JP4310566B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸収式冷凍機を含む空気調和装置に係り、特に、熱媒駆動型の吸収式冷凍機を含む空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
加熱された駆動用熱媒により駆動される熱媒駆動型の吸収式冷凍機を含む空気調和装置では、吸収式冷凍機の作動により冷却された冷媒を室内機に供給して冷房を行っている。一方、暖房時には、駆動用熱媒により吸収冷式凍機を駆動して室内機に供給される暖房用熱媒を加熱するか、または、吸収冷式凍機とは別に設けられた暖房用熱交換器などにより、駆動用熱媒の熱で室内機に供給される暖房用熱媒を加熱している。
【0003】
ところが、一般に、空気調和装置に対して省エネルギー性の向上が望まれている。これに対し、本願の発明者らは、空気調和装置の暖房運転において、熱媒の熱エネルギーを有効に利用し、さらに、暖房用熱交換器または吸収冷式凍機などの作動に関連するエネルギーの消費を抑えて空気調和装置の省エネルギー性を向上することを考えている。すなわち、排熱源から得られる熱媒の温度を熱媒温度調整手段で温度を調整した後、その熱媒を室内機へ直接供給して暖房を行うことにより、暖房用熱交換器などを不要にし、また、暖房時に吸収式冷凍機や吸収冷式凍機の動作に関わる機器類の作動を停止することで、暖房用熱交換器または吸収式冷凍機の作動に関連するエネルギー消費を抑え、省エネルギー性を向上することを考えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本願の発明者らが考えている上記のような空気調和機では、冷房運転時には、熱媒温度調整手段と吸収式冷凍機との間で熱媒を循環させ、熱媒の熱で吸収式冷凍機を駆動している。しかし、この吸収式冷凍機を十分な能力で駆動するのに必要な温度の熱媒を室内機へ供給した場合、暖房運転時の室内機からの温風の吹き出し温度が高くなり過ぎると、室内の温度分布が均一化し難くなり、快適性が低下する場合がある。また、熱媒の温度が室内機や制御弁などの耐熱温度を超えた場合、空気調和装置の運転に支障をきたす場合もある。このため、暖房運転を開始するためには、熱媒の温度は、機器などの耐熱温度を下回り、さらに、室内の温度分布が均一化し易い程度の温度である必要がある。
【0005】
本発明の課題は、冷房運転後の熱媒の温度を暖房運転に適した温度に調整することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気調和装置は、熱媒の温度を調整する熱媒温度調整手段と、熱媒温度調整手段から供給される熱媒を熱源とする吸収式冷凍機と、熱媒温度調整手段及び吸収式冷凍機間で熱媒を循環させる熱媒管路と、この熱媒管路に設けられた熱媒用ポンプと、熱媒管路に設けられた冷暖房切換弁と、この冷暖房切換弁から分岐するバイパス管路と、吸収式冷凍機からの冷媒またはバイパス管路を介して熱媒温度調整手段からの熱媒が供給される室内機と、バイパス管路が合流し、かつ吸収冷式凍機及び室内機間で冷媒を循環させる冷熱媒管路と、この冷熱媒管路に設けられた冷媒用ポンプとを含み、熱媒の温度及び冷媒の温度のうち、少なくとも1方の温度に基づいて熱媒温度調整手段により熱媒の温度を調整する空気調和装置であり、冷房運転停止後、吸収式冷凍機で希釈運転を行っているとき、熱媒温度調整手段での熱媒の加熱を停止または抑えた状態で、熱媒の温度に応じて熱媒用ポンプの駆動を制御し、熱媒の温度に加え、冷媒の温度に応じて前記熱媒用ポンプの駆動を制御する構成とすることにより上記課題を解決する。
【0007】
このような構成とすれば、吸収式冷凍機が希釈運転を行っている状態、つまり吸収式冷凍機内を吸収液が循環している状態で、吸収式冷凍機に熱媒が供給されるため、熱媒の熱は吸収式冷凍機で奪われる。このとき、熱媒温度調整手段での熱媒の加熱は、停止または抑えられた状態となっているため、熱媒の温度が低下することで、冷房運転後の熱媒の温度を暖房運転に適した温度に調整することができる。
【0009】
さらに、上記の構成に加えて、熱媒の温度が、この熱媒の温度に対して予め設定された温度以上であると冷媒の温度を確認し、この確認した冷媒の温度が、冷媒の温度に対して予め設定された温度以下であると熱媒用ポンプを停止するか、または駆動しない構成とする。
