JP2000057114A - 異種os間データ通信方法及びそのプログラムを記録した媒体 - Google Patents

異種os間データ通信方法及びそのプログラムを記録した媒体

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JP2000057114A
JP2000057114A JP10225025A JP22502598A JP2000057114A JP 2000057114 A JP2000057114 A JP 2000057114A JP 10225025 A JP10225025 A JP 10225025A JP 22502598 A JP22502598 A JP 22502598A JP 2000057114 A JP2000057114 A JP 2000057114A
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Akiyoshi Watanabe
明義 渡辺
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるOSを搭載するコンピュータ間で排他
制御を伴うデータ通信を行う。 【解決手段】 受信側コンピュータに共通アクセス領域
を設け、この共通アクセス領域に、排他フラグとデータ
ファイル識別コードを備える送信制御ファイル及び受信
制御ファイルとデータを格納する複数のデータファイル
をもたせ、送信側は受信制御ファイルの排他フラグを、
受信側は送信制御ファイルの排他フラグをチェックする
ことで、一方がデータファイルにアクセスしているとき
は、他方がデータファイルにアクセスできないように制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なるOS(Op
erating System)を搭載するコンピュー
タ間でデータ通信を行う異種OS間データ通信方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、生産工場等での大規模システムで
は、多種多様なコンピュータや、センサ、製造装置が接
続されデータの送受信を行っている。こうしたシステム
において確実にデータを送るためにデータファイルの排
他制御が必要となる。マルチユーザーを対象とするOS
を共通に搭載するネットワークコンピュータにおいて
は、ファイルアクセスに対する排他制御が行われている
が、異なるOSを搭載するコンピュータ間でファイルア
クセスを行う場合、それぞれのOSに備わるファイルシ
ステムが異なるため、一般的にファイルアクセスに対す
る排他制御は行われないことが多い。特開平4−205
039に開示されている複数OSにおける共有ファイル
排他制御方式では、同一のコンピュータシステム上に搭
載された複数のOSからディスク上の共有ファイルに対
する排他制御に必要な情報を格納する排他情報管理テー
ブルを1つ備え、この排他情報管理テーブルを参照して
共有ファイルのアクセスの制御を行うものである。この
発明では複数あるなかの特定の1つの共有ファイルに対
するアクセスの排他制御を行っている。また、特開平6
−187200に開示されているファイル共有制御方式
は、読み込んだファイルの日付/ファイル・サイズを記
憶しておき、記憶されたファイルの日付/ファイル・サ
イズと、更新前のファイル上の日付/ファイル・サイズ
とを比較して、その比較結果に応じてメッセージを表示
し、操作者が処理を選択できるようにしている。こうす
ることにより、1つのOS上の複数のアプリケーション
が1つのファイルに対して、同時に複数の参照を可能と
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】異なるOSを搭載する
コンピュータ間で、データ通信を目的としてファイルア
クセスを行う場合にも排他制御が必要である。特開平4
−205039に開示されている発明では、共有ファイ
ル毎にアクセス可能か判定する必要がある。異なるOS
を搭載した複数のコンピュータにおいて、データ通信を
目的として共有ファイルへのアクセスをする場合では、
1つのコンピュータにのみファイルアクセスを許可する
のではなく、上記のように共有ファイル毎に排他制御を
行う処理ではデータ転送の効率がよくない。また、特開
平6−187200に開示されている発明では、上記の
ように比較判定毎にメッセージを表示するのでコンピュ
ータ間のデータ通信には向かない。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、異なるOSを搭載するコンピュータ間であっても、
簡単な制御プログラムでファイルアクセスの排他制御を
行える異種OS間データ通信方法及びそのプログラムを
記録した媒体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の異種OS間デー
タ通信方法は、OSの異なるコンピュータ間におけるデ
ータ通信方法であって、送信側コンピュータにおいて、
受信側コンピュータにある共通アクセス領域の送信制御
ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする手順と、
前記共通アクセス領域にある受信制御ファイルを読み込
