JPH088164Y2 - 石貼りカーテンウォール - Google Patents

石貼りカーテンウォール

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JPH088164Y2
JPH088164Y2 JP1989124473U JP12447389U JPH088164Y2 JP H088164 Y2 JPH088164 Y2 JP H088164Y2 JP 1989124473 U JP1989124473 U JP 1989124473U JP 12447389 U JP12447389 U JP 12447389U JP H088164 Y2 JPH088164 Y2 JP H088164Y2
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JP
Japan
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stone material
stone
frame
thin
curtain wall
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Inventor
一郎 高橋
三浩 佐藤
Original Assignee
日本建鐵株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、外装材として平板状の石材が用いられるユ
ニット化された石貼りカーテンウォールに関する。
(従来の技術) 従来、石貼りカーテンウォールでは厚さ30mm程度の石
材が使用され、その工法としては第6図に示すように石
材(20)の端部に溝切り加工を施した上、アンカーピン
(21)および取付金具(22)によって躯体鉄骨に取付け
且つ裏面にモルタルを打ち込む工法、または第7図に示
すように普通コンクリートまたは繊維強化コンクリート
等のPCに打ち込んでプレキャストパネルとして石材(2
0)を形成し、そこに埋め込まれたアンカーボルト(2
3)により躯体鉄骨に取付ける工法等があった。
(考案が解決しようとする課題) 従来の石貼りカーテンウォールでは、石材に溝切り加
工などの加工を加えまたはPCに打ち込む等の作業を要し
たため製作に時間がかかり、生産性が良くなかった。ま
た、厚い石材を用いるため重量が大きく、施工が容易で
なく、従って施工に熟練を要し、且つ作業能率も悪く、
1日に取付け得る枚数も限られる等の問題点があった。
本考案の目的は上記問題点を解消することであって、
それ故、容易に製作し得ると共に、施工も容易にできる
ようにした石貼りカーテンウォールを提供することであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案による石貼りカーテンウォールを特徴づける構
成は石材として厚さ6〜10mmの石薄材(1)を用いると
共に、該石薄材の周辺の少なくも相対する上下一対の辺
を枠材の断面U形部にはめ込み且つ該周辺の裏面で弾性
接着剤(6)により枠材に接着したことである。
(作用) 従って、このカーテンウォールは軽量であるため取扱
いおよび施工も容易であり、さらに石材に薄切りなどの
加工を施こす必要もなく、また取付金具を取付けたりPC
に打ち込む必要もないので、容易に製作することができ
る。
(実施例) 次に図面を参照のもとに本考案の実施例に関し説明す
る。第1図および第2図は本考案の好適な一例を示すも
のであって、このカーテンウォールでは外装材を構成す
る石材として石薄材(1)が用いられ、その周辺に金属
製の、好ましくはアルミ製の枠材が設置される。そし
て、図示のように、その4辺に備えられる枠材、即ち上
下の枠材(横枠)(2)、(4)および左右の枠材(縦
枠)(3)、(5)にそれぞれ断面U形部、即ち横断面
においてU形の部分が設けられるのが好ましく、そこに
石薄材(1)の周辺がはめ込まれる。
第1図は上下の枠材(2)、(4)と石薄材(1)の
関係を示すものであって、図示の例では枠材(4)の断
面U形部(4a)は押縁(4b)によって構成され、上方の
枠材(2)の断面U形部(2a)は該枠材の一部として構
成されている。この押縁は石薄材(1)を枠にはめ込む
時に外され、はめ込んだ後に再び取付けられる。この石
薄材としては例えばみかげ石が用いられ、その厚さは約
6〜10mmである。第2図は左右の枠材(3)、(5)と
石薄材(1)の関係を示すものであって、各枠材に断面
U形部(3a)、(5a)が形成されている。従って、石薄
材(1)はその上下左右の4辺において各枠材の断面U
形部にはめ込まれる。そして、石薄材(1)はその周
