JP2004032582A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】講義映像と講義で使用する資料を遠隔地で受講している受講生端末にリアルタイムに配信しているが、資料のどの部分を指示しているかわかりづらかった。
【解決手段】講師端末上の講義資料上にポインタ図形を表示させ移動を可能にし、受講生端末上の講義資料上に、リアルタイムに講師端末の講義資料上のポインタ図形と同様な動作を再現する。
また、リアルタイム型講義を終了すると、ポインタ図形の移動情報は蓄積され、蓄積された講義映像,音声,講義資料に加え、ポインタ図形の移動が再現され。
【効果】講義資料上にポインタ図形を表示させ移動することにより、効果的な講義を実現し、臨場感あふれた遠隔教育が可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】講師端末上の講義資料上にポインタ図形を表示させ移動を可能にし、受講生端末上の講義資料上に、リアルタイムに講師端末の講義資料上のポインタ図形と同様な動作を再現する。
また、リアルタイム型講義を終了すると、ポインタ図形の移動情報は蓄積され、蓄積された講義映像,音声,講義資料に加え、ポインタ図形の移動が再現され。
【効果】講義資料上にポインタ図形を表示させ移動することにより、効果的な講義を実現し、臨場感あふれた遠隔教育が可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般にネットワークを用いた遠隔教育では、リアルタイム講義を実施した場合、講義映像と講義で使用する資料を遠隔地で受講している受講生視聴端末にリアルタイムに配信している。
【0003】
このような技術は、例えば、特開平10−12923号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
離れた場所に資料等の情報を送り、その資料に基づいて何らかの情報を共有する場合、特に、リアルタイム講義を遠隔で視聴できるようなシステムの場合、遠隔地で受講している受講生は、講義映像と音声及び講義資料を見ながら講義を受講している。しかしながら、資料のどの個所を説明しているかが視覚的に分からない状態でいる問題がある。
【0005】
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、理解しやすく、情報の共有が容易な情報処理装置或いは情報処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために本発明は、電子的に格納された資料を視覚可能に表示し、表示された資料の所定個所を指し示し、指し示された位置の情報を送信するように構成した。或いは、資料情報,資料の特定位置を示す位置情報及び示された時間情報をネットワークを介して受取り、受取った資料情報,位置情報及び時間情報をネットワークを介して送信するように構成した。或いは、資料情報,資料の特定位置を示す位置情報及び示された時間情報をネットワークを介して受取り、時間情報に基づいて、受取った資料情報に重ねて位置情報に応じた位置に所定の表示をなすように構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図を参照して詳細に説明する。図1は、全体概観図である。講義の様子は映像送信器(320)で受像されネットワーク(400)を介して送信される。講義が開始されると、講師は講師用端末(あるいは、講師操作端末と称す。以下同様)(100)を操作する。その操作によって、資料が教室内の大型スクリーンに表示されると、どの資料が表示されたがネットワーク(400)を介して講義管理サーバ(200)に送信される。また、講師が資料をポインタによって指し示すと、同様に、講義管理サーバ(200)に送信される。一方、受講者は受講者端末(あるいは、受講生視聴端末と称す。以下同様)(300)(300A,300B,300C)を操作することによって、リアルタイムで受講することができる。また、講義管理サーバ(200)に蓄積されるので、講義終了後でも、受講視聴端末(300)を操作することによって受講者は講義を受講することができる。ネットワーク(400)は後述するように一般LAN(ローカルエリアネットワーク)であるが、もちろん、インターネットとしても可能なことは技術的に明らかである。
【0008】
次に、システムを図2を用いて説明する。図2は、講義をリアルタイムで実施している講師が操作する講師操作端末(100)とネットワーク(400)経由で、受講生が遠隔地で受講するために操作する受講生視聴端末(300),講義映像や講義で使用する資料や講師操作端末(100)上のポインタ図形の情報を中継し受講生視聴端末(300)に送信する講義管理サーバ(200)より構成されている。講師操作端末(100)は、講師用制御手段(101)と講師用ポインタ表示手段(102)と講師用ポインタ情報送信手段(103)より構成されている。なお、講師用制御手段(101),講師用ポインタ表示手段(102)と講師用ポインタ情報送信手段(103)は、それぞれ、講師操作端末(100)のソフトウエアとして動作する。
【0009】
講師用制御手段(101)は、講義情報登録機能や講義開始機能やリアルタイム講義中の資料切替機能,講義終了機能を有している。
【0010】
講義情報登録機能は、リアルタイム講義を実施するために、講義情報である講義番号や講義名や講義回数や講義で使用する資料を講義管理サーバのデータベースである情報記憶手段(205)に登録する。
【0011】
講義開始機能は、実施したい講義を選択し、リアルタイム講義を開始するために講師操作端末上に該当する資料を表示する。又、講義開始時間をデータベースである情報記憶手段(205)に格納する。
【0012】
資料切替機能は、リアルタイム講義を実施中に講師操作端末上で表示された資料を切替える機能である。
【0013】
講義終了機能は、リアルタイム講義を終了させ、講義管理サーバ(200)のデータベースである情報記憶手段(205)に講師操作端末の講義毎の終了時間格納する機能である。
【0014】
講師用ポインタ表示手段(102)は、リアルタイム講義中に講師用制御手段(101)より、ポインタ表示命令があると、講義資料上にポインタ情報を表示する。さらに、ポインタ表示されたことを講師用ポインタ情報送信手段に通知する。
【0015】
講師用ポインタ情報送信手段(103)は、ポインタ情報を受信後、講義管理サーバ(200)の講義管理用ポインタ情報受信手段(201)に送信する。
【0016】
