JP3920986B2 - 吸収式空調装置 - Google Patents
吸収式空調装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3920986B2 JP3920986B2 JP11328198A JP11328198A JP3920986B2 JP 3920986 B2 JP3920986 B2 JP 3920986B2 JP 11328198 A JP11328198 A JP 11328198A JP 11328198 A JP11328198 A JP 11328198A JP 3920986 B2 JP3920986 B2 JP 3920986B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cold
- hot water
- absorption
- flow path
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Landscapes
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、臭化リチウムなどの水溶液を吸収液として吸収サイクルを形成し、吸収サイクル作動時に蒸発器で冷却された冷温水を室内の空調用熱交換器へ供給して冷房運転を行うとともに、再生器から蒸発器へ高温の吸収液を供給する暖房用吸収液流路を設けて、蒸発器で加熱された冷温水を室内の空調用熱交換器へ供給して暖房運転を行う一般家庭用の比較的小さな吸収式空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
吸収サイクルを用いた吸収式空調装置は、室外機として吸収式冷凍加熱機を備え、再生器を加熱し吸収液ポンプを作動させた吸収サイクルにおいて、蒸発器内の冷温水配管で冷却された冷温水を冷却源とし、空調用熱交換器及び対流ファンを備えた室内機へ供給して、対流ファンを作動させて室内を冷房する。また、蒸発器を暖房用吸収液流路によって再生器と連通させた状態で吸収液ポンプを作動させて、再生器で加熱された高温の吸収液を蒸発器へ供給することによって、蒸発器内の冷温水配管で冷温水を加熱して加熱源とし、同様に室内機へ供給して暖房運転を行う。
尚、吸収サイクルを用いた空調装置では、冷凍能力、暖房能力が大きいため、2つ以上の室内機を1つの室外機に並列接続されることが多い。
さらに、蒸発器の冷温水配管に床暖房パネルを接続して、加熱された冷温水による温水床暖房を行うことを前提としたシステムが構成されている。
【0003】
上記の構成からなる吸収式空調装置において、室外機は、室内機または床暖房パネルに備えられたコントローラからの制御信号に基づいて、冷房運転または暖房運転を開始し、冷温水を冷却または加熱する。室外機で冷却または加熱された冷温水は、冷温水ポンプによって冷温水流路を循環するように構成されているが、運転が指示された室内機または床暖房パネルのみを循環するようにするために、各室内機及び床暖房パネルへの冷温水流路には、冷温水の循環を司る開閉弁がそれぞれ備えられている。
【0004】
以上の構成の吸収式空調装置では、暖房運転において、室内機及び床暖房パネルを配置した各室の室温が全て設定温度に達すると、室外機が冷温水の加熱及び冷温水ポンプを作動させた状態で、各開閉弁の全てを閉弁することになる。尚、室外機が加熱等の作動を継続させる理由は、床暖房パネル等熱容量の大きい空調用熱交換器が接続される場合に、室温が再び設定温度より下がって開閉弁が開弁したとき、迅速に昇温した冷温水を送り込む必要があるからである。
このとき、前記開閉弁の閉弁により、冷温水は冷温水流路を循環できず、室外機の冷温水戻り口側では、冷温水が室内機や床暖房パネルから戻って来ないため、戻ってきた冷温水の温度検知による正しい加熱制御ができなくなり、再生器において吸収液が過剰加熱されて室外機の作動不良を起こし易い。
【0005】
このため、本願発明者は、室外機の冷温水流出口と冷温水戻り口との間に、冷温水流路の開閉弁が閉じている場合に、冷温水ポンプの吐出圧で開弁するリリーフバルブを備えたバイパス回路を設けて、バイパス回路を介して冷温水が循環するようにしたものを提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構成を有する吸収式空調装置は、暖房運転は、室内機または床暖房パネルへ加熱した冷温水を循環させることによって行われるが、冷房運転は、冷却した冷温水を室内機のみへ循環させることによって行われる。従って、冷房運転で使用される室内機の空調用熱交換器は熱容量が小さいため、室温が設定温度に達して開閉弁が閉弁したとき、室外機内の冷温水温度を維持させる必要がなく、従って、加熱及び冷温水ポンプは作動停止されるにも拘らず、開閉弁が閉弁した状態での冷房運転中にも室外機で冷却した冷温水の一部が、空調用熱交換器で熱交換されずに、バイパス回路を介して短絡して帰還するため、室内の冷房運転効率の低下を招くという問題がある。
