JPH0883179A - 複合演算処理装置 - Google Patents

複合演算処理装置

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JPH0883179A
JPH0883179A JP21840194A JP21840194A JPH0883179A JP H0883179 A JPH0883179 A JP H0883179A JP 21840194 A JP21840194 A JP 21840194A JP 21840194 A JP21840194 A JP 21840194A JP H0883179 A JPH0883179 A JP H0883179A
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Kazutoshi Funahashi
和年 舟橋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来まで複数の演算処理部が必要であった複
雑な処理を必要とする演算処理を、効率よく、安価なシ
ステムで実現する。 【構成】 演算処理の特徴が異なる第1および第2の独
立した演算処理部110,111に、共有データメモリ
102、共有汎用レジスタ109および共有外部入出力
部113〜115を接続し、第1および第2のアクセス
手段を設けて共有データメモリ102、共有汎用レジス
タ109および共有外部入出力部113〜115を第1
および第2の演算処理部110,111からアクセスす
る。また、第1の演算処理部110に第2の演算処理部
111に対して割り込みを発生する割り込み手段を設
け、第2の演算処理部111に割り込みによる演算処理
の終了を第1の演算処理部110に知らせるための演算
処理終了設定手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば演算処理の特
徴が異なる(同じ場合もある)複数の独立した演算装置
を備えた複合演算処理装置に関するもので、複合演算処
理装置に対する命令が可変のプログラムによって導き出
され、順番に実行される複合演算処理装置に応用され
る。
【0002】
【従来の技術】従来の複合演算処理装置では、複数の独
立した演算処理装置に対し、各演算処理装置に対応した
複数のメモリおよび複数の汎用レジスタを有し、第1の
演算処理装置から第2の演算処理装置に対して演算処理
の依頼をする場合、 (1)複数の独立した演算処理装置の外部にある共有メ
モリを介する方法 (2)シリアル/パラレル等のデータの入出力部を使用
する方法 により、処理依頼の内容および処理依頼するデータを転
送していた。これらの従来技術では、全体の処理速度、
演算処理のリアルタイム性が失われてしまう。
【0003】また、ある全体の処理を複数の演算処理装
置に分割する場合、この分割の優劣が、全体性能を大き
く左右してしまう。しかも、この処理全体の分割を行う
作業は、極めて特殊な知識、技術を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術での、演算
処理性能を高めるために複数の独立した演算処理装置を
利用する方法では、 (1)主演算処理装置および従演算処理装置があり、従
演算処理装置は主演算処理装置からの命令依頼を受けて
動作する方法 (2)演算処理を複数のブロックに分割し、各々の演算
処理装置に各々のブロックを分担し、同時に別々の処理
ブロックを実行する方法 の2種類がある。
【0005】(1)の場合では、従演算処理装置が実動
作しない時間が長く、効率が悪かった(課題1)。 (2)の場合では、命令の同時実行が行われ、効率は良
いが、処理の内容によっては、上記したような分割が極
めて困難な場合もあり、分割された各ブロックが相互に
密に依存している場合もある。このような処理を(2)
で実行すると、各々の演算処理装置の間で、データの送
受信が頻度高く発生する。このような各演算処理装置の
間でのデータの送受信は、頻度が高くなればなるほど、
またデータ量が多くなればなるほど、全体の処理速度は
低下する(課題2)。
【0006】従来の複数の独立した演算処理装置の内部
は、各々単体でも演算処理可能となるよう設計されてお
り、複数の独立した演算処理装置全体のシステムでみた
場合、不用な部分、冗長な部分が存在し、システム全体
のコストを上げていた(課題3)。この発明の目的は、
上記の問題を解決し、演算処理を効率よく安価に実行す
ることができる複合演算処理装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の複合演算
処理装置は、複数の独立した演算処理部と、複数ポート
を有し複数の演算処理部に接続された共有メモリと、共
有メモリを複数の演算処理部からアクセスするための複
数のアクセス手段と、各演算処理部からのアクセスの許
可/禁止情報を共有メモリの一定範囲毎に設定するアク
セス許可/禁止情報設定手段とを備えている。複数のア
クセス手段は、アクセス許可/禁止情報設定手段の設定
内容を参照しながらアクセスが許可されている範囲につ
いてのみ共有メモリのアクセスを行うようにしている。
【0008】請求項2記載の複合演算処理装置は、複数
の独立した演算処理部と、複数ポートを有し複数の演算
処理部に接続された共有汎用レジスタと、共有汎用レジ
スタを複数の演算処理部からアクセスするための複数の
アクセス手段と、各演算処理部からのアクセスの許可/
禁止情報を共有汎用レジスタの一定範囲毎に設定するア
クセス許可/禁止情報設定手段とを備えている。複数の
アクセス手段は、アクセス許可/禁止情報設定手段の設
定内容を参照しながらアクセスが許可されている範囲に
ついてのみ共有汎用レジスタのアクセスを行うようにし
ている。
【0009】請求項3記載の複合演算処理装置は、複数
の独立した演算処理部と、複数ポートを有し複数の演算
処理部に接続された書き換え可能な共有メモリと、共有
メモリを複数の演算処理部からアクセスするための複数
のアクセス手段と、各演算処理部からのアクセス状況を
共有メモリの一定範囲毎に他の演算処理部へ伝達するた
めのアクセス状況設定手段とを備えている。複数のアク
セス手段は、アクセス状況設定手段の設定内容を参照し
ながら共有メモリのアクセスを行うようにしている。
【0010】請求項4記載の複合演算処理装置は、複数
の独立した演算処理部と、複数の演算処理部に接続され
た複数の共有外部入出力部と、複数の共有外部入出力部
を複数の演算処理部からアクセスするための複数のアク
