JPH0883259A - 分散情報処理装置 - Google Patents

分散情報処理装置

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JPH0883259A
JPH0883259A JP6217471A JP21747194A JPH0883259A JP H0883259 A JPH0883259 A JP H0883259A JP 6217471 A JP6217471 A JP 6217471A JP 21747194 A JP21747194 A JP 21747194A JP H0883259 A JPH0883259 A JP H0883259A
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Nobutatsu Nakamura
暢達 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続された複数の情報処理装置において、デ
ータを並行して互いに参照しながら、効率的に協調処理
を行う。 【構成】 親機100と複数の子機200から構成さ
れ、親機100は親共有情報保持部101、複数の子機
200との通信を集中的に順次処理するデータ転送部1
02、分担した処理を実行するデータ処理部103、共
有情報に基づいて子機への送信要求を許可する親通信タ
イミング制御部104、子機から通信された要求を処理
する親コマンド処理部105から構成され、一方、子機
は、親機共有情報の写しを保持する子共有情報保持部2
01、親機への通信を行う子データ転送部202、分担
した処理を実行するデータ処理部203、共有情報に基
づいて親機への送信要求を許可する子通信タイミング制
御部204、親機から通信された要求等を処理する子コ
マンド処理部205から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信する複数の情報処理
装置で並行してデータ処理及び互いにデータ参照を行う
分散情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の分散型の情報処理装置で
は、「分散型データベース」が広く知られているが、複
数のユーザが同時に同一のデータにアクセスして協調作
業を行うためには、データ更新のタイミングをデータ操
作権を用いて管理し、その更新情報を更新と同時に通信
することが必要である。例えば、特願平5−37694
号「分散協調作業支援装置」に記載のものが知られてい
る。前記公報の分散協調作業支援装置の構成を図5に示
す。
【0003】ユーザと対話的処理を行うクライアントシ
ステム1と共有データを処理するただ1つのサーバシス
テム2があり、共有されたデータをクライアントシステ
ム1において排他的に処理するために、共有データ管理
部7において、各データの操作権を管理する。クライア
ントシステム1は、サーバシステム2に、データ更新
時、操作権を要求し、その後、共有データ記憶部8から
転送された共有データを、データ記憶部10で参照及び
更新する。データが更新されると、データ更新情報が作
成され、リアルタイムで、サーバシステム2に通知さ
れ、共有データ記憶部8のデータも更新される。さら
に、データ更新情報は、共有データ記憶部8に格納さ
れ、他のクライアントシステム11に参照され、他のク
ライアントシステム11のデータ記憶部のデータが更新
される。他のクライアントシステム11において、発生
したデータ更新情報は同様にして、クライアントシステ
ム1に通知され、互いにデータ更新の様子が参照できる
ので協調作業が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の「分散協調
作業支援装置」では、サーバシステムに保持されたデー
タを複数のクライアントシステムの使用者が協調して処
理することができる。
【0005】しかしながら、この従来技術では、データ
操作の許可・不許可のみしかチェックしていないため
に、あるデータにおいて、他のクライアントシステムが
参照していないにも関わらず、データ更新を頻繁に行う
と不必要な通信が生じ、通信が非効率的となる。また、
使用するネットワーク回線の通信容量を超えて、通信を
行おうとすると、通信ブロック障害が生じ、高速な通信
が実現できない。
