JPH088227Y2 - 複層ガラスと複層ガラスを用いた窓の取付構造 - Google Patents

複層ガラスと複層ガラスを用いた窓の取付構造

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JPH088227Y2
JPH088227Y2 JP1988168076U JP16807688U JPH088227Y2 JP H088227 Y2 JPH088227 Y2 JP H088227Y2 JP 1988168076 U JP1988168076 U JP 1988168076U JP 16807688 U JP16807688 U JP 16807688U JP H088227 Y2 JPH088227 Y2 JP H088227Y2
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seal pocket
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複層ガラスと複層ガラスを用いた一般的な
窓の取付構造で、とくに新幹線車両のような高速走行す
る乗物に好適な固定窓に関する。
(従来の技術) 一般に固定窓には、防音、断熱等の観点から複層ガラ
スの構造が採用されているが、高速走行する乗物に於い
て、車体の外表面と窓ガラス表面との間に段差がある
と、空気抵抗が増すため高速走行上好ましくない。
窓ガラス表面を躯体構造物の外表面と面一に取付ける
構造には特開昭57−191119号、同59−59518号、同60−1
43117号及び実開昭61−36425号がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしこれら従来技術では、窓ユニットを取付けるた
めの構造が複雑で、とくに支持部となる躯体の構造や形
状が複雑になっており、嵌合やボルト締結のための特別
な配慮や作業を必要とする。このため、工作がしにく
く、価格が上昇するばかりでなく、ガラスの破損に対す
る取替えもやりにくい構造となっているものである。
日本の新幹線ではガラス割れを防ぐために一時期小型
の窓としていたが、最近では、採光面積の増大や外観上
の体裁などの理由で、開口面積を大きく、支柱は見付上
小さくして数少なくしたタイプの窓が設けられるように
なっている。
本考案は上述の状況に鑑み、取付けの構造とくに支持
側の構造が簡素で、ガラス破損時交換が簡単に行え、し
かも構造上信頼性が高くて表面が平滑な複層ガラスとそ
の複層ガラスを用いた車両窓の取付構造を提供するもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、外側ガラスと内側ガラスとで周枠状の間隔
保持サッシを挟着し、内外両ガラス間に空間部が形成さ
れてなる複層ガラスにおいて、間隔保持サッシは、内外
両ガラスを一定間隔に保持するための間隔保持枠と、該
間隔保持枠の外周側にあって室内外に凹状に窪んで形成
されたシールポケットと、該シールポケットの更に外周
側にあって室内外に凸状に突出して形成された外周張出
部とからなり、前記間隔保持枠は、その内外面において
内外両ガラスを接着固定し、前記シールポケットは、内
外両ガラスと間隔保持サッシとの間をシールするガラス
シールポケット部と、間隔保持サッシとこれが取り付け
られる窓取付用開口部の躯体との間をシールする躯体シ
ールポケット部とからなり、更に前記外周張出部は、そ
の室内外の突出部が前記間隔保持枠と内側及び外側ガラ
スとの接着面と面一かそれより内側に没入するように形
成されてなる複層ガラスに関する。
更に本考案は、外側ガラスと内側ガラスとで周枠状の
間隔保持サッシを挟着し、内外両ガラス間に空間部が形
成されてなる複層ガラスにおいて、間隔保持サッシは、
内外両ガラスを一定間隔に保持するための間隔保持枠
と、該間隔保持枠の外周側にあって室内外に凹状に窪ん
で形成されたシールポケットと、該シールポケットの更
に外周側にあって室内外に凸状に突出して形成された外
周張出部とからなり、前記間隔保持枠は、その内外面に
おいて内外両ガラスを接着固定し、前記シールポケット
は、内外両ガラスと間隔保持サッシとの間をシールする
ガラスシールポケット部と、間隔保持サッシとこれが取
り付けられる窓取付用開口部の躯体との間をシールする
躯体シールポケット部とからなり、更に前記外周張出部
は、その室内外の突出部が前記間隔保持枠と内側及び外
