JPH088166Y2 - パネル用芯材 - Google Patents

パネル用芯材

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JPH088166Y2
JPH088166Y2 JP2475091U JP2475091U JPH088166Y2 JP H088166 Y2 JPH088166 Y2 JP H088166Y2 JP 2475091 U JP2475091 U JP 2475091U JP 2475091 U JP2475091 U JP 2475091U JP H088166 Y2 JPH088166 Y2 JP H088166Y2
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JP
Japan
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mineral fiber
core material
groove
panel
grooves
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JP2475091U
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JPH04113610U (ja
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眞 小川
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オフィス空間の間仕切
りパネルや、室内ドアパネルなどの芯材であって、軽量
にして防火性、断熱性等に優れたパネル用芯材の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、オフィスの机間に配されるロ
ーパティションや商談室の仕切りとして使用されるロー
パティション或いはハイパティションなどの間仕切りパ
ネルとしては、矩形状の金属枠体に木質板や無機質板或
いは合成樹脂板等の面材を取付けたものが広く使用され
ているが、現場で組立てるには、部材数が多くて作業に
手間を要するという問題点があった。
【0003】このため、例えば、実開昭60ー9031
8号公報に開示されているように、軟質繊維板の表裏両
面に鉱物質繊維板を積層、一体化してなる芯材の周囲に
金属枠体を配設してなる間仕切りパネルや、実開昭62
ー69509号公報に記載されているように、中間部に
補強横桟部材を配設した矩形状の芯材の表裏両面に面材
を貼着して中空構造のフラッシュパネルを構成し、且つ
これらの芯材および面材を木質繊維板で形成してなるも
のが考案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
間仕切りパネルでは、軟質繊維板の表裏両面に配した鉱
物質繊維板によって火炎の通過を防止することができる
が、芯材としての軟質繊維板によって鉱物質繊維板間が
充填された構造となっているために、内部から発煙を生
じて火災に対しては万全ではなかった。又、内部が充填
されているため、内部配線ができないという問題点があ
り、近年のオフィスの配線処理等に対応し難いものであ
った。
【0005】一方、後者のパネルにおいては、中空に形
成されているために軽量化が図れるが、木質繊維板製で
あるために防火性を備えていないばかりでなく、繊維板
製の芯材の両面に同一材質の面材を張り合わせた構造を
有しているので、側面から衝撃を受けると芯材と面材と
の接着面が剥離し易いという問題点がある。
【0006】又、中空内部を配線に利用しようとする
と、横桟部材の存在によって上下方向の配線ができない
上に、例え横桟部材に配線挿通孔を設けても、外部から
該挿通孔を通じて配設する作業に困難をきたすものであ
る。本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもの
で、軽量にして且つ防火性を有しすると共に面材の剥離
が生じにくく、その上、内部配線や配管等が正確且つ容
易に行えるようにしたパネル用芯材の提供を目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のパネル用芯材は、一面に所定幅の条溝と該
条溝より小幅の突条を交互に設けてなる二枚の鉱物質繊
維板を、一方の鉱物質繊維板の条溝の内底面適所に他方
の鉱物質繊維板の突条を、該突条の両側面に配線、配管
が可能な通路を形成するように位置せしめ、一体化して
なる構造を有するものである。
【0008】
【作用】芯材は二枚の鉱物質繊維板より構成されている
ので、防火性、断熱性、吸音性に優れていると共に、こ
れらの鉱物質繊維板の一面に設けた複数条の条溝の幅を
隣接する条溝間に一体に突設している突条の幅よりも大
きく形成しているので、二枚の鉱物質繊維板の裏面同士
を背合わせ状にして一方の鉱物質繊維板の縦溝内に他方
の鉱物質繊維板の突条を挿入してその突出端面を条溝の
奥底面適所に接着することにより、パネル用芯材を簡単
且つ精度よく製作し得る。
【0009】この際、条溝内に挿入した突条によって該
条溝が区画され、突条の両側に中空通路が上記接着と同
時に形成されると共に、幅広い条溝奥底面に対する狭幅
の突条の接着位置を適宜に設定することによって前記中
空通路を大小所望の大きさに変化させることができる。
【0010】さらに、鉱物質繊維板は面材も兼備してお
り、且つ一方の鉱物質繊維板の一面に突設している突条