【0010】
このような構成とすれば、冷媒の温度が、冷媒が凍結しないように設定された設定温度以下であると、熱媒用ポンプの駆動を停止する。このため、冷媒の温度の低下が抑えられ、冷房運転後の熱媒の温度を暖房運転に適した温度に調整することができ、かつ冷媒の凍結を防ぐことができるので好ましい。
【0011】
さらに、熱媒に対する設定温度が第1の設定温度とこの第1の設定温度よりも低い第2の設定温度との2点であり、熱媒の温度の確認動作を行う以前の熱媒の温度が第1の設定温度以上であって熱媒の温度の確認動作を行うときの前記熱媒の温度が前記第2の設定温度より高いとき、または前記熱媒の温度の確認動作を行うときの前記熱媒の温度が第1の設定温度以上であるとき、冷媒の温度を確認し、冷媒に対する設定温度が第3の設定温度とこの第3の設定温度よりも低い第4の設定温度との2点であり、冷媒の温度の確認動作を行う以前の冷媒の温度が第3の設定温度以上であって冷媒の温度の確認動作を行うときの冷媒の温度が第4の設定温度より高いとき、または冷媒の温度の確認動作を行うときの冷媒の温度が第3の設定温度以上のとき、熱媒用ポンプを駆動し、冷媒の温度の確認動作を行う以前の冷媒の温度が第4の設定温度以下であって冷媒の温度の確認動作を行うときの冷媒の温度が第3の設定温度より低いとき、または冷媒の温度の確認動作を行うときの冷媒の温度が第4の設定温度以下であるとき、熱媒用ポンプを停止する構成とする。
【0012】
このような構成とすれば、1つの設定温度で熱媒用ポンプの駆動を制御する場合に比べ、熱媒用ポンプの駆動及び停止の頻度を少なくできるので好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用してなる空気調和装置の一実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本発明を適用してなる空気調和装置の概略構成と動作を示す図である。図2は、冷房時の排熱回収器と補助加熱器の動作を示す図である。図3は、暖房時の排熱回収器と補助加熱器の動作を示す図である。図4は、吸収式冷凍機の概略構成の一例を示す図である。図5は、冷房運転後の制御部の動作を示すフロー図である。図6は、熱媒用ポンプの動作を示す図であり、(a)は冷媒の温度に対する動作、(b)は、熱媒の温度に対する動作を示している。なお、本実施形態では、エンジンを排熱源として、この排熱で熱媒を加熱する場合を一例として説明する。
【0014】
本実施形態の空気調和装置は、図1に示すように、排熱回収器1、補助ボイラ3、吸収式冷凍機5、熱媒管路7、三方弁からなる冷暖房切換弁9a、9b、バイパス管路11、熱媒温度センサ13、制御部15、冷熱媒管路である冷温水管路17、冷水温度センサ18、そして室内機である室内機19などで構成されている。排熱回収器1は、排熱源であるエンジン21から排ガス管路23を介して供給された排ガスの熱を、熱媒管路7中を通流する熱媒である水に熱交換部25で回収する。排熱回収器1は、内部に排ガスの流れる流路を切り換えるための図示していない流路切換機構を備えている。この流路切換機構により、排ガスの流れは、排気管路29方向と熱交換部25方向とに切り換えられ、余剰な排熱は、排気管路29より放出される。補助ボイラ3は、排熱回収器1から吸収式冷凍機5に向かって熱媒が通流する熱媒管路7aに設けられている。補助ボイラ3は、バーナ31を備えており、バーナ31の燃焼により熱媒を加熱する。
【0015】
吸収式冷凍機5は、熱媒の熱で吸収液を加熱する再生器を有する熱媒駆動型の吸収式冷凍機である。吸収式冷凍機5は、冷却水管路33を循環する冷却水を冷却するための冷却塔35を備えている。熱媒管路7は、前記のように排熱回収器1から補助ボイラ3を介して吸収式冷凍機5に向かって熱媒が通流する熱媒管路7aと、吸収式冷凍機5から排熱回収器1に向かって熱媒が通流する熱媒管路7bとからなり、熱媒管路7aに熱媒用ポンプ37を備え、排熱回収器1と吸収式冷凍機5との間で熱媒を循環させている。冷温水管路17は、、室内機19に向かって吸収式冷凍機5から冷媒である冷水が、またはバイパス管路11から熱媒である温水が通流する冷温水管路17aと、室内機19から吸収式冷凍機5方向に向かって冷水または温水が通流する冷温水管路17bとからなり、冷温水管路17bは、冷媒用ポンプである冷水用ポンプ39を備えている。冷温水管路17aの吸収式冷凍機5からの出口部分に冷水温度センサ18が設けられている。