セス手段と、各演算処理部からのアクセスを各共有外部
入出力部毎に複数の演算処理部の中の一つだけが可能と
なるように設定するアクセス許可/禁止情報設定手段と
を備えている。複数のアクセス手段は、アクセス許可/
禁止情報設定手段の設定内容を参照しながら許可されて
いる共有外部入出力部のアクセスを行うようにしてい
る。
【0011】請求項5記載の複合演算処理装置は、請求
項4の複合演算処理装置において、複数の共有外部入出
力部から複数の演算処理部への割り込み信号を、各共有
外部入出力部についてそれぞれアクセス可能に設定され
た一つの演算処理部についてのみ供給する割り込み信号
発生手段を設けている。請求項6記載の複合演算処理装
置は、演算処理の特徴が異なる複数の独立した演算処理
部と、複数ポートを有し複数の演算処理部に接続された
共有メモリと、複数ポートを有し複数の演算処理部に接
続された共有汎用レジスタと、共有メモリおよび共有汎
用レジスタを複数の演算処理部からアクセスするための
複数のアクセス手段とを備えている。
【0012】請求項7記載の複合演算処理装置は、請求
項6記載の複合演算処理装置において、各演算処理部か
らのアクセスの許可/禁止情報を共有メモリおよび共有
汎用レジスタの一定範囲毎にそれぞれ設定するアクセス
許可/禁止情報設定手段を設け、複数のアクセス手段は
アクセス許可/禁止情報設定手段の設定内容を参照しな
がらアクセスが許可されている範囲についてのみ共有メ
モリおよび共有汎用レジスタのアクセスを行うようにし
ている。
【0013】請求項8記載の複合演算処理装置は、請求
項6または請求項7記載の複合演算処理装置において、
共有メモリが書き換え可能な領域を有し、各演算処理部
からのアクセス状況を共有メモリの一定範囲毎に他の演
算処理部へ伝達するためのアクセス状況設定手段を設
け、複数のアクセス手段はアクセス状況設定手段の設定
内容を参照しながら共有メモリの書き換え可能な領域の
アクセスを行うようにしている。
【0014】請求項9記載の複合演算処理装置は、演算
処理の特徴が異なる第1および第2の独立した演算処理
部と、二つのポートを有し第1および第2の演算処理部
に接続された共有メモリと、二つのポートを有し第1お
よび第2の演算処理部に接続された共有汎用レジスタ
と、共有メモリおよび共有汎用レジスタを第1および第
2の演算処理部からアクセスするための第1および第2
のアクセス手段と、第1の演算処理部に設けられて第2
の演算処理部に対して割り込みを発生する割り込み手段
と、第2の演算処理部に設けられて割り込みによる演算
処理の終了を第1の演算処理部に知らせるための演算処
理終了設定手段とを備えている。
【0015】第1の演算処理部は、演算処理の過程で第
2の演算処理部での処理の方が適している演算が発生し
た時、割り込み手段により第2の演算処理部に対して演
算処理の依頼を割り込みとして発生し、演算処理に必要
なデータを引き数として共有汎用レジスタおよび共有メ
モリに格納するようにしている。第2の演算処理部は、
依頼された演算処理を引き数を用いて実行し、演算結果
のデータを帰り数として共有汎用レジスタおよび共有メ
モリに格納し、演算処理終了設定手段により第1の演算
処理部に演算処理終了情報を設定するようにしている。
【0016】請求項10記載の複合演算処理装置は、請
求項9記載の複合演算処理装置において、共有メモリが
書き換え可能な領域を有し、第1および第2の演算処理
部からのアクセスの許可/禁止情報を共有メモリおよび
共有汎用レジスタの一定範囲毎にそれぞれ設定するアク
セス許可/禁止情報設定手段を設け、第1および第2の
演算処理部からのアクセス状況を共有メモリの一定範囲
毎に第2および第1の演算処理部へ伝達するためのアク
セス状況設定手段を設けている。
【0017】複数のアクセス手段は、アクセス許可/禁
止情報設定手段の設定内容を参照しながらアクセスが許
可されている範囲についてのみ共有メモリおよび共有汎
用レジスタのアクセスを行うとともに、アクセス状況設
定手段の設定内容を参照しながら共有メモリの書き換え
可能な領域のアクセスを行うようにしている。第1の演
算処理部は、第2の演算処理部に対し演算の依頼をした
場合に、引き数を共有汎用レジスタおよび共有メモリに
設定した時に引き数の設定を完了したことをアクセス状
況設定手段により設定するとともに、共有汎用レジスタ
および共有メモリのうち引き数を保持した領域の許可/
禁止情報をアクセス許可/禁止情報設定手段により逆転
させるようにしている。
【0018】第2の演算処理部は、依頼された演算処理
を完了した場合に帰り数を共有汎用レジスタおよび共有
メモリに設定した時に帰り数の設定を完了したことをア
クセス状況設定手段により設定するとともに、共有汎用
レジスタおよび共有メモリのうち帰り数を保持した領域
の許可/禁止情報をアクセス許可/禁止情報設定手段に
より逆転させるようにしている。
【0019】
【作用】請求項1ないし請求項8記載の構成によれば、
複数の独立した演算処理部で分割された各処理ブロック
を同時に処理し、かつ、きわめて依存度の高い複数の各
処理ブロックを処理する複数の独立した演算処理部の間
の送受信を、共有したメモリおよび共有汎用レジスタを
使用することにより、実際のデータの転送を実行するこ
となく行うことができる。
【0020】請求項9および請求項10記載の構成によ
れば、第1の演算処理部におけるある処理ブロック内の
過程で、第2の演算処理部に適した処理が発生した時、
他の演算処理部に対する割り込みという形で演算の依頼
を行い、依頼した演算が第2の演算処理部で終了するま
で、他の処理を実行することができる。依頼した演算処
理の演算結果は、共有メモリおよび共有汎用レジスタ内
に保持され、演算処理終了情報が設定されるので、第1
の演算処理部は、必要な時に、演算処理終了情報を確認
し、演算結果を読みとれば良い。第2の演算処理部も、
依頼された処理は割り込み内で処理され、依頼された演
算処理の終了時、演算結果と演算処理終了情報を設定し
て主演算処理に戻れば良い。この時、この依頼された演
算処理は、割り込み内で処理されるので、割り込み演算
処理の初期部に、主演算処理部で使用する共用メモリお
よび共用汎用レジスタを待避させる処理を組み込めば、
主演算処理に影響を与えることなく、独立して依頼され
た演算処理を実行できる。
【0021】
【実施例】この発明の複合演算処理装置の一実施例とし
て、独立した16ビットの演算処理装置(以下、マイク
ロコントローラとする)と積和演算に特徴をもつ16ビ
