JPH0883292A - Cad図面検図装置 - Google Patents

Cad図面検図装置

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JPH0883292A
JPH0883292A JP6220556A JP22055694A JPH0883292A JP H0883292 A JPH0883292 A JP H0883292A JP 6220556 A JP6220556 A JP 6220556A JP 22055694 A JP22055694 A JP 22055694A JP H0883292 A JPH0883292 A JP H0883292A
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JP6220556A
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Inventor
Satoshi Masuda
聡 増田
Masahiro Horiyama
雅弘 堀山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ワークステーション上での検図作業
を実現し、検図作業の効率化を改善することを目的とす
る。 【構成】設計者側端末装置1と検図者側端末装置2とを
互いに接続し、設計者側端末装置1に音声による図面説
明をCAD図面に関連付けて登録する図面説明登録手段
3と検図依頼すべきCAD図面と図面説明とを検図者端
末装置2へ転送する転送手段4と検図結果を確認する検
図結果確認手段5とを備え、検図者端末装置2に検図依
頼情報記憶手段21と説明音声を再生し説明位置を指示
する再生手段22と再生手段22で表示したCAD図面
に対する検図者のコメントを登録するコメント登録手段
23とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステムにより
作成したCAD図面の検図作業を支援するCAD図面検
図装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ支援設計装置(CA
D)の普及とワークステーション(WS)の性能向上に
伴い、一人一台のWSを使って共通のCADシステムに
よりシステムやびプラントの設計作業を行うようになっ
てきた。
【0003】一般に、各種システム又はプラントの設計
過程では、設計図面を正式に登録する前に、設計図面の
検査(検図)および承認といった作業が存在する。従来
は、この検図作業を設計者と検図者とが同席の上で行っ
ていた。すなわち、CADシステムを使って作成した図
面のCAD図面データを設計図用用紙に打出し、その打
出したCAD図面を設計者が検図者である上長のところ
へ持ち込む。そこで設計者が検図者に対して設計図面の
図面内容を説明し、検図者がその図面説明を聞きながら
図面内容を検査する。そして、検図者が図面内容を検査
した結果、疑問や修正があれば、持ち寄った設計図面に
コメントを書き入れ、再度同様の打ち合わせを持つこと
になる。一方、設計図面が上記検査で承認された場合
は、その設計図面に手書きサインを書き入れ承認済み図
面として登録する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の検
図作業は、設計者が図面を作成してから図面内容の検査
を受けて承認を受けるまでに、必ず設計者と検図者が同
席の上、打ち合わせを行う必要があった。このため、お
互いの都合がつかないと図面内容の検査ができず、下流
工程へ図面を渡す期日が遅れるという不都合が発生す
る。
【0005】また、設計者がCAD図面を印刷して検図
者に検図依頼し、検図者がコメントを図面中に書き込ん
でいたため、電子情報の有効利用が出来ていなかった。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、
ワークステーション上での検図作業を実現し電子情報の
有効利用が可能になると共に、設計者及び検図者の双方
のスケジュールを調整することなく検図作業を進めるこ
とができ、従来の検図作業に比べ下流工程へ図面を渡す
期日を短縮できるCAD図面検図装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のような手段を講じた。請求項1に対
応する本発明は、CADシステムで作成した図面に対す