【0016】
バイパス管路11は、熱媒管路7aを通流する熱媒を冷温水管路17aに流すバイパス管路11aと、冷温水管路17bを通流する熱媒を熱媒管路7bに流すバイパス管路11bとからなる。バイパス管路11aは、熱媒管路7aの補助ボイラ3と吸収式冷凍機5の間に設けられた冷暖房切換弁9aで熱媒管路7aから分岐し、冷温水管路17aに合流するように配管されている。バイパス管路11bは、冷温水管路17bに設けられた冷暖房切換弁9bで冷温水管路17bから分岐し、熱媒管路7bに合流するように配管されている。なお、バイパス管路11bでは、冷暖房切換弁9bを設けない構成であっても、冷水用ポンプ39が停止していれば、冷温水管路17bからの温水が流入するので、冷暖房切換弁9bを設けない構成にすることもできる。
【0017】
制御部15は、パワーボックス41、補助ボイラ制御部43、冷暖房切り換えスイッチ45、排熱回収器1の流路切換機構、室内機19の動作を制御する室内機制御部47、熱媒管路7aの補助ボイラ3と冷暖房切換弁9aの間に設置された熱媒温度センサ13、そして冷水温度センサ18などと配線51により電気的に接続されている。パワーボックス41は、熱媒管路7aに設けられた熱媒用ポンプ37、2つの冷暖房切換弁9a、9b、冷温水管路17bに設けられた冷水用ポンプ39、冷却塔35の図示していない冷却ファン、そして冷却水管路33に設けられた冷却水用ポンプ53などに配線55により電気的に接続されている。
【0018】
また、制御部15は、異常検出機能を有しており、熱媒温度センサ13で検出した熱媒の温度が、設定された異常検出温度になると、警報を発して使用者に異常を知らせると共に、補助ボイラ3のバーナ31を強制停止し、排熱回収器1の流路切換機構を排ガスが排気管路29に流れるように切り換えて排ガスを排出し、熱媒の加熱を停止する。
【0019】
補助ボイラ制御部43は、補助ボイラ3のバーナ31と配線61により電気的に接続されている。なお、本実施形態では、制御部15は、指令信号を発し、この指令信号に応じてパワーボックス41が、パワーボックス41に電気的に接続された機器類のスイッチングを行っている。また、本実施形態では、制御部15、パワーボックス41、そして補助ボイラ制御部43などは、別体に構成されているが、制御部として一体的に構成することもできる。室内機制御部47は、制御部15からの信号などに応じ、冷水または加熱された熱媒である温水を室内機19内に通流させるか否かを切り換えを制御する制御弁65の動作などを制御している。
【0020】
ここで、本実施形態の吸収式冷凍機5の内部の構成について説明する。本実施形態の吸収式冷凍機5は、図4に示すように、再生器67、凝縮器69、蒸発器71、吸収器73などで構成されている。再生器67は、熱媒管路7a、7bに連結されて熱媒が通流する熱交換器75を内部に備えている。熱交換器75の上方には、熱交換器75に稀溶液を流下または滴下して散布する散布部77が設けられている。散布部77には吸収器73で生成された稀溶液が通流する稀溶液管路79が連結されている。再生器67の底部には、再生器67の底部に溜まった濃溶液を吸収器73に導く濃溶液管路81が連結されている。また、再生器67は、再生器67で発生した蒸気が通流できるように凝縮器69と連通している。
【0021】
凝縮器69は、図示していない冷却塔で冷却された冷却水が通流する熱交換器83を内部に備えている。熱交換器83には、冷却水が熱交換器83と冷却塔35との間を循環できるように冷却水管路33が連結されている。また、凝縮器69の底部には、凝縮器69の底部に溜まった冷媒液が通流する冷媒液管路85aの一端が連結されている。冷媒液管路85aの他端は、蒸発器71内に設けられた熱交換器87に冷媒液を流下または滴下させて散布する散布部89に連結されている。さらに、凝縮器69の底部には冷媒液管路85aと並列に、蒸発器71での冷媒液の散布量を調整するための冷媒液量調整用管路85bの一端が連結されており、冷媒液量調整用管路85bの他端は、冷媒液管路85aと共に蒸発器71内に設けられた散布部89に連結されている。冷媒液量調整用管路85bには、冷媒の流量を調整するための冷媒液量調整弁90が設けられている。蒸発器71内の熱交換器87は、室内機19に冷房用の冷水を送る冷媒管路17a、17bに連結されており、散布部89が熱交換器87の上方に設けられている。また、蒸発機71は、蒸発器71で発生した蒸気が通流できるように吸収器73と連通している。
