JPH0883991A - 電気機器冷却装置 - Google Patents

電気機器冷却装置

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JPH0883991A
JPH0883991A JP6217497A JP21749794A JPH0883991A JP H0883991 A JPH0883991 A JP H0883991A JP 6217497 A JP6217497 A JP 6217497A JP 21749794 A JP21749794 A JP 21749794A JP H0883991 A JPH0883991 A JP H0883991A
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pipe
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久勝 瓦井
Seiichi Mitsumoto
誠一 光本
Hiromasa Matsuoka
宏昌 松岡
Tadao Nishimori
忠雄 西森
Shiro Yamauchi
四郎 山内
Nobuyoshi Takahashi
信義 高橋
Tomonori Hirayama
友則 平山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、継手部、冷却水系内の熱交換
器、電気機器の腐食を十分に抑えることができる電気機
器冷却装置を提供することを目的とする。 【構成】 純度維持用イオン交換樹脂塔3は、電気機器
7を冷却する冷却水Wを通し、この冷却水Wの水質をイ
オン交換樹脂により高純度に維持している。そして、電
気機器7の絶縁管8近傍の冷却水配管4中には、イオン
集合管20が設けられている。このイオン集合管20
は、絶縁管部20aと、この絶縁管部20aの両側に取
り付けられた継手部20bとから構成され、さらに継手
部20b間の電界強度を絶縁管8の両側の継手部9間の
電界強度より大きくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、VVVFイ
ンバータ制御装置や、水冷却発電機または燃料電池等の
水冷式の電気機器に用いられる電気機器冷却装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、水冷式の電気機器は、多数の冷
却対象を有している。そして、これらの冷却対象の少な
くとも一部の冷却対象には電圧が印加(通電)されてい
る。この水冷式の電気機器を冷却水を使って冷却する場
合、電気機器冷却装置の冷却水配管が絶縁管を介して継
手に接続され、冷却水配管を介して供給される冷却水が
冷却対象間を流れて、各冷却対象が冷却される。この
時、冷却対象と冷却水配管との間には電位差があるた
め、その電位差と絶縁管内の冷却水の抵抗に応じた電流
が継手間に流れる。この電流のために、高電位側、すな
わちプラス側電圧が印加されている側の継手部が腐食す
る。
【0003】ここで、説明の便宜上電気機器を1つの冷
却対象として取り扱い、腐食の現象について説明する。
例えば、電気機器側にプラス側電圧が印加されている場
合、eを電子とすると、冷却水と接触する継手(陽極)
表面では以下の酸化反応が生じる。 2H2O → O2 + 4H+ + 4e ・・・(式1) Me → Men+ + ne ・・・(式2) ここで、Me:金属、n:電子数であり、金属がFeの
場合、 Fe → Fe2+ + 2e となる。また、絶縁管を介して冷却水と接する他方の継
手(陰極)表面では以下の還元反応が生じる。 2H2O + 2e → H2 + 2OH- ・・・(式3) O2 + 2H2O + 4e → 4OH- ・・・(式4) この場合、継手(陽極)表面では、(式1)の反応によ
りH+が生成するので、冷却水中に腐食性イオン(例え
ばSO4 2- ,Cl-)が存在すると、H+が腐食性イオン
を引き寄せる結果、ノズル内面の水は酸性(H2SO
4 ,HCl)となって(式2)の腐食反応が加速され、
陽極側の継手が腐食する。
【0004】また、冷却水が酸性でそのPH値が低い場
合、冷却水系内の熱交換器、電気部品を構成する金属表
面では、(式2)、(式5)で示される酸化還元反応が
生じる。 Me → Men+ + ne ・・・(式2) ここで、金属がCuの場合には、Cu → Cu2+ + 2
eとなる。 2H+ + 2e → H2 ・・・(式5) そして、PH値が低くなるほど、(式5)の反応速度が
加速されるため、(式2)の腐食反応が進行し、継手の
みならず冷却水系内の熱交換器、電気部品も腐食する。
【0005】さらに、冷却水中に溶存酸素がある場合、
冷却水系内の熱交換器、電気部品において、(式2)で
示される酸化反応が生じ、冷却水配管側には、(式4)
で示される還元反応が生じる。そして、溶存酸素量が多
くなるほど、(式4)の反応速度が加速されるため、
(式2)の腐食反応が進行し、継手のみならず冷却水系
