JPH0882477A - 含水有機物用乾燥装置 - Google Patents

含水有機物用乾燥装置

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JPH0882477A
JPH0882477A JP6243452A JP24345294A JPH0882477A JP H0882477 A JPH0882477 A JP H0882477A JP 6243452 A JP6243452 A JP 6243452A JP 24345294 A JP24345294 A JP 24345294A JP H0882477 A JPH0882477 A JP H0882477A
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JP
Japan
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organic matter
wall
heat
water
doctor
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JP6243452A
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Inventor
Yoshimi Shinohara
好美 篠原
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Shinohara Seiki KK
Original Assignee
Shinohara Seiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期の使用に際しても熱伝導効率が劣化する
ことがなく、水分を含有した有機物を、自身の発酵熱又
は/及び酸化熱を利用して乾燥する乾燥装置を得る。 【構成】 余剰汚泥,畜糞,鶏糞,パルプ及びその残
渣,食品残渣等の水分を含有した有機物の発酵熱又は/
及び酸化熱を利用した乾燥機であって、内部に有機物を
気密保持し、水平にした回転軸を中心に回動可能な円筒
状の缶体と、乾燥処理初期に缶体を加熱する加熱手段
と、缶体内部を減圧状態に保持する吸引手段と、缶体内
部の減圧状態を維持したまま外気を有機物に供給する給
気手段と、缶体内部で発生した余剰熱を取出す熱交換手
段と、缶体の円柱面内壁に当接して側壁に付着した有機
物を掻き取る掻取手段とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば余剰汚泥,畜糞,
鶏糞,パルプ及びその残渣,食品残渣等の水分を含有し
た有機物を、自身の発酵熱及び酸化熱を利用して乾燥す
る乾燥装置に関し、特に長期の使用に際しても熱伝導効
率が劣化することのない乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、汚泥、家畜糞尿等の比較的高
含水率の原料を発酵、乾燥させて堆肥(コンポスト)化
する装置に関しては、出願人は実開昭58−42140
号、特開昭58−204893号、実公平2−3041
9号等の多くの提案をなしてきた。これらの提案に係る
技術は、各々見張るべき効果を上げている。
【0003】ところで、先の提案は、汚泥、家畜糞尿等
の比較的高含水率の原料を発酵、乾燥させて堆肥化する
ことを目的としている。この堆肥化に要する時間は、最
も条件のよい時には、10時間以内という驚異的な短時
間で可能となっているが、原料の含水率の不均一による
処理時間の変動、これに伴う堆肥の処理ロット毎の不均
一性が一部に問題となっている。
【0004】また、汚泥、家畜糞尿等の原料の排出量の
急激な増加には、この短時間での堆肥化も追い付かない
場合もあった。この場合には、堆肥化装置の増設又は大
型化するしか解決の方法がないのが現状である。一方、
高含水率の原料の完全な堆肥化を行わずとも、高含水率
の原料の乾燥を行うことで、汚泥、家畜糞尿等の原料の
排出量の急激な増加に対応する要望もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水分を含有
した有機物を、自身の発酵熱及び酸化熱を利用して乾燥
する乾燥装置を得ることを目的とし、特に長期の使用に
際しても熱伝導効率が劣化することのない乾燥装置を得
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本請求項1に記載された
発明に係る含水有機物用乾燥装置では、余剰汚泥,畜
糞,鶏糞,パルプ及びその残渣,食品残渣等の水分を含
有した有機物の発酵熱及び酸化熱を利用した乾燥機であ