【0022】
吸収器73は、図示していない冷却塔で冷却された冷却水が通流する熱交換器91を内部に備えている。吸収器73の熱交換器91には、冷却水が熱交換器91と冷却塔35との間を循環できるように冷却水管路33が連結されている。吸収器73の熱交換器91の上方には、再生器67で生成された濃溶液を熱交換器91に流下または滴下して散布する散布部93が設けられており、散布部93には濃溶液管路81が連結されている。また、吸収器73の底部には、吸収器73の底部に溜まった稀溶液が通流する稀溶液管路47のが連結されており、稀溶液管路79には吸収液用ポンプ95が設けられ、稀溶液を再生器67の散布部77に送っている。また、凝縮器69の熱交換器83と吸収器73の熱交換器91とは、冷却水管路33に直列に設けられており、冷却塔35で冷却された冷却水は、吸収器73の熱交換器91と凝縮器69の熱交換器83とを順次通流して循環する。稀溶液管路79に設けられたポンプ95と再生器67との間には、稀溶液管路79内の稀溶液と、濃溶液管路81内の濃溶液との間で熱交換をするための熱交換器97が設けられている。
【0023】
このような構成の空気調和装置では、空調要求があり、運転切り換えスイッチ45により冷房運転が選択されると、制御部15は、パワーボックス41を介して、熱媒及び冷水が、各々吸収式冷凍機5を通って熱媒管路11及び冷温水管路17を循環するように2つの冷暖房切換弁9a、9bを切り換える。そして、熱媒管路7aに設けられた熱媒用ポンプ37、冷温水管路17bに設けられた冷水用ポンプ39、冷却塔35の図示していない冷却ファン、そして冷却水管路33に設けられた冷却水用ポンプ53などを作動させる。これにより、熱媒管路11を通流する熱媒が、排熱回収器1でエンジン21からの排熱を回収する。排熱回収器1で加熱された熱媒の熱により吸収式冷凍機5は、冷温水管路17を通流する冷媒である水を冷却する。この吸収式冷凍機5で冷却された冷水が室内機19に通流することにより室内機19から冷風が送出される。
【0024】
このような冷房運転において、吸収式冷凍機5が効率よく水を冷却するため、また、熱媒の温度が下がりすぎて吸収式冷凍機5を駆動できなくなるのを防ぐため、熱媒の温度を所定の範囲内に保つ必要がある。このため、制御部15は、排熱回収器1の流路切換機構を制御し、さらに、補助ボイラ制御部43を介して補助ボイラ3の運転を制御している。冷房時、制御部15は、図2に示すように、T1〜T2の温度範囲で流路切換機構を制御している。このとき、T1>T2とする。すなわち、制御部15は、熱媒温度センサ13で検出した温度がT1になると流路切換機構を排気管路29にエンジン21からの排ガスが流れるように切り換え、排ガスを排気管路29に流して排熱の回収を停止する。つまり、排熱回収器1による排熱回収をオフ状態にする。これにより、熱媒の加熱が停止される。熱媒の加熱が停止されて熱媒の温度が低下し、熱媒温度センサ13で検出した温度がT2になると流路切換機構を熱交換部25にエンジン21からの排ガスが流れるように切り換え、排ガスを熱交換部25に流して排熱の回収を開始する。つまり、排熱回収器1による排熱回収をオン状態にする。これにより、熱媒の加熱を開始する。
【0025】
このとき、もし、エンジン21からの排ガスの温度が低く、熱媒が十分な温度を保てずに低下する場合には、制御部15は、補助ボイラ制御部43を介して、T3〜T4の温度範囲で補助ボイラー3のバーナ31のオン、オフを制御する。このとき、T1>T3かつT2>T4とする。制御部15は、熱媒の温度が低下し、熱媒温度センサ13で検出した温度がT4になるとバーナ31をオンし、熱媒の加熱を開始する。バーナ31による熱媒の加熱で熱媒の温度が上昇し、熱媒温度センサ13で検出した温度がT3になるとバーナ31をオフし、熱媒の加熱を停止する。このとき、温度がT2以下の場合には、排熱回収器1の流路切換機構は、熱交換部25にエンジン21からの排ガスが流れるように切り換えられた状態にあり、熱媒はエンジン21からの排熱を回収している。したがって、補助ボイラー3は、熱媒をT3以上の温度に上昇させるために不足した熱量を補うように動作する。