講義管理サーバ(200)は、講義管理用ポインタ情報受信手段(201)と講義管理用ポインタ情報制御手段(202),講義管理用ポインタ情報送信手段(203)とポインタテーブル(204)と情報記憶手段(205)より構成されている。ここで、講義管理用ポインタ情報受信手段(201)と講義管理用ポインタ情報制御手段(202),講義管理用ポインタ情報送信手段(203)とポインタテーブル(204)と情報記憶手段(205)は、それぞれ、講義管理サーバ(200)のソフトウエアとして動作する。
【0017】
講義管理用ポインタ情報受信手段(201)は、講師用ポインタ情報送信手段(103)よりポインタ情報を受信すると、ポインタ情報を講義管理用ポインタ情報制御手段(202)に引渡す。
【0018】
講義管理用ポインタ情報制御手段(202)は、引渡されたポインタ情報をポインタテーブル(204)にポインタ情報を格納する。
【0019】
又、ポインタ情報が引渡された時点の時刻で、受講生が受講している受講生操作端末を検索し、講義管理用ポインタ情報送信手段(203)に送信すべく受講生操作端末とポインタ情報を引渡す。
【0020】
講義管理用ポインタ情報送信手段(203)は、送信すべく受講生操作端末にポインタ情報を送信する。
【0021】
情報記憶手段は、データベースである。例えば、講義情報や講師操作端末が講義毎にリアルタイム講義の開始した時刻や終了した時刻を格納する。受講生操作端末が受講した開始時刻や終了時刻を格納しておく。
【0022】
受講生視聴端末(300)は、受講生用制御手段(301)と受講生用映像表示手段(302)と受講生用ポインタ情報受信手段(303)と受講生用ポインタ表示手段(305)と受講生用ポインタ再現手段(304)より構成されている。受講生用制御手段(301)と受講生用映像表示手段(302)と受講生用ポインタ情報受信手段(303)と受講生用ポインタ表示手段(305)と受講生用ポインタ再現手段(304)は、それぞれ、受講生視聴端末(300)のソフトウエアとして機能する。
【0023】
受講生用制御手段(301)は、リアルタイム講義又は蓄積型講義の受講開始できる機能を有している。リアルタイム講義の受講開始後は、講義管理サーバ
(200)の講義管理用ポインタ情報送信手段(203)よりポインタ情報を受信する。
【0024】
蓄積型講義の受講開始後は、受講生用映像表示手段により蓄積された講義映像と資料を表示し、受講生用ポインタ再現手段(304)により、ポインタ表示を再現する。
【0025】
受講生用映像表示手段(302)は、受講開始後、遠隔地の講義映像を受信し映像を表示し講義の音声も同時に受信する。
【0026】
受講生用ポインタ情報受信手段(303)は、ポインタ情報を受信後、受講生用ポインタ表示手段(305)に引渡す。
【0027】
受講生用ポインタ表示手段(305)はポインタ情報により、資料上にポインタの図形を表示する。
【0028】
受講生用ポインタ再現手段(304)は、蓄積された講義映像と資料に伴い、ポインタの図形を表示し再現する。
【0029】
映像送信器(320)はカメラ(321)及びエンコード手段(322)よりなる。受講風景はカメラ(321)によって受像され、リアルタイムで、エンコード手段(322)によって伝送信号に変換されてネットワーク(400)を介して講義管理サーバ(200)等に送信される。講義開始から講義終了まで切れ目無く映像信号はネットワーク(400)に向けて送り出される。
【0030】
映像送信器(320),講師操作端末(100),講義管理サーバ(200)及び受講生視聴端末(300)は、それぞれ、電文信号或いは画像信号等をネットワーク(400)を介して授受するが、各端末は適時信号を送り出すための要求を発し、それらは、LANプロトコルによって秩序立てられる。
【0031】
図3は、図2の講義管理サーバ(200)のポインタテーブル(204)にポインタ情報が蓄積された場合の例である。
【0032】
ポインタテーブル(204)は、講師操作端末(100)でポインタを表示してから非表示するまで定周期で時系列に時間(T101),表示モード(T102),X座標(T103),Y座標(T104)の情報を蓄積する。
【0033】
時間(T101)は、ポインタを表示する時間を示す。
【0034】
表示モード(T102)は、ポインタの表示状態を示し、ポインタの表示を開始する状態をポインタ表示開始とし、ポインタが表示状態の場合は、ポインタ表示中とし、ポインタ表示を終了する場合は、ポインタ表示終了という値を示す。
【0035】
X座標(T103)とY座標(T104)は、ポインタを表示したときの座標を示す。
【0036】
例えば、時間が00:00:00の場合は、表示モード(T102)はポインタ表示開始となり、資料上にポインタを表示する位置は、X座標は6となり、Y座標は9の位置に表示することを意味する。
【0037】
図4は、講義管理サーバ(200)の情報記憶手段(205)の構成を示しており、講義番号(T201)と講義回数(T202)と講義名(T203)とポインタ情報ファイル名(T204)で構成されている。
【0038】
講義番号(T201)は、講義に対するユニークな番号が付けられている。
【0039】
講義回数(T202)は、講義名に対する回数の値である。
【0040】
講義名(T203)は、講義名を定義する。
【0041】
ポインタ情報ファイル名(T204)は、ポインタテーブル(204)の格納先と名称である。また、資料ファイル名(T205)は、ファイルテーブルの格納先と名称である。これらは、リアルタイム講義が開始時に自動的に生成されるファイルである。
【0042】
図5は、講師操作端末(100)や講義管理サーバ(200)や受講生視聴端末(300)間でネットワークを経由した通信フォーマットである。通信手段は、LANフレームを使用している。ポインタ情報の送受信はデータ部にX座標(T301),Y座標(T302),表示モード(T303)を格納してデータを送信している。また、画像データを送信する場合は、講義情報電文のデータとして画像情報が格納されている旨のヘッダとなり、さらに、データ部には圧縮画像情報が格納される。
【0043】
図6には、資料ファイル(T205)の詳細が示されている。資料ファイル
(T205)には複数の資料が束ねられており、それぞれ別個のアドレスが付されている。
【0044】
図6は、講師操作端末(Z01)と受講生視聴端末(Z02)間でのポインタ表示のイメージを示している。
【0045】