って、内部に有機物を気密保持し、水平にした回転軸を
中心に回動可能な円筒状の缶体と、乾燥処理初期に缶体
を加熱する加熱手段と、缶体内部を減圧状態に保持する
吸引手段と、缶体内部の減圧状態を維持したまま外気を
有機物に供給する給気手段と、缶体内部で発生した余剰
熱を取出す熱交換手段と、缶体の円筒面内壁に当接して
側壁に付着した有機物を掻き取る掻取手段とを備えたも
のである。
【0007】本請求項2に記載された発明に係る含水有
機物用乾燥装置では、請求項1に記載の含水有機物用乾
燥装置において、前記掻取手段が、缶体の円筒面内壁に
当接するドクタブレードと、このドクタブレードを保持
するドクタホルダと、このドクタホルダを軸支するドク
タ支持部と、ドクタブレードの刃先を缶体の円筒面内壁
に押圧する押圧手段とを備えたものである。
【0008】本請求項3に記載された発明に係る含水有
機物用乾燥装置では、請求項1に記載の含水有機物用乾
燥装置において、前記缶体の円筒面内壁の予め定められ
た箇所に配置された窪み状のポケットを備えたものであ
る。
【0009】本請求項4に記載された発明に係る含水有
機物用乾燥装置では、請求項1に記載の含水有機物用乾
燥装置において、前記缶体内の側壁の予め定められた箇
所に缶体の回動方向に沿って配置された切刃を備えたも
のである。
【0010】本請求項5に記載された発明に係る含水有
機物用乾燥装置では、余剰汚泥,畜糞,鶏糞,パルプ及
びその残渣,食品残渣等の水分を含有した有機物の発酵
熱及び酸化熱を利用した乾燥機であって、内部に有機物
を気密保持し、水平にした回転軸を中心に回動可能な円
筒状の缶体と、乾燥処理初期に缶体を加熱する加熱手段
と、缶体内部を減圧状態に保持する吸引手段と、缶体内
部の減圧状態を維持したまま外気を有機物に供給する給
気手段と、缶体内部で発生した余剰熱を取出す熱交換手
段と、缶体の円筒面内壁に当接するドクタブレードと、
このドクタブレードを保持するドクタホルダと、このド
クタホルダを軸支するドクタ支持部と、ドクタブレード
の刃先を前記缶体内壁に押圧する押圧手段とを含み、缶
体の円筒面内壁に当接して側壁に付着した有機物を掻き
取る掻取手段と、缶体の円筒面内壁の予め定められた箇
所に配置された窪み状のポケットと、缶体の円筒面内壁
の予め定められた箇所に配置された缶体の回動方向に沿
って配置された切刃とを備えたものである。
【0011】
【作用】本発明においては、余剰汚泥,畜糞,鶏糞,パ
ルプ及びその残渣,食品残渣等の水分を含有した有機物
の発酵熱及び酸化熱を利用した乾燥機であって、内部に
有機物を気密保持し、水平にした回転軸を中心に回動可
能な円筒状の缶体と、乾燥処理初期に缶体を加熱する加
熱手段と、缶体内部を減圧状態に保持する吸引手段と、
缶体内部の減圧状態を維持したまま外気を有機物に供給
する給気手段と、缶体内部で発生した余剰熱を取出す熱
交換手段と、缶体の円筒面内壁に当接して側壁に付着し
た有機物を掻き取る掻取手段とを備えたものであるた
め、水分を含有した有機物を、自身の発酵熱及び酸化熱
を利用して乾燥することができ、長期の使用に際しても
熱伝導効率が劣化することがない。
【0012】即ち、吸引手段と給気手段とにより、減圧
状態を維持するため、含有された水分が良好に蒸発す
る。しかも有機物には空気が送り込まれるため、加熱手
段によって初発から発酵に関与する微生物の有機物の分
解(即ち、発酵)による発酵熱や、有機物の酸素との化
学的な結合(即ち、酸化)による酸化熱を発生させるこ
とによって、これが含有された水分の蒸発のための熱と
なり、含水有機物を良好に乾燥することができる。
【0013】また、乾燥処理初期には加熱手段によって
加熱され、発酵熱や酸化熱の余剰熱が発生した場合に
は、熱交換手段により取出されるが、掻取手段によって
付着した有機物を掻き取るため、長期に渡って付着した
有機物が余剰熱の伝導を阻害することなく、長期の使用
に際しても熱伝導効率が劣化することがない。
【0014】尚、本装置で用いる水分を含有した有機物
とは、具体的には、余剰汚泥,畜糞,鶏糞,パルプ及び
その残渣,食品残渣等の比較的高い水分を含有した有機
物であるが、特に高温加熱を行うならば、表面をプラス
チックコートした紙類も乾燥処理可能である。
【0015】また、好ましいことに、表面をプラスチッ
クコートした紙類は、攪拌されながら乾燥されるため、
プラスチックコートが紙と分離し、しかも、プラスチッ
クの粒状となって乾燥されるため、乾燥後のプラスチッ
クと紙との分離が容易に行われることとなる。
【0016】尚、缶体を加熱する加熱手段としては、温
熱ボイラー(60〜90℃),蒸気ボイラー(100〜
160℃),熱媒ボイラー(0〜130℃,0〜300