【0006】本発明の目的は、上述の点を鑑み、分散型
情報処理装置において、複数の処理を分担した子機が通
信を行いながら、並行して共通のデータを参照及び更新
する装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、処理を分担する複数の子機と前記子機のすべてと通
信する親機を有する分散情報処理装置において、前記親
機が、処理の対象となるデータとこのデータに対して行
われる参照・更新処理履歴及び処理操作許可の情報とを
含む共有情報を保持する親共有情報保持部と、前記複数
の子機との間で共有情報とこの共有情報に対する処理コ
マンドとを送受信する親データ転送部と、分担した処理
を実行するデータ処理部と、前記データ処理部から処理
コマンドを受け取って、前記親共有情報保持部から処理
の対象となる共有情報の読み出しを行い、この共有情報
に基づいて共有情報と処理コマンドとを前記親データ転
送部に対して送信要求を許可する親通信タイミング制御
部と、前記親通信タイミング制御部からの処理コマンド
または前記親データ転送部が子機から受信する処理コマ
ンドと共有情報とを受け取って、処理コマンドに基づく
処理を実行し、前記親共有情報保持部に共有情報の読み
出し及び書き出しを行い、前記データ処理部に処理結果
を通知する親コマンド処理部とを有し、前記子機が、前
記親機の共有情報の写しを保持する子共有情報保持部
と、前記親機との間で共有情報と処理コマンドとを送受
信する子データ転送部と、分担した処理を実行するデー
タ処理部と、前記データ処理部から処理コマンドを受け
取って、前記子共有情報保持部から処理の対象となる共
有情報の読み出しを行い、この共有情報に基づいて共有
情報と処理コマンドとを前記子データ転送部に対して送
信要求を許可する子通信タイミング制御部と、前記子通
信タイミング制御部からの処理コマンドまたは前記子デ
ータ転送部が親機から受信する処理コマンドと共有情報
とを受け取り、処理コマンドに基づく処理を実行し、前
記子共有データ保持部に共有情報の読み出し及び書き出
しを行い、前記データ処理部に処理結果を通知する子コ
マンド処理部とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明において、処理を分担する子機は、親機
との間で処理の対象となるデータとこのデータに対して
行われる参照・更新処理履歴及び処理操作許可の情報と
を含む共有情報を送受信する。さらに、前記共有情報に
対する処理コマンドも送受信する。子機は、分担した処
理に基づいて共有情報と処理コマンドを親機に要求する
が、この時この共有情報の処理履歴及び処理操作許可情
報に基づいて、送信されるかどうかが決定される。親機
は、子機から送信された処理コマンドに基づいて共有情
報の読み出し及び書き出しを行って、子機が返値を要求
している場合には、この共有情報の処理履歴及び処理操
作許可情報に基づいて、共有情報と処理コマンドを子機
に送信する。
【0009】
【実施例】図1は各々本発明における分散情報処理装置
親機及び子機の一実施例を説明するための図である。
【0010】分散情報処理装置は前記親機100とネッ
トワーク等で接続された複数の子機200から構成され
ている。複数の子機を区別するためには固有の番号であ
る子機番号が各子機に割り当てられている。
【0011】図1において、分散情報処理装置親機10
0は、分散処理の対象となるデータとこのデータに対し
て行われる参照・更新処理履歴及び処理操作許可の情報
とを含む共有情報を保持する親共有情報保持部101
と、複数の子機200との間で共有情報とこの共有情報
に対する処理コマンドとを送受信する親データ転送部1
02と、分担した処理を実行するデータ処理部103
と、データ処理部103から処理コマンドを受け取っ
て、親共有情報保持部101から処理の対象となる共有
情報の読み出しを行い、この共有情報に基づいて共有情
報と処理コマンドとを親データ転送部102に対して送
信要求を許可する親通信タイミング制御部104と、親
通信タイミング制御部104からの処理コマンドまたは
前記親データ転送部102が子機200から受信する処
理コマンドと共有情報とを受け取って、処理コマンドに
基づく処理を実行し、親共有情報保持部101に共有情
報の読み出し及び書き出しを行い、データ処理部103
に処理結果を通知する親コマンド処理部105とから構
