WO2024014253A1 - 端子台 - Google Patents

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WO2024014253A1
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康弘 工藤
大輔 橋本
健太郎 舘
芳朋 辻井
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株式会社オートネットワーク技術研究所
住友電装株式会社
住友電気工業株式会社
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Abstract

パッキンによるシール性をさらに長期間維持できるようにすることを目的とする。端子台は、取付孔を有する取付対象に固定される端子台であって、第1端と第2端とこれらの間の端子中間部とを含む端子と、取付孔に挿入される挿入部を含み、挿入部が取付孔に挿入された状態で取付対象に固定される台本体と、台本体が取付対象に固定された状態で、挿入部と取付孔との間に介在するパッキンと、を備え、台本体が端子中間部を覆った状態で端子を保持しており、挿入部とパッキンの少なくとも一方の外周面が、取付孔への挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分を含む。

Description

端子台
 本開示は、端子台に関する。
 特許文献1は、端子を防水して挿通するハウジングと、該ハウジングの被着体対向面に設けられた環状のパッキンと、ハウジングを介しパッキンを被着体に押圧する上部カバーとを備える端子台を開示している。
特開2010-211933号公報
 ここにおいて、パッキンによるシール性をさらに長期間維持できるようにすることが望まれている。
 そこで、本開示は、パッキンによるシール性をさらに長期間維持できるようにすることを目的とする。
 本開示の端子台は、取付孔を有する取付対象に固定される端子台であって、第1端と、第2端と、前記第1端と前記第2端との間の端子中間部とを含む端子と、前記取付孔に挿入される挿入部を含み、前記挿入部が前記取付孔に挿入された状態で前記取付対象に固定される台本体と、前記台本体が前記取付対象に固定された状態で、前記挿入部と前記取付孔との間に介在するパッキンと、を備え、前記台本体が前記端子中間部を覆った状態で前記端子を保持しており、前記挿入部と前記パッキンの少なくとも一方の外周面が、前記取付孔への挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分を含む、端子台である。
 本開示によれば、パッキンによるシール性をさらに長期間維持できる。
図1は実施形態に係る端子台及び取付対象を示す斜視図である。 図2は取付対象に取付前の端子台を示す斜視図である。 図3は端子台を示す斜視図である。 図4は端子台の分解斜視図である。 図5はパッキンを示す斜視図である。 図6は図1のVI-VI線断面図である。 図7は第1変形例に係る端子台を示す断面図である。 図8は第2変形例に係る端子台を示す断面図である。
 [本開示の実施形態の説明]
 最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
 本開示の端子台は、次の通りである。
 (1)取付孔を有する取付対象に固定される端子台であって、第1端と、第2端と、前記第1端と前記第2端との間の端子中間部とを含む端子と、前記取付孔に挿入される挿入部を含み、前記挿入部が前記取付孔に挿入された状態で前記取付対象に固定される台本体と、前記台本体が前記取付対象に固定された状態で、前記挿入部と前記取付孔との間に介在するパッキンと、を備え、前記台本体が前記端子中間部を覆った状態で前記端子を保持しており、前記挿入部と前記パッキンの少なくとも一方の外周面が、前記取付孔への挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分を含む、端子台である。
