JPH0881726A - 鋳造用アルミニウム合金 - Google Patents

鋳造用アルミニウム合金

Info

Publication number
JPH0881726A
JPH0881726A JP6220495A JP22049594A JPH0881726A JP H0881726 A JPH0881726 A JP H0881726A JP 6220495 A JP6220495 A JP 6220495A JP 22049594 A JP22049594 A JP 22049594A JP H0881726 A JPH0881726 A JP H0881726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
weight
alloy
aluminum alloy
high temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6220495A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kasukawa
信幸 粕川
Hideo Yamamoto
秀雄 山本
Tsunehisa Sekiguchi
常久 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Keihin Sangyo Co Ltd
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Sanyo Electric Co Ltd
Keihin Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK, Sanyo Electric Co Ltd, Keihin Sangyo Co Ltd filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP6220495A priority Critical patent/JPH0881726A/ja
Priority to KR1019950029946A priority patent/KR100195419B1/ko
Publication of JPH0881726A publication Critical patent/JPH0881726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mold Materials And Core Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳造用アルミニウム合金において、鋳造性が
良好であり、割れが少なく、鋳型への耐焼付性が良好で
あり、高温に加熱された時の膨れが少なく、機械的特性
が良好であり、ろう接可能な合金を提供する。 【構成】 Mn:3.0〜6.0%、Si:1.8〜
2.5%、及びFe:0.8〜1.3%を含有し、必要
により、Ni,Ti,Zr,Cr,Bからなる群より選
択された1種または2種以上:2重量%以下かつ/また
はCu,Mgからなる群より選択された1種または2
種:1.5%以下を含有し、残部がアルミニウム及び不
可避的不純物からなる鋳造用アルミニウム合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト鋳造、金型
鋳造、その他の鋳造で部品に成型するのに適したアルミ
ニウム合金に関するものであり、さらに詳しく述べるな
らば、高温に加熱された時の膨れがなくまたろう接や溶
接性に優れた鋳造用アルミニウム合金に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在工業的にダイカストに供されている
アルミニウム合金はJISに規定されたADC10、A
DC12規格あるいは同等材のAl−Si系合金が主流
である。また少量ではあるがJIS規格のADC5,A
DC6あるいはその同等材のAl−Mg系合金も使用さ
れている。Al−Si系合金が主流となっているのは、
鋳造性が優れかつ複雑な形状の鋳造に適し、しかも常温
における機械的強度が優れているからである。
【0003】又特開昭49−16611号公報による
と、アルミニウムにMnを添加したAl−Mn系ダイカ
スト合金が提案されており、Mnの添加により充填性は
良好になるが、金型への焼付きが著しくなるために、F