む手順と、前記受信制御ファイルの排他フラグを参照
し、所定時間内に排他設定が解除されたか判定する手順
と、前記所定時間内に排他設定が解除された場合、前記
受信制御ファイルに備わるデータファイル識別コードと
前記送信制御ファイルに備わるデータファイル識別コー
ドとをチェックすることで異常が生じるか判定する手順
と、前記所定時間内で排他設定が解除されない場合、も
しくは、前記チェックで異常が生じると判定された場合
に、前記送信制御ファイルの排他設定を解除し、前記送
信制御ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする手
順に戻る手順と、前記送信側コンピュータから前記受信
側コンピュータの共通アクセス領域へデータファイルを
転送する手順と、前記データファイルの転送に応じて前
記送信制御ファイルのデータファイル識別コードを更新
し、該送信制御ファイルの排他設定を解除し、前記送信
制御ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする手順
に戻る手順とからなり、受信側コンピュータにおいて、
受信側コンピュータにある共通アクセス領域の受信制御
ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする手順と、
前記共通アクセス領域にある送信制御ファイルを読み込
む手順と、前記送信制御ファイルの排他フラグを参照
し、所定時間内に排他設定が解除されたか判定する手順
と、前記所定時間内に排他設定が解除された場合、前記
送信制御ファイルに備わるデータファイル識別コードと
前記受信制御ファイルに備わるデータファイル識別コー
ドをチェックすることで新たにデータが転送されている
か判定する手順と、前記所定時間内で排他設定が解除さ
れない場合、もしくは、前記チェックで新たにデータが
転送されていないと判定された場合に、前記受信制御フ
ァイルの排他設定を解除し、前記受信制御ファイルの排
他フラグに排他設定をする手順に戻る手順と、前記共通
アクセス領域に新たに転送されたデータファイルを処理
する手順と、前記データファイルの処理に応じて前記受
信制御ファイルのデータファイル識別コードを更新し、
該受信制御ファイルの排他設定を解除し、前記受信制御
ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする手順に戻
る手順とからなる。
【0006】本発明は、OSの異なるコンピュータ間に
おけるデータ通信方法であって、送信側コンピュータに
おいて、受信側コンピュータにある共通アクセス領域の
送信制御ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする
手順と、前記共通アクセス領域にある受信制御ファイル
を読み込む手順と、前記受信制御ファイルの排他フラグ
を参照し、所定時間内に排他設定が解除されたか判定す
る手順と、前記所定時間内に排他設定が解除された場
合、前記受信制御ファイルに備わるデータファイル識別
コードと前記送信制御ファイルに備わるデータファイル
識別コードとをチェックすることで異常が生じるか判定
する手順と、前記所定時間内で排他設定が解除されない
場合、もしくは、前記チェックで異常が生じると判定さ
れた場合に、前記送信制御ファイルの排他設定を解除
し、前記送信制御ファイルに備わる排他フラグに排他設
定をする手順に戻る手順と、前記送信側コンピュータか
ら前記受信側コンピュータの共通アクセス領域へデータ
ファイルを転送する手順と、前記データファイルの転送
に応じて前記送信制御ファイルのデータファイル識別コ
ードを更新し、該送信制御ファイルの排他設定を解除
し、前記送信制御ファイルに備わる排他フラグに排他設
定をする手順に戻る手順とからなり、受信側コンピュー
タにおいて、受信側コンピュータにある共通アクセス領
域の受信制御ファイルに備わる排他フラグに排他設定を
する手順と、前記共通アクセス領域にある送信制御ファ
イルを読み込む手順と、前記送信制御ファイルの排他フ
ラグを参照し、所定時間内に排他設定が解除されたか判
定する手順と、前記所定時間内に排他設定が解除された
場合、前記送信制御ファイルに備わるデータファイル識
別コードと前記受信制御ファイルに備わるデータファイ
ル識別コードをチェックすることで新たにデータが転送
されているか判定する手順と、前記所定時間内で排他設
定が解除されない場合、もしくは、前記チェックで新た
にデータが転送されていないと判定された場合に、前記
受信制御ファイルの排他設定を解除し、前記受信制御フ
ァイルの排他フラグに排他設定をする手順に戻る手順
と、前記共通アクセス領域に新たに転送されたデータフ
ァイルを処理する手順と、前記データファイルの処理に
応じて前記受信制御ファイルのデータファイル識別コー
ドを更新し、該受信制御ファイルの排他設定を解除し、
前記受信制御ファイルに備わる排他フラグに排他設定を
する手順に戻る手順とをコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体からなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0008】図1は、本発明の異種OS間データ通信方