を他方の鉱物質繊維板の対向条溝内に接着一体化させて
いるので、接着部分が夫々独立していると共に幅方向に
千鳥状に接着した状態となっており、従って、万一、一
部分の接着面が剥離しても他の接着面にその剥離が連鎖
的に進行することがない。又、パネル用芯材は全体が鉱
物質繊維を主体として形成されているから、その周囲に
金属枠等の外枠体を結合させる場合にも、該枠体に合わ
せて容易に切断が可能となり、サイズ調整が容易とな
る。
【0011】又、このパネル用芯材の内部には、条溝を
突条によって区画することにより複数条の中空通路が形
成されているから、全体の軽量化が図れるばかりでな
く、その通路を利用して各種の配線が可能となるもので
ある。この場合、通路が夫々独立しており、且つ上記の
ように大小の通路を形成することができるから、その通
路の大きさに応じた配線や配管或いは空調用のダクト等
を単独的に配設することができる。
【0012】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
1は芯材主体で、矩形状に形成されている2枚の鉱物質
繊維板2、3の裏面同士を重ね合わせて接着一体化して
所定厚みの板状体に形成してなるものである。これらの
鉱物質繊維板2、3は、鉱物質繊維をフェノール樹脂や
スターチ等の結合剤と共に湿式又は乾式抄造することに
より繊維同士を結合してなるものであり、必要に応じて
パーライト等の軽量骨材や防火性を損なわない程度の量
の有機繊維を混合しておいてもよい。なお、鉱物質繊維
板2、3は断熱性と強度の点からその厚みが30mm以上、
比重が0.25〜0.45のものが望ましい。
【0013】これらの鉱物質繊維板2、3の裏面には、
幅方向に50〜300mm の間隔毎にその厚みの30〜70%に達
する深さを有し且つ幅が40〜300mm の条溝4、4・・・
4及び5、5・・・5を夫々全長に亘って形成してあ
り、従って、隣接する条溝4、4間及び5、5間には一
定幅と溝の深さに等しい高さを有する突条6、6・・・
6及び7、7・・・7が夫々一体に形成されてある。こ
の突条6、7の幅(厚み)は上記条溝4、5の幅の1/
2〜1/4程度に形成されてある。
【0014】さらに、一方の鉱物質繊維板の条溝内の中
間部に他方の鉱物質繊維板の突条が介入するように、両
鉱物質繊維板の条溝を互いに幅方向にずらしているもの
である。なお、条溝の底面と鉱物質繊維板の表面間の厚
み、即ち、平板状の面材部分2a又は3aの厚みは、耐衝撃
性を持たせる観点から9mm以上にしておくことが望まし
い。
【0015】このように形成している二枚の鉱物質繊維
板2、3を、その裏面同士を背合わせ状に対向させて、
一方の鉱物質繊維板2又は3に設けた条溝4又は5内に
他方の鉱物質繊維板2又は3に突設している突条6又は
7を挿入し、突条の突出端面を適宜な接着剤によって条
溝の奥底面中間部に全長に亘って接着8することにより
上記芯材主体1を構成しているものである。
【0016】この際、条溝2、3内に挿入した突条6、
7によって各条溝2、3が区画されて該突条6、7の両
側面と条溝2、3の対向側面間に配線、配管等が可能な
独立した通路9、10を形成しているものである。これら
の通路9、10の大きさ(幅)は、例えば、図2に示すよ
うに、突条6、7を条溝2、3の中央部に配設すれば略
同一大きさにすることができ、図3に示すように突条
6、7を条溝2、3内においてその幅方向にずらした状
態で配設すると、一方の通路9が大きく、他方の通路10
を小さく形成することができる。
【0017】これらの通路9、10は、芯材主体1の軽量
化と吸音性との向上を図ると共に内部配線や配管等を可
能にしているものであり、芯材主体1の厚さの1/2程
度の大径配線や配管を可能にするためには、これらの条
溝4、5の深さ(厚み)が10mm以上となるように形成
しておくことが好ましい。
【0018】又、これらの条溝4、5の断面形状として
は、図1においてはその底部両側コーナが直角となった
矩形状に形成しているが、図2、図3に示すように、該
コーナ部が底面から両側壁面に向かって拡開するような
直状或いは円弧状傾斜面に形成して、突条6、7の基部
が末広がり状に厚くしておいてもよい。
【0019】このように形成しておくと、該突条6、7
の基部の強度が増大して亀裂が生じ難くなると共に衝撃
等による破壊が防止され、さらに鉱物質繊維板2、3の
表面側に衝撃力を受けた場合には該突条6、7の末広が
り状基部によってその衝撃力が吸収され、条溝4、5の
底部の衝撃破壊を少なくして耐衝撃性が向上すると共に
全体の剛性や剥離強度が増大するものである。
【0020】又、鉱物質繊維板2、3の両側端部は条溝
4、5の一部が開放した状態にして断面コ字状の嵌合溝
11に形成してある。
【0021】このように構成したパネル芯材は、例えば
図4に示すようにその面材部分2a、3aを兼備している鉱
物質繊維板2、3の露出表面に化粧クロス12を貼着もし
くは積層すると共に両側嵌合溝11に断面中空T字状縦枠
材13を嵌着し、さらに芯材主体1の上下端面に上下枠材
14、15を固着してパネルを構成するものである。
【0022】この場合、上下枠材14、15には鉱物質繊維
板2、3の各条溝4、5に対応させて該条溝4、5に夫
々連通する通孔16、16・・・16を上下面間に亘って貫設
しておくことにより、所望の通孔16から条溝4、5内に
配線や配管を挿通することができる。又、両側縦枠材13
の適所にも最両側部の条溝4、5に連通する横孔(図示
せず)を設けておけば、該縦枠材13の側面から条溝4、