成されている。
【0012】分散情報処理装置子機200は、親機10
0の共有情報の写しを保持する子共有情報保持部201
と、親機100との間で共有情報と処理コマンドとを送
受信する子データ転送部202と、分担した処理を実行
するデータ処理部203と、データ処理部203から処
理コマンドを受け取って、子共有情報保持部201から
処理の対象となる共有情報の読み出しを行い、この共有
情報に基づいて共有情報と処理コマンドとを子データ転
送部202に対して送信要求を許可する子通信タイミン
グ制御部204と、子通信タイミング制御部204から
の処理コマンドまたは子データ転送部202が親機から
受信する処理コマンドと共有情報とを受け取り、処理コ
マンドに基づく処理を実行し、子共有情報保持部201
に共有情報の読み出し及び書き出しを行い、データ処理
部203に処理結果を通知する子コマンド処理部205
とを有することを特徴とする。
【0013】親データ転送部102と子データ転送部2
02の間においては、互いにデータの送受信が可能であ
り、親データ転送部102は複数の子機とのデータの送
受信を順次集中的に処理する機能を持つ。
【0014】本発明では、分散処理の対象となるデータ
は、当該データに対して行われる参照・更新処理履歴及
び処理操作許可の情報と共に親共有情報保持部101と
子共有情報保持部201に共有情報として保持される。
この共有情報を図2を用いて説明する。
【0015】共有情報300は、処理対象データである
共有データ306と、当該共有情報にアクセスするため
の固有の共有情報キー番号301と、当該共有データ3
06の更新を行った子機番号と時刻または識別子を示す
更新履歴302、当該共有データ306の参照を行った
子機番号と時刻または識別子を示す参照履歴303、共
有データ306の更新許可属性を示す処理許可304、
共有データ306の大きさを示すデータサイズ305か
ら構成されている。
【0016】共有データ306の大きさの情報を持つこ
とで、任意の大きさのデータである可変長データを扱う
ことができるが、固定長データであれば、データサイズ
305は不要である。
【0017】次に、以上に説明した本発明の分散情報処
理装置の実施例構成における動作を図3を用いて説明す
る。本実施例では、処理が順次行われるシングルタスク
型の計算機を用いて本装置を実現する場合を述べる。
【0018】まず、処理を分担する子機200における
動作を説明する。共有情報300の読み出しは次のよう
に動作する。 [402]子データ処理部203では、読み出したい共
有情報300のキー番号301を含むデータ参照要求コ
マンドを発行する。 [403]子通信タイミング制御部204では、上記コ
マンドを受け取ったら、キー番号301から、子共有情
報保持部201にある共有情報300が読み出され、参
照処理許可304と更新履歴情報302及び参照履歴情
報303に基づいて、データ参照条件がチェックされ
る。例えば、参照処理許可のチェックとしては、子機の
数だけ配列を用意し、参照許可された子機の子機番号番
目の配列に1、不許可ならば0のフラッグを用いればよ
い。また、履歴情報の利用については後述する。 [404]チェック403が不許可であれば、子コマン
ド処理部205において、データ参照要求が却下された
ことが記録され、共有情報300が更新され、その時点
で子共有情報保持部201に保持されている共有情報3
00がデータ処理部203に通知される。 [405]チェック403が許可であれば、子データ転
送部202において、データ参照要求コマンドと共有情
報300が親機100に送信される。 [406]子コマンド処理部205において、データ参
照要求が実行されたことが記録され、共有情報300が
更新され、データ処理部203に通知される。 [401]共有情報が更新[404][407]された
後、データ参照要求の結果に基づいて、データ処理部2
03で分担した処理が実行される。 [407]参照要求に成功していれば、データ受信要求
が実行される。 [408]子通信タイミング制御部204では、データ
受信可能かどうかがチェックされる。例えば、TCP/
IPプロトコルのソケット環境ではselectインタ
フェースを用いることで実現できる。 [409]チェックの結果、受信データが来ていない場
合は、子コマンド処理部205から、一旦データ処理部
