JPH0883648A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JPH0883648A JPH0883648A JP14966095A JP14966095A JPH0883648A JP H0883648 A JPH0883648 A JP H0883648A JP 14966095 A JP14966095 A JP 14966095A JP 14966095 A JP14966095 A JP 14966095A JP H0883648 A JPH0883648 A JP H0883648A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- connector
- terminal
- housing
- connector housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端子の係止状態を確認できるようにする。
【構成】 電線先端に接続したターミナル12と、該タ
ーミナルを収容する収容室を備えると共に、各収容室内
にターミナルを抜け止めする突部5を備え、かつ、中央
部外周壁上に環状突出部を周設し、相手方コネクタハウ
ジングの挿入用空所を設けたコネクタハウジングと、上
記挿入用空所内で上記コネクタハウジングの外周上に巻
装したシールリング22と、上記コネクタハウジングの
前部に被冠されると共に相手方端子挿入用の窓口を有す
るキャップ14を備え、キャップの周壁が、端子抜け止
め用の上記突部5と対応するコネクタハウジングの外周
に位置されるようにし、端子が突部5に嵌合していない
時は、キャップ14は上記位置まで挿入できない構成と
している。
ーミナルを収容する収容室を備えると共に、各収容室内
にターミナルを抜け止めする突部5を備え、かつ、中央
部外周壁上に環状突出部を周設し、相手方コネクタハウ
ジングの挿入用空所を設けたコネクタハウジングと、上
記挿入用空所内で上記コネクタハウジングの外周上に巻
装したシールリング22と、上記コネクタハウジングの
前部に被冠されると共に相手方端子挿入用の窓口を有す
るキャップ14を備え、キャップの周壁が、端子抜け止
め用の上記突部5と対応するコネクタハウジングの外周
に位置されるようにし、端子が突部5に嵌合していない
時は、キャップ14は上記位置まで挿入できない構成と
している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタに関し、詳しく
は、自動車のエンジンルーム等雨水の侵入する箇所にお
いて使用される防水コネクタに関するものであって、特
に、ターミナルがコネクタハウジング内に設けたターミ
ナル収容室の所定の位置に収容係止されていることの確
認及びその係止状態を維持するための手段を有する防水
コネクタに関するものである。
は、自動車のエンジンルーム等雨水の侵入する箇所にお
いて使用される防水コネクタに関するものであって、特
に、ターミナルがコネクタハウジング内に設けたターミ
ナル収容室の所定の位置に収容係止されていることの確
認及びその係止状態を維持するための手段を有する防水
コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコネクタは、例えば、欧
州出願公開特許第91,770号に開示されている。こ
のコネクタでは、第8図に示すように、コネクタハウジ
ング35の収容室36内に、内側面から突出した片持梁
状の弾性腕37を有し、当該弾性腕37の自由端に設け
た突起38を、当該弾性腕37の撓みを利用して、収容
室36内に挿入されるターミナルの段差部に係止させ、
当該ターミナルを収容室36内の所定の位置に保持させ
るようにしている。また、収容室36には、上記弾性腕
37が撓んで変位するための空間を設けている。また、
ハウジング35の後部39の側方には、ターミナルが所
定の位置に収容された状態で差し込み可能で、差し込ま
れた後はターミナルの抜けを防止する櫛歯状のリティナ
ー40を備えている。
州出願公開特許第91,770号に開示されている。こ
のコネクタでは、第8図に示すように、コネクタハウジ
ング35の収容室36内に、内側面から突出した片持梁
状の弾性腕37を有し、当該弾性腕37の自由端に設け
た突起38を、当該弾性腕37の撓みを利用して、収容
室36内に挿入されるターミナルの段差部に係止させ、
当該ターミナルを収容室36内の所定の位置に保持させ
るようにしている。また、収容室36には、上記弾性腕
37が撓んで変位するための空間を設けている。また、
ハウジング35の後部39の側方には、ターミナルが所
定の位置に収容された状態で差し込み可能で、差し込ま
れた後はターミナルの抜けを防止する櫛歯状のリティナ
ー40を備えている。
【0003】一方、上記コネクタハウジング35と対と
なるコネクタハウジング41の外殻を構成する周壁43
上には、シールリング42を巻装しており、このシール
リング42により、ハウジング35,41を密封するよ
うにしている。このシールリング42は、凹部44を上
記周壁43上に設けられたリブ45に嵌め込んだ状態で
当該部分に係止されている。
なるコネクタハウジング41の外殻を構成する周壁43
上には、シールリング42を巻装しており、このシール
リング42により、ハウジング35,41を密封するよ
うにしている。このシールリング42は、凹部44を上
記周壁43上に設けられたリブ45に嵌め込んだ状態で
当該部分に係止されている。
【0004】ところで、自動車等の配線においては、同
じ箇所に同極数の対となるコネクタが複数対使用される
ことがあるが、作業者の誤接続を防止するため、従来の
一般的なコネクタの中には、対となるコネクタ同士その
ハウジング形状もしくは色が異なるように形成され、使
用に供しているものもある。
じ箇所に同極数の対となるコネクタが複数対使用される
ことがあるが、作業者の誤接続を防止するため、従来の
一般的なコネクタの中には、対となるコネクタ同士その
ハウジング形状もしくは色が異なるように形成され、使
用に供しているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなコネク
タにあっては、弾性腕37が撓んで変位する空間を収容
室36の一部を利用して形成しているため、収容室36
はその分大きく形成されることになる。また、上記コネ
クタでは、弾性腕37の先端に設けた突起38にターミ
ナルを係止しているため、リード線の引張等により、一
旦、収容室36に収容されたターミナルをコネクタハウ
ジング35,41の後方から無理に引き抜こうとする力
が作用すると、弾性腕37が撓んで、ターミナルが収容
室内でガタついたり、弾性腕37が折損あるいは破損す
る恐れがある。
タにあっては、弾性腕37が撓んで変位する空間を収容
室36の一部を利用して形成しているため、収容室36
はその分大きく形成されることになる。また、上記コネ
クタでは、弾性腕37の先端に設けた突起38にターミ
ナルを係止しているため、リード線の引張等により、一
旦、収容室36に収容されたターミナルをコネクタハウ
ジング35,41の後方から無理に引き抜こうとする力
が作用すると、弾性腕37が撓んで、ターミナルが収容
室内でガタついたり、弾性腕37が折損あるいは破損す
る恐れがある。
【0006】更に、コネクタハウジング周壁上へのシー
ルリング42の係止は、周壁上のリブ45とシールリン
グ42の凹部44との嵌め合いによりなされているた
め、対となるコネクタ相互を解除するときにシールリン
グの凹部44は周壁上のリブ45から容易に離脱してし
まうことがある。
ルリング42の係止は、周壁上のリブ45とシールリン
グ42の凹部44との嵌め合いによりなされているた
め、対となるコネクタ相互を解除するときにシールリン
グの凹部44は周壁上のリブ45から容易に離脱してし
まうことがある。
【0007】本発明は、上記のような従来のコネクタに
おける問題を解決するためになされたものであって、強
度を維持しつつコネクタハウジングの小型化を図るこ
と、シールリングを確実に固定すること、ターミナルの
半挿入状態を検知可能とすること等を目的としてなされ
たものである。
おける問題を解決するためになされたものであって、強
度を維持しつつコネクタハウジングの小型化を図るこ
と、シールリングを確実に固定すること、ターミナルの
半挿入状態を検知可能とすること等を目的としてなされ
たものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、電線
先端に接続したターミナルと、上記ターミナルをそれぞ
れ収容する収容室を前後方向に貫通させて並設すると共
に、各収容室内にターミナルを抜け止めする突部を備
え、かつ、中央部外周壁上に環状突出部を周設し、相手
方コネクタハウジングの挿入用空所を設けたコネクタハ
ウジングと、上記挿入用空所内で上記コネクタハウジン
グの外周上に巻装したシールリングと、上記コネクタハ
ウジングの前部に被冠され、その底壁部が上記コネクタ
ハウジングの前面に当接されると共に相手方端子挿入用
の窓口を有するキャップとを備え、上記キャップの周壁
が、端子抜け止め用の上記突部と対応するコネクタハウ
ジングの外周に位置されるようにし、端子が突部に嵌合