側ガラスとの接着面と面一かそれより内側に没入するよ
うに形成されてなる複層ガラスを用い、該複層ガラスが
躯体の窓取付用開口部に嵌め入れられ、該複層ガラスの
前記躯体シールポケット部及び外周張出部外側面とこれ
に対向する開口部のフランジ部との間、及び上記外周張
出部の周側部とこれに対向する開口部の周囲側面部との
間にそれぞれ弾性シール材を充填し、複層ガラスが躯体
に接着弾性支持されてなる窓の取付構造に関する。
(作用) 本考案に係る複層ガラスによれば、外側ガラスのみな
らず内側ガラスも間隔保持サッシに接着剤あるいは粘着
剤によって一体的に接着した構造にすることができる。
内側ガラスと外側ガラスは、間隔保持サッシの間隔保
持枠によって一定間隔し保持されるとともに、該間隔保
持枠の外周側には、十分な深さのガラスシールポケット
部を有するシールポケットが形成され、該ガラスシール
ポケット部に充填されるシール材によって、内側及び外
側ガラス間の空間部を安定した気密状態に維持すること
ができる。
しかも該シールポケットにガラスシールポケット部に
連続して外周側に延びる躯体シールポケット部が形成さ
れているため、複層ガラスを窓取付用開口部の躯体に取
り付ける際に、該躯体シールポケット部にシール材が充
填されることによって、複層ガラスと躯体とを強力にシ
ールするとともに、複層ガラスを躯体に安定して弾性支
持させることがてきる。
間隔保持サッシの外周張出部の室内外の突出部は内側
及び外側ガラスの接着層と面一か、またはこれより没入
した肉厚に形成され、外周張出部が内側及び外側ガラス
の接着面から突出することがないため、内外ガラスの間
隔保持サッシへの接着作業が容易である。もし外周張出
部が内外ガラスの接着面より突出しておれば、この突出
部分を避けて接着作業を行わなければならず、それだけ
作業性が劣ることになる。
間隔保持サッシの外周張出部は、複層ガラスの取付躯
体への取付用ブラケットとなると共に、外周張出部の室
外側突出部が複層ガラスの外側ガラスの表面より十分に
内側に没入して形成されることによって、即ち外周張出
部の室外側突出部が間隔保持枠と外側ガラスとの接着面
と面一かそれより内側に没入して形成されることによっ
て取付躯体の室外取付面とこれに対面する外周張出部の
室外側突出部とを対向させて固定することが可能とな
り、これによって複層ガラスの外側ガラス表面と取付躯
体の外表面とを面一に形成することができる。
更に本考案によれば、躯体の窓取付用開口部に嵌め入
れられた上記複層ガラスは、その外周張出部突出部とこ
れに対向する開口部のフランジ部との間、及び上記外周
張出部の外周側部とこれに対向する開口部の周囲側面部
との間にそれぞれ弾性シール材を介装してなるため、複
層ガラスに作用する内外方向及び表面に平行な方向から
の衝撃力は、これらの弾性シール材によって緩衝的に吸
収され、複層ガラスの破損を防護する。
躯体開口部のフランジ部と複層ガラスの外側ガラスの
端縁との間に充填した弾性シール材の接着力は、複層ガ
ラスの主として表面に平行な方向に作用する力を受支
し、複層ガラスの外周張出部外周側部とこれに対向する
開口部の周囲側面部との間に充填した弾性シール材の接
着力は、複層ガラスの内外方向および表面に平行な方向
に負荷する力を受支する。しかして内外二重の接着手段
によって複層ガラスを強力に支持することになる。
(実施例) 第1図aは、本考案の実施例たる正面矩形状の複層ガ
ラス1の外観を示し、第1図bは同じく隅丸状のそれを
示す。
第2図は、同複層ガラス1の横断面図である。外側ガ
ラス2は、内外2枚の合せガラス板2a,2bによって補強
され、この外側ガラス2と室内側の内側ガラス3とは両
者の周辺間に介装するアルミニウム押出型材や合成樹脂
引抜型材からなる間隔保持サッシ4によって一定間隔に
保持され、これらに囲撓されて内部に空間部5が形成さ
れる。なお、内外側のガラスは単にガラスではなく他の
材質、たとえばプラスチックやその複合材でも成立す
る。ここでいうガラスとはこうした材料を特定するもの
ではなく、概念を示す。
更に詳細に述べると、第3図に若干拡大して示すよう
に間隔保持サッシ4は内外両ガラス2,3の対向間隔を保
持するための間隔保持枠6と、該保持枠から外周側に膨
出する外周張出部7とからなり、間隔保持枠6の内外面
と、これに対向する内外両ガラス2,3とは接着材8,9によ
って一体的に固着されると共に、接着材8,9と内外両ガ
ラス2,3の界面には遮光性被膜層10,11が形成される。具
