JP2885171B2 - 受信c/n検出方式および検出装置と送信電力制御方式 - Google Patents

受信c/n検出方式および検出装置と送信電力制御方式

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JP2885171B2
JP2885171B2 JP6254896A JP6254896A JP2885171B2 JP 2885171 B2 JP2885171 B2 JP 2885171B2 JP 6254896 A JP6254896 A JP 6254896A JP 6254896 A JP6254896 A JP 6254896A JP 2885171 B2 JP2885171 B2 JP 2885171B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信局における送信
電力制御方式に関し、特に衛星通信地球局装置に適用し
て好適な受信C/Nを検出し、かつこの検出値に基づい
て送信電力の制御を行う送信電力制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星通信システムのように、中央局と多
数の小型地球局との間で通信回線を構成する場合、通信
回線における種々の障害に対処するために各局の送信電
力を制御することが必要とされる。この場合、小型地球
局のそれぞれに送信電力制御装置を備えることは経済的
に有効ではないため、中央局に送信電力制御装置を設
け、小型地球局との通信回線の状態を監視しながら小型
地球局に対する中央局の送信電力を制御する方式がとら
れることがある。例えば、特開平2−280424号公
報に記載されている技術では、図4にその一部の構成を
示すように、小型地球局からの受信パイロット信号から
C/N(キャリアレベル/雑音電力比)測定部31でC
/Nを検出し、C/N差算出部32においてこの受信C
/Nと基準C/N33との差を求め、この差が零または
所定値以下になるように制御部34で送信系に設けたア
ッテネータ35を制御することに基づいて送信電力制御
を行っている。
【0003】このような受信C/Nを検出する場合、従
来ではレベル検出方式を用いている。すなわち、受信し
たパイロット信号レベルをピーク検波し、この検波によ
って得られたキャリアレベルと雑音レベルとの比から受
信C/Nを求めている。そして、このC/Nが低い場合
には送信電力を増大し、C/Nが高い場合には送信電力
を抑制することで、通信回線の品質を確保している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の受信
C/Nの検出方式では、C/Nが低い時に正確なC/N
値を検出できないという問題が生じる。その理由は、C
/Nを検出するためにパイロット信号レベルをピーク検
波しているため、検波器に入力されたすべての信号を検
波することになり、C/Nが高い時は入力信号成分がほ
とんどキャリア成分であるため、キャリアレベルをとら
えてC/Nとすることができる。しかしながら、キャリ
ア成分と雑音成分の比率が近い場合、即ちC/Nが低い
時は、キャリアレベルと雑音レベルの区別ができなくな
り、正確なC/Nを検出することが困難になる。したが
って、C/Nが低いときにおける送信電力制御の信頼性
も低下され、通信回線の品質を高めることが困難であ
る。
【0005】本発明の目的は、C/Nが低くなった時に
おいても正確なC/Nを検出し、かつこれに基づいて通
信回線の品質を改善するための正確な送信電力制御を実
現することが可能な方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の受信C/N検出
方式は、受信パイロット信号をFM復調してS/Nを検
出し、FM復調感度のS/N−C/N相関特性に基づい
て前記S/NをC/Nに換算してC/Nを検出すること
を特徴としている。また、本発明の受信C/N検出装置
は、受信パイロット信号をFM復調するFM復調手段
と、このFM復調手段の復調感度から得られる信号レベ
ルとFM復調された雑音レベルとからS/Nを算出する
手段と、このS/NをFM復調感度のS/N−C/N相
関特性に基づいてC/Nに換算してC/Nを検出する手
段とを備えている。
【0007】また、本発明の送信電力制御方式は、受信
パイロット信号をFM復調してS/Nを検出し、FM復
調感度のS/N−C/N相関特性に基づいて前記S/N
をC/Nに換算してC/Nを検出し、このC/Nに基づ
いて送信電力を制御することを特徴としている。
【0008】本発明によれば、受信パイロット信号レベ
ルを直ピーク検波するのでなく、受信パイロット信号を
キャリアとしてFM復調し、その雑音レベルからS/N
を求め、S/N−C/N変換により、理論的に正確なC
/Nを求めるため、C/Nが低い場合のような雑音レベ
ルと信号レベルとを明確に区別できなくなるようなこと
はなく、正確なC/Nが求められ、かつ送信電力制御が
可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は、本発明の受信C/N
検出方式を備えた送信電力制御方式が適用される衛星通
信システムを示しており、中央局Cと小型地球局T1,
T2,…は衛星Sを介して相互に無線接続される。そし
て、中央局Cでは個々の小型地球局との通信に際し、そ
の受信信号におけるC/Nを検出し、このC/Nに基づ
いて該小型地球局に対する自局の送信電力の制御を行っ
ている。
【0010】図2は前記中央局CのC/N検出系と、こ
のC/N検出部を含む送信電力制御系を含む要部のブロ
ック図である。C/N検出系1は、無変調波である受信
パイロット信号を帯域制限する帯域通過フィルタ11
と、帯域制限されたパイロット信号をFM復調するFM
復調器12と、復調信号を低域通過させる低域通過フィ
ルタ13と、この低域通過された信号のレベルを検出す
るレベル検出器14と、検出されたレベルに基づいてS
/Nを算出するS/N処理部15と、算出されたS/N