【0007】
本発明は、吸収式空調装置において、暖房運転では、過剰加熱による室外機の作動不良を防止するとともに、冷房運転において、冷房運転効率が低くなることがない、吸収式空調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1では、冷房運転時には、再生器において低濃度吸収液を高濃度吸収液と冷媒とに分離し、蒸発器において、内部を空調用熱媒体としての冷温水が流れる蒸発コイルに冷媒液を散布して蒸発させるとともに、前記冷温水を冷却し、吸収器において、冷却塔に連結されるとともに、内部を排熱用の冷却水が流れる冷却コイルに前記高濃度吸収液を散布して前記蒸発した冷媒を吸収させ、冷媒を吸収して低濃度化した低濃度吸収液を低濃度吸収液流路に設けた吸収液ポンプにより前記再生器に戻し、暖房運転時には、暖房用吸収液流路を介して前記再生器から前記蒸発器へ高温の吸収液を供給する吸収式冷凍加熱機と、冷温水ポンプを有する冷温水流路により前記蒸発コイルに連結されて室内を空調する空調用熱交換器と、前記冷温水流路の前記吸収式冷凍加熱機と前記空調用熱交換器との間に設けた開閉弁とからなる吸収式空調装置において、前記空調用熱交換器および前記開閉弁の上流と下流とを、前記冷温水流路内の冷温水温度を感知して、冷房運転時には閉弁し、暖房運転時に前記冷温水温度が所定温度より高い場合に開弁する温度感知式のリリーフ弁を備えた短絡冷温水流路で連結したことを特徴とする。
【0009】
請求項2では、請求項1において、前記冷温水流路には、前記空調用熱交換器として、室内を床暖房するための床暖房パネルが接続可能に構成されたことを特徴とする。
【0010】
【発明の作用・効果】
この吸収式空調装置では、暖房運転が行われる場合には、吸収式冷凍加熱機で冷温水が加熱され、その温度が所定温度以上になると、温度感知式のリリーフ弁が開いて、短絡冷温水流路を冷温水が通過する。このため、室温が設定温度に達して、床暖房パネル等の空調用熱交換器への冷温水流路に設けた開閉弁が閉弁した場合に、冷温水が短絡冷温水流路を通過して室外機へ帰還する。この結果、帰還した冷温水温度を検出して正しい加熱制御が行えるようになり、再生器が高温異常を来すなどといったように、室外機に作動不良が生じることを防止できる。
【0011】
また、冷房運転では、冷温水の温度が低いため温度感知式のリリーフ弁が開弁しない。従って、冷却された冷温水が短絡冷温水流路を介して室外機へ短絡して帰還することがなく、全ての冷温水が室内機に供給される。従って、冷房運転時の効率が低下することはない。
尚、冷房運転時は、室温が設定温度に達して開閉弁が閉弁すると、加熱及び冷温水ポンプは停止するため、閉弁中の加熱制御の必要はない。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は吸収式空調装置を示し、冷凍加熱機本体101および冷却塔(クーリングタワー)CTからなる吸収式冷凍加熱機100を室外機として備えるとともに、室内機200が付設されている。この吸収式空調装置は、制御装置300により制御される。
【0013】
冷凍加熱機本体101は、高温再生器1および低温再生器2を備え、高温再生器1の下方には、加熱源としてのガスバーナBが配置されている。低温再生器2の外周には吸収器3および蒸発器4が設けられ、蒸発器4の上方には凝縮器5が設置されている。
【0014】
高温再生器1は、ガスバーナBによって加熱され、内部の低濃度吸収液を沸騰させる加熱タンク11と、該加熱タンク11の頂部から上方に延長され、冷媒蒸気と、該冷媒蒸気の蒸発により濃化した中濃度吸収液とを分離する中濃度吸収液分離筒12とを有する。中濃度吸収液分離筒12の外周には、冷媒蒸気を回収する縦型円筒形の気密性冷媒回収タンク10が設けられている。
【0015】
低温再生器2は、冷媒回収タンク10の外周に偏心して設置した縦型円筒形の低温再生器ケース20を有する。低温再生器ケース20は、天井に冷媒蒸気出口21が設けられるとともに、頂部が中濃度吸収液分離筒12の底部121と中濃度吸収液流路L1 により連結されている。
【0016】
低温再生器ケース20内には、圧力差により熱交換器Hを介して中濃度吸収液が供給され、冷媒回収タンク10の外壁を熱源として再沸騰し、冷媒蒸気と高濃度吸収液とに分離される。低温再生器ケース20の外周には、縦型円筒形で気密性の蒸発・吸収ケース30が同心的に配され、蒸発・吸収ケース30は上方に延設されて凝縮器ケース50となっている。
【0017】