ットのデータ幅/32ビットの命令コード幅を持つ演算
処理装置(以下、デジタルシグナルプロセッサとする)
とからなる複合演算処理装置について説明する。
【0022】図1は、この発明の実施例である共有メモ
リ(共有命令メモリおよび共有データメモリ)および共
有汎用レジスタをもつ16ビットマイクロコントローラ
と16ビットのデータ幅/32ビットの命令コード幅を
持つデジタルシグナルプロセッサとからなる複合演算処
理装置のブロック図である。図1において、101はデ
ジタルシグナルプロセッサおよびマイクロコントローラ
の共有命令メモリであり、複数のポートを有している。
【0023】102はデジタルシグナルプロセッサおよ
びマイクロコントローラの共有データメモリであり、複
数のポートを有している。103はデジタルシグナルプ
ロセッサだけにアクセスが許されるローカルデータメモ
リである。104はマイクロコントローラ用の共有命令
メモリポインタである。
【0024】105はデジタルシグナルプロセッサ用の
共有命令メモリポインタである。106はマイクロコン
トローラ用の共有データメモリポインタである。107
はデジタルシグナルプロセッサ用の共有データメモリポ
インタである。108はデジタルシグナルプロセッサ用
のローカルデータメモリポインタである。
【0025】109はデジタルシグナルプロセッサおよ
びマイクロコントローラの共有汎用レジスタであり、複
数のポートを有している。110はマイクロコントロー
ラ用の演算処理部である。111はデジタルシグナルプ
ロセッサ用の演算処理部である。112はデジタルシグ
ナルプロセッサ用の乗算部である。
【0026】113,114および115はマイクロコ
ントローラおよびデジタルシグナルプロセッサの共有外
部入出力部(共有周辺入出力部)である。116はマイ
クロコントローラ用の命令コードアドレスバス(共有命
令メモリアドレスバス)である。117はデジタルシグ
ナルプロセッサ用の命令コードアドレスバス(共有命令
メモリアドレスバス)である。
【0027】118はマイクロコントローラ用の命令コ
ードデータバス(共有命令メモリデータバス)である。
119はデジタルシグナルプロセッサ用の命令コードデ
ータバス(共有命令メモリデータバス)である。120
はマイクロコントローラ用の共有データメモリデータバ
スである。
【0028】121はデジタルシグナルプロセッサ用の
共有データメモリデータバスである。122はデジタル
シグナルプロセッサ用のローカルデータメモリデータバ
スである。123はマイクロコントローラ用の命令解読
部である。
【0029】124はデジタルシグナルプロセッサ用の
命令解読部である。図2に共有命令メモリ101の構造
を示す。図2において、201および202は命令メモ
リ領域で、16ビット×Nの2面構造であり、複数のポ
ートを有している。203はマイクロコントローラ用の
命令メモリ管理部(特許請求の範囲におけるアクセス手
段を構成する)である。
【0030】204はデジタルシグナルプロセッサ用の
命令メモリ管理部(特許請求の範囲におけるアクセス手
段を構成する)である。205はマイクロコントローラ
用の命令メモリ最大アドレス値設定レジスタである。2
06はデジタルシグナルプロセッサ用の命令メモリ最小
アドレス値設定レジスタである。
【0031】207はマイクロコントローラ用の現在の
アドレス値と命令メモリ最大アドレス値設定レジスタ2
05の設定値とを比較する比較部である。208はデジ
タルシグナルプロセッサ用の現在のアドレス値と命令メ
モリ最小アドレス値設定レジスタ206の設定値とを比
較する比較部である。209はマイクロコントローラ用
の命令コードアドレスバスである。
【0032】210はデジタルシグナルプロセッサ用の
命令コードアドレスバスである。211はマイクロコン
トローラ用の命令コードデータバスである。212はデ
ジタルシグナルプロセッサ用の命令コードデータバスで
ある。図3に書き換え可能な共有データメモリ102の
構造を示す。図3において、301,302,303,
304は書き換え可能なデータメモリ領域で、各々16
ビット×N(Nは2のべき数が望ましい)ワードのセグ
メント単位の領域で、多面構造であり、複数のポートを
有している。
【0033】305はマイクロコントローラ用のデータ
メモリ管理部(特許請求の範囲におけるアクセス手段を
構成する)である。306はデジタルシグナルプロセッ
サ用のデータメモリ管理部(特許請求の範囲におけるア
クセス手段を構成する)である。307は共有データメ
モリセグメント単位選択値設定レジスタである。
【0034】308はマイクロコントローラ用の現在の
アドレス値と共有データメモリセグメント単位選択値設
定レジスタ307のセグメント選択値とを比較する比較
部である。309はデジタルシグナルプロセッサ用の現
在のアドレス値と共有データメモリセグメント単位選択
値設定レジスタ307のセグメント選択値とを比較する
比較部である。
【0035】310は共有データメモリアクセス状況フ
ラグレジスタ(特許請求の範囲におけるアクセス状況通
知手段を構成する)である。311はマイクロコントロ
ーラ用の共有データメモリデータバスである。312は
デジタルシグナルプロセッサ用の共有データメモリデー
タバスである。
【0036】313はマイクロコントローラ用の共有デ
ータメモリアドレスバスである。314はデジタルシグ
ナルプロセッサ用の共有データメモリアドレスバスであ
る。315はマイクロコントローラ用の共有データメモ
リ書き込み信号である。316はマイクロコントローラ
用の共有データメモリ読み出し信号である。
【0037】317はデジタルシグナルプロセッサ用の
共有データメモリ書き込み信号である。318はデジタ
ルシグナルプロセッサ用の共有データメモリ読み出し信
号である。図4に共有汎用レジスタ109の構造を示
す。図4において、401,402,403〜40Nは
汎用レジスタで、16ビット×N(Nは2のべき数が望
ましい)ワードの構成であり、複数のポートを有してい
る。
【0038】410はマイクロコントローラ用のレジス
タ選択部である。411はデジタルシグナルプロセッサ
用のレジスタ選択部である。412は共有汎用レジスタ
109のアクセス許可/禁止情報設定レジスタ(特許請
求の範囲におけるアクセス許可/禁止設定手段を構成す
る)で、各々の汎用レジスタ401,402,403〜
40Nがマイクロコントローラもしくはデジタルシグナ
ルプロセッサからアクセス可能かどうかを設定するレジ
スタである。
