JPH0882537A - 流量計の異常検出装置 - Google Patents

流量計の異常検出装置

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JPH0882537A
JPH0882537A JP6216988A JP21698894A JPH0882537A JP H0882537 A JPH0882537 A JP H0882537A JP 6216988 A JP6216988 A JP 6216988A JP 21698894 A JP21698894 A JP 21698894A JP H0882537 A JPH0882537 A JP H0882537A
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JP
Japan
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valve
flow rate
abnormality
flow
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP6216988A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kuwayama
秀樹 桑山
Shojiro Toyoda
昌二郎 豊田
Eiji Taya
英治 田谷
Atsuko Kanehira
敦子 兼平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Publication of JPH0882537A publication Critical patent/JPH0882537A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常検出が容易で、信頼性が向上し得る流量
計の異常検出装置を提供する。 【構成】 測定流体の流量を制御する弁と、該弁の弁開
度を制御するポジショナと、前記弁により制御された前
記測定流体の流量を検出する流量計本体とを具備する流
量計の異常検出装置において、予め使用条件下において
弁開度と流量との関係がキャリブレーションされた弁
と、ポジショナで検出或いは設定された前記弁の開度か
ら前記キャリブレーション結果に基づき推定される第1
の測定流量値と前記流量計本体で検出された第2の測定
流量値の差から当該流量計装置の系の異常の有無を判断
する判断手段とを具備したことを特徴とする流量計の異
常検出装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異常検出が容易で、信
頼性が向上し得る流量計の異常検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は従来より一般に使用されている従
来例の構成説明図で、例えば、「工業計測ハンドブッ
ク」(空気式計器編) 横河電機製作所編 東京電機大
学出版局発行 昭和41年12月10日発行 第2頁
図1・3に示されている。
【0003】図3において、1は測定流体2が流れる管
路である。3は測定流体の流量を制御する弁、4は弁3
の弁開度を制御するポジショナである。5はポジショナ
4をコントロールするコントローラである。6は、弁3
により制御された測定流体の流量を検出し、検出信号を
コントローラ5に送る流量計本体で、この場合は、差圧
伝送器が使用されている。
【0004】以上の構成において、管路1に測定流体2
が流れると、流量計本体6は測定流体2の流量を測定す
る。流量計本体6の流量測定信号は、コントローラ5に
送られ、目標値と比較され、調節信号がバルブポジショ
ナー4に送られ、弁3の開閉が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、弁3,バルブポジショナー4,流量
計本体6に異常があった時でも、流量計本体6の出力が
振切れるほどの流量の大変動が生じた場合や、定期点検
等の点検をした場合には異常が検知出来るが、多くの場
合は、異常検出が困難である。
【0006】本発明は、この問題点を、解決するもので
ある。本発明の目的は、異常検出が容易で、信頼性が向
上し得る流量計の異常検出装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、測定流体の流量を制御する弁と、該弁の
弁開度を制御するポジショナと、前記弁により制御され
た前記測定流体の流量を検出する流量計本体とを具備す
る流量計の異常検出装置において、予め使用条件下にお
いて弁開度と流量との関係がキャリブレーションされた
弁と、ポジショナで検出或いは設定された前記弁の開度
から前記キャリブレーション結果に基づき推定される第
1の測定流量値と前記流量計本体で検出された第2の測
定流量値の差から当該流量計装置の系の異常の有無を判
断する判断手段とを具備したことを特徴とする流量計の
異常検出装置を構成したものである。
【0008】
【作用】以上の構成において、弁の弁開度とキャリブレ
ーションデータより第1の測定流量値を推定する。流量
計本体で管路の実際の流量を測定して、第2の測定流量
値を求める。判断手段で、第1の測定流量値と第2の測
定流量値の差から装置の系の異常の有無を判断する。以
下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部構成説明図で
ある。図において、図3と同一記号の構成は同一機能を
表わす。以下、図3と相違部分のみ説明する。
【0010】21は予め使用条件下において弁開度と流
量との関係がキャリブレーションされた弁である。22
は、ポジショナ4で検出或いは設定された弁の開度から
キャリブレーション結果に基づき推定される第1の測定
流量値と、流量計本体6で検出された第2の測定流量値
の差から、当該流量計装置の系の異常の有無を判断する
判断手段である。
【0011】この場合は、ポジショナ4は弁21の弁開
度を制御すると共に、上位のコントローラ5に弁開度を
伝える機能を有するインテリジェントポジショナーが使
用されている。なお、上位のコントローラ5に弁開度を
伝える機能を有しない、通常のポジショナを使用しても
良い。
【0012】以上の構成において、弁21の弁開度とキ
ャリブレーションデータより第1の測定流量値Q1を推
定する。流量計本体6で管路1の実際の流量を測定し