体的には接着材8,9としては両面粘着性テープまたは接
着性シール材が用いられ、該接着剤層の厚みが実用上に
おいては0.5mm以上になるようにして内側及び外側ガラ
ス2,3と間隔保持枠6の歪みを該接着層によって吸収す
るようにすることが好ましく、また接着材8,9の接着領
域はその内外周方向の幅が実用上5mm以上になるように
して十分な耐風圧性を具備せしめ、この接着層と保持枠
6とによって内側及び外側ガラス2,3の対向間隔を10mm
以上とすることが好ましく、これによって断熱性能と防
音性能の向上を計っている。
また上記接着材8,9の接着領域と同等またはこれを越
える範囲に内外両ガラス2,3の対向面をセラミックス処
理して上述の遮光性被膜層10,11を形成し、該被膜層10,
11によって接着剤8,9の経年老化を防止すると共に外観
上の体裁を良くするようにしている。
また間隔保持枠6から外周張出部7に至るまでの境界
部分は肉薄になるよう凹段状となったシールポケット1
2,13が形成される。このシールポケット12,13は、内側
及び外側ガラス2,3に対面する部分のガラスシールポケ
ット部12a,13aと、内外ガラス2,3の端縁から外周側に延
びる部分の躯体シールポケット部12b,13bとからなり、
シール材14,15をガラスシールポケット部12a,13aに充填
することによって間隔保持サッシ4と内外ガラス2,3と
の間がシールされ、また後述のように躯体シールポケッ
ト部12bに弾性シール材25を充填することによって複層
ガラス1とこれが嵌合される窓取付用開口部22の躯体21
との間がシールされる。
シールポケット12,13の内外周方向の幅(シール溝深
さ)は実用上4mm以上とすることが好ましく、これによ
ってシール材14,15の耐久性と封着性能を十分に保持さ
せ、空間部5の気密性を維持するようにしている。なお
間隔保持枠6の内周側には凹部16が形成され、該凹部に
空間部5を乾燥状態とするための乾燥材17が挿入されて
いる。
さらに間隔保持枠6の外周側に膨出する外周張出部7
の室内外突出部18,19の厚みは、間隔保持枠6のそれと
同一か、またはこれより肉薄に形成し、外周膨出部7の
室内外突出部18,19が内側及び外側ガラス2,3との接着面
より内側に没入して形成する。これによって製作上、運
搬、保管上、および複層ガラス取付上のメリットが生じ
る。
即ち間隔保持枠6を挟んでその内外面に内外両ガラス
2,3を接着する際、外周張出部7の室内外突出部18,19が
内外に突出しておれば接着作業時にこれらの張出部7を
避けて接着材の塗付作業及び押圧作業を行わなければな
らず、流れ作業時の製作効率が低下する。また複層ガラ
スの外側張出部がガラス表面より内外に突出しておれ
ば、この部分が支障して複層ガラスの大部分を占めるガ
ラス面でこれを均等に支持することができず運搬、保管
に支障する。
更に外側張出部7の内外突出部18,19、特にその室外
側突出部18を内外両ガラス2,3、特に外側ガラス2の表
面より内側に没入して形成することによって外側ガラス
2の表面と面一に設ける構成の取付躯体21の取付面と外
側張出部7の室外側突出部18との間に支持物、例えば弾
性シール材や緩衝材を介装することができ、これによっ
て外側ガラス2の表面と取付躯体21の外面とを面一に配
設することができる。
更にまた間隔保持サッシ4が第1図a,bに示すように
周枠状に枠組される場合に、枠組継目20,20はロウ付
け、溶接または接着によって一体化され、これによって
サッシ4の強度向上と、継目20,20からの空間部5の気
密漏洩の防止とを計っている。
以上の構成からなる複層ガラス1は、第4図に示すよ
うに躯体21の支柱21a,21a間に設けられた窓取付用開口
部22に室内側から嵌め入れられる。支柱21a,21aの室外
側には窓取付用開口部22側に向かって延びる室外側フラ
ンジ部23,23が一体形成され、この両フランジ部23,23と
間隔保持サッシ4の外周張出部7の室外側突出部18との
間に、発泡ポリエチレン等からなる緩衝材24が介装され
る。この緩衝材24の厚みは、外側ガラス2の外面2aと支
柱21aの外面とが面一になるように設定される。なお緩
衝材24は間隔保持サッシ側またはフランジ部側あるいは
その両側に接着しておいても、また接着しないで単に添
接状態にしておいてもよい。緩衝材24の両面にわたって
接着する場合には固着強度の向上につながるが、ガラス
破損時の交換を容易に行うためには少なくとも複層ガラ
ス1には接着しない方がよい。