【0026】
一方、空調要求があり、運転切り換えスイッチ45により暖房運転が選択されると、制御部15は、パワーボックス41を介して、熱媒管路7を通流する熱媒が、バイパス管路11を通って冷温水管路17に流れるように2つの冷暖房切換弁9a、9bを切り換える。そして、制御部17は、熱媒管路7bに設けられた熱媒用ポンプ37のみを作動させ、冷温水管路17aに設けられた冷水用ポンプ39、冷却塔35の図示していない冷却ファン、そして冷却水管路33に設けられた冷却水用ポンプ53などを停止する。これにより、熱媒は、吸収式冷凍機5に供給されず、バイパス管路11を介して、排熱回収器1と室内機19との間を循環するようになり、熱媒が室内機19に通流することにより室内機19から温風が吹出される。
【0027】
このような暖房運転において、熱媒温度が高くなり過ぎると、室内機19からの吹出温度が高くなり過ぎ、室内の温度分布が均一化し難くなるなどの現象が生じ、快適性が低下する場合がある。また、空調機19や制御弁65などの耐熱温度を超え、空気調和装置の運転に支障をきたす場合もある。このため、制御部15は、排熱回収器1の流路切換機構を制御し、また、補助ボイラ制御部43を介して補助ボイラ3の運転を制御している。暖房時、制御部15は、図3に示すように、T5〜T6の温度範囲で流路切換機構を制御している。このとき、T4>T5>T6とする。
【0028】
すなわち、制御部15は、熱媒温度センサ13で検出した温度がT5になると流路切換機構を排気管路29にエンジン21からの排ガスが流れるように切り換え、エンジン21からの排ガスを排気管路29に流して排熱の回収を停止する。これにより、熱媒の加熱が停止される。熱媒の加熱が停止されて熱媒の温度が低下し、熱媒温度センサ13で検出した温度がT6になると流路切換機構を熱交換部25にエンジン21からの排ガスが流れるように切り換え、排ガスを熱交換部25に流して排熱の回収を開始する。これにより、熱媒の加熱を開始する。
【0029】
このとき、もし、エンジン21からの排ガスの温度が低く、熱媒が十分な温度を保てずに低下する場合には、制御部15は、補助ボイラ制御部43を介して、T7〜T8の温度範囲で補助ボイラー3のバーナ31のオン、オフを制御する。このとき、T5>T7、T6>T8とする。制御部15は、熱媒の温度が低下し、熱媒温度センサ13で検出した温度がT8になるとバーナ31をオンし、熱媒の加熱を開始する。バーナ31による熱媒の加熱で熱媒の温度が上昇し、熱媒温度センサ13で検出した温度がT7になるとバーナ31をオフし、熱媒の加熱を停止する。
【0030】
このとき、温度がT6以下の場合には、排熱回収器1の流路切換機構は、常に熱交換部25にエンジン21からの排ガスが流れるように切り換えられた状態にあり、エンジン21からの排熱を回収している。したがって、暖房時も、補助ボイラー3は、熱媒をT8以上の温度に上昇させるために不足した熱量を補うように動作している。このように、暖房時は、冷房時よりも低い温度範囲で流路切換機構及び補助ボイラ3が制御されている。すなわち、排熱回収器1、補助ボイラ3、そして制御部15などからなる熱媒温度調整手段は、熱媒が吸収式冷凍機5へ通流するとき、熱媒がバイパス管路11へ通流するときよりも熱媒の温度を高く調整している。
【0031】
なお、本実施形態では、図2及び図3に示すように、T1〜T2の温度範囲よりもT3〜T4の温度範囲が低くなるように制御しているが、T1>T3、T2>T4であれば、T1〜T2の温度範囲及びT3〜T4の温度範囲は、T1〜T2の温度範囲とT4〜T5の温度範囲とが部分的に重なり合うような温度範囲に設定することもできる。同様に、本実施形態では、T5〜T6の温度範囲よりもT7〜T8の温度範囲が低くなるように制御しているが、T5>T7、T6>T8であれば、T5〜T6の温度範囲及びT7〜T8の温度範囲は、T5〜T6の温度範囲とT7〜T8の温度範囲とが部分的に重なり合うような温度範囲に設定することもできる。
【0032】