講師操作端末(Z01)でポインタ表示を実施すると、講義資料(Z01a)上にポインタ図形(Z01b)が表示され、同時にリアルタイムで受講生視聴端末(Z02)の講義資料(Z02a)上にポインタ図形(Z02b)が同じ位置に表示される。
【0046】
講師操作端末(Z01)上のポインタ図形(Z01b)が移動すると、リアルタイムに受講生視聴端末(Z02)のポインタ図形(Z02b)も同じように移動する。さらに、講師操作端末(Z01)上のポインタ図形(Z01b)を非表示にすると、同時に受講生視聴端末(Z02)のポインタ図形(Z02b)も同じように非表示になる。この動作については後述する。
【0047】
図8〜図10は、講師操作端末(100)におけるリアルタイム講義を実施した場合のフロー図である。
【0048】
講師操作端末で講師開始(K100)するためには、講義に関する情報を事前に登録するための講義情報登録(K200)が必要となる。
【0049】
講義情報登録(K200)の詳細については図9で説明する。
【0050】
講義情報登録(K200)後は、講義が実施可能となるので、リアルタイム講義開始(K300)を実施する。講義開始すると、講師操作端末(100)上に講義で使用する資料を表示する。リアルタイム講義中は、割込み処理(K400)を実施することにより、講師操作端末(100)の講義資料上にポインタの図形が表示され、講師は、資料の説明した部分にポインタ図形を指し示しながら説明していく。また、割込み処理(K420)を行うことにより、講師操作端末(100)の講義資料上に所望の資料が表示され、講師は、この資料に基づいて講義を進めることができる。
【0051】
ポインタ表示するための割込み処理(K400)の仕組みは図10で、資料選択は図11で説明する。
【0052】
講師が講義を終了したい場合は、講師操作端末(100)で、リアルタイム講義終了(K500)処理を実施する。講義終了すると、速やかに講義に関するポインタテーブルの格納先とファイル名を情報記憶手段であるデータベースに登録する。
【0053】
講師操作端末で講義終了(K700)を実施する。
【0054】
図9は、講義情報登録のフロー図である。
【0055】
講義情報登録開始(K201)を実施すると、講義操作端末より講義番号(K202),講義名(K203),講義回数(K204)を入力し、講義管理サーバ(200)の情報記憶手段(205)のデータベースに登録(K205)する。登録が終了すると講義情報登録が終了(K206)する。講義情報が登録されると、その情報は、ネットワーク(400)を介して講義管理サーバ(200)に送信される。
【0056】
図10は、リアルタイム講義中のポインタ図形の表示処理の割込み処理を示したフローである。
【0057】
割込開始(K401)が実施すると、表示モード(K402)がポインタ表示開始状態に設定される。そして、ポインタの座標を取得、ポインタ移動が開始され、ポインタを移動した時刻と共にポインタ移動情報を講義管理サーバに送信(K405)する。周期的にK402〜K405の処理である表示モードの状態の確認とポインタの座標の取得、そしてポインタの移動,ポインタ移動情報を講義管理サーバに送信する一連の処理が発生する。表示モード(K402)がポインタ表示終了状態となった場合は、割込み処理は終了(K406)する。講義管理サーバ(200)への送信は図5に示されるLANフレームにしたがってなされる。
【0058】
図11は、リアルタイム講義中の資料選択の割込み処理を示したフローである。
【0059】
割込開始(K421)がなされると、表示モード(K422)が資料選択に設定される。そして、講師が資料の繰り上げ或いは繰り下げを指定すると、資料番号を取得し(K423)、講義管理サーバに送信(K424)する。資料切り替えが終了すると、割込み処理は終了(K425)する。周期的にK422〜K425の処理を行い講義管理サーバに送信する一連の処理が発生する。講義管理サーバ(200)への送信は図5に示されるLANフレームにしたがってなされる。
【0060】
図12,図13は、講義管理サーバ(200)におけるリアルタイム講義を実施した場合のフロー図である。LANプロトコルに基づいて受信処理を行う
(L100)。受信処理した情報を解析し、講義情報であるか判断する(L200)。講義情報であれば、それらを情報記憶手段(205)に記憶させ、図5に示されるように、講義番号(T201),講義回数(T202)及び講義名(T203)に対応する、ポインタ情報ファイル名(T204)を作成すると共に、資料ファイル(T205)を読み出す(L300)。
【0061】
次に、受信した情報が映像情報か判断する(L400)。映像情報であれば、映像情報を情報記憶手段(205)に蓄積し(L700)、映像情報を受講生視聴端末(300)に送信し、フローを終了する。一方、映像情報でない場合
(L400)、割込処理(4)に移る。図13に示される通り、情報の種類が資料情報であるか、或いは、ポイント情報であるか判断する(L504)。ポインタ情報であれば、図3に示されるように、ポインタX,Y座標を蓄積し(L505)、ポインタX,Y座標を受講生視聴端末(300)に送信する。情報の種類は資料情報であれば、図6に示されるように、資料情報を蓄積し(L508)、資料情報を受講生視聴端末(300)に送信する。
【0062】
図12に示すフローに戻り、講義終了であるか判断し、講義終了であれば、その旨を受講生視聴端末(300)に送信し、そうでなければ、そのままフローを終了する。
【0063】
次に、講義管理サーバ(200)が、情報記憶手段(205)に蓄積された情報を基に、蓄積講義を処理する動作を説明する。まず、LANプロトコルに基づいて受信処理を行う(M100)。受信処理した情報を解析し、講義開始要求であるか判断する(M200)。開始要求であれば、受講生視聴端末(300)に、受講開始から受講終了までの資料情報及びポイント情報を予め全て送信する
(M300)。開始要求でなければ、そのまま、フローを抜ける。情報記憶手段(205)に蓄積された映像情報を受講生視聴端末(300)に逐次送信する。講義終了でなければ、映像情報を受講生視聴端末(300)に送り続ける。すなわち、蓄積された講義が終了するまで映像を送り続ける。
【0064】
図15は、受講生視聴端末(300)でリアルタイム講義又は蓄積講義を視聴した場合のフローである。なお、受講生視聴端末(300)は後述するように汎用インターネット閲覧ブラウザを利用しており、いわゆる、インターネットアドレスを介してファイルの授受が可能となっている。
【0065】