【0039】413はマイクロコントローラ用の共有デ
ータメモリデータバスである。414はデジタルシグナ
ルプロセッサ用の共有データメモリデータバスである。
415はマイクロコントローラ用の共有データメモリア
ドレスバスである。418はデジタルシグナルプロセッ
サ用の共有データメモリアドレスバスである。
【0040】416はマイクロコントローラ用の共有デ
ータメモリ書き込み信号である。417はマイクロコン
トローラ用の共有データメモリ読み出し信号である。4
19はデジタルシグナルプロセッサ用の共有データメモ
リ書き込み信号である。420はデジタルシグナルプロ
セッサ用の共有データメモリ読み出し信号である。
【0041】421は対応する汎用レジスタ401,4
02,403〜40Nがアクセスされたかどうかを示す
フラグレジスタである。図5に共有外部入出力部113
〜115の構成を示す。図5において、501は出力デ
ータバッファである。502は入力データバッファであ
る。
【0042】503は外部入出力制御部(特許請求の範
囲におけるアクセス手段を構成する)である。504は
共有外部入出力部113〜115の状態を示す状態保持
部である。505は共有外部入出力部113〜115の
マイクロコントローラおよびデジタルシグナルプロセッ
サからのアクセス許可/禁止情報を設定するアクセス許
可/禁止情報設定レジスタ(特許請求の範囲におけるア
クセス許可/禁止設定手段を構成する)である。
【0043】506は共有外部入出力部113〜115
の状態により演算処理装置に対し割り込みを発生させる
割り込み信号発生部(特許請求の範囲における割り込み
信号発生部を構成する)である。507は外部入出力端
子である。510はマイクロコントローラの共有データ
メモリデータバスである。
【0044】511はデジタルシグナルプロセッサの共
有データメモリデータバスである。512はマイクロコ
ントローラに対する共有外部入出力部割り込み信号であ
る。513はデジタルシグナルプロセッサに対する共有
外部入出力部割り込み信号である。
【0045】514は出力データバッファ501から外
部入出力端子507への出力データバスである。515
は外部入出力端子507から入力データバッファ502
への入力データバスである。516はマイクロコントロ
ーラからの共有外部入出力部選択信号である。
【0046】517はデジタルシグナルプロセッサから
の共有外部入出力選択信号である。518は外部入出力
信号である。以下に、マイクロコントローラおよびデジ
タルシグナルプロセッサの動作について詳しく説明す
る。 マイクロコントローラ:まず、マイクロコントローラの
命令は、そのアドレスが、図1の共有命令メモリポイン
タ104から、命令コードアドレスバス116、図2の
命令コードアドレスバス209を通り、図2の命令メモ
リ管理部203に入る。命令メモリ管理部203では、
命令コードアドレスバス209から入力されたアドレス
が、命令メモリ最大アドレス値設定レジスタ205に保
持されている命令メモリ最大アドレス設定値と比較し、
設定値以内であれば、そのままのアドレスを共有命令メ
モタ101の命令メモリ領域201,202のアドレス
として出力する。設定値を超えるアドレスと判断した場
合、それは、デジタルシグナルプロセッサに割り当てら
れた命令メモリ領域であり、プログラムの異常と判断
し、異常終了処理を実行するアドレスに変換される。命
令メモリ領域201,202では、アドレスに対応する
命令コードを命令コードデータバス211に命令コード
データとして出力し、図1の命令コードデータバス11
8を通り、命令解読部123に入る。命令解読部123
では、命令を解読し、命令に対応した処理を実行するよ
うに、対応する部位に命令を出力する。
【0047】マイクロコントローラ側からみた場合、命
令メモリ領域201,202は、命令メモリ領域201
に偶数ワード、命令メモリ領域202に奇数ワードの構
造になっており、命令コードアドレスバス209の最下
位ビットが、命令メモリ領域201/202の選択ビッ
トとなる。命令コードアドレスバス209に出力される
アドレスが、偶数の場合、命令メモリ領域201から対
応する命令コードデータが、命令コードデータバス21
1に出力され、命令メモリ領域202の命令コードデー
タバス211側の出力は、高インピーダンス状態とな
る。一方、命令コードアドレスバス209に出力される
アドレスが、奇数の場合、命令メモリ領域201の命令
コードデータバス211側の出力は、高インピーダンス
状態となり、命令メモリ領域202から対応する命令コ
ードデータが、命令コードデータバス211に出力され
る。
【0048】つぎに、マイクロコントローラの共有デー
タメモリ102へのアクセスは、そのアドレスが、図1
の共有データメモリポインタ106、図3の共有データ
メモリアドレスバス313を通り、図3のデータメモリ
管理部305に入る。データメモリ管理部305では、
共有データメモリアドレスバス313から入力されたア
ドレスと、共有データメモリセグメント単位選択値設定
レジスタ307に保持されている設定値とを比較部30
8で比較し、マイクロコントローラのアクセスが許可さ
れたアドレスであれば、そのまま共有データメモリ10
2のデータメモリ領域301〜304のアドレスとして
出力し、許可されていないアドレスであれば、共有デー
タメモリ102のデータメモリ領域301〜304への
アドレスの出力を停止する。また、この時に禁止セグメ
ントのアドレスをアクセスしようとしたことをフラグ等
で知らせることも可能とする。共有データメモリ102
のデータメモリ領域301〜304中の許可セグメント
のアドレスを書き込みアクセスした際、当該セグメント
の内容が変更されたことを通知するために、共有データ
メモリアクセス状況フラグレジスタ310のそのセグメ
ントに対応するフラグをセットする。このフラグをデジ
タルシグナルプロセッサからも読み出すことを可能にす
ることにより、共有データメモリ102上の共有のデー
タ、およびデータの処理を制御できる。
【0049】つまり、アクセス状況フラグをデジタルシ
グナルプロセッサからも読み出すことを可能にすること
により、共有データメモリ上の書き換えが実行されたセ
グメントを知ることができる。また、マイクロコントロ
ーラは、アクセスが許可された共有データメモリのセグ
メントをデジタルシグナルプロセッサに許可するようセ
グメント単位選択値設定レジスタの値を変更できる。こ
れらの動作により共有データメモリ上の共有のデータお