内の熱交換器、電気部品が腐食する。
【0006】以上のように、継手の腐食要因は電流が主
要因であり、冷却水のPH、溶存酸素も関与する。ま
た、冷却水系内の熱交換器、電気部品の腐食要因は冷却
水のPH、溶存酸素である。
【0007】このため、電気機器を冷却水を使って冷却
する場合、絶縁管を長くするとともに、冷却水の純度を
上げて、冷却水中を流れる電流値をできるだけ小さく抑
えることにより、電気機器の継手の防食がなされてい
る。また、冷却水系内の熱交換器、電気部品の防食法と
して溶存酸素の除去装置が開発され、実用化されてい
る。
【0008】図10は、このような防食対策がなされた
従来の電気機器冷却装置の全体構成を示している。図に
おいて、1は冷却水Wの循環ポンプ、2は熱交換器、3
は冷却水Wの水質を常時高純度(低電気伝導度)に保持
するための純度維持用イオン交換樹脂塔である。この純
度維持用イオン交換樹脂塔3内には、冷却水W中のカチ
オンやアニオンを捕らえてH+およびOH-を放出するカ
チオン交換樹脂(R−H)およびアニオン交換樹脂(R
−OH)が充填されている。ここで、Rはベンゼン環を
表す。4は循環ポンプ1と熱交換器2を含むように環状
に形成された冷却水配管、5は純度維持用イオン交換樹
脂塔3を含むとともに、冷却水配管4と循環ポンプ1の
出入口点P,Qで連結される冷却水Wの水処理配管であ
る。
【0009】6は水処理配管5の純度維持用イオン交換
樹脂塔3の上流側に設けられた流量調整弁、7は冷却水
配管4の熱交換器2の下流側に設けられた冷却対象とし
ての電気機器、8は継手部9と冷却水配管4の端部の継
手部9との間に接続された絶縁管、10は冷却水配管4
の連通点Qに配管11を介して連通する冷却水Wのスト
レージタンクである。なお、継手部9と絶縁管8は拡大
して書いており、実際は冷却水配管4とほぼ同じ径であ
る。
【0010】図11は絶縁管8と接続される継手部9周
りの詳細を示している。継手部9は、冷却水配管4の両
端に取り付けられ、先端部の小径部9aが絶縁管8中に
差し込まれている。そして、フランジ状に折り曲げられ
た絶縁管8の端部8aと継手部9とが、継手部9の外周
部に螺合する袋ナット12によって加圧されて連結され
ている。なお、継手部9は例えば、ステンレス鋼から構
成されている。
【0011】つぎに、この従来の電気機器冷却装置の動
作について説明する。循環ポンプ1が作動されると、冷
却水Wの一部は冷却水配管4側に送られ熱交換器2に供
給されるとともに、冷却水Wの残りは水処理配管5側に
送られ純度維持用イオン交換樹脂塔3に供給される。こ
の場合、冷却水配管4側の流量と水処理配管5側の流量
との流量比は流量調整弁6の開度によって定められる。
そして熱交換器2を通って、これにより冷却された冷却
水Wは、電気機器7内に供給されて、この電気機器7を
冷却した後、再び、循環ポンプ1側に戻される。
【0012】また、純度維持用イオン交換樹脂塔3を通
り、イオン交換樹脂を介してイオンが除かれた冷却水W
は、冷却水配管4側の冷却水と合流した後、再び、循環
ポンプ1側に戻される。したがって、腐食等に起因して
冷却水W中にイオンが生じても、このイオンは、この純
度維持用イオン交換樹脂塔3中のイオン交換樹脂によっ
て常時除かれるため、冷却水Wは常時高純度に維持され
る。なお、冷却水配管4および水処理配管5には、配管
11を介してストレージタンク10が連通されているた
め、この電気機器冷却装置内は、ストレージタンク10
の上部を除き、常時冷却水Wで満たされている。
【0013】ここで、電気機器7に電圧が印加されてい
る場合、この電気機器7側と冷却水配管4側との間に絶
縁管8中の冷却水Wを介して、継手部9間に電流が流れ
る。ところが、冷却水Wの水質が高純度に維持されてい
るとともに、絶縁管8が長くなっており、冷却水Wの抵
抗が大きくなっている。その結果、継手部9間を流れる
電流は小さい。したがって、このような電気機器冷却装
置においては、絶縁管8の両側の継手部9(陽極側)に
は腐食はほとんど生じない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
このような電気機器冷却装置においては、水冷式電気機
器の小型化、高性能化にともなって、絶縁管8の長さを
短くしようとする傾向にある。このため、近年の電気機
器冷却装置では、継手部9間に冷却水Wを介して充分に
電流が流れるようになり、陽極部での腐食反応が促進さ
れて、継手部9に腐食が生じてしまうという課題があっ
た。また、電気機器のコンパクト化により、冷却水系内
の熱交換器、電気部品の簡便な防食法が必要となってき
ている。
【0015】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたものであり、絶縁管が短くなっても、充
分に継手部の腐食を抑えることができ、また冷却水系内
の熱交換器および電気部品を簡便に防食できる電気機器
冷却装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明