していない時は、キャップは上記位置まで挿入できない
構成としているコネクタを提供している。
先端に接続したターミナルと、上記ターミナルをそれぞ
れ収容する収容室を前後方向に貫通させて並設すると共
に、各収容室内にターミナルを抜け止めする突部を備
え、かつ、中央部外周壁上に環状突出部を周設し、相手
方コネクタハウジングの挿入用空所を設けたコネクタハ
ウジングと、上記挿入用空所内で上記コネクタハウジン
グの外周上に巻装したシールリングと、上記コネクタハ
ウジングの前部に被冠され、その底壁部が上記コネクタ
ハウジングの前面に当接されると共に相手方端子挿入用
の窓口を有するキャップとを備え、上記キャップの周壁
が、端子抜け止め用の上記突部と対応するコネクタハウ
ジングの外周に位置されるようにし、端子が突部に嵌合
していない時は、キャップは上記位置まで挿入できない
構成としているコネクタを提供している。
【0009】具体的には、電線先端に接続したターミナ
ルと、上記ターミナルをそれぞれ収容する一対の収容室
を前後方向に貫通させて並設すると共に、中央部外周壁
上に環状突出部を周設したコネクタハウジングと、上記
コネクタハウジングの前部に被冠され、その底壁部が上
記コネクタハウジングの前面に当接されると共に相手方
端子挿入用の窓口を有し、後端の開口端縁部と上記コネ
クタハウジングの環状突出部とで収容室外周壁上に環状
凹部を形成するキャップと、上記環状凹部に巻装される
シールリングとを備え、上記コネクタハウジングの一対
の収容室の間には、前方を開口する一方、後方側で各収
容室と連通するポケット部を形成し、上記収容室とポケ
ット部とを区画する側壁の後方側に収容室側に突出する
突部を設けると共に、この側壁の後方端部をポケット部
側から収容室側へ陥設した係止段部とし、上記コネクタ
ハウジング外周壁の上記側壁と収容室を隔てて対向する
箇所に、外部へ変位可能な自由端部分を有する片持ち梁
状の弾性腕を設け、上記収容室に挿入されたターミナル
の陥設部が上記突部に嵌合する一方、上記弾性腕は上記
突部にターミナルの陥設部分が嵌合するまでの間、上記
突部上に乗り上がった状態のターミナルと当接して一時
的に外部へ変位し、ターミナルを前方へ挿入可能とし、
一方、上記キャップは、底壁部に突設され先端部分が二
又に分岐すると共に、各分岐部の先端に鉤部を設けた可
撓性アームを備え、上記キャップの外周面上には、軸方
向に延在する凹条溝を適条数設け、これら凹条溝はこの
キャップを被冠してなるコネクタと対となる相手方コネ
クタの嵌合部上において形成された軸方向へ延在する適
条数の凸条に対応して構成され、上記キャップを上記コ
ネクタハウジング前部に被冠すると、上記周壁部が弾性
腕の変位点上に位置すると共に、上記鉤部が上記係止段
部に夫々係止される構成としている。
ルと、上記ターミナルをそれぞれ収容する一対の収容室
を前後方向に貫通させて並設すると共に、中央部外周壁
上に環状突出部を周設したコネクタハウジングと、上記
コネクタハウジングの前部に被冠され、その底壁部が上
記コネクタハウジングの前面に当接されると共に相手方
端子挿入用の窓口を有し、後端の開口端縁部と上記コネ
クタハウジングの環状突出部とで収容室外周壁上に環状
凹部を形成するキャップと、上記環状凹部に巻装される
シールリングとを備え、上記コネクタハウジングの一対
の収容室の間には、前方を開口する一方、後方側で各収
容室と連通するポケット部を形成し、上記収容室とポケ
ット部とを区画する側壁の後方側に収容室側に突出する
突部を設けると共に、この側壁の後方端部をポケット部
側から収容室側へ陥設した係止段部とし、上記コネクタ
ハウジング外周壁の上記側壁と収容室を隔てて対向する
箇所に、外部へ変位可能な自由端部分を有する片持ち梁
状の弾性腕を設け、上記収容室に挿入されたターミナル
の陥設部が上記突部に嵌合する一方、上記弾性腕は上記
突部にターミナルの陥設部分が嵌合するまでの間、上記
突部上に乗り上がった状態のターミナルと当接して一時
的に外部へ変位し、ターミナルを前方へ挿入可能とし、
一方、上記キャップは、底壁部に突設され先端部分が二
又に分岐すると共に、各分岐部の先端に鉤部を設けた可
撓性アームを備え、上記キャップの外周面上には、軸方
向に延在する凹条溝を適条数設け、これら凹条溝はこの
キャップを被冠してなるコネクタと対となる相手方コネ
クタの嵌合部上において形成された軸方向へ延在する適
条数の凸条に対応して構成され、上記キャップを上記コ
ネクタハウジング前部に被冠すると、上記周壁部が弾性
腕の変位点上に位置すると共に、上記鉤部が上記係止段
部に夫々係止される構成としている。
【0010】
【作用】本発明にかかるコネクタは、下記の作業手順に
より組付けられる。まず、一対の収容室の夫々に対し、
この後部からターミナルを挿入すると、ターミナルの先
端は収容室内面から突出する突部上に乗り上がる。突部
上に乗り上げたターミナルは上記内面に対向した位置に
ある片持ち梁状の弾性腕に当接し、弾性腕の自由端は収
容室の外部に変位させられる。ターミナルをさらに奥へ
挿入するとターミナルに設けた陥設部が上記突部に嵌入
し、ターミナルの弾性腕への当接状態は解除され、弾性
腕の自由端は元の状態に復帰する。以上の作業と前後し
て、上記ハウジングの周壁上にはシールリングを巻装せ
しめておき、その後でハウジングの前部よりキャップを
被冠する。
より組付けられる。まず、一対の収容室の夫々に対し、
この後部からターミナルを挿入すると、ターミナルの先
端は収容室内面から突出する突部上に乗り上がる。突部
上に乗り上げたターミナルは上記内面に対向した位置に
ある片持ち梁状の弾性腕に当接し、弾性腕の自由端は収
容室の外部に変位させられる。ターミナルをさらに奥へ
挿入するとターミナルに設けた陥設部が上記突部に嵌入
し、ターミナルの弾性腕への当接状態は解除され、弾性
腕の自由端は元の状態に復帰する。以上の作業と前後し
て、上記ハウジングの周壁上にはシールリングを巻装せ
しめておき、その後でハウジングの前部よりキャップを
被冠する。
【0011】ターミナルがターミナル収容室の所定の位
置におさまっているとき(ターミナルの陥設部が収容室
内面より突出している突部に正確に嵌まり込んでいると
き)、弾性腕は通常の状態にあり、キャップはスムーズ
に被冠される。ターミナルが収容室の所定の位置におさ
まっていないとき、弾性腕の自由端は収容室の外方へ突
出した状態となり、キャップは上記自由端と当接し、キ
ャップをハウジング前部に被冠することが出来ない。
置におさまっているとき(ターミナルの陥設部が収容室
内面より突出している突部に正確に嵌まり込んでいると
き)、弾性腕は通常の状態にあり、キャップはスムーズ
に被冠される。ターミナルが収容室の所定の位置におさ
まっていないとき、弾性腕の自由端は収容室の外方へ突
出した状態となり、キャップは上記自由端と当接し、キ
ャップをハウジング前部に被冠することが出来ない。
【0012】キャップがハウジング前部に被冠される
と、キャップの開口端縁部がハウジング中央部周壁上に
形成した環状凸部と適宜間隔をおいて対峙し、ハウジン
グ周壁部上に環状凹部を形設し、当該部分に巻装された
シールリングを保持する。キャップがハウジング前部に
被着された状態でキャップの底壁部に形設された窓口
は、収容室内に収容されたターミナルに対し、相手方コ
ネクタのターミナルを迎え入れて接続させる。キャップ
の外周面上には、相手方コネクタの嵌入口部内周面上軸
方向に沿って凸条に対応する凹条溝を、軸方向に沿って
設けており、作業者は、これら凹条溝と凸条の対応関係
によって接続すべきコネクタを確認することが出来る。
と、キャップの開口端縁部がハウジング中央部周壁上に
形成した環状凸部と適宜間隔をおいて対峙し、ハウジン
グ周壁部上に環状凹部を形設し、当該部分に巻装された
シールリングを保持する。キャップがハウジング前部に
被着された状態でキャップの底壁部に形設された窓口
は、収容室内に収容されたターミナルに対し、相手方コ
ネクタのターミナルを迎え入れて接続させる。キャップ
の外周面上には、相手方コネクタの嵌入口部内周面上軸
方向に沿って凸条に対応する凹条溝を、軸方向に沿って
設けており、作業者は、これら凹条溝と凸条の対応関係
によって接続すべきコネクタを確認することが出来る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本発明に係るコネクタの組付け前の状態
を示し、1は、内部にそれぞれターミナル12,12'
を収容する一対の収容室2,2'を並設すると共に、中央
部周壁3上に環状凸部4を設けたコネクタハウジングで
ある。
する。第1図は本発明に係るコネクタの組付け前の状態
を示し、1は、内部にそれぞれターミナル12,12'
を収容する一対の収容室2,2'を並設すると共に、中央
部周壁3上に環状凸部4を設けたコネクタハウジングで
ある。
【0014】上記収容室2,2'の間には、ハウジング1
の前方へ開口するポケット部9を形成している。各収容
室2,2'とポケット部9は、それぞれ隔壁を構成する側
壁6により区画されている。側壁6の後方側には収容室
2,2'側に突出する鉤状の突部5を設けている。
の前方へ開口するポケット部9を形成している。各収容
室2,2'とポケット部9は、それぞれ隔壁を構成する側
壁6により区画されている。側壁6の後方側には収容室