る設計者側の音声による図面説明を当該図面に関連付け
て登録する図面説明登録手段と、検図依頼すべき図面と
その図面説明とを前記図面説明登録手段から取出して検
図者の端末装置に宛て転送する転送手段とを具備する構
成とした。
【0007】請求項2に対応する本発明は、設計者から
検図依頼された図面とその図面を音声により説明した音
声情報とが格納された検図依頼情報記憶手段と、前記検
図依頼情報記憶手段から図面を読出して表示し、その表
示図面に対応する音声情報に基づいて説明音声を再生
し、且つ当該図面上に説明位置を指示する再生手段と、
前記再生手段で表示した図面に対する検図者のコメント
を登録するコメント登録手段とを具備する構成とした。
【0008】請求項3に対応する本発明は、設計者から
検図依頼された図面とその図面を音声により説明した音
声情報とが格納された検図依頼情報記憶手段と、前記検
図依頼情報記憶手段から図面を読出して表示し、その表
示図面に対応する音声情報に基づいて説明音声を再生
し、且つ当該図面上に説明位置を指示する再生手段と、
前記再生手段で表示した図面に対する検図者のコメント
を登録するコメント登録手段と、検図者により承認され
た図面に対し承認の検図ステータスを付与する承認手段
と、検図者により却下された図面に対し却下の検図ステ
ータスを付与する却下手段と、検図情報が保存された図
面管理データベースと、検図後の図面、その図面に対す
る前記コメント及び前記検図ステータスとを関連付けて
前記図面管理データベースへ格納する図面登録手段とを
具備する構成とした。
【0009】請求項4に対応する本発明は、CADシス
テムを使って図面の設計を行う設計者側の端末装置と、
前記設計者が作成した図面の検図を行う検図者側の端末
装置とを互いに接続し、前記設計者側端末装置に、図面
に対する設計者の音声による図面説明を当該図面に関連
付けて登録する図面説明登録手段と、検図依頼すべき図
面とその図面説明とを前記図面説明登録手段から取出し
て検図者の端末装置に宛て転送する転送手段と、前記図
面の検図結果を確認するための検図結果確認手段とを備
え、前記検図者側端末装置に、検図依頼された図面とそ
の図面を音声により説明した音声情報とが格納された検
図依頼情報記憶手段と、前記検図依頼情報記憶手段から
図面を読出して表示し、その表示図面に対応する音声情
報に基づいて説明音声を再生し、且つ当該図面上に説明
位置を指示する再生手段と、前記再生手段で表示した図
面に対する検図者のコメントを登録するコメント登録手
段と、検図者により承認された図面に対し承認の検図ス
テータスを付与する承認手段と、検図者により却下され
た図面に対し却下の検図ステータスを付与する却下手段
と、検図情報が保存された図面管理データベースと、検
図後の図面、その図面に対する前記コメント及び前記検
図ステータスとを関連付けて前記図面管理データベース
へ格納する図面登録手段とを備える構成とした。 請求
項5に対応する本発明は、前記図面説明登録手段を、前
記図面が格納された図面ファイルと、前記図面の内容を
説明した説明音声を入力する音声情報入力手段と、前記
音声情報入力手段から入力された音声情報が格納された
音声情報ファイルと、前記図面上における説明位置を指
示する説明位置指示手段と、前記説明位置指示手段によ
り指示された説明位置の軌跡情報が登録された軌跡登録
手段と、説明対象となった図面,前記音声情報及び前記
軌跡情報を関連付ける管理情報が格納された管理情報フ
ァイルとから構成し、前記転送手段を、前記図面,前記
音声情報,前記軌跡情報及び前記管理情報を転送するよ
うに構成した。
【0010】請求項6に対応する本発明は、前記検図依
頼記憶手段を、検図依頼された図面が格納された図面フ
ァイルと、前記図面の内容を説明した説明音声が格納さ
れた音声情報ファイルと、前記図面上における説明位置
の軌跡情報が格納された軌跡情報ファイルと、検図対象
となった図面,前記音声情報及び前記軌跡情報を関連付
ける管理情報が格納された管理情報ファイルとから構成
し、前記コメント登録手段を、前記検図者の音声による
検図コメントを入力する音声入力手段と、前記音声入力
手段から入力された検図コメントを格納するコメント格
納ファイルと、前記再生図面上におけるコメント位置を
指示するコメント位置指示手段と、前記コメント位置指
示手段により指示されたコメント位置の軌跡情報が登録
されたコメント軌跡登録手段と、検図対象となった図