 この端子台によると、挿入部とパッキンの少なくとも一方の外周面が、取付孔への挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分を含む。このため、挿入部及びパッキンを取付孔に挿入すると、パッキンは、取付孔への挿入方向に交差する方向にも圧縮された状態で、挿入部と取付孔との間に介在することができる。この圧縮による反発力は、取付孔への挿入方向に交差する方向に作用し、挿入部及びその内部の端子によって受止めることができる。これにより、台本体がクリープ変形し難くなり、パッキンによるシール性をさらに長期間維持できる。
 (2)(1)の端子台であって、前記パッキンの外周面が、前記挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分を含んでもよい。
 この場合、端子台を取付孔に押込み、パッキンの外周面を、取付孔のうち挿入方向に向って徐々に内周形状が小さくなる部分に押し当てることで、パッキンが、取付孔への挿入方向に交差する方向に圧縮され易くなる。
 (3)(1)又は(2)の端子台であって、前記挿入部の外周面及び前記パッキンの内周面のそれぞれが、前記挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分を含んでもよい。
 この場合、端子台を取付孔に押込み、挿入部の外周面をパッキンの内周面に押し当てることで、パッキンが、取付孔への挿入方向に交差する方向に圧縮され易い。
 (4)(3)の端子台であって、前記挿入部の外周面及び前記パッキンの内周面のそれぞれが、前記挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分に対して挿入方向先端側に連続して、前記挿入方向に沿って同一形状が連続する端部分を含み、前記パッキンのうち前記端部分が自己の弾性力によって前記挿入部のうちの前記端部分を締付けた状態となっていてもよい。
 これにより、パッキンを挿入部に対して脱落しないように保持し易い。
 (5)(1)から(4)のいずれか1つの端子台であって、前記パッキンが、その周方向に沿って延び、かつ、前記挿入方向に沿って並ぶ複数の環状リブを含んでもよい。
 この場合、挿入部が取付孔に挿入された状態で、複数の環状リブを押潰すようにパッキンを弾性変形させることができる。これにより、製造誤差又は組付誤差が存在した場合でも、パッキンが十分に弾性変形することができるように設定され得る。
 (6)(5)の端子台であって、前記パッキンの内周に前記複数の環状リブが形成され、前記パッキンの外周面は、前記パッキンの内周面よりもなだらかに形成されている部分を含んでもよい。
 この場合、パッキンの内周の複数の環状リブによってパッキンを大きく弾性変形させることができる。パッキンの外周がパッキンの内周面よりもなだらかに形成されていれば、取付孔の内周表面に部分的な凹みが形成されていても、取付孔の周方向に亘ってパッキンの外周を取付孔の内周表面に押し当て易い。これにより、取付孔とパッキンとの間でシール性を良好にすることができる。
 (7)(1)から(6)のいずれか1つの端子台であって、前記台本体は、前記挿入部の基端側に連なり、前記挿入部の外側で前記取付対象に締結固定される固定部を含んでもよい。
 これにより、固定部を取付対象に締結固定すれば、挿入部を取付孔に押込んだ状態に保つことができる。
 (8)(7)の端子台であって、前記パッキンが前記固定部に接していてもよい。
 これにより、固定部によってパッキンを取付孔内に押込み易い。
 [本開示の実施形態の詳細]
 本開示の端子台の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 [実施形態]
 以下、実施形態に係る端子台について説明する。
 <端子台及び取付対象の全体構成について>
 図1は取付対象10に取付けられた端子台20を示す斜視図である。図2は取付対象10に取付前の端子台20を示す斜視図である。図3は端子台20を示す斜視図であり、図4は端子台20の分解斜視図である。図5はパッキン50を示す斜視図である。図6は図1のVI-VI線断面図である。
 端子台20は、取付孔12を有する取付対象10に取付けられる。取付対象10は、例えば、電気部品を収容したケースの一部である。ケースは、例えば、電気部品を外部雰囲気からシールした状態で覆う。このため、取付孔12と端子台20との間においてもシールすることが望まれる。