eを0.8〜2%添加することによりダイカスト性が良
好なアルミニウム合金が得られることが開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらAl−S
i系合金、特にADC−10、ADC−12規格のAl
−Si−Cu系合金は共晶温度が低く、高温で保持され
ると共晶成分が融解し高温での使用が限定される。さら
にこのように融点が低いため高温に加熱されると共晶温
度よりもかなり低い温度でも軟化が激しく、気泡、酸化
物に介在したガスポロシティーが高温にさらされて著し
く膨張したり、溶解ガスが鋳物表面まで拡散し集積し膨
張したりすることによって膨れを発生し、高温時に前記
ADC−10、ADC−12規格の合金を使用すること
は困難であった。
【0005】なお、実用の機械部品では複雑形状のもの
があり全体を鋳造で製作するよりも鋳造部分をろう接ま
たは溶接を行って完成部品に仕上げることが望ましい場
合も多くあるが、現用の高温のろう材を使用してAl−
Si系合金をろう付けしようとしても、ろう接温度が合
金の融点に接近しているため、母材が融解し、ろう材の
拡散がうまくいかなかったり、前記膨れが発生し強度的
に充分なものが得られず、ろう接が困難であった。また
溶接として一般的なTIG、MIG溶接を想定しても膨
れの発生や母材の溶解が大きいためAl−Si系合金の
溶接は困難であった。
【0006】さらに、Al−Si系合金は、Al−Si
共晶成分が電気伝導性が低いのでアルマイト処理等の陽
極酸化処理が困難であり、このために耐食性、硬度、膜
厚の均一性等の陽極酸化皮膜の特性が良好でないとの不
都合も有していた。
【0007】一方、Al−Mg系合金は、陽極酸化特性
には優れているが、鋳造性が悪いために複雑形状の鋳物
を鋳造するには適していない。また溶湯の酸化が起こり
易いために作業性にも劣っている。さらに高温強度、硬
度等の高温特性は前述のAl−Si系合金よりも劣って
いるために高温用途には全く適していない。
【0008】前掲特許公開公報で提案されているような
Al−Mn系合金は高温での軟化特性や陽極酸化処理特
性や耐食性等には優れている反面、基本的には、Mnの
添加に伴って融点が上昇する包晶反応合金であるために
溶解、鋳造温度が共晶系であるAl−Si,Al−Mg
系合金に比較して高くなり、溶解・鋳造中のガスの吸収
により欠陥が増加し、溶湯の酸化の問題が起こる。又A
l−Mn系合金は湯流れ性が悪く、鋳造時に熱間割れを
生じ易く、良好な鋳物が得られにくいという欠点を有し
ていた。
【0009】すなわち従来一般的に使用されていたAl
−Si系鋳造合金を250℃以上に加熱すると、強度の
低下が起こるため信頼性に欠け、さらに、溶解や鋳造中
に吸収されたガスが部品表面に膨れをもたらし耐熱部品
としては使用不能となる。又上記Al−Mn系合金も高
温溶解が必要なため、ガス吸収の増大や溶湯の酸化によ
る介在物の増加による膨れの発生や熱間割れを生じ、耐
熱部品としての使用は困難であった。
【0010】したがって、本発明の目的は、鋳造性に優
れているために複雑な形状の鋳物を容易に鋳造すること
ができ、特に湯流れが良好であるために熱間割れが発生
せず、しかも高温での機械的性質、特に高温での軟化抵
抗に優れた鋳造用アルミニウム合金を提供することを目
的とする。さらに、本発明は陽極酸化処理特性に優れた
鋳造用アルミニウム合金を提供することも目的とする。
また、本発明は、上記特性を備えるとともにろう接もし
くは溶接可能な鋳造用アルミニウム合金を提供すること
も目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの技術的手段は、Al−Mn系を基本組成とし、これ
に少量のSiとFeを同時に添加するところに骨子があ
り、具体的には、Mn:3.0〜6.0重量%、Si:
1.8〜2.5重量%、及びFe:0.8〜1.3重量
%を含有し、残部がアルミニウム及び不可避的不純物か
らなることを特徴とする鋳造用アルミニウム合金にあ
る。以下、本発明の構成を説明する。
【0012】Mnは融点を低下させず、高温での機械的
強度、特に軟化抵抗が大きく、表面処理を良好にする。
従ってろう接、溶解温度においても母材の軟化が抑制さ
れ、膨れも発生しないため、良好なロー接溶接が可能と
なる。Mnの有量が3.0重量%以下ではこれらの性能
が不十分になる。すなわち、(イ)焼付きが起こり易