面,前記検図コメント情報及び前記コメント軌跡情報を
関連付ける管理情報が格納されたコメント管理情報ファ
イルとから構成した。
【0011】
【作用】本発明は、以上のような手段を講じたことによ
り次のような作用を奏する。請求項1に対応する本発明
によれば、設計者の端末装置において、これから検図を
行う図面に対して設計者が説明した図面説明が当該図面
に対応付けて登録される。この登録された図面データ及
び音声情報が転送手段により検図者の端末装置に対して
伝送される。検図者側では設計者の端末装置から伝送さ
れた図面データ及び音声情報を再生すれば、設計者から
図面説明を受けながら図面を検査するのと同等の検査環
境を得ることができる。
【0012】従って、設計者側では検図者の都合に合わ
せることなく検図依頼を行うことができ、検図者側では
設計者と同席して直接図面説明を受けることなく、図面
の検査を行うことができる。
【0013】請求項2に対応する本発明によれば、検図
依頼情報記憶手段に設計者から検図依頼された図面デー
タ及び図面説明の音声情報が格納される。これらの情報
が再生手段により再生されて図面が表示されると共に、
その図面に対応する説明音声が出力され、さらに図面上
に現在出力されている説明音声の説明位置が指示され
る。再生手段によって再生された図面を見ながら説明音
声を聞いて検査した検図者から検図コメントが入力され
ると、その検図コメントがコメント登録手段によって登
録される。
【0014】従って、検図者が自分の端末装置上で、検
図依頼された図面及び図面説明を再生することができ、
且つ検査した図面に対する検図者の検図コメントを登録
できることから、検図者サイドでの検図作業を設計者を
同席させることなく実施でき、検図結果を電子情報の状
態で設計者へ渡すことができる。
【0015】請求項3に対応する本発明によれば、検図
依頼されている図面及び図面説明が上記したように検図
者の端末装置上で再生される。次に、検図者から図面が
承認されると、当該図面に対し承認の検図ステータスが
付与される。また、検図者から図面が却下されると、当
該図面に対し却下の検図ステータスが付与される。この
ようにして検図が終了した図面に対して検図ステータス
が付与されると、当該図面の図面データ、検図コメント
及び検図ステータスが図面登録手段により対応付けられ
た状態で図面管理データベースへ格納される。
【0016】従って、設計者側の端末装置で図面管理デ
ータベースを検索することにより検図結果(承認,却
下)を知ることができると共に、検図者による検図コメ
ントを入手することもでき、設計者側の端末装置と検図
者の端末装置とをワークステーションで構成することに
よりワークステーション上での検図作業が可能になる。
【0017】請求項4に対応する本発明によれば、設計
者側の端末装置上で検図依頼する図面データ及び図面説
明情報が登録され、その登録された情報が検図者の端末
装置へ伝送される。検図者の端末装置上では図面データ
及び図面説明情報から検図する図面及びそれに対する説
明音声が再生される。その説明を受けた検図者により検
図コメント,承認,却下等の情報が入力されると、検図
された図面に対して承認,却下に応じた検図ステータス
が付加される。図面の図面データと検図ステータス及び
検図コメントは図面登録手段により図面管理データベー
スへ格納される。この図面管理データベースに対して設
計者側の端末装置が検図依頼した図面を検索することに
より検図結果を獲得することができる。
【0018】請求項5に対応する本発明によれば、図面
設計者により図面説明登録手段が起動されると、図面設
計者が説明した内容がマイク等の音声情報入力手段によ
り音声情報ファイルに記録される。それと同時に、図面
設計者が説明しながら図面上の位置を示すために動かし
たマウス等の説明位置指示手段の軌跡が軌跡情報ファイ
ルに記録される。さらに、管理情報ファイルに当該図面
と音声情報と軌跡情報とを対応付ける管理情報が記録さ
れる。図面説明登録手段で説明内容の登録が終了する
と、伝送手段が起動され検図者の情報と検図者の端末装
置を指定することにより、図面説明登録手段で作成した
音声情報ファイル、軌跡情報ファイル、管理情報ファイ
ル、図面ファイルが検図者の端末装置へ転送される。
【0019】請求項6に対応する本発明によれば、検図
依頼された図面データが図面ファイルに格納され、その
図面に対する説明音声が音声情報ファイルに格納され、
