JPH088500Y2 - ガス開閉器の放圧構造 - Google Patents

ガス開閉器の放圧構造

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JPH088500Y2
JPH088500Y2 JP1989107681U JP10768189U JPH088500Y2 JP H088500 Y2 JPH088500 Y2 JP H088500Y2 JP 1989107681 U JP1989107681 U JP 1989107681U JP 10768189 U JP10768189 U JP 10768189U JP H088500 Y2 JPH088500 Y2 JP H088500Y2
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JP
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pressure release
hole
pressure
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lid
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哲也 長谷川
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はガス開閉器における放圧構造に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、開閉装置を開閉器ケース内に納めたガス開閉器
においては、内部短絡等に起因して内圧が上昇し、それ
に伴って機器全体が爆発する危険を防止するために、開
閉器ケースの一部に放圧孔を設け、同放圧孔を塞ぐよう
に放圧蓋を取付けている。そして、内圧上昇時には同放
圧孔に設けられた取付片の長孔がボルトに沿って摺動
し、放圧蓋を湾曲変形させることにより内部の圧力を放
圧するように構成されているものが提案されている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前記のような放圧構造においては、経年使
用により取付片の長孔がボルトに沿って摺動しなくな
り、内部圧力の上昇時にはその圧力をスムーズに外部へ
放圧することができなくなるというおそれがある。
また、最近ガス開閉器等のコンパクト化により放圧蓋
を取付ける収納スペースが制限されるため、この収納ス
ペース内に納める放圧構造が要求されている。
本考案の目的は、前記の問題に鑑みてなされてもので
あって、開閉器ケース内の内部短絡等に起因して内圧が
上昇したとき、安定した状態で確実に放圧動作を行うこ
とができるとともに、限られた収納スペースにも容易に
取付けることができるガス開閉器における放圧構造を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この考案では、開閉器
ケース壁面に放圧孔を透設し、前記放圧孔に挿入配置さ
れる放圧蓋を、有底の筒状部と同筒状部の周縁に張り出
し形成された係合フランジと、同係合フランジから突設
されるとともに前記開閉器ケース壁面側に沿うように折
曲形成された折曲部を備えた複数個の取付片とから形成
し、前記放圧孔の内周面と放圧蓋の筒状部外周面間を密
接配置し、さらに前記放圧蓋を前記取付片に透設した長
孔を介して開閉器ケースにボルトにより締付け、前記放
圧孔を密閉したことをその要旨としている。
[作用] この考案によれば、開閉器ケース壁面の放圧孔に放圧
蓋を挿入配置すると、放圧蓋の係合フランジが放圧孔に
当接する。このとき取付片は折曲部にて開閉器ケース壁
面側に沿った状態で配置される。そして、取付片の長孔
を介してボルトにて開閉器ケースに対して固定すると、
放圧孔は放圧蓋にて密閉され、気密が保持される。
又、開閉器内の圧力の上昇により放圧蓋は外方へ押圧
されると、取付片は、長孔の許容する範囲で滑動し、さ
らに折曲部が伸長変形されて、外方へ湾曲変形されるた
め、放圧蓋と放圧孔との間隙が形成される。この結果、
開閉器ケース内部の空気はこの間隙から外部へ放出され
る。又、仮に取付片が長孔によりスムーズに滑動しなく
ても、係合フランジ及び折曲部が外方へ延びるように湾
曲変形して間隙を形成する。
[実施例] 以下、この考案を具体化した一実施例を第1〜3図に
基づいて説明する。
1は密閉状の開閉器ケースであって、その側面には前
記開閉器ケース1内外を連通する円形状の放圧孔2が透
設されている。3はケース1外面において放圧孔2の周
囲に対し溶接等により同心円状に固着した収納部材であ
る。3aは前記収納部材3の先端を放圧孔2の中心に向か
って折曲形成した折曲部である。1aは前記径の差により
生じた突部であって、この突部1aと前記折曲部3a間に収
納部4が形成されている。
5は前記収納部4に配設されたOリングであって、開
閉器ケース1内部の気密を保持するものである。6は前
記収納部材3の外方において開閉器ケース1に対し溶接
等により植設された複数個のボルト部材であって、放圧
孔2を中心にX字方向に位置するとともに、その外側面
には雌ねじ6aが螺刻されている。
7は前記放圧孔2に対して嵌入された有底円筒状の放
圧蓋であって、その外端周縁には外方へ断面L字状に折
曲形成された係合フランジ7aが設けれ、その内側は前記
収納部材3の折曲部3aに当接している。また、放圧蓋7
の筒状部外周面および前記収納部4間に密接配置された
前記Oリング5によって開閉器ケース1内を気密状に密
嵌する。
8は前記放圧蓋7の係合フランジ7a周縁においてX字
方向にそれぞれ折曲部8aを介して一体状に突出された取
付片であって、径方向に延びる取付孔としての長孔9が
透設されている。すなわち、前記取付片8は係合フラン