5を通じて上側枠材14側又は下側枠材15側に配線や配管
を導出させることができる。なお、上下枠材14、15に設
けた通孔16は、不使用時には適宜な蓋体或いは詰物によ
って閉止しておけばよい。
【0023】又、幅広いパネルを必要とする場合には、
図5に示すように、芯材主体1、1を並設、接合してそ
の対向する嵌合溝11、11に連結縦桟部材17の一半部と他
半部とを嵌着することによって得ることができる。な
お、本考案の芯材の使用例は図4、図5に示したものに
限定されるものではなく、配線等を行わない場合には孔
のない枠材と組み合わせて使用してもよいことは言うま
でもない。
【0024】
【考案の効果】以上のように本考案のパネル芯材によれ
ば、芯材を二枚の鉱物質繊維板から構成しているので、
優れた防火性、断熱性、吸音性を発揮するのは勿論、鉱
物質繊維板の一面には複数条の条溝が形成されていて隣
接する条溝間には該条溝の幅よりも小幅の突条が一体に
形成しているので、二枚の鉱物質繊維板を対向させて一
方の鉱物質繊維板の条溝内に他方の鉱物質繊維板の突条
を挿入してその突出端面を条溝の奥底面適所に接着する
ことにより、従来のパネル用芯材のように突条が別体で
ある場合に比べて簡単且つ精度よくにパネル用芯材を構
成することができ、従って生産性が向上して多量生産に
適するものであるパネル用芯材を簡単且つ精度よく製作
し得る。
【0025】さらに、このパネル用芯材の内部には上記
条溝によって複数条の中空通路が形成されているから、
全体の軽量化が図れるばかりでなく、その中空通路を利
用して各種の配線が可能となるものである。この場合、
パネル用芯材の製造時に、条溝が突条によって二分割さ
れて該突条の両側に何等の加工を要することなく通路を
形成することができ、しかも、幅広い条溝奥底面に対す
る狭幅の突条の接着位置を適宜に設定することによって
前記通路を大小所望の大きさに変化させることができ
る。
【0026】その上、条溝を突条で区画することにより
形成された上記各通路が全て独立しており、且つ上記の
ように大小の通路を形成することができるから、その通
路の大きさに応じた配線や配管を単独的に配設すること
ができ、広い方の通路はエアーダクト等の大きな空間と
して使い分けをすることができる。
【0027】さらに、鉱物質繊維板は面材も兼備してお
り、且つ一方の鉱物質繊維板の一面に突設している突条
を他方の鉱物質繊維板の対向条溝内に接着一体化させて
いるので、接着部分が夫々独立していると共に幅方向に
千鳥状に接着した状態となっているから、万一、一部分
の接着面が剥離しても他の接着面にその剥離が連鎖的に
進行することがない。又、パネル用芯材は全体が鉱物質
繊維より形成されているから、その周囲に金属枠等の外
枠体を結合させる場合にも、該枠体に合わせて容易に切
断が可能となり、サイズ調整が容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパネル用芯材の一実施例を示す斜視
図、
【図2】図1におけるパネル用芯材の一部平面図、
【図3】本考案のパネル用芯材の変形例を示す一部平面
図、
【図4】本考案のパネル用芯材を用いてパネルを構成す
る場合の一例を示す分解斜視図、
【図5】パネル用芯材の連結状態を示す横断面図。
【符号の説明】 1 芯材主体 2 鉱物質繊維板 3 鉱物質繊維板 4 条溝 5 条溝 6 突条 7 突条 9 通路 10 通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に所定幅の条溝と該条溝より小幅の
    突条を交互に設けてなる二枚の鉱物質繊維板を、一方の
    鉱物質繊維板の条溝の内底面適所に他方の鉱物質繊維板
    の突条を、該突条の両側面に配線、配管が可能な通路を
    形成するように位置せしめ、一体化してなることを特徴
    とするパネル用芯材。
JP2475091U 1991-03-19 1991-03-19 パネル用芯材 Expired - Lifetime JPH088166Y2 (ja)

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JP2475091U JPH088166Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 パネル用芯材

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JP2475091U JPH088166Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 パネル用芯材

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Publication Number Publication Date
JPH04113610U JPH04113610U (ja) 1992-10-05
JPH088166Y2 true JPH088166Y2 (ja) 1996-03-06

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JP2475091U Expired - Lifetime JPH088166Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 パネル用芯材

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