法を利用するコンピュータシステムの一実施形態の構成
を示す図である。図2は、送信制御ファイルおよび受信
制御ファイルの構造を示す図である。
【0009】本実施形態の異種OS間データ通信方法を
利用するコンピュータシステムでは、受信側コンピュー
タ1の記憶部2に、送信側コンピュータ3と共通にアク
セスできる共通アクセス領域を設ける。この共通アクセ
ス領域は、送信制御ファイルと受信制御ファイルと送信
側コンピュータ3から転送されるデータが保持される所
定の数のデータファイルからなる。送信制御ファイルと
受信制御ファイルは、図2に示すように1ビットの排他
制御フラグとデータファイル識別コードからなる。
【0010】データファイル識別コードは、送信側コン
ピュータ3においては受信側コンピュータ1の共通アク
セス領域にあるデータファイルのどのデータファイルま
で転送したかを示し、受信側コンピュータ1においては
共通アクセス領域のどのデータファイルまで処理したか
を示す。なお、データファイルの拡張子に循環する数値
を割当て、データファイル識別コードにこの拡張子の数
値を設定するようにしてもよい。また、データファイル
は、一例として最初のデータファイル1から順にアクセ
スされ最後のデータファイルnにアクセスされると、そ
の次はデータファイル1、2、…と循環的にアクセスさ
れるものである。データファイル1つの大きさは、通信
頻度に応じて定められ、データファイルの総数は障害時
のデータ保証期間に応じて定められる。
【0011】次に、このように構成されたコンピュータ
システムにおける本実施形態の異種OS間データ通信方
法の動作を図3の送信側動作フローチャートと図4の受
信側動作フローチャートを参照して詳細に説明する。な
お、送信側と受信側の処理は同時に並行して進行する。
【0012】はじめに、送信側コンピュータ3の処理を
説明する。
【0013】まず、受信側コンピュータ1の記憶部2に
ある送信制御ファイルの排他フラグに1を設定する(ス
テップA1)。なお、排他フラグに「1」を設定するの
は、受信側コンピュータ1がデータファイルにアクセス
するのを禁止するためである。なお、この処理のことを
排他設定と呼ぶものとする。
【0014】次に、受信制御ファイルを読み込む(ステ
ップA2)。
【0015】次に受信制御ファイルの排他フラグが1で
あるか0であるか判定し、排他フラグが1であると判断
すると次のステップA4へ移り、排他フラグが0である
と判断すると以下のステップA5へ移る(ステップA
3)。
【0016】ステップA3で排他フラグが1であると判
断された場合、タイムアウトであるか判定し、タイムア
ウトでないと判断するとステップA3へ移り、タイムア
ウトであると判断するとステップA6へ移る(ステップ
A4)。この処理は、受信側コンピュータ1の処理が進
行するのを待つためのものであり、所定の時間が経過す
るのを待っている。
【0017】ステップA3で排他フラグが0であると判
断された場合、受信制御ファイルと送信制御ファイルの
データファイル識別コードをチェックすることにより、
ファイル転送処理により異常が発生するか判定し、異常
が発生すると判断された場合ステップA6へ移り、異常
が発生しないと判断された場合ステップA7へ移る(ス
テップA5)。ここでの異常とは、共通アクセス領域に
あるデータファイル数に限りがあるために受信側コンピ
ュータ1のデータファイルに対する処理が終了していな
いデータファイルに対して、送信側コンピュータ3がそ
のデータファイルへのデータ転送を行なってしまう、す
なわち、まだ受信側で処理されていないデータファイル
に上書きしてしまう状況をさす。ここでの判定は、この
ような状態を防ぐものである。一例として、データファ
イルの拡張子に循環する数値を用いデータファイル識別
コードにこの数値を用いた場合、異常を検出する方法
は、ファイル転送処理により送信制御ファイルのデータ
ファイル識別コードの数値が一巡して、受信制御ファイ
ルのデータファイル識別コードの数値を越えるかどうか
で判定できる。
【0018】ステップA4でタイムアウトであると判断
された場合、もしくはステップA5で異常が発生すると
判断された場合、送信制御ファイルの排他フラグを0に
設定しステップA1へ移る(ステップA6)。
【0019】ステップA5で異常が発生しないと判断さ
れた場合、ファイル転送処理を行い、1つまたは複数の
データファイルを転送する(ステップA7)。このと
き、送信制御ファイルのデータファイル識別コードをも
とに先に転送したデータファイル(例えばデータファイ
ル5)の次のデータファイル(例えばデータファイル
6)から順に転送する。
【0020】次に、ステップA7で転送したデータファ
イル数に応じて送信制御ファイルのデータファイル識別
コードを更新し、送信制御ファイルの排他フラグを0に
設定、すなわち排他設定を解除しステップA1へ移る
(ステップA8)。
【0021】次に、受信側コンピュータ1の処理を説明
する。
【0022】まず、受信側コンピュータ1の記憶部2に
ある受信制御ファイルの排他フラグに1を設定する(ス
テップB1)。なお、排他フラグに「1」を設定するの
は、送信側コンピュータ3がデータファイルにアクセス
するのを禁止するためである。なお、この処理のことを