まず初めに、受講生は受講生視聴端末で受講開始(J100)を実施する。すなわち、LANを介して講義管理サーバ(200)にアクセスし、図17に示すような開始画面を呼び出す。その画面において、ユーザーIDを記入個所(1701)に、パスワードを記入個所(1702)に、キャンバス名を記入個所(1704)に、教室名を記入個所(1705)に記入して、ログインボタン(1706)を押す。
【0066】
ログインがなされると、図18に示されるメニュー画面が表示される。この画面では、講義名(1802)が羅列されており、講義名(1802)に対応して講師(1802),日時(1804),出席状況(1805),時限(1806),講義種別(1807)及び講義資料の有無(1808)が表示される。また、受講生名(1809)が表示される。この状態で、受講ボタン(1801)を押すと次の画面に移る。
【0067】
図18において受講ボタン(1801)が押されると、図19に示される講義選択画面が表示される。この画面で、図15における受講したい講義を選択
(J200)する。講義種別(J300)が蓄積講義であるかリアルタイム講義であるか判断する。すなわち、図19の画面において、「蓄」(蓄積型講義)あるいは「リ」(リアルタイム講義)のボタンを押すと講義の選択となる。講義が選択されると、図20に示される確認画面に移る。すなわち、講義名,受講社名,講義日時,講義番号,時限,撮影場所,講師所属,担当者等が表示される。受講開始ボタン(2001)が押されると講義選択が確定する。
【0068】
図15に示されるフローに戻りリアルタイム講義の場合は、リアルタイム受講開始(J311)となり、講義映像や音声,講義資料が受講生視聴端末に表示する。
【0069】
図21に受講生端末に表示画面を示す。左側端部で且つ全体画面に対して縦と横が共に4分の1程度の大きさに講義画像表示エリア(2102)が設定されている。講義中は、この講義画像表示エリア(2102)にリアル映像(或いは蓄積映像)が表示される。また、右側に、全体画面に対して縦と横が共に4分の3程度の大きさに資料表示エリア(2102)が設定されている。
【0070】
講師視聴端末でポインタ表示が開始された場合、割込み処理(J312)の処理が発生する。詳細は、図10で説明する。
【0071】
リアルタイム受講を終了したい場合は、リアルタイム受講終了(J313)を実施すると、受講履歴を講義管理サーバ(200)である情報記憶手段(205)であるデータベースに登録(J400)する。その後受講終了(J500)となる。
【0072】
蓄積講義の場合は、蓄積受講開始(J321)となり、蓄積された映像や音声,講義資料を表示する。ポインタ表示されている場合は、ポインタの再現処理を実施しポインタ図形を表示する。
【0073】
受講を終了したい場合は、蓄積受講終了(J323)を実施すると、受講履歴を講義管理サーバ(200)である情報記憶手段(205)であるデータベースに登録(J400)する。その後受講終了(J500)となる。
【0074】
図10は割込み処理(J312)を説明したフロー図である。
【0075】
割込み処理が開始(J312−01)され、表示モードの設定(J312−02)でポインタ表示開始が設定される。次にポインタの座標を取得(J312−03)し、ポインタ図形を表示(J312−04)する。表示モードの設定(J312−02)がポインタ表示終了になるまで、J312−02からJ312−04まで繰り返し実施される。
【0076】
表示モードの設定(J312−02)がポインタ表示終了となると、割込み終了(J312−05)となる。
【0077】
図22に講師資料と受講生側資料において同時にポインタが表示されることを図示する。
【0078】
【発明の効果】
以上述べたように、表示内容が理解しやすく、情報送信者と情報の共有が容易な情報処理装置或いは情報処理方法が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す図である。
【図2】原理説明するための図である。
【図3】ポインタテーブルの構成を示した図である。
【図4】情報記憶手段の構成を示した図である。
【図5】通信フォーマットを示した図である。
【図6】本発明の資料を示した図である。
【図7】ポインタ表示イメージを示した図である。
【図8】講師操作端末の操作フローを示した図である。
【図9】講義情報登録のフローを示した図である。
【図10】講師操作端末のポインタ表示の割込みフローを示した図である。
【図11】講師管理サーバの資料選択フローを示した図である。
【図12】講師管理サーバのリアルタイム講義処理のフローを示した図である。
【図13】講師管理サーバのリアルタイム講義処理における資料選択・ポインタ指定処理のフローを示した図である。
【図14】講師管理サーバの蓄積講義処理におけるフローを示した図である。
【図15】本発明の受講生操作端末の操作フローを示した図である。
【図16】本発明の受講生操作端末のポインタ表示の割込みフローを示した図である。
【図17】ログイン画面を示す図である。
【図18】メニュー画面を示す図である。
【図19】講義選択画面を示す図である。
【図20】選択講義決定の画面を示す図である。
【図21】受講画面を示す図である。
【図22】表示画面におけるポインタ表示を示した図である。
【符号の説明】
100…講師操作端末、101…講師用制御手段、102…講師用ポインタ表示手段、103…講師用ポインタ情報送信手段、200…講義管理サーバ、201…講義管理用ポインタ情報受信手段、202…講義管理用ポインタ情報制御手段、203…講義管理用ポインタ情報送信手段、204…ポインタテーブル、205…情報記憶手段、300…受講生視聴端末、301…受講生用制御手段、302…受講生用映像表示手段、303…受講生用ポインタ情報受信手段、304…受講生ポインタ再現手段、305…受講生用ポインタ表示手段、400…ネットワーク。
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般にネットワークを用いた遠隔教育では、リアルタイム講義を実施した場合、講義映像と講義で使用する資料を遠隔地で受講している受講生視聴端末にリアルタイムに配信している。
【0003】
このような技術は、例えば、特開平10−12923号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
離れた場所に資料等の情報を送り、その資料に基づいて何らかの情報を共有する場合、特に、リアルタイム講義を遠隔で視聴できるようなシステムの場合、遠隔地で受講している受講生は、講義映像と音声及び講義資料を見ながら講義を受講している。しかしながら、資料のどの個所を説明しているかが視覚的に分からない状態でいる問題がある。