ここで、冷房運転停止後の本実施形態の空気調和機の動作を説明する。すなわち、冷房運転が停止すると、制御部15は、冷暖房切換弁9a、9bが、熱媒及び冷水が各々吸収式冷凍機5を通って熱媒管路11及び冷温水管路17を循環する状態のままで、図4に示すように、吸収式冷凍機5の再生器67内の熱により、再生器67内の濃溶液が過濃縮になり、吸収液の成分が晶析し、吸収式冷凍機5の駆動に支障をきたすことがないように吸収式冷凍機5に希釈運転を行わせる。希釈運転とは、一般に、再生器67での入熱がない状態で吸収液用ポンプ95を駆動し続けるか、または、吸収液用ポンプ95を駆動し続けると共に、冷媒液量調整用管路85bに設けられた冷媒液量調整弁90を全開にすることで、再生器67で生成される濃溶液の濃度を低下させるものである。
【0033】
このような希釈運転と同時に、制御部15は、希釈運転による蒸発機71の熱交換器87内の冷水の温度低下により、吸収式冷凍機5の蒸発器71や冷温水管路17において冷水が凍結しないように、冷水用ポンプ39を駆動させて冷温水管路17に冷水を循環させると共に、排熱回収器1内の図示していない流路切換機構により排ガスの流れを切り換え、排熱を排気管路29より放出する状態にする。そして、熱媒の温度と冷媒の温度とに応じて熱媒用ポンプ37の駆動を制御する。
【0034】
制御部15は、熱媒と冷水の温度を、各々、熱媒温度センサ13と冷水温度センサ18で常時監視しており、熱媒と冷水の温度に応じて熱媒用ポンプ37の駆動を制御する。制御部15は、冷房運転が停止すると、図5に示すように、冷房運転停止前の熱媒の温度と冷房運転停止時の熱媒の温度とを確認する(ステップ101)。ステップ101において、図5及び図6(a)に示すように、冷房運転停止前の熱媒の温度が予め定められた設定温度T9以上であって冷房運転停止時の熱媒の温度が予め定められた設定温度T10より高いか、または冷房運転停止時の熱媒の温度が設定温度T9以上であれば、冷水温度センサ18で検出した冷水の温度を確認する(ステップ103)。なお、T10<T9<T4とする。
【0035】
ステップ103において、図5及び図6(b)に示すように、ステップ103以前の冷水の温度が設定温度T11以上であってステップ103のときの冷水の温度が設定温度T12より高いか、またはステップ103のときの冷水の温度が設定温度T11以上であれば、熱媒用ポンプ37を駆動する(ステップ105)。なお、T12は、0℃よりもわずかに高く、水が凍結しない程度の温度であり、0℃<T12<T11≪T5とする。これにより、排熱回収器1と吸収式冷凍機5の間を熱媒が循環する。このとき、排熱回収器1では熱媒への排熱の回収が行われない。このため、熱媒は、吸収式冷凍機5の再生器67で熱を奪われ、熱媒の温度が低下する。
【0036】
また、ステップ103において、ステップ103以前の冷水の温度が設定温度T12以下であってステップ103のときの冷水の温度が設定温度T11よりも低いか、またはステップ103のときの冷水の温度が設定温度T12以下であれば、熱媒用ポンプ37を停止する(ステップ107)。これにより、熱媒の循環が止まるため、吸収式冷凍機5の再生器67の温度が低下して行き、吸収式冷凍機5の蒸発機71での室内機19に供給される冷水の冷却が止まって冷水の温度低下が止まり、冷水の凍結が回避される。
【0037】
一方、ステップ101において、図5及び図6(a)に示すように、冷房運転停止前の熱媒の温度が設定温度T10以下であって冷房運転停止時の熱媒の温度が設定温度T9よりも低いか、または冷房運転停止時の熱媒の温度が設定温度T10以下であれば、熱媒用ポンプ37の駆動を停止している(ステップ107)。制御部15は、希釈運転が終了するまでステップ101からステップ105またはステップ107に至る動作を繰り返すことにより、熱媒の温度を暖房運転時に室内機19に熱媒を送っても支障のない温度であり、かつ吸収式冷凍機を駆動できなくなる温度、つまり設定温度T10以下に調整する。なお、ステップ101を繰り返して行う場合には、制御部15は、冷房運転停止前及び停止時の熱媒の温度に代えて、ステップ101以前及びステップ101のときの熱媒温度を確認する。
【0038】
制御部15は、熱媒の温度が設定温度T10以下の状態で予め定めた時間経過すると希釈運転終了と判断し、吸収式冷凍機の吸収液用ポンプ95を停止するが、冷水用ポンプ39は、希釈運転終了後、つまり熱媒ポンプ37停止後も、所定時間の間駆動し続ける。冷水の凍結の問題などがない場合には、希釈運転終了時に冷水用ポンプ39を停止することもできる。
【0039】