℃)等が使用できる。尚、蒸気ボイラーでは発酵熱・酸
化熱による余剰熱を有効利用する際に、別の熱交換手段
を必要とするため、好ましくは熱媒ボイラーが、高温加
熱を容易に行い、しかも余剰熱を有効利用する際の熱交
換手段として用いることができる。
【0017】また、吸引手段で吸引した缶体内部の空気
には含水有機物や発酵の際の臭気があるため、吸引手段
には、好ましくは物理的・化学的脱臭法を用いて排気中
の臭気を脱臭する脱臭手段が連通される。好ましくは、
溶岩石に水を散布して溶岩石表層面及び気孔中に細菌を
繁殖させて脱気する溶岩石脱臭や、土中に形成された排
気口に排気を排出して土中の細菌によって臭気を分解す
る土壌脱臭等が用いられる。
【0018】具体的には、溶岩石脱臭とは、脱臭塔に溶
岩石を充填し、これに水を散布して溶岩石表層面及び気
孔中に細菌を繁殖させて脱気するものである。この溶岩
脱臭塔に塔下部から排気と曝気とを通し上部で放出して
いる。溶岩石には、多数の気孔が形成されており、この
溶岩石の気孔が臭気を封じ込める。また、溶岩石は永久
的に使用が可能である。また、土壌脱臭とは、土中に幾
つもの排気口を形成した配管を埋設し、排気口から排出
される排気が土中の細菌によって臭気を分解するもので
ある。
【0019】更に、本発明では、掻取手段として、具体
的には缶体の円筒面内壁に当接するドクタブレードと、
このドクタブレードを保持するドクタホルダと、このド
クタホルダを軸支するドクタ支持部と、ドクタブレード
の刃先を缶体の円筒面内壁に押圧する押圧手段とを備え
たものである。これによって、常に缶体の円筒面内壁に
掻き取り用のドクタブレードを当接させることができ、
ブレードの調節も容易である。
【0020】また、本発明では、缶体の円筒面内壁の予
め定められた箇所に配置された窪み状のポケットを更に
備えたものであるため、通常は、缶体の円筒面内壁の下
部に留まっている有機物の一部がポケット内に入り込
み、缶体の回動に伴いポケット内に入り込んだ有機物が
上方に運ばれ、自重によってこれが上方から缶体の円筒
面内壁の下部に落下する。落下した有機物は、落下時の
衝撃により他の有機物と良好に混ざり合う。この際に、
缶体内の空気が良好に供給され、有機物の発酵及び酸化
を促す。
【0021】更に、本発明では、缶体の円筒面内壁の予
め定められた箇所に缶体の回動方向に沿って配置された
切刃を備えたものであるため、缶体の円筒面内壁の下部
に留まっている有機物を切刃で切断しながら、有機物を
混合させることができる。従って、長繊維を多量に含む
有機物であっても、良好な発酵及び酸化を促すことがで
きる。
【0022】また、本発明の好ましい例としては、内部
に有機物を気密保持し、水平にした回転軸を中心に回動
可能な円筒状の缶体と;乾燥処理初期に缶体を加熱する
加熱手段と;缶体内部を減圧状態に保持する吸引手段
と;缶体内部の減圧状態を維持したまま外気を有機物に
供給する給気手段と;缶体内部で発生した余剰熱を取出
す熱交換手段と;缶体の円筒面内壁に当接するドクタブ
レードと、このドクタブレードを保持するドクタホルダ
と、このドクタホルダを軸支するドクタ支持部と、ドク
タブレードの刃先を前記缶体内壁に押圧する押圧手段と
を含み、缶体の円筒面内壁に当接して側壁に付着した有
機物を掻き取る掻取手段と;缶体の円筒面内壁の予め定
められた箇所に配置された窪み状のポケットと;缶体の
円筒面内壁の予め定められた箇所に配置された缶体の回
動方向に沿って配置された切刃とを備えたものである。
【0023】従って、水分を含有した有機物を、自身の
発酵熱及び酸化熱を利用して乾燥することができる。ま
た、掻取手段によって、常に缶体の円筒面内壁に掻き取
り用のドクタブレードを当接させることができ、ブレー
ドの調節も容易であり、長期の使用に際しても熱伝導効
率が劣化することがない。更に、ポケットによって、缶
体の回動に伴いポケット内に入り込んだ有機物が上方に
運ばれ、これが落下する。落下した有機物は、落下時の
衝撃により他の有機物と良好に混ざり合う。この際に、
缶体内の空気が良好に供給され、有機物の発酵及び酸化
を促す。また、切刃によって、長繊維を多量に含む有機
物であっても、良好な発酵及び酸化を促すことができ
る。
【0024】尚、切刃によって掻取手段のドクタブレー
ドの掻き取りを阻害しないように、ドクタブレードには
切刃が通過する間隙を設ける。従って、この間隙を通過
する際に、切刃に付着した有機物のそぎ取りも行うこと
ができ、長期の使用によっても、切刃の効力が損なわれ
ることがない。
【0025】
【実施例】図1は本発明の含水有機物用乾燥装置の一実
施例の構成を示す説明図である。図2は図1の缶体の正
面の断面構成を示す説明図である。図3は図2の側面の