説明位置の軌跡情報が軌跡情報ファイルに格納され、そ
れら情報の再生同期をとる管理情報が管理情報ファイル
に格納される。再生手段では、これらファイルに格納さ
れた情報に基づいて図面が表示されると共に、その図面
の説明が再現される。一方、検図者の検図コメントが、
コメント位置指示手段により図面上の位置が指示されな
がら音声入力手段より入力されると、その検図コメント
がコメント格納ファイルに格納され、コメント位置がコ
メント軌跡登録手段により登録され、それら情報を関連
付けるための管理情報がコメント管理情報ファイルに格
納される。一方、再生された図面に対して承認又は却下
に応じた検図ステータスが付与され、図面データ、検図
ステータス、及び各ファイルに格納されたコメント情報
が図面管理データベースに格納される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の一実施例に係るCAD図面検図装置の概
略的な機能ブロックを示す図である。本実施例のCAD
図面検図装置は、図面設計者がCADシステムを使って
の図面設計,図面説明の登録,設計図面の検図依頼,及
び検図結果の確認を行う設計者側端末装置1と、検図者
が検図コメントの登録,CAD図面の承認及び却下等を
行う検図者側端末装置2とを双方のデータ伝送を可能に
接続しておりワークステーションにより構成されてい
る。
【0021】設計者側端末装置1は、検図依頼するCA
D図面の図面説明を登録する図面説明登録手段3と、図
面説明の登録されたCAD図面を検図者に対し検図依頼
するための検図依頼手段4と、検図者によって検査され
たCAD図面に対する検図結果を確認するための検図結
果確認手段5と、後述する各種データが格納されるファ
イル6と、図面説明の音声を入力するマイク7と、CA
D図面上の図面説明位置を指定するマウス8と、不図示
の表示装置等からなる。
【0022】図面説明登録手段3は、図面説明を登録す
べきCAD図面の図面ファイル名を読込む図面ファイル
名読込機能11と、ワークステーション上の表示装置9
にCAD図面を表示する図面表示機能12と、マイク7
から入力された図面説明の音声を登録する音声登録機能
13と、マウス8で指示された説明位置の軌跡情報を登
録する軌跡登録機能14とを備えている。
【0023】ここで、ファイル6の構成について説明す
る。ファイル6は、図面フィル6a,音声情報ファイル
6b,管理情報ファイル6c,及び軌跡情報ファイル6
dからなる。図面フィル6aは、検図依頼するCAD図
面の図面データ(イメージデータ)が格納されるファイ
ルである。音声情報ファイル6bは、音声登録機能13
から音声情報が格納されるファイルである。軌跡情報フ
ァイル6dは、軌跡登録機能14により登録された説明
位置の軌跡情報が格納されるファイルである。管理情報
ファイル6cは、図面フィル6aに記録したCAD図面
の図面番号、そのCAD図面に対する音声情報が格納さ
れた音声情報ファイルのファイル名、その音声情報を再
生するためのキー情報(図面の頁、音声継続時間等)、
そのCAD図面の図面説明に対する軌跡情報ファイルの
ファイル名が格納されるファイルである。なお、キー情
報において“図面の頁”とは、1つの図面であっても複
数頁から構成されている場合に、どの頁であるかを特定
するための情報である。
【0024】検図依頼手段4は、検図者側端末装置2を
指定するために決められた検図者IDと検図者側端末装
置2の情報の入力を受けてデータ転送先の端末装置2を
特定する図面転送先指定機能15と、図面説明登録手段
3で作成したファイル6を検図者側端末装置2へ転送す
る図面転送機能16とを備えている。
【0025】検図結果確認手段5は、後述する図面管理
データベースを検索して検図結果を表示装置9へ表示さ
せる図面管理DB検索機能17を備えている。一方、検
図者側端末装置2は、設計者側端末装置1からの検図依
頼を監視する検図依頼監視手段21と、図面設計者の図
面説明を再生する図面説明再生手段22と、検図者の検
図コメントを登録するコメント登録手段23と、検査さ
れた図面の承認,返却処理を行う承認・返却手段24
と、検図後のCAD図面とそのCAD図面に対する検図
コメント及び検図ステータスが保存される図面管理デー
タベース25と、検図コメントを音声入力するマイク2
6と、コメント位置を指示するマウス27と、設計者側
端末装置1からの転送データが格納されるファイル群2
8と、検図コメントに関する情報が格納されるファイル