排他設定と呼ぶものとする。
【0023】次に、送信制御ファイルを読み込む(ステ
ップB2)。
【0024】次に送信制御ファイルの排他フラグが1で
あるか0であるか判定し、排他フラグが1であると判断
すると次のステップB4へ移り、排他フラグが0である
と判断するとB5へ移る(ステップB3)。この処理
は、送信側コンピュータ3の処理が進行するのを待つた
めのものであり、所定の時間が経過するのを待ってい
る。
【0025】ステップB3で排他フラグが1であると判
断された場合、タイムアウトであるか判定し、タイムア
ウトでないと判断するとステップB3へ移り、タイムア
ウトであると判断するとステップB6へ移る(ステップ
B4)。
【0026】ステップB3で排他フラグが0であると判
断された場合、送信制御ファイルと受信制御ファイルの
データファイル識別コードをチェックすることにより、
新たなデータ転送が行われたか判定し、新たなデータ転
送がないと判断された場合ステップB6へ移り、新たな
データ転送が行われたと判断された場合ステップB7へ
移る(ステップB5)。受信制御ファイルのデータファ
イル識別コードは、受信側コンピュータ1がすでに処理
を済ませたデータファイルを示すので、送信制御ファイ
ルのデータファイル識別コードがこれと異なれば新たな
転送が行われたことがわかる。
【0027】ステップB4でタイムアウトであると判断
された場合、もしくはステップB5で新たなデータ転送
がないと判断された場合、受信制御ファイルの排他フラ
グを0に設定しステップB1へ移る(ステップB6)。
【0028】ステップB5で新たなデータ転送が行われ
たと判断された場合、送信制御ファイルのデータファイ
ル識別コードと受信制御ファイルのデータファイル識別
コードをもとに、転送され読み込んでいないデータファ
イルをすべて処理する(ステップB7)。ここで行う処
理は、別途定めるものである。また、ステップB5で説
明したように各データファイル識別コードより、どのデ
ータファイルからどのデータファイルまでが新たに転送
されたものかがわかる。
【0029】次に、受信制御ファイルのデータファイル
識別コードを、処理済みのデータファイルに対応するよ
うに更新し、受信制御ファイルの排他フラグを0に設
定、すなわち排他設定を解除しステップB1へ移る(ス
テップB8)。
【0030】なお、以上の送信側処理および受信側処理
は無限ループとなっているが、転送処理を行わないとき
は、送信側コンピュータ3から送るデータファイルに終
了コードを入れ転送するとともにステップA7において
ループを抜け、受信側コンピュータ1は、ステップB7
において終了コードを検出しループを抜けるようにして
もよい。
【0031】以上のように、送信側処理と受信側処理の
両方でそれぞれの処理において、処理の始めにそれぞれ
の制御ファイルの排他フラグを1に設定し、それぞれが
相手方の制御ファイルを読み込みその排他フラグをチェ
ックし、相手方の排他フラグが立っている場合は処理を
最初に戻すようにしているので、確実に排他処理が実行
される。
【0032】その他の実施形態として、送信側コンピュ
ータがn台、受信側コンピュータがm台からなるコンピ
ュータシステムに本発明を適用した場合を説明する。図
5に送信側コンピュータが1台で受信側コンピュータが
m台の場合、図6に送信側コンピュータがn台で受信側
コンピュータが1台の場合、図7に送信側コンピュータ
がn台で受信側コンピュータがm台の場合の受信側の共
通アクセス領域にある送信制御ファイルおよび受信制御
ファイルを示す。なお、図ではデータファイルを省略し
ている。
【0033】本実施形態においても先の実施形態と同様
にすべての受信側コンピュータの記憶部に共通アクセス
領域を設ける。共通アクセス領域の構成は先の実施形態
と同様である。ただし、各共通アクセス領域は、各送信
側コンピュータに対応する送信制御ファイルおよび受信
制御ファイルの組とデータファイルの組を各送信側コン
ピュータに対応して備える。
【0034】送信側コンピュータの処理は、受信側コン
ピュータの台数分だけ受信側コンピュータに対応するス
テップA1からステップA8までの処理を繰り返す。た
だし、ステップA1に戻るのはm番めの受信側コンピュ
ータに対応するステップA6またはステップA8の処理
の終了時であり、その他の受信側コンピュータに対応す
るルーチンのステップA6またはステップA8の処理の
終了時には、次の受信側コンピュータに対応するルーチ
ンへと移る。特に受信側コンピュータが一台の場合、各
送信側コンピュータの処理は、先の実施形態である送信
側コンピュータが1台で受信側コンピュータが1台であ
る場合と同じとなる。
【0035】受信側コンピュータの処理は、送信側コン
ピュータの台数分だけ送信側コンピュータに対応するス
テップB1からステップB8までの処理を繰り返す。た
だし、ステップB1に戻るのはn番めの送信側コンピュ
ータに対応するステップB6またはステップB8の処理
の終了時であり、その他の送信側コンピュータに対応す
るルーチンのステップB6またはステップB8の処理の
終了時には、次の送信側コンピュータに対応するルーチ
ンへと移る。特に送信側コンピュータが一台の場合、各
受信側コンピュータの処理は、先の実施形態である送信
側コンピュータが1台で受信側コンピュータが1台であ