【0005】
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、理解しやすく、情報の共有が容易な情報処理装置或いは情報処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために本発明は、電子的に格納された資料を視覚可能に表示し、表示された資料の所定個所を指し示し、指し示された位置の情報を送信するように構成した。或いは、資料情報,資料の特定位置を示す位置情報及び示された時間情報をネットワークを介して受取り、受取った資料情報,位置情報及び時間情報をネットワークを介して送信するように構成した。或いは、資料情報,資料の特定位置を示す位置情報及び示された時間情報をネットワークを介して受取り、時間情報に基づいて、受取った資料情報に重ねて位置情報に応じた位置に所定の表示をなすように構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図を参照して詳細に説明する。図1は、全体概観図である。講義の様子は映像送信器(320)で受像されネットワーク(400)を介して送信される。講義が開始されると、講師は講師用端末(あるいは、講師操作端末と称す。以下同様)(100)を操作する。その操作によって、資料が教室内の大型スクリーンに表示されると、どの資料が表示されたがネットワーク(400)を介して講義管理サーバ(200)に送信される。また、講師が資料をポインタによって指し示すと、同様に、講義管理サーバ(200)に送信される。一方、受講者は受講者端末(あるいは、受講生視聴端末と称す。以下同様)(300)(300A,300B,300C)を操作することによって、リアルタイムで受講することができる。また、講義管理サーバ(200)に蓄積されるので、講義終了後でも、受講視聴端末(300)を操作することによって受講者は講義を受講することができる。ネットワーク(400)は後述するように一般LAN(ローカルエリアネットワーク)であるが、もちろん、インターネットとしても可能なことは技術的に明らかである。
【0008】
次に、システムを図2を用いて説明する。図2は、講義をリアルタイムで実施している講師が操作する講師操作端末(100)とネットワーク(400)経由で、受講生が遠隔地で受講するために操作する受講生視聴端末(300),講義映像や講義で使用する資料や講師操作端末(100)上のポインタ図形の情報を中継し受講生視聴端末(300)に送信する講義管理サーバ(200)より構成されている。講師操作端末(100)は、講師用制御手段(101)と講師用ポインタ表示手段(102)と講師用ポインタ情報送信手段(103)より構成されている。なお、講師用制御手段(101),講師用ポインタ表示手段(102)と講師用ポインタ情報送信手段(103)は、それぞれ、講師操作端末(100)のソフトウエアとして動作する。
【0009】
講師用制御手段(101)は、講義情報登録機能や講義開始機能やリアルタイム講義中の資料切替機能,講義終了機能を有している。
【0010】
講義情報登録機能は、リアルタイム講義を実施するために、講義情報である講義番号や講義名や講義回数や講義で使用する資料を講義管理サーバのデータベースである情報記憶手段(205)に登録する。
【0011】
講義開始機能は、実施したい講義を選択し、リアルタイム講義を開始するために講師操作端末上に該当する資料を表示する。又、講義開始時間をデータベースである情報記憶手段(205)に格納する。
【0012】
資料切替機能は、リアルタイム講義を実施中に講師操作端末上で表示された資料を切替える機能である。
【0013】
講義終了機能は、リアルタイム講義を終了させ、講義管理サーバ(200)のデータベースである情報記憶手段(205)に講師操作端末の講義毎の終了時間格納する機能である。
【0014】
講師用ポインタ表示手段(102)は、リアルタイム講義中に講師用制御手段(101)より、ポインタ表示命令があると、講義資料上にポインタ情報を表示する。さらに、ポインタ表示されたことを講師用ポインタ情報送信手段に通知する。
【0015】
講師用ポインタ情報送信手段(103)は、ポインタ情報を受信後、講義管理サーバ(200)の講義管理用ポインタ情報受信手段(201)に送信する。
【0016】
講義管理サーバ(200)は、講義管理用ポインタ情報受信手段(201)と講義管理用ポインタ情報制御手段(202),講義管理用ポインタ情報送信手段(203)とポインタテーブル(204)と情報記憶手段(205)より構成されている。ここで、講義管理用ポインタ情報受信手段(201)と講義管理用ポインタ情報制御手段(202),講義管理用ポインタ情報送信手段(203)とポインタテーブル(204)と情報記憶手段(205)は、それぞれ、講義管理サーバ(200)のソフトウエアとして動作する。
【0017】
講義管理用ポインタ情報受信手段(201)は、講師用ポインタ情報送信手段(103)よりポインタ情報を受信すると、ポインタ情報を講義管理用ポインタ情報制御手段(202)に引渡す。
【0018】
講義管理用ポインタ情報制御手段(202)は、引渡されたポインタ情報をポインタテーブル(204)にポインタ情報を格納する。
【0019】
又、ポインタ情報が引渡された時点の時刻で、受講生が受講している受講生操作端末を検索し、講義管理用ポインタ情報送信手段(203)に送信すべく受講生操作端末とポインタ情報を引渡す。
【0020】
講義管理用ポインタ情報送信手段(203)は、送信すべく受講生操作端末にポインタ情報を送信する。
【0021】
情報記憶手段は、データベースである。例えば、講義情報や講師操作端末が講義毎にリアルタイム講義の開始した時刻や終了した時刻を格納する。受講生操作端末が受講した開始時刻や終了時刻を格納しておく。
【0022】
受講生視聴端末(300)は、受講生用制御手段(301)と受講生用映像表示手段(302)と受講生用ポインタ情報受信手段(303)と受講生用ポインタ表示手段(305)と受講生用ポインタ再現手段(304)より構成されている。受講生用制御手段(301)と受講生用映像表示手段(302)と受講生用ポインタ情報受信手段(303)と受講生用ポインタ表示手段(305)と受講生用ポインタ再現手段(304)は、それぞれ、受講生視聴端末(300)のソフトウエアとして機能する。
【0023】
受講生用制御手段(301)は、リアルタイム講義又は蓄積型講義の受講開始できる機能を有している。リアルタイム講義の受講開始後は、講義管理サーバ