冷媒回収タンク10、低温再生器ケース20、蒸発・吸収ケース30は、底板13に一体に溶接されて冷凍加熱機本体101を形成している。低温再生器ケース20の上部は、気液分離部22となっており、冷媒蒸気出口21および隙間5Aを介して凝縮器ケース50内と連通している。
【0018】
吸収器3は、蒸発・吸収ケース30内の内側部分内に縦型円筒状に巻設した冷却コイル31を配置し、その上方に該冷却コイル31に高濃度吸収液を散布するための高濃度吸収液散布具32を装着してなる。吸収器3は、冷房運転時に使用され、冷却コイル31内には、冷却塔CTで冷却された排熱用冷却水が循環している。
【0019】
低温再生器2の高濃度吸収液受け部23は、熱交換器Hを介して高濃度吸収液流路L2 により、高濃度吸収液散布具32へ連結している。高濃度吸収液散布具32は、高濃度吸収液が流入し、流入した高濃度吸収液は、冷却コイル31の上端に散布され、冷却コイル31の表面に付着して膜状になり、重力の作用で下方に流下して行く。吸収器3の底部33と加熱タンク11の底部との間は、熱交換器Hおよび吸収液ポンプP1 が装着された低濃度吸収液流路L3 で連結されている。
【0020】
蒸発器4は、蒸発・吸収ケース30内の冷却コイル31の外周に、縦型円筒形で連通口付き仕切壁40を設け、該仕切壁40の外周に、内部を冷暖房用の冷温水が流れる縦型円筒形の蒸発コイル41を配設し、その上方に冷媒液散布具42を取り付けてなる。蒸発器4の底部43は、暖房用電磁弁V1 を有する暖房用吸収液流路L4 により中濃度吸収液分離筒12の底部121と連通している。
【0021】
冷媒液散布具42は、冷房運転時に使用され、冷媒液を蒸発コイル41の上に滴下させる。滴下された冷媒は、表面張力で蒸発コイル41の表面を濡らして膜状となり重力の作用で下方に降下しながら、低圧となっている蒸発・吸収ケース30内で蒸発コイル41から気化熱を奪って蒸発し、蒸発コイル41内を流れる冷温水を冷却する。
【0022】
凝縮器5は、冷房運転時に使用され、凝縮器ケース50の内部に、内部を冷却塔CTで冷却された排熱用冷却水が循環している冷却コイル51を配設してなる。凝縮器ケース50は、冷媒流路L5 により冷媒回収タンク10の底部14と連通するとともに、冷媒蒸気出口21および隙間5Aを介して低温再生器2と連通しており、いずれも圧力差により冷媒が供給される。
【0023】
凝縮器ケース50に供給された冷媒は、冷却コイル51により冷却されて液化する。凝縮器5の下部と蒸発器4の蒸発コイル41の上方に設置された冷媒液散布具42とは、冷媒液供給路L6 で連通している。液化した冷媒液は、冷媒液供給路L6 に設けられた冷媒冷却器52を経て冷媒液散布具42に供給される。
【0024】
この実施例では、冷却コイル31は冷却コイル51に接続し、さらに冷却塔CTと冷却水流路34で接続してある。冷却水流路34には、冷却水ポンプP2 が装着され、冷却コイル31および冷却コイル51で吸熱して高温となった冷却水が、冷却塔CTに供給されて大気中に放熱して低温度になる排熱サイクルを形成している。
【0025】
冷房運転時には、冷却水ポンプP2 により冷却水が、冷却塔CT→冷却コイル31→冷却コイル51→冷却塔CTの順に循環している。なお、吸収液は、高温再生器1→低温再生器2→吸収器3→吸収液ポンプP1 →高温再生器1の順に循環する。
【0026】
室内機200は、空調用熱交換器44、およびブロワ45を有する。蒸発コイル41の両端は、ゴムホース等で形成された冷温水流路46で空調用熱交換器44に連結されている。冷温水流路46には、冷温水ポンプP3 が設けられており、空調用熱交換器44に冷温水を循環させる。空調用熱交換器44の上流の冷温水流路46にはモータ駆動の開閉弁47が設けられている。
【0027】
暖房運転時は、暖房用電磁弁V1 を開弁し、吸収液ポンプP1 を作動させる。高温度の中濃度吸収液は蒸発器4内に底43から流入する。蒸発コイル41内の冷温水は、加熱されて冷温水ポンプP3 により冷温水流路46で室内機200内の空調用熱交換器44に供給され、暖房の熱源となる。蒸発器4内の中濃度吸収液は、仕切壁40の連通口から吸収器3側に入り、低濃度吸収液流路L3を経て、吸収液ポンプP1 により加熱タンク11へ戻される。
【0028】
冷温水流路46の空調用熱交換器44の下流と開閉弁47の上流との間には、吸収式冷凍加熱機100内において、リリーフ弁6を有する短絡冷温水流路61が設けられている。リリーフ弁6は、図2に示す如く、短絡冷温水流路61に形成した弁口62、および該弁口62を開閉する弁体63を有する。弁体63は、リターンスプリング64によって、弁口62を閉弁させる方向に付勢されているとともに、短絡冷温水流路61側から形状記憶合金ばね65によって弁口62を開弁させる方向に付勢されている。
【0029】