は、電圧が印加されている電気機器に冷却水を通して、
この電気機器の冷却を行うとともに、この電気機器の冷
却水配管の継手部間に絶縁管を取り付けて、この電気機
器の冷却水配管に対する絶縁がなされている電気機器冷
却装置において、冷却水を通すことにより、この冷却水
の水質をイオン変換樹脂によって常時高純度に維持させ
る純度維持用イオン交換樹脂塔と、冷却水の水質を高純
度に維持した状態で、冷却水系の各部の腐食因子を減少
させる腐食防止手段とを備えたことである。
【0017】また、この発明の第2の発明は、上記第1
の発明において、腐食防止手段が、冷却水配管中の絶縁
管近傍に配置されるとともに、冷却水配管の両側に第2
継手部を有し、かつ、この第2継手部間の電界強度が絶
縁管の両側の継手部間の電界強度より大きく維持されて
いるイオン集合管であることである。
【0018】また、この発明の第3の発明は、上記第1
の発明において、腐食防止手段が、冷却水を通すことに
より、この冷却水のPH値をイオン交換樹脂によって常
時中性または弱アルカリ性に維持させるPH調整用イオ
ン交換樹脂塔であることである。
【0019】また、この発明の第4の発明は、上記第1
の発明において、腐食防止手段が、冷却水を通すことに
より、この冷却水のPH値を難溶性塩基によって常時中
性または弱アルカリ性に維持させる難溶性塩基塔である
ことである。
【0020】また、この発明の第5の発明は、上記第1
の発明において、腐食防止手段が、冷却水配管に連通す
るストレージータンク内の上部側空気層中の炭酸ガスを
吸収する炭酸ガス吸収装置と、このストレージータンク
内への空気の無用な流入を防止するブリーズ弁とを有し
て構成されていることである。
【0021】また、この発明の第6の発明は、上記第1
の発明において、腐食防止手段が、冷却水の一部を高温
に加熱して脱気する脱気装置であることである。
【0022】また、この発明の第7の発明は、上記第1
の発明において、腐食防止手段が、冷却水を通すことに
より、この冷却水中の溶存酸素や重金属イオンを卑な金
属によって捕捉する酸素捕捉装置であることである。
【0023】また、この発明の第8の発明は、上記第1
の発明において、腐食防止手段が、冷却水に接触する継
手部と絶縁管との接続部近傍に設けられた局部的水流形
成手段であることである。
【0024】また、この発明の第9の発明は、上記第1
の発明において、腐食防止手段が、冷却水と接触する継
手部の内面側に形成されたらせん状溝であることであ
る。
【0025】
【作用】この発明の第1の発明によれば、冷却水は純度
維持用イオン交換樹脂塔を通り、その水質が高純度(低
電気伝導度)に維持される。その結果、冷却水配管の継
手部間に電位差が生じていても、絶縁管中の冷却水の抵
抗が大きく、該電位差に起因して継手部間に流れる電流
が抑えられ、継手部の防食が図られる。この場合でも、
絶縁管の長さ、すなわち継手部間の距離が短くなると、
その分冷却水の抵抗が小さくなり、継手部間に電流が流
れ易くなる。そして、冷却水中に極く僅かに残存する腐
食性イオンの濃縮、冷却水の酸性化あるいは冷却水中の
溶存酸素といった腐食因子によって、上記継手部に腐食
が生じ易くなる。このため、この第1の発明では、さら
に腐食防止手段を設けて、冷却水の水質を高純度に維持
した状態で、上記継手部周りの冷却水による腐食因子を
減少させて、この継手部の防食を図るようにしている。
また、上記の水質にすることにより、冷却水系内の熱交
換器、電気部品も防食できる。
【0026】また、この発明の第2の発明によれば、イ
オン集電管の絶縁管部両側の第2継手部間の電界強度
が、絶縁管の両側の継手部間の電界強度より大きいた
め、腐食因子である冷却水中の腐食性イオン(例えばS
4 2- 、Cl- )はイオン集合管の陽極側の第2継手部
周りに集められて濃縮される。このため、冷却水中の腐
食性イオンが全体的に減少し、継手部周りに濃縮される
腐食性イオンの量が減少されて、継手部の防食が一層図
られるようになる。また、上記の水質にすることによ
り、冷却水系内の熱交換器、電気部品も防食できる。
【0027】また、この発明の第3の発明によれば、冷
却水はPH調整用イオン交換樹脂塔を通り、冷却水が中
性または弱アルカリ性に維持される。そこで、腐食因子
である冷却水の酸性化が防止されて、継手部、冷却水系
内の熱交換器、電気部品の防食が一層図られるようにな
る。
【0028】また、この発明の第4の発明によれば、冷
却水は難溶性塩基塔を通り、冷却水中にわずかに塩基が
溶解され、冷却水が中性または弱アルカリ性に維持され
る。そこで、腐食因子である冷却水の酸性化が防止され
て、継手部、冷却水系内の熱交換器、電気部品の防食が
一層図られるようになる。
【0029】また、この発明の第5の発明によれば、ス
トレージタンクの空気層中の炭酸ガスが炭酸ガス吸収装
置によって吸収され、この炭酸ガスが冷却水中に溶け込
んで、冷却水が酸性化するのを防止している。また、ブ
リーズ弁を設けて、ストレージタンク内への空気の無用
な流入を抑制しているため、ストレージタンクの空気層