(200)の講義管理用ポインタ情報送信手段(203)よりポインタ情報を受信する。
【0024】
蓄積型講義の受講開始後は、受講生用映像表示手段により蓄積された講義映像と資料を表示し、受講生用ポインタ再現手段(304)により、ポインタ表示を再現する。
【0025】
受講生用映像表示手段(302)は、受講開始後、遠隔地の講義映像を受信し映像を表示し講義の音声も同時に受信する。
【0026】
受講生用ポインタ情報受信手段(303)は、ポインタ情報を受信後、受講生用ポインタ表示手段(305)に引渡す。
【0027】
受講生用ポインタ表示手段(305)はポインタ情報により、資料上にポインタの図形を表示する。
【0028】
受講生用ポインタ再現手段(304)は、蓄積された講義映像と資料に伴い、ポインタの図形を表示し再現する。
【0029】
映像送信器(320)はカメラ(321)及びエンコード手段(322)よりなる。受講風景はカメラ(321)によって受像され、リアルタイムで、エンコード手段(322)によって伝送信号に変換されてネットワーク(400)を介して講義管理サーバ(200)等に送信される。講義開始から講義終了まで切れ目無く映像信号はネットワーク(400)に向けて送り出される。
【0030】
映像送信器(320),講師操作端末(100),講義管理サーバ(200)及び受講生視聴端末(300)は、それぞれ、電文信号或いは画像信号等をネットワーク(400)を介して授受するが、各端末は適時信号を送り出すための要求を発し、それらは、LANプロトコルによって秩序立てられる。
【0031】
図3は、図2の講義管理サーバ(200)のポインタテーブル(204)にポインタ情報が蓄積された場合の例である。
【0032】
ポインタテーブル(204)は、講師操作端末(100)でポインタを表示してから非表示するまで定周期で時系列に時間(T101),表示モード(T102),X座標(T103),Y座標(T104)の情報を蓄積する。
【0033】
時間(T101)は、ポインタを表示する時間を示す。
【0034】
表示モード(T102)は、ポインタの表示状態を示し、ポインタの表示を開始する状態をポインタ表示開始とし、ポインタが表示状態の場合は、ポインタ表示中とし、ポインタ表示を終了する場合は、ポインタ表示終了という値を示す。
【0035】
X座標(T103)とY座標(T104)は、ポインタを表示したときの座標を示す。
【0036】
例えば、時間が00:00:00の場合は、表示モード(T102)はポインタ表示開始となり、資料上にポインタを表示する位置は、X座標は6となり、Y座標は9の位置に表示することを意味する。
【0037】
図4は、講義管理サーバ(200)の情報記憶手段(205)の構成を示しており、講義番号(T201)と講義回数(T202)と講義名(T203)とポインタ情報ファイル名(T204)で構成されている。
【0038】
講義番号(T201)は、講義に対するユニークな番号が付けられている。
【0039】
講義回数(T202)は、講義名に対する回数の値である。
【0040】
講義名(T203)は、講義名を定義する。
【0041】
ポインタ情報ファイル名(T204)は、ポインタテーブル(204)の格納先と名称である。また、資料ファイル名(T205)は、ファイルテーブルの格納先と名称である。これらは、リアルタイム講義が開始時に自動的に生成されるファイルである。
【0042】
図5は、講師操作端末(100)や講義管理サーバ(200)や受講生視聴端末(300)間でネットワークを経由した通信フォーマットである。通信手段は、LANフレームを使用している。ポインタ情報の送受信はデータ部にX座標(T301),Y座標(T302),表示モード(T303)を格納してデータを送信している。また、画像データを送信する場合は、講義情報電文のデータとして画像情報が格納されている旨のヘッダとなり、さらに、データ部には圧縮画像情報が格納される。
【0043】
図6には、資料ファイル(T205)の詳細が示されている。資料ファイル
(T205)には複数の資料が束ねられており、それぞれ別個のアドレスが付されている。
【0044】
図6は、講師操作端末(Z01)と受講生視聴端末(Z02)間でのポインタ表示のイメージを示している。
【0045】
講師操作端末(Z01)でポインタ表示を実施すると、講義資料(Z01a)上にポインタ図形(Z01b)が表示され、同時にリアルタイムで受講生視聴端末(Z02)の講義資料(Z02a)上にポインタ図形(Z02b)が同じ位置に表示される。
【0046】
講師操作端末(Z01)上のポインタ図形(Z01b)が移動すると、リアルタイムに受講生視聴端末(Z02)のポインタ図形(Z02b)も同じように移動する。さらに、講師操作端末(Z01)上のポインタ図形(Z01b)を非表示にすると、同時に受講生視聴端末(Z02)のポインタ図形(Z02b)も同じように非表示になる。この動作については後述する。
【0047】
図8〜図10は、講師操作端末(100)におけるリアルタイム講義を実施した場合のフロー図である。
【0048】
講師操作端末で講師開始(K100)するためには、講義に関する情報を事前に登録するための講義情報登録(K200)が必要となる。
【0049】
講義情報登録(K200)の詳細については図9で説明する。
【0050】
講義情報登録(K200)後は、講義が実施可能となるので、リアルタイム講義開始(K300)を実施する。講義開始すると、講師操作端末(100)上に講義で使用する資料を表示する。リアルタイム講義中は、割込み処理(K400)を実施することにより、講師操作端末(100)の講義資料上にポインタの図形が表示され、講師は、資料の説明した部分にポインタ図形を指し示しながら説明していく。また、割込み処理(K420)を行うことにより、講師操作端末(100)の講義資料上に所望の資料が表示され、講師は、この資料に基づいて講義を進めることができる。
【0051】
ポインタ表示するための割込み処理(K400)の仕組みは図10で、資料選択は図11で説明する。
【0052】
講師が講義を終了したい場合は、講師操作端末(100)で、リアルタイム講義終了(K500)処理を実施する。講義終了すると、速やかに講義に関するポインタテーブルの格納先とファイル名を情報記憶手段であるデータベースに登録する。
【0053】
講師操作端末で講義終了(K700)を実施する。
【0054】
図9は、講義情報登録のフロー図である。
【0055】