しかる後に、室外側フランジ部23と外側ガラス2の
間、およびこれら両方と間隔保持サッシ4の躯体シール
ポケット部12bと外周張出部7の室外側突出部18とで形
成された部分、並びに外周張出部7の側面部7aと支柱21
aの側面部21bとの間に、チオコール等の弾性シール材2
5,26が充填され、複層ガラス1が支柱21a,21aに弾性的
に支持されてなるものである。なお弾性シール材26は外
周張出部7の外周側に突設したシール受け部7bによって
受けるが、この際受け部6dと支柱側面部7aとの間隙が大
きい場合には、図示のようなバックアップ材27を介在さ
せる。
弾性シール材は刃物で容易に切ることができるので、
ガラスが破損しても、外、内2箇所の弾性シール材の全
周を切り、後述の固定金具を外せば容易に複層ガラスを
交換できる。
なお、充填された弾性シール材25,26が所定の強度に
なるまでの養生期間中、複層ガラス1を位置決めしなけ
ればならないが、この複層ガラス1の位置決め手段とし
て、間隔保持サッシ5の外周張出部7と支柱21aとにわ
たって複数個のサッシ固定金具28をビス止め、または適
当な係合手段によって取付け、養生期間中、または期間
経過後も取付けておいてもよい。
そして最後に内装材29を当たりゴム30を介して内側ガ
ラス3に当てつけるようにして装着する。
さらに、この実施例では外側ガラスのガラスで示した
が、設計的選択として2次曲面ガラスや3次曲面ガラス
で構成することは容易であり、当然に権利範囲内にあ
る。
(効果) 本考案によれば、以下のような効果がある。
本考案によれば構造が簡単で製作が容易であるから軽
量化と製作コストの低減を計ることができる。
本考案によれば運搬、保管に便利であり、工場におけ
る量産に適している。
本考案によれば内側及び外側ガラスの表面より突出部
分がないため、相対的に複層ガラスの空気層を厚くする
ことができ、これによって一層の断熱性及び防音性能を
発揮することができる。
本考案の窓取付構造によれば、従来の技術に比べて、
支持側に複層ガラスを取付けるための特別な構造は必要
なくなり、単に躯体に室外側フランジ部と側面部を形成
するだけでよいので構造が簡単となる。その結果、工作
性がよくなり価格が低下する。
外観上、多数の中間支柱とこれを挟んで取付られる多
数の窓ガラスが一体的に面一に取付けられることによっ
て体裁が極めて良好である。
複層ガラスは、緩衝的に支持されて取付けられている
から、複層ガラスに負荷する内外の圧力差や衝撃力によ
る変形を吸収し、これによる複層ガラスの損傷を防ぐこ
とができる。
複層ガラスは、外側及び内側の二重の弾性シール材を
刃物で切って容易に交換することができ、補修作業がし
やすい。
内側ガラスと外側ガラスは、間隔保持サッシの間隔保
持枠によって一定間隔に保持されるとともに、該間隔保
持枠の外周側には、十分な深さのガラスシールポケット
部を有するシールポケットが形成され、該ガラスシール
ポケット部に充填されるシール材によって、内側及び外
側ガラス間の空間部を安定した気密状態に維持すること
ができる。しかも該シールポケットにガラスシールポケ
ット部に連続して外周側に延びる躯体シールポケット部
が形成されているため、複層ガラスを窓取付用開口部の
躯体に取り付ける際に、該躯体シールポケット部にシー
ル材が充填されることによって、複層ガラスと躯体とを
強力にシールするとともに、複層ガラスを躯体に安定し
て弾性支持させることがてきる。
間隔保持サッシの外周張出部の室内外突出部が内側及
び外側ガラスの接着層と面一か、またはこれより没入し
た肉厚に形成され、外周張出部が内側及び外側ガラスの
接着面から突出することがないため、内外ガラスの間隔
保持サッシへの接着作業が容易である。
間隔保持サッシの外周張出部は、複層ガラスの取付躯
体への取付用ブラケットとなると共に、外周張出部の室
外側突出部が複層ガラスの外側ガラスの表面より十分に
内側に没入して形成されることによって、即ち外周張出
部の外面が間隔保持枠と外側ガラスとの接着面と面一か
それより内側に没入して形成されることによって取付躯
体の室外取付面とこれに対面する外周張出部の外面とを
対向させて固定することが可能となり、これによって複
層ガラスの外側ガラス表面と取付躯体の外表面とを面一
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a及び第1図bは、本考案に係る複層ガラスの外
観正面図、第2図は同横断平面図、第3図は同要部の横