中の炭酸ガス濃度は低く抑えられる。
【0030】また、この発明の第6の発明によれば、冷
却水の一部が脱気装置によって加熱されて脱気され、腐
食因子である冷却水中の溶存酸素が減少される。
【0031】また、この発明の第7の発明によれば、酸
素捕捉装置中の卑な金属によって腐食因子である冷却水
中の溶存酸素や重金属イオンが捕捉される。なお、重金
属イオンは冷却水に電流を流す役割をはたすため、継手
部の腐食を進行させる役割を有するものである。
【0032】また、この発明の第8の発明によれば、水
流形成手段が継手部と絶縁管との接続部周りに局部的な
水流を形成し、該接続部回りの冷却水の淀みをなくして
いる。そこで、この接続部回りにおける腐食性イオンの
濃縮が防止される。
【0033】また、この発明の第9の発明によれば、継
手部の内面に形成されたらせん状溝により継手部内を流
れる冷却水が乱流状態となる。そこで、継手部内の腐食
性イオンの濃縮が防止される。
【0034】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係る電気機器冷
却装置の全体構成を示す図、図2はそのイオン集合管周
りを示す断面図である。なお、図10および図11で示
した電気機器冷却装置等と同一または相当部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0035】図において、20は絶縁管8近傍の冷却水
配管4中に設けられた腐食防止手段としてのイオン集合
管である。このイオン集合管20は、両端部にフランジ
部20a1を有した絶縁管部20aと、この絶縁管部2
0aに接続される冷却水配管4,4A(説明の都合上、
絶縁管8とイオン集合管20との間の冷却水配管4を符
号4Aで示す)に取り付けられた第2継手部としての継
手部20bと、継手部20bと絶縁管部20aとを接続
するための袋ナット20cとから構成されている。そし
て、イオン集合管20の一対の継手部20b間の電界強
度(例えば、2KV/cm)が、絶縁管8の両側の継手
部9間の電界強度(例えば、1KV/cm)より大きく
なるよう、イオン集合管20の冷却水配管4A側の継手
部20b側には一定の電圧が印加されている。
【0036】つぎに、このイオン集合管20の動作につ
いて説明する。冷却水Wは常時純度維持用イオン交換樹
脂塔3中を通過することにより、内部に溶け込んだカチ
オンおよびアニオンが除去され、その水質が高純度に維
持されているが、極微量の腐食性イオン(SO4 2- ,C
- )も存在しうる。この場合絶縁管8が比較的短く、
絶縁管8中の冷却水Wの電気抵抗が比較的小さい場合、
絶縁管8の両側の継手部9間には電流が流れるため、こ
の腐食性イオンが絶縁管8の両側の継手部9のうち陽極
側の継手部9周りに集まる。
【0037】ところが、イオン集合管20の継手部20
b間の電界強度が、絶縁管8の両側の継手部9間の電界
強度より大きいため、冷却水W中の腐食性イオンは、イ
オン集合管20の継手部20bの陽極側に多く集められ
る。そして、陽極側の継手部20bに集められた腐食性
イオンは、継手部20b間に電圧が印加されている間そ
こに維持され、流れる冷却水の純度が上がる。したがっ
て、冷却水W中の腐食性イオンの濃度が低下することと
なり、この電気機器冷却装置では、絶縁管8の長さが比
較的短い場合においても、継手部9周りにおける腐食性
イオンの濃縮の減少が図られ、継手部9の腐食の防止を
図ることができる。
【0038】この場合、イオン集合管20の継手部20
bは、腐食性イオンによって腐食されるおそれがあるた
め、その材質は、耐食材料(例えば、Pt、Ti、Ir
2、TiN、ITO(Indium Tin Oxi
de))やSnO2 等の導電性セラミックスを金属や絶
縁物上に被覆したものが用いられる。
【0039】なお、このイオン集合管20は電気機器7
の継手部9(図1では2個しか示されていないが、実際
は多数ある)に接続されるすべての絶縁管8に対応して
設ける必要はなく、いくつかの絶縁管8に対応して設け
ればよい。そこで、多数ある継手部9を高価な耐食材料
や防食材料で作製する必要がなく、装置のコストアップ
を抑えることができる。
【0040】また、イオン集合管20の継手部20bを
多孔質に構成してもよい。この場合、この継手部20b
と冷却水Wとの接触面積が大きくなり、腐食性イオンの
濃縮効果が上がり、継手部9の腐食の防止を一層図るこ
とができる。
【0041】実施例2.図3はこの発明の実施例2に係
る電気機器冷却装置の全体構成を示す図である。
【0042】図において、21は水処理配管5中に純度
維持用イオン交換樹脂塔3と並列に設けられた腐食防止
手段としてのPH調整用イオン交換樹脂塔である。この
PH調整用イオン交換樹脂塔21内には、NaやCaを
交換基としたカチオン交換樹脂(R−NaまたはR−C
a)と、OHを交換基としたアニオン交換樹脂(R−O
H)が充填されている。22は純度維持用イオン交換樹
脂塔3を通る冷却水Wの流量とPH調整用イオン交換樹