群29及び不図示の表示装置とを備えている。
【0026】検図依頼監視手段21は、上記ファイル群
28のある決められたディレクトリ下に図面ファイル2
8a、音声情報ファイル28b、軌跡情報ファイル28
d、管理情報ファイル28cがあるか否か一定周期で検
索する検図依頼監視機能31を備えている。これらのフ
ァイルからなるファイル群28により検図依頼情報記憶
手段を構成している。
【0027】図面説明再生手段22は、検図依頼されて
いる図面ファイル名を読込む図面ファイル名読込機能3
2と、その読込んだ図面ファイル名の図面を表示装置2
0に表示させる図面表示機能33と、表示図面の音声情
報及び軌跡情報を同期させながら再生する図面説明機能
34とを備えている。
【0028】コメント登録手段23は、マイク27から
入力される検図コメントを登録する音声登録機能35
と、マウス26から入力されるコメント位置の軌跡情報
を登録する軌跡登録機能36とを備えている。
【0029】ここで、もう一方のファイル群29は、フ
ァイル群28の図面ファイル28aと同一の図面ファイ
ル28aと、検図コメントの音声情報が格納される音声
情報ファイル29bと、コメント位置の軌跡情報が格納
される軌跡情報ファイル29dと、検図コメントと図面
表示の同期、及び軌跡情報の再生同期をとるための情報
が格納された管理情報ファイル29cとを有する。
【0030】承認・返却手段24は、CAD図面を検査
した検図者からの入力を受けて検図対象の図面が承認さ
れたのか却下されたのかを判断する承認・返却機能41
と、承認された図面の所定位置に検図者のサインを埋め
込むサイン埋め込み機能42と、却下された図面を設計
者側端末装置1へ知らせる返却機能43と、サインの埋
め込まれた図面データが格納された図面ファイル28
a′を含む各ファイル28b〜28d及び検図結果ステ
ータスを図面管理データベース25に保存する図面登録
機能44と、ファイル群28,ファイル群29及び検図
結果ステータスを図面管理データベース25に保存する
図面登録機能45とを備えている。
【0031】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。設計者側端末装置1では、設計
者により図面説明登録手段3が起動されると、図面ファ
イル名読込機能11が設計者より指定された図面番号を
読取り、その図面番号の図面ファイル6aをワークステ
ーション上で表示可能なイメージデータへ変換した後に
図面表示機能12へ渡す。図面表示機能12では受け取
った図面ファイル6aの図面データを表示装置9のディ
スプレイ上に表示する。
【0032】次に、設計者がマイク7及びマウス8を使
って図面の説明及び表示図面上の説明位置の指示を行
う。音声登録機能13は、マイク7を通して説明された
表示図面の説明を音声情報ファイル6bへ登録する。ま
た、図面の説明と図面表示の同期をとるために管理情報
ファイル6cに図面番号と音声情報ファイル名、音声情
報を再生するためのキー情報(図面の頁、音声継続時間
等)を登録する。さらに、軌跡登録機能14が、マウス
8により指示されている位置情報を軌跡情報ファイル6
dに登録し、管理情報ファイル6cに軌跡情報ファイル
名と軌跡情報を再生するためのキー情報(図面の頁、音
声継続時間等)を登録する。
【0033】次に、検図依頼手段4が起動され設計者か
ら検図者IDと検図者マシン情報が入力されると、図面
転送先指定機能15が転送先の検図者側端末装置2を指
定して図面転送機能16へ検図者IDを与える。その結
果、図面転送機能16は、図面ファイル6a、音声情報
ファイル6b、軌跡情報ファイル6d、管理情報ファイ
ル6cを指示された検図者マシンへ検図者IDを使って
転送する。
【0034】一方、検図者側端末装置2では、設計者側
端末装置1から上記した図面ファイル6a、音声情報フ
ァイル6b、軌跡情報ファイル6d、管理情報ファイル
6cが転送されてくると、それらファイルデータを保存
し決められたディレクトリ下にファイル群28として登
録する。
【0035】一定時間毎に検図依頼監視手段21が動き
検図依頼監視機能31が決められたディレクトリ下に図
面ファイル28a、音声情報ファイル28b、軌跡情報
ファイル28d、管理情報ファイル28cがあるかを検
索する。これらファイル群28が登録されていれば、図
面説明再生手段22を起動する。
【0036】図面説明再生手段22が起動されると、図