る場合と同じとなる。
【0036】受信側コンピュータおよび送信側コンピュ
ータが複数からなる場合も、ある1つの受信側コンピュ
ータと別の1つの送信側コンピュータとの間で行われる
処理は、基本的に先の実施形態の受信側コンピュータが
1台と送信側コンピュータが1台の場合の処理と同様と
なる。
【0037】なお、図3および図4における送信側処理
および受信側処理を実現するためのプログラムをコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒
体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読
み込ませ、実行することによりデータ通信を行ってもよ
い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、
OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
ロッピーディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−R
OM等の可般媒体、コンピュータシステムに内蔵される
ハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネ
ット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介して
プログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の
間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサー
バやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮
発性メモリのように、一定時間プログラムを保持してい
るものも含むものとする。また上記プログラムは、前述
した機能の一部を実現するためのものであっても良く、
さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記
録されているプログラムとの組み合わせで実現できるも
のであっても良い。
【0038】
【発明の効果】OSやOSのファイルシステムに依存し
ないので、異なるOSを搭載するコンピュータ間で排他
的にファイル転送を行える。また簡易なアルゴリズムを
用いているのでプログラミングが容易であるとともに高
い安定性を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の異種OS間データ通信方法を利用す
るコンピュータシステムの一実施形態を示す図である。
【図2】 送信制御ファイルおよび受信制御ファイルの
構造を示す図である。
【図3】 送信側の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】 受信側の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】 送信:受信=1:mの場合の送信制御ファイ
ル(制御ファイルA1B1、制御ファイルA1B2、
…)と受信制御ファイル(制御ファイルB1A1、制御
ファイルB2A1、…)の構成を示す図である。
【図6】 送信:受信=n:1の場合の送信制御ファイ
ル(制御ファイルA1B1、制御ファイルA2B1、
…)と受信制御ファイル(制御ファイルB1A1、制御
ファイルB1A2、…)の構成を示す図である。
【図7】 送信:受信=n:mの場合の送信制御ファイ
ル(制御ファイルA1B1、制御ファイルA2B1、
…、制御ファイルA1B2、制御ファイルA2B2、
…、…)と受信制御ファイル(制御ファイルB1A1、
制御ファイルB1A2、…、制御ファイルB2A1、制
御ファイルB2A2、…、…)の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 受信側コンピュータ 2 記憶部 3 送信側コンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OSの異なるコンピュータ間におけるデ
    ータ通信方法であって、送信側コンピュータにおいて、
    受信側コンピュータにある共通アクセス領域の送信制御
    ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする手順と、 前記共通アクセス領域にある受信制御ファイルを読み込
    む手順と、 前記受信制御ファイルの排他フラグを参照し、所定時間
    内に排他設定が解除されたか判定する手順と、 前記所定時間内に排他設定が解除された場合、前記受信
    制御ファイルに備わるデータファイル識別コードと前記
    送信制御ファイルに備わるデータファイル識別コードと
    をチェックすることで異常が生じるか判定する手順と、 前記所定時間内で排他設定が解除されない場合、もしく
    は、前記チェックで異常が生じると判定された場合に、
    前記送信制御ファイルの排他設定を解除し、前記送信制
    御ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする手順に