い、(ロ)湯流れ性が悪く熱間割れを生じ易い、(ハ)
高温での機械的性質、特に軟化抵抗が不十分になり膨れ
を防止できないし、陽極酸化処理時の発色性も不十分に
なる。一方Mn含有量が6.0重量%を超えると合金の
溶融温度の上昇に伴って鋳造温度が高くなり実用上不利
である。さらに機械的性質特に伸びが低下する。加えて
溶解が高くなると溶解時のガスの吸収量が多くなり、鋳
造品を高温で使用する時の膨れが起こり易くなる。また
陽極酸化皮膜の生成も不均一となる。従って、Mn含有
量は3.0〜6.0重量%であり、好ましくは3.2〜
5.0重量%とすることが望ましい。
【0013】Siは溶湯の流動性を改善しかつ融点を低
下させる。すなわち、Mnの適量添加により良好な高温
での機械的強度をもつ合金の溶湯の流動性を高め、かつ
融点を低下することにより、ガス吸収を減少させ膨れを
生じにくくしかつ熱間割れを防止し、複雑な鋳物の製造
を可能にする。Siの含有量が1.8重量%以下では、
(イ)湯流れが悪いために鋳型への充填が不充分となり
製品内部の欠陥が多くなりかつ焼付きが起こり易くな
り、(ロ)機械的強度、特に硬度が低下する。一方Si
の含有量が2.5重量%を超えると従来のAl−Si系
合金の欠点が次第に目立つようになる。また、特に伸び
が劣化し高温での機械的性質が劣化する。従って、Si
の含有量は1.8〜2.5重量%が適しており、好まし
くは2.0〜3.0重量%である。
【0014】Feはダイカスト鋳造時の金型への焼き付
き防止、鋳造時のヒケ割れ防止、及び高温での機械的性
質向上などに有効である。Fe含有量が0.8重量%以
下では金型への焼付きが著しく、型離れが悪く鋳造が難
しくなる。一方Fe含有量が1.3重量%を超えると、
靭性が劣化したり、耐食性が悪くなるので、Fe含有量
は0.8〜1.3重量%であり、好ましくは0.9〜
1.2重量%である。
【0015】本発明は上述のようにAlに、Mn,S
i,Feを含有させた組成を基本とするが、さらに、N
i,Ti,Cr,Zr,B,Cu,Mgの1種または2
種以上を添加してもよい。
【0016】したがって、本発明は次のように展開する
ことができる。 (1)Mn:3.0〜6.0重量%、Si:1.8〜
2.5重量%、Fe:0.8〜1.3重量%及びNi,
Ti,Zr,Cr,Bからなる群より選択された1種ま
たは2種以上:2重量%以下を含有し、残部がアルミニ
ウム及び不可避的不純物からなることを特徴とする鋳造
用アルミニウム合金。 (2)Mn:3.0〜6.0重量%、Si:1.8〜
2.5重量%、Fe:0.8〜1.3重量%及びCu,
Mgからなる群より選択された1種または2種:1.5
重量%以下を含有し、残部がアルミニウム及び不可避的
不純物からなることを特徴とする鋳造用アルミニウム合
金。 (3) Mn:3.0〜6.0重量%、Si:1.8〜
2.5重量%、Fe:0.8〜1.3重量%、Ni,T
i,Zr,Cr,Bからなる群より選択された1種また
は2種以上:2重量%以下、及びCu,Mgからなる群
より選択された1種または2種:1.5重量%以下を含
有し、残部がアルミニウム及び不可避的不純物を含有
し、残部がアルミニウム及び不可避的不純物からなるこ
とを特徴とする鋳造用アルミニウム合金。
【0017】Niは高温強度及び耐熱性向上に効果があ
る。Ti及びBは結晶粒微細化、耐熱性及び鋳造性向上
に効果がある。Zr及びCrは耐熱性向上及び結晶粒微
細化に効果がある。これらのNi,Ti,B,Zr,C
rは合計で2%以下の添加量であれば、上記のような効
果があるが、2重量%を超えて添加すると、耐食性の劣
化、鋳造時の湯流れ性劣化、スラッジの生成、ハードス
ポットの発生等が生じ得策ではない。
【0018】Cu及びMgは常温及び高温での強度向
上、切削性の向上さらには耐食性の向上に効果がある。
これらは合計して1.5%以下の添加量で上記の効果が
あるが、1,5%を超えると耐食性の劣化、湯流れ性の
劣化、ヒケ巣等の鋳造欠陥の発生、さらにはろう接性及
び溶接性を阻害して得策ではない。
【0019】本発明のアルミニウム合金は、好ましくは
700〜800℃の、好ましくは750〜800℃の鋳
造温度で金型、砂型への重力鋳造、ダイカスト、スクイ
ズキャスティング等の方法により鋳造される。鋳造後は
必要により、接合面を清浄化した後通常のろう合金を使
用し、本発明の材料あるいはその他の溶接性に優れたA