よびデータの処理を制御できる(データの受け渡しアク
セスの許可禁止のシーケンスは図6参照)。
【0050】アクセスが許可されたアドレスのデータ
は、データメモリ書き込み信号315およびデータメモ
リ読み出し信号316に従って書き込み処理、読み出し
処理の各々の処理が適宜実行される。マイクロコントロ
ーラの共有汎用レジスタ109へのアクセスは、共有デ
ータメモリ102と同様であり、図4の共有データメモ
リアドレスバス415を通してレジスタ指定信号がレジ
スタ選択部410に入力される。レジスタ選択部410
では、共有データメモリアドレスバス415を通ったレ
ジスタ指定信号で指定される汎用レジスタ401〜40
Nが、マイクロコントローラからのアクセスを許可して
いるかどうかを、アクセス許可/禁止情報設定レジスタ
412の内容とで比較し、アクセス可能であれば指定す
る汎用レジスタ401〜40Nへのアクセス信号を出力
する。許可されていない汎用レジスタ401〜40Nで
あれば、指定する汎用レジスタ401〜40Nへのアク
セス信号の出力を停止する。また、この時に禁止汎用レ
ジスタへアクセスしようとしたことをフラグ等で知らせ
ることも可能とする。アクセス許可された汎用レジスタ
401〜40Nは、データメモリ書き込み信号416お
よびデータメモリ読み出し信号417に従って書き込み
処理、読み出し処理の各々の処理が適宜実行される。
【0051】デジタルシグナルプロセッサ:まず、デジ
タルシグナルプロセッサの命令は、そのアドレスが、図
1の共有命令メモリポインタ105から、命令コードア
ドレスバス117、図2の命令コードアドレスバス21
0を通り、図2の命令メモリ管理部204に入る。命令
メモリ管理部204では、命令コードアドレスバス21
0から入力されたアドレスが、命令メモリ最小アドレス
値設定レジスタ206に保持されている命令メモリ最小
アドレス設定値と比較し、設定値以上であれば、そのま
まのアドレスを共有命令メモリ101の命令メモリ領域
201,202のアドレスとして出力する。設定値以下
のアドレスと判断した場合、それは、マイクロコントロ
ーラに割り当てられた命令領域であり、プログラムの異
常と判断し、異常終了処理を実行するアドレスに変換さ
れる。命令メモリ201,202では、アドレスに対応
する命令コードを命令コードデータバス212に命令コ
ードデータとして出力し、図1の命令コードデータバス
119を通り、命令解読部124に入る。命令解読部1
24では、命令を解読し、命令に対応した処理を実行す
るように、対応する部位に命令を出力する。
【0052】デジタルシグナルプロセッサ側からみた場
合、命令メモリ領域201,202は、命令メモリ領域
201に下位ワード、命令メモリ領域202に上位ワー
ドの構造になっており、命令コードアドレスバス209
のアドレスデータの値に対応した命令コードデータが、
命令メモリ領域201から16ビット、命令メモリ領域
202から16ビットの合わせて32ビットの命令コー
ドデータが命令コードデータバス212に出力される。
【0053】つぎに、デジタルシグナルプロセッサの共
有データメモリ102へのアクセスも、マイクロコント
ローラと同様に、そのアドレスが、図1の共有データメ
モリポインタ107、図3の共有データメモリアドレス
バス314を通り、図3のデータメモリ管理部306に
入る。データメモリ管理部306では、共有データメモ
リアドレスバス314から入力されたアドレスと、共有
データメモリセグメント単位選択値設定レジスタ307
に保持されている設定値とを比較部309で比較し、デ
ジタルシグナルプロセッサのアクセスが許可されたアド
レスであれば、そのままデータメモリ102のデータメ
モリ領域301〜304のアドレスとして出力し、許可
されていないアドレスであれば、共有データメモリ10
2へのアドレスの出力を停止する。また、この時に禁止
セグメントのアドレスをアクセスしようとしたことをフ
ラグ等で知らせることも可能とする。共有データメモリ
102のデータメモリ領域301〜304中の許可セグ
メントのアドレスを書き込みアクセスした際、当該セグ
メントの内容が変更されたことを通知するために、共有
データメモリアクセス状況フラグレジスタ310のその
セグメントに対応するフラグをセットする。このフラグ
をマイクロコントローラ4からも読み出すことを可能に
することにより、共有データメモリ102上の共有のデ
ータ、およびデータの処理を制御できる。
【0054】つまり、アクセス状況フラグをデジタルシ
グナルプロセッサからも読み出すことを可能にすること
により、共有データメモリ上の書き換えが実行されたセ
グメントを知ることができる。また、マイクロコントロ
ーラは、アクセスが許可された共有データメモリのセグ
メントをデジタルシグナルプロセッサに許可するようセ
グメント単位選択値設定レジスタの値を変更できる。こ
れらの動作により共有データメモリ上の共有のデータお
よびデータの処理を制御できる(データの受け渡しアク
セスの許可禁止のシーケンスは図6参照)。
【0055】アクセス許可されたアドレスのデータは、
データメモリ書き込み信号317およびデータメモリ読
み出し信号318に従って書き込み処理、読み出し処理
の各々の処理が実行される。デジタルシグナルプロセッ
サの共有汎用レジスタ109へのアクセスは、共有デー
タメモリ102と同様に、図4の共有データメモリアド
レスバス418を通してレジスタ指定信号がレジスタ選
択部411に入力される。レジスタ選択部411では、
共有データメモリアドレスバス418を通ったレジスタ
指定信号418で指定されるレジスタが、デジタルシグ
ナルプロセッサからのアクセスを許可しているかどうか
を、アクセス許可/禁止情報設定レジスタ412の内容
とで比較し、アクセス可能であれば指定する汎用レジス
タ401〜40Nへのアクセス信号を出力する。許可さ
れていない汎用レジスタ401〜40Nであれば、指定
する汎用レジスタ401〜40Nへのアクセス信号の出
力を停止する。また、この時に禁止汎用レジスタへアク
セスしようとしたことをフラグ等で知らせることも可能
とする。アクセスが許可された汎用レジスタ401〜4
0Nは、データメモリ書き込み信号418およびデータ
メモリ読み出し信号419に従って、書き込み処理、読
み出し処理の各々の処理が適宜実行される。
【0056】共有外部入出力部113〜115へのアク
セス:共有外部入出力部113〜115へのアクセスも
共有データメモリ102、共有汎用レジスタ109と同
様なアクセスとなる。マイクロコントローラが共有外部