2,2'側に突出する鉤状の突部5を設けている。
【0015】また、上記側壁6の後方端部にポケット部
9側から収容室2,2'へ連通する窓口部10を形成し、
当該窓口10の開口端の前部をポケット部9側から収容
室2,2'側に陥設した係止段部11としている。
9側から収容室2,2'へ連通する窓口部10を形成し、
当該窓口10の開口端の前部をポケット部9側から収容
室2,2'側に陥設した係止段部11としている。
【0016】尚、本発明では、必ずしも上記係止段部1
1は窓口部10の開口端に形成する必要はなく、ポケッ
ト部9側から陥設した部分の段差部に形成すればよい。
1は窓口部10の開口端に形成する必要はなく、ポケッ
ト部9側から陥設した部分の段差部に形成すればよい。
【0017】上記ハウジング1の外周壁の側壁6と収容
室2,2'を隔てて対向する箇所には、上記突部5と対応
する位置に、外部へ変位可能な自由端部分7を有する片
持ち梁状の弾性腕8を設けている。この弾性腕8は、後
述するターミナル12,12'の半嵌合を検知する機能の
他に、収容室2,2'と外部との隔壁としての機能も有す
る。
室2,2'を隔てて対向する箇所には、上記突部5と対応
する位置に、外部へ変位可能な自由端部分7を有する片
持ち梁状の弾性腕8を設けている。この弾性腕8は、後
述するターミナル12,12'の半嵌合を検知する機能の
他に、収容室2,2'と外部との隔壁としての機能も有す
る。
【0018】14は上記コネクタハウジング1の前部に
被冠されるキャップであり、このキャップ14は底壁部
15と周壁部16からなる。底壁部15には一対の窓口
17,17'を形成している。また、底壁部15の窓口1
7,17'の間の部分からは、キャップ14の開口方向へ
延在し、少なくとも先端部分が二又状となり、各分岐部
の先端に鉤部18,18'を有する可撓性アーム19を突
設している。更に、キャップ14の外周面上には、軸方
向に走る凹条溝26,26'を2条設けている。
被冠されるキャップであり、このキャップ14は底壁部
15と周壁部16からなる。底壁部15には一対の窓口
17,17'を形成している。また、底壁部15の窓口1
7,17'の間の部分からは、キャップ14の開口方向へ
延在し、少なくとも先端部分が二又状となり、各分岐部
の先端に鉤部18,18'を有する可撓性アーム19を突
設している。更に、キャップ14の外周面上には、軸方
向に走る凹条溝26,26'を2条設けている。
【0019】上記キャップ14は、コネクタハウジング
1の前部に被冠されると、キャップ14の周壁部16
が、上記した弾性腕8の自由端部分7の変位点上に位置
するように構成している。
1の前部に被冠されると、キャップ14の周壁部16
が、上記した弾性腕8の自由端部分7の変位点上に位置
するように構成している。
【0020】また、キャップ14は、コネクタハウジン
グ1に被冠した状態で、その開口端20とコネクタハウ
ジング中央部周壁3上に設けた環状凸部4との間で環状
凹部21を形成するように構成している。
グ1に被冠した状態で、その開口端20とコネクタハウ
ジング中央部周壁3上に設けた環状凸部4との間で環状
凹部21を形成するように構成している。
【0021】更に、キャップ14は、コネクタハウジン
グ1に被冠した状態で、相手側コネクタ27(第4図参
照)の嵌合部28に嵌入され、上記相手側コネクタ27
の嵌合部28には上記キャップ14外周面上の凹条溝2
6と同数の凸条29を対応する位置に設けている。
グ1に被冠した状態で、相手側コネクタ27(第4図参
照)の嵌合部28に嵌入され、上記相手側コネクタ27
の嵌合部28には上記キャップ14外周面上の凹条溝2
6と同数の凸条29を対応する位置に設けている。
【0022】尚、本実施例ではキャップに凹条溝を2条
設けているが、本発明では、凹条溝の条数は特に限定さ
れるものではない。例えば、第5図(A)(B)、第6図
(A)(B)は夫々コネクタ相互の嵌合部分に設けられる凹
条溝、凸条の対応関係を示すものであり、第5図(A)
(B)ではその数を2条としており、第6図(A)(B)では
その数が1条のものを示す。
設けているが、本発明では、凹条溝の条数は特に限定さ
れるものではない。例えば、第5図(A)(B)、第6図
(A)(B)は夫々コネクタ相互の嵌合部分に設けられる凹
条溝、凸条の対応関係を示すものであり、第5図(A)
(B)ではその数を2条としており、第6図(A)(B)では
その数が1条のものを示す。
【0023】22はコネクタハウジング1の周壁に巻装
されるゴム製のシールリングである。このシールリング
22は、環状凸部4に当接する位置までハウジング1の
前部から嵌め入れられ、後の工程でハウジング1前部に
被冠するキャップ14の開口端20と環状凸部4との間
(環状凹部)で把持され、軸方向への動きが規制されてい
る。23,23'は上述したターミナル12,12'の電線
掴み部24に接続されたリード線である。
されるゴム製のシールリングである。このシールリング
22は、環状凸部4に当接する位置までハウジング1の
前部から嵌め入れられ、後の工程でハウジング1前部に
被冠するキャップ14の開口端20と環状凸部4との間
(環状凹部)で把持され、軸方向への動きが規制されてい
る。23,23'は上述したターミナル12,12'の電線
掴み部24に接続されたリード線である。
【0024】25,25'はリード線23,23'に被着さ
れ、上述の電線掴み部24の被覆掴み部24a,24a'に
狭少部分を把持されてなるゴム栓である。このゴム栓2
5,25'はその鍔部分を以って、ターミナル12,12'
が収容室2,2'に収容された状態で収容室2,2'の後方
開口部をシールする。
れ、上述の電線掴み部24の被覆掴み部24a,24a'に
狭少部分を把持されてなるゴム栓である。このゴム栓2
5,25'はその鍔部分を以って、ターミナル12,12'
が収容室2,2'に収容された状態で収容室2,2'の後方
開口部をシールする。
【0025】次に、上記構成からなる本実施例のコネク
タの組立て作業について説明する。まず、各ターミナル
12,12'は夫々収容室2,2'の後方から挿入され、挿
入途中では、第2図に図示するように、突部5上に乗り
上がり、突部5に対向した位置に上記弾性腕8の自由端
部分7を収容室2,2'の外部へ押し上げて進入する。タ
ーミナル12,12'が所定の位置へ進入すると、ターミ
ナル12,12'の陥設部分13に突部5が嵌合し、弾性
腕8の自由端部分7は元の状態、即ち、収容室2,2'内
に復帰する。尚、上記の作業と前後して、上記ハウジン
グの周壁上にシールリングを巻装する。
タの組立て作業について説明する。まず、各ターミナル
12,12'は夫々収容室2,2'の後方から挿入され、挿
入途中では、第2図に図示するように、突部5上に乗り
上がり、突部5に対向した位置に上記弾性腕8の自由端
部分7を収容室2,2'の外部へ押し上げて進入する。タ
ーミナル12,12'が所定の位置へ進入すると、ターミ
ナル12,12'の陥設部分13に突部5が嵌合し、弾性
腕8の自由端部分7は元の状態、即ち、収容室2,2'内
に復帰する。尚、上記の作業と前後して、上記ハウジン
グの周壁上にシールリングを巻装する。
【0026】次に、キャップ14をコネクタハウジング
1の前部に被冠する。上記鉤部18,18'が係止段部1
1に係止され、よって、キャップ14がコネクタハウジ
ング1に固定係止される。この鉤部18,18'と係止段
部11の係止部分は、ポケット部9内に配置されている
ため、外部から直接力が作用せず、誤ってキャップ14
をコネクタハウジング1から外してしまうことがない。
1の前部に被冠する。上記鉤部18,18'が係止段部1
1に係止され、よって、キャップ14がコネクタハウジ
ング1に固定係止される。この鉤部18,18'と係止段
部11の係止部分は、ポケット部9内に配置されている
ため、外部から直接力が作用せず、誤ってキャップ14
をコネクタハウジング1から外してしまうことがない。
【0027】上記のようにキャップ14を被冠されると
き、キャップ14の周壁部16は、上述した弾性腕8の
自由端部分7の変位点上に位置するように構成されてい
るため、ターミナル12,12'が収容室2,2'の所定の
位置におさまらず、ターミナルの陥設部分13に側壁6
の突部5が嵌合していない状態、即ち、自由端部分7が
突部5上に乗り上がった状態で外部へ変位している状態
のとき、当該キャップ14は上記自由端部分7に当接
し、被冠不可能となる(第2図参照)。作業者は、この状
況を確認することにより、ターミナル12,12'の収容
室2,2'への挿入が不十分であることを確認する。
き、キャップ14の周壁部16は、上述した弾性腕8の
自由端部分7の変位点上に位置するように構成されてい
るため、ターミナル12,12'が収容室2,2'の所定の
位置におさまらず、ターミナルの陥設部分13に側壁6
の突部5が嵌合していない状態、即ち、自由端部分7が
突部5上に乗り上がった状態で外部へ変位している状態
のとき、当該キャップ14は上記自由端部分7に当接
し、被冠不可能となる(第2図参照)。作業者は、この状
況を確認することにより、ターミナル12,12'の収容
室2,2'への挿入が不十分であることを確認する。
【0028】本実施例では、上記のように側壁部6に設
