JPH0646013A - Ｃ／ｎ測定装置 - Google Patents
Ｃ／ｎ測定装置Info
- Publication number
- JPH0646013A JPH0646013A JP4199887A JP19988792A JPH0646013A JP H0646013 A JPH0646013 A JP H0646013A JP 4199887 A JP4199887 A JP 4199887A JP 19988792 A JP19988792 A JP 19988792A JP H0646013 A JPH0646013 A JP H0646013A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- measured
- correction value
- measuring means
- noise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マルチキャリア衛星通信方式に適したＣ／Ｎ
測定装置に関し、比較的簡潔な構成で、かつＩＭ雑音に
影響されることなくＣ／Ｎを見積ることのできるＣ／Ｎ
測定装置を提供することを目的とする。 【構成】 ＩＭ雑音の影響がないか少ないと予測される
キャリアｆ1 についてＣ／Ｎ計測部１４２においてＣ／
ＮすなわちＣ1 ／Ｎ1 を計測し、補正値算出部２００に
おいて各キャリアのキャリア電力から補正値γを算出
し、乗算部２２０においてＣ1 ／Ｎ1 に補正値γを乗算
して帯域全体の平均Ｃ／Ｎとして出力する。
測定装置に関し、比較的簡潔な構成で、かつＩＭ雑音に
影響されることなくＣ／Ｎを見積ることのできるＣ／Ｎ
測定装置を提供することを目的とする。 【構成】 ＩＭ雑音の影響がないか少ないと予測される
キャリアｆ1 についてＣ／Ｎ計測部１４２においてＣ／
ＮすなわちＣ1 ／Ｎ1 を計測し、補正値算出部２００に
おいて各キャリアのキャリア電力から補正値γを算出
し、乗算部２２０においてＣ1 ／Ｎ1 に補正値γを乗算
して帯域全体の平均Ｃ／Ｎとして出力する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、１つの帯域を複数の搬
送波に分割して利用するマルチキャリア衛星通信方式に
適した信号対雑音比（Ｃ／Ｎ）測定装置に関する。静止
衛星を中継器として利用する衛星通信は、広域に分散す
る多数の加入者間を通信接続するのに優れているという
点で注目されている。この接続性を最大限に引き出す手
段の１つとしてマルチキャリアＴＤＭＡ方式が研究開発
されている。このマルチキャリアＴＤＭＡ方式では多数
の搬送波を時分割し、かつ、搬送波も時分割で切りかえ
るものである。すなわち通常のＴＤＭＡ通信方式では一
波の搬送波を時分割的に各局が利用するのに対し、マル
チキャリアＴＤＭＡ通信方式では時間のみならず、周波
数に対しても分割される為非常に多くのコネクティビテ
ィをもたすことが可能となる。
送波に分割して利用するマルチキャリア衛星通信方式に
適した信号対雑音比（Ｃ／Ｎ）測定装置に関する。静止
衛星を中継器として利用する衛星通信は、広域に分散す
る多数の加入者間を通信接続するのに優れているという
点で注目されている。この接続性を最大限に引き出す手
段の１つとしてマルチキャリアＴＤＭＡ方式が研究開発
されている。このマルチキャリアＴＤＭＡ方式では多数
の搬送波を時分割し、かつ、搬送波も時分割で切りかえ
るものである。すなわち通常のＴＤＭＡ通信方式では一
波の搬送波を時分割的に各局が利用するのに対し、マル
チキャリアＴＤＭＡ通信方式では時間のみならず、周波
数に対しても分割される為非常に多くのコネクティビテ
ィをもたすことが可能となる。
【０００２】一方衛星通信では降雨により信号が減衰し
信号対雑音比が劣化する。特にＫｕ，Ｋａ帯の高い周波
数で減衰が大となる。この様な問題を解決するため送信
電力制御が導入される。送信電力の制御方法は各種ある
が、何等かの手段により降雨による伝送路の減衰量を知
り、この減衰量を補正する様送信電力を増大し、常に衛
星中継器への到達電力が一定となる様に制御するもので
ある。降雨減衰量を知る手段としては衛星経由で折り返
し受信される信号のＣ／Ｎを測定することで得られる。
信号対雑音比が劣化する。特にＫｕ，Ｋａ帯の高い周波
数で減衰が大となる。この様な問題を解決するため送信
電力制御が導入される。送信電力の制御方法は各種ある
が、何等かの手段により降雨による伝送路の減衰量を知
り、この減衰量を補正する様送信電力を増大し、常に衛
星中継器への到達電力が一定となる様に制御するもので
ある。降雨減衰量を知る手段としては衛星経由で折り返
し受信される信号のＣ／Ｎを測定することで得られる。
【０００３】したがって、マルチキャリアＴＤＭＡ方式
でこの様なＣ／Ｎを測定するために多数のキャリアに対