l合金とろう付けあるいはTIG,MIGなどによる溶
接を行う。
【0020】鋳造により成型され、さらに必要によりろ
う付けされた部材はさらに陽極酸化処理を施して保護皮
膜を形成し、また場合により発色処理を施すことができ
る。陽極酸化処理の条件は通常の条件でよい。
【0021】上述のように成型し、必要な処理を行った
部材を都市ガス燃焼バーナーのバーナーヘッド部もしく
はその周辺部(ヒーターカップ)等の150℃以上、あ
るいは350℃以上に加熱される部材に使用すると膨れ
がなくかつ強度の低下もないために、アルミニウム鋳造
合金製部品を提供することができる。この部品の寸法は
特に制限がないが、ダイカストの場合厚みで1.5〜5
mm程度のものが最も適している。
【0022】
【作用】上述のように、Mnを最大量の添加元素とし
て、Al基地を強化することにより高温での機械的強度
を高めたAl−Mn二元系組成に少量のSiを添加する
ことにより湯流れ性を改善して鋳造性を高めた。さらに
Si量を少量とすることにより、熱による膨れ原因を取
り除きかつ通電性が不良なAl−Si共晶の量を少なく
して陽極酸化特性を良好にした。さらに少量のFeを添
加することにより鋳型との焼付きを防止した。加えて高
温での機械的強度が高められることから、ロー接、溶接
時の母材の融解を防止でき、かつ膨れが防止できること
によってロー接、溶接性の向上が図れる。以下、実施例
により本発明を説明する。
【0023】実施例1 表1に組成を示すアルミニウム合金を横型ダイカスト機
(型締力250トン)を用いて、同表に示す鋳造温度に
て金型温度120℃,プランジャ−速度2.6m/se
c、鋳造圧力85MPaにてダイカスト鋳造した。ダイ
カスト鋳造した製品形状は面積が80×60mmで板厚
が2.5mmのものである。
【0024】この鋳造製品を鋳放しのままで各種試験を
行い、その特性を評価した。表1に示す焼付きは製品を
鋳造した時の金型に焼付き製品の取り出しが困難であっ
た鋳造の比率(%)を示す。鋳造性は湯流れが悪く、正
常な製品が得られなかった比率(%)で示す。割れは鋳
造時に製品内に0.2mm以上の割れが発生した比率
(%)である。機械的性質は得られた鋳造製品を熱処理
を行わずに製品より小型板状試験片を採取して引張試験
を行い、伸び率を測定して行った。また膨れの検査は製
品を加熱炉内で450℃に昇温して3時間保持して炉よ
り製品を取り出し、室温まで放冷し、製品表面に発生し
た膨れを目視して判定した。膨れが発生するものはその
大きさは大小さまざまであるが、小さな膨れが1個でも
あったものは膨れありとして数え、発生した個数の比率
(%)を表1に示した。
【0025】表1において、比較例1、2はMn量が不
足しているために、膨れ比率が高く、かつ鋳造性、割
れ、焼付きなどの評価も低い。次に比較例3はMn、S
i量が本発明範囲であるが、Fe添加量が少ないため
に、比較例1、2とほぼ同様な評価である。比較例4は
MnとSi量が多過ぎるために鋳造性の評価が低くかつ
伸びが低下している。比較例5はSi量が多過ぎるため
に同様に鋳造性の評価が低くかつ伸びが低下している。
比較例6は従来の一般的ダイカスト合金であり、膨れ評
価が著しく低くなっている。これに対して本発明の実施
例1〜8は何れの項目でも良い評価が得られている。
【0026】実施例2 実施例1で組成を示した合金で同じ製品をダイカスト鋳
造し、各種特性の試験を行った結果を表2に示す。表2
において、高温硬さは高温硬度計で測定した150℃に
おけるビッカース硬さである。また、アルマイト性は、
硫酸法で15%硫酸浴、電流密度1.5A/dm2 、温
度20℃、処理時間20分の条件で陽極酸化処理を行っ
たときの膜厚と皮膜の状態で判定した。次にろう接性は
ろう材としてAl−9.7Si−3.5Cuを使用して
540℃で突き合わせ継手でろう接した。試験片形状は
15×50mm,厚さ2.5mmであり、これを引張試
験に供して、その時の引張強度を調べた。またろう接性
の良否は強度特性と接合状態を総合して判定した。
【0027】表2において、比較例1、2はMn量が不
足しているために、高温硬さが低く、アルマイト性及び
ろう接性の評価も低い。次に比較例3はMn、Siが本
発明範囲であるが、Fe量が少ないために、比較例1、
2とほぼ同様な評価である。比較例4はMnとSi量が
多過ぎるためにアルマイト性の評価が低い。比較例5は
Si量が多過ぎるために同様にアルマイト性の評価が低