203において分担したデータ処理401に制御を移
し、再びデータ受信要求407を行う。 [410]チェックの結果、受信データがある場合は、
子データ転送部202で、データの受信が実行される。 [411]受信したデータは、処理コマンドと共有情報
300が含まれており、処理コマンドに基づいた処理が
実行される。 [412]処理コマンドがデータ参照要求の返値であれ
ば、共有情報300を子共有情報保持部201に格納及
び更新し、データ処理部203に通知される。
【0019】共有情報300の書き出しは、次のように
機能する。 [413]子データ処理部203では、書き出したい共
有情報300のキー番号301及び共有データ306を
含むデータ更新要求コマンドを発行する。 [414]子通信タイミング制御部204では、上記コ
マンドを受け取ったら、キー番号301から、子共有情
報保持部201にある共有情報300が読み出され、更
新処理許可304と更新履歴情報302及び参照履歴情
報303に基づいて、データ参更新条件がチェックされ
る。更新処理許可のチェックは、参照処理許可のチェッ
クと同様にして実行される。履歴情報の利用については
後述する。 [415]チェック414が不許可であれば、子コマン
ド処理部205において、データ更新要求が却下された
ことが記録され、共有情報300が更新され、その時点
で子共有情報保持部201に保持されている共有情報3
00がデータ処理部203に通知される。 [416]チェック414が許可であれば、子データ転
送部202において、データ参照要求コマンドと共有情
報が親機100に送信される。 [417]子コマンド処理部205において、データ更
新要求が実行されたことが記録され、共有情報300が
更新され、データ処理部203に通知される。 [401]共有情報が更新[417]された後、データ
更新要求の結果に基づいて、データ処理部203で分担
した処理が実行される。
【0020】もし、データ更新要求の結果を親機から受
信したければ、データ更新要求時[413]にACK付
きデータ更新要求を発行する。この場合、データ受信要
求[407〜412]と同様にして、親機から通信され
る更新確認の受信処理が実行される。
【0021】前記のように、子機における分散処理の対
象となる共有情報300の読み出し及び書き出しが実現
できることを示した。子機の分担する処理によっては、
読み出しのみ、または書き出しのみの場合も考えられる
が、上記の手法では、読み出し及び書き出し要求処理が
各々独立しているため、読み出しのみの構成、書き出し
のみの構成、読み書き両用の構成を容易に実現できる。
【0022】次に複数の子機200と通信する親機10
0の動作について説明する。
【0023】親共有情報保持部101で保持している共
有情報300は、基になる情報なので、共有情報300
の参照要求を子機に対して通信することはない。しか
し、子機のデータ受信と同様の手法[407〜412]
で、子機からの送信されて来たデータがあるかどうかが
チェックされ、受信処理が実行される。
【0024】子機と異なるのは、[411]の段階で、
子機から通信された処理コマンドと共有情報に基づい
て、親共有情報保持部101に保持された共有情報30
0を読み出し及び書き出しの処理が実行されることであ
る。
【0025】処理コマンドがデータ参照要求コマンドの
場合、該当する共有情報300に基づいて子機へのデー
タ更新要求を発行する。
【0026】処理コマンドがデータ更新要求コマンドの
場合、該当する共有情報領域に受信した共有情報300
の格納及び更新が実行される。ACK付きデータ更新要
求コマンドの場合、確認情報として、その共有情報30
0に基づいて子機へのデータ更新要求を発行する。
【0027】データ更新要求も子機と同様の手法[41
3〜417]で実現できる。
【0028】次に履歴情報の利用について説明する。履
歴情報には参照履歴と更新履歴がある。それぞれ、該当
する共有情報に参照、更新があった時に、親機または処
理要求を発行した子機の番号、時刻または識別子が記録
され、共有情報の更新が実行される。
【0029】子機からある共有データ306を読み出そ
うとした場合、親機において、前回のその子機が同一共
有データ306を読み出した時から、更新が行われてい
なければ、共有データ306は通信せずに、共有データ