脂塔21を通る冷却水Wの流量との流量比を設定するた
めの流量調整弁であり、流量調整弁6と同一の機能を有
するものである。なお、イオン集合管20を除き、他の
構成は上記実施例1による電気機器冷却装置と同一であ
る。
【0043】この実施例2では、空気中の炭酸ガスの冷
却水Wへの溶け込み等により冷却水Wが酸性となってい
る場合でも、冷却水WがPH調整用イオ交換樹脂塔21
内を通されると、冷却水W中のイオンのうちカチオンは
Na+ またはCa+ に置換されて、カチオン交換樹脂に
捕集され、アニオンはOH- に置換されて、アニオン交
換樹脂に捕集される。そして、冷却水W中にNaOHま
たはCa(OH)2 が生成されて、冷却水W中のPH値
が上昇する。この場合、流量調整弁22の開度が調整さ
れて、この冷却水Wは、中性または弱アルカリ性に維持
される。したがって、この電気機器冷却装置では、絶縁
管8の長さが比較的短い場合においても、炭酸ガスの溶
け込み等による冷却水Wの酸性化が防止され、継手部
9、冷却水系内の熱交換器2、電気部品の腐食の防止を
図ることができる。
【0044】なお、PH調整用イオン交換樹脂塔21で
生成されたNaOHまたはCa(OH)2 は、冷却水W
とともに純度維持用イオン交換樹脂塔3を通過すること
により除去され、冷却水の純度が上がる。
【0045】実施例3.図4はこの発明の実施例3に係
る電気機器冷却装置の全体構成を示す図である。
【0046】図において、23は水処理配管5中に純度
維持用イオン交換樹脂塔3と並列に設けられた腐食防止
手段としての難溶性塩基塔である。この難溶性塩基塔2
3内には、所定形状をした難溶性の塩基である石灰石ま
たはソーダライムが充填されている。24は純度維持用
イオン交換樹脂塔3を通る冷却水Wの流量と難溶性塩基
塔23を通る冷却水Wの流量との流量比を設定するため
の流量調整弁であり、流量調整弁6と同一の機能を有す
るものである。なお、イオン集合管20を除き、他の構
成は上記実施例1による電気機器冷却装置と同一であ
る。
【0047】この実施例3では、難溶性塩基塔23内に
冷却水Wが通されると、難溶性塩基塔23内の石灰石ま
たはソーダライムがわずかに冷却水W中に溶け込み、冷
却水WのPHが上昇する。そして、冷却水Wに炭酸ガス
が溶け込んでも、石灰石やソーダライムの溶解によって
生成されたOH-により中和される。そこで、炭酸ガス
の溶け込みによる冷却水Wの酸性化が防止される。この
場合、流量調整弁24の開度が調整されて、この冷却水
Wは中性または弱アルカリ性に維持される。したがっ
て、この電気機器冷却装置では、絶縁管8の長さが比較
的短い場合においても、冷却水Wの酸性化の防止によっ
て、継手部9、冷却水系の熱交換器2、電気部品の腐食
の防止を図ることができる。なお、冷却水W中に僅かに
溶け込んだ、石灰石やソーダライムは、純度維持用イオ
ン交換樹脂塔3を通過することにより除去される。
【0048】実施例4.図5はこの発明の実施例4に係
る電気機器冷却装置の全体構成を示す図である。
【0049】図において、25はストレージタンク10
の上部側の空気層10aに連通する炭酸ガス吸収装置で
ある。この炭酸ガス吸収装置25は内部に炭酸ガス吸収
剤(例えばソーダライム、NaOHまたはBaOH)が
充填されている。26はストレージタンク10と外気と
の間に差圧が生じた場合に開くブリーズ弁である。この
ブリーズ弁26は炭酸ガス吸収装置25の大気側配管中
に取り付けられている。この場合、炭酸ガス吸収装置2
5とブリーズ弁26とで腐食防止手段が構成される。な
お、イオン集合管20を除き、他の構成は上記実施例1
による電気機器冷却装置と同一である。
【0050】この実施例4では、炭酸ガス吸収装置25
は、その炭酸ガス吸収剤が、ストレージタンク10の空
気層10aに連通しているため、この空気層10a中の
炭酸ガスを吸収するとともに、ストレージタンク10内
に取り込まれる外気が必ずその内部を通過するため、こ
の外気中の炭酸ガスも吸収する。この場合、外気はブリ
ーズ弁26を介して、必要な場合しか、ストレージタン
ク10内に取り込まれないため、ストレージタンク10
の空気層10a内の炭酸ガス濃度は常時低く抑えられ
る。
【0051】このため、この電気機器冷却装置では、ス
トレージタンク10内の冷却水W中にストレージタンク
10の空気層10aを介して炭酸ガスが溶け込むのが防
止され、冷却水Wが酸性化されるのが防止される。した
がって、この電気機器冷却装置では、冷却水Wの酸性化
(PH値低下)の防止によって、絶縁管8の長さが比較
的短い場合においても、継手部9、冷却水系の熱交換器
2、電気部品の腐食の防止を図ることができる。
【0052】実施例5.図6はこの発明の実施例5に係
る電気機器冷却装置の全体構成を示す図である。
【0053】図において、27はストレージタンク10
の一側に設けられた腐食防止手段としての加熱脱気装置
である。この加熱脱気装置27は、ストレージタンク1
0の側面に、ストレージタンク10と連通するように設
けられたコの字型のパイプ27aと、このパイプ27a
