JPH088459B2 - 高能率電力増幅器 - Google Patents

高能率電力増幅器

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JPH088459B2
JPH088459B2 JP63092904A JP9290488A JPH088459B2 JP H088459 B2 JPH088459 B2 JP H088459B2 JP 63092904 A JP63092904 A JP 63092904A JP 9290488 A JP9290488 A JP 9290488A JP H088459 B2 JPH088459 B2 JP H088459B2
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JP
Japan
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distributed constant
power amplifier
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amplifier
constant line
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JP63092904A
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Inventor
敦也 横井
Original Assignee
東洋通信機株式会社
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/60Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microwave Amplifiers (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する分野) 本発明は高能率電力増幅器,殊に偶数次高調波に対す
る出力回路の特性インピーダンスを改善した高能率電力
増幅器に関する。
(従来技術) 近年,極めて能率良く電力利得を得るためにD級,E級
及びF級電力増幅器の研究が進められている。
これ等の電力増幅器は能力素子にスイッチング動作を
させて方形波を得ると共に必要な周波数成分を出力回路
から得るようにしたものである。
従来,このような高能率電力増幅器例えばF級増幅器
は第2図に示すように構成するのが一般的であった。
同図に於いて,1は増幅用能動素子としての電界効果ト
ランジスタ(以下FETと称す)であって,そのソースS
をアースに,ゲートGにはチョークCH1を介してバイア
ス電圧VGGを印加すると共にドレインDにはチョークCH2
を介してドレイン電源VDDを供給し,又,該ドレインD
と負荷RLとの間には直流阻止用コンデンサC1と特性イン
ピーダンスZOZDのλ/4長分布定数線路2との直列回路を
挿入すると共に前記負荷RLと並列に入力周波数に同
調するLC並列共振回路5を接続して構成したものであ
る。このように構成した増幅器の動作を説明する。
先ず,FET1はゲートGに入力した周波数で波長λ
の高周波信号によってスイッチング動作を行う。このと
き,ドレインDに発生するドレイン電圧VDと,ドレイン
DとソースS間に流れるドレイン電流iDの波形は,ドレ
インDから負荷側を見たインピーダンスZinで決定され
る。
ここで,負荷インピーダンスをRL及びλ/4長分布定数
線路の特性インピーダンスをZOとした場合上述のF級増
幅器を理想的に動作させるためには次の特性条件を満す
必要がある。即ち,基本周波数に対してはインピー
ダンスZinをZO 2/RLにすると共に偶数次高調波n1 (n
1=2,4,6,……)に対しては零とし,又奇数次高調波n2
(n2=3,5,7,……)に対しては無限大とする。従っ
て,ドレインDとアースとの間は奇数次高調波の場合開
放状態又,偶数次高調波の場合短絡状態にするため第3
図に示すように結果的にドレイン電圧VOは方形波,ドレ
イン電流iDは半波整流波形となる。同図から判るように
電圧と電流が同時に印加されることがない為,増幅素子
内の電力損失が零となって全電力が負荷RLへ供給され,
増幅器の動作効率は理論的には100%となる。
しかしながら,上述のF級増幅器では以下に述べるよ
うに理想的な特性条件を十分に満たすことができない。
即ち,所要角周波数ωに対してLC同調回路と負荷RLとの
合成アドミタンスYは であるから,基本周波数のn次高調波の角周波数n
ω(但し,ω=2πO,n=1,2,3,……)に対する
合成アドミタンスY′は次のように表わすことができ
る。
この式は高調波の次数nが増加することによって共振
回路の誘導性リアクタンスが無限大に近づくと共に容量
性リアクタンスが零に近づくことに基づいて合成アドミ
タンスY′が無限大に近づくことを表わしている。
一方,前記特性インピーダンスZOのλ/4長分布定数線
路は基本周波数及び奇数次高調波n2 に対しては
インピーダンス変換作用がありλ/4長分布定数線路の出
力端に接続した合成アドミタンスY′によって入力イン
ピーダンスZinは Zin=ZO 2・Y′ であるから,基本周波数に対するインピーダンスZ
inは上述の理想条件と同様にZO 2・/RLであり奇数次高周
波n2 に対してはZO 2・Y′である。又,偶数次高調
波n1 に対してはλ/4長分布定数線路が半波長線路と
みなせるためZinは1/Y′である。しかし,nが小さいもの