講義情報登録開始(K201)を実施すると、講義操作端末より講義番号(K202),講義名(K203),講義回数(K204)を入力し、講義管理サーバ(200)の情報記憶手段(205)のデータベースに登録(K205)する。登録が終了すると講義情報登録が終了(K206)する。講義情報が登録されると、その情報は、ネットワーク(400)を介して講義管理サーバ(200)に送信される。
【0056】
図10は、リアルタイム講義中のポインタ図形の表示処理の割込み処理を示したフローである。
【0057】
割込開始(K401)が実施すると、表示モード(K402)がポインタ表示開始状態に設定される。そして、ポインタの座標を取得、ポインタ移動が開始され、ポインタを移動した時刻と共にポインタ移動情報を講義管理サーバに送信(K405)する。周期的にK402〜K405の処理である表示モードの状態の確認とポインタの座標の取得、そしてポインタの移動,ポインタ移動情報を講義管理サーバに送信する一連の処理が発生する。表示モード(K402)がポインタ表示終了状態となった場合は、割込み処理は終了(K406)する。講義管理サーバ(200)への送信は図5に示されるLANフレームにしたがってなされる。
【0058】
図11は、リアルタイム講義中の資料選択の割込み処理を示したフローである。
【0059】
割込開始(K421)がなされると、表示モード(K422)が資料選択に設定される。そして、講師が資料の繰り上げ或いは繰り下げを指定すると、資料番号を取得し(K423)、講義管理サーバに送信(K424)する。資料切り替えが終了すると、割込み処理は終了(K425)する。周期的にK422〜K425の処理を行い講義管理サーバに送信する一連の処理が発生する。講義管理サーバ(200)への送信は図5に示されるLANフレームにしたがってなされる。
【0060】
図12,図13は、講義管理サーバ(200)におけるリアルタイム講義を実施した場合のフロー図である。LANプロトコルに基づいて受信処理を行う
(L100)。受信処理した情報を解析し、講義情報であるか判断する(L200)。講義情報であれば、それらを情報記憶手段(205)に記憶させ、図5に示されるように、講義番号(T201),講義回数(T202)及び講義名(T203)に対応する、ポインタ情報ファイル名(T204)を作成すると共に、資料ファイル(T205)を読み出す(L300)。
【0061】
次に、受信した情報が映像情報か判断する(L400)。映像情報であれば、映像情報を情報記憶手段(205)に蓄積し(L700)、映像情報を受講生視聴端末(300)に送信し、フローを終了する。一方、映像情報でない場合
(L400)、割込処理(4)に移る。図13に示される通り、情報の種類が資料情報であるか、或いは、ポイント情報であるか判断する(L504)。ポインタ情報であれば、図3に示されるように、ポインタX,Y座標を蓄積し(L505)、ポインタX,Y座標を受講生視聴端末(300)に送信する。情報の種類は資料情報であれば、図6に示されるように、資料情報を蓄積し(L508)、資料情報を受講生視聴端末(300)に送信する。
【0062】
図12に示すフローに戻り、講義終了であるか判断し、講義終了であれば、その旨を受講生視聴端末(300)に送信し、そうでなければ、そのままフローを終了する。
【0063】
次に、講義管理サーバ(200)が、情報記憶手段(205)に蓄積された情報を基に、蓄積講義を処理する動作を説明する。まず、LANプロトコルに基づいて受信処理を行う(M100)。受信処理した情報を解析し、講義開始要求であるか判断する(M200)。開始要求であれば、受講生視聴端末(300)に、受講開始から受講終了までの資料情報及びポイント情報を予め全て送信する
(M300)。開始要求でなければ、そのまま、フローを抜ける。情報記憶手段(205)に蓄積された映像情報を受講生視聴端末(300)に逐次送信する。講義終了でなければ、映像情報を受講生視聴端末(300)に送り続ける。すなわち、蓄積された講義が終了するまで映像を送り続ける。
【0064】
図15は、受講生視聴端末(300)でリアルタイム講義又は蓄積講義を視聴した場合のフローである。なお、受講生視聴端末(300)は後述するように汎用インターネット閲覧ブラウザを利用しており、いわゆる、インターネットアドレスを介してファイルの授受が可能となっている。
【0065】
まず初めに、受講生は受講生視聴端末で受講開始(J100)を実施する。すなわち、LANを介して講義管理サーバ(200)にアクセスし、図17に示すような開始画面を呼び出す。その画面において、ユーザーIDを記入個所(1701)に、パスワードを記入個所(1702)に、キャンバス名を記入個所(1704)に、教室名を記入個所(1705)に記入して、ログインボタン(1706)を押す。
【0066】
ログインがなされると、図18に示されるメニュー画面が表示される。この画面では、講義名(1802)が羅列されており、講義名(1802)に対応して講師(1802),日時(1804),出席状況(1805),時限(1806),講義種別(1807)及び講義資料の有無(1808)が表示される。また、受講生名(1809)が表示される。この状態で、受講ボタン(1801)を押すと次の画面に移る。
【0067】
図18において受講ボタン(1801)が押されると、図19に示される講義選択画面が表示される。この画面で、図15における受講したい講義を選択
(J200)する。講義種別(J300)が蓄積講義であるかリアルタイム講義であるか判断する。すなわち、図19の画面において、「蓄」(蓄積型講義)あるいは「リ」(リアルタイム講義)のボタンを押すと講義の選択となる。講義が選択されると、図20に示される確認画面に移る。すなわち、講義名,受講社名,講義日時,講義番号,時限,撮影場所,講師所属,担当者等が表示される。受講開始ボタン(2001)が押されると講義選択が確定する。
【0068】
図15に示されるフローに戻りリアルタイム講義の場合は、リアルタイム受講開始(J311)となり、講義映像や音声,講義資料が受講生視聴端末に表示する。
【0069】
図21に受講生端末に表示画面を示す。左側端部で且つ全体画面に対して縦と横が共に4分の1程度の大きさに講義画像表示エリア(2102)が設定されている。講義中は、この講義画像表示エリア(2102)にリアル映像(或いは蓄積映像)が表示される。また、右側に、全体画面に対して縦と横が共に4分の3程度の大きさに資料表示エリア(2102)が設定されている。
【0070】
講師視聴端末でポインタ表示が開始された場合、割込み処理(J312)の処理が発生する。詳細は、図10で説明する。
【0071】