い。比較例6は従来の一般的ダイカスト合金であり、ろ
う接が不可能でありかつアルマイト性が最も劣ってい
る。これに対して本発明の実施例1〜8は何れの項目で
も良い評価が得られている。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の合金は鋳
造性が良好であり、割れが少なく、鋳型への耐焼付性が
良好であり、さらに高温に加熱された時の膨れが少ない
という優れた性能を兼備した鋳造用アルミニウム合金で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例及び比較例の合金組成並びに鋳造
性、割れ、伸び、焼付き、膨れの評価結果(いずれも
%)を示す図表である。
【図2】本発明実施例及び比較例の合金組成並びに高温
硬さ(Hv),アルマイト膜厚(μm),皮膜状態、ろ
う接強度(MPa),ろう接の良否の結果を示す図表で
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】実施例2 実施例1で組成を示した合金で同じ製品をダイカスト鋳
造し、各種特性の試験を行った結果を表2に示す。表2
において、高温硬さは高温硬度計で測定した150℃に
おけるビッカース硬さである。また、アルマイト性は、
硫酸法で15%硫酸浴、電流密度1.5A/dm2 、温
度20℃、処理時間20分の条件で陽極酸化処理を行っ
たときの膜厚と皮膜の状態で判定した。次にろう接性は
ろう材としてAl−9.7Si−3.5Cuを使用して
540℃で突き合わせ継手でろう接した。試験片形状は
15×50mm,厚さ2.5mmであり、これを引張試
験に供して、その時の引張強度を調べた。またろう接性
の良否は強度特性と接合状態を総合して判定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 秀雄 東京都大田区西六郷2丁目29番12号 京浜 産業株式会社内 (72)発明者 関口 常久 東京都港区芝大門1丁目13番9号 昭和電 工株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mn:3.0〜6.0重量%、Si:
    1.8〜2.5重量%、及びFe:0.8〜1.3重量
    %を含有し、残部がアルミニウム及び不可避的不純物か
    らなることを特徴とする鋳造用アルミニウム合金。
  2. 【請求項2】 Mn:3.0〜6.0重量%、Si:
    1.8〜2.5重量%、Fe:0.8〜1.3重量%、
    及びNi,Ti,Zr,Cr,Bからなる群より選択さ
    れた1種または2種以上:2重量%以下を含有し、残部
    がアルミニウム及び不可避的不純物からなることを特徴
    とする鋳造用アルミニウム合金。
  3. 【請求項3】 Mn:3.0〜6.0重量%、Si:
    1.8〜2.5重量%、Fe:0.8〜1.3重量%、
    及びCu,Mgからなる群より選択された1種または2
    種:1.5重量%以下を含有し、残部がアルミニウム及
    び不可避的不純物からなることを特徴とする鋳造用アル
    ミニウム合金。
  4. 【請求項4】 Mn:3.0〜6.0重量%、Si:
    1.8〜2.5重量%、Fe:0.8〜1.3重量%、
    Ni,Ti,Zr,Cr,Bからなる群より選択された
    1種または2種以上:2重量%以下、及びCu,Mgか
    らなる群より選択された1種または2種:1.5重量%
    以下を含有し、残部がアルミニウム及び不可避的不純物
    からなることを特徴とする鋳造用アルミニウム合金。
JP6220495A 1994-09-14 1994-09-14 鋳造用アルミニウム合金 Pending JPH0881726A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6220495A JPH0881726A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 鋳造用アルミニウム合金
KR1019950029946A KR100195419B1 (ko) 1994-09-14 1995-09-14 주조용 알루미늄합금 및 액체연료연소장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6220495A JPH0881726A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 鋳造用アルミニウム合金