して簡単に精度良く計測できる方法が強く望まれてい
る。
でこの様なＣ／Ｎを測定するために多数のキャリアに対
して簡単に精度良く計測できる方法が強く望まれてい
る。
【０００４】
【従来の技術】単一キャリアの場合のＣ／Ｎの計測方法
としては、信号を検波し、この検波電圧の平均値と分散
から求める方法が知られている。すなわち、検波電圧の
平均値が信号レベルを表わし、検波電圧のバラツキが雑
音レベルを表わすことになるので、両者の比をとること
によって信号対雑音比（Ｃ／Ｎ）を計測することができ
る。
としては、信号を検波し、この検波電圧の平均値と分散
から求める方法が知られている。すなわち、検波電圧の
平均値が信号レベルを表わし、検波電圧のバラツキが雑
音レベルを表わすことになるので、両者の比をとること
によって信号対雑音比（Ｃ／Ｎ）を計測することができ
る。
【０００５】この方式をマルチキャリアの場合にそのま
ま適用するとすれば、図３の様な構成が考えられる。帯
域フィルタ１０は入力信号から周波数ｆ1 〜ｆn の各キ
ャリア成分を抽出するもので、それらの出力は検波器１
２０においてそれぞれ検波され、その検波出力にもとづ
き、Ｃ／Ｎ検出部１４０において各キャリア毎に前述の
方法に従ってＣ／Ｎが算出され、加算部１６０において
それらの総和がとられ、除算部１６２においてキャリア
数で除算することによって、各キャリア毎に算出された
Ｃ／Ｎの平均値が算出される。
ま適用するとすれば、図３の様な構成が考えられる。帯
域フィルタ１０は入力信号から周波数ｆ1 〜ｆn の各キ
ャリア成分を抽出するもので、それらの出力は検波器１
２０においてそれぞれ検波され、その検波出力にもとづ
き、Ｃ／Ｎ検出部１４０において各キャリア毎に前述の
方法に従ってＣ／Ｎが算出され、加算部１６０において
それらの総和がとられ、除算部１６２においてキャリア
数で除算することによって、各キャリア毎に算出された
Ｃ／Ｎの平均値が算出される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述の方式では、キャ
リア毎にＣ／Ｎを算出してさらに平均化処理を施すため
に回路規模が非常に増大するという問題がある。また、
マルチキャリア方式の場合には衛星に内蔵される１台の
中継器ですべてのキャリアについての増幅を行なうの
で、その非直線性のためにインターモジュレーション
（ＩＭ）雑音を生じるが、前述の方式によれば、このＩ
Ｍ雑音と降雨等による雑音の区別がつかず、そのため送
信電力制御が発散する恐れがあるという問題もある。
リア毎にＣ／Ｎを算出してさらに平均化処理を施すため
に回路規模が非常に増大するという問題がある。また、
マルチキャリア方式の場合には衛星に内蔵される１台の
中継器ですべてのキャリアについての増幅を行なうの
で、その非直線性のためにインターモジュレーション
（ＩＭ）雑音を生じるが、前述の方式によれば、このＩ
Ｍ雑音と降雨等による雑音の区別がつかず、そのため送
信電力制御が発散する恐れがあるという問題もある。
【０００７】したがって本発明の目的は、比較的簡潔な
構成であり、かつＩＭ雑音に影響されることなくＣ／Ｎ
を見積ることのできるＣ／Ｎ測定装置を提供することに
ある。
構成であり、かつＩＭ雑音に影響されることなくＣ／Ｎ
を見積ることのできるＣ／Ｎ測定装置を提供することに
ある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理構成
を表わす図である。入力信号は中心周波数が異なる複数
の帯域フィルタ１０により、所定の周波数ｆ1 〜ｆn の
キャリア成分に分けられ、それぞれ複数の受信レベル計
測手段１２によってそれらの受信レベルＣ1 〜Ｃn が計
測される。Ｃ／Ｎ計測手段１４はその中の特定のキャリ
アｆ1 についてＣ／Ｎの計測を行なう。補正値算出手段
２０は受信レベル計測手段１２が計測した特定のキャリ
アの受信レベルＣ1 とそれ以外のキャリアの受信レベル
Ｃ2 〜Ｃn とのレベル差の平均値を算出し、それからＣ
／Ｎ補正値γを算出する。Ｃ／Ｎ補正手段２２はＣ／Ｎ
計測手段１４が計測したＣ／ＮすなわちＣ1 ／Ｎ1 を該
Ｃ／Ｎ補正値γによって補正して出力する。
を表わす図である。入力信号は中心周波数が異なる複数
の帯域フィルタ１０により、所定の周波数ｆ1 〜ｆn の
キャリア成分に分けられ、それぞれ複数の受信レベル計
測手段１２によってそれらの受信レベルＣ1 〜Ｃn が計
測される。Ｃ／Ｎ計測手段１４はその中の特定のキャリ
アｆ1 についてＣ／Ｎの計測を行なう。補正値算出手段
２０は受信レベル計測手段１２が計測した特定のキャリ
アの受信レベルＣ1 とそれ以外のキャリアの受信レベル
Ｃ2 〜Ｃn とのレベル差の平均値を算出し、それからＣ
／Ｎ補正値γを算出する。Ｃ／Ｎ補正手段２２はＣ／Ｎ
計測手段１４が計測したＣ／ＮすなわちＣ1 ／Ｎ1 を該