ジ7aから放圧蓋7の筒状部側へ断面L字状に折曲部8aが
折曲形成され、その折曲部8aから開閉器ケース1の上面
を沿うように延出形成されている。
そして、前記取付片8は長孔9を挿通するボルト部材
6に対し座金11を介してナット10を締付けることにより
開閉器ケース1に取付固定される。
前記放圧蓋7は開閉器ケース1の内圧が上昇した際、
その圧力により長孔9の許容する範囲で第3図のように
取付片8、折曲部8aおよび係合フランジ7aが外方へ湾曲
変形され、前記湾曲変形により収納部材3と放圧蓋7と
の間に形成される間隙から内圧を外部に放圧するように
なっている。
さて、上記のように構成されてた放圧構造は開閉器ケ
ース1内に配設された電極(図示しない)において相間
短絡等の内部短絡事故が発生すると、開閉器ケース1内
の圧力は急激に上昇する。すると、放圧蓋7は外方に押
圧されるとともに、取付片8が長孔9の許容する範囲で
外方へ湾曲変形される。そして、前記取付片8、折曲部
8aおよび係合フランジ7aの外方への湾曲変形および長孔
9による滑り変化の2つにより放圧孔2と放圧蓋7との
密閉が解除される。その結果、Oリング5と放圧蓋7と
の間に迅速に大きな間隙が形成され、開閉器ケース1内
のガスは同間隙より外部へ放出される。前記放出された
放圧ガスは第3図矢印で示すように外部へ放出される。
そのため、開閉器ケース1全体が爆発して他の機器や
人畜に被害を与えるようなことはない。
また、前記のように構成された開閉器の放圧構造はそ
の放圧蓋7が開閉器ケース1および放圧蓋7の取付片
8、折曲部8aおよび係合フランジ7aの変形によりその両
者の間に形成された間隙から放圧するようになっている
ため、従来のように破壊板を破壊するように構成した場
合とは異なり放圧蓋7が腐食等により所定の圧力に達し
ないうちに破壊されてしまう問題はなくなる。
さらに、取付片8を係合フランジ7aから折曲部8aを介
して開閉器ケース1の壁面に沿うように折曲形成したこ
とにより、放圧構造全体の高さ(幅)を低くすることが
できるため、限られたスペースに放圧構造を容易に設け
ることができる。
また、仮に取付片8が長孔9によりスムーズに滑り変
形しなくても、第3図に示すように係合フランジ7a、折
曲部8aおよび取付片8の基端部が外方へ伸びるように湾
曲変形して間隙を形成するため、確実に放圧ガスを放出
することができる。
本考案においては、取付片8に長孔9を形成したがボ
ルト部材6が挿通する大きさの丸穴を形成することも可
能である。
なお、この考案は前記実施例に限定されるものではな
く、この考案の趣旨から逸脱しない範囲内で自由に変更
することも可能である。
[考案の効果] 以上詳述したようにこの考案は、内部短絡等に起因し
て開閉器ケースの内圧が上昇した際には、長孔が許容す
る滑り変形による開度量と、取付片の折曲部及び係合フ
ランジの外方への湾曲変形による開度量との合計分が放
圧孔と放圧蓋との間隙形成に寄与し、放圧孔と放圧蓋と
の間隙を大きくすることができる。
この結果、機器全体が爆発する危険を防止することが
できるとともに、放圧をスムーズにかつ確実に行うこと
ができる。
又、放圧時に形成される放圧孔と放圧蓋との間隙の調
整は、予め長孔の長さ及び取付片の折曲げ量を設定する
だけでできるため、取付片の配置個所等の設計を容易に
行うことができる。
さらに、取付片を開閉器ケースの壁面に沿うように折
曲部にて折曲形成したことにより、放圧構造全体の高さ
を低くすることができるため、かぎられたスペースにも
容易に放圧構造を設けることができる。
しかも、仮に取付片が長孔によりスムーズに滑動しな
くても、係合フランジ及び折曲部が外方へ延びるように
湾曲変形して間隙を形成するため、確実に放圧を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例の開閉器の要部
側断面図、第2図は放圧蓋の形状を示す斜視図、第3図
は放圧状態を示す開閉器ケースの側断面図である。 1……開閉器ケース、2……放圧孔、6……ボルト部
材、7……放圧蓋、7a……係合フランジ、8……取付
片、9……長孔、10……ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器ケース壁面に放圧孔(2)を透設
    し、前記放圧孔(2)に挿入配置される放圧蓋(7)
    を、有底の筒状部と同筒状部の周縁に張り出し形成され
    た係合フランジ(7a)と、同係合フランジ(7a)から突
    設されるとともに前記開閉器ケース壁面側に沿うように
    折曲形成された折曲部(8a)を備えた複数個の取付片
    (8)とから形成し、 前記放圧孔(2)の内周面と放圧蓋(7)の筒状部外周
    面間を密接配置し、さらに前記放圧蓋(7)を前記取付
    片(8)に透設した長孔(9)を介して開閉器ケース
    (1)にボルト(6)により締付け、前記放圧孔を密閉
    したことを特徴とするガス開閉器の放圧構造。
JP1989107681U 1989-09-13 1989-09-13 ガス開閉器の放圧構造 Expired - Lifetime JPH088500Y2 (ja)

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JPH0346937U JPH0346937U (ja) 1991-04-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6094748U (ja) * 1983-12-02 1985-06-28 エナジーサポート株式会社 密閉形開閉器の放圧構造
JPS60126935U (ja) * 1984-02-04 1985-08-26 株式会社戸上電機製作所 放圧機構

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