けた突部5にターミナル12,12'の陥設部に嵌合する
一方、弾性腕8にはターミナル12,12'を係止させて
いないため、リード線23の引張等により、ターミナル
12,12'を引き抜こうとする力が作用しても、突部5
が撓むことがなく、かつ、弾性腕には力が作用しない。
そのため、上記引抜力によりターミナル12,12'がガ
タつくことがなく、また、弾性腕8が折損あるいは破損
することもない。
けた突部5にターミナル12,12'の陥設部に嵌合する
一方、弾性腕8にはターミナル12,12'を係止させて
いないため、リード線23の引張等により、ターミナル
12,12'を引き抜こうとする力が作用しても、突部5
が撓むことがなく、かつ、弾性腕には力が作用しない。
そのため、上記引抜力によりターミナル12,12'がガ
タつくことがなく、また、弾性腕8が折損あるいは破損
することもない。
【0029】上記のようにキャップ14をコネクタハウ
ジング11に固定した状態で相手方コネクタを接続す
る。このとき、相手方コネクタに、キャップ14の外周
面に設けた凹条溝26と対応する凸条を設けているた
め、この凹条溝26と凸条とが対応しない場合には、両
コネクタを接続することができない。そのため、本実施
例では、作業者が接続すべきコネクタを取り違えるのを
防止することができる。また、本実施例のコネクタで
は、上記凹条溝26と凸条との対応により、対となるコ
ネクタを特定することが出来るため、同極数のコネクタ
を同じ箇所で使用する場合にもキャップの凹溝の数、配
置等を異ならせておけばハウジングそのものは共用する
ことが出来る。
ジング11に固定した状態で相手方コネクタを接続す
る。このとき、相手方コネクタに、キャップ14の外周
面に設けた凹条溝26と対応する凸条を設けているた
め、この凹条溝26と凸条とが対応しない場合には、両
コネクタを接続することができない。そのため、本実施
例では、作業者が接続すべきコネクタを取り違えるのを
防止することができる。また、本実施例のコネクタで
は、上記凹条溝26と凸条との対応により、対となるコ
ネクタを特定することが出来るため、同極数のコネクタ
を同じ箇所で使用する場合にもキャップの凹溝の数、配
置等を異ならせておけばハウジングそのものは共用する
ことが出来る。
【0030】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、第7図に
示すように、コネクタハウジング1にロックアーム30
を設ける一方、相手方コネクタ27に係止突起31を設
け、これらロックアーム30の先端を係止突起31に係
止することにより、コネクタを結合状態で保持する構成
としても良い。
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、第7図に
示すように、コネクタハウジング1にロックアーム30
を設ける一方、相手方コネクタ27に係止突起31を設
け、これらロックアーム30の先端を係止突起31に係
止することにより、コネクタを結合状態で保持する構成
としても良い。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、下記に列挙する利点を有するものである。 ・ターミナル収容室に係止する手段である弾性腕の撓み
空間がハウジングの外部空間を共用するものであるた
め、コネクタ全体が小型化できる。 ・シールリングがハウジング中央周壁上の環状凸部とキ
ャップの開口端の間で把持されるため、コネクタ相互を
抜き差ししても、シールリングが所定の位置からずれる
のを防止することができる。 ・ターミナルが収容室の所定の位置に収容されていない
場合には、キャップをハウジング前部に被冠できないた
め、ターミナルが半挿入の状態を事前に作業者して確認
することができる。 ・上記キャップに設けられる凹条溝と、相手方コネクタ
の嵌合部に設けられる凸条とをその本数等を対応させて
形成すれば、自動車等の配線で同じ箇所に同極数のコネ
クタを使用している場合において対となるコネクタ同士
を上記凹条溝及び凸条の対応関係で特定出来るため、ハ
ウジングを共用することができ、コストの低減を図るこ
とが出来る。 ・側壁部に設けた突部にターミナルの陥設部に嵌合する
一方、この側壁部とは別個に設けた半嵌合を検知するた
めの弾性腕にはターミナルを係止させていないため、リ
ード線23の引張等により、ターミナルを引き抜こうと
する力が作用しても、上記ターミナルの陥設部と嵌合し
た突出部が撓むことがなく、かつ、弾性腕には力が作用
しないため、ターミナルは収容室内に確実に保持され、
弾性腕が折損あるいは破損することもなくコネクタハウ
ジングは上記引抜力に対して十分な強度を有する。 ・キャップの底壁に突設した可撓性アームの先端部に設
けた鉤部をポケット部と収容室とを区画する側壁に設け
た係止段部に係止させてキャップをコネクタハウジング
に取り付けており、この係止部分はポケット部内に収容
された状態となっているため、外部から直接力が作用す
ることがなく、キャップをコネクタハウジングに強固に
取り付けることができる。
は、下記に列挙する利点を有するものである。 ・ターミナル収容室に係止する手段である弾性腕の撓み
空間がハウジングの外部空間を共用するものであるた
め、コネクタ全体が小型化できる。 ・シールリングがハウジング中央周壁上の環状凸部とキ
ャップの開口端の間で把持されるため、コネクタ相互を
抜き差ししても、シールリングが所定の位置からずれる
のを防止することができる。 ・ターミナルが収容室の所定の位置に収容されていない
場合には、キャップをハウジング前部に被冠できないた
め、ターミナルが半挿入の状態を事前に作業者して確認
することができる。 ・上記キャップに設けられる凹条溝と、相手方コネクタ
の嵌合部に設けられる凸条とをその本数等を対応させて
形成すれば、自動車等の配線で同じ箇所に同極数のコネ
クタを使用している場合において対となるコネクタ同士
を上記凹条溝及び凸条の対応関係で特定出来るため、ハ
ウジングを共用することができ、コストの低減を図るこ
とが出来る。 ・側壁部に設けた突部にターミナルの陥設部に嵌合する
一方、この側壁部とは別個に設けた半嵌合を検知するた
めの弾性腕にはターミナルを係止させていないため、リ
ード線23の引張等により、ターミナルを引き抜こうと
する力が作用しても、上記ターミナルの陥設部と嵌合し
た突出部が撓むことがなく、かつ、弾性腕には力が作用
しないため、ターミナルは収容室内に確実に保持され、
弾性腕が折損あるいは破損することもなくコネクタハウ
ジングは上記引抜力に対して十分な強度を有する。 ・キャップの底壁に突設した可撓性アームの先端部に設
けた鉤部をポケット部と収容室とを区画する側壁に設け
た係止段部に係止させてキャップをコネクタハウジング
に取り付けており、この係止部分はポケット部内に収容
された状態となっているため、外部から直接力が作用す
ることがなく、キャップをコネクタハウジングに強固に
取り付けることができる。
【図1】 本発明に係るコネクタの組み付け前の状態を
示す一部破断分解斜視図である。
示す一部破断分解斜視図である。
【図2】 上記コネクタの組み付け途中の状態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】 上記コネクタの組み付け後の状態を示す一部
破断斜視図である。
破断斜視図である。
【図4】 上記コネクタを相手方コネクタに接続する前
の状態を示す分解断面図である。
の状態を示す分解断面図である。
【図5】 (A)(B)は本発明に係るコネクタの嵌合部と
相手方コネクタの嵌合部との夫々に設けられた凹条溝及
び凸条が夫々2条である場合の対応関係を示す夫々のコ
ネクタの正面図である。
相手方コネクタの嵌合部との夫々に設けられた凹条溝及
び凸条が夫々2条である場合の対応関係を示す夫々のコ
ネクタの正面図である。
【図6】 (A)(B)は上記凹条溝及び凸条が夫々1条で
ある場合の対応関係を示す夫々のコネクタの正面図であ
る。
ある場合の対応関係を示す夫々のコネクタの正面図であ
る。
【図7】 上記コネクタをキャップを介して相手方コネ
クタに接続するための他の実施例を示す分解断面図であ
る。
クタに接続するための他の実施例を示す分解断面図であ
る。
【図8】 従来のコネクタの一例を示す概略断面図であ
る。 1…コネクタハウジング 2…ターミナル収容室 3…中央部周壁 4…環状凸部 5…突部 6…側壁 7…自由端部分 8…弾性腕 9…ポケット部 10…窓口部 11…係止段部 12…ターミナル 13…陥設部分 14…キャップ 15…底壁 16…周壁部 17…窓口 18…鉤部 19…可撓性アーム 20…開口端 21…環状凹部 22…シールリング 23…リード線 24…電線掴み部 24a…被覆掴み部 25…ゴム栓 26…凹条 27…相手方コネクタ 28…嵌合部 29…凸条 30…ロックアーム 31…係止突起
る。 1…コネクタハウジング 2…ターミナル収容室 3…中央部周壁 4…環状凸部 5…突部 6…側壁 7…自由端部分 8…弾性腕 9…ポケット部 10…窓口部 11…係止段部 12…ターミナル 13…陥設部分 14…キャップ 15…底壁 16…周壁部 17…窓口 18…鉤部 19…可撓性アーム 20…開口端 21…環状凹部 22…シールリング 23…リード線 24…電線掴み部 24a…被覆掴み部 25…ゴム栓 26…凹条 27…相手方コネクタ 28…嵌合部 29…凸条 30…ロックアーム 31…係止突起
