JPH0882453A - 空気調和システムとそれに使用する吸収式冷温水機の運転制御方法及び装置 - Google Patents

空気調和システムとそれに使用する吸収式冷温水機の運転制御方法及び装置

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JPH0882453A
JPH0882453A JP6217441A JP21744194A JPH0882453A JP H0882453 A JPH0882453 A JP H0882453A JP 6217441 A JP6217441 A JP 6217441A JP 21744194 A JP21744194 A JP 21744194A JP H0882453 A JPH0882453 A JP H0882453A
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JP
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absorption chiller
absorption
chiller
hot water
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JP6217441A
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Shiro Tagawa
史郎 田川
Takashi Yamamoto
高司 山本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の吸収式冷温水機を運転して空調を行う
空気調和システムの冷温水機を省エネルギ−で運転しな
がら空調負荷に最適な運転台数を決定する。 【構成】 複数(4台)の冷水または温水を供給する吸
収式冷温水機(300−1〜300−4)を備え、その
蒸発器内を流通して需要側(50)に冷水または温水を
循環するための冷温水循環系(60)と、冷温水機の凝
縮器内を流通して循環する冷却水系(110)とを形成
してなる空気調和システムであって、複数台の冷温水機
の出口配管集合部(80)には水温を検出するセンサ
(40)を備え、このセンサにより検出された水温に基
づいて冷温水機の運転を制御する台数制御盤20は、冷
温水機の個々のエネルギー効率を最大にするように、1
台を100%未満の燃焼量で運転し、残りの冷温水機は
最大(100%)あるいは停止(0%)で運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数台の冷温水機を備え
た空気調和システムに係り、さらに、かかるシステムに
おいて、その複数の吸収式冷温水機の運転台数を負荷に
より決定しながら制御する吸収式冷温水機の運転制御方
法と装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、複数台の冷温水機を備えた空気調
和システムは既に知られており、かかるシステムにおい
て、その冷温水配管系における複数台の冷温水機からの
冷温水の配管集合部における冷温水の温度を検知し、そ
の検知信号に応じて冷温水機の運転制御を行うものも既
に知られている。また、都市ガスや灯油等を燃焼させて
冷水または温水を供給する機器としては、吸収式冷温水
機が既に知られている、この吸収式冷温水機では、冷凍
サイクルの冷媒としてフロンを使用せず、水を使用する
点に特徴がある。かかる従来のシステムでは、一般に、
冷温水配管集合部における冷温水温度に応じて、そのシ
ステムの複数の冷温水機の運転台数を、適宜、制御する
ものであった。
【0003】この種の吸収式冷温水機を複数備えた空気
調和機における制御装置として、例えば、特開昭60−
66076号公報に記載の技術が知られている。当該従
来技術においては、運転開始時における冷温水機のエネ
ルギー効率の向上を図るため、運転開始時の運転能力を
運転開始時の外気温度に基づいて定め、かつ、被制御部
の温度変化に応じて運転開始時の運転能力の補正を行う
ようにし、これによって負荷に見合った能力で運転開始
時の冷凍機の運転能力の設定が行えるようにしたもので
る。
【0004】ここで、上記の従来技術をも含んで、複数
台の吸収式冷温水機を備えた空気調和システムの一般的
な概略構成を図6に示す。この図にも示すように、この
システムは、冷温水を供給するための装置としての複数
台(この例では4台)の吸収式冷温水機3−1、3−
2、3−3、3−4を備えており、その運転台数は台数
制御盤2によって台数制御されるものである。また、こ
の図において、符号5は、需要側の熱負荷、例えばビル