を外部から加熱するヒータ27bと、パイプ27aに設
けられた止め弁27cとから構成されている。なお、イ
オン集合管20を除き、他の構成は上記実施例1による
電気機器冷却装置と同一である。
【0054】この実施例5では、止め弁27cを開け、
パイプ27aをヒータ27bで加熱することにより、パ
イプ27a中の冷却水Wは、加熱されて、パイプ27a
内とストレージタンク10内とを循環しつつ対流する。
そして、冷却水Wは、その温度が上がって溶存酸素が外
部に放出される。したがって、この電気機器冷却装置で
は、冷却水W中の溶存酸素量を減少させることによっ
て、絶縁管8の長さが比較的短い場合においても、継手
部9、冷却水系の熱交換器2、電気部品の腐食の防止を
図ることができる。
【0055】実施例6.図7はこの発明の実施例6に係
る電気機器冷却装置の全体構成を示す図である。
【0056】図において、28は純度維持用イオン交換
樹脂塔3と流量調整弁6との間の水処理配管5中に設け
られた、腐食防止手段としての酸素捕捉装置である。こ
の酸素捕捉装置28内には、所定の形状に形成された酸
化しやすい卑な金属(例えばAl、Mg、Zn)が充填
されている。なお、イオン集合管20を除けば、他の構
成は上記実施例1による電気機器冷却装置と同一であ
る。
【0057】一般に、水冷式電気機器の冷却対象である
熱交換器や電気部品には熱伝導性のよいCuが用いら
れ、配管等にはFeが用いられ、腐食によりCu2+、F
2+が生成される。これらの重金属イオンは冷却水中に
存在して導電率を増加し、継手部9間に流れる電流値を
増加するように作用する。この実施例6では、酸素捕捉
装置28中に冷却水Wを通すことにより、冷却水W中の
溶存酸素や重金属(例えば、Fe2+、Cu2+)はこの酸
素捕捉装置28中の金属に捕捉される。したがって、こ
の電気機器冷却装置では、冷却水W中の溶存酸素量を減
少させることによって、絶縁管8の長さが比較的短い場
合においても、継手部9、冷却水系の熱交換器2、電気
部品の腐食の防止を図ることができる。また、この電気
機器冷却装置では、冷却水W中に溶存する重金属をも減
少させることによって、絶縁管8の両側の継手部9間に
流れる電流値の増加を抑えることができ、この点でも、
継手部9の腐食の防止を図ることができる。
【0058】実施例7.図8はこの発明の実施例7に係
る電気機器冷却装置の継手部周りを示す拡大断面図であ
る。
【0059】図において、29は冷却水Wが絶縁管8側
に流れる側の継手部9の小径部9aから絶縁管8側に突
出する、先端が円弧状に丸められた腐食防止手段として
のリング状突起(局部的水流形成手段)である。このリ
ング状突起29の外周面と絶縁管8の内面間には一定の
隙間29aが形成されている。なお、イオン集合管20
を除けば、他の構成は上記実施例1による電気機器冷却
装置と同一である。
【0060】継手部9の小径部9aの形状が、図11で
示されるような絶縁管8と段部を形成するような形にな
っている場合、継手部9側から絶縁管8側に流れ込んだ
冷却水Wは、この段部で淀み、この段部に腐食性イオン
を濃縮させることになる。この実施例8では、継手部9
の小径部9aにリング状突起29を設けることにより、
冷却水Wはこのリング状突起29の外側の隙間29a側
にも回り込み乱流が生じ、絶縁管8と継手部9との間に
冷却水Wの淀みはなくなる。また、リング状突起29の
円弧状先端部は電界を緩和する。
【0061】したがって、この電気機器冷却装置では、
冷却水Wの流れの淀みによって生じる腐食性イオンの濃
縮の防止と、リング状突起29の円弧状先端部における
電界の緩和によって、絶縁管8の長さが比較的短い場合
においても、継手部9の腐食の防止を図ることができ
る。
【0062】実施例8.図9はこの発明の実施例8に係
る電気機器冷却装置の継手部周りを示す拡大断面図であ
る。
【0063】図において、30は継手部9の内面にらせ
ん状に形成された腐食防止手段としてのらせん状溝であ
る。なお、イオン集合管20を除けば、他の構成は上記
実施例1による電気機器冷却装置と同一である。
【0064】この実施例8では、継手部9内を流れる冷
却水Wは、この継手部9の内面に形成されたらせん状溝
30によって、乱流状態が増幅されるため、この継手部
9の内面側や継手部9と絶縁管8との接続部において、
腐食性イオンの濃縮が防止される。したがって、この電
気機器冷却装置では、継手部9周りに腐食性イオンが濃
縮するのを防止することによって、絶縁管8の長さが比
較的短い場合においても、継手部9の腐食の防止を図る
ことができる。
【0065】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0066】この発明の第1の発明によれば、冷却水を
通すことにより、この冷却水の水質をイオン変換樹脂に
よって常時高純度に維持させる純度維持用イオン交換樹
脂塔と、冷却水の水質を高純度に維持した状態で、冷却
水系の各部の腐食因子を減少させる腐食防止手段とを備
えているので、腐食防止手段により、継手部周りにおけ