面ファイル名読込機能32が登録されているファイル群
28から図面番号を読込み、その図面番号の図面ファイ
ル28aを図面表示機能33へ渡す。その結果、図面表
示機能33が表示装置20のディスプレイ上に検図対象
となる図面を表示する。
【0037】図面説明機能34は、管理情報ファイル2
8cからキー情報を取出し、そのキー情報に基づいて音
声情報ファイル28b及び軌跡情報ファイル28dから
音声情報及び軌跡情報を同期して取出す。そして、音声
情報を音声にて出力すると共に、軌跡情報をディスプレ
イ上に表示図面上に重ねて表示する。これにより表示装
置20に表示された図面の説明が再生されると共に、そ
の説明している図面上の位置が同期して表示画面上に表
示されるものとなる。
【0038】ここで、図面説明機能34が検図者から巻
き戻し、又は早送りの指定を受けると、音声情報ファイ
ル28b及び軌跡情報ファイル28dのポインタを巻き
戻し方向、又は早送り方向へシフトさせる。また、再生
箇所の頁指定があれば、管理情報ファイル28cのキー
情報を元に音声情報ファイル28b及び軌跡情報ファイ
ル28dのポインタを該当頁へ変更し、指定された頁か
ら音声情報と軌跡情報とを同期再生する。
【0039】検図者は、以上のようにして図面説明を再
生して図面の検査を実施し、必要があればマイク26を
通してコメントを入力し、且つ図面上のコメント位置を
マウス27にて指定する。検図者からコメント入力があ
ると、コメント登録手段23が起動され、再生している
図面の説明が停止される。
【0040】音声登録機能35は、マイク26を通して
行われた表示図面に対してのコメントを音声情報ファイ
ル29bへ登録する。このとき、図面の説明と図面表示
の同期をとるために管理情報ファイル29cに図面番号
と音声情報ファイル名、音声情報を再生するためのキー
情報(図面の頁、音声継続時間等)を登録する。また、
軌跡登録機能36が、マイク26の説明に対してマウス
27により指示されている位置情報を軌跡情報ファイル
29dに登録する。このとき、管理情報ファイル29c
に軌跡情報ファイル名、及び軌跡情報を再生するためキ
ー情報(図面の頁、音声継続時間等)が登録される。
【0041】次に、検図者から図面指定と共に当該図面
の承認または却下の入力があると、承認・返却手段41
が起動される。承認・返却手段41は完了ステータスを
確認し、承認が選択されていればサイン埋め込み機能4
2を起動して承認者名を入力する。サイン埋め込み機能
42は与えられた承認者名を図面ファイル28aの指定
箇所に埋め込む(なお、図6では承認者名が入れられた
図面ファイルを28a′と表記している)。サイン埋め
込み機能42により承認者名が入れられた図面ファイル
28a′と、その図面ファイル28aと共に伝送されて
きた他のファイル28b〜28dが承認された図面であ
ることを示す検図ステータスと共に図面登録機能44に
より図面管理DB25へ登録される。
【0042】また、承認・返却機能41は却下が選択さ
れていれば、返却機能43を起動して設計者側端末装置
1に対して検図依頼された図面を却下した旨の通知を行
う。また、図面登録機能45が、伝送されてきた図面フ
ァイル28a,音声情報ファイル28b、軌跡情報ファ
イル28d、及び管理情報ファイル28cと、検図コメ
ントに関する情報が格納された音声情報ファイル29
b、軌跡情報ファイル29d、及び管理情報ファイル2
9cを却下した旨の検図ステータスと共に図面管理デー
タベース25へ登録する。
【0043】設計者側端末装置1では、検図者側端末装
置2から検図依頼していた図面を却下する旨の通知を受
けると、検図結果確認手段5が起動され図面管理DB検
索機能17が図面管理データベース25を検索に行き,
検図依頼していた図面の検図結果を取出してきて表示装
置9のディスプレイ上に表示する。
【0044】このとき、検図結果確認手段5は、上述し
た図面説明再生手段22と同様の処理により、音声情報
ファイル29b及び軌跡情報ファイル29dから検図コ
メントの音声情報及びコメント位置の軌跡情報を、管理
情報ファイル29cのキー情報に基づいて同期させなが
ら再生する。この結果、設計者は自分の端末装置上で検
図者の検図コメントを再生することができる。
【0045】また、検図者側端末装置2から図面却下の
通知を受けない場合であっても、検図結果確認手段5が
定期的に図面管理DB検索機能17で図面管理データベ
ース25を検索して検図結果を確認する。