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 コネクタ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタに関し、詳しく
は、自動車のエンジンルーム等雨水の侵入する箇所にお
いて使用される防水コネクタに関するものであって、特
に、ターミナルがコネクタハウジング内に設けたターミ
ナル収容室の所定の位置に収容係止されていることの確
認及びその係止状態を維持するための手段を有する防水
コネクタに関するものである。
は、自動車のエンジンルーム等雨水の侵入する箇所にお
いて使用される防水コネクタに関するものであって、特
に、ターミナルがコネクタハウジング内に設けたターミ
ナル収容室の所定の位置に収容係止されていることの確
認及びその係止状態を維持するための手段を有する防水
コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコネクタは、例えば、欧
州出願公開特許第91,770号に開示されている。こ
のコネクタでは、第8図に示すように、コネクタハウジ
ング35の収容室36内に、内側面から突出した片持梁
状の弾性腕37を有し、該弾性腕37の自由端に設けた
突起38を、弾性腕37の撓みを利用して、収容室36
内に挿入されるターミナルの段差部に係止させ、該ター
ミナルを収容室36内の所定の位置に保持させるように
している。また、収容室36には、上記弾性腕37が撓
んで変位するための空間を設けている。また、ハウジン
グ35の後部39の側方には、ターミナルが所定の位置
に収容された状態で差し込み可能で、差し込まれた後は
ターミナルの抜けを防止する櫛歯状のリティナー40を
備えている。
州出願公開特許第91,770号に開示されている。こ
のコネクタでは、第8図に示すように、コネクタハウジ
ング35の収容室36内に、内側面から突出した片持梁
状の弾性腕37を有し、該弾性腕37の自由端に設けた
突起38を、弾性腕37の撓みを利用して、収容室36
内に挿入されるターミナルの段差部に係止させ、該ター
ミナルを収容室36内の所定の位置に保持させるように
している。また、収容室36には、上記弾性腕37が撓
んで変位するための空間を設けている。また、ハウジン
グ35の後部39の側方には、ターミナルが所定の位置
に収容された状態で差し込み可能で、差し込まれた後は
ターミナルの抜けを防止する櫛歯状のリティナー40を
備えている。
【0003】一方、上記コネクタハウジング35と対と
なるコネクタハウジング41の外殻を構成する周壁43
上には、シールリング42を巻装しており、このシール
リング42により、ハウジング35,41を密封するよ
うにしている。このシールリング42は、凹部44を上
記周壁43上に設けられたリブ45に嵌め込んだ状態で
当該部分に係止されている。
なるコネクタハウジング41の外殻を構成する周壁43
上には、シールリング42を巻装しており、このシール
リング42により、ハウジング35,41を密封するよ
うにしている。このシールリング42は、凹部44を上
記周壁43上に設けられたリブ45に嵌め込んだ状態で
当該部分に係止されている。
【0004】ところで、自動車等の配線においては、同
じ箇所に同極数の対となるコネクタが複数対使用される
ことがあるが、作業者の誤接続を防止するため、従来の
一般的なコネクタの中には、対となるコネクタ同士その
ハウジング形状もしくは色が異なるように形成され、使
用に供しているものもある。
じ箇所に同極数の対となるコネクタが複数対使用される
ことがあるが、作業者の誤接続を防止するため、従来の
一般的なコネクタの中には、対となるコネクタ同士その
ハウジング形状もしくは色が異なるように形成され、使
用に供しているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなコネク
タにおいて、ターミナルが突起38と係合されずに所定
位置に挿入されない半嵌合状態である場合は、相手方コ
ネクタと嵌合する前に検出する必要があるが、該半嵌合
状態を検出することができない。
タにおいて、ターミナルが突起38と係合されずに所定
位置に挿入されない半嵌合状態である場合は、相手方コ
ネクタと嵌合する前に検出する必要があるが、該半嵌合
状態を検出することができない。
【0006】また、コネクタハウジング周壁上へのシー
ルリング42の係止は、周壁上のリブ45とシールリン
グ42の凹部44との嵌め合いによりなされているた
め、対となるコネクタ相互を解除するときにシールリン
グの凹部44は周壁上のリブ45から容易に離脱してし
まうことがある。
ルリング42の係止は、周壁上のリブ45とシールリン
グ42の凹部44との嵌め合いによりなされているた
め、対となるコネクタ相互を解除するときにシールリン
グの凹部44は周壁上のリブ45から容易に離脱してし
まうことがある。
【0007】本発明は、上記のような従来のコネクタに
おける問題を解決するためになされたものであって、タ
ーミナルの半嵌合状態を検知できると共に、シールリン
グを確実に固定できるようにすることを目的としてい
る。
おける問題を解決するためになされたものであって、タ
ーミナルの半嵌合状態を検知できると共に、シールリン
グを確実に固定できるようにすることを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、電線先端に接続したターミナルと、上記タ
ーミナルをそれぞれ収容する収容室を前後方向に貫通さ
せて並設すると共に、各収容室内にターミナルを抜け止
めする突部を備え、かつ、中央部外周壁上に環状突出部
を周設して相手方コネクタハウジングの挿入用空所を設
けたコネクタハウジングと、上記挿入用空所内で上記コ
ネクタハウジングの外周上に巻装したシールリングと、
上記コネクタハウジングの前部に被冠され、その底壁部
が上記コネクタハウジングの前面に当接されると共に相
手方ターミナル挿入用の窓口を有するキャップとを備
え、上記キャップの周壁が、ターミナル抜け止め用の上
記突部と対応するコネクタハウジングの外周に位置され
るようにし、上記ターミナルが突部に嵌合していない半
嵌合状態の時は、キャップは上記位置まで挿入できない
構成としているコネクタを提供している。
成するため、電線先端に接続したターミナルと、上記タ
ーミナルをそれぞれ収容する収容室を前後方向に貫通さ
せて並設すると共に、各収容室内にターミナルを抜け止
めする突部を備え、かつ、中央部外周壁上に環状突出部
を周設して相手方コネクタハウジングの挿入用空所を設
けたコネクタハウジングと、上記挿入用空所内で上記コ
ネクタハウジングの外周上に巻装したシールリングと、
上記コネクタハウジングの前部に被冠され、その底壁部
が上記コネクタハウジングの前面に当接されると共に相
手方ターミナル挿入用の窓口を有するキャップとを備
え、上記キャップの周壁が、ターミナル抜け止め用の上
記突部と対応するコネクタハウジングの外周に位置され
るようにし、上記ターミナルが突部に嵌合していない半
嵌合状態の時は、キャップは上記位置まで挿入できない
構成としているコネクタを提供している。
【0009】上記本発明のコネクタは、例えば、電線先
端に接続したターミナルと、上記ターミナルをそれぞれ
収容する一対のターミナル収容室を前後方向に貫通させ
て並設すると共に、中央部外周壁上に環状突出部を周設
したコネクタハウジングと、上記コネクタハウジングの
前部に被冠され、その底壁部が上記コネクタハウジング
の前面に当接されると共に相手方ターミナル挿入用の窓
口を有し、後端の開口端縁部と上記コネクタハウジング
の環状突出部とでターミナル収容室外周壁上に環状凹部
を形成するキャップと、上記環状凹部に巻装されるシー
ルリングとを備え、上記コネクタハウジングの一対のタ
ーミナル収容室の間には、前方を開口する一方、後方側
で各ターミナル収容室と連通するポケット部を形成し、
上記ターミナル収容室とポケット部とを区画する側壁の
後方側に収容室側に突出するターミナル抜き止め用の突
部を設けると共に、この側壁の後方端部をポケット部側
から収容室側へ陥設した係止段部とし、上記コネクタハ
ウジング外周壁の上記側壁とターミナル収容室を隔てて
対向する箇所に、外部へ変位可能な自由端部分を有する
片持ち梁状の弾性腕を設け、上記ターミナル収容室に挿
入されたターミナルの陥設部が上記突部に嵌合する一
方、上記弾性腕は上記突部にターミナルの陥設部分が嵌
合するまでの間、上記突部上に乗り上がった状態のター
ミナルと当接して一時的に外部へ変位し、ターミナルを
前方へ挿入可能とし、一方、上記キャップは、底壁部に
突設され先端部分が二又に分岐すると共に、各分岐部の
先端に鉤部を設けた可撓性アームを備え、上記キャップ
の外周面上には、軸方向に延在する凹条溝を適条数設
け、これら凹条溝はこのキャップを被冠してなるコネク
タと対となる相手方コネクタの嵌合部上において形成さ
れた軸方向へ延在する適条数の凸条に対応して構成さ
れ、上記キャップを上記コネクタハウジング前部に被冠
すると、上記周壁部が弾性腕の変位点上に位置すると共