などの被空調空間を示し、符号5aは、室内側空調機、
例えばファンコイルユニットなどである。
【0005】符号6は、各吸収式冷温水機3−1、3−
2、3−3、3−4の蒸発器内を流通し、需要側に冷水
または温水を供給する冷温水配管系であり、この冷温水
配管系6は、図6に示される如く、複数の吸収式冷温水
機3−1、3−2、3−3、3−4を結び、かつ、需要
側のファンコイルユニット5aに冷温水を供給しなが
ら、矢印で示すように循環する。さらに、符号7は、こ
の冷温水配管系6の冷温水循環用ポンプであり、この図
5ではただ1台だけ示したが、これは前記複数の吸収式
冷温水機3−1、3−2、3−3、3−4の支管毎に設
けてもよい。また、図中の符号8は、複数台の吸収式冷
温水機の冷温水配管の集合部であり、さらに、符号4
は、その配管集合部8に設けた温度センサを、符号2
は、温度センサ4の検知信号により複数の吸収式冷温水
機の運転制御を行う制御部を示している。最後に、符号
9は、各吸収式冷温水機の冷水出口における水の温度を
検知する温度センサを、符号11は、ク−リングタワ−
を、そして、符号12と13は、各吸収式冷温水機3−
1、3−2、3−3、3−4の凝縮器内を流通する冷却
水系とその循環用ポンプを示している。なお、この冷却
水系12は、図6の如く、ク−リングタワ−11と各吸
収式冷温水機3−1、3−2、3−3、3−4を結んで
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術における空気調和システムの冷温水機運転
制御装置においては、各吸収式冷温水機の燃焼量制御は
各々の冷水出口温度を検知して実施する構造であったた
め、空調負荷が少ない場合、例えば1台の冷温水機を1
00%で燃焼すれば十分に冷房できる場合でも、4台の
吸収式冷温水機を各々25%で燃焼して運転するもので
あり、そのため、それぞれの冷温水機では省エネルギ−
という面で問題となっていた。すなわち、上述の従来技
術では、最適な運転台数を決定することが出来ず、運転
している吸収式冷温水機の燃焼量が不明のまま、制御装
置は、冷温水配管集合部温度でのみ運転台数や燃焼量を
決定していた。
【0007】そこで、本発明では、上述の従来技術にお
ける問題点に鑑み、複数台の吸収式冷温水機を備えた空
気調和システムにおける改良された吸収式冷温水機の運
転制御方法及び装置を提供し、さらには、エネルギー効
率の高い空気調和システムを提供することをその目的と
する。
【0008】すなわち、本発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、空調負荷が少ない
場合でも適用できるように、運転台数のうち1台のみ冷
水出口温度で燃焼量制御を行い、他の吸収式冷温水機
は、100%燃焼で運転するようにして、負荷に対応し
た最適な運転台数を決定する制御により、省エネルギ−
を実現しうる空気調和システム、及び、空気調和システ
ムのための複数の吸収式冷温水機の制御方法及び制御装
置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、第1に、冷水または温水を供給す
るための冷温水機を複数台備え、これら複数台の冷温水
機の蒸発器内を流通して需要側に冷水または温水を循環
するための冷温水循環系と、前記複数台の冷温水機の凝
縮器内を流通して循環する冷却水系とを形成し、さら
に、前記複数台の冷温水機の出口配管集合部における水
温を検出するセンサを設け、このセンサにより検出され
た温度に基づいて前記複数台の冷温水機の運転状態を制
御する運転制御装置を備えて成る空気調和システムにお
いて、前記運転制御装置は、さらに、前記複数台の冷温
水機の個々のエネルギー効率を最大にするようにその運
転台数を決定する機能を備えた空気調和システムが提案
される。
【0010】また、やはり上記の目的を達成するため、
本発明によれば、需要側に所定の温度の冷水または温水
を循環供給して空調を行う空気調和システムであり、可
燃流体を燃焼することによって前記所定温度の冷水また
は温水を供給する吸収式冷温水機を複数台備えたものに
おいて、前記空気調和システムを構成する前記複数の吸
収式冷温水機の運転を制御するための吸収式冷温水機の
運転制御方法は、前記複数台の吸収式冷温水機のうちの
1台だけを100%未満の燃焼量で運転するようにした
吸収式冷温水機の運転制御方法が提案されている。
【0011】さらに、やはり上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、需要側に所定の温度の冷水または
温水を循環供給して空調を行う空気調和システムであ
り、可燃流体を燃焼することによって前記所定温度の冷