リターンスプリング64及び形状記憶合金ばね65の各付勢力は、蒸発コイル41から流出する側の冷温水流路46の冷温水の温度が所定温度、例えば、20℃以上の場合に、形状記憶合金ばね65の付勢力>リターンスプリング64の付勢力となって弁口62を開弁させ、それより低い場合に、形状記憶合金ばね65の付勢力<リターンスプリング64の付勢力となって弁口62閉弁するように、それぞれ相互に設定されている。
【0030】
これによって、空調装置が運転され、室内機200が暖房運転で作動しているときは、加熱された冷温水によってリリーフ弁6が開弁し、冷房運転で作動している場合には、冷却された冷温水によってリリーフ弁6が閉弁する。
従って、暖房運転時に、室温が設定温度に達して、開閉弁47が閉弁状態となっても、加熱された冷温水が吸収式冷凍加熱機100に帰還し、戻った冷温水の温度を検出して、加熱制御できるため、吸収式冷凍加熱機100の作動に異常が発生することがない。
また、冷房運転時には、冷温水が短絡しないので、冷房能力が低下しない。
【0031】
図3に、吸収式冷凍加熱機100の冷温水流路46に対して、複数の室内機200と床暖房パネル400が接続された場合の空調システムを示す。このシステムにおいて、床暖房パネル400による床暖房のみが行われるときに、床暖房パネル400を配した室の温度が設定温度に達した場合には、各室内機200においては、各開閉弁47が閉弁されており、床暖房パネル400への冷温水流路46の熱動弁410がそれぞれ閉弁状態となり、室内への冷温水流路46の循環路が絶たれた状態となるが、加熱された冷温水の温度を感知して開弁するリリーフ弁6を備えた短絡冷温水流路61が設けられているため、冷温水を確実に循環させることができる。
【0032】
従って、室温が下がって再び熱動弁410が開弁するときに、熱容量の大きい床暖房パネル400を素早く昇温させるために、冷温水を加熱制御しながら高温度に維持できるとともに、熱動弁410が閉弁時の吸収式冷凍加熱機100の過熱による作動不良を防止することができる。
【0033】
上記実施例では、温度感知式のリリーフ弁として、形状記憶合金ばねを用いたものを示したが、感温ワックスペレット、バイメタルを用いてもよい。また、温度感知のためのサーミスタを設けて、サーミスタによって検知された温度に基づいて開閉制御された電磁弁でもよい。
【0034】
上記実施例では、短絡冷温水流路61を室外機である吸収式冷凍加熱機100内に設けたが、空調熱交換器44および開閉弁47の上流と下流とを連通させるものであれば、室内機200内、あるいは吸収式冷凍加熱機100外でかつ室内機200外の配管流路中に設けてもよい。また、開閉弁47を上記配管中または室外機である吸収式冷凍加熱機100内に設けることも可能である。さらに、開閉弁47を空調熱交換器44の下流側に設けてもよい。また、床暖房パネル400への冷温水流路46に設けた熱動弁410は、通常、床暖房パネル400の上流側の吸収式冷凍加熱機100内に設けられるが、床暖房パネル400内に設けたり、吸収式冷凍加熱機100と床暖房パネル400との間の冷温水流路中に設けてもよい。また、熱動弁410を吸収式冷凍加熱機100の下流側に設けてもよい。なお、加熱源としては、ガスバーナBの代わりに電熱ヒータなど他の熱源が使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸収式空調装置の概念図である。
【図2】短絡冷温水流路に設けられるリリーフ弁の断面図である。
【図3】複数の室内機および床暖房パネルを設けた場合の空調システムの概略図である。
【符号の説明】
1 高温再生器
2 低温再生器
3 吸収器
31 冷却コイル
4 蒸発器
41 蒸発コイル
44 空調用熱交換器
46 冷温水流路
47 開閉弁
5 凝縮器
51 冷却コイル
6 リリーフ弁
61 短絡冷温水流路
100 吸収式冷凍加熱機
200 室内機
400 床暖房パネル
CT 冷却塔
L3 低濃度吸収液流路
P1 吸収液ポンプ
P3 冷温水ポンプ
Claims (2)
- 冷房運転時には、再生器において低濃度吸収液を高濃度吸収液と冷媒とに分離し、蒸発器において、内部を空調用熱媒体としての冷温水が流れる蒸発コイルに冷媒液を散布して蒸発させるとともに、前記冷温水を冷却し、吸収器において、冷却塔に連結されるとともに、内部を排熱用の冷却水が流れる冷却コイルに前記高濃度吸収液を散布して前記蒸発した冷媒を吸収させ、冷媒を吸収して低濃度化した低濃度吸収液を低濃度吸収液流路に設けた吸収液ポンプにより前記再生器に戻し、暖房運転時には、暖房用吸収液流路を介して前記再生器から前記蒸発器へ高温の吸収液を供給する吸収式冷凍加熱機と、冷温水ポンプを有する冷温水流路により前記蒸発コイルに連結されて室内を空調する空調用熱交換器と、前記冷温水流路の前記吸収式冷凍加熱機と前記空調用熱交換器との間に設けた開閉弁とからなる吸収式空調装置において、