に、上記鉤部が上記係止段部に夫々係止される構成とす
ることが好ましい。
端に接続したターミナルと、上記ターミナルをそれぞれ
収容する一対のターミナル収容室を前後方向に貫通させ
て並設すると共に、中央部外周壁上に環状突出部を周設
したコネクタハウジングと、上記コネクタハウジングの
前部に被冠され、その底壁部が上記コネクタハウジング
の前面に当接されると共に相手方ターミナル挿入用の窓
口を有し、後端の開口端縁部と上記コネクタハウジング
の環状突出部とでターミナル収容室外周壁上に環状凹部
を形成するキャップと、上記環状凹部に巻装されるシー
ルリングとを備え、上記コネクタハウジングの一対のタ
ーミナル収容室の間には、前方を開口する一方、後方側
で各ターミナル収容室と連通するポケット部を形成し、
上記ターミナル収容室とポケット部とを区画する側壁の
後方側に収容室側に突出するターミナル抜き止め用の突
部を設けると共に、この側壁の後方端部をポケット部側
から収容室側へ陥設した係止段部とし、上記コネクタハ
ウジング外周壁の上記側壁とターミナル収容室を隔てて
対向する箇所に、外部へ変位可能な自由端部分を有する
片持ち梁状の弾性腕を設け、上記ターミナル収容室に挿
入されたターミナルの陥設部が上記突部に嵌合する一
方、上記弾性腕は上記突部にターミナルの陥設部分が嵌
合するまでの間、上記突部上に乗り上がった状態のター
ミナルと当接して一時的に外部へ変位し、ターミナルを
前方へ挿入可能とし、一方、上記キャップは、底壁部に
突設され先端部分が二又に分岐すると共に、各分岐部の
先端に鉤部を設けた可撓性アームを備え、上記キャップ
の外周面上には、軸方向に延在する凹条溝を適条数設
け、これら凹条溝はこのキャップを被冠してなるコネク
タと対となる相手方コネクタの嵌合部上において形成さ
れた軸方向へ延在する適条数の凸条に対応して構成さ
れ、上記キャップを上記コネクタハウジング前部に被冠
すると、上記周壁部が弾性腕の変位点上に位置すると共
に、上記鉤部が上記係止段部に夫々係止される構成とす
ることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明にかかるコネクタでは、コネクタハウジ
グ内に挿入したターミナルが収容室の所定の位置におさ
まっていない半嵌合状態の時、コネクタハウジグの外周
壁の一部を構成する弾性腕の自由端が収容室の外方へ突
出した状態となり、キャップは上記自由端と当接し、キ
ャップをハウジング前部に被冠することが出来なくな
る。よって、ターミナルの半嵌合状態を検知することが
出来る。
グ内に挿入したターミナルが収容室の所定の位置におさ
まっていない半嵌合状態の時、コネクタハウジグの外周
壁の一部を構成する弾性腕の自由端が収容室の外方へ突
出した状態となり、キャップは上記自由端と当接し、キ
ャップをハウジング前部に被冠することが出来なくな
る。よって、ターミナルの半嵌合状態を検知することが
出来る。
【0011】一方、ターミナルがコネクタハウジグ内の
正規位置に嵌合されていて、キャップがハウジング前部
に被冠されると、キャップの開口端縁部がハウジング中
央部周壁上に形成した環状突出部と適宜間隔をおいて対
峙し、ハウジング周壁部上に環状凹部を形設し、当該部
分に巻装されたシールリングを保持する。このように、
コネクタハウジグの外周上に設けた相手方コネクタの挿
入用空所において、環状突出部とキャップの開口端の間
でシールリングを保持するため、コネクタを互いに抜き
差ししてもシールリングが所定位置からずれることを防
止できる。
正規位置に嵌合されていて、キャップがハウジング前部
に被冠されると、キャップの開口端縁部がハウジング中
央部周壁上に形成した環状突出部と適宜間隔をおいて対
峙し、ハウジング周壁部上に環状凹部を形設し、当該部
分に巻装されたシールリングを保持する。このように、
コネクタハウジグの外周上に設けた相手方コネクタの挿
入用空所において、環状突出部とキャップの開口端の間
でシールリングを保持するため、コネクタを互いに抜き
差ししてもシールリングが所定位置からずれることを防
止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本発明に係るコネクタの組付け前の状態
を示し、1は内部にそれぞれターミナル12,12'を
収容する一対のターミナル収容室(以下、収容室と略
す)2,2'を並設すると共に、中央部周壁3上に環状突
出部4を設け、相手方コネクタ27を挿入する空所を設
けたコネクタハウジングである。
する。第1図は本発明に係るコネクタの組付け前の状態
を示し、1は内部にそれぞれターミナル12,12'を
収容する一対のターミナル収容室(以下、収容室と略
す)2,2'を並設すると共に、中央部周壁3上に環状突
出部4を設け、相手方コネクタ27を挿入する空所を設
けたコネクタハウジングである。
【0013】上記収容室2,2'の間には、ハウジング1
の前方へ開口するポケット部9を形成している。各収容
室2,2'とポケット部9は、それぞれ隔壁を構成する側
壁6により区画されている。側壁6の後方側には収容室
2,2'側に突出する鉤状のターミナル抜け止め用の突部
5を設けている。
の前方へ開口するポケット部9を形成している。各収容
室2,2'とポケット部9は、それぞれ隔壁を構成する側
壁6により区画されている。側壁6の後方側には収容室
2,2'側に突出する鉤状のターミナル抜け止め用の突部
5を設けている。
【0014】また、上記側壁6の後方端部にポケット部
9側から収容室2,2'へ連通する窓口部10を形成し、
窓口10の開口端の前部をポケット部9側から収容室
2,2'側に陥設した係止段部11としている。
9側から収容室2,2'へ連通する窓口部10を形成し、
窓口10の開口端の前部をポケット部9側から収容室
2,2'側に陥設した係止段部11としている。
【0015】尚、本発明では、必ずしも上記係止段部1
1は窓口部10の開口端に形成する必要はなく、ポケッ
ト部9側から陥設した部分の段差部に形成すればよい。
1は窓口部10の開口端に形成する必要はなく、ポケッ
ト部9側から陥設した部分の段差部に形成すればよい。
【0016】上記ハウジング1の外周壁の側壁6と収容
室2,2'を隔てて対向する箇所には、上記突部5と対応
する位置に、外部へ変位可能な自由端部分7を有する片
持ち梁状の弾性腕8を設けている。この弾性腕8は、後
述するターミナル12,12'の半嵌合を検知する機能を
有すると共に、収容室2,2'と外部との隔壁としての機
能を有している。
室2,2'を隔てて対向する箇所には、上記突部5と対応
する位置に、外部へ変位可能な自由端部分7を有する片
持ち梁状の弾性腕8を設けている。この弾性腕8は、後
述するターミナル12,12'の半嵌合を検知する機能を
有すると共に、収容室2,2'と外部との隔壁としての機
能を有している。
【0017】14は上記コネクタハウジング1の前部に
被冠されるキャップであり、このキャップ14は底壁部
15と周壁部16からなる。底壁部15には一対の窓口
17,17'を形成している。また、底壁部15の窓口1
7,17'の間の部分からは、キャップ14の開口方向へ
延在し、少なくとも先端部分が二又状となり、各分岐部
の先端に鉤部18,18'を有する可撓性アーム19を突
設している。更に、キャップ14の外周面上には、軸方
向に走る凹条溝26,26'を2条設けている。
被冠されるキャップであり、このキャップ14は底壁部
15と周壁部16からなる。底壁部15には一対の窓口
17,17'を形成している。また、底壁部15の窓口1
7,17'の間の部分からは、キャップ14の開口方向へ
延在し、少なくとも先端部分が二又状となり、各分岐部
の先端に鉤部18,18'を有する可撓性アーム19を突
設している。更に、キャップ14の外周面上には、軸方
向に走る凹条溝26,26'を2条設けている。
【0018】上記キャップ14は、コネクタハウジング
1の前部に被冠されると、キャップ14の周壁部16
が、上記した弾性腕8の自由端部分7の変位点上に位置
するように構成している。
1の前部に被冠されると、キャップ14の周壁部16
が、上記した弾性腕8の自由端部分7の変位点上に位置
するように構成している。
【0019】また、キャップ14は、コネクタハウジン
グ1に被冠した状態で、その開口端20とコネクタハウ
ジング中央部周壁3上に設けた環状突出部4との間で環
状凹部21を形成するように構成している。
グ1に被冠した状態で、その開口端20とコネクタハウ
ジング中央部周壁3上に設けた環状突出部4との間で環
状凹部21を形成するように構成している。
【0020】更に、キャップ14は、コネクタハウジン
グ1に被冠した状態で、相手側コネクタ27(第4図参
照)の嵌合部28に嵌入され、上記相手側コネクタ27
の嵌合部28には上記キャップ14の外周面上の凹条溝
26と同数の凸条29を対応する位置に設けている。
グ1に被冠した状態で、相手側コネクタ27(第4図参
照)の嵌合部28に嵌入され、上記相手側コネクタ27
の嵌合部28には上記キャップ14の外周面上の凹条溝
26と同数の凸条29を対応する位置に設けている。
【0021】尚、本実施例ではキャップに凹条溝を2条
設けているが、本発明では、凹条溝の条数は特に限定さ
れるものではない。例えば、第5図(A)(B)、第6図
(A)(B)は夫々コネクタ相互の嵌合部分に設けられる凹
条溝、凸条の対応関係を示すものであり、第5図(A)
(B)ではその数を2条としており、第6図(A)(B)では
その数が1条のものを示す。
設けているが、本発明では、凹条溝の条数は特に限定さ
れるものではない。例えば、第5図(A)(B)、第6図
(A)(B)は夫々コネクタ相互の嵌合部分に設けられる凹
条溝、凸条の対応関係を示すものであり、第5図(A)
(B)ではその数を2条としており、第6図(A)(B)では
その数が1条のものを示す。
【0022】22はコネクタハウジング1の外周上の上
記相手方コネクタ27を挿入する空所おいて、上記環状
突出部4とキャップ14の開口端20の間に巻装される
ゴム製のシールリングである。即ち、シールリング22
は、環状突出部4に当接する位置までハウジング1の前
部から嵌め入れられ、後の工程でハウジング1の前部に
被冠するキャップ14の開口端20と環状突出部4との
間(環状凹部)で把持され、軸方向への動きが規制されて
いる。23,23'は上述したターミナル12,12'の電
線掴み部24に接続されたリード線である。
記相手方コネクタ27を挿入する空所おいて、上記環状
突出部4とキャップ14の開口端20の間に巻装される
ゴム製のシールリングである。即ち、シールリング22
は、環状突出部4に当接する位置までハウジング1の前
部から嵌め入れられ、後の工程でハウジング1の前部に
被冠するキャップ14の開口端20と環状突出部4との
間(環状凹部)で把持され、軸方向への動きが規制されて
いる。23,23'は上述したターミナル12,12'の電
線掴み部24に接続されたリード線である。
【0023】25,25'はリード線23,23'に被着さ
れ、上述の電線掴み部24の被覆掴み部24a,24a'に
狭少部分を把持されてなるゴム栓である。このゴム栓2
5,25'はその鍔部分をもって、ターミナル12,12'
が収容室2,2'に収容された状態で収容室2,2'の後方
開口部をシールする。
れ、上述の電線掴み部24の被覆掴み部24a,24a'に
狭少部分を把持されてなるゴム栓である。このゴム栓2
5,25'はその鍔部分をもって、ターミナル12,12'
が収容室2,2'に収容された状態で収容室2,2'の後方
開口部をシールする。
【0024】次に、上記構成からなる本実施例のコネク
タの組立て作業について説明する。まず、各ターミナル
12,12'は夫々収容室2,2'の後方から挿入され、挿
入途中では、第2図に図示するように、突部5上に乗り
上がり、突部5に対向した位置に上記弾性腕8の自由端
部分7を収容室2,2'の外部へ押し上げて進入する。タ
ーミナル12,12'が所定の位置へ進入すると、ターミ
ナル12,12'の陥設部分13に突部5が嵌合し、弾性
腕8の自由端部分7は元の状態、即ち、収容室2,2'内
に復帰する。尚、上記の作業と前後して、上記ハウジン
グの周壁上のシールリング22を巻装する。
タの組立て作業について説明する。まず、各ターミナル
12,12'は夫々収容室2,2'の後方から挿入され、挿
入途中では、第2図に図示するように、突部5上に乗り
上がり、突部5に対向した位置に上記弾性腕8の自由端
部分7を収容室2,2'の外部へ押し上げて進入する。タ
ーミナル12,12'が所定の位置へ進入すると、ターミ
ナル12,12'の陥設部分13に突部5が嵌合し、弾性
腕8の自由端部分7は元の状態、即ち、収容室2,2'内
に復帰する。尚、上記の作業と前後して、上記ハウジン
グの周壁上のシールリング22を巻装する。
【0025】次に、キャップ14をコネクタハウジング
1の前部に被冠する。上記鉤部18,18'が係止段部1
1に係止され、よって、キャップ14がコネクタハウジ
ング1に固定係止される。この鉤部18,18'と係止段
部11の係止部分は、ポケット部9内に配置されている
ため、外部から直接力が作用せず、誤ってキャップ14
をコネクタハウジング1から外してしまうことがない。
1の前部に被冠する。上記鉤部18,18'が係止段部1
1に係止され、よって、キャップ14がコネクタハウジ
ング1に固定係止される。この鉤部18,18'と係止段
部11の係止部分は、ポケット部9内に配置されている
ため、外部から直接力が作用せず、誤ってキャップ14
をコネクタハウジング1から外してしまうことがない。
【0026】上記のようにキャップ14を被冠されると
き、キャップ14の周壁部16は、上述した弾性腕8の
自由端部分7の変位点上に位置するように構成されてい
るため、ターミナル12,12'が収容室2,2'の所定の
正規位置におさまらず、ターミナルの陥設部分13に側
壁6の突部5が嵌合していない半嵌合状態、即ち、自由
端部分7が突部5上に乗り上がった状態で外部へ変位し
ている状態のとき、当該キャップ14は上記自由端部分
7に当接し、被冠不可能となる(第2図参照)。作業者
は、この状況を確認することにより、ターミナル12,
12'の収容室2,2'への挿入が不十分で、半嵌合状態
であることを検知できる。
き、キャップ14の周壁部16は、上述した弾性腕8の
自由端部分7の変位点上に位置するように構成されてい
るため、ターミナル12,12'が収容室2,2'の所定の
正規位置におさまらず、ターミナルの陥設部分13に側
壁6の突部5が嵌合していない半嵌合状態、即ち、自由
端部分7が突部5上に乗り上がった状態で外部へ変位し
ている状態のとき、当該キャップ14は上記自由端部分
7に当接し、被冠不可能となる(第2図参照)。作業者
は、この状況を確認することにより、ターミナル12,
12'の収容室2,2'への挿入が不十分で、半嵌合状態
であることを検知できる。
【0027】本実施例では、上記のように側壁部6に設
けた突部5にターミナル12,12'の陥設部に嵌合する
一方、弾性腕8にはターミナル12,12'を係止させて
いないため、リード線23の引張等により、ターミナル
12,12'を引き抜こうとする力が作用しても、突部5
が撓むことがなく、かつ、弾性腕には力が作用しない。
そのため、上記引抜力によりターミナル12,12'がガ
タつくことがなく、また、弾性腕8が折損あるいは破損
することもない。
けた突部5にターミナル12,12'の陥設部に嵌合する
一方、弾性腕8にはターミナル12,12'を係止させて
いないため、リード線23の引張等により、ターミナル
12,12'を引き抜こうとする力が作用しても、突部5
が撓むことがなく、かつ、弾性腕には力が作用しない。
そのため、上記引抜力によりターミナル12,12'がガ
タつくことがなく、また、弾性腕8が折損あるいは破損
することもない。
【0028】上記のようにキャップ14をコネクタハウ
ジング11に固定した状態で相手方コネクタを接続す
る。このとき、相手方コネクタに、キャップ14の外周
面に設けた凹条溝26と対応する凸条を設けているた
め、この凹条溝26と凸条とが対応しない場合には、両
コネクタを接続することができない。そのため、本実施
例では、作業者が接続すべきコネクタを取り違えるのを
防止することができる。また、本実施例のコネクタで
は、上記凹条溝26と凸条との対応により、対となるコ
ネクタを特定することが出来るため、同極数のコネクタ
を同じ箇所で使用する場合にもキャップの凹溝の数、配
置等を異ならせておけばハウジングそのものは共用する
ことが出来る。
ジング11に固定した状態で相手方コネクタを接続す
る。このとき、相手方コネクタに、キャップ14の外周
面に設けた凹条溝26と対応する凸条を設けているた
め、この凹条溝26と凸条とが対応しない場合には、両
コネクタを接続することができない。そのため、本実施
例では、作業者が接続すべきコネクタを取り違えるのを
防止することができる。また、本実施例のコネクタで
は、上記凹条溝26と凸条との対応により、対となるコ
ネクタを特定することが出来るため、同極数のコネクタ
を同じ箇所で使用する場合にもキャップの凹溝の数、配
置等を異ならせておけばハウジングそのものは共用する
ことが出来る。
【0029】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、第7図に
示すように、コネクタハウジング1の外周壁上に環状突
出部4を設けると共に、該環状突出部4の外周側にロッ
クアーム30を設け、ロックアーム30と外周壁との間
に相手方コネクタ27が挿入する挿入用空間32が設け
られ、該相手方コネクタ挿入用空間32内でコネクタハ
ウジング1の外周にシールリング22を取り付けてい
る。一方、相手方コネクタ27に係止突起31を設け、
上記ロックアーム30の先端を係止突起31に係止する
ことにより、コネクタを結合状態で保持する構成として
いる。図7には図示していないが、上記コネクタハウジ
ング1にはターミナルの半嵌合状態を検知する機能を設
けていることは言うまでもない。
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、第7図に
示すように、コネクタハウジング1の外周壁上に環状突
出部4を設けると共に、該環状突出部4の外周側にロッ
クアーム30を設け、ロックアーム30と外周壁との間
に相手方コネクタ27が挿入する挿入用空間32が設け
られ、該相手方コネクタ挿入用空間32内でコネクタハ
ウジング1の外周にシールリング22を取り付けてい
る。一方、相手方コネクタ27に係止突起31を設け、
上記ロックアーム30の先端を係止突起31に係止する
ことにより、コネクタを結合状態で保持する構成として
いる。図7には図示していないが、上記コネクタハウジ
ング1にはターミナルの半嵌合状態を検知する機能を設
けていることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係わ防水コネクタでは、ターミナルが収容室の所定の
位置に収容されていない場合には、キャップをハウジン
グ前部に被冠できないため、ターミナルが半嵌合状態で
あることを事前に検知できる。
に係わ防水コネクタでは、ターミナルが収容室の所定の
位置に収容されていない場合には、キャップをハウジン
グ前部に被冠できないため、ターミナルが半嵌合状態で
あることを事前に検知できる。
【0031】また、シールリングが、ハウジング中央周
壁上の相手方コネクタの挿入用空間において、環状突出
部とキャップの開口端の間で把持されるため、コネクタ
相互を抜き差ししても、シールリングが所定の位置から
ずれるのを防止することができる。
壁上の相手方コネクタの挿入用空間において、環状突出
部とキャップの開口端の間で把持されるため、コネクタ
相互を抜き差ししても、シールリングが所定の位置から
ずれるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコネクタの組み付け前の状態を
示す一部破断分解斜視図である。
示す一部破断分解斜視図である。
【図2】 上記コネクタの組み付け途中の状態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】 上記コネクタの組み付け後の状態を示す一部
破断斜視図である。
破断斜視図である。
【図4】 上記コネクタを相手方コネクタに接続する前
の状態を示す分解断面図である。
の状態を示す分解断面図である。
【図5】 (A)(B)は本発明に係るコネクタの嵌合部と
相手方コネクタの嵌合部との夫々に設けられた凹条溝及
び凸条が夫々2条である場合の対応関係を示す夫々のコ
ネクタの正面図である。
相手方コネクタの嵌合部との夫々に設けられた凹条溝及
び凸条が夫々2条である場合の対応関係を示す夫々のコ
ネクタの正面図である。
【図6】 (A)(B)は上記凹条溝及び凸条が夫々1条で
ある場合の対応関係を示す夫々のコネクタの正面図であ
る。
ある場合の対応関係を示す夫々のコネクタの正面図であ
る。
【図7】 上記コネクタをキャップを介して相手方コネ
クタに接続するための他の実施例を示す分解断面図であ
る。
クタに接続するための他の実施例を示す分解断面図であ
る。
【図8】 従来のコネクタの一例を示す概略断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1…コネクタハウジング 2…ターミナル収容室 3…中央部周壁 4…環状突出部 5…突部 6…側壁 7…自由端部分 8…弾性腕 9…ポケット部 10…窓口部 11…係止段部 12…ターミナル 13…陥設部分 14…キャップ 15…底壁 16…周壁部 17…窓口 18…鉤部 19…可撓性アーム 20…開口端 21…環状凹部 22…シールリング 23…リード線 24…電線掴み部 24a…被覆掴み部 25…ゴム栓 26…凹条 27…相手方コネクタ 28…嵌合部 29…凸条 30…ロックアーム 31…係止突起
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
Claims (1)
- 【請求項1】 電線先端に接続したターミナルと、 上記ターミナルをそれぞれ収容する収容室を前後方向に
貫通させて並設すると共に、各収容室内にターミナルを
抜け止めする突部を備え、かつ、中央部外周壁上に環状
突出部を周設し、相手方コネクタハウジングの挿入用空
所を設けたコネクタハウジングと、 上記挿入用空所内で上記コネクタハウジングの外周上に
巻装したシールリングと、 上記コネクタハウジングの前部に被冠され、その底壁部
が上記コネクタハウジングの前面に当接されると共に相
手方端子挿入用の窓口を有するキャップとを備え、 上記キャップの周壁が、端子抜け止め用の上記突部と対
応するコネクタハウジングの外周に位置されるように
し、端子が突部に嵌合していない時は、キャップは上記
位置まで挿入できない構成としているコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149660A JP2666775B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149660A JP2666775B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | コネクタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62149830A Division JPH07101621B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0883648A true JPH0883648A (ja) | 1996-03-26 |
JP2666775B2 JP2666775B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=15480074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7149660A Expired - Lifetime JP2666775B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2666775B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6537108B2 (en) | 2000-09-27 | 2003-03-25 | Yazaki Corporation | Retaining structure of front holder to connector housing |
WO2011096431A1 (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-11 | 株式会社パトライト | 配線ケーブル接続システム |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5119294U (ja) * | 1974-07-31 | 1976-02-12 | ||
JPS58198879A (ja) * | 1982-05-14 | 1983-11-18 | 日産自動車株式会社 | コネクタ |
JPS59104454A (ja) * | 1982-12-02 | 1984-06-16 | Nissan Motor Co Ltd | 耐摩耗性焼結合金の製造方法 |
JPS60216480A (ja) * | 1984-03-05 | 1985-10-29 | アンプ・インコ−ポレ−テツド | 電気コネクタのキ−継ぎ方式とキ−継ぎ方法 |
JPS6119984U (ja) * | 1984-07-10 | 1986-02-05 | オムロン株式会社 | コネクタ |
JPS6264076A (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-20 | 日産自動車株式会社 | 防水コネクタ |
JPS62195987U (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-12 |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7149660A patent/JP2666775B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5119294U (ja) * | 1974-07-31 | 1976-02-12 | ||
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JPS62195987U (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-12 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6537108B2 (en) | 2000-09-27 | 2003-03-25 | Yazaki Corporation | Retaining structure of front holder to connector housing |
WO2011096431A1 (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-11 | 株式会社パトライト | 配線ケーブル接続システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2666775B2 (ja) | 1997-10-22 |
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