 取付対象10は板状に形成されている。取付対象10を貫通するように取付孔12が形成される。本実施形態では、取付孔12は、長孔状に形成されている。長孔とは、細長い円状の孔であり、例えば、長方形孔の長手方向の両端が半円孔状に形成された形状又は楕円孔状である。取付孔12のうち一方側開口は、端子台20の一部が挿入される挿入側開口であり、その反対側開口が奥側開口である。例えば、取付孔12の挿入側開口はケースの外側開口である。取付対象10は、鋳造によって形成される金属部材であってもよい。
 取付孔12は、挿入側開口から奥側開口に向って徐々に狭くなるテーパ状内周面13に形成されている。本実施形態では、取付孔12のうち挿入側開口寄りの部分がテーパ状内周面13に形成され、取付孔12のうち奥側開口寄りの部分は同一開口形状が連続する形状に形成されている。テーパ状内周面13は、取付孔12のうち挿入側開口の縁が面取り加工された部分であってもよい。
 取付対象10のうち取付孔12の長手方向外側の位置に一対のネジ孔14が形成されている。取付対象10のうち取付孔12の長手方向外側の位置から当該取付孔12の短手方向にずれた位置にガイド孔15が形成されている。
 端子台20は、端子22と、台本体30と、パッキン50とを備える。端子22が台本体30によって保持された状態で、台本体30が取付対象10に固定される。この状態で、端子22が取付孔12の両面側に突出している。取付対象10の一方面側の電気部品と他方面側の電気部品とが端子22を介して電気的に接続され得る。パッキン50が台本体30と取付孔12との間に介在する。パッキン50が台本体30と取付孔12との隙間をシールする。
 <端子台について>
 端子台20についてより具体的に説明する。
 端子22は、第1端23と、第2端24と、第1端23と第2端24との間の端子中間部25(図6参照)とを含む導電性部材である。端子22は、例えば、細長い金属板材によって構成される。端子中間部25は長方形板状に形成されている。端子中間部25の一端側に第1端23が連なっており、他端部に第2端24が連なっている。第1端23及び第2端24に締結固定のための孔が形成されている。端子は、厚み方向又は幅方向に曲っていてもよい。端子は、複数部品の組合せ部品であってもよい。
 本実施形態では、端子台20は、3つの端子22を備える例が説明される。本例に限られず、端子台が備える端子の数は任意である。
 台本体30は、樹脂等によって形成された絶縁部材である。台本体30は、取付孔12に挿入される挿入部32を含む。本実施形態では、台本体30は、挿入部32と、第1端子保持部36と、第2端子保持部38と、固定部40とを備えている。台本体30は、例えば、同じ樹脂によって一体的に金型成形された部分である。例えば、端子をインサート部分として、台本体30が金型成形されてもよい。
 挿入部32は、取付孔12のうちテーパ状内周面13内に挿入される部分である。挿入部32は、テーパ状内周面13のテーパ形状に応じて、基端側から先端側に向けて徐々に小さくなる形状に形成されている。挿入部32がテーパ状内周面13内に配置された状態で、挿入部32とテーパ状内周面13との間にパッキン50を配置可能な環状の空間が形成される。
 第1端子保持部36は、挿入部32の先端部から突出する部分である。本実施形態では、第1端子保持部36は、薄い直方体形状に形成されている。第2端子保持部38は、挿入部32の基端部から突出する部分である。本実施形態では、第2端子保持部38は、薄い直方体形状に形成されている。台本体30が端子中間部25を覆った状態で端子22を保持している。本実施形態では、端子中間部25は、第1端子保持部36から挿入部32を通って第2端子保持部38に貫通している。複数の端子中間部25は、台本体30内において間隔をあけて並列された状態とされている。複数の第1端23が第1端子保持部36から並列状態で突出している。複数の第2端24が第2端子保持部38から並列状態で突出している。なお、第1端子保持部36の先端部には、複数の第1端23間を仕切る仕切壁37が延出している。
 固定部40は、挿入部32の基端側に連なっている。固定部40は、挿入部32の基端部から外周側に突出する板状に形成されている。本実施形態では、固定部40は、長円形板状に形成されている。固定部40は、挿入部32の外側で取付対象10に締結固定される部分である。本実施形態では、固定部40に挿通孔42が形成されている。ここでは、一対の挿通孔42が、固定部40の長手方向両端部に形成されている。一対の挿通孔42は、取付対象10のうちネジ孔11に重なる位置に形成されている。挿入部32が取付孔12に挿入された状態で、固定部40が取付孔12に重ね合わされる。この状態で、ネジ孔11の外側に挿通孔42が配置される。締結具としてのネジSが挿通孔42を通ってネジ孔11に螺合締結される。これにより、固定部40が挿入部32の外側で取付対象10に締結固定される。