    戻る手順と、 前記送信側コンピュータから前記受信側コンピュータの
    共通アクセス領域へデータファイルを転送する手順と、 前記データファイルの転送に応じて前記送信制御ファイ
    ルのデータファイル識別コードを更新し、該送信制御フ
    ァイルの排他設定を解除し、前記送信制御ファイルに備
    わる排他フラグに排他設定をする手順に戻る手順とから
    なり、 受信側コンピュータにおいて、受信側コンピュータにあ
    る共通アクセス領域の受信制御ファイルに備わる排他フ
    ラグに排他設定をする手順と、 前記共通アクセス領域にある送信制御ファイルを読み込
    む手順と、 前記送信制御ファイルの排他フラグを参照し、所定時間
    内に排他設定が解除されたか判定する手順と、 前記所定時間内に排他設定が解除された場合、前記送信
    制御ファイルに備わるデータファイル識別コードと前記
    受信制御ファイルに備わるデータファイル識別コードを
    チェックすることで新たにデータが転送されているか判
    定する手順と、 前記所定時間内で排他設定が解除されない場合、もしく
    は、前記チェックで新たにデータが転送されていないと
    判定された場合に、前記受信制御ファイルの排他設定を
    解除し、前記受信制御ファイルの排他フラグに排他設定
    をする手順に戻る手順と、 前記共通アクセス領域に新たに転送されたデータファイ
    ルを処理する手順と、 前記データファイルの処理に応じて前記受信制御ファイ
    ルのデータファイル識別コードを更新し、該受信制御フ
    ァイルの排他設定を解除し、前記受信制御ファイルに備
    わる排他フラグに排他設定をする手順に戻る手順とから
    なることを特徴とする異種OS間データ通信方法。
  2. 【請求項2】 OSの異なるコンピュータ間におけるデ
    ータ通信方法であって、送信側コンピュータにおいて、
    受信側コンピュータにある共通アクセス領域の送信制御
    ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする手順と、 前記共通アクセス領域にある受信制御ファイルを読み込
    む手順と、 前記受信制御ファイルの排他フラグを参照し、所定時間
    内に排他設定が解除されたか判定する手順と、 前記所定時間内に排他設定が解除された場合、前記受信
    制御ファイルに備わるデータファイル識別コードと前記
    送信制御ファイルに備わるデータファイル識別コードと
    をチェックすることで異常が生じるか判定する手順と、 前記所定時間内で排他設定が解除されない場合、もしく
    は、前記チェックで異常が生じると判定された場合に、
    前記送信制御ファイルの排他設定を解除し、前記送信制
    御ファイルに備わる排他フラグに排他設定をする手順に
    戻る手順と、 前記送信側コンピュータから前記受信側コンピュータの
    共通アクセス領域へデータファイルを転送する手順と、 前記データファイルの転送に応じて前記送信制御ファイ
    ルのデータファイル識別コードを更新し、該送信制御フ
    ァイルの排他設定を解除し、前記送信制御ファイルに備
    わる排他フラグに排他設定をする手順に戻る手順とから
    なり、 受信側コンピュータにおいて、受信側コンピュータにあ
    る共通アクセス領域の受信制御ファイルに備わる排他フ
    ラグに排他設定をする手順と、 前記共通アクセス領域にある送信制御ファイルを読み込
    む手順と、 前記送信制御ファイルの排他フラグを参照し、所定時間
    内に排他設定が解除されたか判定する手順と、 前記所定時間内に排他設定が解除された場合、前記送信
    制御ファイルに備わるデータファイル識別コードと前記
    受信制御ファイルに備わるデータファイル識別コードを
    チェックすることで新たにデータが転送されているか判
    定する手順と、前記所定時間内で排他設定が解除されな
    い場合、もしくは、前記チェックで新たにデータが転送
    されていないと判定された場合に、前記受信制御ファイ
    ルの排他設定を解除し、前記受信制御ファイルの排他フ
    ラグに排他設定をする手順に戻る手順と、 前記共通アクセス領域に新たに転送されたデータファイ
    ルを処理する手順と、 前記データファイルの処理に応じて前記受信制御ファイ
    ルのデータファイル識別コードを更新し、該受信制御フ
    ァイルの排他設定を解除し、前記受信制御ファイルに備
    わる排他フラグに排他設定をする手順に戻る手順とをコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100409220C (zh) * 2003-07-04 2008-08-06 松下电器产业株式会社 数据发送装置、数据接收装置、数据收发系统及收发方法
JP2010146410A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Toshiba Corp 携帯可能電子装置

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