JPH088446Y2 - 電極洗浄装置 - Google Patents

電極洗浄装置

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JPH088446Y2
JPH088446Y2 JP1989108873U JP10887389U JPH088446Y2 JP H088446 Y2 JPH088446 Y2 JP H088446Y2 JP 1989108873 U JP1989108873 U JP 1989108873U JP 10887389 U JP10887389 U JP 10887389U JP H088446 Y2 JPH088446 Y2 JP H088446Y2
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JP
Japan
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cylinder
electrode
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movable
guide
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JP1989108873U
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JPH0348757U (ja
Inventor
勝 中山
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東亜電波工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗浄ノズルから噴射される空気又は液体に
より電極を洗浄する装置に関する。
〔従来の技術〕
液体成分の分析等に用いる電極は、試料液に浸漬した
まま長期に連続測定を行なうと表面が汚染され測定精度
が低下するので、定期的に電極表面を洗浄する必要があ
る。
かかる電極洗浄装置としては、第2図に示すような、
電極1に対向させた洗浄ノズル2から空気又は液体から
なる洗浄媒体を噴射するジエツト式の電極洗浄装置が通
常使用されている。即ち、この電極洗浄装置は、電極1
を一端より突出させ保持した電極保持器3に洗浄媒体供
給管4を挿通し支柱5を固定し、支柱5の一端から導出
した洗浄媒体供給管4の一端に電極1と対向させて洗浄
ノズル2を取り付けてあり、電極1と共に洗浄ノズル2
を検液中に浸漬しておく。洗浄時には、洗浄媒体供給管
4から加圧した洗浄用の空気又は液体(通常は共に薬液
を含む)を供給し、洗浄ノズル2より電極1に向けて噴
射する。
しかし、第2図の電極洗浄装置では電極1と洗浄ノズ
ル2の間を検液が自由に流通しうるので、周囲から流入
する検液が抵抗となつて洗浄媒体の噴出力を弱め、洗浄
媒体に薬液が含まれる場合は検液に希釈されて効果が低
下する欠点があつた。又、検液に固形物が含まれる場合
には、洗浄ノズル2から噴射される洗浄媒体と共に固形
物が電極1に衝突し、電極1を損傷する危険があつた。
そこで、これらの欠点を解決するため、第3図に示す
電極洗浄装置が実公昭59−10613号公報に提案されてい
る。即ち、電極1と洗浄ノズル2の周囲を覆壁6で取り
囲み、覆壁6の一部に開口7を形成することにより、検
液の流入を抑えて洗浄効果を上げようとするものであ
る。ところが、この電極洗浄装置では開口7が小さいた
め、洗浄終了後に覆壁6内の洗浄媒体が検液によつて置
換されるまでの時間が極めて遅かつたり、電極1の周囲
に洗浄媒体や薬液が残りやすく、安定した測定状態に戻
すことが困難であつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案はかかる従来の事情に鑑み、空気や液体よりな
る洗浄媒体を洗浄ノズルから噴射して、電極を効率良く
洗浄でき、且つ洗浄後速やかに安定した測定状態に戻る
ことの出来る電極洗浄装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の電極洗浄装置は、
電極を突出させて保持した電極保持器の一端から電極の
周囲に延長した保持器外筒と、保持器外筒の内側と外側
を連通する開口部と、保持器外筒の一端と相対して設け
られ洗浄媒体供給口を有する基部と、一端が基部に固定
され他端を保持器外筒の方向に向けて突出せしめ、内側
の空間を洗浄媒体供給口に連通したガイド筒と、ガイド
筒の内側で一端が基部に固定された支持筒と、支持筒の
他端にノズル口を電極と対向させて設けた洗浄ノズル
と、ガイド筒と支持筒との間に挿入され、他端が保持器
外筒の一端に接近若しくは交差し又離間しうるようにガ
イド筒に沿い移動可能に設けられた可動筒と、可動筒の
一端から両側部がガイド筒及び支持筒に沿って突き出
し、基部の洗浄媒体供給口に連通して設けられた断面略
コ字状で環状のゴムパツキンとを備えたことを特徴とす
る。
〔実施例〕
本考案による電極洗浄装置の一具体例を、第1図によ
り説明する。
電極1は通常の如く電極保持器3の一端から突出させ
て保持されている。この電極保持器3の一端から保持器
外筒8が電極1の周囲に延長して設けてあり、保持器外
筒8の内側と外側とは複数の開口部9により連通されて
いる。
電極保持器3には通常の如く洗浄媒体供給管(第2図
又は第3図の4)が支持され、洗浄媒体供給管の一端は
保持器外筒8の一端と相対する基部10の洗浄媒体供給口
11に接続されている。
基部10にはガイド筒12の一端が固定され、ガイド筒12
の他端は保持器外筒8の方向に向けて突き出ている。ガ
イド筒12の内側の空間は洗浄媒体供給口11に連通させて
ある。又、ガイド筒12の内側には、ガイド筒12と同心円
状に基部10に支持筒13が立設固定してあり、支持筒13の
他端にノズル口14を電極1と対向せしめた洗浄ノズル2
が着脱可能に取付けてある。
ガイド筒12と洗浄ノズル2を支持した支持筒13の間に