 本実施形態では、固定部40にガイドピン44が突設されている。挿入部32を取付孔12に挿入する際にガイドピン44がガイド孔15に挿入される。これにより、取付対象10に対して台本体30が設計上の所定位置に向けて案内される。また、ネジSを締付ける際に、取付孔12に対して台本体30が傾き難くなる。ガイドピン44は省略されてもよい。
 端子台20が取付対象10に固定された状態で、第1端23が取付対象10の一方面側(ケース内)に突出し、第2端24が取付対象10の他方面側(ケース外)に突出する。第1端23が取付対象10の一方面側(ケース内)の電気部品に接続され、第2端24が取付対象10の他方面側(ケース外)の電気部品に接続されることが想定される。電気部品は、例えば、端子等を含む電気的な配線部材であってもよい。例えば、第1端23及び第2端24に孔が形成されており、当該孔を利用して、第1端23及び第2端24が電気部品にネジ止固定される。第1端23及び第2端24は、電気部品に挿入固定されてもよい。
 パッキン50は、ゴム等の弾性材料によって形成されている。パッキン50は、上記挿入部32とテーパ状内周面13との間の環状隙間に沿って配置可能な環状形状に形成されている。台本体30が取付対象10に固定された状態で、パッキン50が挿入部32と取付孔12のテーパ状内周面13との間に介在して、挿入部32とテーパ状内周面13との隙間を塞ぐ。
 挿入部32とパッキン50との少なくとも一方の外周面が、取付孔12への挿入方向Aに向って徐々に小さくなる形状部分を含む。本実施形態では、挿入部32とパッキン50との外周面の両方が、取付孔12への挿入方向Aに向って徐々に小さくなる形状部分を含む。挿入部32の外周面が挿入方向Aに向って徐々に小さくなる形状部分を含むと把握されてもよい。パッキン50の外周面が挿入方向Aに向って徐々に小さくなる形状部分を含むと把握されてもよい。
 <挿入部及びパッキンについて>
 挿入部32及びパッキン50についてより具体的に説明する。
 挿入部32は、固定部40のうち取付対象10を向く面から突出している。挿入部32の外周部は、テーパ状外周面33を含む。テーパ状外周面33の基端部は、テーパ状内周面13の外側開口よりも小さい長円形状に形成されている。テーパ状外周面33の先端部は、テーパ状内周面13の奥側開口よりも小さい長円形状に形成されている。テーパ状外周面33は、基端から先端部に向けて徐々に小さくなる形状に形成されている。挿入部32がテーパ状内周面13内に挿入された状態で、テーパ状外周面33とテーパ状内周面13との間には等幅は隙間が形成されることが好ましい。例えば、取付孔12の軸方向に対するテーパ状内周面13の傾斜角度とテーパ状外周面33の傾斜角度とは同じであってもよい。もっとも、テーパ状外周面33とテーパ状内周面13との間に、奥側に向って徐々に狭くなる隙間が形成されてもよい。
 挿入部32の外周面は、上記テーパ状外周面33に対して挿入方向A先端側に連続し、当該挿入方向Aに沿って同一形状が連続する端部分34を含む。つまり、端部分34は、テーパ状外周面33の先端部がそのままの形状で挿入方向A先端側に延び出る部分である。
 端部分34の挿入方向A側端部から外周側に突出する環状突部35が形成されている。環状突部35の突出寸法は、取付孔12内に収る程度の大きさである。
 パッキン50は、挿入部32の外周に配置可能な環状形状に形成されている。パッキン50の外周面は、挿入方向Aに向って徐々に小さくなる縮径外周面52を含む。パッキン50の内周面は、挿入方向Aに向って徐々に小さくなる縮径内周面54を含む。
 縮径外周面52及び縮径内周面54のうちの少なくとも一方が、その周方向に沿って延び、かつ、挿入方向Aに沿って並ぶ複数の環状リブ55を含む。本実施形態では、縮径内周面54が複数の環状リブ55を含む。なお、縮径内周面54のように、複数の環状リブ55が形成されている場合、環状リブ55の頂部又は環状リブ55の間の谷部を観察して、挿入方向Aに向って徐々に小さくなっていればよい。パッキン50の外周側の縮径外周面52は、縮径内周面54と比較してなだらかに形成されている。ここでは、縮径外周面52は、挿入方向Aに沿う断面において、直線状に延びる境界をなす面に形成されている。