リアルタイム受講を終了したい場合は、リアルタイム受講終了(J313)を実施すると、受講履歴を講義管理サーバ(200)である情報記憶手段(205)であるデータベースに登録(J400)する。その後受講終了(J500)となる。
【0072】
蓄積講義の場合は、蓄積受講開始(J321)となり、蓄積された映像や音声,講義資料を表示する。ポインタ表示されている場合は、ポインタの再現処理を実施しポインタ図形を表示する。
【0073】
受講を終了したい場合は、蓄積受講終了(J323)を実施すると、受講履歴を講義管理サーバ(200)である情報記憶手段(205)であるデータベースに登録(J400)する。その後受講終了(J500)となる。
【0074】
図10は割込み処理(J312)を説明したフロー図である。
【0075】
割込み処理が開始(J312−01)され、表示モードの設定(J312−02)でポインタ表示開始が設定される。次にポインタの座標を取得(J312−03)し、ポインタ図形を表示(J312−04)する。表示モードの設定(J312−02)がポインタ表示終了になるまで、J312−02からJ312−04まで繰り返し実施される。
【0076】
表示モードの設定(J312−02)がポインタ表示終了となると、割込み終了(J312−05)となる。
【0077】
図22に講師資料と受講生側資料において同時にポインタが表示されることを図示する。
【0078】
【発明の効果】
以上述べたように、表示内容が理解しやすく、情報送信者と情報の共有が容易な情報処理装置或いは情報処理方法が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す図である。
【図2】原理説明するための図である。
【図3】ポインタテーブルの構成を示した図である。
【図4】情報記憶手段の構成を示した図である。
【図5】通信フォーマットを示した図である。
【図6】本発明の資料を示した図である。
【図7】ポインタ表示イメージを示した図である。
【図8】講師操作端末の操作フローを示した図である。
【図9】講義情報登録のフローを示した図である。
【図10】講師操作端末のポインタ表示の割込みフローを示した図である。
【図11】講師管理サーバの資料選択フローを示した図である。
【図12】講師管理サーバのリアルタイム講義処理のフローを示した図である。
【図13】講師管理サーバのリアルタイム講義処理における資料選択・ポインタ指定処理のフローを示した図である。
【図14】講師管理サーバの蓄積講義処理におけるフローを示した図である。
【図15】本発明の受講生操作端末の操作フローを示した図である。
【図16】本発明の受講生操作端末のポインタ表示の割込みフローを示した図である。
【図17】ログイン画面を示す図である。
【図18】メニュー画面を示す図である。
【図19】講義選択画面を示す図である。
【図20】選択講義決定の画面を示す図である。
【図21】受講画面を示す図である。
【図22】表示画面におけるポインタ表示を示した図である。
【符号の説明】
100…講師操作端末、101…講師用制御手段、102…講師用ポインタ表示手段、103…講師用ポインタ情報送信手段、200…講義管理サーバ、201…講義管理用ポインタ情報受信手段、202…講義管理用ポインタ情報制御手段、203…講義管理用ポインタ情報送信手段、204…ポインタテーブル、205…情報記憶手段、300…受講生視聴端末、301…受講生用制御手段、302…受講生用映像表示手段、303…受講生用ポインタ情報受信手段、304…受講生ポインタ再現手段、305…受講生用ポインタ表示手段、400…ネットワーク。
Claims (17)
- 電子的に格納された資料を視覚可能に表示する表示手段と、前記表示された資料の所定個所を指し示す指示手段と、前記指し示された位置の情報を送信する送信手段を有することを特徴とする情報処理装置。
- 請求項1において、送信手段は、前記位置の情報と共に前記指し示された時間を送信することを特徴とする情報処理装置。
- 資料情報,前記資料の特定位置を示す位置情報及び前記特定位置を示した時間に関する時間情報をネットワークを介して受取る受信手段と、前記受取った資料情報,位置情報及び時間情報をネットワークを介して送信する送信手段を有することを特徴とする情報処理装置。
- 資料情報,前記資料の特定位置を示す位置情報及び前記特定位置を示した時間に関する時間情報をネットワークを介して受取る受信手段と、前記受取った資料情報に基づいて、前記時間情報に応じて、前記位置情報の位置に表示をなす表示手段を有することを特徴とする情報処理装置。
- 電子的に格納された資料を視覚可能に表示し、前記表示された資料の所定個所を指し示して表示し、前記指し示された位置の情報を送信する情報処理方法。
- 請求項5において、前記指し示されたことを検出し、検出の毎にその時間を表す情報と共に送信する情報処方法。
- 請求項5において、前記位置は直交座標系であらわされ、表示モードと共に送信する情報処理方法。
- 請求項5において、前記資料が変更されたことを示す情報及び変更された資料を特定する情報を送信する情報処理方法。
- 資料情報,前記資料の特定位置を示す位置情報及び前記示された時間を表す情報をネットワークを介して受取り、前記受取った資料情報,位置情報及び時間情報をネットワークを介して送信する情報処理方法。
- 請求項9において、前記受取った情報を記憶する情報処理方法。
- 請求項10において、前記記憶した情報を要求に応じて送信する情報処理方法。
- 請求項11において、前記資料に関する講義を動画として受信し、記憶し、要求に応じて、前記資料と共に送信する情報処理方法。
- 請求項12において、前記資料及び前記位置情報に対して前記動画を関連づける情報を送信する情報処理方法。
- 請求項12において、前記資料及び前記位置情報に対して前記動画を関連づける情報は、複数対を一括的に送信する情報処理方法。
- 請求項14において、前記資料の情報として前記資料が格納されているアドレスを送信する情報処理方法。
- 資料情報,前記資料の特定位置を示す位置情報及び前記示された時間の情報をネットワークを介して受取り、前記時間情報に基づいて、前記受取った資料情報に重ねて前記位置情報に応じた位置に所定の表示をなす情報処理方法。
- 請求項16において、前記資料に関する動画を受信し、さらに、前記位置情報及び資料情報を複数対予め受信し、前記受信に基づいて前記動画の再現と共に前記指し示された位置を特定して表示する情報処理方法。
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