入出力部113〜115をアクセスする場合、マイクロ
コントローラから図5の共有外部入出力部選択信号51
6が共有外部入出力部制御部503に入力される。共有
外部入出力部制御部503では共有外部入出力部113
〜115内のアクセス許可/禁止情報設定レジスタ50
5の内容を確認し、マイクロコントローラのアクセスが
許可されている場合には、マイクロコントローラの共有
データメモリデータバス510と出力データバッファ5
01、入力データバッファ502間のアクセスを実行さ
せる。また、同時にその結果により共有外部入出力部1
13〜115の状態を保持する状態保持部504を変更
する。共有外部入出力部113〜115の状態変化が割
り込み要因となる場合、割り込み信号発生部506でマ
イクロコントローラに対する共有外部入出力部割り込み
信号512を発生させる。マイクロコントローラのアク
セスが禁止されている場合には、実際の共有外部入出力
部113〜115へのアクセスは実行されない。しか
し、禁止されたアクセスが実行されたことを通知するフ
ラグの設定を行う。
【0057】デジタルシグナルプロセッサが共有外部入
出力部113〜115をアクセスする場合、デジタルシ
グナルプロセッサから図5の共有外部入出力部選択信号
517が共有外部入出力部制御部503に入力される。
共有外部入出力部制御部503では共有外部入出力部1
13〜115内のアクセス許可/禁止情報設定レジスタ
505の内容を確認し、デジタルシグナルプロセッサの
アクセスが許可されている場合には、デジタルシグナル
プロセッサの共有データメモリデータバス511と出力
データバッファ501、入力データバッファ502へ間
のアクセスを実行させる。また、同時にその結果により
共有外部入出力部113〜115の状態を保持する状態
保持部504を変更する。共有外部入出力部113〜1
15の状態変化が割り込み要因となる場合、割り込み信
号発生部506でデジタルシグナルプロセッサに対する
共有外部入出力部割り込み信号513を発生させる。デ
ジタルシグナルプロセッサのアクセスが禁止されている
場合には、実際の共有外部入出力部113〜115への
アクセスは実行されない。しかし、禁止されたアクセス
が実行されたことを通知するフラグの設定を行う。
【0058】演算処理依頼割り込み:マイクロコントロ
ーラからデジタルシグナルプロセッサに対し演算処理の
依頼割り込みを実行する場合のシーケンスを図6に示
す。 601;演算処理依頼側、本例の場合マイクロコントロ
ーラは依頼する処理内容および処理データを共有汎用レ
ジスタ109および共有データメモリ102に設定す
る。
【0059】本例では、図1の共有汎用レジスタ109
において、処理依頼する演算処理番号“k”を図4の汎
用レジスタ401に、演算処理を実行してほしいデータ
メモリ領域先頭番地“M”を図4の汎用レジスタ402
に、データ数“N”を図4の汎用レジスタ403に設定
し、図1の共有データメモリ102において“M”番地
以降、例えば図3の書き換え可能なデータメモリ領域3
02に“N”個のデータを設定する。
【0060】602;これらのデータの設定終了後、設
定した共有汎用レジスタ109(図4の汎用レジスタ4
01〜403)、共有データメモリ102(図3の書き
換え可能なデータメモリ領域302)を演算処理被依頼
側がアクセス可能となるように、図3の共有データメモ
リセグメント単位選択値設定レジスタ307および図4
のアクセス許可/禁止情報設定レジスタ412の内容を
変更する。
【0061】603;演算処理依頼側(マイクロコント
ローラ)は演算処理被依頼側(デジタルシグナルプロセ
ッサ)に対し割り込みを発生させる(特許請求の範囲に
おける割り込み手段に相当する)。 604;その後、演算処理依頼側(マイクロコントロー
ラ)は、別処理を実行させる。
【0062】605;演算処理被依頼側(デジタルシグ
ナルプロセッサ)は、主処理を実行中、演算処理依頼の
割り込みを受理する。 606;割り込みを実行する。割り込み処理の先頭で、
共有汎用レジスタ109の汎用レジスタ401,40
2,403の内容を確認し、共有データメモリ102の
書き換え可能なデータメモリ領域302のデータを使用
し、依頼された演算処理を実行する。
【0063】本例では、図4の汎用レジスタ401の演
算処理番号“k”の処理を図3の書き換え可能なデータ
メモリ領域302のアドレス“M”から“N”個のデー
タを用いて実行し、結果を図3の書き換え可能なデータ
メモリ領域302のアドレス“M”以降に書き込む。 607;演算終了を知らせるコードを図4の汎用レジス
タ401に設定する。
【0064】608;使用した共有汎用レジスタ109
(図4の汎用レジスタ401〜403)、共有データメ
モリ102(図3のデータメモリ領域302)を演算依
頼側がアクセス可能となるように、図3の共有データメ
モリセグメント単位選択値設定レジスタ307および図
4のアクセス許可/禁止情報設定レジスタ412の内容
を変更する。
【0065】609;割り込みを終了する。 610;演算処理被依頼側はもとの主処理を実行する。 611;演算処理依頼側は、図4の汎用レジスタ401
の処理終了コードをポーリングする(特許請求の範囲に
おける演算処理終了情報設定手段に相当する)。
【0066】612;依頼した演算処理が終了したこと
を確認後、次の処理へ移る。なお、デジタルシグナルプ
ロセッサからマイクロコントローラに対して演算処理の
依頼、割り込みをするのも同様に可能である。なお、上
記では、最も好ましい実施例の一つについて説明した
が、これに限らず、メモリ、汎用レジスタ、外部入出力
部の何れかが共有ではなく、個別に設けられているもの
も、実施例としてあげることができる。
【0067】
【発明の効果】請求項1ないし請求項8記載の複合演算
処理装置によれば、複数の独立した演算処理部で分割さ
れた各処理ブロックを同時に処理し、かつ、きわめて依
存度の高い複数の各処理ブロックを処理する複数の独立
した演算処理部の間の送受信を、共有したメモリおよび
共有汎用レジスタを使用することにより、実際のデータ
の転送を実行することなく行うことができるので、従来
まで複数の演算処理部が必要であった複雑な処理を必要
とする演算処理を、効率よく、安価なシステムで実現で
きる。つまり、効率の良いハードウエアで効率の良いソ
フトウエアを作成することができる。
【0068】請求項9および請求項10記載の複合演算
処理装置によれば、第1の演算処理部におけるある処理
ブロック内の過程で、第2の演算処理部に適した処理が