水または温水を供給する吸収式冷温水機を複数台備えた
ものにおいて、前記空気調和システムを構成する前記複
数の吸収式冷温水機の運転を制御するための吸収式冷温
水機の運転制御装置は、前記需要側の負荷に応じて、エ
ネルギー効率を最大にするように、前記複数台の吸収式
冷温水機のうちの運転台数を決定する台数制御盤を備え
る吸収式冷温水機の運転制御装置が提案されている。
【0012】
【作用】すなわち、上記により提案されている本発明に
なる空気調和システムにおいては、運転制御装置は、検
出された複数台の冷温水機の出口配管集合部における水
温に基づいて前記複数台の冷温水機の運転状態を制御す
るが、その時、例えば複数台の吸収式冷温水機の1つだ
けを100%未満の燃焼量で運転し、その他の吸収式冷
温水機は100%あるいは0%の燃焼量で運転するよう
に決定することにより、複数台の冷温水機の個々のエネ
ルギー効率を最大にすることによってエネルギー効率の
高い空気調和システムとする。
【0013】また、やはり上記により提案されている本
発明になる吸収式冷温水機の運転制御方法及び運転制御
装置においても、台数制御盤は、吸収式冷温水機の最適
運転台数を決定するが、この時、この運転台数の内、1
台を除く他の吸収式冷温水機の燃焼量を最大(100
%)あるいは停止状態(0%)とするように決定するこ
とにより、運転される吸収式冷温水機のエネルギー効率
を最大にし、もって、システム全体としての省エネルギ
−を実現しうることとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、添付の図
1乃至図5を参照しながら、詳細に説明する。先ず、本
発明で使用されている吸収式冷温水機の概要を図4を参
照しながら説明する。この図4に示す吸収式冷温水機3
00は、いわゆる、二重効用吸収式冷温水機と呼ばれる
タイプの冷温水機であり、都市ガス・灯油等を燃焼さ
せ、冷水または温水を供給する機器である。この吸収式
冷温水機は、その冷凍サイクルの冷媒としてフロンを使
用せず、水を使用する点に特徴があり、冷媒蒸気の吸収
剤(液)として臭化リチウムが使用されている。
【0015】具体的には、図において、真空に保たれた
装置の内部には、蒸発器301が設けられ、その内部に
は冷温水配管系60が配置されている。この冷温水配管
系60の図の下側は入口部61であり、その下側が出口
部62となり、この出口部62には出口温度センサ90
が設けられている。この装置では、上記蒸発器301内
に滴下される冷媒である水は、冷媒ポンプ306によっ
て循環され、また、上記の蒸発器301に隣接して、吸
収器302が設けられる。この吸収器302には、冷媒
である水蒸気の吸収剤として臭化リチウムの溶液が内蔵
されており、この溶液は、溶液ポンプ307、308に
より、装置の高温再生器303または低温再生器30
4、凝縮器305を通って循環するように接続されてい
る。また、図中の符号309は冷媒ブロー弁であり、符
号310は、上記高温再生器303の燃料電磁弁であ
る。
【0016】かかる構成の吸収式冷温水機の動作につい
て、図5を参照しながら説明を行う。この図において、
本発明の一実施例である空気調整システムは、上記の吸
収式冷温水機を複数台(この例では4台)備えており、
これらの吸収式冷温水機は、それぞれ、符号300−
1、300−2、300−3、300−4で示されてい
る。なお、これら吸収式冷温水機300−1〜300−
4の運転台数は、台数制御盤20によって台数制御され
るものである。また、この図において、符号50は、需
要側の熱負荷であり、例えばビルなどの被空調空間を示
しており、符号51は、室内側空調機、例えばファンコ
イルユニットなどである。
【0017】また、この図において、符号60は、各吸
収式冷温水機300−1〜300−4の蒸発器内を流通
し、需要側50に冷水または温水を供給する冷温水配管
系である。この冷温水配管系60は、複数の吸収式冷温
水機300−1〜300−4を結び、かつ、需要側50
のファンコイルユニット51に冷温水を供給しながら、
矢印で示すように循環する。符号70は、この冷温水配
管系60の冷温水循環用ポンプであり、この実施例では
ただ1台だけを示したが、これに代えて、前記複数の吸
収式冷温水機300−1〜300−4のそれぞれの支管
毎に設けても同様の効果が得られる。また、図中の符号
80は、上記複数台の吸収式冷温水機300−1〜30
0−4からの冷温水の配管の集合部であり、この配管集
合部80には温度センサ40が設けられている。これら
複数台の吸収式冷温水機300−1〜300−4の凝縮
器内を流通する冷却水系110には、さらに、ク−リン
グタワ−100と循環用ポンプ120とが連結されてい