前記空調用熱交換器および前記開閉弁の上流と下流とを、前記冷温水流路内の冷温水温度を感知して、前記冷房運転時には閉弁し、前記暖房運転時に前記冷温水温度が所定温度より高い場合に開弁する温度感知式のリリーフ弁を備えた短絡冷温水流路で連結したことを特徴とする吸収式空調装置。 - 請求項1において、前記冷温水流路には、前記空調用熱交換器として、室内を床暖房するための床暖房パネルが接続可能に構成されたことを特徴とする吸収式空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11328198A JP3920986B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 吸収式空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11328198A JP3920986B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 吸収式空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11304279A JPH11304279A (ja) | 1999-11-05 |
JP3920986B2 true JP3920986B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=14608210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11328198A Expired - Fee Related JP3920986B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 吸収式空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3920986B2 (ja) |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP11328198A patent/JP3920986B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11304279A (ja) | 1999-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10197088A (ja) | 吸収式冷暖房装置 | |
JP2000018762A (ja) | 吸収式冷凍装置 | |
JP3920986B2 (ja) | 吸収式空調装置 | |
US3363674A (en) | Absorption refrigeration apparatus and methods | |
JP3728122B2 (ja) | 吸収式空調装置の制御装置 | |
JP2001099474A (ja) | 空調装置 | |
JP3056987B2 (ja) | 吸収式冷房装置 | |
JP3318505B2 (ja) | 吸収式空調装置の制御装置 | |
JP4279917B2 (ja) | 吸収式冷凍機 | |
JP3728121B2 (ja) | 吸収式空調装置の制御装置 | |
CN216244668U (zh) | 一种两换热器调温除湿机 | |
JP2839442B2 (ja) | 吸収式冷凍サイクル装置 | |
JP4310566B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP3184072B2 (ja) | 吸収式冷凍装置を用いた空調機 | |
JP3660493B2 (ja) | 吸収式冷凍装置の制御装置 | |
JP3920997B2 (ja) | 吸収式空調装置の制御装置 | |
JPH10103808A (ja) | 吸収式冷凍装置を用いた空調装置 | |
JP3886641B2 (ja) | 二重効用型の吸収式冷凍装置 | |
JP3615353B2 (ja) | 空調装置の運転制御方法 | |
JP3594453B2 (ja) | 空調装置の運転方法 | |
JP3790360B2 (ja) | 吸収式冷凍装置 | |
JP3594426B2 (ja) | 空調装置 | |
JP2002349990A (ja) | 吸収式冷凍機 | |
JP4330522B2 (ja) | 吸収式冷凍機の運転制御方法 | |
JP3308795B2 (ja) | 吸収式空調装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050419 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |