電力
制御基準レベルを一定時間ごとに設定し、この設定した
一定時間内に搬送波の数が変化しても自動電力制御信号
eがOFFになり、電力増幅周波数変換装置10の自動電力
制御が保持状態となることによって電力増幅周波数変換
装置10の利得が固定され各搬送波の送信出力電力が変動
しない。
変化させるので、搬送波の数が変化しても搬送波の送
信出力電力が変動しないように電力増幅周波数変換装置
10の自動電力制御を行うことができる。
なお、制御回路8はデジタル信号処理を行なうので、
その部分の機能をマイクロプロセッサによって簡単に実
現でき、回路の小型化,経済化を図ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、複数の搬送波の有無を
検出した結果に基づいて制御回路では自動電力制御を行
う搬送波を決定しかつ自動電力制御基準レベルを設定
し、この制御回路からの出力に基づいて自動電力制御を
行うように構成しているので、搬送波の数により電力増
幅周波数変換装置の自動電力制御基準レベルを変化する
ことができ、送出される搬送波の数が変化しても搬送波
の送信出力電力が変動しないように自動電力制御の動作
を行うことができる。また、制御回路はマイクロプロセ
ッサにより構成できるため、小型地球局におけるマルチ
キャリアによる自動電力制御が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック回路図である。 1……変復調装置、2……分波器、3……等化回路、4
……搬送波検出回路、5……通信回路、6……合成回
路、7……合成器、8……制御回路、9……電力増幅周
波数変換装置制御回路、10……電力増幅周波数変換装
置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−112516(JP,A) 特開 昭50−12855(JP,A) 特開 平1−238331(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変復調装置から送出される複数の搬送波を
    等化回路、合成回路、合成器を通して合成した上で電力
    増幅周波数変換装置から送出するように構成した信号伝
    送装置において、前記変復調装置から送出される複数の
    制御信号と制御データ信号の重畳された搬送波を分離す
    る分波器と、前記制御信号で各搬送波の有無を検出する
    搬送波検出回路と、この搬送波検出回路の検出結果に基
    づいて自動電力制御を行う搬送波を決定しかつ自動電力
    制御基準レベルを設定する制御回路と、自動電力制御信
    号のON、OFFを行う電力増幅周波数変換装置制御回路
    と、前記変復調装置からの制御データ信号を前記制御回
    路に送出し前記制御回路からの出力電力制御信号を前記
    合成器に送出する通信回路とを備え、前記合成器は、複
    数の合成された搬送波に出力電力制御信号と自動電力制
    御信号を重畳して前記電力増幅周波数変換装置に送出す
    る機能を有し、前記電力増幅周波数変換装置制御回路
    は、前記制御回路から出力される自動制御を行う搬送波
    と現在送出されている搬送波とを比較して自動電力制御
    信号のON,OFFを行うように構成したことを特徴とするマ
    ルチキャリア制御装置。
  2. 【請求項2】変復調装置から送出される複数の搬送波を
    等化回路、合成回路、合成器を通して合成した上で電力
    増幅周波数変換装置から送出するように構成した信号伝
    送装置において、前記変復調装置から送出される複数の
    制御信号と制御データ信号の重畳された搬送波を分離す
    る分波器と、前記制御信号で各搬送波の有無を検出する
    搬送波検出回路と、この搬送波検出回路の検出結果に基
    づいて自動電力制御を行う搬送波を決定しかつ自動電力
    制御基準レベルを設定する制御回路と、自動電力制御信
    号のON、OFFを行う電力増幅周波数変換装置制御回路
    と、前記変復調装置からの制御データ信号を前記制御回
    路に送出し前記制御回路からの出力電力制御信号を前記
    合成器に送出する通信回路とを備え、前記合成器は、複
    数の合成された搬送波に出力電力制御信号と自動電力制
    御信号を重畳して前記電力増幅周波数変換装置に送出す
    る機能を有し、前記電力増幅周波数変換装置制御回路
    は、前記制御回路から出力される自動制御を行う搬送波
    と現在送出されている搬送波とを比較して自動電力制御
    信号のON,OFFを行う機能を有し、前記制御回路は、搬送
    波検出回路の検出結果を一定時間の間隔ごとに計測し、
    各搬送波の送信している時間を求め、計測時間と比をと
    ることによって、各搬送波の送信時間率を算出し、その
    算出結果により自動電力制御を行う決められた送信時間
    率以上の搬送波を一定時間ごとに決定し、かつ決定され
    た各搬送波のトータルパワーを算出し、この算出結果を
    自動電力制御基準レベルとして設定する機能を有するこ
    とを特徴とするマルチキャリア制御装置。
JP1208263A 1989-08-11 1989-08-11 マルチキャリア制御装置 Expired - Fee Related JPH088540B2 (ja)

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JPH0779268B2 (ja) * 1993-03-11 1995-08-23 日本電気株式会社 衛星通信地球局の送信レベル制御装置
JPH07283743A (ja) * 1994-04-12 1995-10-27 Fujitsu Ltd マルチキャリア無線送信装置

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