 パッキン50の縮径内周面54に対して挿入方向A先端側に連続して、挿入方向Aに向って同一形状が連続する端部分54aが形成されている。つまり、端部分54aは、縮径内周面54の先端部がそのままの形状で挿入方向A先端側に連続する部分である。当該端部分54aは、挿入部32の上記端部分34よりも小さく設定されている。このため、端部分54aが端部分34周りに配置された状態で、当該端部分54aが弾性的に伸びた状態となる。この場合、当該端部分54aが自己の弾性力によって端部分34を締付けた状態となる。これにより、パッキン50が挿入部32から脱落し難くなる。
 本実施形態では、パッキン50の先端部は、環状突部35に当っている。環状突部35も、パッキン50が挿入部32から脱落することを抑制している。
 パッキン50が挿入部32に装着された状態で、パッキン50のうち固定部40側の端部が当該固定部40に接している。これにより、固定部40を取付対象10に押付けるように固定すると、当該押付力によってパッキン50を取付孔12に向けて押込むことができる。
 <効果等>
 挿入部32にパッキン50が取付けられた状態で、端子台20が取付対象10に取付けられる。すなわち、第1端23を取付孔12に向けた状態で、挿入部32及びパッキン50を取付孔12に挿入する。この際、ガイドピン44がガイド孔15に挿入されることによって、テーパ状内周面13に対して所定位置に向けてパッキン50及び挿入部32がガイドされる。
 パッキン50がテーパ状内周面13内に配置されると、パッキン50の縮径外周面52が取付孔12のテーパ状内周面13に押し当てられる。好ましくは、パッキン50の縮径外周面52がテーパ状内周面13に面接触する。
 挿入部32が取付孔12に対してさらに押込まれる。例えば、ネジSが固定部40の挿通孔42に挿通された状態で、取付対象10のネジ孔11に螺合締結されることで、固定部40が取付対象10に向けて押される。これにより、固定部40に連なる挿入部32が取付孔12に対してさらに奥に押込まれる。好ましくは、固定部40がパッキン50を直接押してテーパ状内周面13内に押込む。
 ここで、挿入部32とパッキン50との少なくとも一方の外周面が、挿入方向Aに向って徐々に小さくなる形状に形成されている。このため、挿入部32及びパッキン50が取付孔12に押込まれると、挿入方向Aにおいて挿入部32と取付孔12との間隔が狭まり、パッキン50が挿入方向Aに沿って圧縮される。また、また、挿入方向Aに交差する方向においても、挿入部32と取付孔12との間隔が狭まり、当該方向においてパッキン50が圧縮される。よって、パッキン50は、挿入方向A及び挿入方向Aに交差する方向に圧縮された状態で、挿入部32と取付孔12との間に介在することができる。このように圧縮されたパッキン50の弾性復元力によって、テーパ状内周面13と縮径外周面52との隙間を良好にシールすることができる。
 つまり、良好なシール性を得るためには、テーパ状内周面13と縮径外周面52とに対して大きい面圧を生じさせるとよい。大きい面圧を生じさせるためには、パッキン50の押潰し量を大きくすることが考えられる。本実施形態では、パッキン50を挿入方向A及び当該挿入方向Aに交差する方向に圧縮させることで、パッキン50の押潰し量を大きくすることができ、これにより、良好なシール性を得ることができる。
 また、パッキン50は挿入方向A及び当該挿入方向Aに交差する方向に圧縮しており、挿入方向Aに交差する方向の反発力は、挿入部32及び挿入部32内の端子22によって受止められる。よって、パッキン50の総押潰し量に対して固定部40が受止める反発力は小さくなる。これにより、台本体30がクリープ変形し難くなり、パッキン50によるシール性がさらに長期間維持される。
 また、台本体30に、クリープ変形を抑制するために、補強のためのリブを追加したり、別途金属製の部材を追加したりしなくてもよい。このため、樹脂量削減、小型化、低背化、軽量化及び低コスト化が可能となる。
 また、取付対象10とパッキン50との接触箇所が、挿入方向Aに対して傾斜しているため、挿入方向Aに沿った平面視において、パッキン50の設置領域を小さくすることができる。これにより、端子台20及びその設置スペースの小型化が可能となる。