る腐食性イオンの濃縮、冷却水の酸性化、冷却水中の溶
存酸素等の腐食因子が減少でき、水冷式電気機器の小型
化、高性能化にともなって絶縁管が短くなっても、継手
部の腐食を十分防止することができ、また冷却水系の熱
交換器、電気部品の防食もできる電気機器冷却装置が得
られる。
【0067】また、この発明の第2の発明によれば、上
記第1の発明において、腐食防止手段が、冷却水配管中
の絶縁管近傍に配置されるとともに、冷却水配管の両側
に第2継手部を有し、かつ、この第2継手部間の電界強
度が絶縁管の両側の継手部間の電界強度より大きく維持
されているイオン集合管で構成されているので、イオン
集合管周りに冷却水中の腐食性イオンが集められ、継手
部周りにおける腐食性イオンの濃縮が防止され、継手部
の腐食の防止を一層図ることができる。
【0068】また、この発明の第3の発明によれば、上
記第1の発明において、腐食防止手段が、冷却水を通す
ことにより、この冷却水のPH値をイオン交換樹脂によ
って常時中性または弱アルカリ性に維持させるPH調整
用イオン交換樹脂塔で構成されているので、冷却水の酸
性化が防止され、継手部、冷却水系内の熱交換器、電気
部品の腐食の防止を一層図ることができる。
【0069】また、この発明の第4の発明によれば、上
記第1の発明において、腐食防止手段が、冷却水を通す
ことにより、この冷却水のPH値を難溶性塩基によって
常時中性または弱アルカリ性に維持させる難溶性塩基塔
で構成されているので、冷却水の酸性化が防止され、継
手部、冷却水系内の熱交換器、電気部品の腐食の防止を
一層図ることができる。
【0070】また、この発明の第5の発明によれば、上
記第1の発明において、腐食防止手段が、冷却水配管に
連通するストレージータンク内の上部側空気層中の炭酸
ガスを吸収する炭酸ガス吸収装置と、このストレージー
タンク内への空気の無用な流入を防止するブリーズ弁と
を有して構成されているので、冷却水中への炭酸ガスの
溶け込みによる冷却水の酸性化が防止され、継手部、冷
却水系内の熱交換器、電気部品の腐食の防止を一層図る
ことができる。
【0071】また、この発明の第6の発明によれば、上
記第1の発明において、腐食防止手段が、冷却水の一部
を高温に加熱して脱気する脱気装置で構成されているの
で、冷却水中の溶存酸素の減少が図られ、継手部、冷却
水系内の熱交換器、電気部品の腐食の防止を一層図るこ
とができる。
【0072】また、この発明の第7の発明によれば、上
記第1の発明において、腐食防止手段が、冷却水を通す
ことにより、この冷却水中の溶存酸素や重金属イオンを
卑な金属によって捕捉する酸素捕捉装置で構成されてい
るので、冷却水中の溶存酸素や重金属の減少が図られ、
継手部、冷却水系内の熱交換器、電気部品の腐食の防止
を一層図ることができる。
【0073】また、この発明の第8の発明によれば、上
記第1の発明において、腐食防止手段が、冷却水に接触
する継手部と絶縁管との接続部近傍に設けられた局部的
水流形成手段で構成されているので、継手部回りに局部
的な乱流を生じさせて継手部周りにおける腐食性イオン
の濃縮が防止され、継手部の腐食の防止を一層図ること
ができる。
【0074】また、この発明の第9の発明によれば、上
記第1の発明において、腐食防止手段が、冷却水と接触
する継手部の内面側に形成されたらせん状溝で構成され
ているので、継手部を流れる冷却水の乱流状態を増大さ
せて継手部周りにおける腐食性イオンの濃縮が防止さ
れ、継手部の腐食の防止を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る電気機器冷却装置
の全体構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施例1に係る電気機器冷却装置
のイオン集合管周りを示す断面図である。
【図3】 この発明の実施例2に係る電気機器冷却装置
の全体構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施例3に係る電気機器冷却装置
の全体構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施例4に係る電気機器冷却装置
の全体構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施例5に係る電気機器冷却装置
の全体構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施例6に係る電気機器冷却装置
の全体構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施例7に係る電気機器冷却装置
の継手部周りを示す拡大断面図である。
【図9】 この発明の実施例8に係る電気機器冷却装置
の継手部周りを示す拡大断面図である。
【図10】 従来の電気機器冷却装置の全体構成を示す
図である。
【図11】 従来の電気機器冷却装置の継手部周りを示
す断面図である。
【符号の説明】