辺、即ち4辺の裏面において弾性接着剤(6)で各枠材
の断面U形部内に接着される。弾性接着剤(6)として
は、例えばストラクチャルグレージング用シーラントが
用いられる。なお、図中、(7)は水切パッキンであ
る。
また、このカーテンウォールでは第1図に示すよう
に、石薄材(1)の裏側に発泡材またはコア材(11)が
設置され、さらに好ましくはその裏側に石綿材やアルミ
板などのサンドウィッチ材(12)が設置され、断熱性を
高めると共に、石薄材(1)を補強する役割を果してい
る。
第4図はこのカーテンウォールで構成された壁面を示
すものであって、図示のように石薄材(1)の寸法が大
きい場合、所望により中間補強材(8)が設けられる。
この中間補強材は第3図に示すように、該補強材に設置
されたネオプレンゴム(9)等が接着剤(10)により石
薄材(1)に固定され、その中間部を補強する役割を果
す。従って、この場合、石薄材(1)は周辺部と中間部
で枠材に接着される。
このカーテンウォールの取付けは、躯体鉄骨およびコ
ンクリートに取付材を設置した上、各枠材(2)、
(3)、(4)、(5)と該取付材をボルト、ナットで
連結することによって行なわれる。この石薄材(1)は
従来のものに比し非常に薄いため軽量であり、取扱いが
容易である。このカーテンウォールの石薄材(1)は板
状のままでそれ自体には手を加えず、その周辺部に枠材
を取付けることによって製作され、工場内でその枠組み
および接着が行なわれ、ユニット化されて現場に持ち込
まれ、上記のようにボルト締めによって取付けられる。
石薄材(1)とその周辺の枠材との間には熱伸縮の差
により応力を生じるが、接着剤(6)の弾性により吸収
される。中間補強材(8)の位置ではネオプレンゴム
(9)によって応力が吸収される。なお、弾性接着剤
(6)が切れて剥離しても石薄材(1)は枠材の断面U
形部に係止され、落下が防止される。
なお、上記の実施例では石薄材(1)の4辺が枠材の
断面U形部にはめ込まれているが、場合により相対する
上下一対の辺、即ち第5図に示すように左右の縦枠
(3)、(5)に断面U形部を設けないで、その辺では
弾性接着剤(6)により接着するのみにしてもよい。従
って、この場合、石薄材(1)の上辺と下辺のみが上下
の枠材(4)、(2)の断面U形部(2a)、(4a)には
め込まれ、接着される。このようにすれば、2辺におい
て枠材が露出しないので外観が簡素化され、目地も小さ
くさるので連窓感を創出することができる。
(考案の効果) 従って、本考案によれば、軽量化されるため施工が容
易であり、カーテンウォールの取付作業能率を著しく向
上することができる。また、石薄材は溝切りなどの加工
を施こす必要がなく、板状のままで枠材の断面U形部に
はめ込んで接着するのみであり且つ取扱いが容易なため
製作も容易であり、生産能率を大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカーテンウォールを例示するものであ
って第4図の線A−A断面図、第2図は同じく第4図の
線B−B断面図、第3図は同じく第4図の線C−C断面
図、第4図はこのカーテンウォールが取付けられた状態
を示す正面図、第5図は他の実施例を示す第2図に類似
の断面図、そして第6図および第7図はそれぞれ従来の
カーテンウォールを示す断面図である。 図中、1:石薄材、2、3、4、5:枠材、2a、3a、4a、5
a:断面U形部、6:弾性接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の石材とその周辺に配置された金属
    製の枠材とからなる石貼りカーテンウォールにおいて、
    前記石材は石薄材からなり、前記石薄材は少なくも相対
    する上下一対の辺が前記枠材の断面U形部にはめ込まれ
    且つ前記石薄材はその周辺の裏面で弾性接着剤により前
    記枠材に接着されていることを特徴とする石貼りカーテ
    ンウォール。
JP1989124473U 1989-10-24 1989-10-24 石貼りカーテンウォール Expired - Fee Related JPH088164Y2 (ja)

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JPH0765363B2 (ja) * 1986-09-05 1995-07-19 株式会社竹中工務店 建築用窓ガラス
JPH0634990Y2 (ja) * 1988-03-02 1994-09-14 吉田工業株式会社 石材パネルユニット

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