からC/Nを求めるC/N処理部16とで構成される。
そして、送信電力制御系2は、前記C/N検出系1にお
いて検出されたC/Nに基づいて、制御部21が送信系
に介挿されているアッテネータ22を制御し、送信電力
を制御する。
【0011】この構成において、C/N検出系1におい
ては、受信パイロット信号を帯域通過フィルタ11を通
して帯域制限し、FM復調器12にてFM復調し、低域
通過フィルタ13から出力する。通常、FM復調器の復
調感度は任意の既知の設定であるため、FM復調出力の
信号レベル(Sレベル)は任意の既知の値となる。そこ
で、前記帯域通過フィルタ11において雑音成分を通過
させてこれをFM復調し、かつ低域通過フィルタ13か
ら出力させることで雑音成分が出力されることになる。
したがって、この雑音成分をレベル検出器14において
検出することで、雑音レベル(Nレベル)の値(RMS
値)を検出する。
【0012】そして、S/N処理部15では、この検出
された雑音レベルと、既知の信号レベルとの比からS/
N(信号対雑音比)を算出する。さらに、C/N処理部
16では、S/NとC/Nとの間にはFM理論より図3
のような直線性の相互間特性があることを利用し、算出
されたS/NからC/Nの換算を行う。これにより、C
/N処理部16においてC/Nが求められる。
【0013】このように、このC/N検出系1では、パ
イロット信号のキャリアレベルをピーク検出によって測
定するのでなく、パイロット信号をFM復調して得た雑
音レベルと既知の信号レベルとから先ずS/Nを求める
ので、雑音レベルを明確に検出でき、正確にS/Nを求
めることが可能となる。そして、このS/NをS/N−
C/N相関特性に基づいてC/N換算してC/Nを求め
ているため、C/Nが低い場合においても、レベルピー
ク検出のような雑音レベルとキャリアレベルとの区別が
できないことによるC/Nの精度低下が生じることはな
い。
【0014】そして、図2の送信電力制御系2において
は、C/N処理部16から出力されるC/Nに基づいて
対応する小型地球局との間の回線状況を計算し、この回
線状況のデータをもとに制御部21が自局の送信系のア
ッテネータ22を制御し、送信電力の最適な設定を行
う。この場合、制御部21においては、例えば図4に示
した従来技術のように、C/N処理部 からのC/N
と、基準となるC/Nとの差を求め、この差が零または
所定値以下となるような制御が行われる。
【0015】なお、前記実施形態では、受信パイロット
信号からC/Nを検出した局が、自局の送信電力を制御
する例を説明しているが、このC/Nのデータを対向局
に送出し、対向局がこのデータに基づいて送信電力を制
御するようにシステムを構成し、或いはC/Nに基づい
て送信電力の制御データを算出した上でこの制御データ
を対向局に送出して対向局の送信電力を制御するように
構成することができることも言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信パイ
ロット信号をFM復調して得られた雑音レベルと復調感
度に基づく信号レベルとからS/Nを求め、さらにS/
N−C/N相関特性を用いてS/Nを換算してC/Nを
求めているので、C/Nが低い場合においても正確なC
/Nを測定することができる。また、この正確なC/N
を利用して回線状況に応じた最適な送信出力電力の制御
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される衛星通信システムの構成図
である。
【図2】本発明のC/N検出系と送信電力制御系を含む
中央局の要部の構成図である。
【図3】S/NとC/Nの相関特性を示す図である。
【図4】従来の送信電力制御方式を説明するためのブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 C/N検出系 2 送信電力制御系 11 帯域通過フィルタ 12 FM復調器 13 低域通過フィルタ 14 レベル検出器 15 S/N処理部 16 C/N処理部 21 制御部 22 アッテネータ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信パイロット信号をFM復調してS/
    N(信号対雑音電力比)を検出し、FM復調感度のS/
    N−C/N(キャリアレベル対雑音電力比)相関特性に
    基づいて前記S/NをC/Nに換算してC/Nを検出す
    ることを特徴とする受信C/N検出方式。
  2. 【請求項2】 受信パイロット信号をFM復調するFM
    復調手段と、前記FM復調手段の復調感度から得られる
    信号レベルとFM復調された雑音レベルとからS/Nを
    算出する手段と、このS/NをFM復調感度のS/N−
    C/N相関特性に基づいてC/Nに換算してC/Nを検
    出する手段とを備える受信C/N検出装置。
  3. 【請求項3】 受信パイロット信号をろ波する帯域ろ波
    器と、ろ波されたパイロット信号をFM復調するFM復
    調器と、復調された信号のレベルを検出するレベル検出
    器と、レベル検出された信号を低域通過する低域通過フ
    ィルタと、この低域通過フィルタを通過された雑音レベ
    ルとFM復調器の感度から得られる信号レベルとでS/
    Nを算出するS/N処理部と、算出されたS/Nを前記
    FM復調器の復調感度から得られるS/N−S/N相関
    特性に基づいてC/Nに換算するC/N処理部とを備え
    ることを特徴とする受信C/N検出装置。
  4. 【請求項4】 受信パイロット信号をFM復調してS/
    Nを検出し、FM復調感度のS/N−C/N相関特性に
    基づいて前記S/NをC/Nに換算してC/Nを検出
    し、このC/Nに基づいて送信電力を制御することを特
    徴とする送信電力制御方式。
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