306が更新されていないことを示すフラッグのみが子
機へ通信される。
【0030】例えば、子機が前回読み出した時の更新情
報の識別子の値を保持しておき、他の子機がその共有デ
ータ306を更新した場合は、更新情報識別子の値を増
加させる。子機は現在の更新情報識別子の値と前回読み
出した時の更新情報識別子の値を比較することで、更新
されているかどうかチェックすることもできる。
【0031】子機がある共有データ306を書き出そう
とした場合、親機において、前回その子機が同一共有デ
ータ306を書き出した時から、参照が行われていなけ
れば、共有データ306が参照されていないことが、記
録される。ACK付き更新要求の場合、データが参照さ
れていないことを示すフラッグが子機へ通信される。
【0032】例えば、子機が前回書き出した時の参照情
報の識別子の値を保持しておき、他の子機がその共有デ
ータ306を参照した場合は、参照情報識別子の値を増
加させる。子機は現在の参照情報識別子の値と前回書き
出した時の参照情報識別子の値を比較することで、参照
されているかどうかチェックすることもできる。
【0033】子機において、親機から通信されたデータ
の参照または更新されているかどうかの情報は次のよう
に利用される。
【0034】例えば、子機において単位時間あたりn回
のデータ更新要求を発行した中、q回しか参照されてい
なければ、親機への通信は(n−q)回は無駄である。
この場合、子通信タイミング制御部204において、単
位時間あたり(n−q)回データ送信を不許可にする。
【0035】データ処理部203が単位時間あたりn回
のデータ更新要求を発行し、子通信タイミング制御部2
04において、単位時間あたりp回不許可にして、q回
参照されていた場合では、qと(n−p)が等しい場
合、つまりq=(n−p)ならば、データ更新要求を不
許可にしすぎている可能性が高いので、pの値を減少さ
せる。
【0036】qが(n−p)より小さい場合、つまりq
<(n−p)ならば、データ更新要求の通信に無駄があ
るので、pの値を増加させる。
【0037】ただし、単位時間あたり、1回は通信を保
証するので、pの上限はnとする。つまり、p<nであ
る。
【0038】また、pの下限は使用する通信回線の容量
に依存する。あまり頻繁に通信を行うと、通信ブロック
障害が生じ、高速な処理が実現できなくなる。
【0039】通信ブロック障害は、データ送信要求時の
エラー情報でチェックできる。エラー時のpの値を下限
値mとする。つまり、m<p<nとなる。
【0040】参照要求の場合も同様である。
【0041】以上の実施例では、処理が順次行われるシ
ングルタスク型の計算機を用いて実現する場合を述べ
た。一方、並行処理が可能な並列計算機やマルチタスク
型の計算機を用いて本装置を実現する場合でも、各通信
処理が独立して実行できるので、分担した処理を各デー
タ処理部203で通信処理とは別に実行させるようにす
ることで、並列計算機、マルチタスク型計算機の機能を
損なわずに、容易に本装置を実現できる。
【0042】また、本実施例では、親機にも分担した処
理を実行するデータ処理部を設けた構成で説明したが、
親機の主たる機能は、複数の子機からの通信を処理する
ことであり、データ処理部103を省いた構成でも実現
できる。データ処理部103を省いた構成図を図4に示
す。この場合、親コマンド処理部105で生じる子機へ
の通信要求は親通信タイミング制御部104にそのまま
通知される。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の情報処理装置において、処理されるデータを、並
行して互いに参照しながら、種々の協調分散処理作業を
実現することが可能となる。
【0044】さらに、分散処理の対象となるデータをデ
ータ内容とデータ参照・更新履歴、操作許可に関する情
報をも含めた共有情報として扱い、共有情報に基づいて
データ送受信を実行することで、高速な分散処理を実現
できるという効果がある。
【0045】また、各通信機能が独立しているので、子
機、親機や計算機プラットフォームに関係無くデータ処
理部を複数配置し、並行処理することも可能となってお
り、また、親機、子機間のデータ転送にはネットワーク
通信だけでなく、シリアル通信、無線通信を用いること
が可能で、システム構成に柔軟性があるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散情報処理装置の一実施例を説明す