【0046】このように本実施例によれば、設計者側端
末装置1に検図依頼図面の図面説明を登録する図面説明
登録手段3を備え、検図者側端末装置2に図面説明登録
手段3で作成した図面説明情報を再生するようにしたの
で、設計者と検図者との都合を考慮することなく設計者
は検図依頼を出すことができ、検図者は図面の検査を実
施することができる。従って、設計者と検図者との都合
が合わないことによる設計工程の遅れを防止することが
できる。
【0047】また、本実施例によれば、検図者側端末装
置2に検図コメントを登録するコメント登録手段23と
検査した図面に検図ステータスを与えて図面管理データ
ベース24へ登録する承認・返却手段24を備え、設計
者側端末装置1に図面管理データベース24を検索する
検査結果確認手段5を備えたので、ワークステーション
上で検査図面に対する承認,却下作業を実施することが
でき、また設計者は自分の端末装置上で検図結果を知る
ことができて必要に応じて検図者の検図コメントを再生
することができる。本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変
形実施可能である。
【0048】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ワ
ークステーション上での検図作業を実現し電子情報の有
効利用が可能になると共に、設計者及び検図者の双方の
スケジュールを調整することなく検図作業を進めること
ができ、従来の検図作業に比べ下流工程へ図面を渡す期
日を短縮できるCAD図面検図装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るCAD図面検図装置の
機能構成図である。
【図2】図1の示すCAD図面検図装置に備えた図面説
明登録手段の構成図である。
【図3】図1の示すCAD図面検図装置に備えた検図依
頼手段の構成図である。
【図4】図1の示すCAD図面検図装置に備えた検図結
果確認手段の構成図である。
【図5】図1の示すCAD図面検図装置に備えた検図依
頼監視手段、図面説明再生手段、コメント登録手段の構
成図である。
【図6】図1の示すCAD図面検図装置に備えた承認・
返却手段24の構成図である。
【符号の説明】
1…設計者側端末装置、2…検図者側端末装置、3…図
面説明登録手段、4…検図依頼手段、5…検図結果確認
手段、6a…図面フィル、6b…音声情報ファイル、6
c…管理情報ファイル、6d…軌跡情報ファイル、7…
マイク、8…マウス、9…表示装置、21…検図依頼監
視手段、22…図面説明再生手段、23…コメント登録
手段、24…承認・返却手段、25…図面管理データベ
ース。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムで作成した図面に対する
    設計者側の音声による図面説明を当該図面に関連付けて
    登録する図面説明登録手段と、検図依頼すべき図面とそ
    の図面説明とを前記図面説明登録手段から取出して検図
    者の端末装置へ転送する転送手段とを具備したことを特
    徴とするCAD図面検図装置。
  2. 【請求項2】 設計者から検図依頼された図面とその図
    面を音声により説明した音声情報とが格納された検図依
    頼情報記憶手段と、前記検図依頼情報記憶手段から図面
    を読出して表示し、その表示図面に対応する音声情報に
    基づいて説明音声を再生し、且つ当該図面上に説明位置
    を指示する再生手段と、前記再生手段で表示した図面に
    対する検図者のコメントを登録するコメント登録手段と
    を具備したことを特徴とするCAD図面検図装置。
  3. 【請求項3】 設計者から検図依頼された図面とその図
    面を音声により説明した音声情報とが格納された検図依
    頼情報記憶手段と、前記検図依頼情報記憶手段から図面
    を読出して表示し、その表示図面に対応する音声情報に
    基づいて説明音声を再生し、且つ当該図面上に説明位置
    を指示する再生手段と、前記再生手段で表示した図面に
    対する検図者のコメントを登録するコメント登録手段
    と、検図者により承認された図面に対し承認の検図ステ
    ータスを付与する承認手段と、検図者により却下された
    図面に対し却下の検図ステータスを付与する却下手段
    と、検図情報が保存された図面管理データベースと、検