断面構成を示す説明図であり、a図は側面断面図であ
り、b図は要部の構成を示す説明図である。図4は図2
の要部の構成を示す説明図である。
【0026】図1に示す通り、本発明の含水有機物用乾
燥装置は、内部に有機物を気密保持し、水平にした中心
軸を中心に回動する円筒状の缶体(1) を中心に構成され
ている。缶体(1) は円筒面を構成する円筒壁(11)と、こ
の母線に交わって互いに平行な2つの円板状の側壁(12
a) (12b) とから構成されている。円筒壁(11)に有機物
を投入する投入口(13)を備えた缶体(1) は、電動機(14)
とギア(15)とを介して缶体(1) 円筒壁(11)の下部に設け
られた2つの案内ロール(16)上を回動可能に設けられて
いる。尚、缶体(1) 内の有機物の排出は投入口(13)を下
方にして、缶体(1) 下方の受け口(29)から排出する。
【0027】この缶体(1) の円筒壁(11)は、図2に示す
通り、二重構造になっており、二重構造の内部には、乾
燥処理初期に缶体(1) を加熱する熱媒ボイラー(加熱手
段)(3) から缶体(1) の円板状の側壁(12a) に連結され
た一方の中心軸上にあるロータリージョイント(17)を介
して熱媒が循環する循環経路(31)を構成し、熱媒は循環
経路(31)中に配置した循環ポンプ(32)によって循環され
る。尚、(33)は熱媒ボイラー(3) の燃料タンクであり、
(34)は熱媒ボイラー(3) のシスターンタンクである。
【0028】また、図2に詳しく示す通り、円板状の側
壁(12b) を貫通して缶体(1) 内部に達して不回動(固
定)の他方の中心軸(18)には、缶体(1) 内部の上方位置
に固定された吸引口(41)に連通した吸引ポンプ(吸引手
段)(4) と、缶体(1) 内部の減圧状態を維持しつつ吸気
配管(52)から外気を缶体(1) 内部の斜め下方位置に固定
された給気ノズル(給気手段)(5) とが備わっている。
尚、吸気配管(52)には、電磁弁の切換えによって、外気
とコンプレッサー(53)との切換えを行うことができる。
【0029】給気ノズル(5) は缶体(1) の中心軸(18)に
沿って7枚の立設された補強板(19)に各々配設され、缶
体の円筒壁(11)の下部に留まっている有機物に外気を給
気する。尚、有機物は缶体(1) の回動によって若干回動
進行方向にずれて留まる。従って、給気ノズル(5) は回
動進行方向に斜めに傾斜させた下方位置に固定される。
【0030】また、吸引ポンプ(4) に連通する吸引配管
(42)は、途中の熱交換機(6) によって排気中の熱交換が
行われ、缶体(1) 内部の熱を有効に利用することができ
る。得られた熱は、吸気配管(52)内の外気の温度を上げ
ても良く、温湯として他の施設に熱を利用しても良い。
【0031】吸引配管(42)には、更に、吸引ポンプ(4)
に至る手前に、セパレータ(43)を設けられている。これ
は、熱を奪われた排気中の水を取り除き、更に、排気と
共に吸引された細かな有機物を除去を目的とするもので
ある。セパレータ(43)を通過した排気は吸引ポンプ(4)
を経て、脱臭塔(44)で更に脱臭される。
【0032】即ち、吸引ポンプ(4) で排出される排気
は、臭気を帯びている場合が多いので、脱臭塔(44)によ
って脱臭して放出されることが好ましい。脱臭塔(44)と
しては、溶岩石脱臭を用いている。溶岩石脱臭とは、脱
臭塔に溶岩石を充填し、塔下部から排気と曝気とを通
し、塔上部で放出している。
【0033】内部に充填された溶岩石には、多数の気孔
が形成されており、この溶岩石の気孔が臭気を封じ込め
る。また、溶岩石は永久的に使用が可能である。尚、脱
臭塔(44)内から発生した液体は、セパレータ(43)の処理
液と共に薬注ポンプ(46)と曝気ポンプ(47)とを備えた水
処理タンク(45)で処理されて放流される。尚、(49)はセ
パレータ(43)の処理液を水処理タンク(45)に送るポンプ
である。
【0034】以上のように、この乾燥装置は、密閉でき
る構造の缶体の内部に、含水有機物を投入し、この含水
有機物を缶体の回動で攪拌しながら乾燥処理初期では加
熱し、更に水分の発散を容易にするために吸引ポンプに
より内部の空気及び蒸気を吸引除去して内部の空気圧を
減少させ、且つ排出空気と熱交換して暖められた空気
を、缶体内部を一定の負圧に保ったまま原料に吹き付け
るように吸入する。
【0035】即ち、この乾燥装置では、吸引ポンプ(4)
で缶体(1) 内部の圧力を減圧状態にし、給気ノズル(5)
によって、この減圧状態を維持しながら、含水有機物を
乾燥させるものであるため、含水有機物中の水分の沸点
は、例えば−400mmHgであれば、80℃程度に下
がる。