このように、本実施形態の空気調和装置では、冷房運転停止後、吸収式冷凍機5の希釈運転を行っている間、冷水用ポンプを駆動して吸収式冷凍機5と室内機19との間で冷水を循環させると共に、排熱回収器1による熱媒の排熱の回収を行わない状態で熱媒用ポンプ37を駆動している。したがって、熱媒の熱が吸収式冷凍機5の再生器67で奪われ熱媒の温度が低下する。したがって、冷房運転後の熱媒の温度を暖房運転に適した温度に調整することができる。
【0040】
さらに、本実施形態の空気調和装置では、熱媒の温度に応じて冷媒の温度を確認し、確認した冷媒の温度に応じて熱媒用ポンプ37の駆動を制御している。これにより、熱媒用ポンプ37を駆動することにより室内機19に供給される冷水が凍結するのを防ぐことができる。
【0041】
また、本実施形態の空気調和装置では、図6に示すように、熱媒と冷水の温度に応じて熱媒用ポンプ37の駆動を制御する際、熱媒に対する2点の設定温度T9及びT10、そして冷水に対する2点の設定温度T11及びT12で、熱媒または冷水の温度を確認するステップ101またはステップ103を行う以前の熱媒または冷水の温度を加味して熱媒用ポンプ37の駆動を制御している。したがって、1つの設定温度で熱媒用ポンプ37の駆動を制御する場合に比べ、熱媒用ポンプ37の駆動及び停止、つまり発停の頻度を少なくでき、また熱媒用ポンプ37の頻繁な発停による熱媒や冷水の温度変動を小さくすることができる。
【0042】
加えて、本実施形態の空気調和装置では、暖房時に熱媒がバイパス管路11に通流するように冷暖房切換弁9a、9bを切り換えることにより、熱媒を室内機19に直接供給して暖房運転を行うことができる。つまり、暖房運転時は、吸収冷式凍機5や吸収式冷凍機5の動作に関わる機器類、例えば冷水用ポンプ39、冷却水用ポンプ53などを停止することができる。しかも、熱媒の温度は、熱媒温度調整手段、すなわち排熱回収器1、熱媒温度センサ13、制御部15などにより、冷房時の熱媒温度が暖房時の熱媒温度よりも高くなるように制御される。このため、暖房時に室内の快適性の低下や、空調装置の運転への支障、また、冷暖房効率の低下などを生じ難くできる。したがって、空気調和装置の省エネルギー性を向上できる。
【0043】
さらに、本実施形態の空気調和装置では、熱媒温度調整手段として、補助ボイラも備えており、熱媒の温度が所望の温度よりも低くなった場合、排熱回収器1の流路切換機構が、熱交換部25にエンジン21からの排ガスが流れるように切り換えられた状態、つまり排熱を熱媒に回収している状態で補助ボイラ3のバーナ31のオン、オフを制御している。このため、熱媒を所望の温度にするために、排熱の回収だけでは不足する熱量を補助ボイラ3が補うため、排熱を効率的に利用することができ、省エネルギー性をより向上できる。ただし、排熱源が常に十分な熱量を有している場合などには、補助ボイラ3は備えていなくてもよい。また、本実施形態では、補助加熱器として補助ボイラ3を備えているが、補助加熱器として、ヒータや熱交換により熱媒の加熱を行うような様々な補助加熱器を用いることもできる。
【0044】
また、本実施形態では、制御部15が、熱媒温度センサ13で検出した熱媒の温度に応じて排熱回収器1の流路切換機構を制御しているが、排熱回収器1内に流路切換機構の制御部や熱媒温度センサなどを設け、制御部15からの冷房運転と暖房運転を識別する運転指令信号を受け、流路切換機構を制御することもできる。さらに、制御部15が、冷水温度センサ18で検出した冷水の温度に応じて排熱回収器1の流路切換機構を制御する構成にすることもできる。また、本実施形態では、熱媒及び冷媒に水を用いているが、熱媒及び冷媒は水に限らず様々な流体を用いることができる。
【0045】
また、本実施形態では、熱媒温度調整手段として流路切換機構を有する排熱回収器1などを用いているが、熱媒温度調整手段は、熱媒の温度を調整できれば様々な構成にすることができる。例えば、排熱回収器を熱媒温度調整手段とせず、熱媒管路7aに大気などへ熱媒の熱を放熱する機器を備え、これにより熱媒の温度を調整する構成などにすることもできる。また、熱媒管路7aと熱媒管路7bとを排熱回収器を通らずに連通させる管路と、この管路への熱媒の流入を制御する弁を設けた構成などにすることもできる。
【0046】