    図後の図面、その図面に対するコメント及び前記検図ス
    テータスを関連付けて前記図面管理データベースへ格納
    する図面登録手段とを具備したことを特徴とするCAD
    図面検図装置。
  4. 【請求項4】 CADシステムを使って図面の設計を行
    う設計者側の端末装置と、前記設計者が作成した図面の
    検図を行う検図者側の端末装置とを互いに接続し、 前記設計者側端末装置に、図面に対する設計者の音声に
    よる図面説明を当該図面に関連付けて登録する図面説明
    登録手段と、検図依頼すべき図面とその図面説明とを前
    記図面説明登録手段から取出して検図者の端末装置に宛
    て転送する転送手段と、前記図面の検図結果を確認する
    ための検図結果確認手段とを備え、 前記検図者側端末装置に、検図依頼された図面とその図
    面を音声により説明した音声情報とが格納された検図依
    頼情報記憶手段と、前記検図依頼情報記憶手段から図面
    を読出して表示し、その表示図面に対応する音声情報に
    基づいて説明音声を再生し、且つ当該図面上に説明位置
    を指示する再生手段と、前記再生手段で表示した図面に
    対する検図者のコメントを登録するコメント登録手段
    と、検図者により承認された図面に対し承認の検図ステ
    ータスを付与する承認手段と、検図者により却下された
    図面に対し却下の検図ステータスを付与する却下手段
    と、検図情報が保存された図面管理データベースと、検
    図後の図面、その図面に対する前記コメント及び前記検
    図ステータスとを関連付けて前記図面管理データベース
    へ格納する図面登録手段とを備えたことを特徴とするC
    AD図面検図装置。
  5. 【請求項5】 前記図面説明登録手段は、前記図面が格
    納された図面ファイルと、前記図面の内容を説明した説
    明音声を入力する音声情報入力手段と、前記音声情報入
    力手段から入力された音声情報が格納された音声情報フ
    ァイルと、前記図面上における説明位置を指示する説明
    位置指示手段と、前記説明位置指示手段により指示され
    た説明位置の軌跡情報が登録された軌跡登録手段と、説
    明対象となった図面,前記音声情報及び前記軌跡情報を
    関連付ける管理情報が格納された管理情報ファイルとを
    備え、 前記転送手段は、前記図面ファイル,前記音声情報ファ
    イル,前記軌跡情報ファイル及び前記管理情報ファイル
    を転送することを特徴とする請求項1又は請求項4に記
    載のCAD図面検図装置。
  6. 【請求項6】 前記検図依頼記憶手段は、検図依頼され
    た図面が格納された図面ファイルと、前記図面の内容を
    説明した説明音声が格納された音声情報ファイルと、前
    記図面上における説明位置の軌跡情報が格納された軌跡
    情報ファイルと、検図対象となった図面,前記音声情報
    及び前記軌跡情報を関連付ける管理情報が格納された管
    理情報ファイルとを備え、 前記コメント登録手段は、前記検図者の音声による検図
    コメントを入力する音声入力手段と、前記音声入力手段
    から入力された検図コメントを格納するコメント格納フ
    ァイルと、前記再生図面上におけるコメント位置を指示
    するコメント位置指示手段と、前記コメント位置指示手
    段により指示されたコメント位置の軌跡情報が登録され
    たコメント軌跡登録手段と、検図対象となった図面,前
    記検図コメント情報及び前記コメント軌跡情報を関連付
    ける管理情報が格納されたコメント管理情報ファイルと
    を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載
    のCAD図面検図装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190048971A (ko) * 2017-10-31 2019-05-09 대우조선해양 주식회사 선박 설계 도면의 검증 시스템 및 방법
CN111859502A (zh) * 2020-07-09 2020-10-30 万翼科技有限公司 定位图纸审查结果的方法及相关设备

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