Ｃ／Ｎ補正値γによって補正して出力する。
【０００９】前記の特定のキャリアとしては、ＩＭ雑音
の影響を受けないかまたは最も影響の小さいキャリアを
予め選択することが望ましい。
の影響を受けないかまたは最も影響の小さいキャリアを
予め選択することが望ましい。
【００１０】
【作用】各キャリア毎にＣ／Ｎを計測する必要がないの
で回路規模が小さくなる。また、ＩＭ雑音の影響の程度
はキャリア周波数から予め予測することができるので、
その影響を受けないかまたは影響の最も小さいキャリア
を選択することができ、それについてのみＣ／Ｎ計測を
行なうことで、ＩＭ雑音に影響されずにＣ／Ｎを見積る
ことが可能となる。
で回路規模が小さくなる。また、ＩＭ雑音の影響の程度
はキャリア周波数から予め予測することができるので、
その影響を受けないかまたは影響の最も小さいキャリア
を選択することができ、それについてのみＣ／Ｎ計測を
行なうことで、ＩＭ雑音に影響されずにＣ／Ｎを見積る
ことが可能となる。
【００１１】
【実施例】図２は本発明に係るＣ／Ｎ測定装置の一実施
例を表わすブロック図である。図３と同一の構成要素に
は同一の参照番号を付して、その説明を省略する。ＩＭ
雑音は各キャリアの周波数の整数倍の差の周波数で発生
するものであるから、ＩＭ雑音の影響の程度は予め予測
することができる。したがって、Ｃ／Ｎ計測部１４２に
おいてＣ／Ｎ計測が行なわれるキャリアｆ1 としては、
その影響を受けないかまたは最も小さいキャリアを選ぶ
ものとする。
例を表わすブロック図である。図３と同一の構成要素に
は同一の参照番号を付して、その説明を省略する。ＩＭ
雑音は各キャリアの周波数の整数倍の差の周波数で発生
するものであるから、ＩＭ雑音の影響の程度は予め予測
することができる。したがって、Ｃ／Ｎ計測部１４２に
おいてＣ／Ｎ計測が行なわれるキャリアｆ1 としては、
その影響を受けないかまたは最も小さいキャリアを選ぶ
ものとする。
【００１２】補正値算出部２００は、以下に詳述する様
に各キャリアについての検波出力から補正値γを算出
し、乗算部２２０はキャリアｆ1 について計測されたＣ
／Ｎに補正値γを乗算して帯域全体についてのＣ／Ｎと
して出力する。キャリアｆ1 の検波出力すなわちキャリ
ア電力Ｃ1 とキャリアｆ2 〜ｆn のキャリア電力Ｃ2 〜
Ｃn との電力値の差の平均値△Ｃを
に各キャリアについての検波出力から補正値γを算出
し、乗算部２２０はキャリアｆ1 について計測されたＣ
／Ｎに補正値γを乗算して帯域全体についてのＣ／Ｎと
して出力する。キャリアｆ1 の検波出力すなわちキャリ
ア電力Ｃ1 とキャリアｆ2 〜ｆn のキャリア電力Ｃ2 〜
Ｃn との電力値の差の平均値△Ｃを
【００１３】
【数１】 とすると、Ｃ／Ｎ補正量γは γ＝１＋△Ｃ／Ｃ1 （１） で表わされる。したがって、ｆ1 において測定したＣ／
ＮをＣ1 ／Ｎ1 とすると、補正後のＣ／Ｎは Ｃ／Ｎ＝（Ｃ1 ／Ｎ1 ）×γ （２） ＝（Ｃ1 ／Ｎ1 ）（１＋△Ｃ／Ｃ1 ） となる。したがって補正値算出部２００において（１）
式の計算を行なって補正値γを算出し、乗算部２２０に
おいて、（２）式に基づいてＣ1 ／Ｎ1 に乗算すること
により、補正されたＣ／Ｎが算出される。
ＮをＣ1 ／Ｎ1 とすると、補正後のＣ／Ｎは Ｃ／Ｎ＝（Ｃ1 ／Ｎ1 ）×γ （２） ＝（Ｃ1 ／Ｎ1 ）（１＋△Ｃ／Ｃ1 ） となる。したがって補正値算出部２００において（１）
式の計算を行なって補正値γを算出し、乗算部２２０に
おいて、（２）式に基づいてＣ1 ／Ｎ1 に乗算すること
により、補正されたＣ／Ｎが算出される。
【００１４】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
予め定められたＩＭ雑音の影響を受けないキャリアにつ
いてのみＣ／Ｎ計測を行ない、各キャリアの受信レベル
に基づいて補正を行なうことによって、比較的簡潔な構
成で、ＩＭ雑音の影響を受けないＣ／Ｎ計測を行なうこ
とが可能となり、適切な送信電力制御が可能となる。
予め定められたＩＭ雑音の影響を受けないキャリアにつ
いてのみＣ／Ｎ計測を行ない、各キャリアの受信レベル
に基づいて補正を行なうことによって、比較的簡潔な構
成で、ＩＭ雑音の影響を受けないＣ／Ｎ計測を行なうこ
とが可能となり、適切な送信電力制御が可能となる。
【図１】本発明の原理図である。
【図２】本発明の一実施例を表わす図である。
【図３】従来技術による構成を表わす図である。
１０…帯域フィルタ、 １２…受信レベル計測手段、 １４…Ｃ／Ｎ計測手段、 ２０…補正値算出手段、 ２２…Ｃ／Ｎ補正手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 隆 東京都千代田区内幸町１丁目１番６号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 正村 達郎 東京都千代田区内幸町１丁目１番６号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】１つの帯域を複数の搬送波に分割して利用