即ち,低い次数の高調波成分に対するY′の虚数項は比
較的小さくなるためこれらの高調波に対して前記理想的
な特性条件を満すことができず第4図のようにドレイン
電圧VDとドレイン電流iDとが同時に印加される部分が生
じ増幅素子内で電力損失が発生すると同時に分布線路を
通過したこれら低次高調波成分が負荷に供給されスプリ
アス電力が発生して動作効率を悪化させていた。
(発明の目的) 本発明は上述した電力増幅器の欠点を解消するために
なされたものであって,インピーダンス特性の改善によ
って電力増幅器の動作効率を向上させた高能率電力増幅
器を提供することを目的とする。
(発明の概要) 上述の目的を達成するため本発明に於いては以下の如
き構成をとる。
即ち,能動素子にスイッチング動作をさせて方形波を
発生し,出力回路によって前記方形波から所要周波数成
分を得るようにした電力増幅器に於いて前記所要周波数
成分の偶数次高調波に対し短絡状態となり又,奇数次高
調波に対しては開放状態となるλ/4ショートスタブ或は
λ/8オープンスタブとλ/8長ショートスタブとを負荷に
接続して構成する。
(実施例) 以下,本発明を図面に示した実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すF級増幅器の回路図
である。
同図に於いて1はFETであって従来のF級増幅器と同
様にチョークCH1,CH2,負荷RL,直流阻止用コンデンサC1,
λ/4長分布定数線路2及びLC並列同調回路5を接続する
と共に前記λ/4長分布定数線路2の出力端に特性インピ
ーダンスZ1のλ/8長オープンスタブ3及びλ/8長ショー
トスタブ4を夫々接続して構成する。
上述したF級増幅器は以下の如く動作する。
ここで,λ/8オープンスタブ3とλ/8長ショートスタ
ブ4との合成インピーダンスZpは次のように表わすこと
ができる。
この式はnが偶数の場合分子が零となり合成インピー
ダンスZpが零となる。又,nが奇数の場合は分母が零とな
り合成インピーダンスZpが無限大となる。即ち,前記λ
/8長オープンスタブ3及びλ/8長ショートスタブ4を接
続する事によって,λ/4長分布定数線路2の出力端は偶
数次高調波に対して短絡状態となり又,基本波及び奇数
次高調波に対して開放状態となる。
従って,ドレインDから負荷側を見たインピーダンス
Zinは基本周波数に対してZO 2/RLとなると共に偶数
次高調波n1 に対して零となり,又奇数次高調波n2
に対してZO 2Yとなる。これによって上述のF級増幅器
のインピーダンスZi偶数次高調波に対して理想的な短絡
状態となるための波形は略完全な方形波となり,能動素
子内の電力損失を半減させると共に偶数次高周波のスプ
リアス発生を抑制し結果的に増幅器の動作効率を向上す
ることができる。
又,本発明のλ/4長分布定数線路2はこれと等価な線
路波長がλ/4の奇数倍の分布定数線路であっても良いこ
とは自明であろう。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように,λ/4長分布定数線路の
出力端にλ/8長オープンスタブ及びλ/8長ショートスタ
ブを付加することによって増幅素子内の電力損失を半減
し,増幅器の動作効率を向上させ得るように構成したも
のであるから,電力増幅器を小型軽量化するとともに低
価格化をはかる上で著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した回路図、第2図は従
来例を示した回路図、第3図は理想的なドレイン電圧波
形及びドレイン電流波形を示した図、第4図は従来型の
回路によるドレイン電圧波形及びドレイン電流波形を示
した図である。 1……増幅用能動素子、2……λ/4長分布定数線路、3
……λ/8長オープンスタブ、4……λ/8長ショートスタ
ブ、5……LC並列同調回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】能動素子にスイッチング動作をさせて方形
    波を発生し、該方形波から波長λの基本波成分を得るよ
    うに、λ/4長の奇数倍の分布定数線路と基本波成分の周
    波数に同調する並列共振回路との直列回路を能動素子の
    出力端とアースとの間に接続した電力増幅器において、
    前記λ/4長の奇数倍の分布定数線路と並列共振回路との
    間の接続点に2つのλ/8長の分布定数線路の一端を接続
    し、一方のλ/8長の分布定数線路の他端を開放状態と
    し、他方のλ/8長の分布定数線路の他端をアースに接続
    したことを特徴とする高能率電力増幅器。
JP63092904A 1988-04-15 1988-04-15 高能率電力増幅器 Expired - Lifetime JPH088459B2 (ja)

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JPH01264407A JPH01264407A (ja) 1989-10-20
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JPS62168404A (ja) * 1986-01-20 1987-07-24 Fujitsu Ltd マイクロ波電力増幅回路
JPS62147921U (ja) * 1986-03-12 1987-09-18

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