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0881726A true JPH0881726A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16751955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6220495A Pending JPH0881726A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 鋳造用アルミニウム合金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0881726A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107641736A (zh) * 2016-07-20 2018-01-30 深圳市智联超科科技有限公司 一种可阳极氧化的压铸铝合金
WO2023058780A1 (ja) * 2021-10-07 2023-04-13 恭子 廣川 複雑な内部形状を有する製品の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107641736A (zh) * 2016-07-20 2018-01-30 深圳市智联超科科技有限公司 一种可阳极氧化的压铸铝合金
WO2023058780A1 (ja) * 2021-10-07 2023-04-13 恭子 廣川 複雑な内部形状を有する製品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5399818B2 (ja) 鉛を含まない快削性ケイ素真鍮合金
KR102597784B1 (ko) 다이캐스팅용 알루미늄 합금 및 그 제조방법, 다이캐스팅 방법
JP6346799B2 (ja) Cuを添加したNi−Cr−Fe基合金ろう材
US20010016175A1 (en) Aluminum casting alloy
JP2011042853A (ja) 耐食性および耐久性に優れるアルミニウム合金製熱交換器
CN106367638A (zh) 一种车用铝合金及其制造方法
JPS59159243A (ja) 鋳造用金型
CA2249762A1 (en) Aluminium casting alloy
CN101386940B (zh) Al-Mn-Mg-Cu-Ni-Ce合金的制造方法
JP2005281829A (ja) Al−Si系合金及びこの合金からなる合金部材
JPH0881726A (ja) 鋳造用アルミニウム合金
CN112981190A (zh) 用于模铸的铝合金和使用该用于模铸的铝合金制造铸造铝合金的方法
JP5635806B2 (ja) 押出性及び犠牲陽極特性に優れたコネクタ用アルミニウム合金押出材
JP6415144B2 (ja) アルミニウム合金クラッド材及び熱交換器
JPH04272148A (ja) 硬ろう付け性が優れた熱交換器用耐熱銅合金
JP5498214B2 (ja) ろう付け性に優れた高強度熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
CN110904365A (zh) 新型3系铝合金及其制备方法
JP2008127630A (ja) 鋳造用アルミニウム合金、同合金を用いたアルミニウムダイカスト製品及び同製品の製造方法
JPS6217147A (ja) 鋳造用アルミニウム合金
JPH0559470A (ja) ダイカスト用亜鉛合金及び亜鉛合金ダイカスト製品
JPH04246141A (ja) 熱交換器用銅基合金
JP3032893B2 (ja) 鋳造用高強度アルミニウム合金
JP7325446B2 (ja) アルミニウム板又は鋼板用の溶接電極及びそれを得る方法
KR100426675B1 (ko) 주조용 알루미늄 합금
JPS5970744A (ja) エンジンバルブおよび同バルブシ−ト用高硬度Ni基合金

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030909