するマルチキャリア通信方式に適したＣ／Ｎ測定装置で
あって、 該帯域内の特定の一搬送波の受信Ｃ／Ｎを計測するＣ／
Ｎ計測手段（１４）と、 該帯域内の各搬送波の受信レベルをそれぞれ計測する複
数の受信レベル計測手段（１２）と、 該受信レベル計測手段（１２）が計測した該特定の搬送
波の受信レベルと該特定の搬送波以外の搬送波の受信レ
ベルのレベル差の平均値からＣ／Ｎ補正値を算出する補
正値算出手段（２０）と、 該Ｃ／Ｎ補正値により該Ｃ／Ｎ計測手段（１４）が計測
したＣ／Ｎを補正するＣ／Ｎ補正手段（２２）を具備す
ることを特徴とするＣ／Ｎ測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19988792A JP3186847B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | Ｃ／ｎ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19988792A JP3186847B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | Ｃ／ｎ測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646013A true JPH0646013A (ja) | 1994-02-18 |
| JP3186847B2 JP3186847B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=16415264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19988792A Expired - Fee Related JP3186847B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | Ｃ／ｎ測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3186847B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005090996A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Maspro Denkoh Corp | 信号レベル測定装置 |
| KR100758767B1 (ko) * | 2001-04-06 | 2007-09-14 | 엘지노텔 주식회사 | 무선 간섭신호 판별 장치 및 방법 |
| JP2017201735A (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | 日本電信電話株式会社 | 信号品質推定方法および信号品質推定装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101434010B1 (ko) | 2008-10-27 | 2014-08-25 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 감광성 절연 수지 조성물 및 그의 경화물 |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP19988792A patent/JP3186847B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100758767B1 (ko) * | 2001-04-06 | 2007-09-14 | 엘지노텔 주식회사 | 무선 간섭신호 판별 장치 및 방법 |
| JP2005090996A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Maspro Denkoh Corp | 信号レベル測定装置 |
| JP2017201735A (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | 日本電信電話株式会社 | 信号品質推定方法および信号品質推定装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3186847B2 (ja) | 2001-07-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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