は、可動筒15がガイド筒12に沿い移動可能に挿入されて
いる。又、可動筒15の内周と支持筒13の外周の間には、
コイルバネ17が両端を可動筒15の一端段部と支持筒13の
他端段部とに当接させて嵌挿してある。可動筒15の一端
は、ガイド筒12の内側空間内で洗浄媒体供給口11に相対
する幅広の環状溝形状の受圧部16になつていて、その内
側から環状で断面略コ字状のゴムパツキン18が両側部を
ガイド筒12及び支持筒13に沿って突き出すように取付け
てあり、洗浄媒体の圧力を受けてゴムパツキン18の両側
部が拡張し、ガイド筒12及び支持筒13との間を気密に保
つようになつている。
〔作用〕
上記の電極洗浄装置は電極保持器3と共に検液中に常
時浸漬して用いるが、測定中における定常状態では、第
1図右側に示す如く可動筒15が基部10側に停止し、電極
1と洗浄ノズル2の間が解放されているので、電極1の
周囲には検液が自由に流通出来る。
電極洗浄時には、基部10の洗浄媒体供給口11に供給さ
れる加圧された洗浄媒体の圧力(例えば、1〜5kg/c
m2)によりゴムパツキン18が拡張してガイド筒12及び支
持筒13との気密が増すため、可動筒15の受圧部16が洗浄
媒体により押圧され、第1図左側に示す如く可動筒15が
コイルバネ17を圧縮して電極1側に移動し、可動筒15の
他端が保持器外筒8の一端内側に交差して入り込む。
尚、可動筒15は他端が保持器外筒8の外側に交差しても
良いし、少なくともほぼ当接する程度に接近出来れば良
い。可動筒15の移動を停止させるには、コイルバネ17が
圧縮限界に達するか、可動筒15の内周と支持筒13の外周
に設けた段差が当接し合うか、又は可動筒15の他端が保
持器外筒8の一端に当接させる等の何れかにより可能で
ある。
この状態で電極1と洗浄ノズル2の周囲は可動筒15に
よつて取り囲まれるので、周囲からの検液の流入が防止
でき、洗浄ノズル2のノズル口14から噴射された洗浄媒
体は噴出力が弱められることなく電極1に衝突して電極
1を洗浄し、保持器外筒8の開口部9を通つて外部に排
出される。洗浄媒体に含まれる薬液も検液によつて希釈
されることがなく、薬液の効果を維持できる。又、検液
が固形物を含む場合でも可動筒15の内側に検液が流入し
ないので、検液に含まれる固形物が電極1に衝突する危
険が殆ど無くなる。
電極1の洗浄が終了し、洗浄媒体の供給を止めると、
第1図右側に示す如く、洗浄媒体の圧力が低下するので
拡張していたゴムパツキン18が元の状態に戻り、圧縮さ
れたコイルバネ17の反発力により可動筒15が基部10の方
向に押圧され、速やかに元の位置に戻る。可動筒15の復
帰速度はやや劣るが、コイルバネ17を用いずに、可動筒
15を自重により元の位置に復帰させることも可能であ
る。従つて、洗浄を終了して洗浄媒体の供給を止める
と、ほぼ同時に可動筒15が基部10側に復帰して電極1の
周囲に検液が自由に流通しうる状態となるので、残つた
洗浄媒体が検液によつて直ちに置換され、電極1の洗浄
終了とほぼ同時に安定した測定を再開することが可能で
ある。
〔考案の効果〕
本考案によれば、工業的な連続測定に使用している電
極に、測定を中断することなく空気や液体よりなる洗浄
媒体を洗浄ノズルから噴射して、電極を効果的に迅速に
洗浄でき、且つ洗浄後速やかに安定した測定状態に戻す
ことの出来る電極洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電極洗浄装置の一具体例を示す一
部切欠側面図であり、第2図は従来の電極洗浄装置の側
面図及び第3図は従来の別の電極洗浄装置の一部切欠側
面図である。 1……電極、2……洗浄ノズル 3……電極保持器、4……洗浄媒体供給管 5……支柱、6……覆壁 7……開口、8……保持器外筒 9……開口部、10……基部 11……洗浄媒体供給口、12……ガイド筒 13……支持筒、14……ノズル口 15……可動筒、16……受圧部 17……コイルバネ、18……ゴムパツキン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極を突出させて保持した電極保持器の一
    端から電極の周囲に延長した保持器外筒と、保持器外筒
    の内側と外側を連通する開口部と、保持器外筒の一端と
    相対して設けられ洗浄媒体供給口を有する基部と、一端
    が基部に固定され他端を保持器外筒の方向に向けて突出
    せしめ、内側の空間を洗浄媒体供給口に連通したガイド
    筒と、ガイド筒の内側で一端が基部に固定された支持筒
    と、支持筒の他端にノズル口を電極と対向させて設けた
    洗浄ノズルと、ガイド筒と支持筒の間に挿入され、他端
    が保持器外筒の一端に接近若しくは交差し又は離間しう
    るようにガイド筒に沿い移動可能に設けた可動筒と、可
    動筒の一端から両側部がガイド筒及び支持筒に沿って突
    き出し、基部の洗浄媒体供給口に連通して設けられた断
    面略コ字状で環状のゴムパツキンとを備えたことを特徴
    とする電極洗浄装置。
  2. 【請求項2】可動筒の内周の段部と支持筒の外周の段部
    との間に、コイルバネを嵌挿したことを特徴とする、請
    求項(1)に記載の電極線状装置。
JP1989108873U 1989-09-18 1989-09-18 電極洗浄装置 Expired - Lifetime JPH088446Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5910613Y2 (ja) * 1978-11-30 1984-04-03 電気化学計器株式会社 電極自動洗浄装置
JPS5847758U (ja) * 1981-09-28 1983-03-31 電気化学計器株式会社 Ph等の測定用電極の自動洗浄装置
JPS58129150U (ja) * 1982-02-25 1983-09-01 横河電機株式会社 電極の洗浄手段の構造

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