【0036】このため、含有された水分が良好に蒸発す
る。しかも有機物には空気が送り込まれるため、加熱手
段によって初発から発酵に関与する微生物の有機物の分
解(即ち、発酵)による発酵熱や、有機物の酸素との化
学的な結合(即ち、酸化)による酸化熱を発生させるこ
とによって、これが含有された水分の蒸発のための熱と
なり、含水有機物を良好に乾燥することができる。
【0037】例えば、乾燥処理初期に60℃程度に加熱
すると、発酵に関与する微生物が含水有機物を分解し
て、乾燥処理後半で最適な条件では90℃前後の発酵熱
及び酸化熱を出し、乾燥・堆肥化を行うことができる。
そのため、本実施例の乾燥装置では、乾燥処理後半の含
水有機物の発熱によって発生した余剰熱は、缶体の円筒
壁(11)に連通された熱媒ボイラー(3) から取出して、他
の施設に熱媒体として送り出すこともできる。また、吸
引ポンプに連通された熱交換機で行ってもよい。このた
め、使用燃料の量と水分蒸散の熱効率は極めて高い。
【0038】ところで、このような乾燥装置では、缶体
(1) の円筒壁(11)に有機物が付着し、これが長期に渡っ
て使用すると、乾燥処理初期の熱媒ボイラーからの加熱
や、乾燥処理後半の発酵熱及び酸化熱の余剰熱の熱媒ボ
イラーからの回収の効率が劣化する。従って、缶体(1)
内壁に有機物が付着しないようにしなければならない。
このため、図2,3に示す通り、缶体の円筒壁(11)に当
接して側壁に付着した有機物を掻き取る掻取手段(2) が
備えられている。
【0039】この掻取手段(2) は、図4に詳しく示す通
り、缶体(1) の円筒壁(11)に当接するドクタブレード(2
1)がドクタホルダ(22)に保持されている。このドクタホ
ルダ(22)は中心軸から斜め上方に伸ばされたドクタ支持
部(23)で軸支されている。ドクタブレード(21)の刃先は
ドクタ支持部(23)を支点にして角度が変えられ、ドクタ
ホルダ(22)にはドクタ支持部(23)を挟んでほぼ対向する
位置に2本の加圧調整スプリング(押圧手段)(24)が設
けられ、ドクタブレード(21)の刃先を缶体の円筒壁(11)
に押圧している。
【0040】これによって、ドクタブレード(21)は常に
缶体(1) の円筒壁(11)に当接され、回動する缶体の円筒
壁(11)の付着した有機物を掻き取るため、長期に渡って
付着した有機物が余剰熱の伝導を阻害することなく、長
期の使用に際しても熱伝導効率が劣化することがない。
また、ブレード(21)の調節も容易である。
【0041】また、缶体(1) の円筒壁(11)には、1/4
周の間隔で列状に窪み状のポケット(25)が配置されてい
る。このポケット(25)は、図3のb図に示す通り、ほぼ
正方形の平面を有し、一つの対角線が回動方向に沿った
方向に配されており、ポケット(25)内に入り込んだ有機
物が上方に運ばれた際に落下し易いように、ポケット(2
5)の4つの内側壁は若干傾斜して構成されている。
【0042】通常は、缶体(1) の円筒壁(11)の下部に留
まっている有機物の一部がポケット(25)内に入り込み、
缶体の回動に伴いポケット内に入り込んだ有機物が上方
に運ばれ、自重によってこれが上方から缶体の円筒壁(1
1)の下部に落下する。落下した有機物は、落下時の衝撃
により他の有機物と良好に混ざり合う。この際に、缶体
内の空気が良好に供給され、有機物の発酵及び酸化を促
す。
【0043】更に、缶体(1) の円筒壁(11)には、周方向
に隣接するポケット(25)の間に1/4周の間隔で、缶体
の回動方向に沿って配置された切刃(26)が垂設されてい
る。缶体(1) 内の円筒壁(11)の下部に留まっている有機
物を切刃(26)で切断しながら、有機物を混合させること
ができる。従って、長繊維を多量に含む有機物であって
も、良好な発酵及び酸化を促すことができる。
【0044】尚、切刃(26)によってドクタブレード(21)
の掻き取りを阻害しないように、ドクタブレード(21)に
は切刃(26)が通過する間隙(27)が設けられる。従って、
この間隙(27)を通過する際に、切刃(26)に付着した有機
物のそぎ取りも行うことができ、長期の使用によって
も、切刃(26)の効力が損なわれることがない。
【0045】尚、本実施例の含水有機物用乾燥装置で
は、密閉できる構造の缶体の内部に、含水有機物を投入
し、吸引ポンプにより内部の空気及び蒸気を吸引除去し
て内部の空気圧を減少させ、且つ排出空気と熱交換して
暖められた空気を、缶体内部を一定の負圧に保ったまま
原料に吹き付けるように吸入し、有機物の発酵熱及び酸
化熱によって、乾燥を行うものである。
【0046】従って、熱効率は非常に高く、通常直接熱
風で45〜75%,エロフィンヒータ加熱で30〜55