て、第2の測定流量値Q2を求める。判断手段で、第1
の測定流量値Q1と第2の測定流量値Q2の差から装置
の系の異常の有無を判断する。
【0013】具体的には、図2に示す如く、 (1)実際のプロセス条件において弁開度と流量の関係
をキャリブレーションする。 (2)プロセスの流れ条件(上流圧、下流圧、流体温
度)のばらつきより、バルブ弁開度から推測する流量の
最大誤差を計算し、弁開度より推測した流量と流量計本
体6から算出した流量の差がどの程度大きければ異常と
するかの設定値(E1)を決める。
【0014】(3)弁開度とキャリブレーションデータ
より流量(Q1)を推定する (4)上記で求めた流量(Q1)と流量計本体6より算
出した流量(Q2)の差(E2)を求める。 (5)|E1|>|E2|の場合、異常ありと判定手段
22で判断する。|E1|<|E2|の場合、異常なし
と判定手段22で判断する。
【0015】上記動作の原理を以下に示す。流量計本体
6から算出した流量Q2と、弁21の開度から推測した
流量Q1の誤差要因は次の様なものがある。 流量計本体6の測定誤差:±1%程度 ポジショナーの精度による弁開度誤差:1.5%程度
【0016】弁開度と流量のキャリブレーション誤
差:バルブの生の流量特性とか校正点数によって異なる
が、校正点を増やしていけばゼロに近づけることができ
る。 キャリブレーション時と流れ条件が変化したことによ
るバルブ弁開度から推定する流量の誤差:条件の変化が
推定出来ていれば算出可
【0017】従って、流量計本体6から算出した流量Q
2と、弁開度から推測した流量Q1の誤差εは次式で表
される。 ε=ε+ε+ε+ε ……(1) ε:差圧式流量計の誤差 ε:ポジショナーの精度による弁開度誤差 ε:弁開度と流量のキャリブレーション誤差 ε:キャリブレーション時と流れ条件が変化したこと
による弁開度から推定する流量誤差 である。
【0018】上式においてε、ε、εの大きさは
おおよそ見当がつくのでεの大きさが分ればεの最大
値が予想できる。従って、弁開度から推測した流量Q1
と流量計本体6から算出した流量の差が予想したεの最
大値より大きい場合はその系に何らかの異常があるもの
と判断できる。
【0019】εの値は流体が液体の時はほとんどの場
合、次式が成立つ。 ε = dQ/Q ≒0.5×d(Δp)/Δp ……(2) Q:流量 Δp:バルブ前後の圧力差である。 故にプロセスでのバルブ前後の圧力差のばらつきがわか
っていれば、εの値が算出でき、εの最大値が予想で
きる。
【0020】この結果、本発明によれば、バルブ弁21
の開度から推測した流量と、流量計本体6で測定した流
量とを比較することで、その系の異常検知をするように
したので、ラインを止める事も、作業員が現場に赴いて
点検する事もなく、系の異常検知ができるようになるの
で、メンテナンスも楽になり、また信頼性もを向上でき
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、測定流
体の流量を制御する弁と、該弁の弁開度を制御するポジ
ショナと、前記弁により制御された前記測定流体の流量
を検出する流量計本体とを具備する流量計の異常検出装
置において、予め使用条件下において弁開度と流量との
関係がキャリブレーションされた弁と、ポジショナで検
出或いは設定された前記弁の開度から前記キャリブレー
ション結果に基づき推定される第1の測定流量値と前記
流量計本体で検出された第2の測定流量値の差から当該
流量計装置の系の異常の有無を判断する判断手段とを具
備したことを特徴とする流量計の異常検出装置を構成し
た。
【0022】この結果、本発明によれば、バルブ弁の開
度から推測した流量と、流量計本体で測定した流量とを
比較することで、その系の異常検知をするようにしたの
で、ラインを止める事も、作業員が現場に赴いて点検す
る事もなく、系の異常検知ができるようになるので、メ
ンテナンスも楽になり、また信頼性もを向上できる。
【0023】従って、本発明によれば、異常検出が容易
で、信頼性が向上し得る流量計の異常検出装置実現する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の動作説明図である。
【図3】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【符号の説明】
1…管路 2…測定流体 4…バルブポジショナー 5…コントローラ 6…流量計本体 21…弁 22…判断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼平 敦子 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定流体の流量を制御する弁と、該弁の弁
    開度を制御するポジショナと、前記弁により制御された
    前記測定流体の流量を検出する流量計本体とを具備する
    流量計の異常検出装置において、 予め使用条件下において弁開度と流量との関係がキャリ
    ブレーションされた弁と、 ポジショナで検出或いは設定された前記弁の開度から前
    記キャリブレーション結果に基づき推定される第1の測
    定流量値と前記流量計本体で検出された第2の測定流量
    値の差から当該流量計装置の系の異常の有無を判断する
    判断手段とを具備したことを特徴とする流量計の異常検
    出装置。
JP6216988A 1994-09-12 1994-09-12 流量計の異常検出装置 Pending JPH0882537A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005516192A (ja) * 2002-01-16 2005-06-02 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー 流量測定モジュールと方法
JP2007071558A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2013246526A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Chugoku Electric Power Co Inc:The 流量制御系の異常検出システム

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