3 純度維持用イオン交換樹脂塔、4 冷却水配管、7
電気機器、8 絶縁管、9 継手部、10 ストレー
ジタンク、10a 空気層、20 イオン集合管、20
a 絶縁管部、20b 継手部(第2継手部)、21
PH調整用イオン交換樹脂塔(腐食防止手段)、23
難溶性塩基塔(腐食防止手段)、25炭酸ガス吸収装置
(腐食防止手段)、26 ブリーズ弁(腐食防止手
段)、27加熱脱気装置(脱気装置、腐食防止手段)、
28 酸素捕捉装置(腐食防止手段)、29 リング状
突起(局部的水流形成手段、腐食防止手段)、30 ら
せん状溝(腐食防止手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西森 忠雄 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 山内 四郎 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 高橋 信義 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 平山 友則 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三 菱電機株式会社神戸製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧が印加されている電気機器に冷却水
    を通して、この電気機器の冷却を行うとともに、この電
    気機器の冷却水配管の継手部間に絶縁管を取り付けて、
    この電気機器の前記冷却水配管に対する絶縁がなされて
    いる電気機器冷却装置において、 前記冷却水を通すことにより、この冷却水の水質をイオ
    ン変換樹脂によって常時高純度に維持させる純度維持用
    イオン交換樹脂塔と、 前記冷却水の水質を高純度に維持した状態で、冷却水系
    の各部の腐食因子を減少させる腐食防止手段とを備えた
    ことを特徴とする電気機器冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記腐食防止手段が、前記冷却水配管中
    の前記絶縁管近傍に配置されるとともに、前記冷却水配
    管の両側に第2継手部を有し、かつ、この第2継手部間
    の電界強度が前記絶縁管の両側の前記継手部間の電界強
    度より大きく維持されているイオン集合管であることを
    特徴とする請求項1記載の電気機器冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記腐食防止手段が、前記冷却水を通す
    ことにより、この冷却水のPH値をイオン交換樹脂によ
    って常時中性または弱アルカリ性に維持させるPH調整
    用イオン交換樹脂塔であることを特徴とする請求項1記
    載の電気機器冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記腐食防止手段が、前記冷却水を通す
    ことにより、この冷却水のPH値を難溶性塩基によって
    常時中性または弱アルカリ性に維持させる難溶性塩基塔
    であることを特徴とする請求項1記載の電気機器冷却装
    置。
  5. 【請求項5】 前記腐食防止手段が、前記冷却水配管に
    連通するストレージータンク内の上部側空気層中の炭酸
    ガスを吸収する炭酸ガス吸収装置と、このストレージー
    タンク内への空気の無用な流入を防止するブリーズ弁と
    を有して構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の電気機器冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記腐食防止手段が、前記冷却水の一部
    を高温に加熱して脱気する脱気装置であることを特徴と
    する請求項1記載の電気機器冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記腐食防止手段が、前記冷却水を通す
    ことにより、この冷却水中の溶存酸素や重金属イオンを
    卑な金属によって捕捉する酸素捕捉装置であることを特
    徴とする請求項1記載の電気機器冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記腐食防止手段が、前記冷却水に接触
    する前記継手部と前記絶縁管との接続部近傍に設けられ
    た局部的水流形成手段であることを特徴とする請求項1
    記載の電気機器冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記腐食防止手段が、前記冷却水と接触
    する前記継手部の内面側に形成されたらせん状溝である
    ことを特徴とする請求項1記載の電気機器冷却装置。
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