%の熱効率で乾燥されことに対し、本発明の含水有機物
用乾燥装置では、豚糞140%,鶏糞150%,牛糞1
30%,ミカンの皮150%,コーヒー粕160%,製
紙汚泥160%,余剰汚泥120%,平均としては14
4%という驚異的な熱効率を有する。
【0047】このため、乾燥装置の熱膨張に対して、缶
体内部の気密性を損なわないように缶体の軸受部を図5
に示すものとした。図5は図2の軸受部の断面の構成を
示す説明図である。図に示す通り、軸受部は、缶体(1)
の円板状の側壁(12b) に密着した部分(Aグループ)
と、中心軸(18)に密接して気密を保持する部分(Bグル
ープ)、AグループとBグループとの緩衝摺動機構(C
グループ)とからなる。
【0048】即ち、缶体(1) の円板状の側壁(12b) の中
心を中心軸(18)が貫通している。この側壁(12b) には、
中心軸(18)を貫通し、本体気密保持用Oリング(74a) を
介して、本体取付けリング(71a) が本体リング取付けボ
ルト(73a) で取付けられている。本体取付けリング(71
a) には、A気密保持用パッキング(72a) が、リング気
密保持用Oリング(75a) とともに、摺動部本体(71b) に
押圧される。尚、このA気密保持用パッキング(72a)
は、摺動部本体(71b) の外側に装着されるAパッキング
締込みリング(76a) と、締付けボルト(77a) とで締め付
けられる。
【0049】中心軸(18)に貫通された摺動部本体(71b)
は、Bパッキング受リング(72b) とB気密保持用パッキ
ング(73b) とを介して中心軸(18)に密接して気密を保持
する。B気密保持用パッキング(73b) は、補助リング(7
5b) を介してBパッキング締付けリング(74b) が装着さ
れ、摺動部本体(71b) に螺着するB締付けボルト(76b)
で締め付けられる。
【0050】摺動部本体(71b) によるA気密保持用パッ
キング(72a) の締め付けは、C取付けボルト(72c) で摺
動部本体(71b) と連結された連結リング(71c) を、C締
付けナット(75c) で本体取付けリング(71a) に締め付け
ることによって行われる。この連結リング(71c) には、
本体取付けリング(71a) から立ち上ったC締付けボルト
(76c) に挿通され、連結リング(71c) を本体側へ付勢す
る緩衝用スプリング(73c) がC締付け用リング(74c) を
介してC締付けナット(75c) で締付けられている。
【0051】以上のように、A気密保持用パッキング(7
2a) とB気密保持用パッキング(73b) との2つのパッキ
ングにより、高い気密性を保持でき、円板状の側壁(12
b) に密着Aグループと中心軸(18)に密接して気密を保
持するBグループの部材を、Cグループの部材で常に密
着させるように付勢する構成のため、乾燥装置の熱膨張
に対して缶体内部の気密性が損なわれることがない。
【0052】以上のように、本乾燥装置は、食品・産業
残渣の乾燥・殺菌・滅菌・発酵と幅広い用途がある。ま
た、水分調整なしで高水分(90%以上)低水分に至る
までの乾燥ができる(余剰汚泥、畜糞まで)。更に、本
装置は発酵と滅菌、殺菌、乾燥と幅広い用途に使用で
き、リサイクルの促進に役立つ。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、余剰汚
泥,畜糞,鶏糞,パルプ及びその残渣,食品残渣等の水
分を含有した有機物の発酵熱及び酸化熱を利用した乾燥
装置であって、内部に有機物を気密保持し、水平にした
回転軸を中心に回動可能な円筒状の缶体と、乾燥処理初
期に缶体を加熱する加熱手段と、缶体内部を減圧状態に
保持する吸引手段と、缶体内部の減圧状態を維持したま
ま外気を有機物に供給する給気手段と、缶体内部で発生
した余剰熱を取出す熱交換手段と、缶体の円筒面内壁に
当接して側壁に付着した有機物を掻き取る掻取手段とを
備えたものであるため、含水有機物を自身の発酵熱及び
酸化熱を利用して乾燥することができ、長期の使用に際
しても熱伝導効率が劣化することがない。
【0054】本発明では、掻取手段として、具体的には
缶体の円筒面内壁に当接するドクタブレードと、このド
クタブレードを保持するドクタホルダと、このドクタホ
ルダを軸支するドクタ支持部と、ドクタブレードの刃先
を缶体の円筒面内壁に押圧する押圧手段とを備えたもの
である。これによって、常に缶体の円筒面内壁に掻き取
り用のドクタブレードを当接させることができ、ブレー
ドの調節も容易である。
【0055】また、本発明では、缶体の円筒面内壁の予
め定められた箇所に配置された窪み状のポケットを更に
備えたものであるため、通常は、缶体の円筒面内壁の下