るためのブロック図。
【図2】親共有情報保持部101及び子共有情報保持部
201に保持されるオブジェクトを説明するための図。
【図3】子機200をシングルタスク型の計算機を用い
て実現する場合の動作アルゴリズムを説明するための
図。
【図4】親機100の一実施例を説明するためのブロッ
ク図。
【図5】従来の分散協調作業支援装置を説明するための
図。
【符号の説明】
100 分散情報処理装置親機 101 親共有情報保持部 102 親データ転送部 103,203 データ処理部 104 親通信タイミング制御部 105 親コマンド処理部 200 分散情報処理装置子機 201 子共有情報保持部 202 子データ転送部 204 子通信タイミング制御部 205 子コマンド処理部 300 共有情報 302 共有情報キー番号 303 共有情報更新履歴 304 共有情報参照履歴 305 共有情報処理許可 306 共有情報データサイズ 307 共有データ内容 401 データ処理 402 データ参照要求 403 データ参照条件チェック 404,406,409,412,415,417 共
有情報更新 405 データ送信 407 データ受信要求 408 データ受信チェック 410 データ受信 411 コマンド処理 413 データ更新要求 414 データ更新条件チェック 416 データ送信 1,11 クライアントシステム 2 サーバシステム 3 ユーザ・インタフェース部 4 データ管理部 5,6,9 データ転送部 7 共有データ管理部 8 共有データ記憶部 10 データ記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理を分担する複数の子機と前記子機のす
    べてと通信する親機を有する分散情報処理装置におい
    て、 前記親機が、処理の対象となるデータとこのデータに対
    して行われる参照・更新処理履歴及び処理操作許可の情
    報とを含む共有情報を保持する親共有情報保持部と、前
    記複数の子機との間で共有情報とこの共有情報に対する
    処理コマンドとを送受信する親データ転送部と、分担し
    た処理を実行するデータ処理部と、前記データ処理部か
    ら処理コマンドを受け取って、前記親共有情報保持部か
    ら処理の対象となる共有情報の読み出しを行い、この共
    有情報に基づいて共有情報と処理コマンドとを前記親デ
    ータ転送部に対して送信要求を許可する親通信タイミン
    グ制御部と、前記親通信タイミング制御部からの処理コ
    マンドまたは前記親データ転送部が子機から受信する処
    理コマンドと共有情報とを受け取って、処理コマンドに
    基づく処理を実行し、前記親共有情報保持部に共有情報
    の読み出し及び書き出しを行い、前記データ処理部に処
    理結果を通知する親コマンド処理部とを有し、 前記子機が、前記親機の共有情報の写しを保持する子共
    有情報保持部と、前記親機との間で共有情報と処理コマ
    ンドとを送受信する子データ転送部と、分担した処理を
    実行するデータ処理部と、前記データ処理部から処理コ
    マンドを受け取って、前記子共有情報保持部から処理の
    対象となる共有情報の読み出しを行い、この共有情報に
    基づいて共有情報と処理コマンドとを前記子データ転送
    部に対して送信要求を許可する子通信タイミング制御部
    と、前記子通信タイミング制御部からの処理コマンドま
    たは前記子データ転送部が親機から受信する処理コマン
    ドと共有情報とを受け取り、処理コマンドに基づく処理
    を実行し、前記子共有データ保持部に共有情報の読み出
    し及び書き出しを行い、前記データ処理部に処理結果を
    通知する子コマンド処理部とを有することを特徴とする
    分散データ処理装置。
JP6217471A 1994-09-12 1994-09-12 分散情報処理装置 Pending JPH0883259A (ja)

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Cited By (1)

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