 また、パッキン50パッキンの外周面が、挿入方向Aに向って徐々に小さくなる形状部分として縮径外周面52を含むため、当該縮径外周面52を、取付孔12のテーパ状内周面13に押し当てることで、パッキン50が、挿入方向Aに交差する方向に圧縮され易くなる。
 また、挿入部32の外周面が挿入方向Aに向って徐々に小さくなる形状部分としてテーパ状外周面33を含み、パッキン50の内周面が挿入方向Aに向って徐々に小さくなる形状部分として縮径内周面54を含む。このため、挿入部32のテーパ状外周面33をパッキン50の縮径内周面54に押し当てることで、パッキン50が、挿入方向Aに交差する方向に圧縮され易くなる。
 また、挿入部32の外周面及びパッキン50の内周面のそれぞれが、上記テーパ状外周面33又は縮径内周面54に対して挿入方向Aの先端側に連続して、挿入方向Aに沿って同一形状が連続する端部分34、54aを含む。そして、パッキン50の端部分54aが挿入部32の端部分を締付けた状態となっている。これにより、パッキン50を挿入部32に対して脱落しないように保持し易い。
 また、パッキン50が、複数の環状リブ55を含む。このため、挿入部32が取付孔12に挿入された状態で、複数の環状リブ55を押潰すようにパッキン50を弾性変形させることができる。これにより、製造誤差又は組付誤差を考慮してパッキン50が十分に弾性変形するように、各部の寸法を設計することができる。これにより、製造誤差又は組付誤差に拘らず、良好なシール性を得ることができる。
 環状リブ55は、パッキン50の内周側及び外周側のいずれに設けられてもよいし、両方に設けられてもよい。しかしながら、パッキン50の内周に前記の環状リブ55が形成され、パッキン50の外周面は、パッキン50の内周面よりもなだらかに形成されていてもよい。この場合、パッキン50の内周の複数の環状リブ55によってパッキン50を大きく弾性変形させることができる。また、パッキン50の外周の縮径外周面52がパッキン50の内周よりもなだらかに形成されていれば、当該縮径外周面52をテーパ状内周面13に面接触させ易い。ここで、取付対象10の表面は、台本体30の表面よりも部分的な凹みが形成され易いことがある。例えば、取付対象10が金属の鋳造品である場合には、取付対象10の表面に鋳巣が形成され易いことが考えられる。このように、取付孔12の内周表面に部分的な凹みが形成されていても、その周りで縮径外周面52をテーパ状内周面13に接触させ易い。これにより、取付孔12の周方向全体で、取付孔12とパッキン50との間でシール性を良好にすることができる。
 また、台本体30が、挿入部32の基端側に連なり、挿入部32の外側で取付対象10に締結固定される固定部40を含めば、当該固定部40によって、挿入部32を取付孔12に押込んだ状態に保つことができる。
 また、パッキン50が固定部40に接しているため、固定部40によってパッキン50を取付孔12内に押込み易い。
 [変形例]
 本実施形態において、挿入部及びパッキンの少なくとも一方が楔としての役割を果し、挿入部及びパッキンが取付孔に挿入されていくにつれて、パッキンを挿入方向に交差する方向に圧縮する力を生じさせればよい。
 このため、例えば、図7に示す第1変形例に係る端子台120のように、パッキン50に対応するパッキン150の外周面151が挿入方向Aに向って徐々に小さくなる面であり、挿入部32に対応する挿入部132の外周面133及びパッキン150の内周面152が挿入方向Aにおいて同一形状部分が連続する面であってもよい。
 また、例えば、図8に示す第2変形例に係る端子台220のように、パッキン50に対応するパッキン250の外周面251が挿入方向Aにおいて同一形状部分が連続する面であり、挿入部32に対応する挿入部232の外周面233及びパッキン250の内周面252が挿入方向Aに向って徐々に小さくなる面であってもよい。この場合、取付孔12に対応する取付孔212において、同一形状部分が挿入方向Aに沿って連続する部分にパッキン250が挿入されてもよい。
 図7及び図8のいずれの場合においても、パッキン150、250が挿入方向Aに交差する方向に圧縮される。この圧縮による反発力が挿入方向Aに交差する方に作用し、端子22によって受止められる。このため、上記実施形態と同様に、端子台120、220がクリープ変形等し難くなり、パッキン150、250によるシール性をさらに長期間維持できる。
 なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
 10 取付対象
 11 ネジ孔
 12、212 取付孔
 13 テーパ状内周面
 14 ネジ孔
 15 ガイド孔
 20、120、220 端子台
 22 端子
 23 第1端
 24 第2端
 25 端子中間部
 30 台本体
 32、132、232 挿入部
 33 テーパ状外周面(挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分)
 34 端部分
 35 環状突部
 36 第1端子保持部
 37 仕切壁
 38 第2端子保持部
 40 固定部
 42 挿通孔
 44 ガイドピン
 50、150、250 パッキン
 52 縮径外周面(挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分)
 54 縮径内周面(挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分)
 54a 端部分
 55 環状リブ
 133 外周面
 151 外周面(挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分)
 152 内周面
 233 外周面(挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分)
 251 外周面
 252 内周面(挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分)
 A 挿入方向
 S ネジ

Claims (8)

  1.  取付孔を有する取付対象に固定される端子台であって、
     第1端と、第2端と、前記第1端と前記第2端との間の端子中間部とを含む端子と、
     前記取付孔に挿入される挿入部を含み、前記挿入部が前記取付孔に挿入された状態で前記取付対象に固定される台本体と、
     前記台本体が前記取付対象に固定された状態で、前記挿入部と前記取付孔との間に介在するパッキンと、
     を備え、
     前記台本体が前記端子中間部を覆った状態で前記端子を保持しており、
     前記挿入部と前記パッキンの少なくとも一方の外周面が、前記取付孔への挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分を含む、端子台。
  2.  請求項1に記載の端子台であって、
     前記パッキンの外周面が、前記挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分を含む、端子台。
  3.  請求項1又は請求項2に記載の端子台であって、
     前記挿入部の外周面及び前記パッキンの内周面のそれぞれが、前記挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分を含む、端子台。
  4.  請求項3に記載の端子台であって、
     前記挿入部の外周面及び前記パッキンの内周面のそれぞれが、前記挿入方向に向って徐々に小さくなる形状部分に対して挿入方向先端側に連続して、前記挿入方向に沿って同一形状が連続する端部分を含み、
     前記パッキンのうち前記端部分が自己の弾性力によって前記挿入部のうちの前記端部分を締付けた状態となっている、端子台。
  5.  請求項1又は請求項2に記載の端子台であって、
     前記パッキンが、その周方向に沿って延び、かつ、前記挿入方向に沿って並ぶ複数の環状リブを含む、端子台。
  6.  請求項5に記載の端子台であって、
     前記パッキンの内周に前記複数の環状リブが形成され、
     前記パッキンの外周面は、前記パッキンの内周面よりもなだらかに形成されている部分を含む、端子台。
  7.  請求項1又は請求項2に記載の端子台であって、
     前記台本体は、前記挿入部の基端側に連なり、前記挿入部の外側で前記取付対象に締結固定される固定部を含む、端子台。
  8.  請求項7に記載の端子台であって、
     前記パッキンが前記固定部に接している、端子台。
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