発生した時、他の演算処理部に対する割り込みという形
で演算の依頼を行い、依頼した演算が第2の演算処理部
で終了するまで、他の処理を実行することができ、依頼
した演算処理の演算結果は、共有メモリおよび共有汎用
レジスタ内に保持され、演算処理終了情報が設定される
ので、第1の演算処理部は、必要な時に、演算処理終了
情報を確認し、演算結果を読みとれば良く、第2の演算
処理部も、依頼された処理は割り込み内で処理され、依
頼された演算処理の終了時、演算結果と演算処理終了情
報を設定して主演算処理に戻れば良いので、従来まで複
数の演算処理部が必要であった複雑な処理を必要とする
演算処理を、効率よく、安価なシステムで実現できる。
つまり、効率の良いハードウエアで効率の良いソフトウ
エアを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の複合演算処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1における共有命令メモリの具体構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1における共有データメモリの具体構成を示
すブロック図である。
【図4】図1における共有汎用レジスタの具体構成を示
すブロック図である。
【図5】図1における共有外部入出力部の具体構成を示
すブロック図である。
【図6】図1の複合演算処理装置における演算処理依頼
割り込みシーケンスを示す概略図である。
【符号の説明】
101 共有命令メモリ 102 共有データメモリ 103 ローカルデータメモリ 104 共有命令メモリポインタ 105 共有命令メモリポインタ 106 共有データメモリポインタ 107 共有データメモリポインタ 108 ローカルデータメモリポインタ 109 共有汎用レジスタ 110 演算処理部 111 演算処理部 112 乗算部 113 共有外部入出力部 114 共有外部入出力部 115 共有外部入出力部 116 命令コードアドレスバス 117 命令コードアドレスバス 118 命令コードデータバス 119 命令コードデータバス 120 共有データメモリデータバス 121 共有データメモリデータバス 122 ローカルデータメモリデータバス 123 命令解読部 124 命令解読部 201 命令メモリ領域 202 命令メモリ領域 203 命令メモリ管理部 204 命令メモリ管理部 205 命令メモリ最大アドレス値設定レジスタ 206 命令メモリ最小アドレス値設定レジスタ 207 比較部 208 比較部 209 命令コードアドレスバス 210 命令コードアドレスバス 211 命令コードデータバス 212 命令コードデータバス 301 データメモリ領域 302 データメモリ領域 303 データメモリ領域 304 データメモリ領域 305 データメモリ管理部 306 データメモリ管理部 307 共有データメモリセグメント単位選択値設定
レジスタ 308 比較部 309 比較部 310 共有データメモリアクセス状況フラグレジス
タ 311 共有データメモリデータバス 312 共有データメモリデータバス 313 共有データメモリアドレスバス 314 共有データメモリアドレスバス 315 共有データメモリ書き込み信号 316 共有データメモリ読み出し信号 317 共有データメモリ書き込み信号 318 共有データメモリ読み出し信号 401 汎用レジスタ 402 汎用レジスタ 403 汎用レジスタ 40N 汎用レジスタ 410 レジスタ選択部 411 レジスタ選択部 412 アクセス許可/禁止情報設定レジスタ 413 共有データメモリデータバス 414 共有データメモリデータバス 415 共有データメモリアドレスバス 416 共有データメモリ書き込み信号 417 共有データメモリ読み出し信号 418 共有データメモリアドレスバス 419 共有データメモリ書き込み信号 420 共有データメモリ読み出し信号 421 フラグレジスタ 501 出力データバッファ 502 入力データバッファ 503 外部入出力制御部 504 状態保持部 505 アクセス許可/禁止情報設定レジスタ 506 割り込み信号発生部 507 外部入出力端子 510 共有データメモリデータバス 511 共有データメモリデータバス 512 共有外部入出力部割り込み信号 513 共有外部入出力部割り込み信号 514 出力データバス 515 入力データバス 516 共有外部入出力部選択信号 517 共有外部入出力部選択信号 518 外部入出力信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の独立した演算処理部と、複数ポー
    トを有し前記複数の演算処理部に接続された共有メモリ
    と、前記共有メモリを前記複数の演算処理部からアクセ
    スするための複数のアクセス手段と、前記各演算処理部
    からのアクセスの許可/禁止情報を前記共有メモリの一
    定範囲毎に設定するアクセス許可/禁止情報設定手段と
    を備え、前記複数のアクセス手段は前記アクセス許可/
    禁止情報設定手段の設定内容を参照しながらアクセスが
    許可されている範囲についてのみ前記共有メモリのアク
    セスを行うようにしたことを特徴とする複合演算処理装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の独立した演算処理部と、複数ポー
    トを有し前記複数の演算処理部に接続された共有汎用レ
    ジスタと、前記共有汎用レジスタを前記複数の演算処理
    部からアクセスするための複数のアクセス手段と、前記
    各演算処理部からのアクセスの許可/禁止情報を前記共
    有汎用レジスタの一定範囲毎に設定するアクセス許可/
    禁止情報設定手段とを備え、前記複数のアクセス手段は
    前記アクセス許可/禁止情報設定手段の設定内容を参照
    しながらアクセスが許可されている範囲についてのみ前
    記共有汎用レジスタのアクセスを行うようにしたことを
    特徴とする複合演算処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の独立した演算処理部と、複数ポー
    トを有し前記複数の演算処理部に接続された書き換え可
    能な共有メモリと、前記共有メモリを前記複数の演算処
    理部からアクセスするための複数のアクセス手段と、前
    記各演算処理部からのアクセス状況を前記共有メモリの