部に留まっている有機物の一部がポケット内に入り込
み、缶体の回動に伴いポケット内に入り込んだ有機物が
上方に運ばれ、自重によってこれが上方から缶体の円筒
面内壁の下部に落下する。落下した有機物は、落下時の
衝撃により他の有機物と良好に混ざり合う。この際に、
缶体内の空気が良好に供給され、有機物の発酵及び酸化
を促す。
【0056】更に、本発明では、缶体の円筒面内壁の予
め定められた箇所に缶体の回動方向に沿って配置された
切刃を備えたものであるため、缶体の円筒面内壁の下部
に留まっている有機物を切刃で切断しながら、有機物を
混合させることができる。従って、長繊維を多量に含む
有機物であっても、良好な発酵及び酸化を促すことがで
きる。
【0057】また、本発明の好ましい例としては、内部
に有機物を気密保持し、水平にした回転軸を中心に回動
可能な円筒状の缶体と;乾燥処理初期に缶体を加熱する
加熱手段と;缶体内部を減圧状態に保持する吸引手段
と;缶体内部の減圧状態を維持したまま外気を有機物に
供給する給気手段と;缶体内部で発生した余剰熱を取出
す熱交換手段と;缶体の円筒面内壁に当接するドクタブ
レードと、このドクタブレードを保持するドクタホルダ
と、このドクタホルダを軸支するドクタ支持部と、ドク
タブレードの刃先を前記缶体内壁に押圧する押圧手段と
を含み、缶体の円筒面内壁に当接して側壁に付着した有
機物を掻き取る掻取手段と;缶体の円筒面内壁の予め定
められた箇所に配置された窪み状のポケットと;缶体の
円筒面内壁の予め定められた箇所に配置された缶体の回
動方向に沿って配置された切刃とを備えたものである。
【0058】従って、水分を含有した有機物を、自身の
発酵熱及び酸化熱を利用して乾燥することができる。ま
た、掻取手段によって、常に缶体の円筒面内壁に掻き取
り用のドクタブレードを当接させることができ、ブレー
ドの調節も容易であり、長期の使用に際しても熱伝導効
率が劣化することがない。更に、ポケットによって、缶
体の回動に伴いポケット内に入り込んだ有機物が上方に
運ばれ、これが落下する。落下した有機物は、落下時の
衝撃により他の有機物と良好に混ざり合う。この際に、
缶体内の空気が良好に供給され、有機物の発酵及び酸化
を促す。また、切刃によって、長繊維を多量に含む有機
物であっても、良好な発酵及び酸化を促すことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の含水有機物用乾燥装置の一実施例の構
成を示す説明図である。
【図2】図1の缶体の正面の断面構成を示す説明図であ
る。
【図3】図2の側面の断面構成を示す説明図であり、a
図は側面断面図であり、b図は要部の構成を示す説明図
である。
【図4】図2の要部の構成を示す説明図である。
【図5】図2の軸受部の断面の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
(1) …缶体、 (11)…円筒壁、 (12a) (12b) …側壁、 (13)…投入口、 (14)…電動機、 (15)…ギア、 (16)…案内ロール、 (17)…ロータリージョイント、 (18)…中心軸、 (19)…補強板 (2) …掻取手段、 (21)…ドクタブレード、 (22)…ドクタホルダ、 (23)…ドクタ支持部、 (24)…加圧調整スプリング(押圧手段)、 (25)…ポケット、 (26)…切刃、 (27)…間隙、 (29)…受け口、 (3) …熱媒ボイラー、 (31)…循環経路、 (32)…循環ポンプ、 (33)…燃料タンク、 (34)…シスターンタンク、 (4) …吸引ポンプ(吸引手段)、 (41)…吸引口、 (42)…吸引配管、 (43)…セパレータ、 (44)…脱臭塔、 (45)…水処理タンク、 (46)…薬注ポンプ、 (47)…曝気ポンプ、 (5) …給気ノズル(給気手段)、 (52)…吸気配管、 (53)…コンプレッサー、 (6) …熱交換機、 (71a) …本体取付けリング、 (72a) …A気密保持用パッキング、 (73a) …本体リング取付けボルト、 (74a) …本体気密保持用Oリング、 (75a) …リング気密保持用Oリング、 (76a) …Aパッキング締込みリング、 (77a) …締付けボルト、 (71b) …摺動部本体、 (72b) …Bパッキング受リング、 (73b) …B気密保持用パッキング、 (74b) …Bパッキング締付けリング、 (75b) …補助リング、 (76b) …B締付けボルト、 (71c) …連結リング、 (72c) …C取付けボルト、 (73c) …緩衝用スプリング、 (74c) …C締付け用リング、 (75c) …C締付けナット、 (76c) …C締付けボルト
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C05F 7/00 301 G 7537−4H F26B 5/04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 余剰汚泥,畜糞,鶏糞,パルプ及びその
    残渣,食品残渣等の水分を含有した有機物の発酵熱及び
    酸化熱を利用した乾燥機であって、 内部に有機物を気密保持し、水平にした回転軸を中心に
    回動可能な円筒状の缶体と、 乾燥処理初期に缶体を加熱する加熱手段と、 缶体内部を減圧状態に保持する吸引手段と、 缶体内部の減圧状態を維持したまま外気を有機物に供給
    する給気手段と、 缶体内部で発生した余剰熱を取出す熱交換手段と、 缶体の円筒面内壁に当接して側壁に付着した有機物を掻
    き取る掻取手段とを備えたことを特徴とする含水有機物
    用乾燥装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の含水有機物用乾燥装置
    において、 前記掻取手段が、缶体内側壁に当接するドクタブレード
    と、このドクタブレードを保持するドクタホルダと、こ
    のドクタホルダを軸支するドクタ支持部と、ドクタブレ
    ードの刃先を缶体内側壁に押圧する押圧手段とを備えた
    ことを特徴とする含水有機物用乾燥装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の含水有機物用乾燥装置
    において、 前記缶体の円筒面内壁の予め定められた箇所に配置され
    た窪み状のポケットを備えたことを特徴とする含水有機
    物用乾燥装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の含水有機物用乾燥装置
    において、 前記缶体内の側壁の予め定められた箇所に缶体の回動方
    向に沿って配置された切刃を備えたことを特徴とする含
    水有機物用乾燥装置。
  5. 【請求項5】 余剰汚泥,畜糞,鶏糞,パルプ及びその
    残渣,食品残渣等の水分を含有した有機物の発酵熱及び
    酸化熱を利用した乾燥機であって、 内部に有機物を気密保持し、水平にした回転軸を中心に
    回動可能な円筒状の缶体と、 乾燥処理初期に缶体を加熱する加熱手段と、 缶体内部を減圧状態に保持する吸引手段と、 缶体内部の減圧状態を維持したまま外気を有機物に供給
    する給気手段と、 缶体内部で発生した余剰熱を取出す熱交換手段と、 缶体の円筒面内壁に当接するドクタブレードと、このド
    クタブレードを保持するドクタホルダと、このドクタホ
    ルダを軸支するドクタ支持部と、ドクタブレードの刃先
    を前記缶体内壁に押圧する押圧手段とを含み、缶体の円
    筒面内壁に当接して側壁に付着した有機物を掻き取る掻
    取手段と、 缶体の円筒面内壁の予め定められた箇所に配置された窪
    み状のポケットと、 缶体の円筒面内壁の予め定められた箇所に配置された缶
    体の回動方向に沿って配置された切刃とを備えたことを
    特徴とする含水有機物用乾燥装置。
JP6243452A 1994-09-13 1994-09-13 含水有機物用乾燥装置 Pending JPH0882477A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002060608A1 (fr) * 2001-01-31 2002-08-08 Japan Life Center, Inc. Dispositif de traitement de dechets organiques par fermentation
JP2005263541A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Takashi Someya 推肥原料処理方法及び装置
WO2007062520A1 (en) * 2005-12-01 2007-06-07 James Wright Method and apparatus for drying organic material
JP2012093036A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Toyota Motor Corp ドラム式乾燥機
CN114249611A (zh) * 2022-02-28 2022-03-29 山东聚义兴生物工程有限公司 一种小分子有机蛋白肥料及其制备方法

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