また、本実施形態では、排熱はエンジン21からの排ガスから回収し、室内機として室内機19を備えた構成の空気調和装置を例示している。しかし、本発明は、本実施形態の構成に限らず、様々な構成の空気調和装置、例えば、様々な排熱源を利用し、様々な構成の室内機などを備える空気調和装置に適用できる。排熱源としては、例えば、燃料電池、工業排熱、地熱、温泉などからの様々な排熱を利用できる。さらに、排熱は、排ガスに限らず、例えば、エンジンの冷却水などからも回収できる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、冷房運転後の熱媒の温度を暖房運転に適した温度に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる空気調和装置の一実施形態の概略構成と動作を示す図である。
【図2】冷房時の排熱回収器と補助加熱器の動作を示す図である。
【図3】暖房時の排熱回収器と補助加熱器の動作を示す図である。
【図4】吸収式冷凍機の概略構成の一例を示す図である。
【図5】冷房運転後の制御部の動作を示すフロー図である。
【図6】熱媒用ポンプの動作を示す図であり、(a)は冷媒の温度に対する動作、(b)は、熱媒の温度に対する動作を示している。
【符号の説明】
1 排熱回収器
3 補助ボイラ
5 吸収式冷凍機
7、7a、7b 熱媒管路
9a、9b 冷暖房切換弁
11、11a、11b バイパス管路
13 熱媒温度センサ
15 制御部
17、17a、17b 冷温水管路
19 室内機

Claims (3)

  1. 熱媒の温度を調整する熱媒温度調整手段と、前記熱媒温度調整手段から供給される前記熱媒を熱源とする吸収式冷凍機と、前記熱媒温度調整手段及び前記吸収式冷凍機間で前記熱媒を循環させる熱媒管路と、該熱媒管路に設けられた熱媒用ポンプと、前記熱媒管路に設けられた冷暖房切換弁と、該冷暖房切換弁から分岐するバイパス管路と、前記吸収式冷凍機からの冷媒または前記バイパス管路を介して前記熱媒温度調整手段からの前記熱媒が供給される室内機と、前記バイパス管路が合流し、かつ前記吸収冷式凍機及び前記室内機間で前記冷媒を循環させる冷熱媒管路と、該冷熱媒管路に設けられた冷媒用ポンプとを含み、前記熱媒の温度及び前記冷媒の温度のうち、少なくとも1方の温度に基づいて前記熱媒温度調整手段により前記熱媒の温度を調整する空気調和装置であり、
    冷房運転停止後、前記吸収式冷凍機で希釈運転を行っているとき、前記熱媒温度調整手段での前記熱媒の加熱を停止または抑えた状態で、前記熱媒の温度に応じて前記熱媒用ポンプの駆動を制御してなり、
    前記熱媒の温度に加え、前記冷媒の温度に応じて前記熱媒用ポンプの駆動を制御してなることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記熱媒の温度が、該熱媒の温度に対して予め設定された温度以上であると前記冷媒の温度を確認し、該確認した冷媒の温度が、前記冷媒の温度に対して予め設定された温度以下であると前記熱媒用ポンプを停止するか、または駆動しないことを特徴とする請求項に記載の空気調和装置。
  3. 前記熱媒に対する設定温度が第1の設定温度と該第1の設定温度よりも低い第2の設定温度との2点であり、前記熱媒の温度の確認動作を行う以前の前記熱媒の温度が前記第1の設定温度以上であって前記熱媒の温度の確認動作を行うときの前記熱媒の温度が前記第2の設定温度より高いとき、または前記熱媒の温度の確認動作を行うときの前記熱媒の温度が前記第1の設定温度以上であるとき、前記冷媒の温度を確認し、
    前記冷媒に対する設定温度が第3の設定温度と該第3の設定温度よりも低い第4の設定温度との2点であり、前記冷媒の温度の確認動作を行う以前の前記冷媒の温度が前記第3の設定温度以上であって前記冷媒の温度の確認動作を行うときの前記冷媒の温度が前記第4の設定温度より高いとき、または前記冷媒の温度の確認動作を行うときの前記冷媒の温度が前記第3の設定温度以上のとき、前記熱媒用ポンプを駆動し、前記冷媒の温度の確認動作を行う以前の前記冷媒の温度が前記第4の設定温度以下であって前記冷媒の温度の確認動作を行うときの前記冷媒の温度が前記第3の設定温度より低いとき、または前記冷媒の温度の確認動作を行うときの前記冷媒の温度が前記第4の設定温度以下であるとき、前記熱媒用ポンプを停止してなることを特徴とする請求項に記載の空気調和装置。
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