    一定範囲毎に他の演算処理部へ伝達するためのアクセス
    状況設定手段とを備え、前記複数のアクセス手段は前記
    アクセス状況設定手段の設定内容を参照しながら前記共
    有メモリのアクセスを行うようにしたことを特徴とする
    複合演算処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の独立した演算処理部と、前記複数
    の演算処理部に接続された複数の共有外部入出力部と、
    前記複数の共有外部入出力部を前記複数の演算処理部か
    らアクセスするための複数のアクセス手段と、前記各演
    算処理部からのアクセスを前記各共有外部入出力部毎に
    前記複数の演算処理部の中の一つだけが可能となるよう
    に設定するアクセス許可/禁止情報設定手段とを備え、
    前記複数のアクセス手段は前記アクセス許可/禁止情報
    設定手段の設定内容を参照しながら許可されている共有
    外部入出力部のアクセスを行うようにしたことを特徴と
    する複合演算処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の共有外部入出力部から複数の演算
    処理部への割り込み信号を、前記各共有外部入出力部に
    ついてそれぞれアクセス可能に設定された一つの演算処
    理部についてのみ供給する割り込み信号発生手段を設け
    たことを特徴とする請求項4記載の複合演算処理装置。
  6. 【請求項6】 演算処理の特徴が異なる複数の独立した
    演算処理部と、複数ポートを有し前記複数の演算処理部
    に接続された共有メモリと、複数ポートを有し前記複数
    の演算処理部に接続された共有汎用レジスタと、前記共
    有メモリおよび前記共有汎用レジスタを前記複数の演算
    処理部からアクセスするための複数のアクセス手段とを
    備えた複合演算処理装置。
  7. 【請求項7】 各演算処理部からのアクセスの許可/禁
    止情報を共有メモリおよび共有汎用レジスタの一定範囲
    毎にそれぞれ設定するアクセス許可/禁止情報設定手段
    を設け、複数のアクセス手段は前記アクセス許可/禁止
    情報設定手段の設定内容を参照しながらアクセスが許可
    されている範囲についてのみ前記共有メモリおよび前記
    共有汎用レジスタのアクセスを行うようにしたことを特
    徴とする請求項6記載の複合演算処理装置。
  8. 【請求項8】 共有メモリが書き換え可能な領域を有
    し、各演算処理部からのアクセス状況を前記共有メモリ
    の一定範囲毎に他の演算処理部へ伝達するためのアクセ
    ス状況設定手段を設け、複数のアクセス手段は前記アク
    セス状況設定手段の設定内容を参照しながら前記共有メ
    モリの書き換え可能な領域のアクセスを行うようにした
    ことを特徴とする請求項6または請求項7記載の複合演
    算処理装置。
  9. 【請求項9】 演算処理の特徴が異なる第1および第2
    の独立した演算処理部と、二つのポートを有し前記第1
    および第2の演算処理部に接続された共有メモリと、二
    つのポートを有し前記第1および第2の演算処理部に接
    続された共有汎用レジスタと、前記共有メモリおよび前
    記共有汎用レジスタを前記第1および第2の演算処理部
    からアクセスするための第1および第2のアクセス手段
    と、前記第1の演算処理部に設けられて前記第2の演算
    処理部に対して割り込みを発生する割り込み手段と、前
    記第2の演算処理部に設けられて前記割り込みによる演
    算処理の終了を前記第1の演算処理部に知らせるための
    演算処理終了設定手段とを備え、 前記第1の演算処理部は、演算処理の過程で前記第2の
    演算処理部での処理の方が適している演算が発生した
    時、前記割り込み手段により前記第2の演算処理部に対
    して演算処理の依頼を割り込みとして発生し、前記演算
    処理に必要なデータを引き数として共有汎用レジスタお
    よび共有メモリに格納し、 前記第2の演算処理部は、依頼された演算処理を前記引
    き数を用いて実行し、演算結果のデータを帰り数として
    前記共有汎用レジスタおよび前記共有メモリに格納し、
    前記演算処理終了設定手段により演算処理終了情報を設
    定するようにしたことを特徴とする複合演算処理装置。
  10. 【請求項10】 共有メモリが書き換え可能な領域を有
    し、第1および第2の演算処理部からのアクセスの許可
    /禁止情報を共有メモリおよび共有汎用レジスタの一定
    範囲毎にそれぞれ設定するアクセス許可/禁止情報設定
    手段を設け、前記第1および第2の演算処理部からのア
    クセス状況を前記共有メモリの一定範囲毎に前記第2お
    よび第1の演算処理部へ伝達するためのアクセス状況設
    定手段を設け、 複数のアクセス手段は、前記アクセス許可/禁止情報設
    定手段の設定内容を参照しながらアクセスが許可されて
    いる範囲についてのみ前記共有メモリおよび前記共有汎
    用レジスタのアクセスを行うとともに、前記アクセス状
    況設定手段の設定内容を参照しながら前記共有メモリの
    書き換え可能な領域のアクセスを行うようにし、 前記第1の演算処理部は、前記第2の演算処理部に対し
    演算の依頼をした場合に、引き数を前記共有汎用レジス
    タおよび前記共有メモリに設定した時に前記引き数の設
    定を完了したことを前記アクセス状況設定手段により設
    定するとともに、前記共有汎用レジスタおよび前記共有
    メモリのうち前記引き数を保持した領域の許可/禁止情
    報を前記アクセス許可/禁止情報設定手段により逆転さ
    せ、 前記第2の演算処理部は、依頼された演算処理を完了し
    た場合に前記帰り数を前記共有汎用レジスタおよび前記
    共有メモリに設定した時に前記帰り数の設定を完了した
    ことを前記アクセス状況設定手段により設定するととも
    に、前記共有汎用レジスタおよび前記共有メモリのうち
    前記帰り数を保持した領域の許可/禁止情報を前記アク
    セス許可/禁止情報設定手段により逆転させるようにし
    たことを特徴とする請求項9記載の複合演算処理装置。
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