断平面図、第4図は本考案に係る複層ガラスを車両の窓
取付用開口部に取付けた状態の横断平面図である。 1…複層ガラス、2…外側ガラス、3…内側ガラス、4
…間隔保持サッシ、5…空間部、6…間隔保持枠、7…
外周張出部、8,9…接着材、10,11…遮光性被膜層、12,1
3…シールポケット、12a,13a…ガラスシールポケット
部、12b,13b…躯体シールポケット部、14,15…シール
材、18,19…外周張出部の室内外突出部、20…枠組継
目、21…躯体、21a…支柱、22…窓取付用開口部、23…
窓外側フランジ部、25,26…弾性シール材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−140121(JP,A) 特開 昭57−191119(JP,A) 特開 昭60−143117(JP,A) 特開 昭59−59518(JP,A) 実開 昭59−82188(JP,U) 実開 昭61−36425(JP,U)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側ガラスと内側ガラスとで周枠状の間隔
    保持サッシを挟着し、内外両ガラス間に空間部が形成さ
    れてなる複層ガラスにおいて、間隔保持サッシは、内外
    両ガラスを一定間隔に保持するための間隔保持枠と、該
    間隔保持枠の外周側にあって室内外に凹状に窪んで形成
    されたシールポケットと、該シールポケットの更に外周
    側にあって室内外に凸状に突出して形成された外周張出
    部とからなり、前記間隔保持枠は、その内外面において
    内外両ガラスを接着固定し、前記シールポケットは、内
    外両ガラスと間隔保持サッシとの間をシールするガラス
    シールポケット部と、間隔保持サッシとこれが取り付け
    られる窓取付用開口部の躯体との間をシールする躯体シ
    ールポケット部とからなり、更に前記外周張出部は、そ
    の室内外の突出部が前記間隔保持枠と内側及び外側ガラ
    スとの接着面と面一かそれより内側に没入するように形
    成されてなる複層ガラス。
  2. 【請求項2】内側及び外側ガラスと前記接着面の接着領
    域と同一またはこれより広い領域にわたって遮光性被膜
    層が形成されてなる請求項1記載の複層ガラス。
  3. 【請求項3】周枠状に枠組される間隔保持サッシの枠組
    継目はロウ付け、溶接または接着によって一体化されて
    なる請求項1または2記載の複層ガラス。
  4. 【請求項4】外側ガラスと内側ガラスとで周枠状の間隔
    保持サッシを挟着し、内外両ガラス間に空間部が形成さ
    れてなる複層ガラスにおいて、間隔保持サッシは、内外
    両ガラスを一定間隔に保持するための間隔保持枠と、該
    間隔保持枠の外周側にあって室内外に凹状に窪んで形成
    されたシールポケットと、該シールポケットの更に外周
    側にあって室内外に凸状に突出して形成された外周張出
    部とからなり、前記間隔保持枠は、その内外面において
    内外両ガラスを接着固定し、前記シールポケットは、内
    外両ガラスと間隔保持サッシとの間をシールするガラス
    シールポケット部と、間隔保持サッシとこれが取り付け
    られる窓取付用開口部の躯体との間をシールする躯体シ
    ールポケット部とからなり、更に前記外周張出部は、そ
    の室内外の突出部が前記間隔保持枠と内側及び外側ガラ
    スとの接着面と面一かそれより内側に没入するように形
    成されてなる複層ガラスを用い、該複層ガラスが躯体の
    窓取付用開口部に嵌め入れられ、該複層ガラスの前記躯
    体シールポケット部及び外周張出部外側面とこれに対向
    する開口部のフランジ部との間、及び上記外周張出部の
    周側部とこれに対向する開口部の周囲側面部との間にそ
    れぞれ弾性シール材を充填し、複層ガラスが躯体に接着
    弾性支持されてなる窓の取付構造。
  5. 【請求項5】複層ガラスの外側表面が躯体の外面と面一
    に形成されてなる請求項4記載の窓の取付構造。
JP1988168076U 1988-12-26 1988-12-26 複層ガラスと複層ガラスを用いた窓の取付構造 Expired - Lifetime JPH088227Y2 (ja)

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