る。
【0018】そして、上記の複数の吸収式冷温水機30
0−1〜300−4には、それぞれ、制御装置320−
1、320−2、320−3、320−4が設けられ、
これらには、温度センサ40からの検知信号により複数
台の吸収式冷温水機の運転台数を決定するための台数制
御盤20からの出力が、それぞれ、接続されている。
【0019】続いて、上記にその構成を説明した複数の
各吸収式冷温水機を備えた空気調和システムの動作につ
いて説明する。特に、その冷房時のサイクルについて説
明すると、これら複数のの吸収式冷温水機300−1〜
300−4(この場合は冷凍機として働く)の冷水出口
62(図4参照)の冷水温度は、通常、7℃に設定され
ており、循環水として、例えばビルの室内熱交換器(例
えば、図5に示したファンコイルユニット51など)に
供給され、室内を冷房する。その後、ビル内の熱を吸収
した循環水は、再び、吸収式冷温水機の冷水入口部61
(図4参照)に7〜12℃の温度で戻って来る。
【0020】そこで、図4に示した各吸収式冷温水機3
00では、その真空に保たれた蒸発器301内に冷媒で
ある水を滴下すると、滴下した水は、常温で蒸発し、こ
れによって、上記冷温水配管系60に戻ってきた循環水
(冷水)が冷却される。一方、この時、蒸発器301内
で蒸発した水蒸気は吸収器302内に滴下されている吸
収液に吸収される。この水蒸気を吸収した吸収液(以下
「溶液」)は、上記高温再生器303、低温再生器30
4で加熱され、冷媒と溶液に分離・再生される。分離・
再生された冷媒は、凝縮器305を介して蒸発器301
へ、また、溶液は吸収器302へ導かれ、このようなサ
イクルを継続する。
【0021】そして、この吸収式冷温水機300では、
冷水出口62での温度を制御するには、吸収式冷温水機
の高温再生器303に使用されているバ−ナの燃焼量を
制御している。具体的には、バ−ナに送られる燃料(都
市ガス,灯油等)の量を、上記電動弁310の開度を調
節することにより制御している。
【0022】図1は、上記の空気調和システムにおける
複数の吸収式冷温水機300−1〜300−4の運転を
制御する制御システムの構成を示している。図におい
て、符号10は、空気調和システムの運転及び停止操作
を行うための操作装置であり、この操作装置10は台数
制御盤20に接続され、さらに、この台数制御盤20は
複数台(本実施例では4台)の吸収式冷温水機の制御装
置320−1、320−2、320−3、320−4に
接続されている。また、これら複数台の吸収式冷温水機
300−1〜300−4と、冷温水循環系60、冷却水
系110との接続関係は上記の図5に示した通りであ
る。すなわち、このシステムでは、複数台の吸収式冷温
水機300−1〜300−4の蒸発器内を流通して、需
要側50のファンコイルユニット51に冷水または温水
を供給する冷温水配管系60が、及び、前記吸収式冷温
水機300−1〜300−4の凝縮器302内を流通し
てク−リングタワ−100に結ばれる冷却水系110が
形成されている。
【0023】再び図1に戻り、操作者による運転または
停止指令が操作装置10から台数制御盤20へ送信され
る。この台数制御盤20は、温度センサ40により冷温
水配管部80の冷温水温度を検出し、その検出温度に応
じて吸収式冷温水機の運転台数を決定する。つまり、冷
房時は、冷温水配管部80の冷水温度が設定値よりも高
ければ、上記台数制御盤20の働きにより、吸収式冷温
水機300−1〜300−4の運転台数を増加させ、低
くなればその運転台数を低減する。
【0024】次に、図3には、上記図1の台数制御盤2
0と、それにより制御される4台の吸収式冷温水機の中
の一つの吸収式冷温水機(例えば、2番目の収式冷温水
機300−2)とその制御装置(2番目の制御装置32
0−2)の内部の制御回路の詳細が示されている。図に
おいて、この制御装置320−2は、上記台数制御盤2
0から送信される燃焼量及び台数制御による負荷低減の
停止指令を受信するためのシリアル通信制御部321、
及び、例えばマイクロコンピュ−タにより構成される処
理装置322を含んでいる。
【0025】また、制御装置320−2は、上記処理装
置322からのハイレベルあるいはロ−レベルの指令に
より、通流電流をオンあるいはオフするスイッチに相当
するリレ−ドライバ323、324、325、326、
327を含んでいる。また、これらのリレ−ドライバ3
23、324、325、326、327には、それぞれ
に対応してリレ−コイル328、329、330、33
1、332が接続されている。また、これらのリレ−コ
イル328、329、330、331、332に対応し
て、複数のリレ−接点333、334、335、33
6、337が設けられている。なお、符号DCは、上記
のリレ−コイル328、329、330、331、33
2に励磁電流を供給するための直流電源である。
【0026】さらに、上記のリレ−接点333、33
4、335、336、337には、収式冷温水機300
−2を構成する要素が直列に接続されている。すなわ
ち、リレ−接点333には、図4に示した冷媒ポンプ3
06が、リレ−接点334と334には、吸収式冷温水
機の2つの溶液ポンプ(SP1)307と(SP2)3
08が、そして、リレ−接点336と337には、吸収
式冷温水機の高温再生器303内に設けられたバ−ナの
燃焼量を制御する上記電動弁310の開度を調節するた
めの電磁駆動装置309が接続されている。具体的に
は、リレ−接点336は電磁駆動装置309を「開」側
へ回転駆動する励磁コイルへ、リレ−接点337は電磁
駆動装置309を「閉」側へ回転駆動する励磁コイルへ
接続されている。また、符号ACは、収式冷温水機30
0−2内の交流電源である。
【0027】以上にその構成を詳細に説明した制御回路
の動作について、以下に説明する。先ず、上記の台数制
御盤20について説明する。図2を参照しながら説明す
ると、台数制御盤20は、冷温水配管系60の冷温水配
管部80に配置した温度センサ40からの検出温度を取
り込む(ステップ201)。次に、この取り込んだ検出
温度に基づいて、上記複数の吸収式冷温水機300−1
〜300−4の運転台数を決定する(ステップ20
2)。この時、上記台数制御盤20は、吸収式冷温水機
は100%で運転することによりよりエネルギー効率を
改善し、省エネルギーを実現することができることを考
慮し、運転する吸収式冷温水機は出来るだけ100%で
運転するように運転台数を決定する。例えば、80%で
運転する場合には、1台目の吸収式冷温水機を20%で
運転し、他の3台の吸収式冷温水機は100%で運転す
るように決定する。また、45%で運転する場合には、
1台目の吸収式冷温水機を80%で運転し、2台目の吸
収式冷温水機は100%で運転し、そして、他の2台の
吸収式冷温水機は運転を停止(0%運転)するように決
定する。
【0028】その後、上記の台数制御盤20は、吸収式
冷温水機は運転するか否かを判断し(ステップ20
2)、1台目の吸収式冷温水機に対してだけは100未
満の燃焼量を送信する。この燃焼量は、上述のように冷
温水配管部80の温度を温度センサ40で検出し、設定
温度との偏差で燃焼量(バ−ナの燃料制御用電動弁開
度)として決定する(ステップ203)。また、他の吸
収式冷温水機に対しては最大の燃焼量(バ−ナの燃料制
御用電動弁開度100%)を(ステップ204)、ある
いは、最低の燃料量(バ−ナの燃料制御用電動弁開度0
%=停止)を送信する(ステップ205あるいはステッ
プ206)。そして、各吸収式冷温水機はこの台数制御
盤20からの燃焼量指令に基づき燃焼を行うこととな
る。
【0029】再び上記の図3に戻り、各吸収式冷温水機
の制御装置320内の処理装置322は、シリアル通信
制御部321を介して、上記台数制御盤20からの燃焼
量を受信する。この処理装置322は、先ず、リレ−ド
ライバ326の燃料電動弁開指令をハイレベルにし、リ
レ−331をオンにする。これにより、リレ−接点33
6が閉じ、燃料電動弁310を回転駆動する電磁駆動装
置309が開方向に弁を駆動し、高温再生器303の燃
焼量が大となる。
【0030】これとは逆に、台数制御盤20からの燃焼
量指令が燃焼量を小にする場合は、リレ−ドライバ32
6の燃料電動弁開指令をロウレベルにし、リレ−331
をオフにする。これに伴い、リレ−接点336が開き、
燃料電動弁310の開指令は出力されない。一方、リレ
−ドライバ327の燃料電動弁を閉方向に駆動する指令
をハイレベルにし、リレ−332をオンにする。これに
より、リレ−接点337が閉じ、燃料電動弁310を駆
動する電磁駆動装置309が閉じ、高温再生器303の
燃焼量が小となる。
【0031】以上のことから、制御装置320内の処理
装置322は、台数制御盤20からの指令が、(1)最
大燃焼の場合は、燃料電動弁310の電磁駆動装置30
9の開指令を出力し続け、開度100%で運転し、
(2)停止の場合は、燃料電動弁310の電磁駆動装置
309の閉指令を出力し続け、開度0%で燃焼を停止
し、そして、(3)配管集合部80の冷水出口温度で燃
焼量を指定された場合は、燃料電動弁310の電磁駆動
装置309の開指令及び閉指令を出力し、指定された開
度で運転する。
【0032】なお、上記の実施例では、冷水循環系の冷
水温度を制御する冷房運転制御についてのみ説明した
が、温水循環系の温水温度を制御する暖房運転制御につ
いても上記と同様に実施することが出来ることは明らか
であろう。また、上記の実施例では、特に二重効用吸収
式冷温水機の例として詳細に説明したが、本発明はこれ
のみに限定されることなく、その他の吸収式冷温水機を
備えたものでも同様に本発明を適用することが出来る。
【0033】また、上記の実施例では、100未満の燃
焼で運転される吸収式冷温水機は常に所定の1台に決定
することも可能であるが、あるいは、100未満の燃焼
で運転される吸収式冷温水機を最初から決めておくこと
なく、台数制御盤20により任意に決定するようにする
ことも可能である。しかしながら、100未満の燃焼で
運転される吸収式冷温水機を常に所定の1台に決定する
ことにより、当該吸収式冷温水機だけを停止(燃焼量0
%)から最大(燃焼量100%)まで連続的に可変な吸
収式冷温水機とすればよいことから、この方式のほうが
製造し易く、かつ、経済的にも優れている。
【0034】
【発明の効果】以上の本発明の詳細な説明からも明らか
なように、本発明になる空気調和システムとそれに使用
する吸収式冷温水機の運転制御方法及び装置によれば、
空調負荷の状態にかかわらず、負荷に対応した最適な運
転台数を決定することができ、かつ、省エネルギ−を実
現しうるという技術的にも極めて優れた効果を発揮する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る複数吸収式冷温水機の台
数制御システムのブロック図である。
【図2】上記図1の台数制御システムにおける吸収式冷
温水機の制御フロ−図である。
【図3】上記図1の台数制御システムからの制御信号に
よって制御される吸収式冷温水機の制御装置の制御回路
図である。
【図4】本発明の一実施例に係る二重効用吸収式冷温水
機の構造を示す断面図である。
【図5】上記本発明の実施例になる複数の吸収式冷温水
機の台数制御システムを備えた空気調和システムの概略
構成を示す図である。
【図6】従来技術になる複数台の吸収式冷温水機を備え
た一般的な空気調和システムの概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
20 台数制御盤 40 温度センサ 50 需要側熱負荷 51 室内側空調機(ファンコイルユニット) 60 冷温水配管系 61 冷水入口 62 冷水出口 70 冷温水循環用ポンプ 80 配管集合部 100 ク−リングタワ− 110 冷却水系 300 吸収式冷温水機 304 低温再生器 305 凝縮器 306 冷媒ポンプ 307、308 溶液ポンプ 309 電磁駆動装置 310 燃料電動弁 320 制御装置 321 シリアル制御部 322 処理装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷水または温水を供給するための冷温水
    機を複数台備え、これら複数台の冷温水機の蒸発器内を
    流通して需要側に冷水または温水を循環するための冷温
    水循環系と、前記複数台の冷温水機の凝縮器内を流通し
    て循環する冷却水系とを形成し、さらに、前記複数台の
    冷温水機の出口配管集合部における水温を検出するセン
    サを設け、このセンサにより検出された温度に基づいて
    前記複数台の冷温水機の運転状態を制御する運転制御装
    置を備えて成る空気調和システムにおいて、前記運転制
    御装置は、さらに、前記複数台の冷温水機の個々のエネ
    ルギー効率を最大にするようにその運転台数を決定する
    機能を備えていることを特徴とする空気調和システム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の空気調和システムにおい
    て、前記冷温水機は、可燃流体を燃焼して所定温度の冷
    水または温水を供給する吸収式冷温水機であることを特
    徴とする空気調和システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項2の空気調和システムにおい
    て、前記運転制御装置の運転台数決定機能は、前記セン
    サにより検出された温度に基づいて、前記複数台の吸収
    式冷温水機の1つだけを100%未満の燃焼量で運転
    し、その他の吸収式冷温水機は100%あるいは0%の
    燃焼量で運転するように決定することを特徴とする空気
    調和システム。
  4. 【請求項4】 需要側に所定の温度の冷水または温水を
    循環供給して空調を行う空気調和システムであり、可燃
    流体を燃焼することによって前記所定温度の冷水または
    温水を供給する吸収式冷温水機を複数台備えたものにお
    いて、前記空気調和システムを構成する前記複数の吸収
    式冷温水機の運転を制御するための吸収式冷温水機の運
    転制御方法は、前記複数台の吸収式冷温水機のうちの1
    台だけを100%未満の燃焼量で運転するようにしたこ
    とを特徴とする吸収式冷温水機の運転制御方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項4の吸収式冷温水機の運転制
    御方法であって、前記1台の吸収式冷温水機の他の吸収
    式冷温水機は、100%あるいは0%のいずれかの燃焼
    量で運転することを特徴とする吸収式冷温水機の運転制
    御方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項5の吸収式冷温水機の運転制
    御方法であって、前記1台の吸収式冷温水機の燃焼量、
    及び、前記1台の吸収式冷温水機の他の吸収式冷温水機
    の100%あるいは0%のいずれかの燃焼量は、前記循
    環供給される冷水または温水の水温と前記所定の温度と
    の偏差に基づいて決定されることを特徴とする吸収式冷
    温水機の運転制御方法。
  7. 【請求項7】 需要側に所定の温度の冷水または温水を
    循環供給して空調を行う空気調和システムであり、可燃
    流体を燃焼することによって前記所定温度の冷水または
    温水を供給する吸収式冷温水機を複数台備えたものにお
    いて、前記空気調和システムを構成する前記複数の吸収
    式冷温水機の運転を制御するための吸収式冷温水機の運
    転制御装置は、前記需要側の負荷に応じて、エネルギー
    効率を最大にするように、前記複数台の吸収式冷温水機
    のうちの運転台数を決定する台数制御盤を備えているこ
    とを特徴とする吸収式冷温水機の運転制御装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項7の吸収式冷温水機の運転制
    御装置であって、前記台数制御盤は、さらに、前記複数
    台の吸収式冷温水機からの冷水または温水の配管集合部
    における水温を検出するセンサを設け、このセンサによ
    り検出された温度に基づいて前記複数台の冷温水機の運
    転状態を制御する機能を備えていることを特徴とする吸
    収式冷温水機の運転制御装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項8の吸収式冷温水機の運転制
    御装置であって、前記台数制御盤は、前記センサにより
    検出された冷水または温水の配管集合部の温度に基づい
    て、前記複数台の吸収式冷温水機のうちの1台だけに1
    00%未満の燃焼量を送出することを特徴とする吸収式
    冷温水機の運転制御装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項9の吸収式冷温水機の運転
    制御装置であって、前記台数制御盤は、前記1台の吸収
    式冷温水機の他の吸収式冷温水機には、最大燃焼量ある
    いは停止指令を送出することを特徴とする吸収式冷温水
    機の運転制御装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項7の吸収式冷温水機の運転
    制御装置であって、前記複数台の吸収式冷温水機のうち
    の1台だけが可変な燃焼量で運転することが出来るよう
    になっていることを特徴とする吸収式冷温水機の運転制
    御装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項7の吸収式冷温水機の運転
    制御装置であって、前記複数台の吸収式冷温水機のうち
    の1台だけを除く他の吸収式冷温水機は、最大燃焼ある
    いは停止だけの燃焼量で運転することが出来るようにな
    っていることを特徴とする吸収式冷温水機の運転制御装
    置。
JP6217441A 1994-09-12 1994-09-12 空気調和システムとそれに使用する吸収式冷温水機の運転制御方法及び装置 Pending JPH0882453A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108488969A (zh) * 2018-03-23 2018-09-04 北京百度网讯科技有限公司 用于冷水机组的控制方法和控制装置

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